JP2002042948A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002042948A
JP2002042948A JP2000222609A JP2000222609A JP2002042948A JP 2002042948 A JP2002042948 A JP 2002042948A JP 2000222609 A JP2000222609 A JP 2000222609A JP 2000222609 A JP2000222609 A JP 2000222609A JP 2002042948 A JP2002042948 A JP 2002042948A
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JP
Japan
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terminal
locking means
locking
housing
terminal fitting
Prior art date
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Application number
JP2000222609A
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English (en)
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Tsutomu Tanaka
努 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Priority to EP01115706A priority patent/EP1176671A1/en
Priority to US09/907,319 priority patent/US6488547B2/en
Publication of JP2002042948A publication Critical patent/JP2002042948A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
    • H01R13/4362Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングに取り付けられた端子保持具の姿
勢安定化を図る。 【解決手段】 ハウジングFhに対し端子保持具15を
仮係止位置に保持する仮係止手段41は、雌端子金具5
の並列方向に間隔を空け且つ雌端子金具5の挿入、脱抜
方向において互いに間隔を空けて一対設けられる。本係
止手段42も同様の配置である。端子保持具15に雌端
子金具5の挿抜方向の外力が作用しても、端子保持具1
5は、雌端子金具5の挿抜方向に間隔を空けた2位置で
ハウジングFhに係止されているので、端子保持具15
が傾く虞がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングに挿入
した端子金具を抜止め状態に保持するための端子保持具
を備えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この主のコネクタとして、従来、特開平
へ10−40994号公報に開示されているものがあ
る。これは、複数の端子金具を後方から並列してハウジ
ングに挿入するとともに、端子保持具をハウジングに組
み付けてその端子保持具を端子金具に係止させることで
端子金具を抜止め状態に保持するようになっている。ハ
ウジングに取り付けられた端子保持具は、端子金具の並
列方向に間隔を空けた一対の係止手段により取付け状態
に保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコネクタで
は、一対の係止手段が、端子金具の挿入方向において同
じ位置に配されていた。そのため、例えば、端子金具に
抜け方向の外力が作用してその外力が端子保持具に及ん
だようなときに、その端子保持具の姿勢が係止手段の係
止位置を支点として端子金具の挿入・脱抜方向に傾く虞
がある。本願発明は上記事情に鑑みて創案され、ハウジ
ングに取り付けられた端子保持具の姿勢安定化を図るこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハウ
