JP2002045892A - 汚泥の脱水方法 - Google Patents
汚泥の脱水方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】都市下水汚泥や化学工場廃水の余剰混合汚泥に
対して凝集脱水性能に優れ、SS回収率に優れ、必要添
加量が少なくてすみ、かつ低含水率のケーキを与えるこ
とのできる汚泥の脱水方法の提供。 【解決手段】汚泥に、無機凝集剤を添加し、さらに有機
両性高分子凝集剤を添加した後、又は有機両性高分子凝
集剤と共に、該汚泥を濾過部を有する造粒濃縮槽に導入
し、該濾過部からろ液を取り出すと共に造粒し、この造
粒物を脱水機で脱水処理する方法において、有機両性高
分子凝集剤が下記凝集剤である汚泥の脱水方法。 有機両性高分子凝集剤:ジアルキルアミノエチルアクリ
レート4級塩、(メタ)アクリル酸又はその塩及び(メ
タ)アクリルアミドを必須構成単量体単位とする共重合
体を含有する有機両性高分子凝集剤。
対して凝集脱水性能に優れ、SS回収率に優れ、必要添
加量が少なくてすみ、かつ低含水率のケーキを与えるこ
とのできる汚泥の脱水方法の提供。 【解決手段】汚泥に、無機凝集剤を添加し、さらに有機
両性高分子凝集剤を添加した後、又は有機両性高分子凝
集剤と共に、該汚泥を濾過部を有する造粒濃縮槽に導入
し、該濾過部からろ液を取り出すと共に造粒し、この造
粒物を脱水機で脱水処理する方法において、有機両性高
分子凝集剤が下記凝集剤である汚泥の脱水方法。 有機両性高分子凝集剤:ジアルキルアミノエチルアクリ
レート4級塩、(メタ)アクリル酸又はその塩及び(メ
タ)アクリルアミドを必須構成単量体単位とする共重合
体を含有する有機両性高分子凝集剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市下水及び化学
工場廃水等の脱水方法に関するものであり、本発明の脱
水方法によれば、フロックの造粒性、強度、濾過速度及
び含水率等のバランスに優れるフロックを得ることが出
来る。
工場廃水等の脱水方法に関するものであり、本発明の脱
水方法によれば、フロックの造粒性、強度、濾過速度及
び含水率等のバランスに優れるフロックを得ることが出
来る。
【0002】
【従来の技術】一般に汚泥は、物理的処理や凝集沈殿操
作を経た後、活性汚泥法等の生物化学処理により有機物
が除去され、この際発生する余剰汚泥は高分子凝集剤を
添加して脱水されている。
作を経た後、活性汚泥法等の生物化学処理により有機物
が除去され、この際発生する余剰汚泥は高分子凝集剤を
添加して脱水されている。
【0003】しかしながら、前記生物化学処理により発
生する余剰汚泥は、主成分が生物体の細胞であるため非
常に脱水し難い。即ち、SS当り1質量%以上の高分子
凝集剤を添加して脱水ケーキを得ているが、ケーキ含水
率は85質量%以上であり、他の産業廃水を脱水処理す
る場合に比べ、ケーキの含水率が高くなってしまう。
又、場合によっては、SS当り3質量%以上の高分子凝
集剤を添加しないと凝集フロックが生成しないこともあ
る。
生する余剰汚泥は、主成分が生物体の細胞であるため非
常に脱水し難い。即ち、SS当り1質量%以上の高分子
凝集剤を添加して脱水ケーキを得ているが、ケーキ含水
率は85質量%以上であり、他の産業廃水を脱水処理す
る場合に比べ、ケーキの含水率が高くなってしまう。
又、場合によっては、SS当り3質量%以上の高分子凝
集剤を添加しないと凝集フロックが生成しないこともあ
る。
【0004】更に、得られる凝集フロックは、非常に脆
いことが多く、フロックをスクリュープレス脱水機を使
用して脱水する場合においては、フロックが細かすぎて
スクリーンから流出しSS回収率が極端に低下したり、
又ベルトプレス脱水機を使用して脱水する場合において
は、脱水ケーキの剥離が困難となることがあった。
いことが多く、フロックをスクリュープレス脱水機を使
用して脱水する場合においては、フロックが細かすぎて
スクリーンから流出しSS回収率が極端に低下したり、
又ベルトプレス脱水機を使用して脱水する場合において
は、脱水ケーキの剥離が困難となることがあった。
【0005】これらの問題を解決する脱水処理方法とし
ては、通常の汚泥の脱水方法として知られている、ポリ
硫酸鉄を添加・混合した後、高分子凝集剤を添加する方
法、縮合型ポリアミンを添加・混合した後、高分子凝集
剤を添加する方法、及び無機凝集剤を添加・混合した
後、両性高分子凝集剤を添加する方法を転用することが
考えられる。
ては、通常の汚泥の脱水方法として知られている、ポリ
硫酸鉄を添加・混合した後、高分子凝集剤を添加する方
法、縮合型ポリアミンを添加・混合した後、高分子凝集
剤を添加する方法、及び無機凝集剤を添加・混合した
後、両性高分子凝集剤を添加する方法を転用することが
考えられる。
【0006】しかしながら、いずれの脱水方法も満足の
行く方法ではなく、得られるフロックが機械脱水に耐え
得る強度を有するものでなかったり、粒径が不十分であ
ったり、又濾過速度が不十分であったりするため、単位
時間当りの処理量を大きくすることが出来ず、更に得ら
れるケーキ含水率を低下させることもできなかった。
行く方法ではなく、得られるフロックが機械脱水に耐え
得る強度を有するものでなかったり、粒径が不十分であ
ったり、又濾過速度が不十分であったりするため、単位
時間当りの処理量を大きくすることが出来ず、更に得ら
