JP2002043686A - 半導体レーザ装置、半導体レーザモジュール及び光送信器 - Google Patents

半導体レーザ装置、半導体レーザモジュール及び光送信器

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JP2002043686A
JP2002043686A JP2001142634A JP2001142634A JP2002043686A JP 2002043686 A JP2002043686 A JP 2002043686A JP 2001142634 A JP2001142634 A JP 2001142634A JP 2001142634 A JP2001142634 A JP 2001142634A JP 2002043686 A JP2002043686 A JP 2002043686A
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JP
Japan
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light
light emitting
emitting element
wavelength
semiconductor laser
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Application number
JP2001142634A
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Inventor
Hideyuki Nasu
秀行 那須
Sumio Sugata
純雄 菅田
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】波長モニタ部からの戻り光を阻止し、発振波長
をより一定に制御することができる半導体レーザ装置、
半導体レーザモジュール及び光送信器を提供することを
目的とする。 【解決手段】本発明の半導体レーザ装置は、レーザ光を
出力する発光素子4を備えた発光部5と、発光素子4か
ら出力されたレーザ光の波長を検出する波長モニタ部6
と、波長モニタ部6によって検出されたレーザ光の波長
に基づいて、発光素子4を温度制御することにより、発
光素子から出力されるレーザ光の波長を制御する制御部
8とを有し、発光素子4と波長モニタ部6との間の光路
上に、波長モニタ部6から発光素子4への戻り光を阻止
する光アイソレータ11が配置され、発光部5と波長モ
ニタ部6はそれぞれ独立に温度制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムに
用いられる半導体レーザ装置、半導体レーザモジュール
及び光送信器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信システムに用いられる半導
体レーザの分野では、種々の技術が開発されている。例
えば、波長分割多重(WDM:Wavelength Division mu
ltiplexing)通信システムでは、通常、信号光源として
単一モード発振をするレーザ(例えばDFB(分布帰
還)レーザ)が使用されるが、高密度WDM(DWD
M)システムの場合、信号光源の発振波長が所定波長か
らずれるとチャネル間のクロストークが起こり信号劣化
を引き起こすおそれがある。そこで、発光素子から発振
するレーザ光の波長を安定化するように調整するための
技術が開発されている。
【0003】例えば、特開2000−22259号公報
には、レーザ光を出力する発光素子と、発光素子から出
力されたレーザ光の波長を検出する波長モニタ部とを有
し、波長モニタ部によって検出されたレーザ光の波長に
基づいて、発光素子を温度制御することにより、発光素
子から出力されるレーザ光の波長を制御する半導体レー
ザ装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の半導体
レーザ装置では、波長モニタ部内のファイバ端面、ビー
ムスプリッタ、光フィルタなどからの各戻り光が加算さ
れて大きな戻り光となって発光素子に戻ってしまうとい
う課題がある。特に、DFBレーザの場合、発振してい
た単一縦モードの発振条件が、外部からの戻り光により
乱されて、発振波長が変動したり、縦モードのジャンプ
などの不安定性が生ずる。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、波長モニタ部からの戻り光を阻止し、
発振波長をより一定に制御することができる半導体レー
ザ装置、半導体レーザモジュール及び光送信器を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ装
置は、レーザ光を出力する発光素子を備えた発光部と、
前記発光素子から出力されたレーザ光を受光する受光素
子と、前記発光素子と受光素子の間に設けられる光学系
を備えた波長モニタ部と、その波長モニタ部によって検
出されたレーザ光の波長に基づいて、前記発光素子を温
度制御することにより、発光素子から出力されるレーザ