ジングに端子金具が並列して挿入されるとともに、挿入
された前記端子金具の脱抜を規制するための端子保持具
が前記ハウジングに取り付けられ、前記端子金具の並列
方向に間隔を空けて設けた一対の係止手段により、前記
端子保持具が前記ハウジングに係止されるようになって
いるコネクタにおいて、前記一対の係止手段が、前記ハ
ウジングに対する前記端子金具の挿入、脱抜方向におい
て互いに間隔を空けた2位置に配されている構成とし
た。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記端子金具の挿入、脱抜方向における前記一対の
係止手段の位置が、前記端子保持具と前記端子金具との
係合位置を挟んでその両側に配されている構成とした。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明におい
て、前記係止手段として、前記ハウジングに対する前記
端子金具の挿入、脱抜を許容する仮係止位置へ前記端子
保持具を保持する一対の仮係止手段と、前記端子金具に
係合してその端子金具の脱抜を規制する本係止位置へ前
記端子保持具を保持する一対の本係止手段とを備えてお
り、前記端子金具の並列方向における一方の側において
は、前記仮係止手段が前記本係止手段よりも挿入方向先
方に配されているとともに、並列方向における他方の側
においては、前記仮係止手段が前記本係止手段よりも挿
入方向後方に配されている構成とした。
【0006】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]ハウジング
に取り付けられた端子保持具に対して、端子金具の挿入
方向又は脱抜方向の外力が作用しても、端子保持具は、
端子金具の挿入、脱抜方向に間隔を空けた2位置におい
てハウジングに係止されているので、端子保持具の姿勢
が挿入、脱抜方向へ傾く虞がない。[請求項2の発明]
一対の係止手段が、端子保持具と端子金具との係合位置
を挟んでその両側に配されているので、端子金具にその
挿入、脱抜方向への外力が作用したときの端子保持具の
姿勢の傾きを確実に規制することができる。
【0007】[請求項3の発明]仮係止手段と本係止手
段が、端子金具の挿入、脱抜方向において互いに離間し
た位置に配されているので、各係止手段の配置に際し
て、仮係止手段と本係止手段との間で干渉する虞がな
く、設計の自由度が高い。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図19を参照して説明す
る。図1は本実施形態の雌コネクタFと、この雌コネク
タFの嵌合相手である雄コネクタMを示す。まず、雄コ
ネクタMについて説明すると、雄コネクタMのハウジン
グMhは前方へ開口する角筒形状に形成され、その奥壁
には複数本の雄端子金具1が圧入によって取り付けられ
ている。各雄端子金具1の一端側は雄コネクタMの外方
に延出されるとともに、外部の途中で下方へ直角に屈曲
し、各先端部は図示しないプリント基板上の配線に接続
されるようになっている。また、ハウジングMhの上面
中央部は開口縁から凹部2が凹み形成され、この凹部2
の奥部には係止突部3(係止受け部)が下向きに突出
し、雌コネクタFのロック突部4に係止可能となってい
る。
【0009】但し、この実施形態における係止突部3は
図19に示すように、下面が外側から内側にかけて上り
勾配となった斜面3aが形成されるとともに、ロック突
部4との係止時にこれと対向する面(係止面3b)はオ
ーバーハング気味に形成されている。次に、雌コネクタ
Fについて説明すると、雌コネクタFは、そのハウジン
グFh(本発明の構成要件であるハウジング)に対しそ
の後方から雌端子金具5(本発明の構成要件である端子
金具)が左右に並列して挿入されるとともに、挿入され
た雌端子金具5の脱抜を規制するための端子保持具15
がハウジングFhに対して雌端子金具5の挿入、脱抜方
向と並列方向の両方向に対して直交する方向に差し込ま
れることによって取り付けられたものである。ハウジン
グFhに取り付けられた端子保持具15は、後述する仮
係止手段41及び本係止手段42による係止構造により
仮係止位置及び本係止位置に保持される。
【0010】図2によって雌コネクタF内に収容される
雌端子金具5について説明すると、雌端子金具5は先端
部が角筒状の接続部6となっており、雌雄コネクタF,
Mの嵌合時には内部へ雄端子金具1の差込みがなされ
