JP2002043133A - フェライトコア取付構造 - Google Patents

フェライトコア取付構造

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JP2002043133A
JP2002043133A JP2000226544A JP2000226544A JP2002043133A JP 2002043133 A JP2002043133 A JP 2002043133A JP 2000226544 A JP2000226544 A JP 2000226544A JP 2000226544 A JP2000226544 A JP 2000226544A JP 2002043133 A JP2002043133 A JP 2002043133A
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ferrite core
protruding piece
mounting structure
flat cable
width
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JP2000226544A
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English (en)
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Shintaro Hirano
真太郎 平野
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要部品点が少なくて済み、フラットケーブ
ルからのフェライトコアの抜落ちがなくなって安定した
電磁波ノイズ輻射防止作用を発揮させることのできるフ
ェライトコア取付構造を提供する。 【解決手段】 配線基板1の突出片部12とこの突出片
部12に重ね合わせたフラットケーブル6とをフェライ
トコア5の挿入孔51に挿入し、そのフェライトコア5
を、基板端面11と突出片部12側の突片13との間に
配備する。フェライトコア5の左右方向の変位可能幅を
規制する左右方向位置決め手段Pを有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェライトコア取
付構造、特に配線基板に重なり状に配備されているフラ
ットケーブルにフェライトコアを取り付ける構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フラットケーブルにフェライトコアを取
り付けることにより、電磁波ノイズ輻射を防止して電子
機器の誤動作などを防ぐことは従来より周知であり、特
開平3−156871号公報には、ICカード専用コネ
クタの端子にフェライトコアを取り付けることが記載さ
れており、実開平1−161396号公報には配線基板
に形成した棒状部の配線パターンにフェライトコアを取
り付けることが記載されており、実開平7−42957
号公報にはフラットケーブルにフェライトコアを取り付
けることが記載されている。さらに、特開平7−307
636号公報には、印刷配線基板に直接取り付けること
のできるノイズフィルターについての記載がある。
【0003】一方、従来、フラットケーブルについての
電磁波ノイズ輻射を防止する場合には、フラットケーブ
ルに嵌め込んだリング状のフェライトコアをそのフラッ
トケーブルに止め具で固定するようにしたり、また、配
線基板にフェライトコアを固定する場合には、偏平なフ
ェライトコアの両端を2本の結束ベルトを用いて固定す
るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェラ
イトコアを止め具でフラットケーブルに固定すると、止
め具が余分に必要になって部品点数が増大し、そのこと
がコスト上昇につながるという問題があった。また、フ
ェライトコアの両端を2本の結束ベルトで配線基板に固
定する場合にも、結束ベルトが2本必要になって部品点
数が増大し、コスト上昇につながるという問題があっ
た。
【0005】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、必要部品点数を従来よりも減らしてコストダウ
ンを図ることのことのできるフェライトコア取付構造を
提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、フラットケーブルからの
