JP2002045488A - 遊技機 - Google Patents
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- JP2002045488A JP2002045488A JP2000232504A JP2000232504A JP2002045488A JP 2002045488 A JP2002045488 A JP 2002045488A JP 2000232504 A JP2000232504 A JP 2000232504A JP 2000232504 A JP2000232504 A JP 2000232504A JP 2002045488 A JP2002045488 A JP 2002045488A
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Abstract
提供する。 【解決手段】 (a),(c),(e),(g),
(i),(k),(m),(o),(q)に示すよう
に、図柄「7」の仮停止位置が左上段、左中段、左下
段、中下段、右下段、右中段、右上段、中上段、中中段
と、図面向かって左回りに渦巻き状に移行していき、計
9回図柄「7」が仮停止された後に全図柄変動状態とな
って、その後、表示結果が導出表示されるようにする。
「7」には青色図柄と赤色図柄とがあり、赤色の図柄
「7」が仮停止した回数によって大当りの期待度が異な
る。
Description
スロットマシン等の遊技機に係り、特に、識別情報の更
新表示機能を有する遊技機に関する。
液晶表示装置(以下、LCD:LiquidCrystal Displa
y)、複数個の回胴(ドラム)等の表示装置上に所定の
識別情報(以下、表示図柄)の変動表示を行ない、その
表示結果により所定の遊技価値を付与するか否かを決定
する、いわゆる可変表示ゲームによって遊技興趣を高め
たものが数多く提供されている。
特別図柄表示装置として用いることにより行なうもの
(以下、特図ゲームという。)と、表示装置を普通図柄
表示装置として用いることにより行なうもの(以下、普
図ゲームという。)とがある。特図ゲームおよび普図ゲ
ームは、共に所定領域を通過する遊技球の検出に伴って
表示図柄の更新表示を行ない、表示図柄の更新表示が停
止した際の表示結果が特定の表示態様となっている場合
を「当り」とするゲームである。
りという。)となると、大入賞口またはアタッカと呼ば
れる特別電動役物を開放状態とし、遊技者に対して遊技
球の入賞が極めて容易となる状態を一定時間継続的に提
供する。ここで、特図ゲームにおいて大当りとなり、特
別電動役物が開放状態となることにより、遊技者に対し
て遊技球の入賞が極めて容易となる状態となることを特
定遊技状態という。
抽選の結果が大当りとなり、特別図柄表示装置に表示さ
れる表示結果が予め定められた特定表示態様となること
(一般的には表示図柄が同一図柄で揃うこと)が条件と
なる。一方、普図ゲームにおいて「当り」(以下、小当
り)となると、電動チューリップ型役物またはミニアタ
ッカと呼ばれる普通電動役物が開放状態とされ、遊技者
に対して遊技球の入賞が容易となる状態を一定時間提供
する。
よび普図ゲームは、内部抽選の結果に基づき表示結果が
特定の表示態様となって、「当り」となるか否かに最大
の関心が払われることになる。特に、特図ゲームにおけ
る獲得賞球数は、普図ゲームの場合とは比較にならない
ほど多いため、特図ゲームを行なう遊技機では、停止図
柄態様が確定するまでの間、遊技興趣を高めるために様
々な演出表示を行なうものがある。
べての表示図柄が完全に更新動作を停止するまでの過程
において、大当りとなる期待感をできる限り継続させる
ための、さらなる演出表示が要求されている。
は、たとえば、第1種特別電動役物を有するパチンコ遊
技機(以下、第1種パチンコ遊技機)がある。第1種パ
チンコ遊技機は、遊技領域中に発射された遊技球が、第
1種始動口(スタートチャッカ)と呼ばれる入賞口に入
賞した際に乱数値の抽出、すなわち、大当り抽選を行な
い、抽出した乱数値に基づいて特図ゲームにおける演出
表示および表示結果を決定するものである。特図ゲーム
における代表的な演出表示としては、たとえば、“リー
チ演出表示”や“再変動演出表示”がある。
される前で大当りの可能性が継続している状態(以下、
これらの状態をリーチ状態という)において行なわれる
演出表示のことを示す。また、“再変動演出表示”と
は、表示図柄の更新表示を一旦停止させた後、更新表示
を再開して最終的な表示結果を導出させる演出表示のこ
とを示す。
うな第1種パチンコ遊技機に代表される遊技機にあって
は、再変動表示についての演出表示方法が比較的画一的
であって、たとえば、全図柄の変動表示動作がすべて停
止した後に再変動表示が行なわれていた。
のであり、その目的は、再変動表示に関する斬新な演出
表示手法を提供することである。
め、本発明にかかる遊技機(たとえば、パチンコ遊技機
1)は、予め設定された変動開始条件(たとえば、始動
入賞)を満足する場合、可変表示装置(特別図柄表示装
置4)上に表示される複数種類の識別情報(たとえば、
特別図柄)の更新表示を開始することで変動表示を行な
わせるとともに、所定時間経過後に更新表示を完全停止
させることで変動表示を停止する表示制御手段(たとえ
ば、表示制御部13)と、前記表示制御手段による変動
表示結果が特定表示態様(たとえば、777)となるこ
とを条件として所定の遊技価値(たとえば、賞球)を付
与可能な遊技制御手段(たとえば、遊技制御部11)と
を備える遊技機であって、前記表示制御手段は、識別情
報の変動表示を開始してから停止させるまでの間、前記
可変表示装置中に設定された複数の表示領域内の少なく
ともいずれか1つの表示領域において、所定の識別情報
で更新表示を一旦停止させた後、すべての識別情報の更
新表示を再開することにより再び変動表示を行なう再変
動表示を所定数回実行する(たとえば、図11〜図1
3)ように構成する。
から停止までの間で、前記可変表示装置中に設定された
複数の表示領域内の少なくともいずれか1つの表示領域
において、所定の識別情報で更新表示が一旦停止された
後、すべての識別情報の更新表示が再開することにより
再び変動表示が行なわれる再変動表示が所定数回なされ
る。
表示制御手段による最終的な変動表示結果が特定表示態
様となる確率に基づいて、更新表示を一旦停止させる対
象となる識別情報の種別を変更すること(たとえば、図
15、図16)が好ましく、さらには、前記表示制御手
段により、当該表示制御手段による最終的な変動表示結
果が特定表示態様となる確率に基づいて、更新表示を一
旦停止させる対象となる識別情報の表示回数を変更する
こと(たとえば、図15、図16)が有効である。
手段によって最終的に特定表示態様となる確率が所定確
率値を超える場合、更新表示を一旦停止させる対象とな
る識別情報の表示態様を予め設定された所定の表示態様
(たとえば、リーチ目)とすることも有効である。さら
に、前記表示制御手段は、当該表示制御手段によって最
終的に停止させる識別情報を、更新表示を一旦停止させ
る対象の識別情報とするように構成すること(たとえ
ば、図17、図18)が望ましい。
一旦停止を行なう表示領域は、複数の表示領域内におけ
る特定の固定表示領域(たとえば、特別図柄表示装置4
の特別図柄表示領域のいずれか)であることも有効であ
る。さらに、前記表示制御手段により更新表示の一旦停
止を行なう表示領域は、複数の表示領域内において順次
移行する任意の表示領域であるように構成すること(た
とえば、図11)が望ましい。あるいは、予め設定され
た移行パターン(たとえば、渦巻きパターン)に基づい
て、更新表示を一旦停止させるための表示領域を順次移
行させること(たとえば、図11)も有効である。これ
によれば、予め設定された移行パターンに基づいて、更
新表示が一旦停止される表示領域が順次移行される。
観点にかかる記録媒体は、予め設定された変動表示開始
条件を満足するか否かを判定する開始条件判定処理と、
前記開始条件判定処理において変動表示開始条件を満足
すると判定した場合、可変表示装置上に表示される複数
種類の識別情報の更新表示を開始することで変動表示を
行なわせるとともに、所定時間経過後に更新表示を完全
停止させることで変動表示を停止する表示制御処理と、
前記表示制御処理による最終的な変動表示結果が特定表
示態様となる確率に基づいて、更新表示を一旦停止させ
る対象となる識別情報の表示回数を変更する表示回数変
更処理と、前記表示制御処理による変動表示結果が特定
表示態様となることを条件として所定の遊技価値を付与
可能な遊技制御処理とをコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録している。
ムをコンピュータ装置(ゲーム装置を含む)等に読み込
