JP2002046000A - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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JP2002046000A
JP2002046000A JP2000237854A JP2000237854A JP2002046000A JP 2002046000 A JP2002046000 A JP 2002046000A JP 2000237854 A JP2000237854 A JP 2000237854A JP 2000237854 A JP2000237854 A JP 2000237854A JP 2002046000 A JP2002046000 A JP 2002046000A
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movable
platen
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Shizuaki Okazaki
岡崎静明
Ryoji Yumito
弓戸良次
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Kitagawa Seiki KK
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Kitagawa Seiki KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/04Frames; Guides
    • B30B15/041Guides

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス装置の固定定盤と可動定盤との間の平
行度を保ちながら、可動定盤の上下動をスムーズにする
ことを目的とする。 【構成】プレス装置は、固定定盤4と可動定盤3を有す
る。可動定盤3には、複数のローラ25を有する転がり
装置15A〜15Dが取付られる。プレスフレーム1に
は、垂直に伸びるプレスガイド10A〜10Dが取付ら
れ、これらのガイド面10Aa〜10Daに、上記ロー
ラ25を接触しながら転がすことで、可動定盤3をガイ
ドしながら上下動させる。ガタやスティック・スリップ
やガイド面でのグリース切れの心配もなく、小さな転が
り摩擦係数で可動定盤3を傾けることなくスムーズに移
動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板等の被
成形品をプレス成形するプレス装置に関する。
【0002】
【従来技術】上記のようなプレス装置は、たとえば、プ
レスフレームの最上方位置に固定した固定定盤と、最下
方位置にあって上下動する可動定盤と、これら両熱盤間
に介在されて上下動可能な少なくとも1個の熱盤と、を
備えている。上記従来のプレス装置は、上記可動定盤の
上下動をガイドするため、第4図に示すような構成とな
っている。なお、ガイド面は、可動定盤100側の四隅
にそれぞれ設けられているが、図4ではこのうちの一隅
の箇所だけを示してある。四隅の可動定盤100側のガ
イド面101とプレスフレーム1側のガイド面107と
は、それぞれ可動定盤100の上方からみて、可動定盤
100の中心点を通るX字の線上に沿うように設定され
る。ガイド面101は、可動定盤100の四隅近辺に固
定した可動盤ガイド102に形成されている。可動盤ガ
イド102の可動定盤100への固定は、可動盤ガイド
102に形成した長穴103を貫通するボルト104に
てなされている。一方、プレスフレーム105に固定し
たプレスガイド106は、可動定盤100の上下動範囲
よりも長くして垂直方向へ伸ばされ、可動盤ガイド10
2のガイド面101と対向するガイド面107が形成さ
れている。なお、可動定盤100の隅部には、支持部材
108がボルト109で固定され、ボルト109と直交
する方向へ調整ボルト110が貫通可能とされている。
調整ボルト110は、この先端が可動盤ガイド102の
背面に当たっており、この調整ボルト110を回すこと
で可動盤ガイド102を長穴103の範囲内でスライド
させ、可動盤ガイド102のガイド面101とプレスガ
イド107のガイド面107との位置関係を調整できる
ようにされている。調整ボルト110のゆるみを防止す
るため、ロックナット111が取付られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今後、プリント配線板
等の被成形品は、さらに薄型化されることが望まれてい
