JP2002045973A - 抵抗スポット溶接機 - Google Patents

抵抗スポット溶接機

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JP2002045973A
JP2002045973A JP2000234148A JP2000234148A JP2002045973A JP 2002045973 A JP2002045973 A JP 2002045973A JP 2000234148 A JP2000234148 A JP 2000234148A JP 2000234148 A JP2000234148 A JP 2000234148A JP 2002045973 A JP2002045973 A JP 2002045973A
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Koyo Yamashita
幸洋 山下
Yoshiaki Yamada
良昭 山田
Toru Kumagai
徹 熊谷
Junichi Taniguchi
淳一 谷口
Takao Motoki
隆夫 元木
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Honda Motor Co Ltd
Dengensha Toa Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Dengensha Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、操作性に優れ、作業効率の向上
を図ることができる抵抗スポット溶接機を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 電極チップ5を駆動するための第1のア
クチュエータ2と、第1のアクチュエータを支持すると
共に先端に電極チップ6を有するガンアーム7と、これ
らの電極チップにそれぞれ電気的に接続され且つガンア
ーム側に固定された正負給電部10と、吊り金具装置2
5の回転軸と同心上に配置され且つ正負給電部にそれぞ
れ接続された正負固定接触子13及び14と、吊り金具
装置の回転軸と同心上に配置され且つ溶接トランスから
の通電経路に接続された正負可動接触子15及び16
と、正負可動接触子を吊り金具装置の回転軸に沿って移
動させることにより正負固定接触子と正負可動接触子と
の機械的及び電気的な開閉を行う第2のアクチュエータ
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属加工機械に
属する技術分野で、抵抗スポット溶接機のうちポータブ
ルスポット溶接ガン及びロボットガンに関し、さらに詳
しくは、ベイルサポート式吊り金具装置を有するポータ
ブルガンまたはロボットガンの給電ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブルスポット溶接ガンは鉄道車輛
や自動車車体等の大型ワークの手作業部分を溶接する場
合に使用される。一般には、溶接ガンと溶接トランスが
一体構造になった大型ポータブルガンが使用される。こ
の大型ガンは重量が大きいため、溶接ガンと溶接トラン
スとを切り離してガン本体のみをベイルサポート式の吊
り金具で吊るしてガン重量バランスを取ってポータブル
ガンの方向性を思うままに変えられるようにしている
が、この種のガンには溶接トランスからの重いローリア
クタンスケーブルいわゆるキックレスケーブルが接続さ
れるために、ガンと共にこのケーブルも人手により引き
回す必要があり、操作性が悪く作業効率を充足すること
ができなかった。
【0003】従来のスポット溶接機の給電ユニットに関
する公知技術としては、例えば特開昭56―11967
4号、特開平8−132248号、特開平9―1688
72号、特開平11−179560号特開平10−18
0456号、実開昭56―137889号、実開昭61
―114785号、実開昭62―10967号、実開昭
61―143776号、実開平4―12380号公報等
に記載されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Cタイ
プガンの場合はいずれもピストンロッドに直接給電する
ための軸給電機構を加圧シリンダ内に配置したものであ
り、一方、Xタイプガンの場合はシリンダで挟み込む給
電機構が一般的に知られている。特に、給電機構がシリ
ンダ内に収納されているものは、組付けやメンテナンス
が複雑で手間を要するものとなる。また、溶接機本体を
自由に回転操作する場合などには、これら従来の給電機
構では軽量小形化をより促進することは難しかった。
【0005】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、操作性に優れ、作業効率の向上を
