JP2002045563A - コインホッパ装置 - Google Patents

コインホッパ装置

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JP2002045563A
JP2002045563A JP2000232040A JP2000232040A JP2002045563A JP 2002045563 A JP2002045563 A JP 2002045563A JP 2000232040 A JP2000232040 A JP 2000232040A JP 2000232040 A JP2000232040 A JP 2000232040A JP 2002045563 A JP2002045563 A JP 2002045563A
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Japan
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coin
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coins
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passage part
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JP2000232040A
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English (en)
Inventor
Takashi Saito
孝 斉藤
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高コスト化、構成の複雑化及び大型化を伴う
ことなく、コインを一枚ずつ整列させることが可能なコ
インホッパ装置を提供すること。 【解決手段】 コイン整列通路部21は、第1通路部分
22及び第2通路部分25を有する。第1通路部分22
は、一端側がコイン収納部に接続され、他端側が第2通
路部分25に接続される。第1通路部分22は、コイン
収納部に接続される一端側が第2通路部分25に接続さ
れる他端側よりも高くなるように水平方向に対して傾斜
して設けられる。第2通路部分25は、略鉛直方向に延
びており、第1通路部分22に接続される一端側が第1
通路部分22から第2通路部分25に入るコインが落下
するように第1通路部分22に対して交差して設けられ
る。第2通路部分25の他端側の通路内側直径は、第2
通路部分25の他端側においてコインが1枚ずつ積層さ
れて整列するようにコインの直径とほぼ同等に設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイン、メダルあ
るいはトークン等(本発明では、これらをまとめてコイ
ンと称する)を収納するコインホッパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコインホッパ装置が適用された
コイン払出装置として、たとえば特開平9−21270
0号公報に開示されたようなものが知られている。この
特開平9−212700号公報に開示されたコイン払出
装置は、コインを多数収容可能なバケット(コインホッ
パ装置)と、バケットの底部に設けられた回転円板と、
回転円板を回転駆動するモータとを備えている。回転円
板には、バケット内のコインが入る大きさに形成された
複数の開口が、回転円板の円周方向に並んで配置されて
いる。そして、特開平9−212700号公報に開示さ
れたコイン払出装置は、バケットから開口内に入ったコ
インを受けるコイン受け板と、回転円板の裏面に一体と
なって回転するように設けられ、コイン受け板で受けた
コインを回転円板の回転により中心から離れる方向に案
内するコイン送出ガイド板と、コイン送出ガイド板に案
内されたコインを排出するコイン排出手段とを更に備え
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成のコイン払出装置に含まれるコインホッパ装置
は、コインを多数収納するという機能しか有しておら
ず、コインを一枚ずつ取り出し可能に整列させる機能は
有していない。このため、コインホッパ装置からコイン
を一枚ずつ取り出すためには、回転円板、コイン受け
板、コイン送出ガイド板等の構成部品が新たに必要とな
り、構成部品点数が増加して高コスト化を招来すると共
に、構成が複雑且つ大型になるという問題を有してい
る。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、高コスト化、構成の複雑化及び大型化をともなうこ
となく、コインを一枚ずつ取り出し可能に整列させるこ
とが可能なコインホッパ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコインホッ
パ装置は、コインを多数収納可能なコイン収納手段と、
コイン収納手段に接続され、コイン収納手段に収納され