る。また、接続部6の内部には底面前縁からの山形状の
折り返しにより弾性片7が形成されており、雄端子金具
1と弾性力をもって接触して電気的導通が図られるよう
になっている。また、接続部6の下面には係止突起6a
が一体に突出しており、後述するハウジングボディ9の
ランス10と係止可能となっている。さらに、接続部6
の後端部には図3に示すような当接片11が設けられて
いる。この当接片11は接続部6の後端部上縁を下向き
に屈曲して形成されているとともに、その屈曲部分の上
面は下向き勾配の誘導面11aが形成されていて、端子
保持具15の端子係止部18の係止動作を案内すること
ができる。
【0011】なお、接続部6の後方には電線芯線をかし
めるワイヤバレル部12と、さらにその後方には電線被
覆をかしめ付けるインシュレーションバレル13とが配
されている。この実施形態における雌コネクタFのハウ
ジングFhは、ハウジングボディ9と、ハウジングヘッ
ド14と、端子保持具15とによって構成されている。
まず、図4乃至図6によってハウジングボディ9につい
て説明すると、ハウジングボディ9の本体部17は横長
の直方体形状をなしており、内部には雌端子金具5を全
周にわたって密着して収容するためのキャビティ16が
上下二段でかつ幅方向へ複数室が並列して設けられてい
る。各キャビティ16は前後方向に貫通して設けられる
とともに、各キャビティ16の前端部底面には上下方向
への撓み可能なランス10が形成されており、雌端子金
具5がキャビティ16内に差し込まれるときにはランス
10を撓ませて通過可能とし、通過後には復帰して雌端
子金具5の係止突起6aと係止することができる。
【0012】また、ハウジングボディ9の本体部17に
おける上面から両側面にかけては、端子保持具15の端
子係止部18を嵌め入れ可能とする装入孔19が開口し
ている。この装入孔19はハウジングボディ9に雌端子
金具5を正規状態で収容したときに、当接片11の後端
面と同装入孔19の前部開口縁とがほぼ揃うように配さ
れている。本体部17の前端部には各ランス10の前方
を取り囲むようにして張り出し部20が張り出し形成さ
れている。この張り出し部20は前方及び上方へ開口し
て形成され、ここには次述するハウジングヘッド14が
収容可能であり、張り出し部20の両側面の下隅部には
ハウジングヘッド14の外れ防止用の切り欠き21が形
成されている。
【0013】なお、本体部17の後端部には雌雄コネク
タF,Mの嵌合・離脱時の操作のための操作部22が張
り出し形成されている。また、操作部22における両側
部の内面には一対のガイド溝33が縦向きに形成されて
おり、ここには端子保持具15の連結突部34がスライ
ド可能に差し込まれ、端子保持具15がハウジングボデ
ィ9に対して組み付けられる。ハウジングヘッド14
(図7及び図8参照)は本体部17の張り出し部20に
収容されたときに、張り出し部20の奥面部分と整合可
能に形成されるとともに、各キャビティ16とそれぞれ
対応して連通可能な窓孔23が開口することで、全体と
して格子状をなしている。また、ハウジングヘッド14
の両外側面の下端には一対の引掛け突部24が突出して
おり、ハウジングヘッド14を張り出し部20の前方よ
り収容させるときにそれぞれが張り出し部20の切り欠
き21にそれぞれ引掛けられて上方への外れが規制され
るようにしている。
【0014】次に、図9乃至図11を参照しながら端子
保持具15について説明すると、下方と後方へ開放する
ボックス状に形成され、ハウジングボディ9に対し上方
から嵌め合わせ可能に形成されている。端子保持具15
の上面には雌雄コネクタF,Mの嵌合状態をロックする
ためのロックアーム25が前後方向に沿って配設されて
おり、その上面の中央よりやや前寄りの位置にはロック
突部4が突出している。このロックアーム25の後端部
は端子保持具15の上面に接続され、前端部はロックア
ーム25の両側に並列して起立する保護壁26に接続さ
れている。このことによって、ロックアーム25は前後
両端部が支持端となった両持ち状に形成され、上下方向
に撓んで雄コネクタMの係止突部3と係止可能である。
また、ロックアーム25の上面においてロック突部4よ
り後方にはロック解除操作のための操作片27が突設さ
れており、押圧操作によってロックアーム25をロック
解除方向(下方)へ撓み変形させることができる。
【0015】さらに、前記したロック突部4においてロ