図ることができる抵抗スポット溶接機を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る抵抗スポ
ット溶接機は、一方の電極チップを駆動するための第1
のアクチュエータと、第1のアクチュエータを支持する
と共に先端に電極チップと対応する他方の電極チップを
有するガンアームと、ガンアーム側に固定された正負給
電部とを有し、給電部の近傍に、流体圧又は電気的な第
2のアクチュエータにより溶接トランスからの通電経路
を接続するための正負給電用加圧接触子を開閉動作する
給電ユニットを配置し、それによってスポット溶接機へ
の接触子と給電部との機械的及び/又は電気的な接続と
開放に必要な動作を行うものである。
【0007】なお、好ましくは、給電ユニットの正負給
電用加圧接触子はスポット溶接機を支持する吊り金具の
溶接機本体を回転する回転中心線と同心上に配置され
る。
【0008】また、好ましくは、給電部はガンアーム側
に配置された正負導電板からなり、導電板には上記回転
中心線と同心上において貫通した円筒状の正負固定接触
子がそれぞれ固定され、各固定接触子の内径には正負可
動接触子が同心上に挿入され、固定接触子の内周面と可
動接触子の外周面とを円すい形とし、正負可動接触子を
第2のアクチュエータで直線的に駆動し、それによって
固定接触子と可動接触子との円すい形のテーパ面にクサ
ビ作用による加圧力を発生し得るように構成される。
【0009】さらに、好ましくは、正負可動接触子の一
方は第2のアクチュエータの駆動軸に、他方は第2のア
クチュエータの本体側にそれぞれ固定され、第2のアク
チュエータの本体はロボット側またはベイルサポート式
吊り金具装置に支持され、上記正負二つの可動接触子を
イコライズ動作させて開閉動作が行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1にこの発明の実施の形
態に係るポータブルスポッド溶接ガンの構造を示す。こ
のポータブルスポット溶接ガン1においては、ベイルサ
ポート式吊り金具装置25はガン本体の重量バランスを
とりながらガン本体を回転軸X−X上で回転可能に支持
する内輪26と、その内輪26を支持する外輪27とを
有する。これら内輪26及び外輪27の間にボールベア
リンク28が介在しており、ガン本体が内輪26と共に
外輪27の内周を円滑に回転することができる。
【0011】電極チップ加圧用の第1のアクチュエータ
2は、例えばエアによる膨張エネルギーでピストン3に
推力を発生させてピストンロッド4に支持された一方の
電極チップ5を駆動するものであり、この他サーボモー
タで駆動するものでもよい。第1のアクチュエータ2
は、電極チップ5に対向する他方の電極チップ6を支持
するガンアーム7又はガンブラケット8に支持されてい
る。この場合、ガンブラケット8とガンアーム7は同じ
導電材の鋳物で一体構造にしてもよい。
【0012】図2に示されるように、給電ユニット9は
ガンアーム7の後部に固定された正負一対の導電板11
及び12からなる正負給電部10の近傍に配置されてい
る。給電ユニット9は例えばエアシリンダや電動モータ
等の流体圧又は電気的な第2のアクチュエータ17によ
り図示しない溶接トランスからの通電経路に接続された
給電用接触子を駆動することによって、その通電経路と
正負給電部10との電気的な接続に要する機械的な開閉
動作を行うものである。
【0013】具体的に説明すると、正負給電部10の一
方の導電板11はガンアーム7に直接固定され、ガンア
ーム7に電気的に接続されている。また、他方の導電板
12はガンアーム7に絶縁板19を介して連結された導
電部材20に固定されている。そして、これらの導電板
11及び12は、その間に絶縁板21を介在させること
により電気的に絶縁された状態で一体的に重ねられてい
る。
【0014】導電板11及び12には回転軸X−Xと同
心上で貫通した円筒状の正負固定接触子13及び14が
それぞれ固定され、各固定接触子13及び14の内側に
はそれぞれ正負可動接触子15及び16が同心上に挿入
される。
【0015】一方の可動接触子15は第2のアクチュエ
ータ17のピストン24により駆動される駆動軸18の
先端に、他方の可動接触子16は第2のアクチュエータ
のロッド側(本体前面)にそれぞれ固定されている。可
動接触子16の中心軸上には駆動軸18が貫通する貫通
孔が形成され、この可動接触子16の貫通孔の内周面と
駆動軸18の外周面との間に隙間が形成されてこれら可
動接触子16と駆動軸18とが電気的に非接触状態で絶
縁されている。ここで、駆動軸18との非接触状態に代
えて可動接触子16の貫通孔の内面に絶縁材を挿入する
か、絶縁材を被覆して可動接触子16を駆動軸18に沿
って摺動させてもよい。なお、第2のアクチュエータ1
7は給電部10の近傍においてベイルサポート式吊り金
具装置25の支持部材29に支持されている。
【0016】正負固定接触子13及び14の内周面(給
電面)a及びbと正負可動接触子15及び16の外周面
(給電面)c及びdとはそれぞれ円すい形状に形成され
