JP3611027B2 - 給液遮断弁 - Google Patents
給液遮断弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3611027B2 JP3611027B2 JP2000234338A JP2000234338A JP3611027B2 JP 3611027 B2 JP3611027 B2 JP 3611027B2 JP 2000234338 A JP2000234338 A JP 2000234338A JP 2000234338 A JP2000234338 A JP 2000234338A JP 3611027 B2 JP3611027 B2 JP 3611027B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- flow path
- beer
- liquid
- reset
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
- Float Valves (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビールボンベなどから加圧によって液体をサーバに供給する液ラインの途中に設けられるもので、ボンベの液体がなくなったときには確実かつ素早く閉弁することができる弁装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来から業務用のビールサーバでは、ビールを充填したタンクからビールを供給する際に炭酸ガスの加圧によってビールをタンクから押し出す態様である。そして、タンクにビールが残存しているうちは炭酸ガスがビールタンクの内液面を押し下げ、これによってビールは外部に向かって供給される。
【0003】
ところで、従来の装置ではビールがタンクに残っていて正常に機能しているときはよいが、ビールの残量がなくなったときには泡と炭酸ガスが勢いよくサーバ側に放出されることになり、不都合である。そこで、ビールをジョッキなどに注ぐ者はビール残量がなくなったことを経験的に知覚し、素早くノズルを閉止している。しかしながらビールは1気圧以上の炭酸ガスで加圧されているので、最後のほうは泡がノズルから多量に噴出することを回避することは困難である。そのためにビール残量がなくなった場合には自動的に炭酸ガスの供給を停止することも考えられるが、弁機構が複雑になってコストが嵩んでしまうという問題がある。
【0004】
本発明は上述した従来の課題を解決することを目的とするもので、ビールタンクのビールがなくなれば炭酸ガスの圧力によってビール流路を確実に閉止することができる遮断弁を開示する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では上述した目的を達成するために、ガス圧によって付勢された液体流路の途中にあって、一次側流路と、二次側流路と、その間には弁室を備え、この弁室の前記二次側流路には弁座を設けると共に、前記弁室内には流路内の液体よりも比重が小さい球体弁を備え、前記一次側流路の弁室に対する流入部よりも前記弁座を低く位置させ、さらに前記弁座と並列にリセット弁を設けてなり、このリセット弁は前記二次側流路と連通する流出口を常閉するという手段を用いた。
【0006】
この手段によれば液体の流路が確保されている場合、球体弁は弁室内の所定位置で回転しながら安定する。一方、液体の供給を一時的に停止すれば球体弁はその浮力により弁室の上方に移動する。そして、再度液体の流路を確保すれば上述した位置に復帰するが、液体の残量がなくなると球体弁は弁座に着座して液体の供給を自動的に停止する。
【0007】
リセット弁はこのような停止状態を解除するためのもので、開弁操作により流出口による二次的な流路が確保されることによって球体弁の着座を解除し、上述した通常の液体供給状態に弁をリセットする。
【0008】
また、請求項2では流入路と並列する第二の流入路を弁座寄りに設けるという手段を選択的に用いた。この手段によれば、弁座付近には第二流入路から液体が吹き上げられるため、この吹き上げにより球体弁が不用意に弁座に着座することを回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の最良の実施形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明を実現するための装置全体を示したもので、1はビールタンク、2はビールタンク1の内圧に対して加圧するための炭酸ガスボンベ、3は内部に冷却機構が内蔵された公知のビールサーバ、4はビールを注ぎだすためのノズルである。そして、5が本発明の給液遮断弁である。給液遮断弁5は、ビールタンク1およびこれに接続された炭酸ガスボンベ2の下流に位置している。
【0010】
図2〜図4は本発明の本質である給液遮断弁5の内部機構を示したもので、10は弁のハウジング、11はOリングからなる弁座、12はビールなどの液よりも比重が軽い球体弁、13は弁の1次側流路、14は2次側流路、15は弁室である。ここでハウジング10の素材は自由であるが、量産のためには合成樹脂による成形が好ましい。ここで構造的な条件としては、1次側流路13から弁室15への流入部16を弁室15の内部まで突出させることにより、弁座11の高さが流入部16よりも低く位置させることを必要とする。これによって弁室15内において液体が渦を形成することができる。また、流入部16よりも2次側流路14の流路断面積を大きくして液体の流速を抑えることにより、過度の乱流が発生しないようにすることを必要とする。なお、ハウジング10の素材は自由であるが、量産のためには合成樹脂による成形が好ましい。
