JP2002046118A - インサート保持具 - Google Patents
インサート保持具Info
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Abstract
じ孔付き取付孔を塞いで残置させた部分の取り外しが簡
単迅速に行なえるものとする。 【解決手段】 インサート15の雌ねじ孔付き取付孔1
6の開口側端面に重ねられる蓋体1の一つの表面に易破
断部4を介して筒状の型枠取付体3を突出形成するとと
もに、もう一つの表面に取付孔16に嵌込まれる筒状の
嵌合体6を突出形成し、嵌合体6の蓋体1に接近した基
端部外側周面に取付孔16の雌ねじと螺合する雄ねじ8
を設けた。雄ねじ8の巻き数が少ないことによって少な
い回転数でインサート15との着脱ができるものであ
る。
Description
ックなどのコンクリート製品を成形する際に、コンクリ
ート製品に埋設するインサートを型枠に仮装着させるた
めに使用されるインサート保持具に関するものである。
体に取り付けるため、或いは揚重用機械に取り付けるた
め、ボルトを受入れる雌ねじ付き取付孔を有するインサ
ートを表面に埋設しておくことは周知である。
取り付けたインサート保持具に仮装着し、コンクリート
を打設して脱型したときインサート保持具の全部または
一部を型枠と一体にインサートから分離させることによ
って、コンクリート製品内に残置させる。そして、工場
で成形したコンクリート製品は出荷まで屋外に放置され
るのが普通であり、その間に雌ねじ付き取付孔に雨水が
浸入して発錆させたり、塵埃や土砂が侵入してボルトの
ねじ込みを妨げたりすることのないように、インサート
保持具の一部を仮装着したままの状態でインサートをコ
ンクリート製品に埋設しておくことが考えられている。
設される側である内表面に重ねられるフランジ54の基
端面に薄肉の易破断部55を介して筒状の嵌合部56を
設けるとともに、先端側に雄ねじ付き螺合部57を設
け、螺合部57の先端に工具係合部58を具えてなるイ
ンサート保持具53であって、型枠51の取付孔52に
嵌合部56を密に嵌合することによって型枠51に取り
付け、インサート71の雌ねじ付き取付孔72を螺合部
57に螺合させることによってインサート71を仮装着
させるものである。
録第3005451号公報に記載されたものと実質的に
同じであり、コンクリートを打設して型枠51を脱型す
るとき易破断部55が破断して嵌合部56が型枠51と
一体にインサート71から分離し、フランジ54,螺合
部57,工具係合部58がインサート71と一体にコン
クリート製品内に残置される。
るフランジ62付きの蓋板63の基端側中心に小径の易
破断部64を介して軸状の突起部65を設けるとともに
蓋板63に工具係合部66を形成し、先端側に雄ねじ付
き螺合部67を設けてなるインサート保持具61であっ
て、型枠51の取付孔52に突起部65を密に嵌合する
ことによって型枠51に取り付け、インサート71の雌
ねじ付き取付孔72を螺合部67に螺合させることによ
ってインサート71を仮装着させるものである。
232314号公報に記載されたものと実質的に同一で
あり、コンクリートを打設して脱型するとき易破断部6
4が破断して突起部65が型枠51と一体にインサート
71から分離し、蓋板63,螺合部67がインサート7
1と一体にコンクリート製品内に残置される。
保持具53,61は一部がインサート71に仮装着状態
で残置されることによって、コンクリート製品を屋外に
放置状態で保管してもインサート71内部の雨水による
発錆、塵埃や土砂によるボルトねじ込み不良という不都
合をなくすことができる。
3は螺合部56と工具係合部58とが雌ねじ付き取付孔
72に深く入り込んだ状態でインサート71に仮装着さ
れるので、雨水によるインサート71の発錆を防止する
ことはできるが、塵埃や土砂が侵入して工具係合部58
への工具の差込みを妨げるという心配がある。また、後
者のインサート保持具61は軸状の突起部65を取付孔
52に嵌合して型枠51に取り付けるため、コンクリー