フェライトコアの抜落ちを防いで、安定した電磁波ノイ
ズ輻射防止作用が発揮されるフェライトコア取付構造を
提供することを目的とする。
【0007】さらに、本発明は、フェライトコアの取付
作業を容易に行うことのできるフェライトコア取付構造
を提供することを目的とする。
【0008】さらに、本発明は、フェライトコアの取付
箇所で振動などが吸収されるようにすることによって、
落下時などの振動によっても容易に損傷したりすること
のないフェライトコア取付構造を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフェライト
コア取付構造は、配線基板に設けられた突出片部とこの
突出片部に重ね合わされたフラットケーブルとがフェラ
イトコアの挿入孔に挿入されていると共に、このフェラ
イトコアが、上記突出片部の根元から側方へ延び出た基
板端面とその基板端面に対向して上記突出片部からその
側方へ突き出た突片との間に配備され、かつ、そのフェ
ライトコアの左右方向の変位可能幅を規制してそのフェ
ライトコアを上記突片に対する前後方向での係合可能位
置に保持する左右方向位置決め手段を備えている。
【0010】この発明によると、配線基板側の突出片部
とフラットケーブルとにフェライトが外嵌合した状態に
なる。そして、その状態で、フェライトコアが左右方向
に変位したとしても、フェライトコアの左右方向の変位
幅(変位量)が、左右方向位置決め手段によって、フェ
ライトコアが上記突出片部の突片に前後方向で係合し得
る範囲に規制される。そのため、フェライトコアが突出
片部やフラットケーブルから抜け落ちるという事態が起
こらない。しかも、そのようなフェライトコアの抜落ち
防止作用が突出片部や突片を備えた配線基板だけによっ
て発揮されるので、従来のように止め具や2本の結束ベ
ルトが必要になることもない。
【0011】本発明では、フェライトコアの上記挿入孔
の横幅が上記突出片部の横幅と上記突片の出幅とを合わ
せた寸法と同等かそれよりも長い寸法を有していること
が望ましく、そのようになっていると、フェライトコア
を突片を備えた上記突出片部に挿入する作業を無理なく
容易に行うことができるようになる。
【0012】本発明において、上記左右方向位置決め手
段は、上記突片と上記基板端面との間に位置していて上
記挿入孔の左右の孔壁面のうちの一方側に対向している
上記突出片部の片側端面と、上記挿入孔の左右の孔壁面
のうちの他方側に対向していて上記片側端面の反対側に
位置している上記フラットケーブルの片側端縁とによっ
て形成することが可能である。ここで、仮に、突出片部
の右側の端面が上記片側端面に相当し、フェライトコア
の左側の端縁が上記片側端縁に相当するものとすると、
フェライトコアの左方向への変位は突出片部の片側端面
にフェライトコアの右側の孔壁面とが係合することによ
って阻止され、フェライトコアの右方向への変位はフラ
ットケーブルの片側端縁とフェライトコアの左側の壁面
との係合によって阻止される。この発明に関しては、フ
ェライトコアの左右方向への変位がある程度の範囲で許
容されるようになっていてもよい。言い換えると、フェ
ライトコアが左右方向である程度の遊びを有していても
よく、そのようになっていると、落下時の振動や衝撃が
その遊びによって吸収されるようになるので、落下時の
振動や衝撃によってフェライトコアが破損したりする事
態が抑制されるようになる。
【0013】本発明では、フェライトコアの上記挿入孔
の左右の孔壁面が、上記突出片部の上記片側端面と上記
フラットケーブルの上記片側端縁とに各別に接触してそ
のフェライトコアが左右方向に動かないように位置決め
されているものであってもよい。また、フラットケーブ
ルの左右各側の側端縁が、フェライトコアの上記挿入孔
の左右の孔壁面に各別に接触しているものであってもよ
い。
【0014】これによると、フェライトコアが左右方向
に変位しないので、フェライトコアが突出片部やフラッ
トケーブルから抜け落ちるという事態が起こらない。な
お、フラットケーブルは撓み性を持っているので、フェ
ライトコアが左右方向に変位しないように位置決めされ
ているとしても、落下時の振動や衝撃によるフェライト
コアが変位がフラットケーブルの撓みによって吸収され
る。そのため、この発明によっても、落下時の振動や衝
撃によってフェライトコアが破損したりする事態が抑制
されるようになる。
【0015】本発明では、フラットケーブルの上記片側
端縁に接触しているフェライトコアの左右いずれかの孔
壁面と上記突出片部の他側端面との間に、上記突片の出