ませ、一連の処理を実行させることで、本発明の遊技機
を容易に実現することができる。すなわち、プログラム
を記録した記録媒体という形態を採ることにより、ソフ
トウェア商品として、装置とは独立した形で、生産、販
売、配布等を容易に実施することができる。
観点にかかる演出制御方法は、予め設定された変動表示
開始条件を満足するか否かを判定する開始条件判定手順
と、変動表示開始条件を満足すると判定した場合、可変
表示装置上に表示される複数種類の識別情報の更新表示
を開始することで変動表示を行なわせるとともに、所定
時間経過後に更新表示を完全停止させることで変動表示
を停止する表示制御手段と、最終的な変動表示結果が特
定表示態様となる確率に基づいて、更新表示を一旦停止
させる対象となる識別情報の表示回数を変更する表示回
数変更手順と、変動表示結果が特定表示態様となること
を条件として所定の遊技価値を付与可能な遊技制御手順
とを含んでいる。
ュータ装置(ゲーム装置を含む)等に実行させることに
より、本発明の遊技機と同様の効果を得ることができ
る。すなわち、前述の処理手順を、コンピュータ装置
(ゲーム装置を含む)等のハードウェアを用いて実現す
ることにより、当該ハードウェア上で、本発明における
演出表示技術を容易に実施することができる。
タ装置(ゲーム装置を含む)等に実行させるためのプロ
グラムまたはデータを符号化し、搬送波に重畳されたプ
ログラムコード信号として送信するとともに、この搬送
波に重畳されたプログラムプログラムコード信号を受信
し、元のプログラムまたはデータに復号化してコンピュ
ータ装置(ゲーム装置を含む)等に実行させることによ
り、本発明における演出表示技術を容易に実施すること
ができる。
に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明におい
て、リーチ演出表示とは、最終停止図柄となる表示図柄
以外の表示図柄が、たとえば、大当りとなる特定表示態
様と一致している状態を、停止、揺動、拡大縮小あるい
は変形している状態、すなわち、所定領域内に一定期間
継続的に更新表示を停止している状態(以下、これらの
状態を仮停止という)、または、表示図柄の表示位置が
入れ替わっている状態、または、複数の表示図柄が同期
して更新表示を行なっている状態のように、最終結果が
表示される前段階において表示結果が特定表示態様とな
る可能性が見かけ上高められる演出表示のことを指す。
遊技機としては、プリペイドカードによって球貸しを行
なうカードリーダ(CR:Card Reader)式の第1種パ
チンコ遊技機を例にとって説明するが、適用対象となる
遊技機としては、これに限るものではない。たとえば、
第2種あるいは第3種に分類されるパチンコ遊技機や、
一般電役機、またはパチコンと呼ばれる確率設定機能付
パチンコ遊技機等であっても構わない。さらには、プリ
ペイドカードによって球貸しを行なうCR式パチンコ遊
技機(CR機)だけではなく、現金によって球貸しを行
なうパチンコ遊技機(現金機)にも適用可能である。す
なわち、LCD等からなる特別図柄表示装置を有し、特
図ゲームに相当する演出表示を行なうことが可能な遊技
機であれば、どのような形態のものであってもよい。
遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示
す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤
面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持
固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。
遊技盤2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形
状の遊技領域が形成されており、遊技領域のほぼ中央位
置には、特別図柄表示装置4が設けられている。特別図
柄表示装置4は、ドラムモータによって正逆いずれの方
向にも回動するとともに、その内部にドラムランプを配
置してなる3個の回転ドラムにより構成され、特図ゲー
ムに伴う表示図柄を表示する。
別図柄としては、「0」〜「19」までの図柄番号に対
応する20個の表示図柄が用意されている。具体的に
は、図2に示すように、「7(赤)」、「ぶどう」、
「ダブルBAR」、「プラム」、「チェリー」、「7
(黄)」、「すいか」、「シングルBAR」、「7
(青)」、「ベル」および「コイン0」〜「コイン9」
となっている。また、特別図柄表示装置4の表示領域中
には、「特別図柄左図柄(以下、左図柄)」、「特別図
柄中図柄(以下、中図柄)」、「特別図柄右図柄(以
下、右図柄)」を表示するための3つの特別図柄表示領
域4a,4b,4cが各回転ドラムに対応して設けられ
ている。
チューリップ型役物(普通電動役物)5を兼用する特別
図柄始動口(スタートチャッカ)6と、大当り発生時に
ソレノイド等を駆動することで開放動作を行なう大入賞
口(第1種特別電動役物)7とが上下に並んで配設され
ている。大入賞口7は、特別図柄始動口6への入賞タイ
ミングに基づいて特図ゲームが行なわれた結果、大当り
となった場合に開放動作を行なう。また、遊技機用枠3
の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのス
ピーカ8L,8Rが設けられており、さらに遊技領域周
辺部には、ランプ9が設けられている。
構成例を示すブロック図である。本実施の形態における
パチンコ遊技機1は、主として、電源部(電源基板)1
0と、遊技制御部(遊技制御基板)11と、入出力部1
2と、表示制御部(表示制御基板)13と、音制御部
(音制御基板)14と、ランプ制御部(ランプ制御基
板)15と、払出制御部(払出制御基板)16と、情報
出力部(情報端子基板)17とを備えている。
路に所定の電源電圧を供給するものである。遊技制御部
11は、遊技制御基板内に設けられた各種回路から構成
されており、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機
能、入出力部12を介して信号の入出力を行なう機能、
表示制御部13、音制御部14、ランプ制御部15およ
び払出制御部16に対し、それぞれ制御コマンド信号を
出力する機能、ホールの管理コンピュータに対し、各種
情報を出力する機能を備えている。
閉動作を行なうためのものである。表示制御部13、音
制御部14、ランプ制御部15は、遊技制御部11から
送信される制御コマンド信号に基づいて、特図ゲームに
おける特図表示制御、音出力制御、ランプ表示制御を、
それぞれ遊技制御部11とは独立して実行するものであ
る。払出制御部16は、遊技球の貸出や賞球などの払出
制御を行なうものである。情報出力部17は、各種遊技
関連情報を外部に出力するためのものである。
る表示図柄の仮停止タイミングや変動タイミング等は、
後述する変動表示パターンコマンドに従って一意に定ま
っている。すなわち、表示制御部13、音声制御部14
およびランプ制御部15は、変動表示パターンコマンド
を受け取ったタイミングから、特別図柄表示装置4上に
おける表示図柄の変動の変動、スピーカ8L,8Rから
の音声出力およびランプの明滅表示が連動して行なわれ
るように制御を行なっている。
作(作用)を説明する。まず、本実施の形態のパチンコ
遊技機における遊技の流れの概略について説明する。パ
チンコ遊技機1の右下位置に設けられたハンドルを操作
することにより遊技球が遊技領域中に発射される。遊技
制御部11では、入出力部12内の特別図柄始動スイッ
チ等の入力の有無を監視しており、遊技球が特別図柄始
動口6に入賞した場合、特別図柄始動スイッチにおいて
遊技球の入賞が検出される。また、特別図柄始動口6に
おいて、遊技球の始動入賞が検出された場合、入賞した
遊技球の数、入賞時の乱数の抽選値が特別図柄判定用バ
ンクに保管される。そして、保管されたデータに基づい
て特別図柄表示装置4において特図ゲームを開始する。
く説明する。図4は、特別図柄の変動から停止までの間
に遊技制御部11から表示制御部13、音制御部14お
よびランプ制御部15に出力される制御コマンドの出力
タイミングを示すタイミングチャートである。
動開始コマンド「80H(Hex)xxH」が表示制御コ
マンドとして、遊技制御部11から表示制御部13に出
力される。また、同時に、変動開始コマンド「80H
xxH」が各々音声制御コマンド、ランプ制御コマンド
として、音制御部14およびランプ制御部15に出力さ
れる。
可変表示時間を含む変動パターンを指定する指定データ
であり、「01H」をはじめとして複数種類設定されて
いる。表示制御部13の制御ROM内には、各指定デー
タに対応する変動パターンデータが記憶されている。表
示制御部13は、入力された変動開始コマンドに対応す
