JP2002045988A - 可撓性管の溶接接合装置 - Google Patents

可撓性管の溶接接合装置

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JP2002045988A
JP2002045988A JP2000236703A JP2000236703A JP2002045988A JP 2002045988 A JP2002045988 A JP 2002045988A JP 2000236703 A JP2000236703 A JP 2000236703A JP 2000236703 A JP2000236703 A JP 2000236703A JP 2002045988 A JP2002045988 A JP 2002045988A
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chuck
gripping
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JP2000236703A
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Katsumi Nozaki
克巳 野崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、軟性の可撓性管と硬性の可撓性管
を軸芯のズレを生じさせず、かつ、「く」の字状に屈曲
させることなく正確に溶接接合できる可撓性管の溶接接
合装置を提供する。 【解決手段】 硬性の可撓性管2、軟性の可撓性管1を
把持する一対の回転チャックと、一対の回転チャックの
間の領域に送り込まれる硬性の可撓性管2、軟性の可撓
性管1に対する把持及び把持解除を行う一対の把持チャ
ック35と、前記硬性の可撓性管2の回転軸方向の位置
を決めるストッパ部と、前記一対の回転チャックを一対
の把持チャック35、49に各々接近又は離隔させると
ともに、前記ストッパ部を硬性の可撓性管2を把持した
把持チャック35に接近させる移動手段と、硬性の可撓
性管2とストッパ部との当接を検出する硬性可撓性管当
接検出部材と、軟性の可撓性管1と硬性の可撓性管2と
の端部同士の当接を検出する軟性可撓性管当接検出部材
と、端部同士が当接した軟性の可撓性管1と硬性の可撓
性管2の軸芯を一致させる芯出し手段と有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡用処置具等
に用いられる軟性の可撓性管と硬性の可撓性管とをレー
ザパルス照射により溶接する可撓性管の溶接接合装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属素線をコイル状に巻いて形成
した軟性の可撓性管と硬性の可撓性管に対してレーザ溶
接を行う手段としては、例えば特公平7−59236号
公報に記載された発明がある。
【0003】上記発明は、図12に示すように、端面が
平面となるように加工した軟性の可撓性管101と、同
様に端面の平面加工を行った硬性の可撓性管102との
端面同士を突き合わせ、軟性の可撓性管101と硬性の
可撓性管102とを回転させながら突き合わせ部の外周
にレーザ光103を照射して、溶着部100を形成して
接合するものである。
【0004】また、接合する2個の部材の端部にレーザ
ビームを照射して溶接するレーザ溶接装置として、例え
ば特開平6−99298号公報に記載の発明がある。
【0005】上記レーザ溶接装置は、図13に示すよう
に、モータ104により駆動される移動テーブル105
と、移動テーブル105上に設けられ接合する一方の部
材を把持する移動側把持機構106と、接合する他方の
部材を把持する固定側把持機構107とを設けている。
【0006】移動側把持機構106と固定側把持機構1
07は、主軸駆動モータ108の回転を伝達するスプラ
インシャフト109と歯車列(図示せず)により、回転
可能となっている。
【0007】また、前記移動テーブル105の移動量を
検出する移動量検出手段110と、前記移動テーブル1
05の移動により溶接接合する一方の部材が他方の部材
と当接した時点を検出する当接検出手段(図示せず)
と、この当接検出手段により両部材の当接が検出された
時点から前記移動量検出手段110の検出移動量が設定
値に達するまで前記モータ104を正方向あるいは逆方
向に回転させる制御手段(図示せず)を有している。
【0008】上記構成のレーザ溶接装置は、まず移動テ
ーブル105をモータ104により矢印A方向又はB方
向に移動させる。移動側把持機構106に把持された部
材が矢印A方向に移動し、固定側把持機構107に把持
された部材に当接すると、モータ104の負荷電流が大
きくなるため、この時点を両部材の当接時点とする。
【0009】この後、前記モータ104を、移動量検出
手段110により検出される回転数が設定値になるまで
正方向に回転させると、移動テーブル105が更に矢印
A方向に移動し、両部材が設定された押圧力で押し付け
