JP2002042793A - 巻回装置及び巻回方法 - Google Patents

巻回装置及び巻回方法

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JP2002042793A
JP2002042793A JP2000217903A JP2000217903A JP2002042793A JP 2002042793 A JP2002042793 A JP 2002042793A JP 2000217903 A JP2000217903 A JP 2000217903A JP 2000217903 A JP2000217903 A JP 2000217903A JP 2002042793 A JP2002042793 A JP 2002042793A
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JP
Japan
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negative electrode
positive electrode
cutting
outer edge
positive
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JP2000217903A
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Toshimitsu Masuko
俊光 益子
Hiroshi Takabayashi
洋志 高林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻回電極体の形成工程を簡易化する。 【解決手段】本発明は、負極用切断手段を用いて、巻回
位置に送られる負極の側縁部から負極外縁部を切断する
と共に、正極用切断手段に用いて、巻回位置に送られる
正極の側縁部から正極外縁部を切断し、負極外縁部が切
断された負極と、正極外縁部が切断された正極とを順次
重ねながら巻回するようにしたことにより、負極及び正
極から負極外縁部及び正極外縁部を切断しながら巻回し
て巻回電極体を形成することができ、その分、負極及び
正極を巻回した後の負極外縁部及び正極外縁部の切断処
理を不要にすることができ、かくして、巻回電極体の形
成工程を簡易化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は巻回装置及び巻回方
法に関し、例えば、非水電解液二次電池用の巻回電極体
を形成する巻回装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、非水電解液二次電池においては、
負極用活物質として、リチウムやリチウムイオン合金、
炭素素材等のようなリチウムイオンのドープ及び脱ドー
プの可能な物質が用いられ、正極用活物質としては、リ
チウムコバルト複合酸化物等のようなリチウム複合酸化
物が用いられている。
【0003】そして、非水電解液二次電池においては、
これら負極用活物質と正極用活物質とを反応させて電池
として機能するものであり、比較的高い電池電圧が得ら
れると共に、比較的高いエネルギー密度を有し、充放電
のサイクル特性にも優れている等の多数の利点を有する
ことにより、近年、広く使用されている。
【0004】ところで、非水電解液二次電池としては、
もともと比較的高い電池電圧が得られるものの、その電
池電圧をさらに高めた高出力型と呼ばれるものがある。
【0005】かかる高出力型の非水電解液二次電池にお
いては、図11及び図12に示すように、帯状の銅箔等
でなる負極用集電体1の両面に、当該負極用集電体1の
幅方向の一方の端部(以下、これを側縁部と呼ぶ)を避
けて負極用活物質2を被膜状に塗布して形成された負極
3と、帯状のアルミニウム箔等でなる正極用集電体4の
両面に、当該正極用集電体4の幅方向の一方の側縁部を
避けて正極用活物質5を被膜状に塗布して形成された正
極6とを、帯状の微孔性ポリプロピレンフィルムでなる
2枚の第1及び第2のセパレータ7及び8を介して互い
に絶縁した状態で巻回して形成された巻回電極体9を有
し、円筒状の負極缶(図示せず)内にその巻回電極体9
が嵌挿されると共に、非水電解液が充填され、この状態
で負極缶の開口部に安全弁(図示せず)と正極蓋(図示
せず)とを一体に嵌合して気密封止することにより構成
されている。
【0006】ここで、非水電解液二次電池においては、
外部に出力する電池容量が負極用活物質2及び正極用活
物質5の塗布領域の面積に比例している。
【0007】従って、高出力型の非水電解液二次電池に
おいては、負極3及び正極4の放電反応によって生じる
電池容量を高めるために、例えば、負極用集電体1と共
に負極用活物質2の塗布領域の面積が当該負極用集電体
1の長手方向に沿って拡大されると共に、正極用集電体
4と共に正極用活物質5の塗布領域の面積が当該正極用
集電体4の長手方向に沿って拡大されている。
【0008】このため、巻回電極体9においては、負極
用集電体1の負極用活物質2が塗布されていない側縁部
(以下、これを未塗布側縁部と呼ぶ)に、その負極用集
電体1の未塗布側縁部の一部でなる短冊状の複数の負極
リード1Aが当該負極用集電体1の長手方向に沿って櫛
歯状に設けられている。
【0009】また、正極用集電体4の正極用活物質5が
塗布されていない未塗布側縁部にも、その正極用集電体