幅よりも狭い隙間が形成されていてもよい。これよる
と、フェライトコアの左右方向の変位幅が、フェライト
コアが上記突出片部の突片に前後方向で係合し得る範囲
に規制され、しかも、フェライトコアは左右方向に変位
することも可能であるので、フェライトコアが突出片部
やフラットケーブルから抜け落ちるという事態が起こら
ず、しかも、落下時の振動や衝撃によってフェライトコ
アが破損したりする事態も抑制される。
【0016】本発明では、フェライトコアが上記配線基
板に線状結束体で連結されていてもよい。
【0017】本発明では、フェライトコアに幅狭部とそ
の幅狭部に上下方向で隣接している幅広部とを有する上
記挿入孔が形成されており、幅狭部に配線基板に設けら
れた突出片部が挿入されていると共に幅広部に上記突出
片部に重ね合わされたフラットケーブルが挿入されてい
てもよく、これによっても、上記した各作用が同様に発
揮される。
【0018】本発明では、フェライトコアの上記挿入孔
の上下の孔壁面が、上記突出片部と上記フラットケーブ
ルとに各別に接触していてもよく、これによると、フェ
ライトコアが上下方向で動かないように位置決めされ
る。
【0019】また、本発明では、上記配線基板上の上記
突出片部に近い箇所に搭載されたコネクタに上記フラッ
トケーブルが接続されていてもよい。これによると、配
線基板の突出片部に重なり合っているフラットケーブル
がコネクタによって位置決めされる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明に係るフェラ
イトコア取付構造の第1実施形態を説明するための図で
ある。これらの図において、1は配線基板、3は配線基
板1に搭載されたコネクタ、5はフェライトコアであ
る。配線基板1は、そのまっすぐな基板端面11から直
角に突設された突出片部12を一体に有しており、その
突出片部12のまっすぐな片側端面(右端面)12aの
先端部に、側方(右方)へ向けて突片13が突き出てい
る。このため、上記片側端面12aは上記基板端面11
とその基板端面11に間隔を隔てて対向している上記突
片13との間に位置している。フェライトコア5は、偏
平なリング状に形成されていて、前後方向に貫通する挿
入孔51を有し、この挿入孔51の左側の孔壁面を符号
51aで、右側の孔壁面を符号51bで、上側の孔壁面
を符号51cで、下側の孔壁面を符号51dで、それぞ
れ示してある。
【0021】図3は第1実施形態の一部破断概略平面
図、図4は図3のIV−IV線概略断面図である。これ
らの図に示したように、フラットケーブル6は上記突出
片部12に重ね合わされてその端部61が突出片部12
に近い箇所に搭載されている上記コネクタ3に接続され
ている。フェライトコア5の挿入孔51(図1又は図2
参照)に、突出片部12とフラットケーブル6とが挿入
され、そのフェライトコア5が、基板端面11と突片1
3との間に配備されていると共に、右側の孔壁面51b
が突出片部12の片側端面12aに接触し、フェライト
コア5の左側の孔壁面51aがフラットケーブル6の左
側の端縁である片側端縁6aに接触している。このた
め、突出片部12の片側端面12aとフラットケーブル
6の片側端縁6aとによって、フェライトコア5を左右
方向に動かないように位置決めしている左右方向位置決
め手段Pが形成されている。また、図5に示したフェラ
イトコア5の挿入孔51の縦幅H1は突出片部12の厚
さT1よりも長い寸法になっていて、図4のようにフェ
ライトコア5の挿入孔51(図1又は図2参照)の上側
の孔壁面51cにフラットケーブル6が接触し、その挿
入孔51の下側の孔壁面51dに突出片部12が接触し
ている。このため、フェライトコア5は上下方向でも位
置決めされている。さらに、フェライトコア5の左側の
孔壁面51aと突出片部12の他側端面(左端面)12
bとの間には隙間αが形成されていて、この隙間αが、
突片13の出幅βよりも短くなっている。
【0022】この実施形態によると、突出片部12の片
側端面12aとフラットケーブル6の片側端縁6aとに
よって形成されている左右方向位置決め手段Pが、フェ
ライトコア5を左右方向に動かないように位置規制して
フェライトコアを突片13に対する前後方向での係合可
能位置に保持している。したがって、フェライトコア5
が突出片部12から抜け落ちることがない。その反面
で、フラットケーブル6は撓み性を備えているので、フ
ェライトコア5に大きな右向き荷重が加わったときに
は、フラットケーブル5が撓んで幅狭になった長さ分だ