光の波長を制御する制御部と、を有する半導体レーザ装
置において、前記発光素子と波長モニタ部との間の光路
上に、前記波長モニタ部から前記発光素子への戻り光を
阻止する光アイソレータが配置され、前記発光部と前記
波長モニタ部をそれぞれ独立に温度制御する温度調整部
を有する、ことを特徴とするものである。
【0007】前記波長モニタ部は、前記発光素子から出
力されたレーザ光を2つの方向に分岐する光分岐部材
と、その光分岐部材によって分岐された2つのレーザ光
を受光する第1及び第2の受光素子と、第1の受光素子
及び又は第2の受光素子と前記光分岐部材との間に配置
され、レーザ光の波長対光強度特性を変化させる光フィ
ルタとを有してもよい。
【0008】前記光アイソレータは、前記発光素子と一
緒に温度制御されてもよく、前記発光素子と独立に温度
制御されてもよい。
【0009】前記光分岐部材は、第1の光分岐部材と第
2の光分岐部材とからなり、前記第1の光分岐部材は、
前記発光素子から出力されたレーザ光を前記第1の受光
素子側の第1の方向と前記第2の光分岐部材側の第2の
方向とに分岐し、前記第2の光分岐部材は、前記第1の
光分岐部材からのレーザ光を前記第2の受光素子側の第
3の方向と光出力側の第4の方向とに分岐してもよい。
【0010】前記光分岐部材は、前記発光素子から出力
されたレーザ光を光軸方向に対して90度未満の所定角
度に傾斜した2つの方向に分岐してもよい。
【0011】前記第1の受光素子及び第2の受光素子
は、同一の取付部材に取り付けられていてもよい。
【0012】前記発光素子と光アイソレータとの間に、
前記発光素子から出力されたレーザ光を平行にする平行
レンズが配置されていてもよい。
【0013】本発明の半導体レーザモジュールは、前記
半導体レーザ装置と、その半導体レーザ装置の少なくと
も発光部を気密封止するパッケージと、前記半導体レー
ザ装置から出力されたレーザ光を入射して外部に送出す
る光ファイバと、を有することを特徴とするものであ
る。
【0014】前記発光部は、前記波長モニタ部と光ファ
イバとの間に配置されていてもよい。
【0015】前記波長モニタ部は、前記発光部と光ファ
イバとの間に配置されていてもよい。
【0016】本発明の光送信器は、波長分割多重通信シ
ステムに用いられ、光信号を送信する光送信器におい
て、前記半導体レーザモジュールを有することを特徴と
するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施
形態例に係る半導体レーザモジュールを示す平面断面図
である。
【0018】図1に示すように、本発明の第1の実施形
態例に係る半導体レーザモジュールMは、レーザ光を出
力する半導体レーザ装置1と、その半導体レーザ装置1
を気密封止するパッケージ2と、半導体レーザ装置1か
ら出力されたレーザ光を入射して外部に送出する光ファ
イバ3と、を有する。
【0019】半導体レーザ装置1は、レーザ光を出力す
る半導体レーザダイオードからなる発光素子4、例えば
発振波長1.55μm帯のDFBレーザダイオード素子
を備えた発光部5と、発光素子4から出力されたレーザ
光の波長を検出する波長モニタ部6と、発光素子4を温
度制御する複数のペルチェ素子を備えた第1の温度調整
部7と、波長モニタ部6の出力に応じて発光素子4から
出力されるレーザ光の発振波長を所望の波長に制御する
ように、第1の温度調整部7を制御する制御部8とを有
する。
【0020】発光部5には、発光素子4の前側(図1で
は右側)の出射端面から出力されたレーザ光を集光する
集光レンズ9と、発光素子4の後側(図1では左側)の
出射端面から出力されたレーザ光を平行にする平行レン
ズ10とが設けられている。発光素子4は、LDキャリ
ア12上に固定されている。集光レンズ9は、第1のレ
ンズホルダ13によって保持されている。平行レンズ1
0は、第2のレンズホルダ14によって保持されてい
る。
【0021】また、平行レンズ10の後側には、波長モ
ニタ部6から発光素子4への戻り光を阻止する光アイソ
レータ11が設けられている。光アイソレータ11は、
偏光子とファラデー回転子を組み合わせて構成される周
知のものである。
【0022】LDキャリア12、第1のレンズホルダ1
3、第2のレンズホルダ14及び光アイソレータ11
は、ペルチェ素子を備えた第1の温度調整部7上に固定
されている。図9は光アイソレータ11の温度特性(温
度と通過損失との関係)を示す。図9に示すように、光
アイソレータ11は、その戻り光防止効果について温度
依存性を持つため、光アイソレータ11は、発光素子4
と一緒に、最も戻り光防止効果が高くなるように第1の
温度調整部7によって温度制御される。
【0023】なお、図9中、PSは偏光子ーファラデー
回転子ー偏光子の組み合わせを1段使ったタイプの光ア
イソレータの結果、PWはPSタイプのものを2段直列
に接続したタイプの光アイソレータの結果、PSWは偏
光子ーファラデー回転子ー偏光子ーファラデー回転子ー
偏光子の組み合わせを使ったタイプの光アイソレータの
結果を示す。
【0024】波長モニタ部6は、発光素子4の後側端面
から出力され、平行レンズ10によって平行になったレ