4の未塗布側縁部の一部でなる短冊状の複数の正極リー
ド4Aが当該正極用集電体4の長手方向に沿って櫛歯状
に設けられている。
【0010】そして、巻回電極体9においては、これら
各負極リード1Aと各正極リード4Aとが第1及び第2
のセパレータ7及び8の幅方向に沿って互いに反対方向
に突出するように配置されている。
【0011】これにより、高出力型の非水電解液二次電
池においては、各負極リード1Aが負極缶内の底に電気
的に接続されると共に、各正極リード4Aが正極蓋に電
気的に接続され、かくして、比較的長い負極用活物質2
及び正極用活物質5の放電反応によって生じる電池容量
を複数の負極リード1A及び正極リード4Aを介して効
率良く取り出し、外部に出力し得るようになされてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる構成
の高出力型の非水電解液二次電池に用いられる巻回電極
体9は、巻回装置を用いて形成することができる。
【0013】すなわち、巻回装置においては、負極用リ
ールと正極用リールとが取り付けられると共に、第1の
セパレータ用リールと第2のセパレータ用リールとが取
り付けられている。
【0014】負極用リールには、負極用集電体の両面
に、未塗布側縁部を避けて、かつ負極用集電体の長手方
向に沿って負極用活物質2の活物質塗布領域と活物質未
塗布領域とを順次交互に形成することにより高出力型の
多数の非水電解液二次電池分の負極3を有する負極材が
巻回されている。
【0015】ここで、図13に示すように、負極材10
においては、負極用集電体11が非常に薄い金属で形成
されているため、その負極用集電体11の未塗布側縁部
11Aに予め複数の負極リード11Bのみを形成してお
くと、搬送中の負極用リールに何らかの衝撃が加えられ
たときや、負極用リールから引き出した負極材10に何
らかの治工具等が触れたときに、負極リード11Bが容
易に変形して巻回電極体9の形成に用いり難くなる場合
がある。
【0016】このため、負極材10においては、負極用
集電体11の未塗布側縁部11Aに櫛歯状の複数の負極
リード11Bと、各負極リード11Bに連結させた外縁
部(以下、これを負極外縁部と呼ぶ)11Cとが設けら
れており、その負極外縁部11Cによって各負極リード
11Bを保護して容易には変形しないようになされてい
る。
【0017】また、正極用リールには、負極用リールと
同様に、正極用集電体の両面に、未塗布側縁部を避け
て、かつ正極用集電体の長手方向に沿って正極用活物質
5の活物質塗布領域と活物質未塗布領域とを順次交互に
形成することにより高出力型の多数の非水電解液二次電
池分の正極6を有する正極材が巻回されている。
【0018】そして、正極材においては、負極材10と
同様に、正極用集電体の未塗布側縁部に櫛歯状の複数の
正極リードと、各正極リードに連結させた外縁部(以
下、これを正極外縁部と呼ぶ)とが設けられており、そ
の正極外縁部によって各正極リードを保護して容易には
変形しないようになされている。
【0019】一方、第1のセパレータ用リールには、多
数の非水電解液二次電池分に相当する長さの第1のセパ
レータ7が巻回されていると共に、第2のセパレータ用
リールには、同様に多数の非水電解液二次電池分に相当
する長さの第2のセパレータ8が巻回されている。
【0020】これにより、巻回装置においては、負極用
リールから引き出した負極材10と、正極用リールから
引き出した正極材と、第1のセパレータ用リールから引
き出した第1のセパレータ7と、第2のセパレータ用リ
ールから引き出した第2のセパレータ8とを、正極材、
第1のセパレータ7、負極材10及び第2のセパレータ
8の順に重ね合わせ、かつ正極材を内側にして巻芯に巻
回することにより、図14に示すように、図11につい
て上述した巻回電極体9の元になる巻回体13を順次形
成する。
【0021】そして、このような巻回電極体9の形成工
程においては、巻回装置を用いて巻回体13を形成する
と、その巻回体13において、負極材10の負極リード
11Bに連結されている負極外縁部11Dと、正極材の
正極リードに連結されている正極外縁部とを金鋏や電動
ニッパ等の所定の工具を使用して切断し、かくして、巻
回体13から図11について上述した巻回電極体9を形
成し得るようになされている。
【0022】ところが、かかる巻回電極体9の形成工程
においては、巻回装置を用いて巻回体13を形成した
後、作業者が所定の工具を使用して手作業で個々の巻回
体13に対する切断処理を行うため、工程が煩雑な問題
があった。
【0023】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、巻回電極体の形成工程を簡易化し得る巻回装置及び
巻回方法を提案しようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、負極用切断手段を用いて、巻回位
置に送られる負極の側縁部から負極外縁部を切断すると
共に、正極用切断手段に用いて、巻回位置に送られる正
極の側縁部から正極外縁部を切断し、負極外縁部が切断
された負極と、正極外縁部が切断された正極とを順次重
ねながら巻回するようにした。
【0025】従って、負極及び正極から負極外縁部及び
正極外縁部を切断しながら巻回して巻回電極体を形成す
ることができ、その分、負極及び正極を巻回した後の負
極外縁部及び正極外縁部の切断処理を不要にすることが