けフェライトコア5が右方向に変位されるけれども、上
記隙間αが突片13の出幅βよりも短いので、突出片部
12の他側端面12bがフェライトコア5の右方向への
変位限界位置を規制するようになり、フェライトコア5
と突片13とが前後方向で係合しなくなるような位置ま
でフェライトコア5が右方向に変位するような事態は起
こらない。したがって、落下などによって振動や衝撃が
発生しても、フェライトコア5が突出片部12から抜け
落ちるという事態が起こり得ない。
【0023】この第1実施形態では、図1のように、フ
ェライトコア5の挿入孔51の横幅C1が突出片部12
の横幅と突片13の出幅βとを合わせた寸法B1と同等
かそれよりも長い寸法を有している。このため、次に例
示する手順によって、上記した取付構造を容易に構成す
ることが可能である。すなわち、図1のように突出片部
12にフェライトコア5を対向させた状態から、図2の
矢印aのようにフェライトコア5を突出片部12に外嵌
合し、次に、フェライトコア5の挿入孔51に図3の矢
印bのように挿入したフラットケーブル6の端部61
を、図3又は図4のようにコネクタ3に差し込んで接続
する。
【0024】この第1実施形態では、左右方向位置決め
手段Pによってフェライトコア5が左右方向に容易に動
かないように位置決めされているけれども、この点は、
フェライトコア5の少し左右方向に動くことができるよ
うに左右方向位置決め手段によって位置決めされていて
もよい。この場合、フェライトコア5の左右方向での変
位可能幅は、フェライトコア5が突片13に対する前後
方向での係合可能位置に保持される範囲であることを要
する。この条件は、たとえばフラットケーブル6を幅狭
にしてその片側端縁6aの位置を図3で説明した位置よ
りも少し右側に寄せておくことによってことによって得
られる。こうしておけば、落下などによって振動や衝撃
が発生した場合に、その振動や衝撃がフェライトコア5
の左右方向の変位によって吸収されるので、フェライト
コア5が損壊したりすることが抑制される。
【0025】なお、フラットケーブル6の左右各側の側
端縁6a,6bが、図3のようにフェライトコア5の挿
入孔51の左右の孔壁面51a,51bに各別に接触し
ていてもよい。
【0026】図6〜図10は本発明に係るフェライトコ
ア取付構造の第2実施形態を説明するための図であり、
図9がこの第2実施形態を示した一部破断概略平面図で
ある。この第2実施形態において、図3及び図4で説明
した第1実施形態と異なる点は、フェライトコア5の挿
入孔51の横幅(左右幅)を第1実施形態の場合よりも
少し長くしておき、その挿入孔51に巻き回した線状結
束体9を、配線基板の左側の基板端面11の近傍箇所に
設けた小孔14を用いて配線基板1に連結してある点で
ある。こうしておくと、フェライトコア5の左右方向で
の位置によってはフラットケーブル6の片側端縁6aが
図示のようにフェライトコア5の挿入孔51の左側の孔
壁面51aに当たらない状態になるけれども、線状結束
体9が、フェライトコア5の右方向への変位限界位置を
規制するようになるか、あるいは、フラットケーブル6
の片側端縁6aがフェライトコア5の挿入孔51の左側
の孔壁面51aに当たることによって、フェライトコア
5と突片13とが前後方向で係合しなくなるような位置
までフェライトコア5が右方向に変位するような事態の
起こらなくなる。したがって、落下などによって振動や
衝撃が発生しても、フェライトコア5が突出片部12か
ら抜け落ちるという事態が起こらず、しかも、その振動
や衝撃がフェライトコアの左右方向の変位によって吸収
されるようになる。
【0027】この第2実施形態では、突出片部12の片
側端面12aと線状結束体9又はフラットケーブル6の
片側端縁6aとによって、フェライトコア5を左右方向
で位置決めする左右方向位置決め手段Pが形成されてい
る。
【0028】この第2実施形態でも、図6のように、フ
ェライトコア5の挿入孔51の横幅C1’が突出片部1
2の横幅と突片13の出幅とを合わせた寸法B1と同等
かそれよりも長い寸法を有している。このため、次に例
示する手順によって、図9で説明した取付構造を容易に
構成することが可能である。すなわち、図6のように突
出片部12にフェライトコア5を対向させた状態から、
図7の矢印aのようにフェライトコア5を突出片部12
に外嵌合し、次に、フェライトコア5の挿入孔51に挿
入したフラットケーブル6の端部61を、図9のように
コネクタ3に差し込んで接続すると共に、線状結束体9