られる。
【0010】この状態で、主軸駆動モータ108により
両部材を回転させながら、両部材の端部にレーザ光を照
射して溶接接合する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の金属素線をコイル状に巻いて形成した軟性の可
撓性管101と硬性の可撓性管102に対してレーザ溶
接を行うレーザ溶接装置において、軟性の可撓性管10
1と硬性の可撓性管102の軸芯がずれて曲がった状態
のままレーザ溶接を行うと、両者が「く」の字状に屈曲
して接合され、内視鏡等への挿入ができない形状となっ
てしまう。
【0012】例えば、前記の従来のレーザ溶接装置にお
いて、接合部材を既述した軟性の可撓性管101及び硬
性の可撓性管102に代えて行った場合には、硬性の可
撓性管102に軟性の可撓性管101を当接して、その
当接をモータの負荷電流で検出しようとしても、軟性の
可撓性管101が屈曲してしまい、当接が検出できない
可能性が大きく、たとえ負荷電流の微小な増大で当接検
出が可能であっても、軟性の可撓性管101の軟性の程
度のバラツキによっては、「く」の字状に屈曲して接合
されてしまう不具合が生ずる恐れがあった。
【0013】また、レーザパルスを照射する軟性の可撓
性管101と硬性の可撓性管102の突き合わせ部の外
周を正確に合わせる機構がなく、軟性の可撓性管101
と硬性の可撓性管102の突き合わせ部に段差が生じた
まま溶接接合されてしまう恐れもあった。
【0014】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、軟性の可撓性管と硬性の可撓性
管を軸芯のズレを生じさせず、かつ、「く」の字状に屈
曲させることなく正確に溶接接合できる可撓性管の溶接
接合装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
金属素線をコイル状に巻いて形成した軟性の可撓性管
と、硬性の可撓性管とをレーザ光照射により溶接接合す
る可撓性管の溶接接合装置において、中空穴を有し硬性
の可撓性管、軟性の可撓性管に対する把持及び把持解除
を行うとともに、連動して回転可能な対向配置された一
対の回転チャックと、一対の回転チャックの中空穴を各
々貫通し、一対の回転チャックの間の領域に送り込まれ
る硬性の可撓性管、軟性の可撓性管に対する把持及び把
持解除を行う一対の把持チャックと、前記回転チャック
の中空穴を貫通し、一方の把持チャックにより把持され
た硬性の可撓性管先端との当接により、前記硬性の可撓
性管の回転軸方向の位置を決める前記一対の回転チャッ
クの間の領域に進退動可能な位置決め手段と、前記一対
の回転チャック及び位置決め手段を前記回転軸方向に案
内し、前記一対の回転チャックを一対の把持チャックに
各々接近又は離隔させるとともに、前記位置決め手段を
硬性の可撓性管を把持した把持チャックに接近させる移
動手段と、前記把持チャックにより把持された硬性の可
撓性管と、移動手段により案内される前記位置決め手段
との当接に伴い前記把持チャックに作用する力量を利用
して、前記硬性の可撓性管と位置決め手段との当接を検
出する硬性可撓性管当接検出手段と、前記回転チャック
の中空穴を貫通し、他方の把持チャックにより把持され
た軟性の可撓性管に対して、前記移動手段による案内に
より硬性の可撓性管を把持した回転チャックを接近させ
ることによって生じる軟性の可撓性管と硬性の可撓性管
との端部同士の当接に伴う前記把持チャックに作用する
力量を利用して、軟性の可撓性管と硬性の可撓性管との
端部同士の当接を検出する軟性可撓性管当接検出手段
と、端部同士が当接した軟性の可撓性管と硬性の可撓性
管の軸芯を一致させる芯出し手段とを有することを特徴
とするものである。
【0016】この発明によれば、一方の回転チャックを
貫通して把持チャックで把持した硬性の可撓性管と移動
手段により案内され接近する位置決め手段とを当接させ
ると、硬性可撓性管当接検出手段により硬性の可撓性管
と位置決め手段との当接が検出される。
【0017】この検出により前記把持チャックに対する
位置決め手段の接近移動を停止すれば、硬性の可撓性管
に無理な力が作用しないため、このときに一方の回転チ
ャックで硬性の可撓性管を把持すれば、硬性の可撓性管
が屈曲することなく、位置決め手段に当て付けることが
できる。
【0018】次に、位置決め手段を退避させた後、他方
の回転チャックを貫通して他方の把持チャックで把持し
た軟性の可撓性管の端部に対して、移動手段により案内
される前記一方の回転チャックにより把持された硬性の
可撓性管の端部を当接させると、このとき前記軟性可撓
性管当接検出手段により軟性の可撓性管と硬性の可撓性
管との端部同士の当接が検出される。
【0019】この検出により他方の把持チャックに対す
る一方の回転チャックの接近移動を停止すれば、軟性の
可境性管に無理な力が作用しないため、このときに他方
の回転チャックで軟性の可撓性管を把持すれば、軟性の
可撓性管と硬性の可撓性管との当接部分が屈曲すること
なく良好な当接状態が得られる。