できる。
【0026】また、負極及び正極から負極外縁部及び正
極外縁部を切断しながら巻回して、当該負極及び正極を
巻回した後の負極外縁部及び正極外縁部の切断処理を不
要にすることができるため、巻回電極体の形成時間を大
幅に短縮することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する
【0028】(1)第1の実施の形態 図1において、20は全体として本発明の第1の実施の
形態による巻回装置を示し、装置筐体21の側壁21A
に負極用リール22、正極用リール23、第1のセパレ
ータ用リール24及び第2のセパレータ用リール25が
取り付けられている。
【0029】負極用リール22には、負極用集電体の両
面に、未塗布側縁部を避けて、かつ負極用集電体の長手
方向に沿って負極用活物質の活物質塗布領域と活物質未
塗布領域とを順次交互に形成することにより高出力型の
多数の非水電解液二次電池分の負極を有する負極材27
が巻回されている。
【0030】そして、この負極材27においては、図1
3について上述した負極材10と同様に、負極用集電体
の未塗布側縁部に櫛歯状の複数の負極リードと、各負極
リードに連結させた負極外縁部とが設けられている。
【0031】また、正極用リール23には、負極用リー
ル22と同様に、正極用集電体の両面に、未塗布側縁部
を避けて、かつ正極用集電体の長手方向に沿って正極用
活物質の活物質塗布領域と活物質未塗布領域とを順次交
互に形成することにより高出力型の多数の非水電解液二
次電池分の正極を有する正極材28が巻回されている。
【0032】そして、この正極材28においては、負極
材27と同様に、正極用集電体の未塗布側縁部に櫛歯状
の複数の正極リードと、各正極リードに連結させた正極
外縁部とが設けられている。
【0033】さらに、第1のセパレータ用リール24に
は、高出力型の多数の非水電解液二次電池分に相当する
長さの第1のセパレータ29が巻回されると共に、第2
のセパレータ用リール25には、高出力型の多数の非水
電解液二次電池分に相当する長さの第2のセパレータ3
0が巻回されている。
【0034】そして、巻回装置20においては、負極用
リール22から負極材27を引き出すと、当該引き出し
た負極材27を第1〜第4の負極用ガイドローラ32〜
35に順次沿わせて巻芯37まで送るようになされてい
る。
【0035】ここで、第1の負極用ガイドローラ32の
下側には、負極用テンションアーム38がその一端部を
中心にして、装置筐体21の側壁21Aと平行に時計回
り方向及びこれとは逆の反時計回り方向に回動自在に枢
支されている。
【0036】また、負極用テンションアーム38の他端
部には、テンションローラ39が回動自在に枢支され、
当該テンションローラ39には、第1及び第2の負極用
ガイドローラ32及び33間の下側で、その第1及び第
2の負極用ガイドローラ32及び33間を渡る負極材2
7が掛けられている。
【0037】そして、この負極用テンションアーム38
は、所定のテンション駆動機構(図示せず)によって駆
動されることにより、テンションローラ39を介して負
極材27に所定の張力を生じさせ、かくして、負極用リ
ール22から巻芯37まで送られる負極材27がたるむ
ことを防止している。
【0038】一方、巻回装置20においては、正極用リ
ール23から正極材28を引き出すと、当該引き出した
正極材28を第1〜第4の正極用ガイドローラ40〜4
3に順次沿わせて巻芯37まで送るようになされてい
る。
【0039】この場合、第1の正極用ガイドローラ40
の下側には、正極用テンションアーム45がその一端部
を中心にして、装置筐体21の側壁21Aと平行に時計
回り方向及びこれとは逆の反時計回り方向に回動自在に
枢支されている。
【0040】また、正極用テンションアーム45の他端
部には、テンションローラ46が回動自在に枢支され、
当該テンションローラ46には、第1及び第2の正極用
ガイドローラ40及び41間の下側で、その第1及び第
2の正極用ガイドローラ40及び41間を渡る正極材2
8が掛けられている。
【0041】そして、この正極用テンションアーム45
は、所定のテンション駆動機構(図示せず)によって駆
動されることにより、テンションローラ46を介して正
極材28に所定の張力を生じさせ、かくして、正極用リ
ール23から巻芯37まで送られる正極材28がたるむ
ことを防止している。
【0042】これに加えて、巻回装置20においては、
第1のセパレータ用リール24から引き出した第1のセ
パレータ29を第1〜第3のセパレータ用ガイドローラ
48〜50に順次沿わせて巻芯37まで送ると共に、第
2のセパレータ用リール25から引き出した第2のセパ
レータ30を第4〜第7のセパレータ用ガイドローラ5
3〜56に順次沿わせて巻芯37まで送る。
【0043】そして、巻回装置20においては、このと
き、第1及び第2のセパレータ用ガイドローラ48及び
49の下側に設けられた第1のセパレータ用テンション
アーム51により、これに回動自在に枢支され、かつ第
1及び第2のセパレータ用ガイドローラ48及び49間
を渡る第1のセパレータ29が掛けられたテンションロ
ーラ52を介してその第1のセパレータ29に所定の張
力を生じさせ、かくして、第1のセパレータ用リール2
4から巻芯37まで送られる第1のセパレータ29がた
るむことを防止する。
【0044】また、巻回装置20においては、第4及び
