JP2002046003A - 中ぐりバイト固定用補助具 - Google Patents
中ぐりバイト固定用補助具Info
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Abstract
なく、刃物台に固定することで準備作業ができる中ぐり
バイト固定用補助具を提供する。 【解決手段】 中ぐりバイト100を刃物台300に固
定する中ぐりバイト固定用補助具1において、中ぐりバ
イト100を挿入する挿入部2は、中ぐりバイト100
を径方向から固定する螺合部21を有し、刃先100a
高さHを切削対象の回転主軸中心(図示せず)に持設す
るので、中ぐりバイト100を挿入部2へ挿入し、螺合
部21で固定することで刃先100a高さHの調整が可
能である。しかも、保持部3は、刃物台300に固定す
る規準となる、挿入部2の軸に垂直な規準面31を備え
ているので、保持部2を刃物台300に固定することで
軸芯方向合せができ、面倒な刃先高さ調整および軸芯方
向合せをすることなく、準備作業ができる。
Description
用補助具に関し、特に汎用旋盤における中ぐり加工用バ
イト等を刃物台に固定するバイト固定用補助具に関す
る。
ぐりバイトを刃物台に固定するため、バイトと、高さ選
択可能な敷板を組合わせた構成にしてから刃物台に固定
するものが知られている。図5に示すように、定番B上
に、中ぐりバイト100と敷板200とを置き、刃先高
さ100cが、被加工物の回転主軸中心線(図示せず)
と同じ高さになるように、例えば、回転軸中心線高さを
表すマスタMの基準面Maに合せる。すなわち、刃先高
さの調整を、高さが選択可能な敷板200を替えて合せ
る。
さを調整する作業(以下、刃先高さ調整と呼ぶ)と、さ
らに、選択した敷板200とバイト100を重ねて刃物
台に固定し、バイト100の軸中心方向と回転主軸中心
線方向とを合せる作業(以下、軸芯方向合せと呼ぶ)と
が、切削加工を開始するまでの準備作業として必要とな
る。
れたものであり、その目的は、刃先高さ調整および軸芯
方向合せをすることなく、刃物台に固定することで準備
作業ができる中ぐりバイト固定用補助具を提供すること
にある。
と、中ぐりバイトを刃物台に固定する中ぐりバイト固定
用補助具において、中ぐりバイトを挿入する挿入部は、
中ぐりバイトを径方向から固定する螺合部を有し、中ぐ
りバイトの刃先高さを切削対象の回転主軸中心に持設す
るので、中ぐりバイトを挿入部へ挿入し、螺合部で固定
することで刃先高さの調整が可能である。しかも、刃物
台に固定する保持部は、刃物台に固定する規準となる、
挿入部の軸に垂直な規準面を備えているので、中ぐりバ
イト固定用補助具の保持部を刃物台に固定することで軸
芯方向合せができ、面倒な刃先高さ調整および軸芯方向
合せをすることなく、切削加工を開始するまでの準備作
業ができる。
ぐりバイトのシャンク部の径より大きい内径を有する貫
通孔を備えており、貫通孔の内壁とシャンク部の外周壁
との間には、円筒の一部からなるカラーが配置されてい
るので、異なる外径規格のシャンク部を有する中ぐりバ
イトを、中ぐりバイト固定用補助具を用いて刃物台に固
定したい場合、円筒の一部からなるカラーの厚みを替え
るだけで中ぐりバイト固定用補助具に固定が可能であ
る。しかも、カラーは円筒の一部からなる形状であるの
で、カラーは径方向に開口し、中ぐりバイトを中ぐりバ
イト固定用補助具に螺合する螺合部と両立することがで
きる。このため、異なる外径規格のシャンク部を有する
中ぐりバイトを面倒な刃先高さ調整および軸芯方向合せ
をすることなく、刃物台に固定できる。
る中ぐりバイトを面倒な刃先高さ調整および軸芯方向合
せをすることなく、刃物台に固定するのに、本発明の請
求項3による構成としてもよい。すなわち、本発明の請
求項3によれば、挿入部は、中ぐりバイトのシャンク部
と当接する複数の貫通孔を備えており、貫通孔同士は、
連続した内周壁面を共有し、異なる内径を有するので、
異なる外径規格のシャンク部に対応する複数の貫通孔に
挿入するだけでよく、しかも、貫通孔が中ぐりバイト固
定用補助具に独立して設けられるのではなく、内周壁面
が連続するよう、夫々の貫通孔を重なり合せて配置する
ので、中ぐりバイト固定用補助具の体格を抑えることが
できる。
して中ぐりバイトを固定するのに、シャンク部は、円筒