れるケーキ含水率を低下させることもできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、都市下水汚
泥や化学工場廃水の余剰混合汚泥に対して凝集脱水性能
に優れ、SS回収率に優れ、必要添加量が少なくてす
み、かつ低含水率のケーキを与えることのできる汚泥の
脱水方法を提供することを目的としたものである。
泥や化学工場廃水の余剰混合汚泥に対して凝集脱水性能
に優れ、SS回収率に優れ、必要添加量が少なくてす
み、かつ低含水率のケーキを与えることのできる汚泥の
脱水方法を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、濾過部を有する造粒濃
縮槽を使用し、凝集剤として特定のカチオン性単量体、
アニオン性単量体及びノニオン性単量体を必須構成単位
とする両性高分子凝集剤を使用することにより、当初の
目的を達成できることを見出し本発明を完成した。以
下、本発明を詳細に説明する。尚、本明細書において
は、アクリレート又はメタクリレートを(メタ)アクリ
レートと表し、アクリルアミド又はメタクリルアミドを
(メタ)アクリルアミドと表す。
を解決すべく鋭意検討した結果、濾過部を有する造粒濃
縮槽を使用し、凝集剤として特定のカチオン性単量体、
アニオン性単量体及びノニオン性単量体を必須構成単位
とする両性高分子凝集剤を使用することにより、当初の
目的を達成できることを見出し本発明を完成した。以
下、本発明を詳細に説明する。尚、本明細書において
は、アクリレート又はメタクリレートを(メタ)アクリ
レートと表し、アクリルアミド又はメタクリルアミドを
(メタ)アクリルアミドと表す。
【0009】
【発明の実施の形態】1.有機両性高分子凝集剤 本発明で使用する両性高分子脱水剤は、下記一般式
(1)、(2)及び(3)で表される化合物を必須構成単量体単
位とする共重合体を含有する有機両性高分子凝集剤であ
る。
(1)、(2)及び(3)で表される化合物を必須構成単量体単
位とする共重合体を含有する有機両性高分子凝集剤であ
る。
【0010】
【化5】
【0011】〔式(1)において、R1は炭化水素基又はヒ
ドロキシアルキル基、R2及びR3はそれぞれ炭素数1〜
4のアルキル基であり、それらは互いに同一でも異なっ
ていても良い。(X1)-は陰イオンである。〕
ドロキシアルキル基、R2及びR3はそれぞれ炭素数1〜
4のアルキル基であり、それらは互いに同一でも異なっ
ていても良い。(X1)-は陰イオンである。〕
【0012】
【化6】
【0013】〔式(2)において、R4は水素原子又はメチ
ル基、Mは水素原子、アンモニウムイオン又はアルカリ
金属イオンである。〕
ル基、Mは水素原子、アンモニウムイオン又はアルカリ
金属イオンである。〕
【0014】
【化7】
【0015】〔式(3)において、R5は水素原子又はメチ
ル基であり、それらは互いに同一でも異なっていてもよ
く、R6及びR7は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル
基である。〕
ル基であり、それらは互いに同一でも異なっていてもよ
く、R6及びR7は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル
基である。〕
【0016】前記一般式(1)で表される化合物〔以下化
合物(1)という〕において、R1の炭化水素基としては、
メチル基及びエチル基等のアルキル基、並びにベンジル
基等のアリール基等が挙げられる。ヒドロキシアルキル
基としては、ヒドロキシメチル基等が挙げられる。又、
R2及びR3において、炭素数1〜4のアルキル基として
は、メチル基及びエチル基等が挙げられ、該R2とR
3は、それぞれにおいて互いに同一であっても良いし、
異なっていても良い。さらに、(X1)-の陰イオンとして
は、Cl-、Br-、I-、HSO4 -、1/2SO4 -、N
O3 -、CH3COO-、HCOO-、CH3SO4 -及びC2
H5SO4 -等が挙げられる。
合物(1)という〕において、R1の炭化水素基としては、
メチル基及びエチル基等のアルキル基、並びにベンジル
基等のアリール基等が挙げられる。ヒドロキシアルキル
基としては、ヒドロキシメチル基等が挙げられる。又、
R2及びR3において、炭素数1〜4のアルキル基として
は、メチル基及びエチル基等が挙げられ、該R2とR
3は、それぞれにおいて互いに同一であっても良いし、
異なっていても良い。さらに、(X1)-の陰イオンとして
は、Cl-、Br-、I-、HSO4 -、1/2SO4 -、N
O3 -、CH3COO-、HCOO-、CH3SO4 -及びC2
H5SO4 -等が挙げられる。
【0017】化合物(1)は、ジアルキルアミノエチルア
クリレートの四級アンモニウム塩であり、具体例として
は、ジメチルアミノエチルアクリレートの塩化メチル四
級化物やジメチルアミノエチルアクリレートの塩化ベン
ジル四級化物等を挙げることができる。化合物(1)は、
2種以上を組み合わせることもできる。
クリレートの四級アンモニウム塩であり、具体例として
は、ジメチルアミノエチルアクリレートの塩化メチル四
級化物やジメチルアミノエチルアクリレートの塩化ベン
ジル四級化物等を挙げることができる。化合物(1)は、
2種以上を組み合わせることもできる。
【0018】前記一般式(2)で表される化合物〔以下化