る変動パターンを選択し、選択した変動パターンに従っ
てドラムモータおよびドラムランプを制御する。これに
より、ドラムが一斉駆動され、特別図柄の変動が開始さ
れ、また、ドラムランプが所定の時期に所定の態様で点
灯あるいは点滅する。同様に、音制御部14は、入力さ
れた変動開始コマンドに対応する音声パターンを選択
し、選択したパターンに従ってスピーカ8L,8Rを制
御する。また、ランプ制御部15は、入力された変動開
始コマンドに対応するランプパターンを選択し、選択し
たパターンに従ってランプ9を制御する。
結果指定コマンド「90H xxH」が表示制御コマン
ドとして出力される。この確定結果指定コマンドによ
り、特別図柄の表示結果が指定される。図柄の変動開始
から、変動開始コマンド(変動コマンド)により指定さ
れる可変表示時間Tnが経過した時点で、図柄確定コマ
ンドが表示制御部13、音制御部14、およびランプ制
御部15に出力される。これにより、確定図柄が停止表
示され、ランプおよび効果音による遊技演出が停止され
る。
示すフローチャートである。本実施の形態における遊技
制御部11は、前述したように、タイマ割込みによって
約2ミリ秒毎に起動する。すなわち、遊技制御部11
は、タイマ割込方式を使用し、以下の各処理をタイマ割
込毎に繰返し実行する。
起動されると、遊技制御部11は、スタックポインタに
指定番地をセットする、いわゆるスタックポインタ設定
処理を行なう(ステップS101、以下、単にS101
と記す)。次に、遊技制御部11は、システムチェック
用のフラグ情報を確認し、フラグ情報が正常動作判定値
とは異なる値であった場合にはメモリ内の作業領域をク
リアする、初期化処理を行なう(S102)。
状態を検出し、検出した状態に対応するスイッチ処理を
行なう(S104)。そして、特図ゲーム等に用いる判
定用乱数を更新するための乱数更新処理を行なう(S1
05)。続いて、特図ゲーム等に用いる表示図柄用乱数
(特別図柄左用乱数RL、特別図柄中用乱数RC、特別
図柄右用乱数RR等)を更新するための表示図柄乱数更
新処理を行なう(S106)。
し、詳細を後述する、特別図柄プロセス処理を実行する
(S107)。同様にして、普通図柄始動スイッチの状
態を検出し、普通図柄プロセス処理を実行する(S10
8)。そして、遊技制御部11は、エラー等の不正の有
無を検出し、エラー発生時に必要に応じてエラー報知を
行なう、エラー処理を行なう(S109)。
パターンを指定するための点灯パターン指示データをセ
ットするLEDデータセット処理を行ない(S11
0)、続いて、その点灯パターン指示データやスピーカ
8L,8Rから発生させる効果音の種類を指定する音声
データを送信するランプ効果音処理を行なう(S11
1)。そして、各種情報信号を出力する情報出力処理を
行ない(S112)、さらに、遊技制御部11は、各出
力ポートに対して、表示制御信号、ソレノイド駆動信
号、賞球個数信号等のコマンドを送信するための出力処
理を行なう(S113)。
号が与えられるまで表示図柄決定用乱数および判定用乱
数を更新する、表示図柄乱数更新処理を繰返す(S11
4)。
ける処理例を示すフローチャートである。特別図柄プロ
セス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所
定の順序で制御するための特図フラグ情報に従って、該
当する処理を選択的に実行する。そして、特図フラグ情
報の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。特
別フラグプロセス処理では、特図フラグ情報に対応して
以下に示す各処理を実行する。
ゲームにおいて抽選した乱数値が大当り値と一致するか
否かを判定したり、それを外部に報知する処理等の通常
の遊技状態における特別図柄通常時処理を実行する(S
201)。特図フラグ情報の値が“1”のとき、特別図
柄表示装置4において特図ゲームにおける変動表示を開
始する「特別図柄変動開始処理」を実行する(S20
2)。特図フラグ情報の値が“2”のとき、特別図柄表
示装置4において特図ゲームにおける変動表示処理を行
なう「特別図柄変動処理」を実行する(S203)。
図柄表示装置4における第1停止図柄である特別図柄左
図柄、第2停止図柄である特別図柄右図柄、最終停止図
柄である特別図柄中図柄のスクロール表示を最終的に停
止させ、最終的な表示結果をの導出表示させる「特別図
柄全図柄停止処理」を実行する(S204)。
り動作のための初期化処理や、インターバル期間中のさ
まざまな処理、および大当り動作終了時に大当り時にセ
ットされた各種フラグを再設定する「大入賞口開放前後
処理」を実行する(S205)。特図フラグ情報の値が
“5”のとき、大当り動作に関するさまざまな処理、お
よび1回当りの大入賞口7の開放時間をチェックする
「大入賞口開放中処理」を実行する(S206)。特図
フラグ情報の値が“6”のとき、大当り動作が終了する
までのタイミングを合わせる「大当り動作終了待ち処
理」を実行する(S207)。
される各処理としては、前述した処理だけに限るもので
はなく、他の処理に置換したり、さらに他の処理を追加
しても構わない。また、特図フラグ情報の値によって分
岐される各処理の処理内容が複雑化して、タイマ割込時
間内で処理を完了させることができない場合には、本実
施の形態のように同一処理を複数追加するようにしても
よい。
を説明するための特別図柄表示領域4a〜4cの拡大図
である。図示破線に示すように、有効ラインとしては、
横方向の上段L1,中段L2,下段L3と、斜め対角方
向のL4,L5との計5ラインが設定されている。これ
らL1〜L5のうちのいずれかの有効ライン上に同一の
当り図柄が揃った状態で表示結果が確定すると大当りと
なる。
とのうちの一方において特定の大当り図柄でリーチ(同
一の表示図柄が2つ揃う状態)が成立すると同時に他方
の有効ラインでもリーチが成立する場合がある。このよ
うに、2つの有効ライン上で同時にリーチが成立してい
る状態をダブルリーチと呼ぶ。
効ラインL4上において「7(赤)」、「7(青)」、
「すいか」、「チェリー」、「ダブルBAR」のうちの
いずれかでリーチが成立すると、同時に、有効ラインL
5上で、各々、「ぶどう」、「ベル」、「シングルBA
R」、「7(黄)」、「プラム」によってリーチが成立
し、ダブルリーチとなる。
決定する場合には、たとえば、L2のラインに並ばせる
図柄の種類が乱数RL、RC、RRの抽出値によって定
められる。各図柄はドラムに付されているため、L2の
ラインに並ばせる図柄の種類が決定されることで、L1
およびL3のラインの図柄が一義的に定まる。
1に基づいて特別図柄の表示結果を大当りとすることを
事前に決定した場合には、さらに、大当り図柄の種類、
および、その大当り図柄のゾロ目を停止表示させる有効
ラインを決定する。
とのうちの一方において特定の大当り図柄でリーチ(同
一の大当り図柄が2つ揃う状態)が成立すると同時に他
方の有効ラインでもリーチが成立する場合がある。この
ように、2つの有効ライン上で同時にリーチが成立して
いる状態をダブルリーチと呼ぶ。たとえば、図2に示す
図柄配列の場合、有効ラインL4上において「7
(赤)」、「7(青)」、「すいか」、「チェリー」、
「ダブルBAR」のうちのいずれかでリーチが成立する
と、同時に、有効ラインL5上で、各々「ぶどう」、
「ベル」、「シングルBAR」、「7(黄)」、「プラ
ム」によってリーチが成立し、ダブルリーチとなる。
領域4aの上段位置を左上段、中段位置を左中段、下段
位置を左下段という。同様に、特別図柄表示領域4bの
上段位置を中上段、中段位置を中中段、下段位置を中下
段といい、特別図柄表示領域4cの上段位置を右上段、
中段位置を右中段、下段位置を右下段という。
る。また、図9は、ドラムの分解斜視図である。特別図
柄表示装置4においては、箱型状のフレームケース40
内にドラム40a〜40cが収容されている。ドラム4
0a,40b,40cの外周には、複数種類の識別情報
の一例となる複数種類の特別図柄が描かれている。3つ
のドラム40a,40b,40cは、回転可能に支持さ
れている。ドラム40a,40b,40cは、それぞれ
独立して回転駆動され、回転方向、回転速度が独立して
制御される。ドラム40a,40b,40cが停止した
状態から回転を開始することにより、特別図柄表示装置
4が可変開始する。その後、ドラム40a,40b,4
0cが回転を停止することにより、特別図柄表示装置4
が表示結果を導出表示する。
40a〜40cの収容態様について説明する。なお、ド
ラム40a,40b,40cの収納態様はすべて同一で
あるために、ここでは、ドラム40aを代表として説明
する。
に、モータ取付基板150aと、ランプ基板154a
と、モータ中継基板154bと、ランプカバー106
