JP2002044590A - Dvdビデオ再生装置 - Google Patents

Dvdビデオ再生装置

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JP2002044590A
JP2002044590A JP2000221255A JP2000221255A JP2002044590A JP 2002044590 A JP2002044590 A JP 2002044590A JP 2000221255 A JP2000221255 A JP 2000221255A JP 2000221255 A JP2000221255 A JP 2000221255A JP 2002044590 A JP2002044590 A JP 2002044590A
Authority
JP
Japan
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video
picture
display
color
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JP2000221255A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Hanazawa
靖彦 花澤
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型のディスプレイ装置でDVDビデオの再
生映像を表示する際、字幕表示を見易く表示する。 【解決手段】 DVDビデオの再生に先立ち、ユーザは
操作部201を操作して字幕拡大率及び字幕色設定を行
いユーザ字幕設定メモリ220に記憶する。DVDビデ
オ再生時に、サブピクチャ表示命令があった場合、ディ
スクから読み出したサブピクチャ表示領域をユーザ字幕
設定メモリ220に記憶された拡大率で拡大すると共
に、ディスクから読み出したサブピクチャ色設定命令に
代えてユーザ字幕設定メモリ220に記憶した色でサブ
ピクチャ映像を作成し合成器125に入力する。合成器
125では、ビデオデコーダ123から入力される主映
像と副映像デコーダから入力される副映像を合成し出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDVDビデオ再生装
置に係り、特に、副映像として字幕を記録したDVDビ
デオを再生可能なDVDビデオ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高密度記録のデジタルビデオディ
スクが開発され、このデジタルビデオディスクには映画
等の主映像、副映像としてその映画の字幕(複数の言語
の字幕を記録して用意可能)、その映画のための音声
(複数の言語の音声を記憶して用意可能)等が記録され
ている。
【0003】DVDビデオディスクにおいては、副映像
データとして記録される字幕は、異なる言語で32種類
の字幕が記録可能となっていて、ユーザはディスクを再
生する際に、ディスクに記録されている複数言語の字幕
から所望の字幕を選択して再生させている。
【0004】DVDビデオディスクを再生する場合、主
映像として記録されている映像をディスプレイに表示す
ると共に、副映像として記録されている字幕を表示す
る。字幕情報は、副映像情報と称され、データ圧縮され
て記録されている。
【0005】図3はDVDビデオディスクのボリューム
空間を示す図である。同図に示すように、ボリューム空
間はボリューム及びファイル構成ゾーン、DVDビデオ
ゾーン、他のゾーンからなる。ボリューム及びファイル
構成ゾーンは、UDFブリッジ構成が記述されており、
所定規格のコンピュータでもそのデータを読み取れるよ
うになっている。DVDゾーンは、ビデオマネージャ
(VMG)、ビデオタイトルセット(VTS)を有す
る。ビデオマネージャ(VMG)、ビデオタイトルセッ
ト(VTS)は、それぞれ複数のファイルで構成されて
いる。ビデオマネージャ(VMG)は、ビデオタイトル
セット(VTS)を制御するための情報である。
【0006】図4は、ビデオマネージャ(VMG)、ビ
デオタイトルセット(VTS)の詳細説明図である。ビ
デオマネージャ(VMG)は、ビデオタイトルセット等
を制御する制御データとしてのビデオマネージャインフ
ォメーション(VMGI)と、メニュー表示のためのビ
デオオブジェクトセット(VMGM_VOBS)、バッ
クアップ用のビデオマネージャインフォメーション(V
MGI)を有している。
【0007】ビデオタイトルセット(VTS)は、制御
データとしてのビデオタイトルセットインフォメーショ
ン(VTSI)と、メニュー表示のためのビデオオブジ
ェクトセット(VTSM_VOBS)と、映像表示のた
めのビデオオブジェクトセット(VTSTT_VOB
S)、バックアップ用のビデオタイトルセットインフォ
メーション(VTSI)を有している。更に、映像表示
のためのビデオオブジェクトセットであるVTSTT_
VOBSは、複数のセルで構成されていて、各セルには
セル番号が付されている。
【0008】図5には、上記のビデオオブジェクトセッ
ト(VOBS)とセルの関係と、更にセル(Cell)
の中身を階層的に示している。DVDの再生処理が行わ
れるときは、映像の区切り(シーンチェンジ、アングル