ており、正負可動接触子15及び16は第2のアクチュ
エータ17の駆動軸18によって直線的に駆動される。
これにより正負固定接触子13及び14の円すい形の内
周面と正負可動接触子15及び16の円すい形の外周面
との間にクサビ作用による十分な加圧力が発生する。
【0017】カバー38は、断面凹形に成形された金属
板からなり、駆動軸18のストッパを兼ねるもので、正
負給電部10を外気から封じ、正負固定接触子13及び
14と正負可動接触子15及び16との給電面間への外
部からのスパッタ(細かい鉄粉)、水、油、煤塵等の異
物侵入を防止する。この実施の形態では、駆動軸18の
先端が前進して所定の距離位置eでカバー38に突き当
たって停止するように、カバー38を固定側、例えば導
電板11又は固定接触子13にボルトでしっかり固定さ
れている。
【0018】なお、このカバー38はストッパ機能を有
するものであるが、例えばストッパ機構をカバー38か
ら独立させる場合は、給電ユニット9の開放時に可動側
の駆動軸18の移動距離eを任意距離に規制可能なよう
に、イコライズ動作を得るためのストッパを、駆動軸1
8の動きに対して他の固定側に配置すればよい。
【0019】導電部材20と電極チップ5を有するチッ
プホルダ22との間にはU字型の可撓性を有するシャン
ト23が接続されている。
【0020】給電ユニット9の第2のアクチュエータ1
7は、ベイルサポート式吊り金具装置25の外輪27に
支持部材29及びイコライズ機構30を介して固定され
ている。イコライズ機構30は、支持部材29の軸受け
33にガイドロッド34が挿入され、ガイドロッド34
の両端に固定されたスライド板35に絶縁板36を挟ん
で導電板37が固定され、さらに導電板37にシリンダ
17の本体ケーシングが固定された構造を有している。
【0021】二次ケーブル40の正負出力端子41及び
42が導電板37及び例えば平編導線等の可撓性を有す
る導電部材43にそれぞれ接続されている。なお、これ
らの接続部に例えばスイーベル式の自在継ぎ手部(図示
省略)を介して電気的通電経路を形成するか、またはシ
リンダ等の開閉手段(図示省略)を使用して二次ケーブ
ル40の接続/切り離しを自動的に行うようにすれば、
ガン本体の動きの自由度をさらに拡げることも可能にな
る。
【0022】二次ケーブル40としては、一般に水冷二
次ケーブルとして知られているローリアクタンス・ケー
ブルを使用することができる。この場合、冷却水はケー
ブル内に形成された冷却通水経路を通り、導電板37、
第2のアクチュエータ17、駆動軸18、ガンアーム7
及び電極チップ6内に形成された往復通水経路を経由し
て循環するように構成される。
【0023】このような構成を有するポータブルスポッ
ト溶接ガンの動作について述べる。溶接ガンを作業者が
操作して溶接位置へ移動する場合は、給電ユニット9の
第2のアクチュエータ17の後部エア室Aにエアを供給
して駆動軸18を距離e(5mm程度)だけ前進させる
と、可動接触子15が取り付けられている駆動軸18の
先端が、カバー38に当接する。駆動軸18の先端がカ
バー38に当接して動けなくなると、後部エア室Aに供
給されるエア圧で第2のアクチュエータの本体がスライ
ド板35と共にガイドロッド34に沿って後方に移動す
る。
【0024】これにより溶接トランス(図示省略)から
の正負通電経路に接続された正負可動接触子15及び1
6とガンアーム7側の給電部10に固定された正負固定
接触子13及び14と円すい面の間に0.5mmから1
mm程度のクリアランスが生じ、正負可動接触子15及
び16と正負固定接触子13及び14とが完全に離れ
る。
【0025】これにより、正負可動接触子15及び16
と正負固定接触子13及び14との間の機械的及び電気
的な接続が切れ、ガン本体がフリーの状態となる。この
状態で、溶接ガンをワークの打点位置に移動し、電極チ
ップの打点角度を合わせる。溶接ガンの姿勢位置が決ま
ったところで、溶接ガンをロックして固定する。
【0026】溶接ガンをロックした後、ガン起動スイッ
チを押すと、給電ユニット9の第2のアクチュエータ1
7の後部エア室Aからエアが排出されると同時に前部エ
ア室Bにエアが供給される。エア圧でピストン24に推
力がかかり駆動軸18が後方(図面右方向)に移動し、
可動接触子15の円すい状の外周面cが固定接触子13
の円すい状の内周面aと接触し、可動接触子15の移動
が円すい面に掛かる加圧力で停止すると、第2のアクチ
ュエータ17の本体側が反力を受けてイコライズ機構3
0のスライド板35がガイドロッド34に沿って図面の
左方向へ引き寄せられる。
【0027】これにより、可動接触子16の円すい状の
外周面dが固定接触子14の円すい状の内周面bに接触
し、さらにその後もピストン24に推力がかかり、これ
らの円すい面にクサビ作用による加圧力が働く。次第に
カバー38から駆動軸18が離れ、正負可動接触子15
及び16と正負固定接触子13及び14との間が完全に