と、ドラムモータ72aと、ドラム40aとが組付けら
れた組付け体が収容される。モータ取付基板150a
は、金属等の導体(導電性材料)よりなる。モータ取付
基板150aにはモータ取付基板150aをフレームケ
ース40に固定するためのモータ取付基板固定部157
が形成されている。モータ取付基板150aの一方の面
には、ランプ基板154aとモータ中継基板154bと
が取付けられる。
をドラムモータ72aに送るための基板である。モータ
中継基板154bは、ソケットを介してドラムモータ7
2aと接続されるとともに、表示制御部13(図3参
照)に接続される。ランプ基板154aにはドラムラン
プ592a,592bとランプカバー106とが取付け
られる。ドラムランプ592a,592bは特別図柄表
示領域4aに表示される特別図柄をドラム40aの内周
側より発光させるランプである。ランプ基板154aに
は、3つの白色ランプ592aと2つの赤色ランプ59
2bとが交互に並んで配置されている。
した光を前方に反射するための反射板であり、ドラムラ
ンプ592a,592bの後方に配置される。ドラム4
0aが組立てられた状態では、ドラムランプ592a,
592bは、ドラム40aの内部に配置され、ドラム4
0aの側面幅方向でほぼ中央に位置する。また、ドラム
ランプ592a,592bは、その配列順序を上から
白、赤、白、赤、白となるようにドラム40aの回転方
向に沿って配置される。なお、これらのドラムランプ5
92a,592bは、ドラム40b,40cの内周側に
も同様に設けられる。モータ中継基板154bはモータ
取付基板150aに対してビス止めされ、ランプ基板1
54aはランプカバー106とモータ取付基板150a
との間に挟込まれた状態でランプカバー106,ランプ
基板154a,モータ取付基板150aを貫通するビス
によってビス止めされる。
50aに取付けられたランプ基板154aとモータ中継
基板154bとの中央に形成される開口に位置する態様
で、モータ取付基板150aにビス止めされる。ドラム
40aは、ドラムモータ72aの中央に設けられた回転
軸72bに取付けられる。より具体的には、ドラム40
aに放射状に形成されたリール部材105の中央部に回
転軸固定部105aが形成されており、その回転軸固定
部105aにドラムモータ72aの回転軸72bが嵌合
されることにより、ドラム40aが回転軸72bに取付
けられる。
aと、ランプ基板154aと、モータ中継基板154b
と、ランプカバー106と、ドラムモータ72aと、ド
ラム40aとが組付けられた後、その組付け体が図8に
示すフレームケース40に収容される。フレームケース
40には組付け体の一部を構成するモータ取付基板10
5aの端部を差込むための図示されない溝部が形成され
ている。フレームケース40内に収容された組付け体
は、モータ取付基板105aに形成されたモータ取付基
板固定部157がフレームケース40内にビス止めされ
ることによってフレームケース40内に固定される。
柄が描かれており、ドラム40aがドラムモータ72a
に駆動されて停止した場合に、3つの白色のドラムラン
プ592aにより、3つの特別図柄がそれぞれドラム4
0aの裏側から照射される。また、2つの赤色のドラム
ランプ592bは、ドラム40aが停止した状態では、
ドラム40aの外周に描かれた図柄と図柄の間をドラム
40aの裏側から照射する。
駆動され、停止した状態から加速して等角速度の回転運
動を行なうパターン、等角速度の運動から減速して停止
するパターン、逆方向に回転するパターン、加減速を繰
返して回転するパターン、正転と逆転とを繰返すことで
外周に描かれた図柄を上下に振動させるパターン等、さ
まざまなパターンで回転可能である。
40a〜40cの外周には、上述した図柄番号に対応す
る特別図柄が順に配置されている(図2参照)。図10
において、回転軸固定部105aを中心として放射状に
記された一点鎖線の各々に対応する0〜19の符号は図
柄番号であり、その位置にその図柄番号に対応する特別
図柄が配置されていることを示している。また、それら
の符号の各々に対応する括弧書きの数値は、ステッピン
グモータからなるドラムモータ72aのステッピングパ
ルス数である。
いて特別図柄表示領域4a〜4cの中段に位置する図柄
番号0の位置を基準(=0)として、ドラムモータを図
示左回り方向で8パルスずつ駆動させる毎にドラムが所
定角度回転し、図柄番号1、2、3、…に対応する特別
図柄が順次特別図柄表示領域4a〜4cの中段に移動す
ることを意味している。これによると、ドラムモータが
160パルス相当だけ駆動されることによってドラムが
1回転することになる。
づいた特別図柄の変動が開始されてから特別図柄の表示
結果が導出表示されるまでの可変表示期間において、特
別図柄表示装置4上で繰り広げられる効果的な演出表示
の内容について説明する。
例1〜3を説明するための可変表示装置6の正面図であ
る。この第1実施の形態においては、たとえば、左中右
図柄のスクロール動作が一旦停止してはずれの表示態様
となった後、左中右図柄が一斉に再変動し始める場合が
ある。このとき、図11〜図13の(a)〜(r)に時
系列で示されているように、左中右図柄が一斉に再変動
している状態で、左中右図柄のうちの1つが仮停止し、
所定時間経過後にその仮停止した図柄が再変動し始める
ことで再度、左中右図柄がすべて変動状態となる。その
後、所定時間経過後に、左中右図柄のうちの1つが仮停
止し、さらに、所定時間経過後にその仮停止した図柄が
再変動し始めることで再度、左中右図柄がすべて変動状
態となることを複数回繰返す。
終的な表示結果が導出表示される前に一旦、スクロール
による図柄の更新動作が中断された状態を意味する。し
たがって、“仮停止”中の図柄は特定位置に留まってい
てもよいし、上下左右等の所定方向に振動するような表
示状態にあってもよい。すなわち、仮停止とは、表示さ
れた図柄が他の図柄に更新されない状態、換言すれば、
図柄の更新動作が一旦停止されている状態をいう。
では連続して複数回繰返されるが、これに代えて、図柄
の仮停止/再変動が1回のみ行なわれるように構成して
もよい。
説明する。たとえば、図11の(a)には、左中右図柄
が一斉に再変動し始めた後、左図柄が仮停止した状態が
示されている。このとき、図柄「7」が特別図柄表示領
域4a〜4cのうちの左上段に仮停止している。その
後、仮停止した左図柄が再変動することで、(b)に示
すように再度、左中右図柄がすべて変動状態となる。そ
の後、左図柄が再度仮停止して、(c)に示すような状
態となる。このとき、図柄「7」が特別図柄表示領域4
a〜4cのうちの左中段に仮停止している。以下、同様
に、(d)〜(r)のように表示状態が変化していく。
図柄「7」の仮停止位置には一定のパターンがあり、こ
の第1実施の形態においては、(a),(c),
(e),(g),(i),(k),(m),(o),
(q)に示すように、図柄「7」の仮停止位置が左上
段、左中段、左下段、中下段、右下段、右中段、右上
段、中上段、中中段と、図面向かって左回りに渦巻き状
に移行していき、計9回図柄「7」が仮停止される。な
お、図中、(a),(c),(e),(i),(o),
(g)に示される仮停止図柄「7」は赤色の図柄であ
り、(g),(k)に示される仮停止図柄「7」は青色
の図柄である。仮停止される図柄の色の違いによって、
遊技者に与える利益の内容は異なるが、詳細について
は、後述する。
説明する。この具体例2は、図11を用いて説明した仮
停止演出表示の仮停止移行パターンを変形したものであ
る。仮停止移行パターンが異なる他、仮停止回数が9回
である点や仮停止のタイミングについては、具体例1と
何ら異なるところはない。
巻きパターン”であったが、この具体例2では、仮停止
移行パターンが上下方向の、いわば“往復移行パター
ン”である。
(e),(g),(i),(k),(m),(o),
(q)に示すように、図柄「7」が左上段、左中段、左
下段、中下段、中中段、中上段、右上段、右中段、右下
段と、各特別図柄表示領域4a,4b,4cをその順に
蛇行するように移行していき、計9回図柄「7」が仮停
止される。
説明する。この具体例3は、図11を用いて説明した仮
停止演出表示の仮停止移行パターンを変形したものであ
る。仮停止移行パターンが異なる他、仮停止回数が9回
である点や仮停止のタイミングについては、具体例1と
何ら異なるところはない。
きパターン”であったが、この具体例3では、仮停止移
行パターンが左右方向の、いわば“ジグザグパターン”
である。すなわち、図13の(a),(c),(e),
(g),(i),(k),(m),(o),(q)に示
すように、図柄「7」が左上段、中上段、右上段、左中
段、中中段、右中段、左下段、中下段、右下段と、各特
別図柄表示領域4a,4b,4cの上段、中段、下段の
順に移行していき、計9回図柄「7」が仮停止される。