チェンジ、ストーリーチェンジ等)や特殊再生に関して
は、セル(Cell)単位またはこの下の層であるビデ
オオブジェクトユニット(VOBU)単位で取り扱われ
るようになっている。
【0009】ビデオオブジェクトセット(VOBS)は
1つ又は複数のビデオオブジェクト(VOB)で構成さ
れており、1つのビデオオブジェクト(VOB)は1つ
又は複数のセル(Cell)により構成されている。更
に、1つのセル(Cell)は1つ又は複数のビデオオ
ブジェクトユニット(VOBU)により構成されてい
る。そして1つのビデオオブジェクトユニット(VOB
U)は、1つ又は複数のナビゲーションパック(NV_
PCK)、1つ又は複数のオーディオパック(A_PC
K)、1つ又は複数のビデオパック(V_PCK)、1
つ又は複数のサブピクチャーパック(SP_PCK)で
構成されている。
【0010】ナビゲーションパック(NV_PCK)
は、主として所属するビデオオブジェクトユニット内の
データの再生表示制御を行うための制御データ及びビデ
オオブジェクトユニットのデータサーチを行うための制
御データとして用いられる。
【0011】ビデオパック(V_PCK)は、主映像情
報であり、MPEG規格で圧縮されている。また、サブ
ピクチャーパック(SP_PCK)は、主映像に対して
補助的な内容を持つサブピクチャー情報である。例えば
映画の字幕、シナリオなどであり、ランレングス圧縮技
術が用いられている。オーディオパック(A_PCK)
は音声情報である。
【0012】再生装置においては、選択されたプログラ
ムチェーンによりセルの再生順序が設定され、再生にお
いてはビデオオブジェクトユニットに含まれるNV_P
CKが参照される。NV_PCKは、表示内容、表示タ
イミングを制御するための情報や、データサーチのため
の情報を有する。したがって、このNV_PCKテーブ
ルの情報に基づいてV_PCKの取り出しと、デコード
が行われる。また、他のパックの取り出し及びデコード
が行われるが、その場合は、ユーザの指定しているとこ
ろの言語のA_PCK、SP_PCKの取り出しが行わ
れる。
【0013】図6は、1つのパックとパケットの構成例
を示す図である。1パックは、パックヘッダ、パケット
で構成される。パックヘッダ内には、パックスタートコ
ード、システムクロックリファレンス(SCR)等が記
述されている。パックスタートコードは、パックの開始
を示すコードであり、システムクロックリファレンス
(SCR)は、ディスク全体に対して再生経過時間にお
ける所在時間を示す情報である。1パックの長さは、2
048バイトであり、光ディスク上の1論理ブロックと
して規定され、記録されている。
【0014】1パケットは、パケットヘッダとビデオデ
ータ又はオーディオデータ又はサブピクチャーデータま
たはナビゲーションデータで構成されている。
【0015】図7は、NV_PCKを取り出した説明図
である。NV_PCKは、表示画像を制御するためのピ
クチャーコントロールインフォメーション(PCI)パ
ケットと、同じビデオオブジェクト内に存在するデータ
サーチインフォメーション(DSI)パケットを有す
る。各パケットにはパケットヘッダとサブストリームI
Dが記述され、その後にそれぞれデータが記述されてい
る。各パケットヘッダにはストリームIDが記述され、
NV_PCKであることを示し、サブストリームID
は、PCI、DSIの識別を行っている。また、各パケ
ットヘッダには、パケットスタートコード、ストリーム
ID、パケット長が記述され、続いて各データが記述さ
れている。
【0016】PCIパケットは、このパケットが属する
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)内のビデオデ
ータの再生に同期して、表示内容を変更するためのナビ
ゲーションデータであり、PCIパケットには、一般情
報であるPCIジェネラルインフォメーション(PCI
_GI)と、ノンシームレスアングルインフォメーショ
ン(NSMLANGI)と、ハイライトインフォメーシ
ョン(HLI)と、記録情報であるレコーディングイン
フォメーション(RECI)が記述されている。
【0017】DSIパケットには、一般情報であるDS
Iジェネラルインフォメーション(DSI_GI)と、
シームレスプレイバックインフォメーション(SML_
PBI)、シームレスアングルインフォメーション(S
ML_AGLI)、ビデオオブジェクトユニットサーチ
インフォメーション(VOBU_SRI)、同期情報
(SYNCI)が記述されている。同期情報には、DS
Iが含まれるVOBUのビデオデータの再生開始時間と
同期して再生すべきサブピクチャー及びオーディオデー
タのアドレスが記憶されている。
【0018】図8は、エンコード(ランレングス圧縮)
された副映像のパックの論理構造を示している。ビデオ
データに含まれるサブピクチャー(副映像)の1パック
(SP_PCK)は、例えば2048バイト(2kB)
で構成される。サブピクチャーの1パックは、先頭のパ
ックヘッダのあとに、パケットヘッダ及び副映像データ
を含んでいる。パックヘッダには、それぞれファイル全
体の再生を通じて基準となる時刻(SCR;Syste
m Clock Reference)情報が付与され