ト打設時にインサート71にコンクリートが衝突して衝
撃や大荷重が加えられると易破断部64が応力集中によ
り破断するという心配がある。
3,61はいずれも螺合部57,67の雌ねじをインサ
ート71の取付孔72の雌ねじとインサート71の端面
がフランジ54,62と重なるまで螺合して仮装着する
ものであるため、これらを着脱するときは多数回回転さ
せなければならずきわめて面倒である。
作業、およびインサートに仮装着状態のまま残置された
部分を抜き出して分離する作業が面倒であり、そのため
に殊に多数個のインサートについて抜き出しを行なうと
きはボルトねじ込みに至るまでの作業能率を低下させる
原因となる、という前記従来のインサート保持具がもっ
ている課題を解決しようとするものであって、インサー
トの装着およびインサートからの分離が簡単迅速に行な
えるものとすることを主な目的とする。
に、本発明はインサートの雌ねじ付き取付孔開口側端面
に重ねられる蓋体の一つの表面に易破断部を介して筒状
の型枠取付体を突出形成するとともに、もう一つの表面
に雌ねじ付き取付孔に嵌込まれる筒状の嵌合体を突出形
成し、そして嵌合体の蓋体に接近した基端部外側周面に
取付孔の雌ねじと螺合する雄ねじを設けたものとした。
に安定よく保持されてインサートを仮装着しておくこと
ができ、また嵌合体の基端部外側周面に雄ねじを設けた
ことによって取付孔の雌ねじはインサートが型枠に接近
したとき螺合するようになり、少ない回転数で仮装着さ
れることとなる。従ってまた、コンクリート製品に埋設
されたインサートから残置されている蓋体、嵌合体を簡
単迅速に取り外すことができる。
径となる截頭円錐面とすると、雌ねじ付き取付孔への嵌
込みが容易になるという利点がある。また、嵌合体を割
溝によって複数部片に分割すると、雌ねじ付き取付孔に
寸法誤差があっても確実に嵌込むことができるという利
点がある。
態を説明すると、図1に示すように後述するインサート
15の外径とほぼ等しい直径を有する円板とされた蓋体
1の一つの表面の中心部にねじ回しを係合する溝からな
る工具係合部2が設けられているとともに、工具係合部
2を囲んで円筒状の型枠取付体3が突出形成されてい
る。型枠取付体3の蓋体1への接合端は薄肉とされ、こ
の薄肉部分は易破断部4を形成している。また、型枠取
付体3の外側周面には一ピッチに満たない長さの螺旋突
条5が設けられている。
体6が突出形成されており、型枠取付体3と嵌合体6と
は中心軸線が同一である。この嵌合体6は外側周面が先
端へ向かって小径となる截頭円錐面とされており、また
軸線方向へ延びる複数の割溝7によって複数部片、図示
実施の形態では三つの部片に分割されている。更に、嵌
合体6の蓋体1に接近した基端部の外側周面に雄ねじ8
が設けられている。即ち、雄ねじ8は基端部のみに設け
られており、巻き数が1乃至2、一般には1.5程度の
短かいねじである。
付き取付孔16を有する円筒状の本体17とその取付孔
奥端側に形成されたフランジ18とからなり、また型枠
21には型枠取付体3が差込まれる内孔23に一ピッチ
に満たない長さの螺旋突状24を設けた円筒状の取付具
22が嵌込み固定されている。
面の側から取付具22の内孔23に型枠取付体3を差込
みながら回転させて螺旋突条5,24を互いに噛み合わ
せ係合するとともに蓋体1を型枠21の内表面に重ねた
状態とする。次に、インサート15を嵌合体6に雌ねじ
付き取付孔16を嵌装して前進させると、先端面が蓋体
1に接近したとき雌ねじに雄ねじ8が当るので、以後は
インサート15を回転させて互いに噛み合わせ螺合して
先端面を蓋体1に重ねる。これによりインサート15が
型枠21に仮装着されることとなり、この状態は図3に
示されている。
れ、従って少ない巻き数のねじであるので、インサート
を少ない回転数で仮装着することができる。
周面を截頭円錐面としているので、インサート15を嵌
合体6と中心軸線を一致させることなく斜め方向からで
も嵌装を開始することができ、容易に嵌込んで仮装着を
簡単迅速に行なうことが可能となる。加えて、雌ねじ付
き取付孔16に寸法誤差があって雌ねじのねじ山が規格
