JP2002046480A - ケースのカバー装置 - Google Patents

ケースのカバー装置

Info

Publication number
JP2002046480A
JP2002046480A JP2000232420A JP2000232420A JP2002046480A JP 2002046480 A JP2002046480 A JP 2002046480A JP 2000232420 A JP2000232420 A JP 2000232420A JP 2000232420 A JP2000232420 A JP 2000232420A JP 2002046480 A JP2002046480 A JP 2002046480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
case
rear cover
front cover
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000232420A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yoshioka
雅博 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Yusoki Co Ltd filed Critical Nippon Yusoki Co Ltd
Priority to JP2000232420A priority Critical patent/JP2002046480A/ja
Publication of JP2002046480A publication Critical patent/JP2002046480A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーの上方に装置などの部材がある場合で
も、カバーの取り外し、取り付けが容易にできること。 【解決手段】 前部カバー20と後部カバー21をヒン
ジ部22により結合してカバー7を形成する。前部カバ
ー20の先端下面には上ケース6の辺11の下面に挿入
する略L型の第1舌片23を設けると共に、前部カバー
20の基部下面の両側には後部カバー21の下面に突出
する略L型の第2舌片24を設ける。カバー7が載置さ
れる上ケース6の両側の受け台13には前部カバー20
の下面に垂設したピン25が挿入されるピン挿入穴15
を形成する。後部カバー21には持ち上げ用の穴31な
いし把手29を設ける。後部カバー21を持ち上げる
と、第2舌片24の先端が後部カバー21の下面に当接
して両カバー20、21を所定の角度で保持する。取り
付け後はピン25によりカバー7の水平面上の動きが規
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバッテリを
駆動源としたバッテリ車のバッテリ収納用のケースのカ
バー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15はバッテリを駆動源とした運搬車
等のバッテリ車51の要部斜視図を示し、車体フレーム
52の後部にはバッテリ収納部53が設けられている。
バッテリ収納部53は車体フレーム52の下面側に設け
られており、メンテナンスなどにおいて、そのカバー5
4は車体フレーム52の上面側に何にもない場合には容
易に取り外すことができる。
【0003】しかしながら、図16に示すような車体フ
レーム52の後部上面に昇降装置55が配設された高所
作業車等のバッテリ車51では、カバー54の上面に上
記昇降装置55の一部が位置することになる。そのた
め、図17に示すように、カバー54をケース56から
取り外そうとしても、カバー54の上方に昇降装置55
があるために取り外しにくいという問題がある。
【0004】すなわち、この種のバッテリ車51のバッ
テリケースは、箱状のケース56と、このケース56の
開口面を覆うカバー54とで構成されているが、走行時
の振動を考慮してカバー54も周囲にリブを形成した箱
状の形状となっている。そのため、カバー54の周縁部
はケース56の周縁部の外側に位置しているため、カバ
ー54を傾けて図17の矢印のA方向に引っ張って取り
外そうとしても、B部分でカバー54の端部がケース5
6の端部に引っ掛かって外しにくいという問題がある。
特に、カバー54の直ぐ上方に昇降装置55が位置して
いるために、昇降装置55にカバー54が当たらないよ
うに取り外そうとするので、取り外し作業が非常にやり