ており、システムタイマーの時刻と所定の関係にあり、
かつ同じ時刻情報のSCRが付与されている各サブピク
チャーパケットが取りまとめられ、後述するデコーダに
転送されるようになっている。
【0019】第1のサブピクチャーパケットは、そのパ
ケットヘッダのあとに、後述するサブピクチャーユニッ
トヘッダ(SPUH)とともにランレングス圧縮された
サブピクチャーを含んでいる。同様に、第2のサブピク
チャーパケットは、そのパケットヘッダのあとに、ラン
レングス圧縮されたサブピクチャーデータを含んでい
る。このような複数の副映像データをランレングス圧縮
の1ユニット(1単位)分集めたものが副映像ユニット
である。副映像ユニットは、副映像ユニットヘッダが付
与され、副映像ユニットヘッダのあとに、1ユニット分
の映像データ(例えば2次元表示画面の1水平ライン分
のデータ)をランレングス圧縮した画素データ、及び各
副映像データパックの表示制御シーケンス情報を含むテ
ーブルが続く。
【0020】副映像ユニットは、図9に示すように、サ
ブピクチャー表示用の各種パラメータが記憶されている
副映像ユニットヘッダ(SPUH)と、ランレングス符
号からなる表示データ(圧縮された画素データ;PX
D)と、表示シーケンステーブル(DCSQT)とで構
成されている。更に、副映像ユニットヘッダ(SPU
H)には、副映像ユニットのサイズ情報(SPU_S
Z)と、副映像データパケット内の表示シーケンステー
ブル記録開始位置情報(副映像の表示制御シーケンステ
ーブル開始アドレスSP_DCSQT_SA)とが記録
されている。副映像ユニットは、複数の副映像パケット
により構成されている。すなわち、ビデオデータに含ま
れる副映像情報の1パックは例えば2048バイト(2
kB)で構成され、副映像情報の1パックは先頭パック
ヘッダのあとに、1以上の副映像パケットを含んでい
る。パックヘッダには、それぞれファイル全体の再生を
通じて基準となる時刻情報(SCR)が付与されてお
り、同じ時刻情報(SCR)が付与されている副映像パ
ック内のパケットがデコーダに転送されるようになって
いる。
【0021】上述したパケットのパケットヘッダには、
再生装置がその副映像ユニットの表示制御を開始すべき
時刻がプレゼンテーションタイムスタンプ(PTS;P
resentation Time Stamp)とし
て記録されている。ただし、このプレゼンテーションタ
イムスタンプ(PTS)は、各映像ユニット内の副映像
データパケットのヘッダにだけ記録されるようになって
いる。このPTSは、所定の再生時刻SCRを参照して
再生される複数の副映像ユニットにおいて、その再生順
に沿った値が各副映像ユニットに対して記述されてい
る。
【0022】表示制御シーケンステーブル(SP_DC
SQT)には、1つ以上の副映像シーケンスが実行順に
記述されており、表示制御シーケンステーブル(SP_
DCSQT)は、副映像ユニットの有効期間中に、副映
像の表示開始/停止と、属性を変更するための表示シー
ケンス情報である。副映像表示シーケンス(SP_DC
SQ)のパラメータとしては、映像データ表示制御の実
行が開始される時刻を示す副映像表示制御スタートタイ
ム(SP_DCSQ_STM)と、次のSP_DCSQ
の先頭アドレス(SP_NXT_DCSQ_SA)と、
副映像データの表示制御コマンド(SP_DCCMD)
とが記録されている。ここで、パケットヘッダ内のプレ
ゼンテーションタイムスタンプPTSは、たとえばファ
イルの先頭の再生開始時間のような、ファイル全体の再
生を通じて基準となる時間(SCR)からの相対時間で
規定されている。更に、表示シーケンス実行開始時間を
設定している副映像表示制御スタートタイム(SP_D
CSQ_STM)は、パケットヘッダに記述されている
上記PTSからの相対時間(相対PTM)で規定され
る。
【0023】従って、副映像表示制御スタートタイムと
サブタイマーの計数値とが比較され、サブタイマーの計
数値が副映像表示制御スタートタイムよりも大きい場合
には、デコード手段によりデコードされた出力データの
表示状態が、シーケンス制御データに従って制御され
る。
【0024】図10は、表示制御を行うための表示制御
コマンド(SP_DCCMD)の1つの内容を示す図で
ある。表示制御コマンド(SP_DCCMD)の内容
は、副映像ユニットの強制的な表示開始タイミングをセ
ットする命令(FSTA_DSP)、副映像ユニットの
表示開始タイミングをセットする命令(STA_DS
P)、副映像ユニットの表示停止タイミングをセットす
る命令(STP_DSP)、画素データのカラーコード
をセットする命令(SET_COLOR)、画素データ
と主映像間のコントラストをセットする命令(SET_
CONTR)、画素データの表示エリアをセットする命
令(SET_DAREA)、画素データの表示開始アド
レスをセットする命令(SET_DSPXA)、画素デ
ータのカラー及びコントラストの変化制御をセットする
命令(CHG_COLCON)、表示制御の終了コマン
ド(CMD_END)がある。
【0025】カラーコード設定命令(SET_COLO
R)は、画素データの各画素の色を決める命令であり、
パレットコードで記述されている。各画素のためのパレ
ットコードとして強調ピクセル−2用、強調ピクセル−
1用、パターンピクセル用、背景ピクセル用のための各