たコインを整列させるコイン整列手段と、を備え、コイ
ン整列手段は、第1通路部分と、第2通路部分と、を有
しており、第1通路部分は、一端側がコイン収納手段に
接続され、他端側が第2通路部分に接続されており、コ
イン収納手段に接続される一端側が第2通路部分に接続
される他端側よりも高くなるように水平方向に対して傾
斜して設けられ、第2通路部分は、第1通路部分に接続
される一端側が第1通路部分から第2通路部分に入るコ
インが落下するように第1通路部分に対して交差して設
けられ、第2通路部分の他端側の通路内側直径は、第2
通路部分の他端側においてコインが積層されて整列する
ようにコインの直径と同等に設定されていることを特徴
としている。
【0006】本発明に係るコインホッパ装置では、第1
通路部分が水平方向に対して傾斜して設けられているの
で、コイン収納手段に収納されたコインはコイン整列手
段の第1通路部分を第2通路部分に向って徐々に流れて
いく。また、第2通路部分の第1通路部分に接続される
一端側が第1通路部分から第2通路部分に入るコインが
落下するように第1通路部分に対して交差して設けられ
ているので、第2通路部分の第1通路部分に接続される
一端側においてコインが攪拌されることになり、第2通
路部分の他端側に向けてコインが詰まることなくスムー
ズに流れ、第2通路部分の他端側においてコインが一枚
ずつ整列されることになる。このように、コイン整列手
段における第1通路部分及び第2通路部分の構成を工夫
することにより、高コスト化、構成の複雑化及び大型化
をともなうことなく、コインを一枚ずつ取り出し可能に
整列させることができる。
【0007】また、第1通路部分の通路断面形状が、略
矩形形状とされていることが好ましい。このように、第
1通路部分の通路断面形状が略矩形形状とされることに
より、所定の枚数のコインを確実に第2通路部分に向け
て流すことができる。
【0008】また、第1通路部分に接続される一端側
は、略鉛直方向に延びていることが好ましい。このよう
に、第1通路部分に接続される一端側が略鉛直方向に延
びることにより、第1通路部分から第2通路部分に入っ
たコインが確実に落下することとなり、第2通路部分の
第1通路部分に接続される一端側においてコインをより
一層適切に攪拌することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
によるコイン払出装置の好適な実施形態について詳細に
説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同
一の符号を付しており、重複する説明は省略する。な
お、本実施形態においては、本発明をスロットマシン等
のコインを遊技媒体とする遊技機のコイン払出装置に含
まれるコインホッパ装置に適用した例を示す。なお、図
1においては、コイン溜り部13の図示を省略してい
る。
【0010】図1は、本発明の実施形態に係るコイン払
出装置の全体の外観を示す斜視図であり、図2は、同じ
く本実施形態に係るコイン払出装置を示す概略上面図で
あり、図3は、同じく本実施形態に係るコイン払出装置
を示す概略側面図である。なお、図1においては、コイ
ン溜り部13の図示を省略している。
【0011】このコイン払出装置1は、図1に示される
ように、ホッパ部(コインホッパ装置)3と、コイン払
出部(コイン払出手段)5と、これらホッパ部3及びコ
イン払出部5を支持する枠体として形成される基台7と
を備えている。
【0012】ホッパ部3は、図3に示されるように、多
数のコイン(たとえば、2000枚程度)を収納可能に
構成されたコイン収納部(コイン収納手段)11と、コ
イン収納部11に接続されるコイン整列通路部(コイン
整列手段)21とを有している。コイン収納部11は略
漏斗状に形成されており、このコイン収納部11には、
遊技者により投入されたコイン及び従業員により補給さ
れたコインが収納される。コイン収納部11には、コイ
ン収納部11からあふれたコインを排出する余剰コイン
排出通路12が形成されており、この余剰コイン排出通
路12を通って排出された余剰コインはコイン溜り部1
3に蓄えられる。
【0013】略漏斗状に形成されたコイン収納部11の
先端部分には、図2に示されるように、コイン排出口1
4が設けられている。コイン収納部11のコイン排出口
14には、コイン整列通路部21が接続されており、コ
イン収納部11に収納されているコインは、コイン排出
口14を介してコイン整列通路部21に排出される。コ
イン収納部11には、コインがコイン排出口14からス
ムーズに排出されるように、コインを攪拌してコイン排
出口14近傍でのコインの詰まりを防止するための攪拌
用コイルバネ15が配設されている。
【0014】コイン整列通路部21は、コイン収納部1
1に接続され、コイン収納部11から排出されたコイン
を一枚ずつ積層して整列させるためのものであり、図4
及び図5に示されるように、第1通路部分22と、第2
通路部分25とを有している。
【0015】第1通路部分22は、その一端側がコイン
収納部11のコイン排出口14に接続され、その他端側