第5のセパレータ用ガイドローラ53及び54の下側に
設けられた第2のセパレータ用テンションアーム57に
より、これに回動自在に枢支され、かつ第4及び第5の
セパレータ用ガイドローラ53及び54間を渡る第2の
セパレータ30が掛けられたテンションローラ58を介
してその第2のセパレータ30に所定の張力を生じさ
せ、かくして、第2のセパレータ用リール25から巻芯
37まで送られる第2のセパレータ30がたるむことを
防止する。
【0045】ここで、巻芯37は、装置筐体21の側壁
21Aに当該巻芯37の中心軸を中心にして回転自在に
枢支され、その中心軸に沿ってスリット(図示せず)が
形成されている。
【0046】これにより、巻回装置20においては、巻
芯37のスリット49Aに第1及び第2のセパレータ2
9及び30を重ね合わせて挟持し、この状態で所定のモ
ータ(図示せず)を回転駆動させることにより、当該モ
ータの出力軸の回転に連動させて巻芯37をその中心軸
を中心にして回転させる。
【0047】そして、巻回装置20においては、巻芯3
7に第1及び第2のセパレータ29及び30を巻回しな
がら、所定のタイミングで第1及び第2のセパレータ2
9及び30間に負極材27を介在させると共に、この
後、第1のセパレータ29に正極材28を沿わせること
により、巻芯37に正極材28と、第1のセパレータ2
9と、負極材27と、第2のセパレータ30とを、当該
正極材28を内側にし、かつ、正極材28及び負極材2
7を第1及び第2のセパレータ29及び30を介して互
いに絶縁させた状態で巻回する。
【0048】また、巻回装置20においては、負極材2
7の走行経路の所定位置に負極用カッタ(図示せず)が
配置されると共に、正極材28の走行経路の所定位置に
正極用カッタ(図示せず)が配置されている。
【0049】これにより、巻回装置20においては、巻
芯37に負極材27及び正極材28を巻回しながら、負
極用及び正極用カッタを用いて所定のタイミングで負極
材27から高出力型の1つの非水電解液二次電池分の負
極を分離すると共に、正極材28から高出力型の1つの
非水電解液二次電池分の正極を分離し、これら負極及び
正極を巻芯37に巻回すると、その巻芯37の回転を停
止させる。
【0050】さらに、巻回装置20においては、巻芯3
7の近傍にセパレータ用カッタ(図示せず)が配置され
ており、正極、第1のセパレータ29、負極及び第2の
セパレータ30を巻回した巻芯37の回転を停止させる
と、巻芯37に巻回している第1及び第2のセパレータ
29及び30をセパレータ用カッタを用いて切断し、か
くして、第1及び第2のセパレータ用リール24及び2
5から引き出している第1及び第2のセパレータ29及
び30から、巻芯37に巻回した高出力型の1つの非水
電解液二次電池分の第1及び第2のセパレータを分離す
る。
【0051】これに加えて、巻回装置20においては、
片面に所定の接着剤が塗布された巻止めテープ60が巻
回されているテープ用リール61が取り付けられてお
り、そのテープ用リール61から引き出した巻止めテー
プ60を第1〜第3のテープ用ガイドローラ62〜64
に順次沿わせて巻芯37の近傍に配置した所定のテープ
貼着機構(図示せず)まで送る。
【0052】これにより、テープ貼着機構は、巻芯37
に巻回されている正極、第1のセパレータ、負極及び第
2のセパレータのうちの最外周となる第2のセパレータ
の終端部分に巻止めテープ60を貼着し、かくして、巻
芯37に巻回されている正極、第1のセパレータ、負極
及び第2のセパレータがほどけることを防止する。
【0053】そして、巻回装置20においては、巻芯3
7に巻回した正極、第1のセパレータ、負極及び第2の
セパレータがほどけることを防止すると、当該巻芯37
から重ね合わせて巻回した正極、第1のセパレータ、負
極及び第2のセパレータを取り出し、この後同様にして
巻芯37に第1及び第2のセパレータ29及び30と、
負極材27及び正極材28とを巻回することにより、そ
の巻芯37に高出力型の1つの非水電解液二次電池分の
正極、第1のセパレータ、負極及び第2のセパレータを
順次巻回し得るようになされている。
【0054】かかる構成に加えて、この巻回装置20の
場合、装置筐体21の側壁21Aには、第2及び第3の
負極用ガイドローラ33及び34間に負極材切除部65
が設けられ、第2及び第3の正極用ガイドローラ41及
び42間に正極材切除部66が設けられている。
【0055】負極材切除部65においては、図2に示す
ように、負極用リール22から引き出された負極材27
を走行させながら、負極用集電体67の未塗布側縁部6
7Aからその負極外縁部67Bを切断することにより、
当該負極用集電体67の未塗布側縁部67Aに複数の負
極リード67Cのみが形成された負極材27を巻芯37
に送るようになされている。
【0056】また、正極材切除部66においては、負極
材切除部65と同様に、正極用リール23から引き出さ
れた正極材28を走行させながら、正極用集電体の未塗
布側縁部からその正極外縁部28Aを切断することによ
り、当該正極用集電体の未塗布側縁部に複数の正極リー
ドのみが形成された正極材28を巻芯37に送るように
なされている。
【0057】これにより、巻回装置20においては、負
極リード67Cを保護するために未塗布側縁部67Aに
負極外縁部67Bが設けられた負極材27と、同様に正
極リードを保護するために未塗布側縁部に正極外縁部2
8Aが設けられた正極材28とを巻回電極体の材料とし