にくい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、図18に示す
ように、カバー54を2分割式とすることが考えられ
る。バッテリ車51の前側を前部カバー54aとし、後
側を後部カバー54bとすると、後部カバー54bは何
も装置等が無いので、矢印C方向にケース56から取り
外し易い。しかし、前部カバー54aを矢印D方向に取
り外そうとしても、昇降装置55が位置しているので、
前部カバー54aは上記と同様に取り外しにくいという
問題がある。
【0006】そこで、図19に示すように、2分割した
前部カバー54aと後部カバー54bをヒンジ部57で
回動自在に連結することが考えられる。図19(a)は
ケース56の上面側にかかるヒンジ式のカバー54を配
設した状態を示し、この状態から(b)に示すように後
部カバー54bを開けてカバー54を取り外そうとして
も、ヒンジ部57により後部カバー54bだけが折れ曲
がってしまう。そのため、後部カバー54bを無理やり
に引っ張ると(c)に示すようにBの部分で前部カバー
54aの端部がケース56の端部に引っ掛かって取り外
しにくいし、また、カバー54を引きずると、傷が付く
ことになる。そこで、前部カバー54aと後部カバー5
4bの両方を持ってカバー54を取り外す必要がある。
しかし、前部カバー54aは昇降装置55があるために
やりにくい。
【0007】このように、普通の1枚ものや2分割タイ
プのカバー54では、該カバー54の上方に昇降装置5
5や他の装置がある場合には、外しにくく、特に、前側
(装置側)の前部カバー54aを外すのは困難である。
また、ヒンジ式にしても、前部カバー54aを外すため
には、装置側にまわる必要があり、装置があるとやはり
困難となる。仮にうまくカバー54を外すことができた
としても、上述したように前部カバー54aの下面はケ
ース56上を引きずってしまう。また、ヒンジ式のカバ
ー54の場合、前部カバー54aと後部カバー54bの
両方をケース56側に位置決めする必要があり、前部カ
バー54aの位置決め(固定)は昇降装置55などで狭
いために困難である。
【0008】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、カバーの上方に装置などの部材がある場合で
も、カバーの取り外し、取り付けが容易にできるように
したケースのカバー装置を提供することを目的としてい
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の請求項1
記載のケースのカバー装置では、ケース上面の開口面を
カバーにより覆設するようにしたケースのカバー装置に
おいて、ヒンジ結合した2分割のカバーを形成し、ヒン
ジ部側のいずれか一方のカバーの下面に、他方のカバー
の下面まで先端が突出する舌片を設けていることを特徴
としている。
【0010】かかる構成により、いずれか一方のカバー
を持ち上げた場合には、カバーの下面に設けた舌片の先
端が他方のカバーの下面に当接することで、ヒンジ結合
しているにも関わらず、両カバーは大きく折れ曲がらず
に所定の角度を保持し、そのため、一方のカバーを持ち
上げることで、そのままケースへのカバーの取り付け、
取り外しを容易にすることができる。これにより、カバ
ーの上方に何かの装置があってもカバーの取り付け、取
り外しが容易となる。
【0011】請求項2記載のケースのカバー装置では、
ケース上面の開口面をカバーにより覆設するようにした
ケースのカバー装置において、前部カバーと後部カバー
とをヒンジ部により結合してカバーを形成し、ケースの
上部周縁は断面を略L型とした辺が形成されており、前
記前部カバーの先端下面に先端が前記辺の下面まで突出
する第1舌片を形成すると共に、前部カバーの基部下面
に後部カバーの下面まで突出する第2舌片を形成し、前
部カバーの下面の両側よりピンを垂設し、前記ケースの
両側の辺の下面にカバーを載置する受け台を形成すると
共に、この受け台に前記ピンが挿入されてカバーを位置
決めするピン挿入穴を形成し、後部カバーには該後部カ
バー持ち上げ用の手段を設けていることを特徴としてい
る。
【0012】かかる構成により、後部カバーを持ち上げ
ると、前部カバーの第2舌片の先端が後部カバーの下面
に当接することで、ヒンジ結合しているにも関わらず、
両カバーは大きく折れ曲がらずに所定の角度を保持し、
そのため、後部カバーを持ち上げたまま前部カバーの第
1舌片をケースの辺の下面に挿入していき、さらに、ピ
ンをピン挿入穴に挿入することで、前部カバーがケース
の受け台に載置されると共に、前部カバーがケースに位
置決め固定されて、前部カバーの水平面上の動きを規制