でフェライトコア5と配線基板1とを連結する。
【0029】その他の事項は、図1〜図5で説明したと
ころと同様であるので、説明の重複を避けるため、同一
又は相応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0030】図11〜図16は本発明に係るフェライト
コア取付構造の第3実施形態を説明するための図であ
り、図15がこの第3実施形態を示した一部破断概略平
面図である。図16は図15のXVI−XVI線に沿う
断面図である。
【0031】この第3実施形態では、図17のように、
フェライトコア5に幅狭部52とその幅狭部52に上下
方向で隣接している幅広部53とを有する挿入孔51が
形成されている。そして、図15のように、幅狭部52
に突出片部12が挿入されていると共に幅広部53にフ
ラットケーブル6が挿入されている。また、突出片部1
2の先端部の左右両側の対称位置に突片13,13が側
方に向けて連設されている。そして、突出片部12の左
右の各側端面12a,12bが幅狭部52の左右の孔壁
面に接触して、又は、フェライトコア5の左右の各側端
縁6a,6bが幅広部53の左右の孔壁面に接触して、
フェライトコア5を左右方向で動かないように位置決め
している。その他の事項は、第1実施形態で説明したと
ころと同様である。
【0032】第3実施形態では、図11のように、フェ
ライトコア5の挿入孔51の幅広部53の横幅C2が突
出片部12の横幅と左右の突片13,13の出幅β,β
とを合わせた寸法B2と同等かそれよりも長い寸法を有
している。このため、次に例示する手順によって上記し
た取付構造を容易に構成することが可能である。すなわ
ち、図11のように突出片部12にフェライトコア5を
対向させた状態から、図12の矢印a又は図13のよう
に突出片部12を幅広部53(図17参照)に挿入した
後、フェライトコア5を図14の矢印cのように引き上
げて幅狭部52(図17参照)に突出片部12を嵌め込
み、次に、幅広部53に図15の矢印bのように挿入し
たフラットケーブル6の端部61をコネクタ3に差し込
んで接続する。
【0033】以上説明した各実施形態では、図4や図1
6などに見られるように、フラットケーブル6がコネク
タ3の近傍箇所で配線基板1から浮き上がっているけれ
ども、この点は、図18に示したように配線基板1と共
働してフラットケーブル6の先端部を挟持する構造のコ
ネクタ3を採用すると、フラットケーブル6がコネクタ
3の近傍箇所で配線基板1から浮き上がらなくなる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のフェライトコア
取付構造によれば、必要部品点数が従来よりも減少する
ので、フェライトコアの取付作業が容易になることと相
まって、それだけコストダウンを図りやすくなる。それ
にもかかわらず、フラットケーブルからのフェライトコ
アの抜落ちがなくなって安定した電磁波ノイズ輻射防止
作用が発揮される。さらに、フェライトコアの取付箇所
で振動などが吸収されるように構成することによって、
落下時などの振動や衝撃によってフェライトコアが損傷
するといった事態が起こりにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の取付構造を構成する際の初期段
階を示した説明図である。
【図2】同中間段階を示した説明図である。
【図3】同最終段階及び第1実施形態を示した一部破断
概略平面図である。
【図4】図3のIV−IV線概略断面図である。
【図5】突出片部とフェライトコアとを示した概略斜視
図である。
【図6】第2実施形態の取付構造を構成する際の初期段
階を示した説明図である。
【図7】同中間段階を示した説明図である。
【図8】同中間段階を示した説明図である。
【図9】同最終段階及び第2実施形態を示した一部破断
概略平面図である。
【図10】フェライトコアを示した概略斜視図である。
【図11】第3実施形態の取付構造を構成する際の初期
段階を示した説明図である。
【図12】同中間段階を示した説明図である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿う概略断
面図である。
【図14】同中間段階を示した説明図である。
【図15】最終段階及び第3実施形態を示した一部破断
概略平面図である。
【図16】図15のXVI−XVI線概略断面図であ
る。
【図17】フェライトコアを示した概略斜視図である。
【図18】変形例によるコネクタを採用した場合の説明