ーザ光を2つに分光するハーフミラー15(光分岐部
材)と、ハーフミラー15によって分光された一方のレ
ーザ光を受光するフォトダイオード等の第1の受光素子
16と、ハーフミラー15によって分光された他方のレ
ーザ光を受光するフォトダイオード等の第2の受光素子
17と、ハーフミラー15と第1の受光素子16との間
に配置され、レーザ光の波長対光強度特性を変化させる
光フィルタ18とを有する。
【0025】第1の受光素子16及び第2の受光素子1
7は、それぞれ第1のPDキャリア19及び第2のPD
キャリア20に固定されている。
【0026】第1の受光素子16及び第2の受光素子1
7から出力されるPD電流は、制御部8に入力される。
【0027】光フィルタ18は、例えばシリカガラスの
両面に薄膜を形成したエタロンなどが用いられる。光フ
ィルタ18は、その透過率の波長特性に温度依存性をも
ち、例えば水晶からなる光フィルタ18の温度特性(各
温度における波長とPD電流との関係)は図8に示すよ
うになる。そのため、波長モニタ部6は、発光部5とは
独立に温度制御するように第1の温度調整部7と間隔を
隔てて、ペルチェ素子等の第2の温度調整部21上に設
けられている。
【0028】制御部8は、第1の受光素子16及び第2
の受光素子17から入力されたPD電流の値に基づい
て、発光素子4から出力されるレーザ光の波長を制御す
るように、第1の温度調整部7の調整温度を制御する。
【0029】また、波長モニタ部6には波長モニタ部6
の温度を検出するサーミスタ等の温度センサ22が設け
られ、温度センサ22によって検出された温度に基づい
て、波長モニタ部6が所望の温度になるように、第2の
温度調整部21の調整温度が制御される。
【0030】パッケージ2の側部には、集光レンズ9を
通過した光が入射する窓部23が設けられている。ま
た、パッケージ2の側部に形成されたフランジ部2aの
端面には、金属製のスリーブ24がYAGレーザ溶接に
より固定されている。
【0031】光ファイバ3の先端部はフェルール25に
よって保持され、そのフェルール25は、スリーブ24
の内部にYAGレーザ溶接により固定されている。
【0032】パッケージ2の上部には蓋部(図示せず)
が被せられ、その周縁部をレーザ溶接することにより、
パッケージ2の内部が気密封止される。
【0033】発光素子4の前側端面から出力されたレー
ザ光は、集光レンズ9によって集光され、窓部23を介
して、フェルール25によって保持された光ファイバ3
に入射され外部に送出される。
【0034】一方、発光素子4の後側端面から出力され
たモニタ用のレーザ光は、平行レンズ10によって平行
になり、光アイソレータ11を通過して波長モニタ部6
に入射される。
【0035】波長モニタ部6に入射されたレーザ光は、
ハーフミラー15によってZ軸方向(透過方向)と、Z
軸方向に垂直なX軸方向(反射方向)との2つの方向に
分岐される。Z軸方向に分岐されたレーザ光は、第2の
受光素子17によって受光され、X軸方向に分岐された
レーザ光は、光フィルタ18を介して第1の受光素子1
6によって受光される。第1の受光素子16及び第2の
受光素子17から出力されるPD電流は制御部8に入力
され、制御部8は、入力されたPD電流の値に基づい
て、発光素子4から出力されるレーザ光の波長を制御す
るように、第1の温度調整部7の調整温度を制御する。
【0036】本発明の第1の実施形態例に係る半導体レ
ーザモジュールMによれば、発光素子4と波長モニタ部
6との間に波長モニタ部6からの戻り光を阻止する光ア
イソレータ11が配置されているので、波長モニタ部6
からの戻り光によって発光素子4の発振波長が変動する
ことがなくなり、発光素子4の発振波長をより一定に制
御することができる。
【0037】また、発光部5及び波長モニタ部6はそれ
ぞれ独立に温度制御されているので、それぞれ最適条件
に制御できる。また、光アイソレータ11により波長モ
ニタ部6から発光素子4への戻り光を防止し、発光素子
4における縦モードジャンプ等の波長特性の悪化が防止
される。よって発光素子4の波長制御がより安定化す
る。これらの結果、半導体レーザモジュールの信頼性を
向上させることができる。しかも、波長モニタ部6から
発光素子4への戻り光を光アイソレータ11で防止する
ので、発光素子4から出力される光の雑音特性の劣化を
防止することができる。
【0038】図2は、本発明の第2の実施形態例に係る
半導体レーザモジュールを示す平面断面図である。
【0039】図2に示すように、第2の実施形態例で
は、光アイソレータ11が波長モニタ部6側に設けら
れ、ハーフミラー15より前側(図2では右側)に配置
されている。その他の構成、効果については第1の実施
形態例と同じである。
【0040】本発明の第2の実施形態例によれば、発光
素子4及び光アイソレータ11は、それぞれ独立に温度
制御されるので、戻り光防止効果をより最適化させるこ
とができる。また、波長モニタ部6と光アイソレータ1
1を同じ第2の温度調整部21上に搭載することによ
り、発光部5を省スペース化できるとともに、熱源とな
る発光素子4を含み、高い放熱特性が求められる第1の