3において、各仮停止時には赤色の図柄「7」または青
色の図柄「7」のうちの一方が表示される。特に、本実
施の形態の場合、仮停止した赤色図柄「7」の数と青色
図柄「7」の数との割合によって、仮停止演出表示終了
後に導出表示される表示結果が大当りとなることを期待
できる度合い(以下、大当りの期待値という)が異なる
ように構成されている。その大当りの期待値は、たとえ
ば、「大当りの期待値(%)=赤色図柄数×10」とい
う算術式により求められる。
「7」が表示される毎に、大当りの期待値が10%ずつ
向上されていくように感じさせることができ、たとえ
ば、9回仮停止した図柄「7」がすべて赤色であった場
合には、大当りの期待値が90%にまで向上されたと感
じさせることができる。
された場合には、大当りの期待値はその仮停止によって
は向上されない。このため、仮停止演出中に赤色の図柄
「7」が仮停止された回数(0回〜9回)によって大当
りの期待値が0%〜90%の範囲で十段階で遊技者に示
される。なお、上記具体例1〜3の仮停止演出表示が行
なわれる際には、黄色の図柄「7」は表示されない。
止演出時に特有の仮停止移行パターン(渦巻きパター
ン、往復移行パターン、ジグザグパターン)によって特
定の図柄が各領域に順次仮停止していくために、見た目
の面白みが増す。しかも、仮停止時の図柄の種類によっ
ては大当りの期待値が段階的に向上していくために、各
仮停止毎に遊技者の期待感を高めることができ、これに
より遊技興趣向上を図ることができる。
の表示領域のみに図柄が仮停止するが、これに代えて、
2つの表示領域が同時に仮停止し、その後、その2つの
表示領域が同時に再変動を開始するような変動が繰返さ
れるように構成してもよい。
ミングチャートである。ここでは、仮停止演出表示の具
体例1〜具体例3のうち、図11を用いて説明した具体
例1を代表例として説明する。
と右図柄(特別図柄右)とが同一の当り図柄で揃ってス
クロールが停止されてノーマルリーチが成立し、その
後、中図柄に左右図柄と1図柄違いの当り図柄(当り図
柄+1)が仮停止されて一旦はずれの表示態様となる。
その後、900ms(0.900秒)が経過すると、左
中右図柄が一斉に高速回転し始めて再変動が開始され
る。その後、1648msが経過すると、左図柄のみが
仮停止し、特別図柄表示領域4aの上段位置に図柄
「7」が一旦表示される(図11(a)参照)。
が再変動し始め、これにより、再度、左中右図柄のすべ
てが変動状態となる(図11(b)参照)。その後、1
648msが経過すると、左図柄のみが再度仮停止し、
特別図柄表示領域4aの中段位置に図柄「7」が一旦表
示される(図11(c)参照)。その後、400msが
経過すると、左図柄が再変動し始め、これにより、再
度、左中右図柄のすべてが変動状態となる(図11
(d)参照)。
柄のみが再度仮停止し、その下段位置に400ms間、
図柄「7」が一旦表示される(図11(e)参照)。そ
の後、左図柄が再変動し始め、1648msの経過後
(中図柄の再変動開始から7792ms経過後)、中図
柄のみが仮停止し、特別図柄表示領域4aの下段位置に
図柄「7」が一旦表示される(図11(g)参照)。そ
の後、400msが経過すると、左図柄が再変動し始
め、これにより、再度、左中右図柄のすべてが変動状態
となる(図11(h)参照)。
ms間の一斉変動と、左中右図柄のうちの1つについて
の400ms間の仮停止とが繰返されて、中図柄中段で
9回目の400ms間の仮停止がなされると、それから
2288ms経過後に最終的な表示結果が導出表示さ
れ、大当りかはずれかが遊技者に示される。
明するためのフローチャートである。この仮停止演出設
定処理は、図6に示した特別図柄プロセス処理中の特別
図柄通常時処理(S201)に含まれるサブルーチンで
ある。遊技制御部11は、図11〜図14を用いて説明
した仮停止演出表示を実行することを決定した場合、以
下に説明する処理手順に従って、仮停止時の図柄7を赤
色とするか青色とするかを決定する。なお、以下の説明
において、赤色の図柄「7」、青色の図柄「7」、それ
ぞれを単に“赤7”、“青7”という。
する際に用いるランダム値(KT)を抽出する(SA
1)。ここで、ランダム値(KT)は、前述した特別図
柄判定用乱数R1等と同様、たとえば、0〜999等と
いった所定範囲で順次加算更新されるランダム変数であ
る。
特別図柄判定用乱数R1を参照して大当りとすることが
決定されているかはずれとすることが決定されているか
を判定する(SA2)。
る場合には大当り時用テーブルデータが参照され、その
大当り時用テーブルデータを用いてランダム値(KT)
を判定することで仮停止させる赤7と青7の数が決定さ
れる(SA3)。
場合にははずれ時用テーブルデータが参照され、そのは
ずれ時用テーブルデータを用いてランダム値(KT)を
判定することで仮停止させる赤7と青7の数が決定され
る(SA4)。
ーブルとはずれ時用テーブルの構成の概念を説明する。
図16は、大当り時用テーブルとはずれ時用テーブルの
概念図である。特に、図16(a)には大当り時用テー
ブルの概念図が示され、図16(b)にははずれ時用テ
ーブルの概念図が示されている。
用テーブルについて説明すると、「赤7」および「青
7」の欄には、各々を仮停止させる組合せ態様が示され
ている。組合せ態様は、テーブルの上段から順に(赤7
の数、青7の数)=(9,0)、(8,1)、…(0,
9)となっている。
「赤7」および「青7」の欄に示された組合わせ態様
と、その組合わせ態様に対応するランダム値(KT)の
個数との関係が示されている。図示するように、赤7の
数が多い組合せ態様ほど、対応するランダム値(KT)
の個数が多くなるように、各配列データに対してランダ
ム値(KT)が割振られている。
れている場合に、この大当り時用テーブルが用いられて
ランダム値(KT)が判定されることによって、赤7の
数が多い組合せ態様が選択されやすくなる。
時用テーブルでは、図示するように、青7の数が多い組
合せ態様程、対応するランダム値(KT)の個数が多く
なるように、各配列データに対してランダム値(KT)
が割振られている。
時用テーブルとの両テーブルでランダム値(KT)の割
振りを異ならせることにより、特別図柄判定用乱数R1
の抽出値に基づいて大当りが事前決定された場合には仮
停止演出時に赤7が仮停止されやすくなり、特別図柄判
定用乱数R1の抽出値に基づいてはずれが事前決定され
た場合には仮停止演出時に青7が仮停止されやすくな
る。これを遊技者の立場からすると、仮停止演出時に赤
7が仮停止されていく程、大当りの期待値が除々に高く
なるように見える。
ランダム値(KT)の割振り方法は、各種考えられる
が、特別図柄判定用乱数R1に基づいた大当り確率(た
とえば、ここでは、低確率時は2/631)を考慮して
大当りの期待値を算出することで、前述したように、赤
7の仮停止回数が増えるに従って大当りの期待値が0%
から10%、20%、30%、…90%と段階的に上昇
するように遊技者に感じさせることができる。このよう
に、最終的な表示結果が特定表示態様(大当り態様)と
なる確率(期待値)に基づいて、更新表示を一旦停止さ
せる対象となる識別情報(特別図柄)の種別が変更さ
れ、更新表示を一旦停止させる対象となる識別情報(特
別図柄)の表示回数が変更される。
A4で、仮停止させる赤7と青7の数が決定された後、
赤7と青7の仮停止位置が予め定められた複数領域の中
からランダムに決定され(SA5)、処理が終了する。
なお、ここで、「予め定められた複数領域」とは、図1
1〜図13を用いて説明した、特別図柄表示装置4の左
上段、左中段、左下段、中下段、右下段、右中段、右上
段、中上段、および、中中段の計9つの領域である。
プロセス処理中の特別図柄通常時処理(S201)にお
いて、仮停止演出設定処理の決定結果に従う仮停止演出
を行なうために必要な変動パターンを指定するための変
動開始コマンドを表示制御部13(図3参照)に対して
送信する。これにより、特別図柄表示装置4では、遊技
制御部11によって決定された態様の仮停止演出がなさ
れる。
停止移行パターンとして3パターンを例示したが、仮停
止移行パターンは、それらに限られるものではない。ま
た、仮停止図柄は「7」に限られるものではなく、その
他の図柄に変更することもできる。さらに、赤7が仮停
止された際の大当りの期待値の加算値は、10%に限ら
れるものではなく、その他の率に変更することも可能で
ある。また、赤7が仮停止された各回の大当り期待値の
加算値を異ならせ、たとえば、1回目は5%、2回目は
10%、3回目は15%…と設計してもよい。
「7」(以下、黄7という)も仮停止される場合がある
ように構成し、たとえば、赤7が仮停止されると大当り
の期待値が10%上昇し、黄7が仮停止されると大当り
の期待値が5%上昇し、青7が仮停止されると大当りの