することができる。さらに、後部カバーを受け台に載置
することで、前部カバー及び後部カバーをケースに取り
付けることができる。このとき、前部カバーの第1舌片
は取り付ける際のガイドになると共に、取り付け後は第
1舌片が辺の下面に位置しているので、カバー取り付け
後の上方向への外れを防止することができる。このよう
に、後部カバーを持ち上げてケースへのカバーの取り付
け、取り外しができるので、カバーの上方に何かの装置
があってもカバーの取り付け、取り外しが容易となる。
【0013】請求項3記載のケースのカバー装置では、
前記ケースは、バッテリ車の駆動源となるバッテリ収納
用としていることを特徴としている。
【0014】これにより、バッテリ車のバッテリ収納用
のケースのカバーの上方に、昇降装置や他の装置があっ
ても、カバーの取り付け、取り外しが容易であり、ま
た、カバーの取り付け後は、後部カバーのみを開閉でき
るので、例えば、バッテリへの一括補水とすることで、
かかる作業も容易に行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図14はバッテリを駆動源
としたバッテリ車1の一例を示し、このバッテリ車1は
高所作業用であり、車体フレーム2の上面には昇降自在
な昇降装置3が設けられている。また、この昇降装置3
の下方であって車体フレーム2の下面側にはバッテリ収
納部4が設けられている。なお、図14ではバッテリ車
1として高所作業車を一例として示しているが、バッテ
リ収納部4の上方に何らかの装置が設けられているバッ
テリ車1であれば、どのようなバッテリ車1でも本発明
が適用される。
【0016】上記バッテリ収納部4は、図1に示すよう
に、金属製で上面が開口した箱状のケース本体5と、こ
のケース本体5の上部に覆設される金属製で枠状の上ケ
ース6と、この上ケース6の開口面に着脱自在に装着さ
れる金属製のカバー7とで構成されている。
【0017】図6は上記ケース本体5を示し、図7は上
ケース6を示している。上ケース6の各辺11は断面を
略L型に形成されており、両側の辺11にはケース本体
5の側面の上部に突設した突起10の逃げ用の切欠12
が切り欠いてある。上ケース6はケース本体5より外形
を少し大きく形成されていて、上ケース6をケース本体
5に覆設した際に、上ケース6がケース本体5に位置決
めされて横方向の動きが規制されるようになっている。
【0018】上ケース6の両側の辺11の内側には一段
落とした状態で平板状の受け台13が固着されており、
また、一端側の辺11の中央部分にも受け片14が固着
されている。上記両側の受け台13の略中央部分には後
述するピンが挿入されるピン挿入穴15が内方に開口し
て形成してある。
【0019】図8はカバー7の全体を示しており、この
カバー7はヒンジ式の2分割で構成しており、前部カバ
ー20と後部カバー21とからなり、この前部カバー2
0と後部カバー21とをヒンジ部22で開閉自在に連結
してある。ヒンジ部22は2個使用しており、図10で
はカバー7の下面側に取り付けているが、図1〜図5で
は、図解し易いようにヒンジ部22をカバー7の上面側
に取り付けている。なお、ヒンジ部22をカバー7の上
面側、あるいは下面側のいずれに取り付けても作用は同
じである。
【0020】図9は前部カバー20を、図10は後部カ
バー21をそれぞれ示している。図1及び図8〜図10
に示すように、前部カバー20の一端側の下面には、略
L型の第1舌片23が固着されている。この第1舌片2
3は前部カバー20の端部より突出して設けてある。ま
た、前部カバー20の他端側の下面の両側には、略L型
の第2舌片24がそれぞれ固着されており、この第2舌
片24も前部カバー20の端部より突出して設けてあ
る。さらに、前部カバー20の他端側の両側にはピン2
5が垂設されており、このピン25は上述した上ケース
6のピン挿入穴15に挿入されるようになっている。な
お、26はヒンジ部22が配置されるための切欠部であ
る。
【0021】後部カバー21の一端側の上面には略コ字
型の把手29が設けてあり、また、下面には略円筒状で
下面を開口したボス30が設けてある。後部カバー21
の他端側の両側には、カバー7の開閉時に手を入れて該
カバー7を持つための穴31がそれぞれ穿孔されてい
る。
【0022】ところで、図11に示すように後部カバー
21を開けた際に該後部カバー21が固定できるように
しており、そのため、図13に示すように上ケース6の
辺11より内方に軸棒32が突設されている。そして、
この軸棒32を支点として回動自在としたステー33が