温度調整部7の熱的負荷を軽減することができる。
【0041】図3は、本発明の第3の実施形態例に係る
半導体レーザモジュールを示す平面断面図である。
【0042】図3に示すように、第3の実施形態例で
は、波長モニタ部6は、発光素子4から出力されたレー
ザ光を光軸方向に対して90度未満の所定角度θ1,θ
2に傾斜した2つの方向に分岐するプリズム26(光分
岐部材)と、プリズム26によって分岐された一方のレ
ーザ光を受光する第1の受光素子16と、プリズム26
によって分岐された他方のレーザ光を受光する第2の受
光素子17と、第1の受光素子16とプリズム26との
間に配置され、レーザ光の波長対光強度特性を変化させ
る光フィルタ18と、第1の受光素子16及び第2の受
光素子17を同一平面(ここでは同一の取付面)上に取
り付けるPDキャリア27(取付部材)とを有する。そ
の他の構成、効果については第1の実施形態例と同じで
ある。
【0043】プリズム26の全面には、レーザ光の反射
を抑制するためにAR膜がコーティングされている。プ
リズム26によって分岐されるレーザ光の傾斜角度θ
1,θ2は、略同一の角度(例えば15〜45度)であ
るのが好ましい。これは、第1の受光素子16及び第2
の受光素子17の受光位置を決めるのが容易になるから
である。
【0044】PDキャリア27における第1の受光素子
16及び第2の受光素子17の取付面27aは、レーザ
光の入射方向に対して90度を超える角度θ3(図3
(B)参照)で傾斜している。取付面の傾斜角度θ3に
ついては、反射戻り光を低減し良好な特性を得るために
傾斜角度θ3を95度以上とすることが好ましい。ま
た、レーザ光の入射方向に対して取付面が大きく傾いて
いると受光素子16,17に結合可能なPD電流が十分
得られなくなるので、傾斜角度θ3を少なくとも135
度以下にして結合効率劣化を3dB以内に抑えることが
好ましい。従って、取付面27aの傾斜角度θ3は、9
5度以上135度以下とするのが好ましい。
【0045】発光部5からのレーザ光は、プリズム26
によって光軸方向に対して所定角度θ1、θ2に傾斜
し、かつ該光軸方向を挟む2つの方向に分岐される。
【0046】プリズム26によって分岐された一方のレ
ーザ光は、光フィルタ18に入射され、光フィルタ18
を介して、第1の受光素子16によって受光される。ま
た、他方のレーザ光は、第2の受光素子17によって受
光される。第1の受光素子16及び第2の受光素子17
から出力されるPD電流は制御部8に入力され、制御部
8は、入力された2つのPD電流に基づいて、発光素子
4から出力されるレーザ光の波長を制御するように、第
1の温度調整部7の調整温度を制御する。
【0047】本発明の第3の実施形態例によれば、プリ
ズム26によって分岐されたレーザ光を受光する第1の
受光素子16及び第2の受光素子17を1つのPDキャ
リア27の取付面27a上に取り付けているので、部品
点数が減少して製造コストを低減することができる。
【0048】また、1つのPDキャリア27について光
学調芯を行うだけでよいので、製造工程が減少して製造
時間を短縮できる。
【0049】また、プリズム26で2分岐し、1つのP
Dキャリア27上の2つの受光素子16,17で受光す
るので、その光路が短く、かつコンパクトになり、モジ
ュールの小型化を図ることができるとともに、良好な集
光効率で受光素子16,17にレーザ光を導くことがで
きる。
【0050】図7は、発光素子4への注入電流に対する
発振波長の変化を示すグラフであり、実線は本発明の第
3実施形態例の期待値、一点鎖線は比較例としてATC
(Auto Temp. Control)した場合の実測値を示す。図7
に示すように、本発明の実施形態例では、比較例に比べ
て発光素子4の発振波長が安定して制御できることが期
待される。
【0051】図4は、本発明の第4の実施形態例に係る
半導体レーザモジュールを示す平面断面図である。
【0052】図4に示すように、第4の実施形態例で
は、光アイソレータ11が波長モニタ部6側に設けら
れ、プリズム26より前側(図4では右側)に配置され
ている。その他の構成、効果については第3の実施形態
例と同じである。
【0053】本発明の第3の実施形態例によれば、発光
素子4及び光アイソレータ11は、それぞれ独立に温度
制御されるので、戻り光防止効果をより最適化させるこ
とができる。また、波長モニタ部6と光アイソレータ1
1を同じ第2の温度調整部21上に搭載することによ
り、第2実施形態例の場合と同様に、発光部5を省スペ
ース化できるとともに、第1の温度調整部7の熱的負荷
を軽減することができる。
【0054】図5は、本発明の第5の実施形態例に係る
半導体レーザモジュールを示す平面断面図である。
【0055】図5に示すように、第5の実施形態例で
は、波長モニタ部6が発光部5より前側(図5では右
側)に配置されている点を特徴としている。
【0056】発光部5には、レーザ光を出力する発光素
子4と、発光素子4の前側(図5では右側)の出射端面
から出力されたレーザ光を平行にする平行レンズ10
と、発光素子4の後側(図5では左側)の出射端面から
出力されたレーザ光を受光し、その光出力をモニタする