る。この場合、可動定盤とクラウン定盤との平行度確保
がますます重要な課題となる。そこで、可動定盤が上下
動時、傾かないようにするには、可動定盤側のガイド面
101とプレスガイド107側のガイド面107とのク
リアランスを小さくすることが考えられる。しかしなが
ら、上記従来のプレス装置にあっては、可動定盤100
の上下動が、可動定盤側のガイド面101とプレスガイ
ド106側のガイド面107との滑りによるガイドでな
されているので、上記両ガイド面間のクリアランスをあ
まり小さくすることはできない。すなわち、クリアラン
スが小さ過ぎると、ガイド面間でスティック・スリップ
現象が生じスムーズな滑りができなくなるし、自重で下
降する可動定盤100が摩擦係数の増大やひっかかりに
より下降しなくなることがある。また、クリアランス間
でグリース切れを起こし、両ガイド面間でかじり付きが
発生することがある。このグリース切れは、可動定盤が
熱盤を有するときは、グリースが蒸発等で少なくなり特
に厳しくなる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、可動定盤の上下動のガイド
を、実質的なガタ無しでスムーズな移動で行えるように
することにより、可動定盤と固定定盤との平行度を確保
し、厚さの薄い被成形品であっても常に精度よくプレス
加工ができるようにしたプレス装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明によるプレス装置は、望
ましくは、プレスフレームに固定した固定定盤と、上下
動により固定定盤に対し接近・離間可能な可動定盤を有
する。この可動定盤とプレスフレームに固定したプレス
ガイドとのうちの一方にて、他方の側面に接触する転が
り要素を支持する。望ましくは転がり要素は、可動定盤
側にて支持する。また、転がり要素としては、ローラが
望ましく、しかもローラを可動定盤の移動方向に複数個
並べることが望ましい。プレスガイドは可動定盤の四隅
近辺にそれぞれ設けることが望ましい。プレスガイドの
ガイド面と上記転がり要素の転がり面は、望ましくは、
可動定盤を上方から見たとき可動定盤の外枠の辺に対し
傾けて形成するようにして、その水平方向面上で上下左
右いずれの方向へも可動定盤の移動を規制できるように
する。また、望ましくは、転がり要素を、少なくとも二
つのローラ部とこれらのローラ部間を小径部で連結され
グルーブが形成される。そして、このような形状のロー
ラが、可動定盤に固定されるリテーナの内部に複数個挿
入されるとともに、このリテーナ内部に設けられて内部
側へ突出したローラガイドにグルーブをはめ合わせるこ
とでガイドされて転がりながらリテーナ内を循環可能と
され、一部のローラが前記プレスガイドに接触するよう
にした。なお、望ましくは、可動定盤の上下動には、油
圧、空気圧、電気モータ等を利用する。さらに、本発明
によるプレス装置にあっては、望ましくは、固定定盤と
可動定盤との間に中間板を設けて被成形物を複数個同時
にプレス成形できるようにし、また望ましくは固定定盤
と可動定盤とに熱盤を取付けるとともに、上記中間板を
も熱盤として熱プレス加工が可能なようにする。
【0006】上記のように構成した本発明のプレス装置
にあっては、被成形品のプレス装置への搬入時は、可動
定盤が固定定盤から離れた位置にある。被成形品のプレ
ス位置へのセット後、油圧等で可動定盤を固定定盤に向
け移動させる。この可動定盤の移動は、可動定盤とプレ
スフレーム側に固定したプレスガイドとのうちの一方に
保持されたローラ等の転がり要素が他方の側面を転がり
ガイドながら行われる。したがって、これらガイド面間
に実質的なクリアランスはないので、可動定盤の移動に
ガタはなく、可動定盤と固定定盤との平行度が維持えさ
れる結果、厚さの薄い被成形品でも精度良く加工するこ
とができる。なお、転がり要素を可動定盤側で保持すれ
ば、転がり要素の数を少なくでき、転がり要素をプレス
ガイド側で保持すれば転がり要素の補修・グリース補充
作業が容易になる。また、特に、転がり要素を可動定盤
の移動方向に複数個並べた場合、可動定盤の水平方向面
に対する傾動をよりシビアに抑えることが可能となる。
また、従来の滑りによるガイド方式の場合、ガイド面で
の滑り抵抗摩擦係数が0.3程度であるのに対し、本発
明の場合転がり摩擦係数は0.015程度と大幅に小さ
くできる。したがって、油圧等による可動定盤の上昇時
にあっても、また自重による可動定盤の下降時にあって
もスムーズな上下移動が可能となる。もちろん、スティ
ック・スリップ現象は生じず、また、転がり要素の場
合、ガイド面でのグリース切れの心配もない。また、可