密着し電気的に良好な接触状態が得られる。
【0028】このようにして給電コンタクトが完了する
と、通電開始信号が発せられ、通電が行われる。溶接電
流は例えば溶接トランスから水冷二次ケーブル40を通
して端子41、導電部材43、溶接ユニット9の駆動軸
18、可動接触子15、固定接触子13、導電板11、
シャント23、チップホルダ22及び電極チップ5に流
れ、ワークを通してガンアーム7側の電極チップ6へ流
れる。
【0029】その電流は、導電板12、固定接触子1
4、可動接触子16、第2のアクチュエータ17、導電
板37及び端子42を通り、二次ケーブル40を経て溶
接トランスへ戻る。このサイクルで、ワークの打点位置
は電極チップ5及び6で挟みつけた溶接部が電流の抵抗
発熱により温度を上昇し金属を溶融してナゲットを形成
して接合される。
【0030】所定位置の溶接が完了し、次の溶接位置へ
溶接ガンを移す場合は、前述したように給電コンタクト
部を溶接前のフリーの状態になるように給電ユニット9
の第2のアクチュエータ17を動作することで、溶接ガ
ンの方向姿勢を手元で軽快に動かすことができる。
【0031】なお、上記の実施の形態では、ベイルサポ
ート式吊り金具装置25を有するCタイプのポータブル
スポット溶接ガンについて記述したが、本発明の基本思
想はこれらの機種に限定される理由はなく、Xタイプポ
ータブルガンはもちろん、ロボットに搭載されるCタイ
プ及びXタイプのロボットガンにも用途範囲を容易に拡
大させることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、鉄道車輛や自動車車体等の大型ワークの手作業部分
を溶接する場合に、ガンアーム側に固定された正負給電
部の近傍に、第2のアクチュエータを配置して、これに
より従来一体型の溶接ガンと溶接トランスとを切り離
し、溶接トランスからの通電経路に接続された正負可動
接触子を移動し得る給電ユニットによって、スポット溶
接機の回転軸と同心上で正負固定接触子と正負可動接触
子との機械的及び電気的な開閉動作を行うようにしたの
で、ポータブルガンを溶接位置に移動させる際には、給
電ユニットが開放し溶接ガン本体と正負給電部とを切り
離してフリーな状態にして、これにより溶接ガン本体の
み自由に移動させて溶接箇所に適正な角度で電極チップ
を容易に位置決めすることが可能となる。
【0033】また、溶接開始時には給電ユニットを閉じ
ることで溶接ガンと正負給電部との通電接続を可能にし
て溶接を行うことができる。従って、ポータブル溶接ガ
ンの場合、溶接時にのみ給電ユニットが給電接触動作
し、それ以外は可動接触子が固定接触子から切り離さ
れ、溶接ガンの方向性を思うままに変えられるようにな
り、しかも人手によりガン本体と共に重いローリアクタ
ンスケーブルを引き回すことがなくなり操作性が飛躍的
に改善し、作業性及び安全性の充足を図ることができ
る。さらに、正負固定接触子と正負可動接触子がガン本
体の回転軸と同心上に配置されているため、これら接触
子の加圧接触面のクリアランスを発生させる動作及び構
造が簡単で、しかもガン本体の安定した回転動作が得ら
れる。
【0034】また、正負固定接触子と正負可動接触子と
の開閉動作を第2のアクチュエータの駆動軸の直線運動
で行うようにすれば、給電ユニット構造が簡単でコンパ
クトに設計することができ、しかもユニット式で取付け
取外しが容易になり、メンテナンス性が良好となる。ま
た、正負固定接触子と正負可動接触子との間のクリアラ
ンスを0.5mmないし1mm程度発生させるだけであ
るから駆動軸のストロークが小さくて済み、給電ユニッ
トの小形軽量化が実現できる。
【0035】正負固定接触子の円すい面と正負可動接触
子の円すい面との間にクサビ作用による強力な加圧力が
発生し得るようにすれば、十分な機械的接触圧が得ら
れ、接触面に生じる加熱や電飾の発生を防ぐことができ
る。
【0036】また、給電ユニットの第2のアクチュエー
タの本体をロボットのアーム側または他の吊り金具装置
にも支持することが可能であり、Xタイプガンや他の抵
抗溶接機にも給電ユニットの利用範囲を拡大することが
できる。また、正負可動接触子を同時に一方向の動作で
行うようにすれば、ストロークが短く、耐久性を向上さ
せることが可能になる。さらに、第2のアクチュエータ
を吊り金具装置の固定側に固定されたイコライズ機構の
スライド部材に支持し、二次ケーブルの一方の極線と接
続すれば、固定接触子と可動接触子の間に安定した加圧
力を発生させることができる。
【0037】また、カバー兼ストッパを溶接機本体の回
転軸X−Xと同心上に配置すれば、カバーの取付け取外
しが簡単な構造で、給電ユニット内部への異物侵入を効
果的に防ぐことができ、耐久性向上と給電接触子の保守
作業が簡単になり、しかも給電面の保護対策とイコライ
ズ機構のストッパを兼ねたことで部品点数削減が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る抵抗スポット溶