ためのフォトダイオード28と、波長モニタ部6から発
光素子4への戻り光を阻止する光アイソレータ11とが
設けられている。
【0057】波長モニタ部6の光分岐部材は、第1のハ
ーフミラー15a(第1の光分岐部材)と第2のハーフ
ミラー15b(第2の光分岐部材)とからなり、それぞ
れZ軸方向に沿って所定間隔を隔てて直列に配置されて
いる。
【0058】第1のハーフミラー15aは、発光素子4
から出力されたレーザ光を第1の受光素子16側の第1
の方向(X軸方向)と第2のハーフミラー15b側の第
2の方向(Z軸方向)とに分岐する。第2のハーフミラ
ー15bは、第1のハーフミラー15aからのレーザ光
を第2の受光素子17側の第3の方向(X軸方向)と第
4の方向(Z軸方向)とに分岐する。
【0059】第2のハーフミラー15bによって第4の
方向(Z軸方向)に分岐されたレーザ光は、集光レンズ
9、窓部23を介してフェルール25によって保持され
た光ファイバ3に入射され外部に送出される。
【0060】第5の実施形態例の発光部5及び波長モニ
タ部6の動作については、第1の実施形態例と同じであ
る。なお、図5の例では、第1の受光素子16及び第2
の受光素子17は、それぞれ異なるPDキャリア19,
20に固定されているが、同一の取付部材に取り付けら
れてもよい。
【0061】図6は、本発明の第6の実施形態例に係る
半導体レーザモジュールを示す平面断面図である。
【0062】図6に示すように、第6の実施形態例で
は、光アイソレータ11が波長モニタ部6側に設けら
れ、第1のハーフミラー15aより後側(図6では左
側)に配置されている。その他の構成、効果については
第5の実施形態例と同じである。
【0063】本発明の第6の実施形態例によれば、発光
素子4及び光アイソレータ11は、それぞれ独立に温度
制御されるので、戻り光防止効果をより最適化させるこ
とができる。また、波長モニタ部6と光アイソレータ1
1を同じ第2の温度調整部21上に搭載することによ
り、発光部5を省スペース化できるとともに、第1の温
度調整部7の熱的負荷を軽減することができる。
【0064】図10は、本発明の第7の実施形態例に係
る半導体レーザモジュールの構成を概略的に示し、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【0065】図10(A)及び(B)に示すように、本
発明の第7の実施形態例に係る半導体レーザモジュール
Mは、レーザ光を出力する発光素子4と、その発光素子
4から出力されたレーザ光の波長を制御する波長モニタ
部6と、発光素子4と波長モニタ部6との間に配置さ
れ、波長モニタ部6からの戻り光を阻止する光アイソレ
ータ11と、発光素子4、波長モニタ部6及び光アイソ
レータ11を収納するパッケージ2と、そのパッケージ
2に取り付けられ発光素子4から出力されたレーザ光を
外部に送り出すピグテールファイバ29とを有する。
【0066】発光素子4は内部(端面間)でレーザ発振
するものである。発光素子4の発振波長は温度に依存す
る。発振波長を制御するため、発光素子4は、温度制御
可能なペルチェ素子等の第1の温度調整部7上に設けら
れている。
【0067】発光素子4の後側(図10では右側)に
は、発光素子4からのレーザ光を受光して、その光出力
をモニタするためのフォトダイオード28が設けられて
いる。
【0068】波長モニタ部6は、発光素子4から出力さ
れたレーザ光の波長を検出するもので、例えば、発光素
子4から出力されたレーザ光を分配し、分配された一方
のレーザ光をモニタ光として光フィルタに入力させ、透
過率に波長依存性がある光フィルタの透過光と反射光を
それぞれフォトダイオードで受光し、受光された光出力
の比が一定になるように、発光素子4の温度を制御して
いる第1の制御部8aを制御する。光フィルタとして
は、例えばシリカガラスの両面に薄膜を形成したエタロ
ンなどが用いられる。
【0069】波長モニタ部6は又、透過率に波長依存性
があり、透過率の異なる2枚の光フィルタの反射光を、
それぞれフォトダイオードで受光し、受光された光出力
の比が一定になるように、発光素子4の温度を制御して
いる第1の制御部8aを制御する構成としてもよい。
【0070】波長モニタ部6内の光フィルタは透過率に
温度依存性をもつ。そのため、波長モニタ部6は、発光
素子4とは独立に温度制御するように第1の温度調整部
7と間隔を隔ててペルチェ素子等の第2の温度調整部2
1上に設けられている。波長モニタ部6には、波長モニ
タ部6の温度を検出するサーミスタなどの温度センサ2
2が設けられ、その温度センサ22によって検出された
温度データは、第2の制御部8bに入力される。第2の
制御部8bは、入力された温度データと基準温度データ
とを比較して波長モニタ部6の温度が基準温度に等しく
なるように、第2の温度調整部21を加熱又は冷却して
制御する。
【0071】光アイソレータ11は、反対方向の光に対
して約25dB以上の損失を持つため、その先の波長モ
ニタ部6やピグテールファイバ29などで反射された光
は、発光素子4にはほとんど戻らない。このような光ア
イソレータ11の戻り光防止効果も温度依存性を持つた