パレットコードが記述されている。パレットコードは、
PGC一般情報(PGC_GI)内のPGCサブピクチ
ャパレット(PGC_SP_PLT)として記述されて
いて、このサブピクチャパレット(PGC_SP_PL
T)には、全サブピクチャ・ストリームで共通に使用さ
れる16組の輝度信号と2つの色差信号が記述されてい
る。つまり、サブピクチャで使用される色はこのサブピ
クチャパレットに記述された16種類の色から選択され
る。ここで、カラーコード設定命令(SET_COLO
R)が当該副映像ユニットに存在しない場合には、その
前の最後に用いられたものが維持されており、この命令
が利用される。この命令は各ラインの最初に指定され
る。
【0026】コントラスト設定命令(SET_CONT
R)は、画素データと主映像との混合比を設定する命令
であり、各画素のためのコントラスト指定データが記述
されている。
【0027】表示エリア設定命令(SET_DARE
A)は、ディスプレイ画面上に四角形の画素データの表
示エリアを設定するための命令である。この命令では、
画面上のX軸座標の開始位置(10ビット)と終了位置
(10ビット)、Y軸座標の開始位置(10ビット)と
終了位置(10ビット)が記述されている。画面上では
左上のコーナーがX軸座標、Y軸座標の原点となり、Y
軸座標値は、2〜479(525本/60HzのTVの
場合)、または2〜574(625本/50HzのTV
の場合)であり、これにより副映像ラインが指定され、
X軸座標値は0から719の値が記述され、これにより
画素番号が指定される。ここで、表示エリア設定命令
(SET_DAREA)が当該副映像ユニットに存在し
なかった場合、先行して送られてきた命令がそのまま利
用される。
【0028】図11はビデオ表示領域VDAとサブピク
チャ表示領域SPDAとの関係説明図である。サブピク
チャ表示領域SPDAは、ビデオ表示領域VDAの左上
を原点として開始座標(xs,ys)と終了座標(x
e,ye)とで領域が指定されることになる。開始座標
(xs,ys)と終了座標(xe,ye)の2点を指定
することにより、画面上に四角形の画素データ表示エリ
アが設定される。
【0029】DVDビデオ再生装置では、副映像を表示
する際、ディスクに記録されたサブピクチャ表示エリア
設定命令及びカラーコード設定命令に従って副映像を作
成し、主映像と共にディスプレイ画面に表示している。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なDVDビデオ再生装置を、車両に搭載して使用した
り、携帯型の再生装置としているものがある。携帯型や
車載型では小型のディスプレイ画面を使用するため、字
幕表示が小さいものとなってしまい、読みにくいものと
なってしまうという問題があった。
【0031】また、主映像に重ねて副映像である字幕を
表示する場合、ディスクに記録されている字幕の色で表
示すると、主映像の色との関係から、字幕が読みにくい
ものとなることがあった。特に、携帯型や車載型のディ
スプレイ画面での使用を考えると、字幕文字が小さく、
字幕文字の色が背景となる主映像の色と同系統の色であ
った場合、字幕を読むことが困難であるという問題があ
った。
【0032】以上から本発明の目的は、DVDビデオに
記録された字幕を表示する際に、ユーザの好みの字幕大
きさ及び色で表示することのできるDVDビデオ再生装
置を提供することである。
【0033】また、本発明の目的は、ディスプレイ画面
の大きさに応じて、字幕文字の大きさを自動的に決定し
て表示することのできるDVDビデオ再生装置を提供す
ることである。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、主映像データと副映像データとを記録したDVDビ
デオディスクを再生し主映像と共に副映像をディスプレ
イ画面に表示するDVDビデオ再生装置において、副映
像表示範囲の拡大率を設定する拡大率設定手段と、該拡
大率設定手段に設定された拡大率で前記DVDビデオデ
ィスクから読み出した副映像データの表示範囲を拡大し
て表示させる制御手段とを備えたDVDビデオ再生装置
により達成される。
【0035】また、上記課題は本発明によれば、ディス
プレイ画面の大きさを取得する画面大きさ取得手段と、
画面大きさに応じた副映像拡大率を決定する拡大率決定
手段と、前記画面大きさ取得手段により取得した画面大
きさに基づいて、該拡大率決定手段により決定した拡大
率で副画像を表示させる制御手段とを備えたDVDビデ
オ再生装置により達成される。
【0036】更に、上記課題は本発明によれば、主映像
データとは別に副映像データを記録したDVDビデオデ
ィスクを再生し主映像と共に副映像をディスプレイ画面
に表示するDVDビデオ再生装置において、前記DVD
ビデオディスクから読み出した副映像の色組み合わせを
設定する副映像色設定手段と、該副映像色設定手段によ
り設定された色組み合わせを用いて副映像を表示する制
御手段とを備えたDVDビデオ再生装置により達成され
る。
【0037】
【発明の実施の形態】(a)DVDビデオ再生装置の構
成 図1は本発明のDVDビデオ再生装置の構成を示す図で
ある。図1において、光学式ディスク(DVD)100
は、ターンテーブル(図示せず)上に載置され、クラン