【0020】さらに、前記芯出し手段により、軟性の可
撓性管と硬性の可撓性管の外周を段差が生じないように
位置合わせすることにより、両可撓性管の軸芯を確実に
一致させることができ、この結果、レーザ溶接処理後も
両可撓性管が「く」の字状に屈曲する状態となることを
回避でき、また、当接部分に段差が生ずることなく恰も
直管の如くに正確に溶接接合することができる。
【0021】請求項2記載の発明は、金属素線をコイル
状に巻いて形成した軟性の可撓性管と、硬性の可撓性管
とをレーザ光照射により溶接接合する可撓性管の溶接接
合装置において、中空穴を有し硬性の可撓性管、軟性の
可撓性管に対する把持及び把持解除を行うとともに、連
動して回転可能な対向配置された一対の回転チャック
と、一対の回転チャックの中空穴を各々貫通し、一対の
回転チャックの間の領域に送り込まれる硬性の可撓性
管、軟性の可撓性管に対する把持及び把持解除を行う一
対の把持チャックと、前記回転チャックの中空穴を貫通
し、一方の把持チャックにより把持された硬性の可撓性
管先端との当接により、前記硬性の可撓性管の回転軸方
向の位置を決める前記一対の回転チャックの間の領域に
進退動可能なストッパ部と、前記一対の回転チャック及
びストッパ部を前記回転軸方向に案内し、前記一対の回
転チャックを一対の把持チャックに各々接近又は離隔さ
せるとともに、前記ストッパ部を硬性の可撓性管を把持
した把持チャックに接近させる移動手段と、前記把持チ
ャックにより把持された硬性の可撓性管と、移動手段に
より案内される前記ストッパ部との当接に伴い前記把持
チャックに作用する力量を利用した光遮蔽部材の変位に
より、前記硬性の可撓性管とストッパ部との当接を検出
する一方の光透過型の透過型センサと、前記回転チャッ
クの中空穴を貫通し、他方の把持チャックにより把持さ
れた軟性の可撓性管に対して、前記移動手段による案内
により硬性の可撓性管を把持した回転チャックを接近さ
せることによって生じる軟性の可撓性管と硬性の可撓性
管との端部同士の当接に伴う前記把持チャックに作用す
る力量を利用した光遮蔽部材の変位により、軟性の可撓
性管と硬性の可撓性管との端部同士の当接を検出する他
方の光透過型の透過型センサと、端部同士が当接した軟
性の可撓性管と硬性の可撓性管の軸芯を一致させる芯出
し手段と、前記各光透過型の透過型センサの検出信号を
基に、前記一対の回転チャック、一対の把持チャック、
移動手段、ストッパ部及び芯出し手段の各動作制御を行
う制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0022】この発明によれば、前記硬性可撓性管当接
検出手段及び軟性可撓性管当接検出手段を、各々光遮蔽
部材を使用する光透過型の透過型センサとし、かつ、前
記各光透過型の透過型センサの検出信号を基に、前記一
対の回転チャック、一対の把持チャック、移動手段、ス
トッパ部及び芯出し手段の各動作制御を行う制御手段を
備えた構成で、請求項1記載の発明の場合と同様な作用
の基に軟性の可撓性管と硬性の可撓性管との当接部分が
屈曲することなく良好な当接状態を得てレーザ溶接処理
後も両可撓性管が「く」の字状に屈曲する状態となるこ
とを回避でき、また、当接部分に段差が生ずることなく
恰も直管の如くに正確に溶接接合することができる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の可撓性管の溶接接合装置において、前記一対の把持
チャックは、各々互いに当接させる硬性の可撓性管、軟
性の可撓性管の各当接方向へ引っ張りバネにより付勢さ
れていることを特徴とするものである。
【0024】この発明によれば、前記一対の把持チャッ
クは、各々互いに当接させる硬性の可撓性管、軟性の可
撓性管の各当接方向へ引っ張りバネにより付勢されてい
るものであるから、硬性の可撓性管とストッパ部との当
て付け、軟性の可撓性管の硬性の可撓性管に対する当て
付けを各々適切な付勢力で行うことができ、両可撓性管
を屈曲させることなく当接してレーザ溶接による接合が
可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0026】(実施の形態1) (構成)図1は、本発明の実施の形態の可撓性管の溶接
接合装置で加工される軟性の可撓性管1と硬性の可撓性
管2との溶接接合状態を示すものである。
【0027】本実施の形態においては、先端が平面とな
るように加工された軟性の可撓性管1と、同様に先端の
平面加工がなされた硬性の可撓性管2とを突き合わせ
て、軟性の可撓性管1と硬性の可撓性管2とを図1に矢
印に示す方向に回転させながら、突き合わせ部の外周か
らレーザパルス3をスポット照射して、そのエネルギー
で軟性の可撓性管1と硬性の可撓性管2との突き合わせ
部に溶融部4を形成して、両者を溶接接合するものであ
る。
【0028】図2乃至図11は、本発明の実施の形態の
可撓性管の溶接接合装置を示し、図2及び図3は本実施
の形態の溶接接合装置の概略を示す正面図及び左側面図
である。図4は本実施の形態の溶接接合装置の回転チャ