よりも高い場合でも、嵌合体6は先端が小径の截頭円錐
面としたため嵌込むことが可能である。
7によって複数部片に分割し、径方向の変形が可能な構
造としているので、寸法誤差に対する適応性が大きくな
り、雄ねじ8を雌ねじと確実に螺合させることができ
る。
型をするとき、型枠21がコンクリート表面から離れる
際に型枠取付体3が蓋体1から引き離され、この引張り
力が易破断部4に集中して破断させ、蓋体1が雌ねじ付
き取付孔16の開口を覆ってコンクリート製品Cの表面
に露出し嵌合体6の雄ねじ8が雌ねじに螺合してインサ
ート15と一体にコンクリート製品C内に残置される。
この状態は図4に示されている。
外に放置保管している間に雨水や塵埃、土砂が侵入する
ことを防止する。コンクリート製品Cを出荷するため、
または現場で相互に接続したり躯体に取り付けるためボ
ルトを雌ねじ付き取付孔16にねじ込むとき、工具係合
部2にねじ回しのような工具を係合して回すことにより
蓋体1と嵌合体6とが一体に回転して雄ねじ8が雌ねじ
から外れる。このときも、仮装着するときと同様に少な
い回転数で外すことができ、その後は蓋体1を指でつま
んで嵌合体6を雌ねじ付き取付孔16から抜き取ること
によってきわめて簡単迅速に取り外すことができる。ま
た、工具係合部2を利用することなく、蓋体1の外側周
縁に斜め外側方から工具を当ててこじあけることにより
雄ねじ8を雌ねじから外すこともできる。この方法は複
数部片に嵌合体6を分割したものについて容易に可能で
ある。
合によって取付具22の内部に残留していても、次のコ
ンクリート製品成形のため新規のインサート保持具の型
枠取付体3を取付具22に差込んで回転させる際に押し
出され、簡単に取り外される。しかし、本発明では型枠
取付体3を取付具22に係合させるものに限定するもの
ではなく、型枠21に取付孔を設けて直接嵌合するとい
う、前出の実用新案登録第3005451号公報に記載
されている手段によることもでき、いずれの場合も嵌合
体6と同程度の径とすることによってインサート15を
安定よく仮装着しておくことができる。
定よく保持されるとともに、嵌合体へのインサートの装
着およびインサートから嵌合体の分離を少ない回転数で
簡単迅速に行なうことができ、多数個に対する作業を能
率よく行なうことを可能とするものである。
(B)は左側面図。
断面図。
図。
面図。
図。
嵌合体, 7 割溝,8 雄ねじ,
Claims (3)
- 【請求項1】 インサートの雌ねじ付き取付孔開口側端
面に重ねられる蓋体と、前記蓋体の一つの表面に易破断
部を介して突出形成された筒状の型枠取付体と、前記蓋
体のもう一つの表面に突出形成され前記雌ねじ付き取付
孔に嵌込まれる筒状の嵌合体と、前記嵌合体の前記蓋体
に接近した基端部外側周面に設けられ前記取付孔の雌ね
じと螺合する雄ねじとを具えたことを特徴とするインサ
ート保持具。 - 【請求項2】 前記嵌合体の外側周面が先端へ向かって
小径となる截頭円錐面とされている請求項1に記載した
インサート保持具。 - 【請求項3】 前記嵌合体が複数の割溝によって複数部
片に分割されている請求項1または2に記載したインサ
ート保持具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JPH1015925A (ja) * | 1996-07-04 | 1998-01-20 | Koken Sangyo Kk | インサート取付治具及びインサート取付方法 |
JP2000079609A (ja) * | 1993-12-15 | 2000-03-21 | Ooike:Kk | インサ―ト保持具 |
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2000
- 2000-08-01 JP JP2000232706A patent/JP4663854B2/ja not_active Expired - Fee Related
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