上ケース6の内側に配置されている。図12はステー3
3の全体図を示しており、細い円柱状のステー33の基
部には支承片34が固着されていて、この支承片34に
上記軸棒32に挿通する穴35が穿設されている。ま
た、図13に示すように、穴35を軸棒32に挿入した
後に、ステー33が軸棒32より脱落するのを防止する
ために、軸棒32の先端にCリング状のストッパー36
が設けてある。
【0023】上記穴35の内径は軸棒32の外径より大
きく形成されており、また、穴35の形状も図12に示
すように楕円形に形成してある。これにより、ステー3
3は軸棒32に遊嵌状態となり、ステー33を立てた際
に図11(c)に示すように可倒可能としている。ま
た、図7(a)に示すように、ステー33の先端を受け
る支持片37が上ケース6の辺11の内側に設けられて
いる。さらに、図13に示すように、カバー7を閉じた
際に該カバー7を固定するためのマグネット40が同様
に辺11の内側に配設されている。
【0024】図1は上述のように構成される上ケース6
とカバー7の斜視図を示しており、図2は図1のA矢視
図、つまりカバー7の側面図を示している。また、図2
はカバー7を上ケース6に配置した状態であって、前部
カバー20と後部カバー21とはヒンジ部22を介して
水平状態を示している。この状態では、前部カバー20
の下面に固着した第2舌片24の先端が後部カバー21
の下面側に位置している。また、カバー7の大きさは、
上ケース6の開口面の大きさより若干小さく形成されて
おり、カバー7の両側は上ケース6の受け台13に載置
されるようになっている。
【0025】次に、カバー7をケース本体5に装着され
ている上ケース6に取り付ける場合の作用について説明
する。先ず、後部カバー21の両側の穴31に手を入れ
て後部カバー21を持ち上げる。この状態を図3(a)
に示す。この状態では、ヒンジ部22により後部カバー
21と前部カバー20とが互いに折れ曲がろうとする
が、第2舌片24の先端が後部カバー21の下面に当接
するので、後部カバー21と前部カバー20とは、図3
(a)に示す角度を保ってそのまま保持される。なお、
穴31を設けずに、把手29で後部カバー21を少し持
ち上げた状態で、両手で後部カバー21の両側を持つよ
うにしても良い。
【0026】図3(a)の状態で、図3(b)に示すよ
うに、前部カバー20の第1舌片23を上ケース6の辺
11の下面に挿入していき、同時に図3(c)に示すよ
うに前部カバー20の両側のピン25を受け台13の両
側のピン挿入穴15に挿入する。この状態が図3(d)
に示す状態であり、前部カバー20の両側が上ケース6
の受け台13に載置され、第1舌片23は辺11の下面
側に位置すると共に、ピン25はピン挿入穴15に挿入
した状態となっている。また、前部カバー20の先端は
受け片14に載置されている。ピン25がピン挿入穴1
5に挿入している状態で、前部カバー20は上ケース6
の受け台13上で前後左右方向の動きが規制されて、位
置決めされている。なお、第2舌片24を前部カバー2
0の両側に2つ設けているが、1つでも良い。
【0027】次に、図3(e)に示すように後部カバー
21をそのまま受け台13の上に載置することで、前部
カバー20と後部カバー21からなるカバー7により上
ケース6の開口面が覆設されることになる。また、カバ
ー7は金属製で構成されているので、後部カバー21を
閉じた際に、後部カバー21の下面がマグネット40に
吸着されるので、後部カバー21が上ケース6側に固定
されることになる。これにより、バッテリ車1が走行中
にバウンドしても後部カバー21が上に跳ねて外れるこ
とはない。同様に、第1舌片23の先端が上ケース6の
辺11の下面に位置しているので、これがストッパーと
なって、前部カバー20が上に外れるのを防止してい
る。なお、後部カバー21の固定はマグネット40以外
にクリップなどの他の手段でも良い。
【0028】バッテリ(図示せず)のメンテナンス時に
おいては、把手29を持って後部カバー21をあけて、
図4及び図11に示すように、ステー33を上げてステ
ー33の先端を後部カバー21の下面のボス30内に入
れることで、後部カバー21を所定の角度で開いた状態
を維持することができる。バッテリを一括補水とするこ
とで、通常は後部カバー21の開閉だけで済むものであ
り、カバー7全体を取り外す場合は、メンテナンス時だ
けで良い。このカバー7の取り外しは、図5に示すよう
に、手を後部カバー21の穴31に入れて持ち上げ、以
後は取り付けの場合と逆の手順で行なう。
【0029】このように、バッテリ収納部4の上方に昇
降装置3などの装置があっても、カバー7の取り付け、