ック周辺の平面図を示す。図5は、本実施の形態の溶接
接合装置の芯出し部材の側面図を示す。
【0029】図6乃至図8は、硬性の可撓性管2の把持
チャック35及び硬性可撓性管当接検出部材38を示す
正面図、左側面図及び右側面図である。
【0030】図9乃至図11は、軟性の可撓性管1の把
持チャック49及び軟性可撓性管当接検出部材52を示
す正面図、左側面図及び右側面図である。
【0031】前記軟性可撓性管当接検出部材52は、硬
性可撓性管当接検出部材38と共通する部分が多いた
め、同様な構成部分に対して同一符号を付し、その詳細
説明を省略する。
【0032】本実施の形態の可撓性管の溶接接合装置は
全体の動作制御を行う制御装置(例えばコンピュータ装
置)64を備えるとともに、図2、図3に示すように、
基台70の上側に配置される回転ベース5上には、一対
のチャック支持台6、7が対向配置に設けられている。
【0033】前記チャック支持台6には、硬性の可撓性
管2を把持する回転チャック8が回転自在に支持されて
いるとともに、この回転チャック8にはプーリ9が連結
されている。
【0034】チャック支持台6、回転チャック8及びプ
ーリ9には、硬性の可撓性管2を貫通できる中空穴(図
示省略)が設けられている。
【0035】前記チャック支持台7には、軟性の可撓性
管1を把持する回転チャック10が回転自在に回転チャ
ック8と対向するように支持されているとともに、回転
チャック10にはプーリ11が連結されている。
【0036】回転チャック10は、その回転中心が回転
チャック8の回転中心と一致するように配置されてい
る。チャック支持台7、回転チャック10およびプーリ
11には、軟性の可撓性管1を貫通できる中空穴12が
設けられている。
【0037】回転べ一ス5の下方には、2個のシャフト
保持部材13に保持された回転シャフト14が回転自在
に設けられている。回転シャフト14は回転用モータ1
5に連結されており、回転用モータ15の回転駆動力が
伝達可能となっている。
【0038】また、回転シャフト14にはプーリ16及
びプーリ17が設けられており、タイミングベルト18
及びタイミングベルト19を介して、回転用モータ15
の回転駆動力をプーリ9及びプーリ11に伝達可能とな
っている。
【0039】即ち、回転用モータ15の回転により、回
転チャック8及び回転チャック10が同期して回転可能
となっている。
【0040】前記回転ベース5は、連結部材20を介し
て移動ベース21に固定されている。移動べース21
は、移動テーブル22上に固定されている。
【0041】移動テーブル22は、図2に示す基台70
上に設けた一対のリニアガイト23によって回転チャッ
ク8及び回転チャック10の回転軸方向(A方向又はB
方向)に案内されるとともに、前記移動テーブル22の
下部に設けた基部22aに前記基台70により回転可能
に支持されたボールねじ24が貫通状態で螺合してい
る。このボールねじ24には、前記基台70により支持
した移動手段としての移動用モータ25が連結してあ
り、移動用モータ25の回転によりボールねじ24も回
転し、これにより移動テーブル22がA方向又はB方向
に前進又は後退可能な構造となっている。
【0042】前記プーリ9のA方向の外側には、硬性の
可撓性管2を回転チャック8へ送る一対の送りローラ2
6が設けられている。
【0043】また、前記回転ベース5上には、送りロー
ラ26の動作により回転チャック8の中空穴12を貫通
してきた硬性の可撓性管2を検出する貫通検出センサ2
7が設けられている。
【0044】前記プーリ11のB方向の外側には、軟性
の可撓性管1を回転チャック10へ送る一対の送りロー
ラ28が設けられている。
【0045】また、前記回転ベース5上には、送りロー
ラ28の動作により回転チャック10の中空穴12を貫
通してきた軟性の可撓性管1を検出する貫通検出センサ
29が設けられている。
【0046】さらに、回転ベース5上には、位置決め手
段を構成するガイド付きシリンダ30が設けられてお
り、そのシリンダロッドに取り付けたストッパ部として
のストッパ板31を上下方向に移動可能に配置してい
る。
【0047】このストッパ板31は、ガイド付きシリン
ダ30による駆動で上端位置で硬性の可撓性管2の軸方
向の位置を規制できるとともに、下端位置では軟性の可
撓性管1及び硬性の可撓性管2から退避した位置となる
ように配置している。
【0048】また、前記回転ベース5上には、図4に示
すように、一対のガイド付きシリンダ32が対向配置に
設けられており、そのシリンダロッドに、各々前記軟性
の可撓性管1及び硬性の可撓性管2の芯出しを行うV溝
33が形成された芯出し手段としての芯出しブロック3
4が取り付けられており、前記ガイドシリンダ32によ
る駆動で各芯出しブロック34のV溝33が軟性の可撓
性管1、硬性の可撓性管2の当接位置に接近又は離隔す
るようになっている。
【0049】前記回転チャック8及び回転チャック10
の上方には、図2、図3及び図6乃至図8に示すよう
に、基台70から立設した門型構造体63に取り付けた