ックアーム25の先端側の面は上り勾配としたスライド
面4aとなっており、雌雄コネクタF,Mの嵌合時に係
止突部3の前面と突き当てられたときにロックアーム2
5を下方へ撓み変形させるよう誘導することができる。
一方、ロック突部4においてこのスライド面4aと反対
側の面、つまり係止突部3と係止し合う側の面の付け根
部分には、雌雄のコネクタハウジングが嵌合していると
きに、ロック突部4と係止突部3との間の隙間を埋める
ためのがた詰め部が左右に対をなして配されている。
【0016】すなわち、ロックアーム25は雌雄コネク
タF,Mの嵌合時にロック突部4が係止突部3をくぐり
抜けるべく下方へ撓み変形し、正規に嵌合したときに復
帰してロック突部4と係止突部3が係止状態となる(図
19参照)。この間、ロックアーム25は基端側(雌コ
ネクタFの上面との接続側)を中心として揺動するた
め、コネクタF,M同士の正規嵌合に伴ってロックアー
ム25が弾性復帰しても、これが原因でロック突部4と
係止突部3の係止面3bとの間にはクリアランスが生じ
てしまう。
【0017】この実施形態においては、ロック突部4に
おいて係止面3bとの対向側両側部を切り欠いて一対の
テーパー面4bを下向き勾配をなして凹み形成し、さら
に、両テーパー面4bからより緩やかな勾配をもって前
後方向に同幅で連続する一対のがた詰め面4c(がた詰
め部)を延設し、それぞれを係止突部の係止面の下端縁
と当接可能としている。また、両がた詰め面4cは、ロ
ック突部4と係止突部3が係止し合っている状態で、先
端の位置が係止面3bの下端を通過して係止突部3の下
面の途中位置にまで至る長さに設定されており、これに
よってロック突部4と係止面3bとの間のクリアランス
がばらついても、常に係止面3bの下端縁との当接状況
が確保される。
【0018】一方、端子保持具15の前面壁は同端子保
持具15をハウジングボディ9に嵌合させたときにハウ
ジングヘッド14の前面と整合して密着可能であるとと
もに、各雌端子金具5の先端面を突き当てる前止まり壁
28を構成する。この前止まり壁28には各キャビティ
16及び各窓孔23とそれぞれ整合可能な雄端子進入口
29が複数個開口している。さらに、端子保持具15内
の天井面からは全幅に沿って端子係止部18が一体に垂
下形成されている。端子係止部18が設けられる位置
は、前止まり壁28の内面から端子係止部18の前面ま
での距離(図10で示すT寸法)が、雌端子金具5の接
続部6の全長(接続部6の前面から当接片11の後面ま
での距離:図2で示すS寸法)とほぼ等しくしてある。
また、端子係止部18にはハウジングボディ9における
上段側の各キャビティ16と対応して同数の連絡孔30
が開口している。後述するように、端子保持具15がハ
ウジングボディ9に対して仮係止位置で装着されている
とき(図12参照)には、各連絡孔30が上段側の各キ
ャビティ16と整合しかつ連絡孔30の開口縁のうち下
側部分は下段側の各キャビティ16内へ進入しない位置
に待機するようにしてある。このため、端子保持具15
の仮係止位置では、ハウジングボディ9の各キャビティ
16へ雌端子金具5の挿入が許容された状態にある。し
かし、端子保持具15がハウジングボディ9に対して本
係止位置で装着されているときには(図1参照)、各連
絡孔30の開口縁のうち上縁部および下縁部は、それぞ
れ上段側の各キャビティ16及び下段側の各キャビティ
16へとそれぞれ進入する。これにより、雌端子金具5
が前止まり壁28に突き当たる正規位置まで挿入されて
いる限り、端子係止部18が当接片11に密着した状態
で係止して後方への抜けを規制することができる。
【0019】尚、前後方向(雌端子金具5の挿入・脱抜
方向)における端子係止部18と当接片11との係止位
置は、本発明の構成要件である「端子保持具と端子金具
との係合位置」に相当する。また、端子保持具15にお
ける両側面の後端には前記した一対の連結突部34が突
出形成されており、ハウジングボディ9のガイド溝33
に差し込み可能である。次に、端子保持具15を仮係止
位置に保持するための仮係止手段41と、本係止位置に
保持するための本係止手段42について説明する。ハウ
ジングボディ9の本体部17の左右両外側面には、左右
方向(雌端子金具5の並列方向)に間隔を空けた一対の
仮係止突起8aと、同じく左右方向に間隔を空けた一対
の本係止突起8bが形成されている(図6及び図14を
参照)。一方、端子保持具15の両側壁には、仮係止突