め、光アイソレータ11を第2の温度調整部21の上に
配置して温度制御を行う。
【0072】ピグテールファイバ29は、パッケージ2
の所定位置に形成された孔又は溝に挿入され、ハンダ付
けなどによりその孔又は溝に取り付けられ、パッケージ
2内の気密を保持している。
【0073】次に、本発明の第7の実施形態例に係る半
導体レーザモジュールの動作を説明する。
【0074】発光素子4から出力されたレーザ光は平行
レンズ10によって平行光となり、光アイソレータ11
に入る。光アイソレータ11を通過したレーザ光は、波
長モニタ部6に入る。波長モニタ部6では、入力された
レーザ光をモニタし、発振波長が一定になるように発光
素子4の温度を制御している第1の制御部8aを制御す
る。これによって、発光素子4の発振波長を高精度に安
定化させることができる。
【0075】波長モニタ部6を通過したレーザ光は、集
光レンズ9によって集光され、ピグテールファイバ29
によって外部に送り出される。
【0076】本発明の第7の実施形態例に係る半導体レ
ーザモジュールMによれば、発光素子4と波長モニタ部
6との間に波長モニタ部6からの戻り光を阻止する光ア
イソレータ11が配置されているので、波長モニタ部6
からの戻り光によって発光素子4の発振波長が変動する
ことがなくなり、発光素子4の発振波長をより一定に制
御することができる。
【0077】また、発光部5及び波長モニタ部6はそれ
ぞれ独立に温度制御されているので、それぞれ最適条件
に制御できる。また、光アイソレータ11により波長モ
ニタ部6から発光素子4への戻り光を防止し、発光素子
4における縦モードジャンプ等の波長特性の悪化が防止
される。よって発光素子4の波長制御がより安定化す
る。これらの結果、半導体レーザモジュールの信頼性を
向上させることができる。しかも、波長モニタ部6から
発光素子4への戻り光を光アイソレータ11で防止する
ので、発光素子4から出力される光の雑音特性の劣化を
防止することができる。
【0078】また、波長モニタ部6と光アイソレータ1
1を同じ第2の温度調整部21上に搭載することによ
り、モジュールを省スペース化できるとともに、第1の
温度調整部7の熱的負荷を軽減することができる。
【0079】図11(A)は、本発明の第8の実施形態
例に係る半導体レーザモジュールの構成を概略的に示す
平面図であり、(B)は波長モニタ部6の構成を示すブ
ロック図である。
【0080】図11(A)に示すように、第8実施形態
例では、発光素子4及び光アイソレータ11がパッケー
ジ2の内部に収納され、波長モニタ部6は、パッケージ
2の外部に配置されている。波長モニタ部6は、光カプ
ラ30により分岐されたピグテールファイバ29aの端
部に接続され、発光素子4からのレーザ光を取り込み、
発光素子4の温度を制御している第1の制御部8aを制
御する。
【0081】波長モニタ部6は、図11(B)に示すよ
うにピグテールファイバ29aからのレーザ光を分配す
る光カプラ31と、光カプラ31によって分配された一
方のレーザ光を通過させるFBG部32と、FBG部3
2を通過したレーザ光を受光する第1のフォトダイオー
ド33と、光カプラ31によって分配された他方のレー
ザ光を受光する第2のフォトダイオード34と、第1の
フォトダイオード33からの出力を電圧信号に変換する
第1の電圧変換器35と、第2のフォトダイオードから
の出力を電圧信号に変換する第2の電圧変換器36と、
第1の電圧変換器35の出力電圧と第2の電圧変換器3
6の出力電圧とを増幅し、これらの差を検出する差動増
幅器37とを有する。
【0082】FBG部32は、光ファイバのコアに一定
間隔のピッチでグレーティングを施して形成されてい
る。差動増幅器37の出力電圧信号は、第1の制御部8
aを制御する制御用信号として用いられ、上記出力電圧
信号の電圧値が所定の電圧値に等しくなるように、発光
素子4から出力されるレーザ光の発振波長を制御する。
【0083】第8の実施形態例によれば、波長モニタ部
6がパッケージ2の外部に配置されているので、パッケ
ージ2を小型化することができる。
【0084】図12は、本発明の第9の実施形態例に係
る半導体レーザモジュールの構成を概略的に示す平面図
である。
【0085】図12に示すように、第9の実施形態例で
は、発光素子4がパッケージ2の内部に収納され、波長
モニタ部6及び光アイソレータ11が、パッケージ2の
外部に配置されている。
【0086】波長モニタ部6は、光カプラ30により分
岐されたピグテールファイバ29aの端部に接続され、
発光素子4からのレーザ光を取り込み、発光素子4から
出力されるレーザ光の波長を制御している。光アイソレ
ータ11は、発光素子4と光カプラ30との間に配置さ
れる。
【0087】また、ピグテールファイバ29の発光素子
4側の先端は、発光素子4から出力されたレーザ光との
結合効率を上げるため、レンズ加工されており、さらに
ファイバ端面でのレーザ光の反射を抑制するためAR膜
がコーティングされている。従って、第7の実施形態例
及び第8の実施形態例とは異なりパッケージ2内にレン
ズを設ける必要がなくなる。
【0088】第9の実施形態例によれば、波長モニタ部