パーによりクランプされ、モータ101により回転駆動
される。現在、再生モードであるとすると、光ディスク
100に記録された情報は、ピックアップ部102によ
りピックアップされる。ピックアップ部102は、サー
ボ部103によりディスク半径方向への移動制御、フォ
ーカス制御、トラッキング制御されている。また、サー
ボ部103は、ディスクモータ駆動部104にも制御信
号を送り、モータ101の回転制御(つまり光ディスク
100の回転制御)を行っている。
【0038】ピックアップ部102の出力は、復調/エ
ラー訂正部105に入力されて復調される。ここで、復
調された復調データは、バッファ106を介してデマル
チプレクサ107に入力される。また、復調データは、
入力バッファ108を介してDSIデコーダ109に入
力される。DSIデコーダ109には、バッファ110
が接続されている。デコードしたDSI(データサーチ
情報)は、システム制御部200に送られる。また、復
調データは、システムバッファ111を介してシステム
制御部200に送られる。このシステムバッファ111
を通ってシステム制御部200に取り込まれるデータと
しては、例えば管理情報がある。
【0039】デマルチプレクサ107では、各パックの
分離処理が行われる。デマルチプレクサ107から取り
出されたビデオパック(V_PCK)はバッファ121
を介してビデオデコーダ123に入力されてデコードさ
れる。ビデオデコーダ123にはバッファ124が接続
されている。ビデオデコーダ123から出力されたビデ
オ信号は、合成器125に入力される。
【0040】また、デマルチプレクサ107から取り出
された副映像パック(SP_PCK)はバッファ126
を介して副映像デコーダ127に入力されてデコードさ
れる。副映像デコーダ127にはバッファ128が接続
されている。副映像デコーダ127から出力された副映
像は、合成器125に入力される。これにより合成器1
25からは主映像信号に副映像がスーパーインポーズさ
れた信号が得られ、ディスプレイに供給される。
【0041】また、デマルチプレクサ107から取り出
されたオーディオパック(A_PCK)はバッファ12
9を介してオーディオデコーダ130に入力されてデコ
ードされる。オーディオデコーダ130にはバッファ1
31が接続されている。オーディオデコーダ130の出
力はスピーカに供給される。
【0042】また、デマルチプレクサ107から取り出
されたPCIパックはバッファ132を介してPCIデ
コーダ133に入力されてデコードされる。PCIデコ
ーダ133にはバッファ134が接続されている。PC
Iデコーダ133の出力は、ハイライト情報(HLI)
処理部135に入力される。
【0043】デマルチプレクサ107においては、主映
像情報、副映像(字幕及び文字)情報、音声情報、制御
情報等を分離して導出することになる。つまり光ディス
ク100には、映像情報に対応して副映像(字幕及び文
字)情報、音声情報、管理情報、制御情報が記録されて
いるからである。
【0044】この場合、副映像情報である字幕及び文字
情報や、音声情報としては、各種の言語を選択すること
ができ、これはシステム制御部200の制御に応じて選
択される。システム制御部200に対しては、ユーザに
よる操作入力が操作部201を通して与えられる。ま
た、副映像(字幕及び文字)の表示拡大率や色の設定を
行うことができ、ユーザは操作部201を操作して指示
し、副映像の表示拡大率や表示色の設定はユーザ字幕設
定メモリ220に記憶される。
【0045】主映像情報をデコードするビデオデコーダ
123では、表示装置の方式に対応したデコード処理が
施される。例えば主映像情報は、NTSC、PAL、S
ECAM、ワイド画面、等に変換処理される。また、オ
ーディオデコーダ130には、ユーザにより指定されて
いるストリームのオーディオ情報が入力されてデコード
されることになる。また副映像も、ユーザにより指定さ
れているストリームの副映像データが、副映像デコーダ
127に入力されてデコードされる。
【0046】図2は、副映像デコード部の説明図であ
り、図1のバッファ126、副映像デコーダ127に対
応するものである。図2において、副映像パック(SP
_PCK)はバッファ126を介してメモリ213に取
り込まれる。パックの識別は、パケットヘッダに記述さ
れているストリーム番号により行われる。指定ストリー
ムID(サブストリームID)は、ユーザ操作に応答す
るシステム制御部200を介して副映像デコーダ211
に入力され、そしてレジスタに格納される。
【0047】バッファ126に取り込まれたパケットの
うち、指定ストリームIDと入力したサブストリームI
Dが一致しているところのパケットが、取り込み対象に
なる。そして、メインシステムタイマ311の基準時間
の計数値は、副映像デコーダ制御部211に与えられ、
バッファ126に取り込んだパケットのシステムクロッ
クリファレンス(SCR)と比較される。メインシステ
ムタイマ311の計数値とシステムクロックリファレン
ス(SCR)とを比較し、同一のシステムクロックリフ
ァレンス(SCR)を有するパケットが、ユニット構築
のためにメモリ213に格納される。上記処理によりメ
モリ213には、1つまたはそれ以上の副映像ユニット
が蓄積されることになる。メモリ213に副映像ユニッ