形状が望ましい。
用補助装置において、汎用旋盤の穴加工用中ぐりバイト
固定用補助具に具体化した実施形態を図面に従って説明
する。
の実施形態の中ぐりバイト固定用補助具を刃物台に装着
したときの概略構成を示す構成図である。図2は、中ぐ
りバイト固定用補助具の外観図であり、図2(a)は、
図1の矢印方向IIaからみた正面図で、図2(b)
は、図1の矢印方向IIbからみた平面図である。
助具1は、挿入部2と保持部3とを含んで構成されてい
る。すなわち、中ぐりバイト固定用補助具1は、図1中
の中ぐりバイト100を挿入する挿入部2と、汎用旋盤
(図示せず)の刃物台300に固定する保持部3とを含
んで構成されている。図2(a)に示すように挿入部2
には、貫通孔21と、貫通孔21の軸方向に1または2
以上配設される螺合部22を含んで構成されており、貫
通孔21は、シャンク部100aと嵌合い等により中ぐ
りバイト100を固定する。次に、保持部3は、刃物台
300に固定するための規準面31を備えた立方体状に
形成されている。この規準面31は、挿入部2の軸、す
なわち貫通孔の軸線に対して垂直に形成され、刃物台3
00の規準端部300aに面密に当接することで、中ぐ
りバイト100の軸中心方向Sを汎用旋盤の回転主軸中
心線方向、所謂、切削対象の回転主軸中心方向(図示せ
ず)と合せる(以下、軸芯方向合せと呼ぶ)ことができ
る。なお、保持部2の底面32は、規準面31に垂直
で、かつ上面33aと平行な関係に形成されている。図
1に示すように上面33は、刃物台と固定する際に、中
ぐりバイト100の組付け方向の誤組付け防止等のた
め、段差を設けて刃物台300に固定する上面33aを
形成している。
法として、本発明の実施形態では図2(a)のように、
貫通孔21の軸方向に1または2以上配設される螺合部
22、例えば挿入部2に径方向に穿設した雌ねじ部22
aと、雄ねじ部の締結部材22bにより、シャンク部1
00aの端面100bを固定する。これにより、中ぐり
バイト100を挿入部2の貫通孔21に挿入すれば、刃
先100c高さHの調整を行うことなく、中ぐりバイト
100の刃先100cの高さH(所謂、切削対象の回転
主軸中心の高さ)に設定可能である。なお、図1に示す
高さHは、切削対象の回転主軸中心の高さを表す基準面
を刃物台300の底面として説明したが、刃物台300
を備える汎用旋盤であれば、汎用旋盤のいずれかの基準
面または基準位置を基準とする高さでもよい。
挿入部2の貫通孔21に挿入し、予め設定した基準面3
1を有する保持部3と刃物台300とを規準面31と刃
物台300の規準端部300aに面密に当接させるの
で、面倒な刃先100aの高さH調整および軸芯方向S
調整をすることなく、刃物台300に固定することで切
削加工を開始するための準備作業ができる。
て、以下図3に従って説明する。図3は、本発明の実施
形態の中ぐりバイト固定用補助具のうち、挿入部2を示
す断面図である。本実施形態は、貫通孔31とシャンク
部100aの間には、シャンク部100aの異なる外径
規格に対応して、カラー23を配置する構成が、第1の
実施形態と異なる。
の内径21aは、シャンク部100aの外径100a1
より大きく形成されている。貫通孔21の内壁21a2
とシャンク部100aの外周壁100a2との間に、夫
々に挟まれ当接する円筒の一部の形状からなるカラー2
3が配設されている。したがって、異なるシャンク部1
00aの外径100a1の規格を有する中ぐりバイト1
00を刃物台300に固定したい場合、例えばカラー2
3の厚みTを替えて、カラー23の内径23aを変更す
れば、異なるシャンク部100aの外径100a1であ
っても、カラー23の厚みTを替えることで、中ぐりバ
イト固定用補助具1に中ぐりバイト100を固定でき
る。しかも、カラー23を挿入する構成の本実施形態
は、第1の実施形態での、面倒な刃先100aの高さH
調整および軸芯方向S調整をすることなく刃物台300
に固定することで切削加工を開始するための準備作業が
できる効果は同様に得られる。
の厚みTを替えるとき、例えば予め、厚さTを替えたカ
ラーを備えて置く場合、シャンク部100が円筒形状で
ある中ぐりバイトを用いるほうが、カラーの加工が安価
にでき望ましい。
て、以下図4に従って説明する。図4は、本発明の実施
形態の中ぐりバイト固定用補助具のうち、挿入部2を示
す断面図である。本実施形態は、挿入部2には複数の貫
通孔21が設けられており、異なるシャンク部100a
の外径規格に対応した夫々の貫通孔21を有する構成
が、第1の構成と異なる。図4に示すように複数の貫通
孔21(1)、21(2)を設けて、この貫通孔21
(1)、21(2)の内径21(1)a、21(2)a
は、夫々異なる外径規格を有するシャンク部100aに
嵌合できるよう対応している。
21(1)、21(2)が中ぐりバイト固定用補助具1
に独立して設けられるのではなく、内周壁面21a2が
連続するよう、夫々の貫通孔21(1)、21(2)を
重なり合せて配置している。このため、異なる外径規格
を有するシャンク部100aに対応して、多数の貫通孔
を設けたい場合、中ぐりバイト固定用補助具1の体格を
抑えることができる。
補助具を刃物台に装着したときの概略構成を示す構成図
である。
あって、図2(a)は正面からみた部分断面図、図2
(b)は平面図である。
断面図である。
断面図である。
図である。
部2の軸方向) T 厚み(カラー23の厚み)
Claims (4)
- 【請求項1】 中ぐりバイトを挿入する挿入部と、刃物
台に固定する保持部を備えた中ぐりバイト固定用補助具
において、 前記挿入部は、前記中ぐりバイトの刃先高さが切削対象
の回転主軸中心となるように持設すると共に、径方向に
螺合して前記中ぐりバイトに固定する螺合部を有し、 前記保持部には、前記刃物台に固定する基準となる、前
記挿入部の軸に垂直な基準面を備えていることを特徴と
する中ぐりバイト固定用補助具。 - 【請求項2】 前記挿入部は、前記中ぐりバイトのシャ
ンク部の径より大きい内径を有する貫通孔を備えてお
り、 該貫通孔の内壁と該シャンク部の外周壁との間には、円
筒の一部からなるカラーが配置されていることを特徴と
する請求項1に記載の中ぐりバイト固定用補助具。 - 【請求項3】 前記挿入部は、前記中ぐりバイトのシャ
ンク部と当接する複数の貫通孔を備えており、 前記貫通孔同士は、連続した内周壁面を共有し、異なる
内径を有していることを特徴とする請求項1に記載の中
ぐりバイト固定用補助具。 - 【請求項4】 前記シャンク部は、円筒であることを特
徴とする請求項2または請求項3に記載の中ぐりバイト
固定用補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000235907A JP4239378B2 (ja) | 2000-08-03 | 2000-08-03 | 中ぐりバイト固定用補助具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002046003A true JP2002046003A (ja) | 2002-02-12 |
JP4239378B2 JP4239378B2 (ja) | 2009-03-18 |
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JP (1) | JP4239378B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108296495A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-07-20 | 昆山市玉山镇凯德美设计工作室 | 车刀架装置 |
CN108500303A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-09-07 | 西安航空职业技术学院 | 一种吊杆式高度可调车刀 |
CN109514294A (zh) * | 2019-01-14 | 2019-03-26 | 慈溪宏康汽车零部件有限公司 | 中心钻刀杆 |
CN111151776A (zh) * | 2020-03-10 | 2020-05-15 | 烟台鲁宝钢管有限责任公司 | 一种特殊扣螺纹专用端面镗孔刀杆 |
-
2000
- 2000-08-03 JP JP2000235907A patent/JP4239378B2/ja not_active Expired - Fee Related
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