動定盤の四隅近辺における転がり要素とプレスガイドと
の接触面が可動定盤を上方からみたとき、可動定盤の外
枠の辺に対して傾けることで、水平面上でのガタをもな
くすことができる。さらに、ローラがローラガイドにガ
イドされて転がりながら、ローラリテーナ内を循環する
ので、ローラのスキューの発生をも抑えることが可能と
なる。
【0007】
【実施態様】図1は、本実施態様に基づくプレス装置の
全体を示す。1はプレスフレームであり、同図中左右の
両側面部分とこれら左右の両側面部分を上下でつなぐ上
下連結部分とでなる。プレスフレーム1の下方連結部分
には、プレスシリンダ2が固定されている。プレスシリ
ンダ2内には、可動定盤3の下部に一体に設けたピスト
ンが挿入されるとともに、このピストンとプレスシリン
ダ2の内部空間とで形成されるシリンダ室へ油圧を供給
したり、シリンダ室から油を排出したりできるようにし
てある。したがって、シリンダ室への油圧を制御するこ
とで、ピストンをプレスシリンダ2内で摺動させ、可動
定盤3を上下動させることが可能である。可動定盤3の
上面には、断熱材5を介して熱盤7が取付られている。
熱盤7には、高温油が導き入れられ熱盤7を加熱した
後、排出され、外部で再加熱され再循環されることで所
定の温度に保たれるようにしてある。プレスフレーム1
の上方連結部分の内面には、固定定盤4が固定されてい
る。この固定定盤4の下面にも断熱材6を介して熱盤8
が取付られており、高温油が循環されるようにしてあ
る。
【0008】プレスフレーム1にあっては、図1中左側
側面部分1Aに、垂直方向に伸びるプレスガイド10
A、10C(10Cは図1中10Aの後方にあって10
Aと重なっている)が、また右側側面部分1Bには同じ
く垂直に伸びるプレスガイド10B、10D(10Dは
図1中10Bの後方にあって10Bに重なっている)が
それぞれ固定されている。これらのプレスガイド10A
〜10Dは、可動定盤3を上方からみたときの四隅近傍
に位置され、長さが可動定盤3の上下動距離より大きく
設定してある。これらのプレスガイド10A〜10Dに
沿ってガイドされるように、可動定盤3にも可動盤ガイ
ド11A〜11Dが設けられる。
【0009】図2は、上記可動定盤3を上方からみたと
きの図である。プレスフレーム1の左側側面部分1Aと
右側側面部分1Bとの間に可動定盤3が配置される。プ
レスフレームの左側側面部分1Aには、プレスガイド1
0Aと10Cが取付られ、右側側面部分1Bにはプレス
ガイド10Bと10Dとが取付られる。可動定盤3のほ
ほ四隅付近に配置した上記プレスガイド10A〜10D
に対応して、それぞれ可動定盤3側に後述の転がり要素
を有する可動盤ガイド11A〜11Dが配置され、それ
ぞれガイド機構を構成している。これらの四隅の各ガイ
ド機構は、取付向きが異なるものの、実質的に同じ構成
なので同一部位には同一数字をつけ、この数字に各隅ご
との添え字A〜Dを付して示してある。すなわち、図2
中、左上のガイド機構には添え字A、左下のガイド機構
には添え字B、右上のガイド機構には添え字C、右上の
ガイド機構には添え字Dを付してある。
【0010】プレスフレーム1の左側側面部分1Aに
は、プレスガイド固定金具14A、14Cが可動定盤3
の右側の各隅付近で溶接により固定されている。同様
に、プレスフレーム1の右側側面部分1Bには、プレス
ガイド固定金具14B、14Dが可動定盤3の左側の隅
付近で溶接により固定されている。プレスガイド固定金
具14A〜14Dには、プレスガイド10A〜10Dが
それぞれ少なくとも2本のボルト13Aa、13Ab〜
13Da、13Dbで固定されている。プレスガイド1
0A〜10Dは、それぞれガイド面10Aa〜10Da
が形成されている。プレスガイド10A〜10Dを上記
プレスガイド固定金具14A〜14Dへ固定した状態で
は、プレスガイド10A〜10Dのガイド面10Aa〜
10Daが、図2を上方からみたとき可動定盤3の中心
点Oを通るX字(一点鎖線で示す)の線X1、X2に沿
うようにしてある。
【0011】一方、可動定盤3には、ガイド取付金具1
7A〜17Dが少なくとも2本の取付ボルト18Aa、
18Abにてそれぞれ固定されている。これらのガイド
取付金具17A〜17Dには、上記プレスガイド10A
〜10Dのガイド面10Aa〜10Daに一部露出した
ローラ(転がり要素)25が対向するように、転がり装
置15A〜15Dがそれぞれ4本のボルト16Aa、1
6Ab、16Ac、16Ad〜16Da、16Db、1
6Dc、16Ddにて固定される。なお、上記転がり装
置15A〜15Dのローラ25とガイド面10Aa〜1