トが構築されると、プレゼンテーションスタンプ(PT
S)に基づいたデコード処理が管理される。
【0048】この副映像ユニットに含まれる副映像ユニ
ットヘッダ(SPUH)が、副映像デコーダ制御部21
1により参照されて、副映像のサイズやアドレスが認識
される。これにより、ランレングス圧縮されたピクセル
データ(PXD)はランレングスデコーダ214へ送ら
れ、表示シーケンステーブル(SP_DCSQT)は、
シーケンス制御部216へ送られる。
【0049】ここで、タイムスタンプ抽出部310によ
り抽出されたプレゼンテーションタイムスタンプ(PT
S)とメインシステムタイマ311の計数値とが、比較
器312により比較され、メインシステムタイマ311
の計数値がプレゼンテーションタイムスタンプ(PT
S)よりも大きい場合には、副映像デコード制御部21
1がランレングスデコーダ214を制御して当該データ
のランレングスデコード処理が行われる。
【0050】この時、ランレングスデコーダ214は、
ユーザ字幕設定メモリ220に設定された字幕拡大率に
応じて、デコードしたピクセルデータを設定された字幕
拡大率に応じて拡大処理し、拡大したピクセルデータを
バッファ215に蓄積する。デコードされた画素データ
は、バッファメモリ215に蓄積され、出力タイミング
を待つことになる。
【0051】一方、副映像ユニットに含まれる表示制御
シーケンステーブル(SP_DCSQT)は、シーケン
ス制御部216に入力されて解析される。シーケンス制
御部216は、各種制御命令を保持するための複数のコ
マンドレジスタ217を有する。シーケンス制御部21
6では、レジスタのコマンドに応じて、次に出力される
画素に対してどのような色及び又はコントラストを設定
して出力するかを決定し、この決定信号は、出力制御部
218に与えられる。また、シーケンス制御部216で
は、ユーザ字幕設定メモリ220に記憶された字幕拡大
率や字幕色設定に応じて、サブピクチャ表示領域を指定
する表示エリア設定命令(SET_DAREA)のサブ
ピクチャ開始座標、終了座標を変更したり、サブピクチ
ャ表示色を指定するカラーコード設定命令(SET_C
OLOR)で記述されたカラーコードで指示された色で
はなく、ユーザ字幕設定メモリ220に記憶した色に変
更したりする。シーケンス制御部216は、バッファメ
モリ215に保持される画素データの読み出しタイミン
グ信号及びアドレスも与えている。
【0052】出力制御部218では、バッファメモリ2
15からの画素データに対して、シーケンス制御部21
6からのコマンドに応じた色、コントラストを付加して
出力されることになる。この出力された副映像は、主映
像にスーパーインポーズされる。
【0053】前述のように、副映像の表示に関しては、
副映像ユニットの前に設定されているプレゼンテーショ
ンタイムスタンプ(PTS)とシステムタイマ311の
出力とが所定の関係になったときに比較器312からタ
イミング信号が得られ、このタイミング信号に基づい
て、ランレングスデータのデコード処理が開始される。
【0054】また、副映像の表示制御については、比較
器315からのタイミング信号に応じて実行あるいは待
機状態が実現される。サブタイムスタンプ抽出部313
は、シーケンス制御部216に格納されているSP_D
CSQの開始時刻データを保持するレジスタである。比
較器315は、サブシステムタイマ314からの出力デ
ータとSP_DCSQの開始時刻データを次々と比較
し、一致するタイミング信号を出力する。
【0055】(b)ユーザ字幕設定 ここでは、ユーザ字幕設定についての説明を行う。DV
Dビデオディスクを再生するに先立ち、ユーザの指示に
より、字幕設定モードを呼び出す。字幕設定モードで
は、字幕の拡大率を設定する項目と、字幕の色を選択す
る項目が用意されている。字幕拡大率設定項目を選択す
ると、字幕拡大率の設定画面が表示され、ユーザは所望
の拡大率を選択する。
【0056】字幕色設定項目を選択すると、サブピクチ
ャ表示で使用する強調ピクセル−1、強調ピクセル−
2、パターンピクセル、背景ピクセルの4つのピクセル
に対する色の組み合わせを複数種類表示し、ユーザは表
示される複数種類の色組み合わせの中から所望の色組み
合わせを選択したり、字幕色設定モードを選択した際に
カラーパレットを表示し、ユーザがサブピクチャで使用
される強調ピクセル−1、強調ピクセル−2、パターン
ピクセル、背景ピクセルそれぞれのピクセルの表示色を
カラーパレットから選択して指定することにより、サブ
ピクチャで使用する色を指定する。こうして、字幕設定
モードで設定した字幕拡大率と字幕色をユーザ字幕設定
メモリ220に記憶する。
【0057】(c)サブピクチャ拡大表示処理 ここで、サブピクチャ拡大表示処理について図12を参
照して説明する。図12において、VDAはビデオ表示
領域、SPDAはサブピクチャ表示領域である。図12
(a)は、DVDビデオディスクから読み出されたサブ
ピクチャの表示エリア設定命令(SET_DAREA)
で指定されている開始座標(xs、ys)及び終了座標
(xe、ye)により設定されたサブピクチャ表示領域
を示している。
【0058】ビデオ表示領域内のサブピクチャ表示領域
の指定範囲は、X座標の値は0〜719であり、Y座標