て用いるものの、巻芯37により、巻回電極体の元とな
る図14について上述した巻回体13を形成することな
く、巻回電極体を順次形成し得るようになされている。
【0058】因みに、負極材切除部65には、回収用ダ
クト69が設けられており、当該回収用ダクト69内
に、負極材27の未塗布側縁部67Aから切断した負極
外縁部67Bを吸引して回収することにより、その切断
した負極外縁部67Bが装置筐体21に設けられている
ガイドローラ等の各種部品にからまって故障の原因とな
ったり、巻回電極体に巻き込まれて不良品となることを
ほぼ確実に防止し得るようになされている。
【0059】また、正極材切除部66にも、同様に回収
用ダクト70が設けられており、当該回収用ダクト70
内に、正極材28の未塗布側縁部から切断した正極外縁
部28Aを吸引して回収することにより、その切断した
正極外縁部28Aが装置筐体21に設けられているガイ
ドローラ等の各種部品にからまって故障の原因となった
り、巻回電極体に巻き込まれて不良品となることをほぼ
確実に防止し得るようになされている。
【0060】実際上、図3に示すように、負極材切除部
65においては、下刃回転駆動機構71と、上刃保持機
構72と、図1について上述した回収用ダクト69とか
ら構成されている。
【0061】下刃回転駆動機構71においては、装置筐
体21の側壁21Aに垂設された板状のベース部材73
を有し、そのベース部材73上に第1の軸受部材74が
設けられると共に、当該第1の軸受部材74には円柱状
の第1の回転軸75が、巻芯37に送られる負極材27
の幅方向とほぼ平行にされて回動自在に保持されてい
る。
【0062】第1の回転軸75には、巻芯37に送られ
ている負極材27の未塗布側縁部67Aと対向する一端
側(以下、これを第1の回転軸一端側と呼ぶ)に円柱状
のフランジ部75Aが設けられ、当該フランジ部75A
の第1の回転軸一端側に向いたフランジ面に環状の下刃
76が固定されると共に、フランジ部75Aから先の第
1の回転軸一端側に外縁用ガイドローラ77が回動自在
に取り付けられている。
【0063】また、第1の回転軸75には、巻芯37に
送られている負極材27の負極用活物質68が塗布され
ている側縁部と対向する他端側(以下、これを第1の回
転軸他端側と呼ぶ)に回転伝達用プーリ78が嵌合さ
れ、その回転伝達用プーリ78を第1の回転軸75と一
体に回転させるようになされていると共に、当該回転伝
達用プーリ78から先の第1の回転軸他端側に第5の負
極用ガイドローラ79が回動自在に取り付けられてい
る。
【0064】そして、ベース部材73上には、サーボモ
ータ80が配置され、当該サーボモータ80の出力軸に
嵌合されている駆動用プーリ81から回転伝達用プーリ
78に渡ってタイミングベルト82が掛け渡されてい
る。
【0065】この場合、下刃回転駆動機構71において
は、サーボモータ80を駆動制御することにより、その
出力軸の回転を当該出力軸と一体に回転する駆動用プー
リ81からタイミングベルト82を介して回転伝達用プ
ーリ78に伝達し、かくして、第1の回転軸75と共に
下刃76を負極材27の走行方向に準じて回転させ得る
ようになされている。
【0066】一方、上刃保持機構72においては、装置
筐体21の側壁21Aに垂設された支柱83を有し、そ
の支柱83の先端には第2の軸受部材84が設けられ、
当該第2の軸受部材84には円柱状の第2の回転軸85
が、巻芯37に送られる負極材27の幅方向とほぼ平行
にされて回動自在に保持されている。
【0067】また、第2の回転軸85において、巻芯3
7に送られている負極材27の未塗布側縁部67Aと対
向する一端側(以下、これを第2の回転軸一端側と呼
ぶ)には、比較的薄い環状の上刃86が回動自在に取り
付けられている。
【0068】この場合、上刃86は、その一面の刃先と
なる最外周部分が下刃76の一面に押し付けられること
により、第1の回転軸75と共に回転する下刃76に連
動して回転するようになされている。
【0069】かくして、上刃86及び下刃76は、当該
上刃86の刃先と、下刃76の一面及び周側面のエッジ
部分とにより負極用集電体67を挟み込むようにして切
断する切断機を構成する。
【0070】そして、この負極材切除部65において
は、巻芯37に送られる負極材27の負極用活物質68
が塗布された側縁部を第5の負極用ガイドローラ79に
沿わせ、かつ未塗布側縁部67Aをフランジ部75Aの
周側面から外縁用ガイドローラ77の周側面に渡って沿
わせることにより、各負極リード67Cにおける負極外
縁部67B寄りの所定位置(以下、これを負極リード6
7Cの切断対象位置と呼ぶ)を下刃76の一面と上刃8
6の一面との接触位置を通過させるようになされてい
る。
【0071】これにより、負極材切除部65において
は、巻芯37に送られる負極材27の走行中に負極リー
ド67Cを下刃76に沿わせ、当該負極リード67Cの
切断対象位置を下刃76と連動して回転する上刃86に
よって順次切断することができ、かくして、負極用集電
体67の未塗布側縁部67Aから負極外縁部67Bを切
除した負極材27を巻芯37に送ることができるように
なされている。
【0072】ところで、負極材切除部65においては、
負極材27の走行速度が下刃76の周速度よりも比較的
速い場合、負極リード67Cの切断対象位置を下刃76
及び上刃86によって引きちぎるようになり、その負極
リード67Cの切断対象位置を直線的に切断し難くなる