取り外しの際に後部カバー21を持った場合、第2舌片
24により所定の角度で保持されるため、狭いところで
のカバー7の取り付け、取り外しが容易にできる。ま
た、前部カバー20の第1舌片23は取り付ける際にガ
イドにもなり、取り付け後は前部カバー20の上方向に
外れるのを防止する機能も合わせ持っている。さらに、
前部カバー20のピン25はカバー7全体の水平面上で
のずれを防止しており、また、ピン25により前部カバ
ー20自体が位置決めされているので、後部カバー21
単独の開閉をスムーズに行なわしめる機能も有してい
る。
【0030】なお、後部カバー21を持った際に、後部
カバー21と前部カバー20とが大きく折れ曲がらない
ように所定の角度を保持させる第2舌片24を、後部カ
バー21側に設けても、同様の機能を発揮する。しか
し、この場合後部カバー21のみを開けた時に、第2舌
片24の先端が大きく下方に傾斜するので、バッテリに
接触する恐れがある。そこで、第2舌片24は前部カバ
ー20に設けるのが好適例である。
【0031】上記のカバー7の構造は、バッテリ車1に
おけるケースの場合について説明したが、他の用途のカ
バーにも本発明を適用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のケースのカバー
装置によれば、いずれか一方のカバーを持ち上げた場合
には、カバーの下面に設けた舌片の先端が他方のカバー
の下面に当接することで、ヒンジ結合しているにも関わ
らず、両カバーは大きく折れ曲がらずに所定の角度を保
持し、そのため、一方のカバーを持ち上げることで、そ
のままケースへのカバーの取り付け、取り外しを容易に
することができる。これにより、カバーの上方に何かの
装置があってもカバーの取り付け、取り外しが容易とな
る。
【0033】請求項2記載のケースのカバー装置によれ
ば、後部カバーを持ち上げると、前部カバーの第2舌片
の先端が後部カバーの下面に当接することで、ヒンジ結
合しているにも関わらず、両カバーは大きく折れ曲がら
ずに所定の角度を保持し、そのため、後部カバーを持ち
上げたまま前部カバーの第1舌片をケースの辺の下面に
挿入していき、さらに、ピンをピン挿入穴に挿入するこ
とで、前部カバーがケースの受け台に載置されると共
に、前部カバーがケースに位置決め固定されて、前部カ
バーの水平面上の動きを規制することができる。さら
に、後部カバーを受け台に載置することで、前部カバー
及び後部カバーをケースに取り付けることができる。こ
のとき、前部カバーの第1舌片は取り付ける際のガイド
になると共に、取り付け後は第1舌片が辺の下面に位置
しているので、カバー取り付け後の上方向への外れを防
止することができる。このように、後部カバーを持ち上
げてケースへのカバーの取り付け、取り外しができるの
で、カバーの上方に何かの装置があってもカバーの取り
付け、取り外しが容易となる。
【0034】請求項3記載のケースのカバー装置によれ
ば、前記ケースは、バッテリ車の駆動源となるバッテリ
収納用としているので、バッテリ車のバッテリ収納用の
ケースのカバーの上方に、昇降装置や他の装置があって
も、カバーの取り付け、取り外しが容易であり、また、
カバーの取り付け後は、後部カバーのみを開閉できるの
で、例えば、バッテリへの一括補水とすることで、かか
る作業も容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のカバーと上ケースの斜視
図である。
【図2】本発明の実施の形態の図1のA矢視図における
カバーの側面図である。
【図3】本発明の実施の形態のカバーを上ケースに取り
付ける場合の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態のカバーをステーで固定す
る場合の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態のカバーを上ケースから取
り外す場合の説明図である。
【図6】(a)〜(c)は本発明の実施の形態のケース
本体の正面図、平面図及び側面図である。
【図7】(a)(b)は本発明の実施の形態の上ケース
の平面図及び側面図である。
【図8】(a)(b)は本発明の実施の形態のカバーの
平面図及び側面図である。
【図9】(a)(b)は本発明の実施の形態の前部カバ
ーの平面図及び側面図である。
【図10】(a)〜(c)は本発明の実施の形態の後部
カバーの平面図、側面図及び正面図である。
【図11】(a)〜(c)は本発明の実施の形態のカバ
ーを取り付けた場合のバッテリ収納部の平面図、正面図
及び側面図である。