合物(2)という〕において、R4は水素原子又はメチル
基、Mは水素原子又はナトリウムやカリウム等のアルカ
リ金属イオンである。
合物(2)という〕において、R4は水素原子又はメチル
基、Mは水素原子又はナトリウムやカリウム等のアルカ
リ金属イオンである。
【0019】化合物(2)としては、例えばアクリル酸及
びメタクリル酸、並びにこれらのアンモニウム塩及びア
ルカリ金属塩を挙げることができる。化合物(2)は、2
種以上を組み合わせることもできる。
びメタクリル酸、並びにこれらのアンモニウム塩及びア
ルカリ金属塩を挙げることができる。化合物(2)は、2
種以上を組み合わせることもできる。
【0020】前記一般式(3)で表される化合物〔以下化
合物(3)という〕において、R5は、それぞれ水素原子又
はメチル基である。R7及びR6は水素原子又はメチル
基、エチル基及びプロピル基等の炭素数1〜3のアルキ
ル基であり、それらは互いに同一であっても良いし異な
っていてもよい。
合物(3)という〕において、R5は、それぞれ水素原子又
はメチル基である。R7及びR6は水素原子又はメチル
基、エチル基及びプロピル基等の炭素数1〜3のアルキ
ル基であり、それらは互いに同一であっても良いし異な
っていてもよい。
【0021】化合物(3)としては、例えばアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、ジメチルアクリルアミド及びイ
ソプロピルアクリルアミド等を挙げることができる。化
合物(3)は、2種以上を組み合わせることもできる。
ド、メタクリルアミド、ジメチルアクリルアミド及びイ
ソプロピルアクリルアミド等を挙げることができる。化
合物(3)は、2種以上を組み合わせることもできる。
【0022】有機両性高分子凝集剤のさらに好ましいも
のは、上記一般式(1)、(2)及び(3)で表される化合物並
びに下記一般式(4)で表される化合物を構成単量体単位
とする共重合体を含有する有機両性高分子凝集剤であ
る。
のは、上記一般式(1)、(2)及び(3)で表される化合物並
びに下記一般式(4)で表される化合物を構成単量体単位
とする共重合体を含有する有機両性高分子凝集剤であ
る。
【0023】
【化8】
【0024】〔式(4)において、R8は炭化水素基又はヒ
ドロキシアルキル基、R9及びR10はそれぞれ炭素数1
〜4のアルキル基であり、それらは互いに同一でも異な
っていても良い。(X2)-は陰イオンである。〕
ドロキシアルキル基、R9及びR10はそれぞれ炭素数1
〜4のアルキル基であり、それらは互いに同一でも異な
っていても良い。(X2)-は陰イオンである。〕
【0025】前記一般式(4)で表される化合物〔以下化
合物(4)という〕において、R8の炭化水素基及びヒドロ
キシアルキル基としては、前記化合物(1)のR1と同様の
ものが挙げられる。又、R9及びR10において、炭素数
1〜4のアルキル基としては、前記化合物(1)のR2及び
R3と同様のものが挙げられ、それぞれは互いに同一で
あっても、異なっていても良い。さらに、(X2)-の陰イ
オンとしては、前記化合物(1)の(X1)-と同様のものが
挙げられる。
合物(4)という〕において、R8の炭化水素基及びヒドロ
キシアルキル基としては、前記化合物(1)のR1と同様の
ものが挙げられる。又、R9及びR10において、炭素数
1〜4のアルキル基としては、前記化合物(1)のR2及び
R3と同様のものが挙げられ、それぞれは互いに同一で
あっても、異なっていても良い。さらに、(X2)-の陰イ
オンとしては、前記化合物(1)の(X1)-と同様のものが
挙げられる。
【0026】化合物(4)は、ジアルキルアミノエチルメ
タクリレートの四級アンモニウム塩であり、具体例とし
ては、ジメチルアミノエチルメタクリレートの塩化メチ
ル四級化物やジメチルアミノエチルメタクリレートの塩
化ベンジル四級化物等を挙げることができる。化合物
(4)は、2種以上を組み合わせることもできる。
タクリレートの四級アンモニウム塩であり、具体例とし
ては、ジメチルアミノエチルメタクリレートの塩化メチ
ル四級化物やジメチルアミノエチルメタクリレートの塩
化ベンジル四級化物等を挙げることができる。化合物
(4)は、2種以上を組み合わせることもできる。
【0027】該両性高分子共重合体における各構成単位
の含有量は化合物(1)単位が1〜50モル%、化合物(2)
単位が1〜50モル%及び化合物(3)単位が10〜80
モル%の範囲にあるのが望ましい。又、化合物(1)〜(4)
を構成単量体単位として使用する場合の各構成単位の含
有量は化合物(1)単位が5〜40モル%、化合物(2)単位
が5〜40モル%、化合物(3)単位が20〜80モル%
及び化合物(4)単位が0.5〜30モル%の範囲にある
のが望ましい。
の含有量は化合物(1)単位が1〜50モル%、化合物(2)
単位が1〜50モル%及び化合物(3)単位が10〜80
モル%の範囲にあるのが望ましい。又、化合物(1)〜(4)
を構成単量体単位として使用する場合の各構成単位の含
有量は化合物(1)単位が5〜40モル%、化合物(2)単位
が5〜40モル%、化合物(3)単位が20〜80モル%
及び化合物(4)単位が0.5〜30モル%の範囲にある
のが望ましい。
【0028】本発明において、脱臭や含水率をより低下
させる目的で無機凝集剤を比較的大量に併用処理するこ
とがある。無機凝集剤の大量添加により汚泥pHが5.