垂直ベース59、上方リニアガイド60、上方移動ベー
ス53、上下ガイド54を介して上下べ一ス40及び硬
性の可撓性管2用の把持チャック35が配置されてい
る。
【0050】この把持チャック35の下部には、図6乃
至図8に示すように、硬性の可撓性管2を把持できるV
溝36が形成された一対の爪37が設けられている。
【0051】前記把持チャック35は、ストッパ板31
に対する硬性の可撓性管2の当て付けを検出する硬性可
撓性管当接検出部材38を構成する部品である移動板3
9に連結されている。
【0052】前記移動板39は、上下べ一ス40の下部
に固定支持されたガイド41と係合し、前記回転チャッ
ク8及び回転チャック10の回転軸方向(A方向又はB
方向)に移動可能であるとともに、この移動板39の一
端側に移動ポスト42が、他端側に検出ドグ43が設け
られている。
【0053】前記上下ベース40には、固定ポスト44
及びL形板45が設けられており、L形板45には光透
過型の透過型センサ46が設けられている。そして、透
過型センサ46の検出溝47内に前記把持チャック35
にA方向の力量が加わり、前記ガイド41に案内された
移動板39を介してA方向に移動した検出ドグ43が至
ったとき、透過型センサ46が動作し、検出ドグ43を
検出するようになっている。なお、図6に示す検出ドグ
43と透過型センサ46とで、軟性可撓性管当接検出手
段を構成している。
【0054】前記移動ポスト42、固定ポスト44に
は、引っ張りバネ48が架けられて、移動板39をB方
向に引っ張る力量を与えている。
【0055】前記回転チャック8及び回転チャック10
の上方には、図9乃至図11に示すように、前記把持チ
ャック35の場合と同様な構造からなる軟性の可撓性管
1用の把持チャック49が設けられている。即ち、基台
70から立設した門型構造体63に取り付けた垂直ベー
ス59、上方リニアガイド60、上方移動ベース53、
前記上下ガイド54とは別体の上下ガイド54を介して
把持チャック49が設けられている。
【0056】把持チャック49には、軟性の可撓性管1
を把持できるV溝50が形成された一対の爪51が設け
られている。また、把持チャック49は、ガイド41を
介して軟性可撓性管当接検出部材52に連結されてい
る。
【0057】軟性可境性管当接検出部材52は、既述し
た硬性可撓性管当接検出部材38の場合と略同様の構成
からなるが、異なる点は前記移動ポスト42、固定ポス
ト44の上下べ一ス40に対する位置関係が、図7、図
10の比較から明かなようにA方向(又はB方向)に関
して逆であることである。
【0058】また、検出ドグ43と透過型センサ46の
配置も、既述した硬性可撓性管当接検出部材38の場合
と逆の位置関係となっている。即ち、把持チャック49
にB方向の力量が加わり、把持チャック49がB方向に
移動したとき、ガイド41に案内された移動板39を介
してB方向に移動し、透過型センサ46の検出溝47内
に検出ドグ43が至ったとき、透過型センサ46が動作
し、検出ドグ43を検出するようになっている。なお、
図9に示す検出ドグ43と透過型センサ46とで、軟性
可撓性管当接検出手段を構成している。
【0059】また、図10に示す引っ張りバネ48で前
記移動板39をA方向に引っ張る力量を与えている。
【0060】前記硬性可撓性管当接検出部材38及び軟
性可撓性管当接検出部材52の各上下ベース40は、上
方移動ベース53に設けられた各上下ガイド54に各々
連結されており、把持チャック35又は把持チャック4
9が、回転チャック8及び回転チャック10に接近又は
離隔するように案内されている。
【0061】上方移動べース53には、一対のシリンダ
55が設けられており、一対のシリンダ55のシリンダ
ロッド56が各々前記各上下ベース40に連結されてい
て、各シリンダ55の駆動により把持チャック35又は
把持チャック49が、各々上下動作可能となっている。
【0062】前記把持チャック35が下端に移動したと
きは、把持チャック35に取り付けられた爪37に形成
されたV溝36で、回転チャック8の中空穴12を貫通
した硬性の可撓性管2を把持できる位置に至るようにな
っている。
【0063】また、前記把持チャック49が下端に移動
したときは、把持チャック49に取り付けられた爪51
に形成されたV溝50で、回転チャック10の中空穴1
2を貫通した軟性の可撓性管1を把持できる位置に至る
ようになっている。
【0064】前記上方移動ベース53には、図3に示す
ように、レーザパルス(レーザ光)を集光する光学部5
7が固定されている。この光学部57には光ファイバー
58が連結されており、図示しないレーザ発振器から出
されるレーザパルスの光エネルギーを光学部57に伝播
し、この光学部57により集光して軟性の可撓性管1と
硬性の可撓性管2との突き当て部に照射し、両者を溶接
接合するようになっている。
【0065】前記上方移動ベース53は、図2に示すよ
うに、垂直ベース59に設けられた上方リニアガイド6
0に係合し、前記回転チャック8及び回転チャック10