起8aと対応する一対の仮係止孔31と、本係止突起8
bと対応する一対の本係止孔32が開口して形成されて
いる。仮係止突起8aと仮係止孔31は仮係止手段41
を構成し、本係止突起8bと本係止孔32は本係止手段
42を構成する。尚、本係止手段42は仮係止手段41
と協動することで端子保持具15を仮係止位置に保持す
る機能も兼備している。
【0020】仮係止孔31は高さ方向へ長孔となってい
て、端子保持具15が仮係止位置にあるときには図17
に示すように、仮係止孔31の下縁部に仮係止突起8a
を係止させるが、本係止位置にあるときには仮係止突起
8aを仮係止孔31の途中に位置させる(同図想像線状
態)。一方、本係止孔32は端子保持具15が仮係止位
置にあるときには、図18に示すように、本係止部は本
係止孔32の開口縁の下縁部の段部に係止し、本係止位
置にあるときには本係止突起8bを本係止孔32内に係
止させる(同図想像線状態)また、左右一対の仮係止手
段41(仮係止突起8aと仮係止孔31)は、雌端子金
具5の挿入・脱抜方向における相互の位置が互いに異な
っており、右側の仮係止手段41は左側の仮係止手段4
1よりも挿入方向先方(前側)に位置している。かかる
両仮係止手段41は、雌端子金具5の装入・脱抜方向に
おいて装入孔19(端子保持具15と雌端子金具5との
係止位置)を挟んでその両側に配置されていることにな
る。
【0021】左右一対の本係止手段42(本係止突起8
b及び本係止孔32)は、雌端子金具5の挿入・脱抜方
向における相互の位置が互いに異なっているが、右側の
本係止手段42は左側の本係止手段42よりも挿入方向
後方に位置している。かかる両本係止手段42は、雌端
子金具5の装入・脱抜方向において装入孔19(端子保
持具15と雌端子金具5との係止位置)を挟んでその前
後両側に配置されていることになる。
【0022】即ち、右側(雌端子金具5の並列方向にお
ける一方の側であって、図14における上側)において
は、仮係止手段41が本係止手段42よりも挿入方向先
方(図14における左方)に配されているとともに、左
側(雌端子金具5の並列方向における他方の側であっ
て、図14における下側)においては、右側とは逆に、
仮係止手段41が本係止手段42よりも挿入方向後方
(図14における右方)に配されている。これらの4つ
の係止手段41,42の位置を上から視ると、これらの
係止手段41,42を結んでできる仮想長方形におい
て、仮係止手段41同士が対角配置となっているととも
に、本係止手段42同士も対角配置となっている。ま
た、仮係止手段41同士を結ぶ対角線と本係止手段42
同士を結ぶ対角線とは互いに交差するような配置となっ
ている。
【0023】引き続き、上記のように構成された本実施
形態の作用効果を具体的に説明する。雌コネクタFを組
み立てる場合には、まず、本体部17の張り出し部20
にハウジングヘッド14を収容する。このときには、ハ
ウジングヘッド14の両引掛け突部24を本体部17の
切り欠き21に係止させておく(この場合、圧入しても
よい)。こうしてハウジングヘッド14が仮組みされた
ハウジングボディ9に対し連結突部34とガイド溝33
とを適合させつつ端子保持具15を上方から嵌め込む。
そのときには、端子保持具15の端子係止部18を本体
部17の装入孔19に嵌め入れる。そして仮係止突起8
aを仮係止孔31へ係止させるとともに、本係止突起8
bを本係止孔32の下部の段部に係止させておく。これ
によって、端子保持具15はハウジングボディ9に対す
る下方への嵌め込み方向と上方への抜けが併せて規制さ
れ、つまり端子保持具15はハウジングヘッド14及び
ハウジングボディ9に対し仮係止位置に保持されるわけ
である(図12,図13及び図15状態)。
【0024】仮係止位置では端子保持具15の連絡孔3
0とキャビティ16とは整合するが、前止まり壁28に
形成された雄端子進入口29とキャビティ16とは不整
合の状態にあり、さらには前止まり壁28は本体部17
の前面と密着した状態となっている。したがって、雌端
子金具5を各キャビティ16の後方より挿入してやる
と、雌端子金具5は上段側キャビティ16では連絡孔3
0を通過することができ、下段側キャビティ16も端子
係止部18の下方をそのまま通過することができる。雌
端子金具5がさらに押し込まれると、各ランス10を下
方へ撓み変形させてここを通過し、前止まり壁28の裏