0Daとの接触面は、上記X字の線X1、X2上に位置
する。また、ガイド取付金具17A〜17Dと転がり装
置15A〜15Dとは、可動盤ガイド11A〜11Dを
構成する。ガイド取付金具17A〜17Dには、さら
に、上記取付ボルト18Aa、18Abに直交する方
向、すなわちガイド取付金具17A〜17Dの固定面に
沿う方向に貫通孔17Ac〜17Dcが形成され、調整
ボルト19A〜19Dを挿入貫通させてある。調整ボル
ト19A〜19Dの先端側部分は、可動定盤3に固定し
た支持部材20A〜20Dに形成したねじ穴20Aa〜
20Daに螺合され、この締めつけ具合で可動盤ガイド
取付金具17A〜17Dを調整ボルト19A〜19Dの
軸心方向に沿って進退させ、ローラ25とガイド面10
Aa〜10Daとのクリアランスを調整可能としてい
る。
【0012】図3は、上記各ガイド機構に用いる転がり
装置15Aである。なお、他の転がり装置15B〜15
Dも15Aと同じ構成である。同図において、21は、
軌道台であり、その四隅部分に貫通孔21a〜21dが
形成されている。図1に示したように、これらの貫通孔
21a〜21dにボルト16Aa、16Ab、16A
c、16Ad〜16Da、16Db、16Dc、16D
dを挿入し、各軌道台21をガイド取付金具17A〜1
7Dにそれぞれ固定することが可能である。この軌道台
21の中央部分には、センタガイド24が形成される。
センタガイド24は、軌道台21の両端部から突出した
半円形状の両端部分とこれら両端部分間を結び同じく軌
道台21より突出した直線状の連結部分とからなる。転
がり要素としてのローラ25は、両端に設けた円柱状の
ローラ部25a、25b間を、これらよりより小径の円
柱状の連結部25cでつないだ形状として、ローラ部2
5a、25b間にグルーブを形成してある。ローラ部2
5a、25bと連結部25cとの半径差(グルーブ深
さ)は、上記センタガイド24の高さより大きくしてあ
る。ローラ25は、これらのローラ部25aとローラ部
25bとの間のグルーブに上記センタガイド24が入る
ようにして、センタガイド24のに沿ってリング状に多
数個配列される。
【0013】これらのローラ25を上下方向からそれぞ
れ覆うように、軌道台21の上下から上側リテーナ23
と下側リテーナ22とが取付られる。これら両リテーナ
22と23は、互いに固定される。下側リテーナ22
は、両側面とこれら間の底板面とからなり、両端部分が
側面からみて4分の1の円形とされている。また、下側
リテーナ22の幅方向中央部分が凹まされて内方へ突出
され、センタガイド24に沿うガイド部22aが形成さ
れることで、このガイド部22aがローラ25のグルー
ブに入るようにしてある。上側リテーナ23は、両側板
23a、23b間は、両端部分のみが連結されて、これ
ら側板間の中央に位置する部分にはローラ25のグルー
ブより幅小のガイド部23cがセンタガイド24に沿っ
て形成され、その高さ位置がローラ25のグルーブ内に
入るように設定されている。上側リテーナ23の両側板
23a、23bの高さは、下側リテーナ22の両側板よ
り低く設定され、ローラ25装着時ローラ25の一部が
両側板23a、23bより必ず突出するように設定して
ある。また、両側板23a、23bとガイド部23c間
を切り欠くことで、この切り欠き窓からローラ25のロ
ーラ部25aと25bが突出するようにしてある。な
お、上記リテーナのセンタガイド24、ガイド部22
a、23Cは、ローラガイドを構成する。
【0014】次に、上記プレス装置の作用につき説明す
る。プリント配線板(被成形物)を搬入する前は、可動
定盤3は最下方位置にある。このとき、熱盤9は、可動
定盤3と固定定盤4とのほぼ中間位置で支持されてい
る。この熱盤9の支持は、熱盤9から幅方向に伸ばした
係止片をプレスフレーム1側の段差部に載せることでな
されている(たとえば、本出願人の出願に係る特願平1
0−293180号に記載の支持構造)。もちろん他の
支持方法でも構わない。この状態で、プリント配線板
を、可動定盤3側の熱盤7と熱盤9との間、また熱盤9
と固定定盤4側の熱盤8との間のプレス位置にそれぞれ
搬入し、熱盤7上及び熱盤9上にセットする。
【0015】この状態で、プレスシリンダ2のシリンダ
室に油圧を供給すると、可動定盤3が押し上げられ、上
方移動する。この上方移動時にあっては、可動定盤3
は、プレスガイド10A〜10Dに沿って垂直上昇す
る。この間、可動定盤3に一体の転がり装置15A〜1
5Dのローラ25が、プレスガイド10A〜10Dのガ
イド面10Aa〜10Daに接触し転がりながら、リテ
ーナ22、23内をセンタガイド24に沿って循環移動
する。この上昇時、転がり装置15A〜15Dのローラ