ために切断先端部分にばりが生じたり、その切断によっ
て切り粉が発生する場合がある。
【0073】これに対して、負極材切除部65において
は、負極材27の走行速度が下刃76の周速度よりも比
較的遅い場合、負極リード67Cの切断対象位置を下刃
76及び上刃86によって一度切断した後、再び切断す
ることになり、その負極リード67Cの切断によって切
り粉が発生したり、負極リード67Cの切断先端部分が
ねじれる等して変形する場合がある。
【0074】そして、巻回装置20においては、負極リ
ード67Cの切断によって切り粉が発生すると、その切
り粉が付着した負極材27を用いて巻回電極体を形成し
て、当該形成した巻回電極体において切り粉による内部
ショートが発生する場合がある。
【0075】また、巻回装置20においては、負極材2
7において、負極リード67Cの切断先端部分にばりが
生じたり、変形が生じると、その負極材27を用いて形
成した巻回電極体を用いて非水電解液二次電池を製造す
る際に負極リード67Cを負極缶等に容易には溶接し難
い場合がある。
【0076】このため、負極材切除部65においては、
装置筐体21の内部に設けられたCPU(Central Proc
essing Unit )等を有する制御部(図示せず)が巻芯3
7の回転速度に応じてサーボモータ80を駆動制御する
と共に、下刃76及び上刃86の直径と、回転伝達用プ
ーリ78及び駆動用プーリ81並びにタイミングベルト
82によって決定されるギア比とを適宜選定することに
より、負極材27の走行速度と、下刃76の周速度とが
ほぼ同等となるように第1の回転軸75を回転させ、か
くして、負極材27の未塗布側縁部67Aから負極外縁
部67Bを切断したときに、切り粉やばりが発生した
り、負極リード67Cが変形することを低減させ得るよ
うになされている。
【0077】実際に、負極材切除部65においては、負
極材27の走行速度をV1とし、下刃76の周速度をV
2とすると、(1)式
【0078】
【数1】
【0079】で表されるように、負極材27の走行速度
が下刃76の周速度よりも比較的速くなると、負極リー
ド67Cの切断対象位置を引きちぎるようになり、
(2)式
【0080】
【数2】
【0081】で表されるように、負極材27の走行速度
が下刃76の周速度よりも比較的遅くなると、負極リー
ド67Cの切断対象位置を一度切断した後、再び切断す
ることになる。
【0082】従って、負極材切除部65においては、
(3)式
【0083】
【数3】
【0084】で表されるように、負極材27の走行速度
と、下刃76の周速度とが所定の範囲内でほぼ同等とな
るようにサーボモータ80を駆動制御し、これにより、
負極リード67Cの切断対象位置を切断したときに、切
り粉やばりが発生したり、その負極リード67Cが変形
することを低減させ得るようになされている。
【0085】因みに、上刃保持機構72から下刃回転駆
動機構71の第1の回転軸75に渡る鉛直方向の断面を
取って示す図4のように、第1の回転軸75のフランジ
部75Aには、下刃76がナット87を用いて固定され
ている。
【0086】また、第2の回転軸85は、上刃86の孔
部86Aに挿通されると共に、当該上刃86から先の第
2の回転軸一端側にナット88が取り付けられている。
【0087】そして、上刃86とナット88との間に
は、複数の皿ばね89を介在させており、当該皿ばね8
9により上刃86を第2の回転軸85の他端側に付勢す
ることにより、上刃86の一面86Bの最外周部分を下
刃76の一面76Aに所定の圧力で安定して押し付ける
ことができ、かくして、負極材27における負極リード
67Cの切断対象位置をほぼ確実に切断し得るようにな
されている。
【0088】これに加えて、下刃76の周側面76B
は、走行中の負極材27の未塗布側縁部67Aとほぼ平
行となるように形成されている。
【0089】従って、負極材切除部65は、負極リード
67Cの切断対象位置に上刃86の刃先を押し付けるよ
うにして切断するものの、このとき、負極リード67C
を下刃76の周側面76Bで受けることができ、かくし
て、機械構造的にも負極リード67Cが変形することを
防止し得るようになされている。
【0090】また、上刃86の周側面86Cは、当該上
刃86の一面86Bに対して90度よりもわずかに鋭角と
なるように形成されている。
【0091】これにより、負極材切除部65は、負極リ
ード67Cの切断対象位置を切断したとき、回収する負
極外縁部67Bを上刃86の周側面86Cで負極リード
67Cから遠ざける方向に押すことができ、かくして、
回収する負極外縁部67Bが負極リード67Cに絡みつ
く等して巻回装置20の故障の原因となることを防止し
得るようになされている。
【0092】さらに、第1の回転軸75は、第1の軸受
部材74にベアリング90を介して保持されることによ
り、サーボモータ80の駆動に追従して回転し得ると共
に、第2の回転軸85も第2の軸受部材84にベアリン
グ91を介して保持されることにより、第1の回転軸7
5に追従して回転し得るようになされている。
【0093】これに加えて、第1の回転軸75には、ベ
アリング92及び93を介して外縁用ガイドローラ77
と第5の負極用ガイドローラ79とが保持され、当該外
縁用ガイドローラ77及び第5の負極用ガイドローラ7
9をそれぞれ個別に回転させ得るようになされている。
【0094】従って、負極材切除部65においては、負