期待値が0%上昇(つまり期待値に変化なし)するよう
に設計することが考えられる。
終的に大当り期待値が100%となって、必ず、大当り
が発生することを予告できるように構成してもよく、最
終的に大当り期待値が100%を超えるようにしてもよ
い。最終的に大当り期待値が100%を超えるようにし
た場合には、たとえば、その超過分の数値の大小によっ
て確変に突入するか否かに関する期待値が示されるよう
に構成してもよい。
の関係を音声報知して説明したり、大当り期待値が向上
される毎にその値を音声報知するようにしてもよい。さ
らに、可変表示装置を画像表示装置で構成し、図柄を画
像表示する場合には、それらの事項を音声報知すること
に代えて、あるいは、音声報知することに加えて、それ
らの事項を画像表示してもよい。
る特定の固定表示領域として、特別図柄表示装置4の左
上段、左中段、左下段、中下段、右下段、右中段、右上
段、中上段、および、中中段の計9つの領域を例に挙げ
て説明したが、これに限られるものではない。たとえ
ば、特別図柄表示領域4a、すなわち、左上段、左中
段、および、左下段の計3つの領域でのみ、仮停止およ
び再変動が実行されるように構成してもよい。あるい
は、特別図柄表示領域4a,4bとでのみ、仮停止およ
び再変動が実行されるように構成してもよい。また、図
柄を画像表示可能な画像表示装置によって可変表示装置
を構成した場合には、たとえば、特別図柄表示領域4
a,4b,4cの各々の上段に位置する表示領域のみで
図柄の仮停止および再変動が実行され、残りの中段、下
段では、その間、継続的に図柄が変動するように構成し
てもよい。この場合には、更新表示が仮停止される特定
の固定表示領域は、特別図柄表示領域4a,4b,4c
の各々の上段に位置する表示領域として定義される。
は、第1実施の形態では大当りの期待値を表わすものと
して説明した仮停止演出を“リーチ目”の表示に応用す
るものである。ここで、“リーチ目”とは、大当りの可
能性が高い(たとえば、90%、あるいは、ほぼ、10
0%)ことを遊技者に報知するために、特別図柄表示装
置4で特別図柄の変動が開始されてからその表示結果が
導出表示されるまでの間に表示される「特有の表示態
様」をいう。
ーチ目”は、瞬間的な表示態様ではなく、所定期間にわ
たって複数回仮停止される図柄を組合わせてなる表示態
様である。このような“リーチ目”としては、様々なも
のが考えられるが、たとえば、図11〜図13に示した
具体例1〜3のいずかによって仮停止演出表示がなされ
た際に、9回仮停止した図柄7がすべて赤7であったよ
うな表示態様を“リーチ目”の一例とすることができ
る。
表示に応用することで、遊技者は、仮停止演出中、“リ
ーチ目”に対する期待感を抱きつつ遊技をすることがで
きるようになり、遊技興趣向上を図ることができる。
か否かは、遊技制御部11が決定する。この際、特別図
柄判定用乱数R1を参照して大当りとすることが決定さ
れている場合に高い確率で行なわれるようにし、はずれ
とすることが決定されている場合には極めて低い確率
(たとえば、ほぼ、0%)でしかリーチ目の表示制御が
行なわれないようにする。これにより、リーチ目表示の
信頼度を向上させることができる。
であったような表示態様を“リーチ目”とすることに代
えて、9回仮停止した図柄7がすべて青7あるいは黄7
であったような表示態様を“リーチ目”とするようにし
てもよい。あるいは、7以外の図柄も仮停止するように
構成し、各回で仮停止した図柄を組合わせると特有のパ
ターン(たとえば、1,2,3…8,9と昇順に図柄が
仮停止されるパターン)となるものを“リーチ目”とし
てもよい。
最終的に大当り表示とされる確率が所定確率値を超える
場合、一旦停止(仮停止)させる対象となる特別図柄の
表示態様が予め設定された所定の表示態様とされる。
を参照して、第3実施の形態を説明する。この第3実施
の形態は、第1実施の形態では大当りの期待値を表わす
ものとして説明した仮停止演出を、各特別図柄表示領域
4a〜4cの「表示結果の予告表示」に使用するもので
ある。ただし、仮停止のパターンは、第1実施の形態と
して説明した具体例1〜具体例3とは異なる。ここで
は、「表示結果の予告表示」として、図17と図18と
を参照して、具体例1と具体例2の2つを説明する。
このとき、たとえば、特別図柄表示領域4a(図7参
照)で左図柄が3回仮停止した際のその3回の仮停止時
の表示態様中に、特別図柄表示領域4aの表示結果を構
成する配列が必ず含まれる。つまり、3回の仮停止の表
示態様中、1つが正しい予告であり、残る2つがいわゆ
る“ガセ”の予告である。中図柄、右図柄についても同
様に、3回の仮停止の表示態様中、1つが正しい予告で
あり、残る2つがガセの予告である。
停止、仮停止図柄の再変動、図柄の仮停止が繰返される
が、図17においては、仮停止図柄が再変動している状
態(左中右図柄のすべてが変動状態)の図示を省略して
いる。
はずれの表示結果が導出表示された後、左中右図柄が一
斉に再変動し始め、やがて、左図柄が所定の配列で仮停
止する(図17(a)参照)。これにより、左図柄の表
示結果の1回目の予告が行なわれる。その後、左図柄が
変動し始めることで、再度、左中右図柄のすべてが変動
状態となる(図示省略)。その後、所定時間が経過する
ことで、左図柄が所定の配列で仮停止する(図17
(b)参照)。これにより、左図柄の表示結果の2回目
の予告が行なわれる。その後、同様にして、左図柄が再
変動した後(図示省略)、左図柄が所定の配列で仮停止
し(図17(c)参照)、左図柄の表示結果の3回目の
予告が行なわれる。
図柄の順で同様に3回ずつ表示結果の予告が行なわれる
(図17(d)〜(i)参照)。
果の3回目の予告が行なわれた後、左中右図柄のすべて
が変動状態となる。その後、所定時間が経過すれば、左
図柄の表示結果が導出表示される(図17(j)参
照)。その表示結果は、たとえば、図17(a)に示し
た左図柄の1回目の予告に対応したものとなっている。
る(図17(k)参照)。その表示結果は、たとえば、
図17(f)に示した右図柄の3回目の予告に対応した
ものとなっている。また、この時点で左上がりの斜めラ
インでリーチ状態となる。もし、中図柄として、図17
(h)に示される2回目の予告に対応した配列が導出表
示されると大当りとなるため、遊技者は、自ら記憶して
いる予告態様(図17(h))に期待感を抱く。これに
より、遊技興趣の向上が図られる。
る(図17(l)参照)。その表示結果は、ここでは、
遊技者が期待する図17(h)に示した予告に対応した
ものとなっている。
仮停止によって予定停止図柄が予告表示されるために、
すべての予告表示が終了した段階で遊技者は表示結果を
ある程度絞り込んで予想することができる。また、その
中に大当りの表示結果が含まれていれば、表示結果に相
当の期待感を抱きつつ遊技をすることができる。
説明する。具体例2では、最終的な表示結果が導出表示
される前に、左中右図柄が各々1回ずつ仮停止する。こ
のとき、仮停止された配列の組合わせによって表示結果
が予告される。ただし、その予告の信頼度は100%で
はない。したがって、左中右図柄のすべての予告がガセ
予告である場合もあり、左中右図柄のうちの一部の予告
がガセ予告である場合もある。
停止、仮停止図柄の再変動、図柄の仮停止が繰返される
が、図18においては、仮停止図柄が再変動している状
態(左中右図柄のすべてが変動状態)の図示を省略して
いる。
はずれの表示結果が導出表示された後、左中右図柄が一
斉に再変動し始め(図示省略)、やがて、左図柄が所定
の配列で仮停止する(図18(a)参照)。これによ
り、左図柄の表示結果の予告が行なわれる。その後、左
図柄が変動し始めることで、再度、左中右図柄のすべて
が変動状態となる(図示省略)。その後、所定時間が経
過することで、右図柄が所定の配列で仮停止する(図1
8(b)参照)。これにより、右図柄の表示結果の予告
が行なわれる。その後、右図柄が再変動した後(図示省
略)、中図柄が所定の配列で仮停止し(図18(c)参
照)、中図柄の表示結果の予告が行なわれる。
すべてが変動状態となる(図示省略)。その後、所定時
間が経過すれば、左図柄、右図柄、中図柄の順で表示結
果が導出表示される(図18(d)〜(f)参照)。こ
の例では、たとえば、左図柄、右図柄、中図柄ともに予
告通りの表示結果が導出表示され、はずれが確定した状
態が示されている。
よって予定停止図柄が予告表示される(最終的に停止す
る特別図柄が、一旦停止(仮停止)対象の特別図柄とさ
れる)ために、左中右図柄の予告表示によって大当りの
組合せが示されると、遊技者は表示結果に相当の期待感
を抱きつつ遊技をすることができる。また、左中右図柄
の予告表示によってはずれの組合せが示された場合であ
っても常に予告通りになるとは限らないために、遊技者
の期待感を必要以上に損なわない。