接機を示す正面図である。
【図2】 実施の形態で用いられた給電ユニットを示す
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ポータブルスポット溶接ガン、2 第1のアクチュ
エータ、3 ピストン、4 ピストンロッド、5 電極
チップ、6 電極チップ、7 ガンアーム、8ガンブラ
ケット、9 給電ユニット、10 正負給電部、11
導電板、12導電板、13 固定接触子、14 固定接
触子、15 可動接触子、16 可動接触子、17 第
2のアクチュエータ、18 駆動軸、19 絶縁板、2
0導電部材、21 絶縁板、22 チップホルダ、23
シャント、24 ピストン、25 吊り金具装置、2
6 内輪、27 外輪、28 ベアリング、29支持部
材、30 イコライズ機構、31 ピストン、32 駆
動軸、33 軸受け、34 ガイドロッド、35 スラ
イド板、36 絶縁板、37 導電板、38 カバー、
40 二次ケーブル、41 端子、42 端子、43
導電部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 良昭 栃木県塩谷郡高根沢町上高根沢2900 本田 技研工業株式会社栃木製作所内 (72)発明者 熊谷 徹 埼玉県狭山市新狭山一丁目10番1号 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 谷口 淳一 神奈川県川崎市多摩区枡形1丁目23番1号 株式会社電元社製作所内 (72)発明者 元木 隆夫 神奈川県川崎市多摩区枡形1丁目23番1号 株式会社電元社製作所内 Fターム(参考) 4E065 AA05 BA03 BB03 DA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の電極チップを駆動するための第1
    のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータを支持
    すると共に先端に前記電極チップと対応する他方の電極
    チップを有するガンアームと、前記ガンアーム側に固定
    された正負給電部とを有し、前記給電部の近傍に、流体
    圧又は電気的な第2のアクチュエータにより溶接トラン
    スからの通電経路を接続するための正負給電用加圧接触
    子を開閉動作する給電ユニットを配置し、それによって
    当該スポット溶接機への前記接触子と前記給電部との機
    械的及び/又は電気的な接続と開放に必要な動作を行う
    抵抗スポット溶接機。
  2. 【請求項2】 前記給電ユニットの正負給電用加圧接触
    子は前記溶接機本体を回転する回転中心線と同心上に配
    置したことを特徴とする請求項1の抵抗スポット溶接
    機。
  3. 【請求項3】 前記給電部はガンアーム側に配置された
    正負導電板からなり、前記導電板には上記回転中心線と
    同心上において貫通した円筒状の正負固定接触子がそれ
    ぞれ固定され、各固定接触子の内径には正負可動接触子
    が同心上に挿入され、前記固定接触子の内周面と前記可
    動接触子の外周面とを円すい形とし、前記正負可動接触
    子を前記第2のアクチュエータで直線的に駆動し、それ
    によって前記固定接触子と可動接触子との前記円すい形
    のテーパ面にクサビ作用による加圧力を発生し得るよう
    にした請求項1又は2の抵抗スポット溶接機。
  4. 【請求項4】 前記正負可動接触子の一方は前記第2の
    アクチュエータの駆動軸に、他方は前記第2のアクチュ
    エータの本体側にそれぞれ固定され、前記第2のアクチ
    ュエータの本体はロボット側またはベイルサポート式吊
    り金具装置に支持され、上記正負二つの可動接触子をイ
    コライズ動作させて前記開閉動作を行う請求項1、2又
    は3の抵抗スポット溶接機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100420535C (zh) * 2003-01-09 2008-09-24 美国发那科机器人有限公司 伺服点焊控制系统和焊接工件的方法
US20110036178A1 (en) * 2008-04-30 2011-02-17 Daniel Measurement And Control, Inc. Apparatus and method for proving at low temperatures
CN106041286A (zh) * 2016-08-17 2016-10-26 合肥亿翔自动化装备有限公司 一种具有二次打开的摇臂焊枪
CN107639337A (zh) * 2017-10-31 2018-01-30 天津七所高科技有限公司 一种轻量化c型一体化点焊机

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