の値は2〜479(525/60TVシステムの場
合)、または、2〜574(625/50TVシステム
の場合)である。
【0059】ディスクから読み出したサブピクチャ表示
範囲指定座標の開始座標を(xs,ys)、終了座標を
(xe,ye)であるとすると、図12(a)に示すよ
うに領域SPDAがサブピクチャ表示領域になる。
【0060】ここで、ユーザ字幕設定メモリ220に記
憶された字幕拡大率で字幕を拡大する場合、拡大率をα
とすると、拡大後のサブピクチャ表示領域の終了座標
(xe’,ye’)を次式によって求める。 xe’=(xe−xs)×α+xs ye’=(ye−ys)×α+ys
【0061】拡大後のサブピクチャ表示領域の終了座標
(xe’,ye’)が、ビデオ表示領域VDAのサブピ
クチャ表示領域の指定範囲内である場合には、字幕拡大
後のサブピクチャ表示終了座標を(xe’,ye’)と
し、字幕拡大後のサブピクチャ表示領域指定座標の開始
座標を(xs,ys)、終了座標を(xe’,ye’)
とする。
【0062】図12(b)に示すように字幕拡大後のサ
ブピクチャ表示終了座標(xe’,ye’)が、ビデオ
表示領域VDAのサブピクチャ表示指定範囲を超えてし
まう場合には、拡大後のサブピクチャ表示領域の終了座
標(xe’,ye’)とサブピクチャ表示領域SPDA
の指定範囲の最大座標との差分とサブピクチャ表示領域
の表示開始座標(xs,ys)、表示終了座標(x
e’,ye’)とからビデオ表示領域VDAの中にサブ
ピクチャ領域SPDAが入るように変更する。つまり、
サブピクチャ表示指定範囲の最大の座標を(xm,y
m)とした場合、変更後のサブピクチャ表示領域の開始
座標(xs”,ys”)及びサブピクチャ表示領域の終
了座標(xe”,ye”)を次式により求める。 xs”=xs−(xe’−xm)=xm−(xe−x
s)×α ys”=ys−(ye’−ym)=ym−(ye−y
s)×α xe”=xe’−(xe’−xm)=xm ye”=ye’−(ye’−ym)=ym
【0063】こうして、図12(c)に示すように、サ
ブピクチャ表示領域の拡大後の表示開始座標を(x
s”,ys”)、終了座標を(xe”,ye”)とす
る。このようにすることにより、ディスクに記録された
サブピクチャ表示領域をユーザの指定した拡大率で拡大
し、拡大後のサブピクチャ表示領域がビデオ表示領域内
に入るように表示開始座標及び表示終了座標を変更する
ことができる。
【0064】次に、サブピクチャの色変更処理について
説明する。サブピクチャ表示で使用される色は、前述し
たようにサブピクチャ表示制御テーブル内のサブピクチ
ャ表示制御コマンドのカラーコード設定命令(SET_
COLOR)で指示されている。カラーコード設定命令
(SET_COLOR)は、画素データの各画素の色を
指示する命令であり、パレットコードで記述されてい
る。各画素のために強調ピクセル−2用、強調ピクセル
−1用、パターンピクセル用、背景ピクセル用の各画素
パレットコードが記述されている。パレットコードは、
PGC一般情報(PGC_GI)内のPGCサブピクチ
ャパレット(PGC_SP_PLT)として記述されて
いて、このサブピクチャパレット(PGC_SP_PL
T)には、全サブピクチャ・ストリームで共通に使用さ
れる16組の輝度信号と2つの色差信号が記述されてい
る。
【0065】DVD再生装置は、ディスクからカラーコ
ード設定命令(SET_COLOR)を読み出した時
に、カラーコード設定命令(SET_COLOR)で記
述されている色コードで指定された色に代え、ユーザ字
幕設定メモリ220に記憶された強調ピクセル−2用、
強調ピクセル−1用、パターンピクセル用、背景ピクセ
ル用のそれぞれのピクセルに対する設定色を用いてサブ
ピクチャを作成しディスプレイに表示する。こうするこ
とにより、ディスクに記録されたサブピクチャ表示時の
色に代えて、ユーザの設定した色を用いてサブピクチャ
表示を行うことができる。
【0066】(d)表示例 図13は、本発明のDVDビデオ再生装置の字幕表示例
を示す図である。図13(a)は、ディスクに記録され
た副映像の通常再生時の表示例であり、図13(b)は
字幕拡大処理を行った場合の表示例である。図13にお
いて、DSPはディスプレイ画面、MPは主画像表示、
SPは副画像表示を示している。通常再生時(図13
(a))では、副画像表示SPは、ディスクに記録され
た大きさ及び色で表示される。字幕拡大処理を行うと、
図13(b)に示すように、副画像表示SPは、ユーザ
の設定した拡大率で拡大されると共に設定した色で表示
される。通常の副映像表示では、図13(a)に示すよ
うに、字幕が小さく見づらい表示となる場合があるが、
ユーザの設定した字幕拡大率及び色を用いて副映像を表
示すると図13(b)に示すようになり、字幕が見やす
い表示となる。
【0067】以上のようにすれば、DVDビデオに記録
された字幕表示を行う際に、ユーザの好みの字幕サイズ
及び色使いで字幕を表示することができる。
【0068】(e)変形例 図14は、本発明のDVDビデオ再生装置の変形例を示
す図である。DVDビデオ再生装置300は、ディスプ
レイサイズ対応字幕拡大率メモリ301を備えている。
ディスプレイサイズ対応メモリ301には、ディスプレ
イ画面のサイズに対応した字幕拡大率が、複数記憶され