6及び光アイソレータ11が、パッケージ2の外部に配
置されているので、パッケージ2をさらに小型化するこ
とができる。
【0089】図13は、本発明の第10の実施形態例に
係る波長分割多重通信システムに用いられる光送信器を
示す説明図である。
【0090】図13に示すように、波長分割多重通信シ
ステムは、光信号を送信する複数の光送信器38と、そ
の光送信器38から送信された複数チャネルの光信号を
波長多重化する合波器39と、その合波器39により波
長多重化された多重化光信号を増幅中継するために複数
段に接続された複数の光増幅器40と、光増幅器40に
より増幅された光信号を各チャネル毎に波長分離する分
波器41と、その分波器41により波長分離された各光
信号を受信する複数の光受信器42とを有する。
【0091】本発明の第10の実施形態例に係る光送信
器38は、第1〜第9の実施形態例に係る半導体レーザ
モジュールMを有する。従って、光送信器38から発振
する光信号の波長が安定するので、信頼性の高い高密度
WDMシステムを構築することが可能となる。
【0092】本発明は、上記実施形態例に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、種々の変更が可能である。
【0093】例えば、上記各実施形態例では、一方のフ
ォトダイオードに入射する光のみ波長対光強度特性を変
化させる構成であったが、両方のフォトダイオードに入
射する光の波長対光強度特性を、互いに異なる特性で変
化させる構成であってもよい。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、発光素子と波長モニタ
部との間に波長モニタ部からの戻り光を阻止する光アイ
ソレータが配置されているので、波長モニタ部からの戻
り光によって発光素子の発振波長が変動することがなく
なり、発光素子の発振波長をより一定に制御することが
できる。
【0095】また、発光部及び波長モニタ部はそれぞれ
独立に温度制御されているので、それぞれ最適条件に制
御できる。また、光アイソレータにより波長モニタ部か
ら発光素子への戻り光を防止し、発光素子における縦モ
ードジャンプ等の波長特性の悪化が防止される。よって
発光素子の波長制御がより安定化する。これらの結果、
半導体レーザモジュールの信頼性を向上させることがで
きる。しかも、波長モニタ部から発光素子への戻り光を
光アイソレータで防止するので、発光素子から出力され
る光の雑音特性の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例に係る半導体レーザ
モジュールを示す平面断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態例に係る半導体レーザ
モジュールを示す平面断面図である。
【図3】(A)は本発明の第3の実施形態例に係る半導
体レーザモジュールを示す平面断面図、(B)はPDキ
ャリアを示す側面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態例に係る半導体レーザ
モジュールを示す平面断面図である。
【図5】本発明の第5の実施形態例に係る半導体レーザ
モジュールを示す平面断面図である。
【図6】本発明の第6の実施形態例に係る半導体レーザ
モジュールを示す平面断面図である。
【図7】発光素子への注入電流に対する波長の変化を示
すグラフである。
【図8】光フィルタの温度特性を示すグラフである。
【図9】光アイソレータの温度特性を示すグラフであ
る。
【図10】本発明の第7の実施形態例に係る半導体レー
ザモジュールの構成を概略的に示し、(A)は平面図、
(B)は側面図である。
【図11】(A)は、本発明の第8の実施形態例に係る
半導体レーザモジュールの構成を概略的に示す平面図で
あり、(B)は波長モニタ部の構成を示すブロック図で
ある。
【図12】本発明の第9の実施形態例に係る半導体レー
ザモジュールの構成を概略的に示す平面図である。
【図13】本発明の第10の実施形態例に係る波長分割
多重通信システムに用いられる光送信器を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
M:半導体レーザモジュール 1:半導体レーザ装置 2:パッケージ 3:光ファイバ 4:発光素子 5:発光部 6:波長モニタ部 7:第1の温度調整部 8:制御部 9:集光レンズ 10:平行レンズ 11:光アイソレータ 12:LDキャリア 13:第1のレンズホルダ 14:第2のレンズホルダ 15:ハーフミラー 16:第1の受光素子 17:第2の受光素子 18:光フィルタ 19:第1のPDキャリア 20:第2のPDキャリア 21:第2の温度調整部 22:温度センサ 23:窓部 24:スリーブ 25:フェルール 26:プリズム 27:PDキャリア 28:フォトダイオード 29:ピグテールファイバ 30:光カプラ 31:光カプラ 32:FBG部 33:第1のフォトダイオード 34:第2のフォトダイオード 35:第1の電圧変換器 36:第2の電圧変換器 37:差動増幅器 38:光送信器 39:合波器 40:光増幅器 41:分波器 42:光受信器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を出力する発光素子を備えた発光