極リード67Cの切断対象位置を的確に切断し得るもの
の、負極材27の走行速度と、下刃76の周速度とに上
述した(3)式に示す範囲内で差が生じた場合でも、外
縁用ガイドローラ77を回収される負極外縁部67Bの
走行に追従させて回転させ得ると共に、第5の負極用ガ
イドローラ79を負極材27の走行に追従させて回転さ
せることができる。
【0095】これにより、負極材切除部65において
は、負極材27の未塗布側縁部67Aから負極外縁部6
7Bを切除するときに、当該負極材27に必要以上の張
力が生じたり、これとは逆にたるみが生じることをほぼ
確実に防止することができ、かくして、負極材27を負
極用テンションアーム38により最適な張力が生じた状
態で巻芯37に走行させて巻回させ得るようになされて
いる。
【0096】一方、正極材切除部66においては、巻回
電極体において、正極及び負極が正極リードと負極リー
ド67Cとを第1及び第2のセパレータ29及び30の
幅方向に沿って互いに反対方向に突出するように重ねら
れていることにより、図3及び図4について上述した負
極材切除部65が負極材27の走行方向に対して左右対
象となるように構成されている。
【0097】そして、正極材切除部66においては、負
極材切除部65と同様に機能することにより、正極材2
8の未塗布側縁部から正極外縁部28Aを切除し得ると
共に、このとき、切り粉の発生や、正極リードにおける
ばりの発生、また、負極リード67Cが変形することを
低減させ得るようになされている。
【0098】以上の構成において、この巻回装置20で
は、負極用リール22から引き出した負極材27と、正
極用リール23から引き出した正極材28と、第1及び
第2のセパレータ用リール24及び25から引き出した
第1及び第2のセパレータ29及び30とを、正極材2
8、第1のセパレータ29、負極材27及び第2のセパ
レータ30の順に重ね、かつ正極材28を内側にして巻
芯37に巻回して巻回電極体を形成する。
【0099】そして、この巻回装置20では、巻回電極
体の形成時、負極材27を巻芯37に送りながら、負極
用リール22と巻芯37との間の負極材27の走行経路
に配置している負極材切除部65により、その負極材2
7の未塗布側縁部67Aから負極リード67Cを保護す
るために設けられている負極外縁部67Bを切除すると
共に、正極材28を巻芯37に送りながら、正極用リー
ル23と巻芯37との間の正極材28の走行経路に配置
している正極材切除部66により、その正極材28の未
塗布側縁部から正極リードを保護するために設けられて
いる正極外縁部28Aを切除し、それぞれ負極外縁部6
7B及び正極外縁部28Aを切除した負極材27と正極
材28とを巻芯37に供給するようにした。
【0100】従って、この巻回装置20では、負極リー
ド67Cを保護するために未塗布側縁部67Aに負極外
縁部67Bが設けられた負極材27と、同様に正極リー
ドを保護するために未塗布側縁部に正極外縁部28Aが
設けられた正極材28とを巻回電極体の材料として用い
るものの、巻回電極体の元となる図14について上述し
た巻回体13を形成することなく、予め負極外縁部67
B及び正極外縁部28Aが切除された巻回電極体を順次
形成することができ、従来の巻回電極体の形成工程で必
要とされた巻回体13からの負極外縁部67B及び正極
外縁部28Aの手作業による切断処理を不要にすること
ができる。
【0101】また、巻回装置20では、負極材27及び
正極材28からの負極外縁部67B及び正極外縁部28
Aの切除を巻回電極体の形成とは別に行うわけではな
く、その巻回電極体の形成のために、負極材27と正極
材28とを巻芯37に送りながら負極外縁部67B及び
正極外縁部28Aの切除を行うため、従来の巻回装置に
おいて巻回体13を形成する時間とほぼ同等の時間で巻
回電極体を形成することができる。
【0102】この結果、巻回装置20では、巻回電極体
の形成時間を従来に比べて大幅に短縮することができ、
かくして、巻回電極体の形成効率を格段的に向上させる
ことができる。
【0103】因みに、従来の巻回電極体の形成工程で
は、巻回装置を用いて形成した巻回体13から、作業者
が金鋏や電動ニッパ等の所定の工具を用いて手作業によ
り不要な負極外縁部及び正極外縁部を切断するため、そ
の切断の際に切り粉が発生して巻回電極体の内部に混入
したり、負極リードや正極リードにばりが発生し、ま
た、負極リードや、正極リード、さらには巻回電極体自
体が変形してこの時点で不良品を発生させる場合があ
る。
【0104】しかしながら、第1の実施の形態による巻
回装置20によれば、負極用リール22及び正極用リー
ル23から負極材27及び正極材28を引き出すまで
は、負極リード67C及び正極リードをこれらが連結さ
れた負極外縁部67B及び正極外縁部28Aによって変
形しないように保護すると共に、当該負極材27及び正
極材28を巻芯37に送りながら負極外縁部67B及び
正極外縁部28Aを切除する際も、上述した(3)式の
ように、負極材切除部65及び正極材切除部66の下刃
76の周速度を最適化してその負極外縁部67B及び正
極外縁部28Aを切除するため、切り粉やばりの発生を
低減させることができると共に、負極リードや、正極リ
ード、さらには巻回電極体自体が変形することも低減さ
せることができる。
【0105】以上の構成によれば、負極用集電体67の
未塗布側縁部67Aに櫛歯状の負極リード67Cとこれ
に連結された負極外縁部67Bとが設けられた負極材2