ている。例えば、ディスプレイサイズ6型は字幕拡大率
200%、ディスプレイサイズ10型は字幕拡大率12
0%というように、ディスプレイサイズ毎に予め対応す
る字幕拡大率が記憶されている。
【0069】DVDビデオ再生装置300がディスプレ
イ装置400と接続された場合、DVDビデオ再生装置
300はディスプレイ装置400からディスプレイサイ
ズ情報を読みだし、ディスプレイサイズ対応字幕拡大率
メモリ301から対応する字幕拡大率を選択し、以後、
DVDビデオディスク再生時には、字幕表示を選択され
た拡大率で拡大して表示する。
【0070】以上のようにすれば、ユーザが字幕拡大率
を設定しなくとも、自動的に使用するディスプレイサイ
ズにあった拡大率で字幕表示を行うことができる。
【0071】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0072】
【発明の効果】以上、本発明によれば、DVDビデオを
再生するに先立ってサブピクチャ拡大率を設定してお
き、DVD再生時にディスクから読み出したサブピクチ
ャ表示領域に代えて、サブピクチャ表示領域を設定され
た拡大率で拡大し、設定した拡大率で拡大したサブピク
チャピクセルデータを用いてサブピクチャ表示を行うよ
うにしたから、小さなディスプレイ画面に映し出す場合
に字幕表示を拡大して表示することができ、字幕を読み
やすく表示することができる。
【0073】また、本発明によれば、DVDビデオを再
生するに先立ってサブピクチャで使用する色組み合わせ
を設定しておき、DVD再生時にはディスクに記録され
ているサブピクチャ表示色組み合わせに代え、予め設定
した色組み合わせを用いてサブピクチャを作成して表示
するようにしたから、ユーザの好みの色で字幕を表示す
ることができ、字幕を読みやすい表示とすることができ
る。
【0074】また、本発明によれば、ディスプレイサイ
ズに応じて字幕拡大率を自動的に決定してサブピクチャ
拡大して表示するようにしたから、ユーザが字幕拡大率
を設定することがなく便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDVDビデオ再生装置の構成図であ
る。
【図2】副映像デコーダ部の構成図である。
【図3】DVDディスクに記録されている論理フォーマ
ットであるボリューム空間の説明図である。
【図4】ビデオマネージャ(VMG)とビデオタイトル
セット(VTS)の構造を示す図である。
【図5】ビデオオブジェクトセット(VOBS)とセル
の関係と、セルの中身を示す説明図である。
【図6】1つのパックとパケットの構成例を示す図であ
る。
【図7】ナビゲーションパック(NV_PCK)の説明
図である。
【図8】副映像ユニットの説明図である。
【図9】副映像ユニットの説明図である。
【図10】サブピクチャー制御コマンドの説明図であ
る。
【図11】ビデオ表示領域VDAとサブピクチャ表示領
域SPDAとの関係説明図である。
【図12】サブピクチャ拡大表示処理の説明図である。
【図13】本発明のDVDビデオ再生装置の表示例を示
す図である。
【図14】本発明のDVDビデオ再生装置の変形例を示
す図である。
【符号の説明】
100・・・DVDディスク 101・・・ディスクモータ 102・・・ピックアップ部 103・・・サーボ部 104・・・ディスクモータ駆動部 105・・・復調/エラー訂正部 107・・・デマルチプレクサ 123・・・ビデオデコーダ 125・・・合成器 127・・・副映像デコーダ 200・・・システム制御部 201・・・操作部 220・・・ユーザ字幕設定メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主映像データと副映像データとを記録し
    たDVDビデオディスクを再生し主映像と共に副映像を
    ディスプレイ画面に表示するDVDビデオ再生装置にお
    いて、 副映像表示範囲の拡大率を設定する拡大率設定手段と、 該拡大率設定手段に設定された拡大率で前記DVDビデ
    オディスクから読み出した副映像データの表示範囲を拡
    大して表示させる制御手段とを備えたことを特徴とする
    DVDビデオ再生装置。
  2. 【請求項2】 ディスプレイ画面の大きさを取得する画
    面大きさ取得手段と、 画面大きさに応じた副映像拡大率を決定する拡大率決定
    手段と、 前記画面大きさ取得手段により取得した画面大きさに基
    づいて、該拡大率決定手段により決定した拡大率で副画
    像を表示させる制御手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のDVDビデオ再生装置。
  3. 【請求項3】 主映像データとは別に副映像データを記
    録したDVDビデオディスクを再生し主映像と共に副映
    像をディスプレイ画面に表示するDVDビデオ再生装置
    において、 前記DVDビデオディスクから読み出した副映像の色組
    み合わせを設定する副映像色設定手段と、 該副映像色設定手段により設定された色組み合わせを用
    いて副映像を表示する制御手段とを備えたことを特徴と
    するDVDビデオ再生装置。
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