が第2通路部分25に接続されており、コイン収納部1
1に収納されているコインは、コイン排出口14を介し
てコイン整列通路部21の第1通路部分22に入り、第
1通路部分22から第2通路部分25に向けて流れる。
第1通路部分22は、コイン収納部11に接続される一
端側が第2通路部分25に接続される他端側よりも高く
なるように水平方向に対して傾斜して設けられている。
本実施形態においては、第1通路部分22の通路中心軸
が水平方向に対して30°程度傾斜するようにしてい
る。
【0016】第1通路部分22の通路断面形状は、図6
及び図7に示されるように、略矩形形状とされている。
また、第1通路部分22の通路断面積は、第1通路部分
22の長手方向(コインの流れ方向)に向って徐々に小
さくなるように、すなわち第1通路部分22が徐々に狭
くなるように設定されている。第1通路部分22の通路
底面には、第1通路部分22の長手方向に延びる突部2
3が形成されている。この突部23は、コインと第1通
路部分22の通路底面との接触面積を少なくし、コイン
の滑りを良くし、コインをスムーズに流すために設けら
れている。
【0017】第2通路部分25は、第1通路部分22に
接続される一端側が第1通路部分22から第2通路部分
25に入るコインが落下するように第1通路部分22に
対して交差して設けられている。本実施形態において
は、第1通路部分22に接続される第2通路部分25の
一端側は、略鉛直方向に延びて設けられている。
【0018】第2通路部分25の他端側の通路断面形状
は、図8に示されるように、略真円形状とされている。
第2通路部分25の他端側の通路内側直径は、コインの
直径とほぼ同等に設定されており、第2通路部分25の
他端側においてコインが1枚ずつ積層されて整列するよ
うになる。本実施形態においては、直径が25mmのコ
インを用いており、第2通路部分25の他端側の通路内
側直径は25.5mmに設定されている。
【0019】次に、図11〜図14に基づいて、コイン
整列通路部21におけるコインの流れを説明する。
【0020】コイン収納部11に収納されたコインC
は、コイン収納部11の傾斜面を流れ、コイン排出口1
4からコイン整列通路部21の第1通路部分22に入
る。コイン排出口14の近傍では上述したようにコイン
Cが攪拌用コイルバネ15により攪拌され、10数枚〜
数10枚程度のコインCがスムーズに第1通路部分22
に流れ込む。
【0021】第1通路部分22に流れ込んだ10数枚〜
数10枚程度のコインCは、第1通路部分22内を徐々
に流れる。第1通路部分22が徐々に狭くなるので、第
1通路部分22内を流れるコインCの枚数は徐々に少な
くなり、10数枚程度のコインCが、図11及び図12
に示されるように、第2通路部分25に入る。
【0022】コインCは、第2通路部分25に入ると、
第2通路部分25の一端側において落下し、この落下に
よりコインCが数枚ずつに攪拌されながら、第2通路部
分25を流れていく。第2通路部分25を数枚ずつ流れ
ていくコインは、第2通路部分25の他端側の通路内側
直径がコインの直径とほぼ同等に設定されていることか
ら、図13及び図14に示されるように、第2通路部分
25の他端側において後述するコイン受け板部32の上
面に一枚ずつ積層されて、整列されることになる。
【0023】図1〜図3に戻ると、コイン払出部5は、
コイン整列通路部21の第2通路部分25の他端側に配
設されている。コイン払出部5は、図9にも示されるよ
うに、基板部31、コイン受け板部32、コイン排出通
路部33、回転アーム34、及び、ステッピングモータ
35を有している。略板状に形成されている基板部31
は基台7に支持されており、コイン受け板部32、コイ
ン排出通路部33、及び、ステッピングモータ35はこ
の基板部31に固定されている。なお、本実施形態にお
いては、基板部31は水平方向に対して傾斜して設けら
れている。
【0024】第2通路部分25とコイン受け板部32と
は、互いに略直交するように設けられており、第2通路
部分25は、コイン受け板部32を含む面に対して略直
交する方向にコインを積層して整列させる。第2通路部
分25に積層、整列されたコインのうちの最下部に位置
するコインが、図9に示されるように、コイン受け板部
32上に載置されることになる。
【0025】第2通路部分25の他端側には、コインの
厚さよりも僅かに大きい高さを有する円弧形状を呈する
突部26が形成されており、コイン払出部5が第2通路
部分25の他端側に配設された状態では、この突部26
がコイン受け板部32に当接している。突部26によ
り、第2通路部分25の他端側の突部26が形成されて
いない部分とコイン受け板部32の上面(コイン整列通
路部21側の面)との間に略コイン一枚分の隙間Gが形
成されることになる。
【0026】回転アーム34は、コイン受け板部32に
対して回転可能に軸支されており、コイン受け板部32
を含む面に対して平行な面内において回転する。これに
より、第2通路部分25は、回転アーム34の回転面に
対しても略直交する方向にコインを積層して整列させる
ことになる。回転アーム34とステッピングモータ35