0を下回る場合には、両性高分子凝集剤の各構成単位の
含有割合として、それらの組成モル比(2)/〔(1)+
(4)〕が0.8〜1.6であることが好ましい。含有割
合がこの関係式を満たさない場合は、本発明の目的が達
せられない場合がある。
させる目的で無機凝集剤を比較的大量に併用処理するこ
とがある。無機凝集剤の大量添加により汚泥pHが5.
0を下回る場合には、両性高分子凝集剤の各構成単位の
含有割合として、それらの組成モル比(2)/〔(1)+
(4)〕が0.8〜1.6であることが好ましい。含有割
合がこの関係式を満たさない場合は、本発明の目的が達
せられない場合がある。
【0029】本発明の有機両性高分子共重合体は、化合
物(1)、(2)及び(3)、好ましくは化合物(1)、(2)、(3)及
び(4)を必須構成単量体単位とするものであるが、これ
らの単位を形成するモノマーと共重合可能なその他のモ
ノマー(以下その他モノマーという)とを所望に応じ共
重合させたものであっても良い。その他モノマーにおい
て、カチオン性モノマーとしては、例えばジアルキルア
ミノエチル(メタ)アクリレートの塩酸塩、硫酸塩、硝
酸塩及び酢酸塩等の三級モノマー、ジアルキルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド若しくはこれらの塩酸
塩、硫酸塩、硝酸塩及び酢酸塩等の三級モノマー及び塩
化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、ジメチル硫酸、
塩化ベンジル、臭化ベンジル等の四級化剤を反応させた
四級アンモニウム塩モノマー及びビニルピリジンの四級
化誘導体等を挙げることができる。アニオン性モノマー
としては、例えばビニルスルホン酸、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸、マレイン酸等及び
これらのアルカリ金属塩を挙げることができる。ノニオ
ン性モノマーとしては、例えばジアルキルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリルアミド、スチレン、アクリロニトニ
ル、酢酸ビニル、アクリル酸アルキル、メタクリル酸ア
ルキル、ビニルピリジン、ビニルイミダノール及びアリ
ルアミン等を挙げることができる。これらその他モノマ
ーは、2種以上を組み合わせることもできる。
物(1)、(2)及び(3)、好ましくは化合物(1)、(2)、(3)及
び(4)を必須構成単量体単位とするものであるが、これ
らの単位を形成するモノマーと共重合可能なその他のモ
ノマー(以下その他モノマーという)とを所望に応じ共
重合させたものであっても良い。その他モノマーにおい
て、カチオン性モノマーとしては、例えばジアルキルア
ミノエチル(メタ)アクリレートの塩酸塩、硫酸塩、硝
酸塩及び酢酸塩等の三級モノマー、ジアルキルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド若しくはこれらの塩酸
塩、硫酸塩、硝酸塩及び酢酸塩等の三級モノマー及び塩
化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、ジメチル硫酸、
塩化ベンジル、臭化ベンジル等の四級化剤を反応させた
四級アンモニウム塩モノマー及びビニルピリジンの四級
化誘導体等を挙げることができる。アニオン性モノマー
としては、例えばビニルスルホン酸、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸、マレイン酸等及び
これらのアルカリ金属塩を挙げることができる。ノニオ
ン性モノマーとしては、例えばジアルキルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリルアミド、スチレン、アクリロニトニ
ル、酢酸ビニル、アクリル酸アルキル、メタクリル酸ア
ルキル、ビニルピリジン、ビニルイミダノール及びアリ
ルアミン等を挙げることができる。これらその他モノマ
ーは、2種以上を組み合わせることもできる。
【0030】該両性高分子共重合体の分子量について
は、分子量の指標である固有粘度で示すと、1N−硝酸
ナトリウム又は1N−塩化ナトリウム水溶液中、温度3
0℃での測定値が2デシリットル/g以上であることが
好ましく、安定した脱水処理を達成するには5デシリッ
トル/g以上がより好ましい。
は、分子量の指標である固有粘度で示すと、1N−硝酸
ナトリウム又は1N−塩化ナトリウム水溶液中、温度3
0℃での測定値が2デシリットル/g以上であることが
好ましく、安定した脱水処理を達成するには5デシリッ
トル/g以上がより好ましい。
【0031】この両性高分子共重合体の重合方法につい