御内容を説明する。図19は、予告表示の具体例1を行
なう場合に、遊技制御部11が実行する図柄予告演出設
定処理を説明するためのフローチャートである。
た特別図柄プロセス処理中の特別図柄通常時処理(S2
01)に含まれるサブルーチンとなる。遊技制御部11
は、図17を用いて説明した予告表示の具体例1を実行
することを決定した場合、以下に説明する処理を実行す
る。
決定する際に用いるランダム値(YT)を抽出する(S
B1)。ここで、ランダム値(YT)は、前述した特別
図柄判定用乱数R1等と同様、所定範囲で順次加算更新
されるランダム変数である。YTは、左中右図柄別に2
つずつ(ランダム値1、2)、計6つ抽出される。
ータを格納する仮停止図柄バンク0に、表示結果として
導出表示させる図柄配列として予め決定された予定停止
図柄の図柄配列データが格納される(SB2)。ここ
で、仮停止図柄バンク0は、左中右図柄別に用意されて
おり、各左中右仮停止図柄バンク0に対して、左中右の
予定停止図柄配列データが格納される。たとえば、図1
7の例では、図17(l)に示される左図柄の配列デー
タ、中図柄の配列データ、右図柄の配列データが、各
々、左仮停止図柄バンク0、中仮停止図柄バンク0、右
仮停止図柄バンク0に対して格納される。
て、左中右の図柄別に抽出されたランダム値1(YT)
に対応した図柄配列データが格納され(SB3)、続い
て、各左中右仮停止図柄バンク2に対して、左中右の図
柄別に抽出されたランダム値2(YT)に対応した図柄
配列データが格納される(SB4)。遊技制御部11内
のROM222には、ランダム値(YT)1、2と特別
図柄の配列とを対応させたデータテーブルが記憶されて
おり、遊技制御部11は、そのデータテーブルとランダ
ム値(YT)1、2とを参照して仮停止時の図柄配列を
決定するのである。なお、左中右仮停止図柄バンク0〜
2は、遊技制御部11のRAMの所定領域に確保され
る。
各々の仮停止態様は、左仮停止図柄バンク0〜2に格納
された図柄配列データに従うものとなるが、バンク0〜
2に格納された図柄配列データのうち、いずれを何回目
の仮停止に使用するかについては、遊技制御部11がラ
ンダムに決定する。中図柄および右図柄を3回仮停止さ
せる際についても同様である。
を行なう場合に、遊技制御部11が実行する処理の内容
について説明する。
列データを格納する仮停止図柄バンクを左中右図柄別
(左仮停止図柄バンク、中仮停止図柄バンク、右仮停止
図柄バンク)にRAMに確保しておく。遊技制御部11
は、所定の予告態様決定用ランダム値を抽出して表示結
果に対応した正しい予告表示をするか否かを決定し、正
しい予告表示をする場合には、既に予定されている表示
結果に対応する左中右図柄の配列データを左中右仮停止
図柄バンクに格納する。一方、正しい予告表示をしない
場合には、所定の仮停止図柄決定用ランダム値を左中右
図柄別に抽出する。
は、仮停止図柄決定用ランダム値と図柄配列データとが
対応付けられたテーブルを左中右図柄別に記憶させてお
く。遊技制御部11は、たとえば、抽出した左仮停止図
柄決定用ランダム値と左図柄用テーブルとを参照するこ
とによって左仮停止図柄決定用ランダム値に対応する図
柄配列データを選択し、その図柄配列データを左仮停止
図柄バンクに格納する。このような、図柄配列データの
格納処理を中図柄および右図柄に関しても同様に行な
う。
図柄バンクを参照し、各仮停止図柄バンクに格納された
図柄配列データに基づいて、仮停止させる左中右図柄を
決定する。
大当りとすることが決定されている場合には、表示結果
をはずれとすることが決定されている場合と比較して、
表示結果に対応した正しい予告表示がされる確率が高く
なるように構成して、大当り予告の期待値が向上される
ようにしてもよい。
いて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で色
々な変形および応用が可能である。
ためのプログラムおよびデータをROM等の半導体メモ
リに格納した場合を例に採り説明したが、本発明を実現
するためのプログラムおよびデータを様々な記憶媒体に
格納することで利用するものであっても構わない。記録
媒体として用いるメディアとしては、FD(Floppy Dis
k )、HD(Hard Disk )、DAT(Digital Audio Ta
pe)のような磁気メディア、CD−ROM(Compact Di
sk Read Only Memory )、PD(Phase changeDisk
)、DVD(Digital Versatile Disk)のような光デ
ィスク、MO(Magneto Optical disk)のような光磁気
ディスクであってもよい。
て直接実行可能なプログラムを記録した記録媒体だけで
なく、一旦、他の記録媒体(ハードディスク等)にイン
ストールすることによって実行可能となるようなプログ
ラムを記録した記録媒体や、暗号化されたり、圧縮され
たりしたプログラムを記録した記録媒体も含む概念であ
る。
ムおよびデータは、コンピュータ装置(ゲーム装置を含
む)に対して、着脱自在の記録媒体によって配布・提供
される形態に限定されるものではなく、コンピュータ装
置(ゲーム装置を含む)の有する半導体記憶装置に予め
インストール(プリインストール)しておくことで配布
される形態を採っても構わない。さらには、本発明を実
現するためのプログラムおよびデータは、遊技機に通信
処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接
続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロード
することによって配布する形態を採っても構わない。
記録媒体を装着することにより実行するものだけではな
く、通信回線等を介してダウンロードしたプログラムお
よびデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより
実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネ
ットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源
を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他
のコンピュータ装置(ゲーム装置を含む)等とネットワ
ークを介してデータの交換を行なうことによりゲームを
実行するような形態とすることもできる。
変形例や特徴点について、以下に列挙する。
は、特別図柄表示装置4の左上段、左中段、左下段、中
下段、右下段、右中段、右上段、中上段、および、中中
段の計9つの領域のすべてに図柄「7」が仮停止される
ように構成したが、仮停止回数を9回未満とし、仮停止
回数を10回以上とし、前記9つの領域のいずれかには
図柄「7」が複数回仮停止するようにしてもよい。
は、青7が仮停止された時には大当りの期待値に変化が
ないように構成したが、これに代えて、大当りの期待値
が下がる(たとえばマイナス10%)ように構成しても
よい。
能な液晶表示装置等で構成し、特別図柄表示装置4の左
上段、左中段、左下段、中下段、右下段、右中段、右上
段、中上段、および、中中段の計9つの領域の各々を隣
り合う領域と独立させて図柄を変動可能に構成してもよ
い。
“リーチ目”を図18に示した手順で表示することも可
能である。この場合、たとえば、仮停止時の図柄配列の
組合せからなる表示態様が図7に示したものと一致した
場合が“リーチ目”であるとしてもよい。
か、および、その演出表示の内容については、上記各実
施の形態では、遊技制御部11が決定する。しかしなが
ら、これに代えて、表示制御部13がそれらを決定する
ように構成してもよい。
を制御する遊技制御手段が構成されている。特別図柄表
示装置4により、前記可変表示装置は、表面に前記複数
種類の識別情報が付されたドラムからなることが開示さ
れている。図2に示す特別図柄のうち、数字図柄とフル
ーツ図柄と英字図柄(BAR、BAR−BAR)とによ
り当り識別情報が構成されている。大当り状態により、
遊技者にとって有利な特定遊技状態が構成されている。
確率変動状態により、前記特定遊技状態とは異なる遊技
者にとって有利な特別遊技状態が構成されている。特別
図柄表示領域4a〜4cにより、複数種類の識別情報を
可変表示(変動表示)可能な複数の可変表示部が構成さ
れている。遊技制御部11により、当りとするかはずれ
とするかを決定する決定手段が構成されている。また、
遊技制御部11により、前記決定手段の決定に従い、可
変表示装置の表示結果として導出表示させる表示態様を
決定する表示態様決定手段が構成されている。
類の識別情報を順次更新して可変表示を行なうことが可
能な複数の表示領域を有する可変表示装置と、前記複数