の駆動軸とは、増速機構としてのギア列36を介して接
続されており、回転アーム34はステッピングモータ3
5により回転駆動される。回転アーム34の厚さはコイ
ンの厚さよりも小さい値に設定されている。
【0027】また、回転アーム34は、その回転により
回転アーム34の先端部34aが第2通路部分25の他
端側の突部26が形成されていない部分とコイン受け板
部32の上面との間に形成された略コイン一枚分の隙間
Gを通って、第2通路部分25内に進出及び退出可能な
位置に設けられている。
【0028】次に、図15及び図16に基づいて、回転
アーム34によるコインCの打ち出しを説明する。
【0029】回転アーム34がステッピングモータ35
により回転駆動されると、回転アーム34の先端部34
aは、第2通路部分25の他端側の突部26が形成され
ていない部分とコイン受け板部32の上面との間に形成
された隙間Gを通って、第2通路部分25内に進出す
る。第2通路部分25内に進出した回転アーム34の先
端部34aは、図15に示されるように、第2通路部分
25に積層、整列されたコインCのうちの最下部に位置
するコインCに当接する。
【0030】回転アーム34の先端部34aが第2通路
部分25に積層、整列されたコインCのうちの最下部に
位置するコインCに当接すると、回転アーム34の先端
部34aが当接したコインCは回転アーム34の回転力
により打ち出される。その後、図16に示されるよう
に、回転アーム34の先端部34aが第2通路部分25
内から退出すると、打ち出されたコインCの上に積層さ
れていたコインCが自重により落下して、次に打ち出さ
れるコインCとしてコイン受け板部32の上面に載置さ
れる。
【0031】回転アーム34により打ち出されたコイン
Cは、コイン受け板部32を含む面内において所定の方
向に延びるコイン排出通路部33を通って、コイン払出
装置1から払い出される。上述したようにして一枚のコ
インCの打ち出しが終わると、ステッピングモータ35
は、回転アーム34が図16に示される所定の回転位置
に停止して待機するように、動作する。そして、更にコ
インCを払い出す必要がある場合には、上述したステッ
ピングモータ35による回転アーム34の回転駆動が繰
り返されて、再びコインCが回転アーム34により打ち
出され、コイン払出装置1から一枚ずつ払い出されるこ
とになる。このようにしてコイン排出通路部33を通っ
てコイン払出装置1から払い出されたコインは、遊技機
のメダル受け皿(図示せず)に払い出される。
【0032】基板部31には、図9に示されるように、
回転アーム34が所定の回転位置にあることを検出する
回転アームセンサ41(回転部材検出手段)が設けられ
ている。本実施形態における回転アームセンサ41は、
図16に示されるように、回転アーム34(先端部34
a)がコインCを打ち出して第2通路部分25内から退
出した直後の回転位置にあることを検出する。回転アー
ムセンサ41としては、既知の反射型あるいは透過型の
フォトセンサ、光電式近接センサ、あるいは、静電容量
式近接センサ等が用いられ、回転アーム34の先端部3
4aが通過する毎に検出パルスを生成して出力する。
【0033】コイン排出通路部33には、図9に示され
るように、回転アーム34により打ち出されコイン排出
通路部33を通過するコインを検出するコインセンサ4
2(払出コイン検出手段)が設けられている。コイン排
出通路部33には、コインセンサ42に対応する位置に
検出窓37が形成されている。コインセンサ42として
は、回転アームセンサ41と同様に、既知の反射型ある
いは透過型のフォトセンサ、光電式近接センサ、あるい
は、静電容量式近接センサ等が用いられ、打ち出された
コインが通過する毎に検出パルスを生成して出力する。
【0034】回転アームセンサ41及びコインセンサ4
2は、図10に示されるように、制御ユニット部51に
接続されている。また、制御ユニット部51には、モー
タ駆動回路52を介してステッピングモータ35が接続
されている。制御ユニット部51は、遊技機全体の動作
を制御するもので、ROM及びRAMを含む制御用CP
U等を有している。
【0035】制御ユニット部51は、遊技状態に応じた
枚数のコインの払い出しを行うために、モータ駆動回路
52に駆動制御信号を送ってステッピングモータ35を
駆動し、その回転力によりギア列36を介して回転アー
ム34を回転駆動する。これにより、コイン排出通路部
33からコインが一枚ずつ払い出されるが、払い出され
たコインはコインセンサ42で検出され、また、回転ア
ーム34の回転が回転アームセンサ41で検出され、こ
れらの検出信号によって制御ユニット部51がコインの
払出枚数を計数し、所定の枚数に達したときに最終的に
ステッピングモータ35の駆動を停止して、コインの払
出を終了させる。なお、制御ユニット部51は、回転ア
ームセンサ41により回転アーム34が所定の回転位置
にあることが検出されたときに、一時的にステッピング
モータ35の駆動を停止して、回転アーム34を所定の
回転位置に待機させるよう制御する。
【0036】以上のように、本実施形態のコイン払出装