ては特に制限はなく、一般的な重合方法を採用すること
ができる。例えば、水溶液重合であれば、重合開始剤と
して過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、2,2'−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩や、レドック
ス系の開始剤等を用いることができる。又、逆相のエマ
ルション重合であれば、前記重合開始剤以外に、アゾビ
スイソブチロニトリルや過酸化ベンゾイル等の水不溶性
開始剤を用いて重合を行っても良い。
ては特に制限はなく、一般的な重合方法を採用すること
ができる。例えば、水溶液重合であれば、重合開始剤と
して過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、2,2'−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩や、レドック
ス系の開始剤等を用いることができる。又、逆相のエマ
ルション重合であれば、前記重合開始剤以外に、アゾビ
スイソブチロニトリルや過酸化ベンゾイル等の水不溶性
開始剤を用いて重合を行っても良い。
【0032】2.汚泥の脱水方法 本発明の汚泥脱水方法は、汚泥に無機凝集剤を添加し、
さらに前記有機両性高分子凝集剤を添加した後、又は前
記有機両性高分子凝集剤と共に、該汚泥を濾過部を有す
る造粒濃縮槽に導入し、該濾過部からろ液を取り出すと
共に造粒し、この造粒物を脱水機で脱水処理する方法で
ある。
さらに前記有機両性高分子凝集剤を添加した後、又は前
記有機両性高分子凝集剤と共に、該汚泥を濾過部を有す
る造粒濃縮槽に導入し、該濾過部からろ液を取り出すと
共に造粒し、この造粒物を脱水機で脱水処理する方法で
ある。
【0033】又、該汚泥脱水剤の使用に際しては、硫酸
水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、スルファミン酸等、
脱水処理に悪影響がでないかぎり公知の添加剤と混合し
て使用しても良い。
水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、スルファミン酸等、
脱水処理に悪影響がでないかぎり公知の添加剤と混合し
て使用しても良い。
【0034】2-1.汚泥 本発明の汚泥の脱水方法において、適用可能な汚泥とし
ては、種々の汚泥に適用できる。特に本発明の方法は、
都市下水及び化学工場汚泥の余剰汚泥混合比率の高い汚
泥に好ましく適用できる。
ては、種々の汚泥に適用できる。特に本発明の方法は、
都市下水及び化学工場汚泥の余剰汚泥混合比率の高い汚
泥に好ましく適用できる。
【0035】当該汚泥の具体例としては、各種廃水に対
して無機凝集剤を添加し、必要に応じて更に有機高分子
凝集剤を添加するという凝沈処理で得られた凝沈汚泥、
凝沈処理後の廃水を活性汚泥処理して得られる余剰汚
泥、及び凝沈汚泥と余剰汚泥の混合汚泥等が挙げられ、
本発明は特に混合汚泥に好ましく適用できるものであ
る。又、汚泥には、化学工場等で発生する生活廃水、そ
の他廃水処理により発生する各種汚泥を含んでいても良
い。
して無機凝集剤を添加し、必要に応じて更に有機高分子
凝集剤を添加するという凝沈処理で得られた凝沈汚泥、
凝沈処理後の廃水を活性汚泥処理して得られる余剰汚
泥、及び凝沈汚泥と余剰汚泥の混合汚泥等が挙げられ、
本発明は特に混合汚泥に好ましく適用できるものであ
る。又、汚泥には、化学工場等で発生する生活廃水、そ
の他廃水処理により発生する各種汚泥を含んでいても良
い。
【0036】2-2.無機凝集剤 本発明においては、無機凝集剤を併用する必要があり、
汚泥に、無機凝集剤を添加した後、前記両性高分子凝集
剤を添加することが好ましい。フロックの形成方法は、
公知の方法に準じる。
汚泥に、無機凝集剤を添加した後、前記両性高分子凝集
剤を添加することが好ましい。フロックの形成方法は、
公知の方法に準じる。
【0037】無機凝集剤を添加した後、pHを4〜8調
整することが好ましく、より好ましくは4〜7である。
整することが好ましく、より好ましくは4〜7である。
【0038】無機凝集剤としては、硫酸アルミニウム、
ポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄、硫酸第一鉄及びポ
リ硫酸鉄等を例示できる。
ポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄、硫酸第一鉄及びポ
リ硫酸鉄等を例示できる。
【0039】2-3.汚泥脱水方法 本発明の汚泥脱水方法は、汚泥に無機凝集剤を添加し、
さらに前記有機両性高分子凝集剤を添加した後、又は前
記有機両性高分子凝集剤と共に、該汚泥を濾過部を有す