面に突き当たり、これによって雌端子金具5の前進位置
が規定される。こうして、雌端子金具5が正規位置にま
で挿入されると、各ランス10は弾性復帰し係止突起6
aと係止することから、雌端子金具5は雌コネクタF内
に一次係止された状態で抜け止めされる。
【0025】上記のようにして雌端子金具5の挿入が完
了したら、端子保持具15をハウジングボディ9および
ハウジングヘッド14に押し込んで、天井面を本体部1
7の上面に密着させる。これにより、仮係止突起8aは
仮係止孔31の途中位置まで移動し、本係止突起8bが
本係止孔32内に係止する。かくして、端子保持具15
がハウジングボディ9に対し抜け止め状態で本係止位置
に保持される。本係止位置では、前述したように、連絡
孔30の開口縁の上縁部及び下縁部がそれぞれ上下の段
の各キャビティ16内に進入しかつ雌端子金具5の当接
片11に密着した状態で係止する。また、このときには
前止まり壁28の雄端子金具1進入口が各キャビティ1
6と整合する。
【0026】ところで、仮に雌端子金具5の挿入位置が
正規位置に遠く至らない場合には、端子係止部18と接
続部6上面とが干渉してしまい、端子保持具15の押し
込みが不能となるため、作業者は直ちに雌端子金具5が
半挿入であることを知り、正規位置までのさらなる挿入
がなされる。しかし、雌端子金具5が前止まり壁28に
突き当たる正規深さまで挿入されていれば、前止まり壁
28から端子係止部18に至るまでの距離は雌端子金具
5の接続部6の全長、すなわち接続部6の前面から当接
片11の後面にいたるまでの距離に等しく定められてい
るから、雌端子金具5が正規寸法で製造されたものであ
る限りは、端子係止部18は雌端子金具5の接続部6に
対し密着した係止することができる。
【0027】かくして雌端子金具5がランス10と端子
係止部18との二重係止状態で雌コネクタF内に収容さ
れたら、雄コネクタMへの嵌合がなされる。嵌合に伴
い、まずロックアーム25におけるロック突部4のスラ
イド面4aが雄コネクタMの係止突部3に突き当たり、
さらなる嵌合によってロックアーム25が下方へ撓むよ
う誘導される。これにより、ロック突部4が係止突部3
をくぐり抜けて弾性復帰して係止するため、雌雄コネク
タF,Mが嵌合状態でロックされる。なお、ロックを解
除する場合には、操作片27の押し込みによって再度ロ
ックアーム25を撓み変形させれば、係止突部3とロッ
ク突部4との係止を解除することができる。
【0028】ところで、ロック突部4と係止突部3とが
係止し合っているときには、係止面3bの下端縁が両が
た詰め面4cの上面に当接しており、この間の摩擦力に
よって雌雄コネクタF,M同士のがた付きが抑制され
る。したがって、車両からの振動がコネクタに伝播する
ようなことがあっても、雌雄端子金具1,5間で微摺動
を生じさせることもなく、これに起因した摩耗を回避す
ることができる。また、がた詰め面4cがテーパー面と
なっていることから、ロック突部4と係止突部3との間
のクリアランスがばらついても、係止突部3の下端縁と
がた詰め面4cとの当接状態を維持することができる。
【0029】以上のように、本実施形態によれば、端子
保持具15は、仮係止位置と本係止位置のいずれにおい
ても雌端子金具5の挿入、脱抜方向に間隔を空けた2位
置においてハウジングFhに係止されている。したがっ
て、ハウジングFhに取り付けられた端子保持具15に
対して、雌端子金具5の挿入方向又は脱抜方向の外力が
作用しても、端子保持具15の姿勢が挿入、脱抜方向へ
傾く虞がない。また、一対の仮係止手段41及び一対の
本係止手段42が、端子保持具15と雌端子金具5との
係合位置を挟んでその両側に配されているので、雌端子
金具5にその挿入、脱抜方向への外力が作用したときの
端子保持具15の姿勢の傾きを確実に規制することがで
きる。
【0030】また、雌端子金具5の並列方向における一
方の側(右側)においては、仮係止手段41が本係止手
段42よりも挿入方向先方に配されているとともに、並
列方向における他方の側(左側)においては、仮係止手
段41が本係止手段42よりも挿入方向後方に配されて
いて、仮係止手段41と本係止手段42とが前後左右方
向において互いに干渉しない配置となっている。したが
って、各係止手段41,42の配置に際して、設計の自
由度が高い。
【0031】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では端子金具の挿入、脱抜方向にお