置1にあっては、コイン収納部11とコイン整列通路部
21とコイン払出部5とを備えており、このコイン払出
部5は回転アーム34とステッピングモータ35とを有
している。そして、この回転アーム34がステッピング
モータ35により回転駆動されると、回転アーム34の
先端部34aがコイン整列通路部21の第2通路部分2
5にて積層して整列されているコインに当接してコイン
を打ち出し、コイン排出通路部33を通ってコイン払出
装置1からコインが順次一枚ずつ払い出されることにな
る。
【0037】この結果、コインの払い出しがコイン払出
部5、すなわち回転アーム34とステッピングモータ3
5とにより行われることになり、コインの払い出しに必
要とされる構成部品点数が削減されて低コスト化が可能
になると共に、構成の簡素化も可能となる。また、ステ
ッピングモータ35により駆動される構成要素(ギア列
36を介した回転アーム34等)が少なくなり、コイン
の払い出し時においてステッピングモータ35に掛かる
負荷を可及的に低減することができる。
【0038】また、コイン整列通路部21は、回転アー
ム34の回転面(基板部31を含む面)に略直交する方
向にコインを積層して整列させる第2通路部分25を有
しており、回転アーム34(先端部34a)は、第2通
路部分25に積層、整列されたコインのうちの最下部に
位置するコインを打ち出すので、回転アーム34(先端
部34a)が第2通路部分25に積層、整列されたコイ
ンのうちの最下部に位置するコインを打ち出すと、第2
通路部分25において打ち出されたコインCの上に積層
されていたコインCがその自重により落下して、次に打
ち出されるコインCとしてコイン受け板部32の上面
(回転アーム34によりコインが打ち出し可能な位置)
に載置、供給される。これにより、回転アーム34によ
りコインが打ち出される位置にコインを確実に供給し得
る構成を低コスト且つ簡易に実現することができる。
【0039】また、本実施形態のコイン払出装置1は回
転アームセンサ41を更に有しており、ステッピングモ
ータ35は、回転アームセンサ41にて回転アーム34
が所定の回転位置にあることを検出したときに、回転ア
ーム34の回転を停止させるように動作するので、回転
アーム34を所定の回転位置に確実に停止させて、次の
コインを払い出す(打ち出す)ために待機させることが
できる。また、回転アームセンサ41によりコインの払
い出し(打ち出し)を確実に検知することができる。
【0040】また、本実施形態のコイン払出装置1はコ
インセンサ42を更に有しているので、コインセンサ4
2によりコインの払い出し(打ち出し)を確実に検知す
ることができる。また、回転アームセンサ41が故障等
によりコインの払い出し(打ち出し)を検知できない場
合においても、コインセンサ42によりコインの払い出
し(打ち出し)を検知することができる。
【0041】また、本実施形態のコイン払出装置1にあ
っては、コイン整列通路部21の第1通路部分22が水
平方向に対して傾斜して設けられているので、コイン収
納部11に収納されたコインはコイン整列通路部21の
第1通路部分22を第2通路部分25に向って徐々に流
れていく。また、第2通路部分25の第1通路部分22
に接続される一端側が第1通路部分22から第2通路部
分25に入るコインが落下するように第1通路部分22
に対して交差して設けられているので、第2通路部分2
5の第1通路部分22に接続される一端側においてコイ
ンが攪拌されることになり、第2通路部分25の他端側
に向けてコインが詰まることなくスムーズに流れ、第2
通路部分25の他端側においてコイン受け板部32の上
面にコインが一枚ずつ積層されて、整列されることにな
る。このように、コイン整列通路部21における第1通
路部分22及び第2通路部分25の構成を工夫すること
で、高コスト化、構成の複雑化及び大型化をともなうこ
となく、コインを一枚ずつ打ち出し(取り出し)可能に
積層して整列させることができる。
【0042】また、第1通路部分22の通路断面形状が
略矩形形状とされていることにより、第1通路部分22
において所定の枚数のコインを確実に第2通路部分25
に向けて流すことができる。
【0043】また、第1通路部分22に接続される一端
側は、略鉛直方向に延びていることにより、第1通路部
分22から第2通路部分25に入ったコインが確実に落
下させることができ、第2通路部分25の第1通路部分
22に接続される一端側においてコインをより一層適切
に攪拌することができ、コイン受け板部32の上面に一
枚ずつ確実に積層させることができる。
【0044】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではなく、上述した数値、各構成部品の形状等も適
宜変更して設定することができ、また、スロットマシン
等のコインを遊技媒体とする遊技機のコイン払出装置に
含まれるコインホッパ装置以外に、両替機、自動販売
機、自動券売機、コイン計数装置に含まれる様々なコイ
ンホッパ装置に適用することができる。
【0045】また、本実施形態においては、回転アーム
34を回転駆動させるための手段としてステッピングモ