【0011】
さらに図中、17は弁座11の上方に設けたリセット弁であり、二次側流路と連通して形成した流出口18をOリングからなる第二弁座19に着座する弁体20によって開閉可能とした構造である。弁体20はリセット棒21に連結され、通常はフランジ22に係止されたスプリング23によって第二弁座19に着座する方向に付勢されている。このリセット弁17は、後述するように、タンク1のビール残量が所定以下となることにより球体弁12が弁座11に着座してビールの供給を停止した後、タンク1を新規なものに交換したときに球体弁12の着座を解除して、ビールの供給を再開する機能を有するもので、当該リセット作業はリセット棒21をスプリング23の弾性力に抗して手指により押し込み、流出口18を開放することによって行う。
【0012】
なお、24は流入部16と並列に設けた第二流入部である。この第二流入部24はここから吹き上げる流体によって、球体弁12が不用意に弁座11に着座することを回避でき、かつリセット作業時に球体弁12を容易に定位置に戻すことができる点で有意であるが、これを採用するか否かは任意である。即ち、第二流入部24を省略したとしても、後述する遮断およびリセット動作が可能である。ただし、第二流入部24を採用するときも、流入部16および弁座11の位置や流路断面積に関する関係は上述した条件が維持されている必要がある。
【0013】
次に、上記構成の遮断弁の動作を説明する。先ず、図2はノズル4を開いてビールが炭酸ガスによって加圧された状態で流れているところを示している。この場合、ビールは矢印のように流入部16を通って弁室15内に流入し、大きな渦を形成しながら弁座11を介して2次側流路14に流れ込み、図1のビールサーバ3に供給される。球体弁12は液体よりも比重が小さいので浮力によって弁室15内で浮こうとするが、渦に引き込まれておよそ図示した位置で回転しながら安定する。
【0014】
次にノズル4を閉じてビールの供給を一時停止した場合には、遮断弁の態様は図3に移行する。ノズル4は最終の給液停止弁として機能するが、実施形態の遮断弁は流路の途中に位置するので、液密の状態で流体が安定する。そうすると、球体弁12は液体よりも比重が小さいので、その浮力によって弁室15内の最高位に浮き上がることになる。流体はノズル4を開くまで安定した状態を維持するので、球体弁12も図示した位置で停止する。そして、再びノズル4を開いてビールなどを供給すれば流体が流路を形成するので、球体弁12が流路に引き込まれて図2の状態に復帰する。この場合、前述したが流入部16の高さが弁座11よりも低い位置にあれば十分高い位置で球体弁12を静止させることができず、球体弁12は流れに沿って弁座11に着座する方向に引き込まれてしまう。従って、流入部16は少なくとも弁座11よりも高い位置に設定する必要がある。
【0015】
続いて、図2の状態を維持している間にビールタンク1の流体残量がなくなった場合、弁室15内の液体は乱流を形成しながら炭酸ガスによって2次側流路14に押し出されるが、液位が低下することにしたがって球体弁12の位置も降下することになる。そして、さらに炭酸ガスの加圧が継続しているため、図4に示したように、球体弁12は瞬間的に弁座11に押し付けられて着座し、遮断弁の機能を発揮する。この後は炭酸ガスの加圧が継続しているので、球体弁12は弁座11から離脱することがない。
【0016】
一方、空のビールタンクを満杯のタンクに切り替えた場合には、弁室内にビールが充満した後に図5に示すようにリセット棒21を矢印方向に押し込み、リセットを行う。このリセット動作により、流出口18が開口して流路が確保される結果、流入部16および第二流入部24が流通可能な状態となる。そして、流入部16の流通により第二弁座19付近は若干負圧となるから球体弁12が引き寄せされる形となり、球体弁12の着座が解除される。これと同時に着座位置付近にある球体弁12に向かって第二流入部24から流体が吹き付けられるので、球体弁12が上方に吹き上げられる。このとき球体弁12の浮力も機能することはもちろんである。こうした相乗作用によって、リセット動作時には球体弁12は瞬時に図2に示した位置に復帰し、流体の供給を再開することができる。なお、ここまでの動作は瞬時であり、流体の供給が再開されたなら、速やかにリセット棒21から手指を離し、リセット弁17は再度閉弁する必要がある。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、弁室内に形成される流路および球体弁の浮力によって弁を構成したので、例えばビール供給装置に適用した場合には、ビールタンクが空になったと同時に閉弁できるという即応性に優れるため、熟練を要しなくともビールサーバのコントロールが容易となる。また、本発明のリセット弁はこれを操作することにより液体の流路が確保されると共に、球体弁による閉弁状態も即座に解除され、通常の液体供給を瞬時に再開できるという利点がある。
【0018】
また、請求項2の第二の流路を設けた発明では、球体弁の不用意な着座を回避でき、また球体弁の定位置の復帰も速く、且つ確実に行うことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビール供給装置全体を示す斜視図
【図2】本発明の遮断弁の一例で、給液時を示す断面図
【図3】同、給液の一時停止時を示す断面図