    部と、前記発光素子から出力されたレーザ光を受光する
    受光素子と、前記発光素子と受光素子の間に設けられる
    光学系を備えた波長モニタ部と、その波長モニタ部によ
    って検出されたレーザ光の波長に基づいて、前記発光素
    子を温度制御することにより、発光素子から出力される
    レーザ光の波長を制御する制御部と、を有する半導体レ
    ーザ装置において、 前記発光素子と波長モニタ部との間の光路上に、前記波
    長モニタ部から前記発光素子への戻り光を阻止する光ア
    イソレータが配置され、 前記発光部と前記波長モニタ部をそれぞれ独立に温度制
    御する温度調整部を有する、 ことを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】前記波長モニタ部は、前記発光素子から出
    力されたレーザ光を2つの方向に分岐する光分岐部材
    と、その光分岐部材によって分岐された2つのレーザ光
    を受光する第1及び第2の受光素子と、第1の受光素子
    及び又は第2の受光素子と前記光分岐部材との間に配置
    され、レーザ光の波長対光強度特性を変化させる光フィ
    ルタとを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の半
    導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】前記光アイソレータは、前記発光素子と一
    緒に温度制御されることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】前記光アイソレータは、前記発光素子と独
    立に温度制御されることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の半導体レーザ装置。
  5. 【請求項5】前記光分岐部材は、第1の光分岐部材と第
    2の光分岐部材とからなり、 前記第1の光分岐部材は、前記発光素子から出力された
    レーザ光を前記第1の受光素子側の第1の方向と前記第
    2の光分岐部材側の第2の方向とに分岐し、 前記第2の光分岐部材は、前記第1の光分岐部材からの
    レーザ光を前記第2の受光素子側の第3の方向と光出力
    側の第4の方向とに分岐する、 ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つの項に
    記載の半導体レーザ装置。
  6. 【請求項6】前記光分岐部材は、前記発光素子から出力
    されたレーザ光を光軸方向に対して90度未満の所定角
    度に傾斜した2つの方向に分岐する、ことを特徴とする
    請求項2乃至4のいずれか1つの項に記載の半導体レー
    ザ装置。
  7. 【請求項7】前記第1の受光素子及び第2の受光素子
    は、同一の取付部材に取り付けられていることを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれか1つの項に記載の半導体
    レーザ装置。
  8. 【請求項8】前記発光素子と光アイソレータとの間に、
    前記発光素子から出力されたレーザ光を平行にする平行
    レンズが配置されている、ことを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれか1つの項に記載の半導体レーザ装置。
  9. 【請求項9】前記請求項1乃至8のいずれか1つの項に
    記載の半導体レーザ装置と、その半導体レーザ装置の少
    なくとも発光部を気密封止するパッケージと、前記半導
    体レーザ装置から出力されたレーザ光を入射して外部に
    送出する光ファイバと、を有することを特徴とする半導
    体レーザモジュール。
  10. 【請求項10】前記発光部は、前記波長モニタ部と光フ
    ァイバとの間に配置され、前記発光部の発光素子の一方
    側端面から出力されたレーザ光が前記光ファイバに入射
    され、前記発光部の発光素子の他方側端面から出力され
    たレーザ光が前記波長モニタ部に入射されることを特徴
    とする請求項9に記載の半導体レーザモジュール。
  11. 【請求項11】前記波長モニタ部は、前記発光部と光フ
    ァイバとの間に配置され、前記発光部の発光素子の一方
    側端面から出力されたレーザ光が前記波長モニタ部を通
    って、前記光ファイバに入射されることを特徴とする請
    求項9に記載の半導体レーザモジュール。
  12. 【請求項12】波長分割多重通信システムに用いられ、
    光信号を送信する光送信器において、前記請求項9乃至
    11のいずれか1つの項に記載の半導体レーザモジュー
    ルを有することを特徴とする光送信器。
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