ータ35を用いているが、これに限られることなく、ス
テッピングモータ以外の電動モータ等のその他のアクチ
ュエータを用いるようにしてもよい。
【0046】また、攪拌用コイルバネ15の代わりに攪
拌シャフトを設け、この攪拌シャフトをギア及び連結用
シャフト等を介してステッピングモータ35に連結して
回転駆動させることにより、コインを攪拌してコイン排
出口14近傍でのコインの詰まりを防止するようにして
もよい。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、コイン整列手段における第1通路部分及び第2
通路部分の構成を工夫することにより、高コスト化、構
成の複雑化及び大型化をともなうことなく、コインを一
枚ずつ取り出し可能に整列させることが可能なコインホ
ッパ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコイン払出装置の全体
の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るコイン払出装置を示す
概略上面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るコイン払出装置を示す
概略側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るコイン払出装置に含ま
れる、コイン整列通路を示す概略上面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るコイン払出装置に含ま
れる、コイン整列通路を示す概略側面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】本発明の実施形態に係るコイン払出装置の要部
拡大断面図である。
【図10】本発明の実施形態に係るコイン払出装置を説
明するためのブロック図である。
【図11】本発明の実施形態に係るコイン払出装置に含
まれる、コイン整列通路におけるコインの流れを説明す
るための図である。
【図12】本発明の実施形態に係るコイン払出装置に含
まれる、コイン整列通路におけるコインの流れを説明す
るための図である。
【図13】本発明の実施形態に係るコイン払出装置に含
まれる、コイン整列通路におけるコインの流れを説明す
るための図である。
【図14】本発明の実施形態に係るコイン払出装置に含
まれる、コイン整列通路におけるコインの流れを説明す
るための図である。
【図15】本発明の実施形態に係るコイン払出装置に含
まれる、コイン払出部におけるコインの払い出しを説明
するための図である。
【図16】本発明の実施形態に係るコイン払出装置に含
まれる、コイン払出部におけるコインの払い出しを説明
するための図である。
【符号の説明】
1…コイン払出装置、3…ホッパ部、5…コイン払出
部、7…基台、11…コイン収納部、14…コイン排出
口、21…コイン整列通路部、22…第1通路部分、2
5…第2通路部分、31…基板部、32…コイン受け板
部、33…コイン排出通路部、34…回転アーム、34
a…先端部、35…ステッピングモータ、41…回転ア
ームセンサ、42…コインセンサ、C…コイン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コインを多数収納可能なコイン収納手段
    と、 前記コイン収納手段に接続され、前記コイン収納手段に
    収納された前記コインを整列させるコイン整列手段と、
    を備え、 前記コイン整列手段は、第1通路部分と、第2通路部分
    と、を有しており、 前記第1通路部分は、一端側が前記コイン収納手段に接
    続され、他端側が前記第2通路部分に接続されており、
    前記コイン収納手段に接続される前記一端側が前記第2
    通路部分に接続される前記他端側よりも高くなるように
    水平方向に対して傾斜して設けられ、 前記第2通路部分は、前記第1通路部分に接続される一
    端側が前記第1通路部分から前記第2通路部分に入るコ
    インが落下するように前記第1通路部分に対して交差し
    て設けられ、 前記第2通路部分の他端側の通路内側直径は、前記第2
    通路部分の前記他端側においてコインが積層されて整列
    するように前記コインの直径と同等に設定されているこ
    とを特徴とするコインホッパ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1通路部分の通路断面形状が、略
    矩形形状とされていることを特徴とする請求項1に記載
    のコインホッパ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1通路部分に接続される一端側
    は、略鉛直方向に延びていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のコインホッパ装置。
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