【図4】同、ビール残量がなくなった状態を示す断面図
【図5】リセット手段を操作した状態を示す断面図
【符号の説明】
1 ビールタンク
2 炭酸ガスボンベ
3 ビールサーバ
4 ノズル
5 給液遮断弁
10 ハウジング
11 弁座
12 球体弁
13 1次側流路
14 2次側流路
15 弁室
16 流入部
17 リセット弁
24 第二流入部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビールボンベなどから加圧によって液体をサーバに供給する液ラインの途中に設けられるもので、ボンベの液体がなくなったときには確実かつ素早く閉弁することができる弁装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来から業務用のビールサーバでは、ビールを充填したタンクからビールを供給する際に炭酸ガスの加圧によってビールをタンクから押し出す態様である。そして、タンクにビールが残存しているうちは炭酸ガスがビールタンクの内液面を押し下げ、これによってビールは外部に向かって供給される。
【0003】
ところで、従来の装置ではビールがタンクに残っていて正常に機能しているときはよいが、ビールの残量がなくなったときには泡と炭酸ガスが勢いよくサーバ側に放出されることになり、不都合である。そこで、ビールをジョッキなどに注ぐ者はビール残量がなくなったことを経験的に知覚し、素早くノズルを閉止している。しかしながらビールは1気圧以上の炭酸ガスで加圧されているので、最後のほうは泡がノズルから多量に噴出することを回避することは困難である。そのためにビール残量がなくなった場合には自動的に炭酸ガスの供給を停止することも考えられるが、弁機構が複雑になってコストが嵩んでしまうという問題がある。
【0004】
本発明は上述した従来の課題を解決することを目的とするもので、ビールタンクのビールがなくなれば炭酸ガスの圧力によってビール流路を確実に閉止することができる遮断弁を開示する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では上述した目的を達成するために、ガス圧によって付勢された液体流路の途中にあって、一次側流路と、二次側流路と、その間には弁室を備え、この弁室の前記二次側流路には弁座を設けると共に、前記弁室内には流路内の液体よりも比重が小さい球体弁を備え、前記一次側流路の弁室に対する流入部よりも前記弁座を低く位置させ、さらに前記弁座と並列にリセット弁を設けてなり、このリセット弁は前記二次側流路と連通する流出口を常閉するという手段を用いた。
【0006】
この手段によれば液体の流路が確保されている場合、球体弁は弁室内の所定位置で回転しながら安定する。一方、液体の供給を一時的に停止すれば球体弁はその浮力により弁室の上方に移動する。そして、再度液体の流路を確保すれば上述した位置に復帰するが、液体の残量がなくなると球体弁は弁座に着座して液体の供給を自動的に停止する。
【0007】
リセット弁はこのような停止状態を解除するためのもので、開弁操作により流出口による二次的な流路が確保されることによって球体弁の着座を解除し、上述した通常の液体供給状態に弁をリセットする。
【0008】
また、請求項2では流入路と並列する第二の流入路を弁座寄りに設けるという手段を選択的に用いた。この手段によれば、弁座付近には第二流入路から液体が吹き上げられるため、この吹き上げにより球体弁が不用意に弁座に着座することを回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の最良の実施形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明を実現するための装置全体を示したもので、1はビールタンク、2はビールタンク1の内圧に対して加圧するための炭酸ガスボンベ、3は内部に冷却機構が内蔵された公知のビールサーバ、4はビールを注ぎだすためのノズルである。そして、5が本発明の給液遮断弁である。給液遮断弁5は、ビールタンク1およびこれに接続された炭酸ガスボンベ2の下流に位置している。
【0010】
図2〜図4は本発明の本質である給液遮断弁5の内部機構を示したもので、10は弁のハウジング、11はOリングからなる弁座、12はビールなどの液よりも比重が軽い球体弁、13は弁の1次側流路、14は2次側流路、15は弁室である。ここでハウジング10の素材は自由であるが、量産のためには合成樹脂による成形が好ましい。ここで構造的な条件としては、1次側流路13から弁室15への流入部16を弁室15の内部まで突出させることにより、弁座11の高さが流入部16よりも低く位置させることを必要とする。これによって弁室15内において液体が渦を形成することができる。また、流入部16よりも2次側流路14の流路断面積を大きくして液体の流速を抑えることにより、過度の乱流が発生しないようにすることを必要とする。なお、ハウジング10の素材は自由であるが、量産のためには合成樹脂による成形が好ましい。
【0011】
さらに図中、17は弁座11の上方に設けたリセット弁であり、二次側流路と連通して形成した流出口18をOリングからなる第二弁座19に着座する弁体20によって開閉可能とした構造である。弁体20はリセット棒21に連結され、通常はフランジ22に係止されたスプリング23によって第二弁座19に着座する方向に付勢されている。このリセット弁17は、後述するように、タンク1のビール残量が所定以下となることにより球体弁12が弁座11に着座してビールの供給を停止した後、タンク1を新規なものに交換したときに球体弁12の着座を解除して、ビールの供給を再開する機能を有するもので、当該リセット作業はリセット棒21をスプリング23の弾性力に抗して手指により押し込み、流出口18を開放することによって行う。