の回転軸方向(A方向又はB方向)と直交する方向(C
方向又はD方向)に移動可能となっている。
【0066】即ち、図3に示すように、門型構造体63
に取り付けた垂直ベース59の一対の支持板59aによ
り支持された上方ボールねじ62に対して前記上方移動
ベース53が螺合しており、門型構造体63に取り付け
た上方移動用モータ61の回転を上方ボールねじ62に
伝達し、これにより、上方移動ベース53が、図3に示
すように、上方リニアガイド60に案内されて、C方向
又はD方向に移動可能となっている。
【0067】(作用)次に、上記構成の可撓性管の溶接
接合装置の作用について説明する。
【0068】前記硬性の可撓性管2は、一対の送りロー
ラ26に把持されて、その回転駆動による送り動作で回
転チャック8の中空穴内を送られる。そして、回転チャ
ック8を貫通した硬性の可撓性管2は、貫通検出センサ
27により検出される。その貫通検出センサ27の検出
信号により、前記送りローラ26の送り動作を停止す
る。
【0069】次に、上方移動用モータ61の回転駆動に
より、上方移動べ一ス53を移動させ、把持チャック3
5を回転チャック8の垂直上方に位置する所で停止させ
る。さらに、シリンダ55の駆動により把持チャック3
5を下端位置に移動させ、把持チャック35に取り付け
てある爪37のV溝36が、回転チャック8を貫通した
硬性の可撓性管2を把持できる位置となるようにし、こ
の状態で、把持チャック35を閉動作させ、把持チャッ
ク35により硬性の可撓性管2を把持する。
【0070】次に、硬性の可撓性管2の軸方向の位置を
決めるため、ガイド付きシリンダ30を駆動し、ストッ
パ板31を上端位置に移動させる。
【0071】次に、移動用モータ25を駆動して、スト
ッパ板31を把持チャック35に接近させるA方向に移
動させると、把持チャック35により把持された硬性の
可撓性管2の端面がストッパ板31に当て付く。
【0072】さらにストッパ板31のA方向への移動を
続けると、把持チャック35にはA方向の力量が加わ
り、把持チャック35はガイド41に案内されてA方向
に移動する。すると、前記検出ドグ43が連動して移動
し、透過型センサ46の検出溝47内に至る。これによ
り、検出ドグ43が透過型センサ46が発する透過光を
遮るため、透過型センサ46が動作し検出信号を出力す
るため、前記硬性の可撓性管2とストッパ板31との当
接を検出することができる。
【0073】前記制御装置64は、透過型センサ46か
らの検出信号を基に、硬性の可撓性管2とストッパ板3
1の当接を把握し、前記移動用モータ25を停止させ
る。そして、前記回転チャック8を動作させ、硬性の可
撓性管2を把持する。
【0074】このとき、硬性の可撓性管2は当接検出部
材38の引っ張りバネ48により生ずる弱いバネ力でス
トッパ板31に当て付いているために、硬性の可撓性管
2とストッパ板31への当て付けが曲がった状態になる
ことがない。
【0075】次に、硬性の可撓性管2を回転チャック8
で把持した後、把持チャック35を開いて硬性の可撓性
管2の把持状態を解除し、シリンダ55を駆動して把持
チャック35を上昇させ上方に退避させる。また、前記
ストッパ板31は、ガイド付きシリンダ30による駆動
により下降させ下方に退避させる。
【0076】次に、溶接接合の対象物である一方の軟性
の可撓性管1は、一対の送りローラ28に把持されて、
その回転駆動による送り動作で回転チャック10の中空
穴12内を送られる。そして、回転チャック10を貫通
した軟性の可撓性管1は、貫通検出センサ29で検出さ
れる。
【0077】その貫通検出センサ29の検出信号によ
り、前記送りローラ28の送り動作を停止する。
【0078】次に、上方移動用モータ61の回転駆動に
より上方移動ベース53をC方向に移動させ、把持チャ
ック49を回転チャック10の垂直上方に位置するよう
にして停止させる。
【0079】次に、軟性の可撓性管1用のシリンダ55
の駆動により把持チャック49を下端に移動させ、把持
チャック49に取り付けてある爪51のV溝50が、回
転チャック10を貫通した軟性の可撓性管1を把持でき
る位置に至る配置とし、この状態で把持チャック49を
閉じて軟性の可撓性管1を把持する。
【0080】次に、前記移動用モータ25を駆動して、
前記回転チャック8を把持チャック49に接近させるB
方向に移動させると、把持チャック49に把持された軟
性の可撓性管1の端面が、回転チャック8に把持された
硬性の可撓性管2の端面に当て付く。
【0081】さらに前記回転チャック8の移動を続ける
と、把持チャック49にはA方向の力量が加わり、把持
チャック49はガイド41に案内されて上下ベース40
に対してA方向に移動する。
【0082】すると、検出ドグ43が連動して移動し、
既述した場合と同様にして前記透過型センサ46の透過
光を遮るため、透過型センサ46の出力信号により軟性
の可挨性管1と硬性の可撓性管2の当接を栓出すること
ができる。
【0083】このようにして、軟性の可撓性管1と硬性
の可撓性管2との当接を検出すると、制御装置64は、