の表示領域の各々を、識別情報が更新されている更新状
態から複数種類の識別情報のうちのいずれかが表示され
て識別情報が更新されていない非更新状態に変化させる
表示制御を行なうことが可能な可変表示制御手段とを含
み、該可変表示制御手段は、前記複数の表示領域で識別
情報の更新動作が開始されてから前記複数の表示領域の
表示結果が導出表示されるまでの可変表示期間中に、前
記更新状態にある複数の表示領域のうちの少なくともい
ずれか1つの表示領域を、一旦、前記非更新状態に変化
させ、次いで、前記非更新状態とした表示領域を前記更
新状態に戻すことで再度前記複数の表示領域のすべてを
前記更新状態とする再更新制御を所定数回実行する再更
新制御手段を含む。
制御によって前記非更新状態とされた表示領域に一旦表
示される識別情報の種類に応じて、前記所定数回の再更
新制御が終了した後に導出表示される前記複数の表示領
域の表示結果が特定の識別情報の組合わせとなる確率が
異なるように、一旦表示させる識別情報の種類を変化さ
せる。また、前記再更新制御手段は、前記可変表示期間
中に前記再更新制御を複数回実行する場合に、各回の再
更新制御のうち所定の識別情報が一旦表示された総数に
応じて、前記複数回の再更新制御が終了した後に導出表
示される前記複数の表示領域の表示結果が特定の識別情
報の組合わせとなる確率が異なるように、一旦表示させ
る識別情報の種類を変化させる。
示期間中に前記再更新制御を複数回実行する場合に、各
回の再更新制御によって一旦表示された識別情報を組合
わせると所定の識別情報の組合わせになる場合にはそう
でない場合に比較して、前記複数回の再更新制御が終了
した後に導出表示される前記複数の表示領域の表示結果
が特定の識別情報の組合わせとなる確率が高くなるよう
に、一旦表示させる識別情報の種類を変化させる。
複数の表示領域の表示結果が導出表示される前に、該表
示結果を決定する表示結果決定手段をさらに含み、前記
再更新制御手段は、前記再更新制御によって前記非更新
状態とした表示領域には所定の割合で、前記表示結果決
定手段により定められた表示結果に含まれる識別情報を
一旦表示させる。さらに、前記再更新制御手段は、前記
再更新制御を実行する場合において、前記複数の表示領
域のうち予め定められた特定表示領域を前記更新状態か
ら前記非更新状態に変化させる。また、前記再更新制御
手段は、前記更新状態から前記非更新状態に変化する表
示領域が各回の再更新制御毎に順次移行していくよう
に、前記再更新制御を複数回実行する。さらに、前記再
更新制御手段は、予め設定された移行パターンに基づい
て、前記更新状態から前記非更新状態に変化させる表示
領域を移行させる。
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
示期間中に、前述したような斬新な再更新制御が所定数
回実行されるために、これまでにない演出表示手法によ
って遊技興趣の向上を図ることができる。
技機の正面図である。
ための図である。
ロック図である。
ングチャートである。
チャートである。
フローチャートである。
域の拡大図である。
可変表示装置の正面図である。
可変表示装置の正面図である。
可変表示装置の正面図である。
ートである。
である。
のテーブル構成の概念図である。
示装置の正面図である。
示装置の正面図である。
トである。
置、4a,4b,4c特別図柄表示領域、11 遊技制
御部(遊技制御基板)、13 表示制御部(表示制御基
板)、40a,40b,40c ドラム、592a,5
92b ドラムランプ。
Claims (8)
- 【請求項1】 予め設定された変動開始条件を満足する
場合、可変表示装置上に表示される複数種類の識別情報
の更新表示を開始することで変動表示を行なわせるとと
もに、所定時間経過後に更新表示を停止させることで変
動表示を停止する表示制御手段と、前記表示制御手段に
よる変動表示結果が特定表示態様となる場合、所定の遊
技価値を付与可能な遊技制御手段とを備える遊技機であ
って、 前記表示制御手段は、識別情報の変動表示を開始してか
ら停止させるまでの間、前記可変表示装置中に設定され
た複数の表示領域内の少なくともいずれか1つの表示領
域において、所定の識別情報で更新表示を一旦停止させ
た後、すべての識別情報の更新表示を再開することによ
り再び変動表示を行なう再変動表示を所定数回実行する
ことを特徴とする、遊技機。 - 【請求項2】 前記表示制御手段は、当該表示制御手段
による最終的な変動表示結果が特定表示態様となる確率
に基づいて、更新表示を一旦停止させる対象となる識別
情報の種別を変更することを特徴とする、請求項1に記
載の遊技機。 - 【請求項3】 前記表示制御手段は、当該表示制御手段
による最終的な変動表示結果が特定表示態様となる確率
に基づいて、更新表示を一旦停止させる対象となる識別
情報の表示回数を変更することを特徴とする、請求項1
に記載の遊技機。 - 【請求項4】 前記表示制御手段は、当該表示制御手段
によって最終的に特定表示態様となる確率が所定確率値
を超える場合、更新表示を一旦停止させる対象となる識
別情報の表示態様を予め設定された所定の表示態様とす
ることを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。 - 【請求項5】 前記表示制御手段は、当該表示制御手段
によって最終的に停止させる識別情報を、更新表示を一
旦停止させる対象の識別情報とすることを特徴とする、
請求項1に記載の遊技機。 - 【請求項6】 前記表示制御手段により更新表示の一旦
停止を行なう表示領域は、複数の表示領域内における特
定の固定表示領域であることを特徴とする、請求項1〜
請求項5のいずれかに記載の遊技機。 - 【請求項7】 前記表示制御手段により更新表示の一旦
停止を行なう表示領域は、複数の表示領域内において順
次移行する任意の表示領域であることを特徴とする、請
求項1〜請求項5のいずれかに記載の遊技機。 - 【請求項8】 予め設定された移行パターンに基づい
て、更新表示を一旦停止させるための表示領域を順次移
行させることを特徴とする、請求項7に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000232504A JP2002045488A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 遊技機 |
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---|---|---|---|
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---|---|
JP2002045488A true JP2002045488A (ja) | 2002-02-12 |
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ID=18725178
Family Applications (1)
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JP2000232504A Pending JP2002045488A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002045488A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007125321A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Newgin Corp | 遊技機 |
JP2011172881A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Kyoraku Sangyo Kk | ぱちんこ遊技機 |
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JP2017046986A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2019129992A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
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-
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- 2000-07-31 JP JP2000232504A patent/JP2002045488A/ja active Pending
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