【0012】
なお、24は流入部16と並列に設けた第二流入部である。この第二流入部24はここから吹き上げる流体によって、球体弁12が不用意に弁座11に着座することを回避でき、かつリセット作業時に球体弁12を容易に定位置に戻すことができる点で有意であるが、これを採用するか否かは任意である。即ち、第二流入部24を省略したとしても、後述する遮断およびリセット動作が可能である。ただし、第二流入部24を採用するときも、流入部16および弁座11の位置や流路断面積に関する関係は上述した条件が維持されている必要がある。
【0013】
次に、上記構成の遮断弁の動作を説明する。先ず、図2はノズル4を開いてビールが炭酸ガスによって加圧された状態で流れているところを示している。この場合、ビールは矢印のように流入部16を通って弁室15内に流入し、大きな渦を形成しながら弁座11を介して2次側流路14に流れ込み、図1のビールサーバ3に供給される。球体弁12は液体よりも比重が小さいので浮力によって弁室15内で浮こうとするが、渦に引き込まれておよそ図示した位置で回転しながら安定する。
【0014】
次にノズル4を閉じてビールの供給を一時停止した場合には、遮断弁の態様は図3に移行する。ノズル4は最終の給液停止弁として機能するが、実施形態の遮断弁は流路の途中に位置するので、液密の状態で流体が安定する。そうすると、球体弁12は液体よりも比重が小さいので、その浮力によって弁室15内の最高位に浮き上がることになる。流体はノズル4を開くまで安定した状態を維持するので、球体弁12も図示した位置で停止する。そして、再びノズル4を開いてビールなどを供給すれば流体が流路を形成するので、球体弁12が流路に引き込まれて図2の状態に復帰する。この場合、前述したが流入部16の高さが弁座11よりも低い位置にあれば十分高い位置で球体弁12を静止させることができず、球体弁12は流れに沿って弁座11に着座する方向に引き込まれてしまう。従って、流入部16は少なくとも弁座11よりも高い位置に設定する必要がある。
【0015】
続いて、図2の状態を維持している間にビールタンク1の流体残量がなくなった場合、弁室15内の液体は乱流を形成しながら炭酸ガスによって2次側流路14に押し出されるが、液位が低下することにしたがって球体弁12の位置も降下することになる。そして、さらに炭酸ガスの加圧が継続しているため、図4に示したように、球体弁12は瞬間的に弁座11に押し付けられて着座し、遮断弁の機能を発揮する。この後は炭酸ガスの加圧が継続しているので、球体弁12は弁座11から離脱することがない。
【0016】
一方、空のビールタンクを満杯のタンクに切り替えた場合には、弁室内にビールが充満した後に図5に示すようにリセット棒21を矢印方向に押し込み、リセットを行う。このリセット動作により、流出口18が開口して流路が確保される結果、流入部16および第二流入部24が流通可能な状態となる。そして、流入部16の流通により第二弁座19付近は若干負圧となるから球体弁12が引き寄せされる形となり、球体弁12の着座が解除される。これと同時に着座位置付近にある球体弁12に向かって第二流入部24から流体が吹き付けられるので、球体弁12が上方に吹き上げられる。このとき球体弁12の浮力も機能することはもちろんである。こうした相乗作用によって、リセット動作時には球体弁12は瞬時に図2に示した位置に復帰し、流体の供給を再開することができる。なお、ここまでの動作は瞬時であり、流体の供給が再開されたなら、速やかにリセット棒21から手指を離し、リセット弁17は再度閉弁する必要がある。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、弁室内に形成される流路および球体弁の浮力によって弁を構成したので、例えばビール供給装置に適用した場合には、ビールタンクが空になったと同時に閉弁できるという即応性に優れるため、熟練を要しなくともビールサーバのコントロールが容易となる。また、本発明のリセット弁はこれを操作することにより液体の流路が確保されると共に、球体弁による閉弁状態も即座に解除され、通常の液体供給を瞬時に再開できるという利点がある。
【0018】
また、請求項2の第二の流路を設けた発明では、球体弁の不用意な着座を回避でき、また球体弁の定位置の復帰も速く、且つ確実に行うことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビール供給装置全体を示す斜視図
【図2】本発明の遮断弁の一例で、給液時を示す断面図
【図3】同、給液の一時停止時を示す断面図
【図4】同、ビール残量がなくなった状態を示す断面図
【図5】リセット手段を操作した状態を示す断面図
【符号の説明】
1 ビールタンク
2 炭酸ガスボンベ
3 ビールサーバ
4 ノズル
5 給液遮断弁
10 ハウジング
11 弁座
12 球体弁
13 1次側流路
14 2次側流路
15 弁室
16 流入部
17 リセット弁
24 第二流入部
Claims (2)
- ガス圧によって付勢された液体流路の途中にあって、一次側流路と、二次側流路と、その間には弁室を備え、この弁室の前記二次側流路には弁座を設けると共に、前記弁室内には流路内の液体よりも比重が小さい球体弁を備え、前記一次側流路の弁室に対する流入部よりも前記弁座を低く位置させ、さらに前記弁座と並列にリセット弁を設けてなり、このリセット弁は前記二次側流路と連通する流出口を常閉してなることを特徴とした給液遮断弁。