る造粒濃縮槽に導入する。当該造粒濃縮槽の例として
は、特願昭62−327190号や特開平4−5910
0号に記載された装置を挙げることができる。この濃縮
槽は、円筒槽内の中心部に攪拌羽根を有する攪拌機と、
当該攪拌羽根よりも上方に通水可能なスリットを有する
濾過筒を有するものであり、供給される汚泥と凝集剤を
上記攪拌手段で攪拌してフロック化、造粒しながら濾過
筒から濾液を槽外へ排出することを特徴とするものであ
る。濾過部を有する造粒濃縮槽を使用する汚泥脱水シス
テムの概念図の1例を、図1に示す。図1において、1
は汚泥調質槽であり、原料汚泥を助剤等を使用して汚泥
の調整を行なう。濾過部3aを有する造粒濃縮槽2に、
供給管4を通じて汚泥が供給され、供給管5を通じて高
分子凝集剤汚泥が供給され、脱水反応が進行する。濾過
部3aを通じて濾過筒3に注入した分離液は、ポンプに
より排水管7を通じて排出される。その結果、充分に濃
縮され強度の高いものとなった造粒物は、供給管6を通
じて脱水機に供給される。
さらに前記有機両性高分子凝集剤を添加した後、又は前
記有機両性高分子凝集剤と共に、該汚泥を濾過部を有す
る造粒濃縮槽に導入する。当該造粒濃縮槽の例として
は、特願昭62−327190号や特開平4−5910
0号に記載された装置を挙げることができる。この濃縮
槽は、円筒槽内の中心部に攪拌羽根を有する攪拌機と、
当該攪拌羽根よりも上方に通水可能なスリットを有する
濾過筒を有するものであり、供給される汚泥と凝集剤を
上記攪拌手段で攪拌してフロック化、造粒しながら濾過
筒から濾液を槽外へ排出することを特徴とするものであ
る。濾過部を有する造粒濃縮槽を使用する汚泥脱水シス
テムの概念図の1例を、図1に示す。図1において、1
は汚泥調質槽であり、原料汚泥を助剤等を使用して汚泥
の調整を行なう。濾過部3aを有する造粒濃縮槽2に、
供給管4を通じて汚泥が供給され、供給管5を通じて高
分子凝集剤汚泥が供給され、脱水反応が進行する。濾過
部3aを通じて濾過筒3に注入した分離液は、ポンプに
より排水管7を通じて排出される。その結果、充分に濃
縮され強度の高いものとなった造粒物は、供給管6を通
じて脱水機に供給される。
【0040】両性高分子凝集剤及び無機凝集剤添加量、
攪拌速度及び攪拌時間等は、従来の脱水条件に従えば良
い。又、他のカチオン性ポリマーやアニオン性ポリマー
と併用したり、これら凝集剤に添加し混合一液として使
用することもできる。
攪拌速度及び攪拌時間等は、従来の脱水条件に従えば良
い。又、他のカチオン性ポリマーやアニオン性ポリマー
と併用したり、これら凝集剤に添加し混合一液として使
用することもできる。
【0041】このようにして形成したフロックは、公知
の手段を用いて脱水し、脱水ケーキとする。
の手段を用いて脱水し、脱水ケーキとする。
【0042】脱水装置としては、スクリュープレス型脱
水機、ベルトプレス型脱水機、フィルタープレス型脱水
機及びスクリュウーデカンター等を例示することができ
る。
水機、ベルトプレス型脱水機、フィルタープレス型脱水
機及びスクリュウーデカンター等を例示することができ
る。
【0043】
【実施例】以下実施例を挙げ、本発明をより具体的に説
明する。
明する。
【0044】(製造例1)ステンレス製デュワー瓶にジ
メチルアミノエチルアクリレート塩化メチル4級塩水溶
液(以下DACという)、ジメチルアミノエチルメタクリ
レート塩化メチル4級塩水溶液(以下DMCという)、ア
クリルアミド水溶液(以下AMという)及びアクリル酸
(以下AAという)を入れ、それぞれが22.0、8.
0、45.0、25.0モル%の組成で、全重量が1k
g、全単量体濃度が35質量%になる様に蒸留水を加え
た。続いて窒素ガスを60分間溶液に吹き込みながら溶
液温度を15℃に調節し、これにより重合用単量体混合
物水溶液を得た。次いで、全単量体重量を基準として、
塩化第二銅を銅イオンとして0.3ppm、重合開始剤
としてアゾビスアミジノプロパン塩酸塩(和光純薬(株)
製商品名V-50)を1000ppm及び亜硫酸水素ナトリ
ウム(NaHSO3)を30ppmとなる様に加えて重合を開
始し、静置状態で3時間重合を続けた。その後得られた
含水ゲル状の重合体をデュワー瓶から取り出し細断し
た。これを80℃で5時間乾燥後粉砕して目的の両性高
分子凝集剤を得た。得られた両性高分子凝集剤の0.1
%不溶解分量及び0.5%塩粘度を、以下の方法に従い
測定した。それらの結果を表1に示す。
メチルアミノエチルアクリレート塩化メチル4級塩水溶
液(以下DACという)、ジメチルアミノエチルメタクリ
レート塩化メチル4級塩水溶液(以下DMCという)、ア
クリルアミド水溶液(以下AMという)及びアクリル酸
(以下AAという)を入れ、それぞれが22.0、8.