移動用モータ25の駆動を停止させる。そして、回転チ
ャック10を動作させ、軟性の可撓性管1を把持する。
【0084】このとき、軟性の可撓性管1は、軟性可撓
性管当接検出部材52の引っ張りバネ48により生ずる
弱いバネカで硬性の可撓性管2に当て付いているため
に、軟性の可撓性管1を無理に曲げようとする力が作用
しない。
【0085】軟性の可撓性管1を回転チャック10で保
持した後、把持チャック49を開いて軟性の可撓性管1
の把持状態を解除し、シリンダ55を駆動して把持チャ
ック49を上昇させ、上方に退避させる。
【0086】次に、両可撓性管1、2の芯出しを行う一
対のガイド付きシリンダ32を駆動し、対向する両芯出
しブロック34を前進させて、両芯出しブロック34に
形成された一対のV溝33で軟性の可撓性管1及び硬性
の可撓性管2の突き合わせ部4を挟み込み、互いに軸芯
のずれがなく、かつ、外周に段差が生じないように位置
修正する。前記突き合わせ部4の芯出し後、一対のガイ
ド付きシリンダ32を各々駆動して、両芯出しブロック
34を初期位置に退避させる。
【0087】その後、前記上方移動用モータ61を駆動
して上方移動ベース53をC方向に移動させ、前記光学
部57から出射されるレーザパルスの光軸が軟性の可撓
性管1と硬性の可撓性管2との突き合わせ部4と一致す
る位置となる状態で停止させる。
【0088】そして、前記回転用モータ15を駆動し
て、回転チャック8及び回転チャック10を同期回転さ
せて軟性の可撓性管1と硬性の可撓性管2とを同時に回
転させつつ、前記光学部57からレーザパルスを前記突
き合わせ部4に向けて出射して、軟性の可撓性管1と硬
性の可撓性管2との突き合わせ部4を溶接接合し、両可
撓性管1、2を互いに軸芯のずれがなく、かつ、突き合
わせ部4の外周に段差が生じない状態の可撓性管とす
る。
【0089】(効果)本実施の形態によれば、軟性の可
撓性管1と硬性の可撓性管2とを、「く」の字状に屈曲
することなく、また、突き合わせ部4に段差が生ずるこ
ともなく、一体的に溶接接合することができる。
【0090】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、軟
性の可撓性管と硬性の可撓性管の外周を段差が生じない
ように位置合わせすることにより、両可撓性管の軸芯を
確実に一致させることができ、レーザ溶接処理後も両可
撓性管が「く」の字状に屈曲する状態となることを回避
でき、また、当接部分に段差が生ずることなく恰も直管
の如くに正確に溶接接合することができる可撓性管の溶
接接合装置を提供することができる。
【0091】請求項3記載の発明によれば、硬性の可撓
性管位置決め時の位置決め手段に対する当て付け、軟性
の可撓性管の硬性の可撓性管に対する当て付けを各々適
切な付勢力で行うことができ、両可撓性管を屈曲させる
ことなく当接してレーザ溶接による接合が可能な可撓性
管の溶接接合装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の軟性の可撓性管と硬性の
可撓性管との溶接接合する状態を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態の溶接接合装置の正面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態の溶接接合装置の左側面図
である。
【図4】本発明の実施の形態の回転チャック周辺の平面
図である。
【図5】本発明の実施の形態の芯出し部材の側面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の硬性可撓性管当接検出部
材の正面図である。
【図7】本発明の実施の形態の硬性可撓性管当接検出部
材の左側面図である。
【図8】本発明の実施の形態の硬性可撓性管当接検出部
材の右側面図である。
【図9】本発明の実施の形態の軟性可撓性管当接検出部
材の正面図である。
【図10】本発明の実施の形態の軟性可撓性管当接枚出
部材の左側面図である。
【図11】本発明の実施の形態の軟性可撓性管当接検出
部材の右側面図である。
【図12】従来の軟性の可撓性管と硬性の可撓性管との
溶接接合状態を示す概略図である。
【図13】従来のレーザ溶接装置の一例の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 可撓性管 2 可撓性管 4 溶融部 5 回転ベース 6 チャック支持台 7 チャック支持台 8 回転チャック 10 回転チャック 12 中空穴 13 シャフト保持部材 14 回転シャフト 15 回転用モータ 21 移動ベース 22 移動テーブル 25 移動用モータ 27 貫通検出センサ 30 シリンダ 35 把持チャック 38 硬性可撓性管当接検出部材 46 透過型センサ 48 バネ 49 把持チャック 52 軟性可撓性管当接検出部材 57 光学部 63 門型構造体 64 制御装置 70 基台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属素線をコイル状に巻いて形成した軟