ける一対の係止手段の位置が、端子保持具と端子金具と
の係合位置を挟んでその両側に配されていたが、本発明
によれば、一対の係止手段の双方が、端子保持具と端子
金具の係合位置よりも前方に配されてもよく、一対の係
止手段の双方が、端子保持具と端子金具の係合位置より
も後方に配されてもよい。
【0032】(2)上記実施形態では端子保持具がハウ
ジングに対して仮係止位置と本係止位置に保持されるコ
ネクタについて説明したが、本発明は、端子保持具が仮
係止位置に保持されないタイプのコネクタにも適用する
ことができる。 (3)上記実施形態ではハウジングの左側においては仮
係止手段が本係止手段よりも後方に位置するとともに右
側においては仮係止手段が本係止手段よりも前方に位置
するようにしたが、本発明によれば、左側においては仮
係止手段が本係止手段よりも前方に位置するとともに右
側においては仮係止手段が本係止手段よりも後方に位置
するようにしてもよい。
【0033】(4)上記実施形態では端子保持具を雌コ
ネクタに設ける場合に適用したが、本発明によれば、端
子保持具を雄コネクタに設ける場合にも適用することが
できる。 (5)上記実施形態では、ハウジングボディを本体部と
ハウジングヘッドとに分けて構成したが、一体構造のも
のとすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】雄コネクタハウジングと本係止状態にある雌コ
ネクタハウジングとを示す側断面図
【図2】雌端子金具の側断面図
【図3】雌端子金具の当接片を示す拡大図
【図4】ハウジングの正面図
【図5】同側断面図
【図6】同平面図
【図7】ハウジングヘッドを示す正面図
【図8】同平断面図
【図9】端子保持具を示す正面図
【図10】同側断面図
【図11】同平面図
【図12】端子保持具が仮係止位置にあるときに端子金
具の挿入過程を示す側断面図
【図13】端子金具の挿入完了状態を示す側断面図
【図14】雌コネクタハウジングの平断面図
【図15】仮係止状態における図14のX−X線断面図
【図16】本係止状態における図14のX−X線断面図
【図17】第1係止部における仮・本両係止状態を示す
拡大断面図
【図18】第2係止部における仮・本両係止状態を示す
拡大断面図
【図19】ロック突部と係止突部との係止状態を拡大し
て示す断面図
【符号の説明】
F…雌コネクタ(コネクタ) Fh…ハウジング 5…雌端子金具(端子金具) 15…端子保持具 41…仮係止手段 42…本係止手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに端子金具が並列して挿入さ
    れるとともに、挿入された前記端子金具の脱抜を規制す
    るための端子保持具が前記ハウジングに取り付けられ、
    前記端子金具の並列方向に間隔を空けて設けた一対の係
    止手段により、前記端子保持具が前記ハウジングに係止
    されるようになっているコネクタにおいて、 前記一対の係止手段が、前記ハウジングに対する前記端
    子金具の挿入、脱抜方向において互いに間隔を空けた2
    位置に配されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記端子金具の挿入、脱抜方向における
    前記一対の係止手段の位置が、前記端子保持具と前記端
    子金具との係合位置を挟んでその両側に配されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記係止手段として、前記ハウジングに
    対する前記端子金具の挿入、脱抜を許容する仮係止位置
    へ前記端子保持具を保持する一対の仮係止手段と、前記
    端子金具に係合してその端子金具の脱抜を規制する本係
    止位置へ前記端子保持具を保持する一対の本係止手段と
    を備えており、 前記端子金具の並列方向における一方の側においては、
    前記仮係止手段が前記本係止手段よりも挿入方向先方に
    配されているとともに、並列方向における他方の側にお
    いては、前記仮係止手段が前記本係止手段よりも挿入方
    向後方に配されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載のコネクタ。
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