0、45.0、25.0モル%の組成で、全重量が1k
g、全単量体濃度が35質量%になる様に蒸留水を加え
た。続いて窒素ガスを60分間溶液に吹き込みながら溶
液温度を15℃に調節し、これにより重合用単量体混合
物水溶液を得た。次いで、全単量体重量を基準として、
塩化第二銅を銅イオンとして0.3ppm、重合開始剤
としてアゾビスアミジノプロパン塩酸塩(和光純薬(株)
製商品名V-50)を1000ppm及び亜硫酸水素ナトリ
ウム(NaHSO3)を30ppmとなる様に加えて重合を開
始し、静置状態で3時間重合を続けた。その後得られた
含水ゲル状の重合体をデュワー瓶から取り出し細断し
た。これを80℃で5時間乾燥後粉砕して目的の両性高
分子凝集剤を得た。得られた両性高分子凝集剤の0.1
%不溶解分量及び0.5%塩粘度を、以下の方法に従い
測定した。それらの結果を表1に示す。
【0045】0.1%不溶解分量:高分子凝集剤を純粋
に溶解し、400mlの0.1質量%(固形分換算)溶液
を調製した。この溶液全量を直径20cm、83メッシ
ュの篩で濾過し、篩上に残った不溶解分を集めてその容
量を測定した。0.5%塩粘度:高分子凝集剤を4質量
%の塩化ナトリウム水溶液に溶解し、0.5質量%凝集
剤溶液を調製した。B型粘度計を用いて、25℃、60
rpm、5分後の凝集剤溶液粘度を測定した。
に溶解し、400mlの0.1質量%(固形分換算)溶液
を調製した。この溶液全量を直径20cm、83メッシ
ュの篩で濾過し、篩上に残った不溶解分を集めてその容
量を測定した。0.5%塩粘度:高分子凝集剤を4質量
%の塩化ナトリウム水溶液に溶解し、0.5質量%凝集
剤溶液を調製した。B型粘度計を用いて、25℃、60
rpm、5分後の凝集剤溶液粘度を測定した。
【0046】(製造例2、比較製造例1及び同2)単量
体、重合開始剤等を表1の組成に変更する以外は、実施
例1と同様にして両性高分子凝集剤を得た。得られた両
性高分子凝集剤の0.1%不溶解分量及び0.5%塩粘
度を、製造例1と同様の方法に従い測定した。それらの
結果を表1に示す。
体、重合開始剤等を表1の組成に変更する以外は、実施
例1と同様にして両性高分子凝集剤を得た。得られた両
性高分子凝集剤の0.1%不溶解分量及び0.5%塩粘
度を、製造例1と同様の方法に従い測定した。それらの
結果を表1に示す。
【0047】(実施例1及び2、比較例1及び2)都市
下水の混合生汚泥(SS:11300mg/l、VSS:
9300mg/l)に対してポリ塩化第二鉄をpH=4.5
となる様に添加調質後、図1に示す、濾過部を有する造
粒濃縮槽を使用、製造例及び比較製造例で得られた両性
高分子凝集剤を添加して汚泥の脱水を行なった。濾過部
は幅1mmの同心円、半月状スリットを設けたもので汚
泥供給量乾分当たり310kg/時間で処理した。続い
て、ベルトプレス機にて圧搾脱水後、脱水ケーキの含水
率を測定した。性能評価として、造粒フロックの粒径、
ベルトプレス機の濾布速度、濾布剥離性及びケーキ含水
率を測定しその結果を表2に示した。
下水の混合生汚泥(SS:11300mg/l、VSS:
9300mg/l)に対してポリ塩化第二鉄をpH=4.5
となる様に添加調質後、図1に示す、濾過部を有する造
粒濃縮槽を使用、製造例及び比較製造例で得られた両性
高分子凝集剤を添加して汚泥の脱水を行なった。濾過部
は幅1mmの同心円、半月状スリットを設けたもので汚
泥供給量乾分当たり310kg/時間で処理した。続い
て、ベルトプレス機にて圧搾脱水後、脱水ケーキの含水
率を測定した。性能評価として、造粒フロックの粒径、
ベルトプレス機の濾布速度、濾布剥離性及びケーキ含水
率を測定しその結果を表2に示した。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】実施例1及び同2、並びに比較例1及び同
2の結果から明らかの様に、本発明の脱水処理方法は、
フロック径、濾過速度及び含水率のバランスに優れるも
のであった。
2の結果から明らかの様に、本発明の脱水処理方法は、
フロック径、濾過速度及び含水率のバランスに優れるも
のであった。
【0051】
【発明の効果】本発明の汚泥脱水方法によれば、各種汚
泥の脱水処理において、SS回収率に優れる、必要添加
量が少なくてすむ、フロック強度が高く、ろ布からの剥
離性が良い、ケーキ含水率が高い、汚泥の処理量が多
い、汚泥種、汚泥性状の変化に対して安定した処理効果
が得られる等優れた性能を有している。
泥の脱水処理において、SS回収率に優れる、必要添加
量が少なくてすむ、フロック強度が高く、ろ布からの剥
離性が良い、ケーキ含水率が高い、汚泥の処理量が多
い、汚泥種、汚泥性状の変化に対して安定した処理効果
が得られる等優れた性能を有している。
【図1】本発明で使用する造粒濃縮槽の1例を示す図で
ある。
ある。
1:汚泥調質槽 2:造粒濃縮槽 3:濾過筒 3a:濾過部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月29日(2000.8.2
9)
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 〔式(1)において、R1は炭化水素基又はヒドロキシアル
キル基、R2及びR3はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル
基であり、それらは互いに同一でも異なっていても良
い。(X1)-は陰イオンである。〕
キル基、R2及びR3はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル
基であり、それらは互いに同一でも異なっていても良
い。(X1)-は陰イオンである。〕
【化2】 〔式(2)において、R4は水素原子又はメチル基、Mは水
素原子、アンモニウムイオン又はアルカリ金属イオンで
ある。〕
素原子、アンモニウムイオン又はアルカリ金属イオンで
ある。〕
【化3】 〔式(3)において、R5は水素原子又はメチル基である。
R6及びR7は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基で
あり、それらは互いに同一でも異なっていても良い。〕
R6及びR7は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基で
あり、それらは互いに同一でも異なっていても良い。〕