【図12】(a)(b)は本発明の実施の形態のステー
の平面図及び側面図である。
【図13】本発明の実施の形態の上ケースの要部平面図
である。
【図14】(a)(b)は本発明の実施の形態のバッテ
リ車の一例を示す平面図及び側面図である。
【図15】従来例のバッテリ車の要部斜視図である。
【図16】他の従来例のバッテリ車の要部斜視図であ
る。
【図17】従来例の1枚もののカバーの取り外しの説明
図である。
【図18】従来例のカバーを2分割した場合の説明図で
ある。
【図19】従来例のヒンジ式で2分割した場合の説明図
である。
【符号の説明】
1 バッテリ車 2 車体フレーム 3 昇降装置 4 バッテリ収納部 5 ケース本体 6 上ケース 7 カバー 11 辺 13 受け台 15 ピン挿入穴 20 前部カバー 21 後部カバー 22 ヒンジ部 23 第1舌片 24 第2舌片 25 ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース上面の開口面をカバーにより覆設す
    るようにしたケースのカバー装置において、 ヒンジ結合した2分割のカバーを形成し、ヒンジ部側の
    いずれか一方のカバーの下面に、他方のカバーの下面ま
    で先端が突出する舌片を設けていることを特徴とするケ
    ースのカバー装置。
  2. 【請求項2】ケース上面の開口面をカバーにより覆設す
    るようにしたケースのカバー装置において、 前部カバーと後部カバーとをヒンジ部により結合してカ
    バーを形成し、ケースの上部周縁は断面を略L型とした
    辺が形成されており、前記前部カバーの先端下面に先端
    が前記辺の下面まで突出する第1舌片を形成すると共
    に、前部カバーの基部下面に後部カバーの下面まで突出
    する第2舌片を形成し、前部カバーの下面の両側よりピ
    ンを垂設し、前記ケースの両側の辺の下面にカバーを載
    置する受け台を形成すると共に、この受け台に前記ピン
    が挿入されてカバーを位置決めするピン挿入穴を形成
    し、後部カバーには該後部カバー持ち上げ用の手段を設
    けていることを特徴とするケースのカバー装置。
  3. 【請求項3】前記ケースは、バッテリ車の駆動源となる
    バッテリ収納用としていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のケースのカバー装置。
JP2000232420A 2000-07-31 2000-07-31 ケースのカバー装置 Withdrawn JP2002046480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000232420A JP2002046480A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 ケースのカバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000232420A JP2002046480A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 ケースのカバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002046480A true JP2002046480A (ja) 2002-02-12

Family

ID=18725111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000232420A Withdrawn JP2002046480A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 ケースのカバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002046480A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2382059A (en) * 2001-11-16 2003-05-21 Honda Motor Co Ltd High voltage electrical packaging box structure
JP2011198555A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置及びこれを備える車両
CN103958242A (zh) * 2011-11-29 2014-07-30 丰田自动车株式会社 车辆电池安装结构