- 流入路と並列する第二の流入路を弁座寄りにさらに設けた請求項1記載の給液遮断弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000234338A JP3611027B2 (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 給液遮断弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000234338A JP3611027B2 (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 給液遮断弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002046797A JP2002046797A (ja) | 2002-02-12 |
JP3611027B2 true JP3611027B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=18726720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000234338A Expired - Fee Related JP3611027B2 (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 給液遮断弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3611027B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4528215B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2010-08-18 | 株式会社ヰゲタ | 給液遮断弁 |
JP6023609B2 (ja) * | 2013-02-26 | 2016-11-09 | 株式会社リード | 飲料サーバシステムにおける飲料注出制御装置 |
-
2000
- 2000-08-02 JP JP2000234338A patent/JP3611027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002046797A (ja) | 2002-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4572255A (en) | Liquid dispensing nozzle with a pump pressure responsive automatic shut-off mechanism | |
EA028785B1 (ru) | Способ раздачи газированного напитка и система (варианты) для раздачи напитка | |
US4752018A (en) | Micro-gravity pre-mix package | |
EP2632757B1 (en) | Fuel tank for motor vehicles | |
JPH08326940A (ja) | 自己閉止バルブ | |
JP4895033B2 (ja) | 微細気泡発生装置 | |
JP3611027B2 (ja) | 給液遮断弁 | |
JP4422468B2 (ja) | 給液遮断弁及びこれを用いた給液遮断装置 | |
JP4268306B2 (ja) | 給液遮断弁 | |
CN110864451A (zh) | 一种液体加热器 | |
JP4729569B2 (ja) | 泡噴出容器とその泡噴出容器のポンプヘッド部における構造 | |
JP5729821B2 (ja) | 泡吐出器の吐出ヘッド | |
JP2000255696A (ja) | 発泡飲料供給装置用泡遮断器 | |
GB2219988A (en) | Carbonated soft drink dispenser | |
JP5022938B2 (ja) | 減圧弁を備えるバルブ装置 | |
JPH08207997A (ja) | 炭酸飲料抽出器 | |
JP2012111540A (ja) | 飲料サーバシステムの定流量弁装置 | |
KR102463411B1 (ko) | 자동차 연료시스템의 오버플로우 방지 장치 | |
KR101908999B1 (ko) | 거품 터짐 방지 및 세척 기능이 통합된 커플러 | |
KR200351198Y1 (ko) | 공급수로를 갖는 거품 발생기가 장착된 비데 | |
KR102126025B1 (ko) | 충진 노즐 | |
US20130015212A1 (en) | Dispensing unit for liquid containers | |
KR102078690B1 (ko) | 충진 노즐 | |
JP6306259B1 (ja) | 炭酸水供給装置 | |
JPH06263194A (ja) | 飲み物供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041012 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |