JPH04115603U - ボーリング段付錐 - Google Patents

ボーリング段付錐

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JPH04115603U
JPH04115603U JP2857991U JP2857991U JPH04115603U JP H04115603 U JPH04115603 U JP H04115603U JP 2857991 U JP2857991 U JP 2857991U JP 2857991 U JP2857991 U JP 2857991U JP H04115603 U JPH04115603 U JP H04115603U
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diameter blade
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哲朗 萬谷
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兼房株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は木材加工その他一般加工において小
径穴とその入口部の座ぐり皿もみ等に好適なボーリング
段付錐を提供する。 【構成】 シャンク部21の中心穴21cに大径刃部2
4の軸部25を嵌装し、該軸部中心穴の雌ねじ25aに
ねじ26を螺装する。また大径刃部24の中心穴24a
に小径刃部28を嵌装しそのシャンク中心穴の雌ねじ2
8bにねじ29を螺装する。段差Mの調整は小径刃部2
8のねじ29を出し入れしねじ端を穴底に当接してサイ
ドロックねじ27で固定する。錐長さLの調整は大径刃
部24のねじ26を出し入れして調整しねじ26端を穴
底に当接してサイドロックねじ23で固定する。このた
め段差,錐長さの両方が別々に簡単に調整可能で作業能
率が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は木材加工,樹脂加工その他一般の加工において小径穴の形成と同時に 穴入口部に座ぐり又は皿もみ等の加工を行うに好適なボーリング段付錐に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来の段付錐には種々のものが用いられており、その代表的なものには次の3 種類がある。 (その1)図5に示すようにシャンク部3と小径刃部1と大径刃部2とが一体 形成されたもの。 (その2)図6に示すようにシャンク部3と一体になった小径刃部の軸部5に 大径刃部6を外装嵌合させてサイドロックねじ7で固定して組合せたもの。 (その3)図7のようにシャンク部3と一体になった大径刃部8の回転中心に 設けられた穴9に小径刃部10を嵌装しサイドロックねじ11で固定して組合せ たものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
(その1)のものはセッテイング基準面aから小径刃部1先端までの距離(錐 長さL)及び大径刃部2先端から小径刃部1先端までの距離(段差M)を調整す ることが不可能で使用が限定され不経済である。そして段差Mの調整は小径刃部 1を研磨して行うことになり錐寿命を短くするとともに長さ調整に工数がかかる 不都合がある。この調整が正確でないと図8に示すように座ぐり深さh、図9に 示すように皿もみ径Dにばらつきができて製品品質を劣化させるという問題があ る。
【0004】 (その2)のものは段差Mの調整は可能であるが、錐長さLが調整できず巾広 い対応ができない不都合がある。
【0005】 (その3)のものは錐長さLの調整を行うと段差Mは調整できないし、段差M の調整を行うと錐長さLの調整ができず同様に制限されて巾広い対応ができない という不都合がある。
【0006】 そして図6,図7の錐においては、段差Mを調整した後ボール盤にセットし機 械の突っ込み量を調整して加工深さを決定するのが普通であって、錐を交換する 度に突っ込み量を調整しなければならないという不便がある。また多軸ボール盤 による加工では複数本の段付錐の錐長さLを揃えるのに再研磨しなければならな いという問題があった。
【0007】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたもので、その目 的とするところは錐長さL,段差Mの調整が短時間で可能で機械の稼働率を上げ 作業能率を向上させるボーリング段付錐を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案は、シャンク部,大径刃部,小径刃部が中 心軸を一致させて組立可能な独立部品で構成し、錐のセッテイング基準面から小 径刃部先端までの距離及び大径刃部先端から小径刃部先端迄の距離が調整された とき該それぞれの距離を固定する手段を設けたものである。そしてスラスト力を 受けるねじを設けることが望ましい。
【0009】
【作用】
請求項1は小径刃部を大径刃部に嵌装出し入れして小径刃部先端と大径刃部先 端との段差を決めて固定手段により固定する。次に大径刃部をシャンク部に嵌装 出し入れして小径刃部先端とセッテイング基準面からの距離即ち錐長さを決めて 固定手段で固定する。若しくは小径刃部をシャンク部に嵌装出し入れして錐長さ を決めて固定手段で固定し、次に大径刃部を小径刃部に嵌装して段差を決めて固 定手段で固定する。
【0010】 請求項2はそれぞれの距離調整をスラスト力を受けるねじの出し入れで調整し たあとねじ端を穴底に当接して固定手段で固定する。
【0011】
【実施例1】 図1にもとづき説明する。 シャンク部21にはボール盤主軸との取付ねじ22の反対側に中心穴21aが 穿設されており、シャンク側面にサイドロックねじ23を螺装するねじ穴21b が中心穴21a迄穿設されている。大径刃部24はこの中心穴21aに嵌装され る軸部25を有し軸の中心穴に雌ねじ25aが刻設されていて長さ調整ねじ26 が螺装されている。また反対側同心に中心穴24aが穿設されサイドロックねじ 27を螺装するねじ穴24bが中心穴24a迄穿設されている。小径刃部28の シャンク28aは中心穴24aに嵌装されるストレートでそのシャンク28aの 中心穴に雌ねじ28bが刻設されていて長さ調整ねじ29が螺装されている。そ してねじ穴21bと24bとは180°離れた位置に設けて振れを防ぐように釣 合をとるものである。
【0012】 このものにおいて先ず段差Mを調整するには小径刃部28のシャンク28aの 雌ねじ28bに螺装したねじ29を出し入れして段差Mを所定長さとしねじ29 端を中心穴24aの底に当接してサイドロックねじ27で小径刃部28を固定す る。
【0013】 次いで錐長さLを調整するには大径刃部24の軸部25の雌ねじ25aに螺装 したねじ26を出し入れしてセッテイング基準面aと小径刃先端との距離即ち錐 長さLを調整してねじ26端を中心穴21aの底に当接してサイドロックねじ2 3で大径刃部24を固定して全調整を終わり、シャンク21,大径刃部24,小 径刃部28が同軸上に組立てられる。
【0014】
【実施例2】 図2にもとづき説明する。図1と同じ部は同符号を付して説明を省略する(以 下同じ)。 大径刃部24は軸部25の雌ねじ25aが長く穿設されており、小径刃部28 のシャンク挿入穴24aが雌ねじ25aに貫通されている。そして雌ねじ25a にはねじ30と26とが螺装されている。そして小径刃部28のシャンク28a には雌ねじ穴は穿設されていない。
【0015】 このものにおいて先ず段差Mを調整するにはねじ26を外し、ねじ30をゆる めて小径刃部28を出し入れして調整したあとねじ30をしめ込んで小径刃部2 8の軸端に当接させサイドロックねじ27でシャンク28aを固定する。次いで 大径刃部24の軸部のねじ26を出し入れして錐長さLを調整し、ねじ26をシ ャンク21の中心穴の底に当接してサイドロックねじ23で軸部25を固定して 全調整を終わり、全部品が同軸上に組立てられる。
【0016】
【実施例3】 図3にもとづき説明する。 シャンク部21は延長されて先端部外周に雄ねじ21cが刻設されている。大 径刃部24は中心穴24aと連通しシャンク部21の雄ねじ21cに螺合可能な 大径の雌ねじ24cが刻設されている。 小径刃部28はシャンクの延長部がシャンク部21の中心穴21aに嵌装する 軸径のシャンク基部31となっていてその中心穴に雌ねじ31aが刻設され、ね じ32が螺合されている。
【0017】 このものにおいては段差Mの調整の前に錐長さLを調整する。大径刃部24を 外し、小径刃部28のねじ32を出し入れして錐長さLを所定長に調整し、ねじ 32端をシャンク21中心穴21aの底に当接してサイドロックねじ23をしめ て固定する。次いで大径刃部24を小径刃部28に嵌装し雌ねじ24cをシャン ク部の雄ねじ21cに螺装して段差Mを調整したあとサイドロックねじ27で固 定して全調整を終わり、全部品が同軸上に組立てられる。
【0018】
【実施例4】 図4にもとづき説明する。 小径刃部28はねじ32を中心穴の雌ねじ31aに螺装しシャンク部21の中 心穴21aに嵌装されるシャンク基部31にフランジ33が新しく形成されてい る。大径刃部24は中心穴24aと平行の穴が裏側から穿設され雌ねじ24dが 刻設されており、雌ねじ24dに螺装したねじ34がフランジ33の端面に当接 可能となっている。
【0019】 このものにおいて段差Mの調整はねじ34を出し入れして行い、長さが調整さ れるとねじ34端がフランジ33面に当接されサイドロックねじ27で固定する 。次に錐長さLはねじ32を出し入れして調整し、ねじ32端をシャンク部21 の中心穴21aの底に当接させてサイドロックねじ23で固定して全ての調整を 終わり、全部品が同軸上に組立てられる。
【0020】
【考案の効果】
上述のように構成したので本考案は以下の効果を奏する。 請求項1は段差M及び錐長さLが相互に影響することなく別々に調整可能であ るため巾広い穴加工に対応できるとともに、多軸ボール盤に多数本装着するとき の寸法調整も極めて容易であり機械の稼働率及び作業能率を向上することができ る。 請求項2は請求項1の効果に加えてさらに寸法調整後は軸端にねじを当接させ 、そのねじを穴底に当接させて固定するのでスラスト抵抗に対して剛性が向上し うるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1のボーリング段付錐の縦断面
図である。
【図2】同じく実施例2の縦断面図である。
【図3】同じく実施例3の縦断面図である。
【図4】同じく実施例4の縦断面図である。
【図5】従来のボーリング段付錐(その1)の図であ
る。
【図6】同じく(その2)の図である。
【図7】同じく(その3)の図である。
【図8】皿もみした小径穴を示す図である。
【図9】座ぐりをした小径穴を示す図である。
【符号の説明】
21 シャンク部 23,27 サイドロックねじ 24 大径刃部 26,29,30,32,34 ねじ 28 小径刃部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径刃部の軸部に該刃部で穿設された小
    径穴の入口部に座ぐり又は皿もみ等をする大径刃部を一
    体に設けたボーリング段付錐において、シャンク部,大
    径刃部,小径刃部が中心軸を一致させて組立可能な独立
    部品で構成し、錐のセッテイング基準面から小径刃部先
    端までの距離及び大径刃部先端から小径刃部先端迄の距
    離が調整されたとき該それぞれの距離を固定する手段を
    設けたことを特徴とするボーリング段付錐。
  2. 【請求項2】 大径刃部又は及び小径刃部にスラスト力
    を受けるねじを設けた請求項1に記載のボーリング段付
    錐。
JP2857991U 1991-03-29 1991-03-29 ボーリング段付錐 Expired - Lifetime JP2546930Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113400484A (zh) * 2021-07-07 2021-09-17 天津大学 一种长度可调的钻铰锪一体化刀具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113400484A (zh) * 2021-07-07 2021-09-17 天津大学 一种长度可调的钻铰锪一体化刀具

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JP2546930Y2 (ja) 1997-09-03

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