図である。
【符号の説明】
1 配線基板 3 コネクタ 5 フェライトコア 6 フラットケーブル 6a フラットケーブルの片側端縁 9 線状結束体 11 基板端面 12 突出片部 12a 突出片部の片側端面 13 突片 51 挿入孔 51a,51b,51c,51d 挿入孔の孔壁面 52 幅狭部 53 幅広部 B1 突出片部の横幅と突片の出幅とを合わせた寸法 C1,C1’ 挿入孔の横幅 P 左右方向位置決め手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板に設けられた突出片部とこの突
    出片部に重ね合わされたフラットケーブルとがフェライ
    トコアの挿入孔に挿入されていると共に、このフェライ
    トコアが、上記突出片部の根元から側方へ延び出た基板
    端面とその基板端面に対向して上記突出片部からその側
    方へ突き出た突片との間に配備され、かつ、そのフェラ
    イトコアの左右方向の変位可能幅を規制してそのフェラ
    イトコアを上記突片に対する前後方向での係合可能位置
    に保持する左右方向位置決め手段を備えていることを特
    徴とするフェライトコア取付構造。
  2. 【請求項2】 フェライトコアの上記挿入孔の横幅が上
    記突出片部の横幅と上記突片の出幅とを合わせた寸法と
    同等かそれよりも長い寸法を有し、 上記左右方向位置決め手段が、上記突片と上記基板端面
    との間に位置していて上記挿入孔の左右の孔壁面のうち
    の一方側に対向している上記突出片部の片側端面と、上
    記挿入孔の左右の孔壁面のうちの他方側に対向していて
    上記片側端面の反対側に位置している上記フラットケー
    ブルの片側端縁とによって形成されている請求項1に記
    載したフェライトコア取付構造。
  3. 【請求項3】 フェライトコアの上記挿入孔の横幅が上
    記突出片部の横幅と上記突片の出幅とを合わせた寸法と
    同等かそれよりも長い寸法を有し、 フェライトコアの上記挿入孔の左右の孔壁面が、上記突
    出片部の上記片側端面と上記フラットケーブルの上記片
    側端縁とに各別に接触してそのフェライトコアが左右方
    向に動かないように位置決めされている請求項2に記載
    したフェライトコア取付構造。
  4. 【請求項4】 フラットケーブルの左右各側の側端縁
    が、フェライトコアの上記挿入孔の左右の孔壁面に各別
    に接触している請求項3に記載したフェライトコア取付
    構造。
  5. 【請求項5】 フラットケーブルの上記片側端縁に接触
    しているフェライトコアの左右いずれかの孔壁面と上記
    突出片部の他側端面との間に、上記突片の出幅よりも狭
    い隙間が形成されている請求項2ないし請求項4のいず
    れかに記載したフェライトコア取付構造。
  6. 【請求項6】 フェライトコアが上記配線基板に線状結
    束体で連結されている請求項1ないし請求項5のいずれ
    かに記載したフェライトコア取付構造。
  7. 【請求項7】 フェライトコアに幅狭部とその幅狭部に
    上下方向で隣接している幅広部とを有する上記挿入孔が
    形成されており、幅狭部に配線基板に設けられた突出片
    部が挿入されていると共に幅広部に上記突出片部に重ね
    合わされたフラットケーブルが挿入されている請求項1
    に記載したフェライトコア取付構造。
  8. 【請求項8】 幅狭部の横幅寸法と突出片部の横幅寸法
    とが同等である請求項7に記載したフェライトコア取付
    構造。
  9. 【請求項9】 幅広部の横幅寸法とフラットケーブルの
    横幅寸法とが同等である請求項7又は請求項8に記載し
    たフェライトコア取付構造。
  10. 【請求項10】 フェライトコアの上記挿入孔の上下の
    孔壁面が、上記突出片部と上記フラットケーブルとに各
    別に接触している請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載したフェライトコア取付構造。
  11. 【請求項11】 上記配線基板上の上記突出片部に近い
    箇所に搭載されたコネクタに上記フラットケーブルが接
    続されている請求項1ないし請求項10のいずれかに記
    載したフェライトコア取付構造。
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