25とガイド面10Aa〜10Daと接触面がX字の線
X1、X2上にあるので、可動定盤3は、水平面上で上
下左右にガタがない状態で移動する。しかも、この場
合、ローラ25が可動定盤3の移動方向に沿って並んで
いるので、可動定盤3は、傾きが規制され、水平度を保
たれながら移動する。可動定盤3の上昇に伴って隣あう
熱盤間の隙間がつまって行き、最終的に可動定盤3の熱
盤7と熱盤9との間、及び熱盤9と固定定盤4の熱盤8
との間でプリント配線板を挟み込み、加圧可能となる。
なお、上記移動に伴うローラ25のリテーナ22、23
内における転がりながらの循環移動にあっては、リテー
ナ22、23のガイド部22a、23c及びセンタガイ
ド24が、各ローラ25のグルーブ内に入りガイドする
構造なので、ローラ25のスキューが生じるおそれはな
い。
【0016】この状態で所定時間、プリント配線板を熱
圧締したら、プレスシリンダ2内の油圧を抜く。この結
果、可動定盤3は自重でプレスガイド10A〜10Dに
沿って下降する。この際、転がり装置15A〜15Dの
ローラ25がプレスガイド10A〜10Dのガイド面1
0Aa〜10Da上を転がりながら可動定盤3をガイド
する結果、ガイド面10Aa〜10Daとローラ25間
のガタを詰めていてもころがり摩擦係数が小さいことか
ら、可動定盤3はスムーズに下降する。可動定盤3が最
下位位置に到着したら、プレス成形済みのプリント配線
板をプレス装置から搬出する。
【0017】以上のように、本発明による上記実施態様
にあっては、可動定盤の上下動をガタなく傾けることな
く実行できるので、固定定盤との平行度を確保し、厚さ
の薄いプリント配線板等の被成形物をも精度良くプレス
成形できる。また、上記可動定盤の移動は、転がり運動
によるガイドであるから摩擦係数が小さく可動定盤のス
ムーズな下降を確保できる。この場合、スティック・ス
リップやガイド面でのグリース切れの心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプレス装置の全体を示す正面図
である。
【図2】図1のプレス装置に可動定盤とそのガイド部分
を上方からみた図である。
【図3】図2のガイドに用いる転がり装置を示す図であ
る。
【図4】従来のプレス装置における可動定盤のガイド部
分の一部を示す図である。
【符号の説明】
1 プレスフレーム 2 プレスシリンダ 3 可動定盤 4 固定定盤 7、8、9 熱盤 10A、10B、10C、10D プレスガイド 11A、11B、11C、11D 可動盤ガイド 15A〜15D 転がり装置 22a、23C ガイド部(ローラガイド) 24 センタガイド(ローラガイド) 25 ローラ(転がり要素) 25a、25b ローラ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:06 B29K 105:06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレスフレームに支持された固定定盤と、 前記プレスフレームに固定された垂直方向のプレスガイ
    ドに沿って可動盤ガイドを介して上下動することで前記
    固定定盤に接近・離間する可動定盤と、を備えたプレス
    装置において、 前記可動盤ガイドと前記プレスガイドとのうちの一方
    に、前記可動盤ガイドと前記プレスガイドとのうちの他
    方の側面と接触する転がり要素を前記一方側で支持して
    構成していること、を特徴とするプレス装置。
  2. 【請求項2】前記転がり要素と前記プレスガイドとの接
    触面は、前記可動定盤の四隅近辺位置にあり、前記可動
    定盤の上方からみて前記可動定盤の外枠に対し傾斜させ
    られて前記可動定盤の水平方向の移動を規制するように
    したこと、を特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  3. 【請求項3】前記転がり要素は、少なくとも二つのロー
    ラ部とこれらのローラ部間を小径部で連結されてグルー
    ブが形成され、前記可動定盤に固定されるリテーナの内
    部に複数個挿入されるとともに、該リテーナ内部に設け
    られ内部側へ突出するローラガイドに前記グルーブがは
    め合わされてガイドされ転がりながら前記リテーナ内を
    循環し前記ローラの一部が前記プレスガイドに接触する
    ようにしたこと、を特徴とする請求範囲1から2のいず
    れかに記載のプレス装置。
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