    性の可撓性管と、硬性の可撓性管とをレーザ光照射によ
    り溶接接合する可撓性管の溶接接合装置において、 中空穴を有し硬性の可撓性管、軟性の可撓性管に対する
    把持及び把持解除を行うとともに、連動して回転可能な
    対向配置された一対の回転チャックと、 一対の回転チャックの中空穴を各々貫通し、一対の回転
    チャックの間の領域に送り込まれる硬性の可撓性管、軟
    性の可撓性管に対する把持及び把持解除を行う一対の把
    持チャックと、 前記回転チャックの中空穴を貫通し、一方の把持チャッ
    クにより把持された硬性の可撓性管先端との当接によ
    り、前記硬性の可撓性管の回転軸方向の位置を決める前
    記一対の回転チャックの間の領域に進退動可能な位置決
    め手段と、 前記一対の回転チャック及び位置決め手段を前記回転軸
    方向に案内し、前記一対の回転チャックを一対の把持チ
    ャックに各々接近又は離隔させるとともに、前記位置決
    め手段を硬性の可撓性管を把持した把持チャックに接近
    させる移動手段と、 前記把持チャックにより把持された硬性の可撓性管と、
    移動手段により案内される前記位置決め手段との当接に
    伴い前記把持チャックに作用する力量を利用して、前記
    硬性の可撓性管と位置決め手段との当接を検出する硬性
    可撓性管当接検出手段と、 前記回転チャックの中空穴を貫通し、他方の把持チャッ
    クにより把持された軟性の可撓性管に対して、前記移動
    手段による案内により硬性の可撓性管を把持した回転チ
    ャックを接近させることによって生じる軟性の可撓性管
    と硬性の可撓性管との端部同士の当接に伴う前記把持チ
    ャックに作用する力量を利用して、軟性の可撓性管と硬
    性の可撓性管との端部同士の当接を検出する軟性可撓性
    管当接検出手段と、 端部同士が当接した軟性の可撓性管と硬性の可撓性管の
    軸芯を一致させる芯出し手段と、 を有することを特徴とする可撓性管の溶接接合装置。
  2. 【請求項2】 金属素線をコイル状に巻いて形成した軟
    性の可撓性管と、硬性の可撓性管とをレーザ光照射によ
    り溶接接合する可撓性管の溶接接合装置において、 中空穴を有し硬性の可撓性管、軟性の可撓性管に対する
    把持及び把持解除を行うとともに、連動して回転可能な
    対向配置された一対の回転チャックと、 一対の回転チャックの中空穴を各々貫通し、一対の回転
    チャックの間の領域に送り込まれる硬性の可撓性管、軟
    性の可撓性管に対する把持及び把持解除を行う一対の把
    持チャックと、 前記回転チャックの中空穴を貫通し、一方の把持チャッ
    クにより把持された硬性の可撓性管先端との当接によ
    り、前記硬性の可撓性管の回転軸方向の位置を決める前
    記一対の回転チャックの間の領域に進退動可能なストッ
    パ部と、 前記一対の回転チャック及びストッパ部を前記回転軸方
    向に案内し、前記一対の回転チャックを一対の把持チャ
    ックに各々接近又は離隔させるとともに、前記ストッパ
    部を硬性の可撓性管を把持した把持チャックに接近させ
    る移動手段と、前記把持チャックにより把持された硬性
    の可撓性管と、移動手段により案内される前記ストッパ
    部との当接に伴い前記把持チャックに作用する力量を利
    用した光遮蔽部材の変位により、前記硬性の可撓性管と
    ストッパ部との当接を検出する一方の光透過型の透過型
    センサと、 前記回転チャックの中空穴を貫通し、他方の把持チャッ
    クにより把持された軟性の可撓性管に対して、前記移動
    手段による案内により硬性の可撓性管を把持した回転チ
    ャックを接近させることによって生じる軟性の可撓性管
    と硬性の可撓性管との端部同士の当接に伴う前記把持チ
    ャックに作用する力量を利用した光遮蔽部材の変位によ
    り、軟性の可撓性管と硬性の可撓性管との端部同士の当
    接を検出する他方の光透過型の透過型センサと、 端部同士が当接した軟性の可撓性管と硬性の可撓性管の
    軸芯を一致させる芯出し手段と、 前記各光透過型の透過型センサの検出信号を基に、前記
    一対の回転チャック、一対の把持チャック、移動手段、
    ストッパ部及び芯出し手段の各動作制御を行う制御手段
    と、 を有することを特徴とする可撓性管の溶接接合装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の把持チャックは、各々互いに
    当接させる硬性の可撓性管、軟性の可撓性管の各当接方
    向へ引っ張りバネにより付勢されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の可撓性管の溶接接合装置。
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