CN105161648A (zh) * 2015-09-25 2015-12-16 江苏峰谷源储能技术研究院有限公司 一种便携式电池盒
CN106335583A (zh) * 2016-09-20 2017-01-18 深圳市玖品空气净化科技有限公司 一种易于维修的电动平衡车
CN108673029A (zh) * 2018-07-27 2018-10-19 昆山特朗普新能源汽车零部件有限公司 一种用于电池箱体的焊接工装夹具

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2382059A (en) * 2001-11-16 2003-05-21 Honda Motor Co Ltd High voltage electrical packaging box structure
GB2382059B (en) * 2001-11-16 2004-01-14 Honda Motor Co Ltd High voltage electrical packaging box structure
US6940011B2 (en) 2001-11-16 2005-09-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha High voltage electrical packaging box structure
JP2011198555A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置及びこれを備える車両
CN103958242A (zh) * 2011-11-29 2014-07-30 丰田自动车株式会社 车辆电池安装结构
CN103958242B (zh) * 2011-11-29 2016-08-24 丰田自动车株式会社 车辆电池安装结构
CN105161648A (zh) * 2015-09-25 2015-12-16 江苏峰谷源储能技术研究院有限公司 一种便携式电池盒
CN106335583A (zh) * 2016-09-20 2017-01-18 深圳市玖品空气净化科技有限公司 一种易于维修的电动平衡车
CN106335583B (zh) * 2016-09-20 2019-01-01 浙江沪龙工贸有限公司 一种易于维修的电动平衡车
CN108673029A (zh) * 2018-07-27 2018-10-19 昆山特朗普新能源汽车零部件有限公司 一种用于电池箱体的焊接工装夹具
CN108673029B (zh) * 2018-07-27 2024-05-03 昆山特朗普新能源汽车零部件有限公司 一种用于电池箱体的焊接工装夹具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2268519T3 (es) Rele electromagnetico.
JP2002046480A (ja) ケースのカバー装置
JP4351407B2 (ja) 携帯型情報処理装置
JPH11179024A (ja) パチンコ機
JP2006192171A (ja) 遊技機及び開閉検出用センサユニット
JP4278559B2 (ja) 遊技機
US20060080834A1 (en) Bead jewelry making apparatus
JP3559756B2 (ja) ガラスの取付構造
JP4060056B2 (ja) 遊技機の蝶番装置
JP7456237B2 (ja) 景品取得ゲーム装置
JP2000298141A5 (ja)
JP2003038802A (ja) パチンコ機
JP3549473B2 (ja) 遊技機枠の配線装置
JP5769123B2 (ja) 鍵盤楽器
KR100883637B1 (ko) 힌지타입 백라이트 유닛
JP3658614B2 (ja) イカ釣り用擬似針収容具
JP2000061105A (ja) パチンコ遊技機
KR100593363B1 (ko) 인터넷 냉장고용 커뮤니케이션패드 장착구조
JP2001120362A (ja) ディスプレイ収納型机
JP3643462B2 (ja) 筐体
JP2003205153A (ja) 遊技機の蝶番装置
JP2004081727A (ja) 遊技機におけるガラス取付機構
JP4482059B2 (ja) 遊技機用の開閉検出用センサユニット
JP3262081B2 (ja) 回転ボードの姿勢制御装置
JPS58170646A (ja) 自動車電話機収納装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071002