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【化7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D015 BA06 BA19 BA21 BB09 BB12 CA12 DA04 DA05 DA13 DA15 DA16 DB07 DB12 DB14 DB15 DB30 DC04 EA16 EA17 EA36 4D059 AA05 BE16 BE17 BE26 BE38 BE55 BE56 BE61 BF11 BJ01 BK09 DA01 DA02 DA05 DA16 DA17 DA23 DA24 DA35 DA41 DB22 DB25 DB26
Claims (2)
- 【請求項1】汚泥に、無機凝集剤を添加し、さらに有機
両性高分子凝集剤を添加した後、又は有機両性高分子凝
集剤と共に、該汚泥を濾過部を有する造粒濃縮槽に導入
し、該濾過部からろ液を取り出すと共に造粒し、この造
粒物を脱水機で脱水処理する方法において、有機両性高
分子凝集剤が下記凝集剤であることを特徴とする汚泥の
脱水方法。 有機両性高分子凝集剤:下記一般式(1)、(2)及び(3)で
表される化合物を必須構成単量体単位とする共重合体を
含有する有機両性高分子凝集剤。 【化1】 〔式(1)において、R1は炭化水素基又はヒドロキシアル
キル基、R2及びR3はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル
基であり、それらは互いに同一でも異なっていても良
い。(X1)-は陰イオンである。〕 【化2】 〔式(2)において、R4は水素原子又はメチル基、Mは水
素原子、アンモニウムイオン又はアルカリ金属イオンで
ある。〕 【化3】 〔式(3)において、R5は水素原子又はメチル基である。
R6及びR7は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基で
あり、それらは互いに同一でも異なっていても良い。〕 - 【請求項2】有機両性高分子凝集剤が、上記一般式
(1)、(2)及び(3)で表される化合物並びに下記一般式(4)
で表される化合物を構成単量体単位とする共重合体を含
有する有機両性高分子凝集剤である請求項1記載の汚泥
の脱水方法。 【化4】 〔式(4)において、R8は炭化水素基又はヒドロキシアル
キル基、R9及びR10はそれぞれ炭素数1〜4のアルキ
ル基であり、それらは互いに同一でも異なっていても良
い。(X2)-は陰イオンである。〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000240152A JP2002045892A (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | 汚泥の脱水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000240152A JP2002045892A (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | 汚泥の脱水方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002045892A true JP2002045892A (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=18731567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000240152A Pending JP2002045892A (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | 汚泥の脱水方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002045892A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003175302A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-06-24 | Toagosei Co Ltd | 組成物、両性高分子凝集剤及びその用途 |
JP2007253111A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Daiyanitorikkusu Kk | 水処理方法 |
CN103771682A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-05-07 | 广州华晟环保科技开发有限公司 | 一种污泥高干度调理脱水的方法 |
-
2000
- 2000-08-08 JP JP2000240152A patent/JP2002045892A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003175302A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-06-24 | Toagosei Co Ltd | 組成物、両性高分子凝集剤及びその用途 |
JP2007253111A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Daiyanitorikkusu Kk | 水処理方法 |
WO2007119479A1 (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-25 | Dia-Nitrix Co., Ltd. | 水処理方法 |
US8614173B2 (en) | 2006-03-24 | 2013-12-24 | Dia-Nitrix Co., Ltd. | Water treatment method |
CN104671382A (zh) * | 2006-03-24 | 2015-06-03 | 三菱丽阳株式会社 | 水处理方法 |
CN103771682A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-05-07 | 广州华晟环保科技开发有限公司 | 一种污泥高干度调理脱水的方法 |
CN103771682B (zh) * | 2014-01-15 | 2015-09-16 | 广州华晟环保科技开发有限公司 | 一种污泥高干度调理脱水的方法 |
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