7と、正極用集電体の未塗布側縁部に櫛歯状の正極リー
ドとこれに連結された正極外縁部28Aとが設けられた
正極材28とを巻回電極体の生成用に巻芯37に送りな
がら、負極材切除部65により負極材27の未塗布側縁
部67Aから負極外縁部67Bを切除すると共に、正極
材切除部66により正極材28の未塗布側縁部から正極
外縁部28Aを切除するようにしたことにより、従来の
巻回電極体の形成工程で必要とされた巻回体からの負極
外縁部67B及び正極外縁部28Aの手作業による切断
処理を不要にすることができ、かくして、巻回電極体の
形成工程を簡略化し得る巻回装置を実現することができ
る。
【0106】(2)第2の実施の形態 図1との対応部分に同一符号を付して示す図5は、第2
の実施の形態による巻回装置100を示し、負極材切除
部101及び正極材切除部102と、第2の負極用ガイ
ドローラ33及び第2の正極用ガイドローラ41に代え
て設けられた負極用ローラ部103及び正極用ローラ部
104との構成を除いて図1について上述した第1の実
施の形態による巻回装置20と同様に構成されている。
【0107】この場合、図3及び図4との対応部分に同
一符号を付して示す図6及び図7において、負極材切除
部101には、図3及び図4について上述した負極材切
除部65の下刃回転駆動機構71(図3及び図4)に代
えて異なる構成の下刃回転駆動機構105が設けられい
る。
【0108】下刃回転駆動機構105においては、装置
筐体21の側壁21Aに垂設された板状のベース部材7
3上に第1の軸受部材74が設けられ、当該第1の軸受
部材74に円柱状の第3の回転軸106が、巻芯37に
送られる負極材27の幅方向とほぼ平行にされて回動自
在に保持されている。
【0109】そして、第3の回転軸106の中央部には
円柱状のフランジ部106Aが設けられ、当該第3の回
転軸106における負極材27の未塗布側縁部67Aと
対向する一端側(以下、これを第3の回転軸一端側と呼
ぶ)に向いたフランジ部106Aのフランジ面には下刃
76が固定されている。
【0110】また、第3の回転軸106において、フラ
ンジ部106Aから先の第3の回転軸一端側には、外縁
用ガイドローラ77が回動自在に取り付けられると共
に、その外縁用ガイドローラ77からさらに先には回転
伝達用プーリ107が嵌合され、当該回転伝達用プーリ
107を第3の回転軸106と一体に回転させ得るよう
になされている。
【0111】因みに、第3の回転軸106には、負極材
27の負極用活物質68が塗布されている側縁部と対向
する他端側(以下、これを第3の回転軸他端側と呼ぶ)
に第5の負極用ガイドローラ79が回動自在に取り付け
られている。
【0112】一方、負極用ローラ部103においては、
装置筐体21の側壁21Aに回動自在に取り付けられた
負極用ガイドローラ110を有し、当該負極用ガイドロ
ーラ110の装置筐体21に取り付けられた側と反対側
には駆動用プーリ111が嵌合され、その駆動用プーリ
111を負極用ガイドローラ110と一体に回転させ得
るようになされている。
【0113】そして、駆動用プーリ111及び負極材切
除部101の回転伝達用プーリ107にはタイミングベ
ルト112が掛け渡されている。
【0114】これにより、負極用ローラ部103は、負
極用ガイドローラ110に沿わせて負極材27が巻芯3
7に送られることにより当該負極用ガイドローラ110
が回転すると、その回転を駆動用プーリ111からタイ
ミングベルト112を介して回転伝達用プーリ107に
伝達し、かくして、負極用ガイドローラ110と同期さ
せて第1の回転軸75と共に下刃76を負極材27の走
行方向に準じて回転させ得るようになされている。
【0115】このようにして、負極材切除部101は、
巻芯37への負極材27の走行に応じて負極用ローラ部
103から回転力が伝達されて下刃76を回転させる
と、その下刃76の一面に押し付けられている上刃86
も連動させて回転させ、これにより、負極材27の未塗
布側縁部67Aから負極外縁部67Bを切断し得るよう
になされている。
【0116】ところで、図8に示すように、負極用ロー
ラ部103においては、負極用ガイドローラ110の周
側面110Bに負極材27が接触している範囲を表す当
該負極用ガイドローラ110の中心軸110Aに対する
抱付角度が比較的小さいと、その負極用ガイドローラ1
10の周側面110Bと負極材27との接触部分に生じ
る摩擦力が小さくなり、負極用ガイドローラ110の周
側面110Bに対して負極材27が滑りやすくなるた
め、負極材27の走行に応じて負極用ガイドローラ11
0を適確には回転させ難くなる。
【0117】従って、図9に示すように、巻回装置10
0においては、第1の負極用ガイドローラ32及び負極
用ガイドローラ110よりも下側に負極用テンションロ
ーラ39を配置し、負極材27を第1の負極用ガイドロ
ーラ32からその下側に引き回して負極用テンションロ
ーラ39に沿わせた後、負極用ガイドローラ110まで
立ち上げ、当該負極用ガイドローラ110から負極材切
除部101まではほぼ水平に走行させている。
【0118】これにより、負極用ローラ部103におい
ては、負極用ガイドローラ110の周側面110Bに例
えば90度程度の抱付角度で負極材27を接触させて、そ
の負極用ガイドローラ110の周側面110Bと負極材
27との接触部分に生じる摩擦力を比較的大きくしてい
る。
【0119】かくして、負極用ローラ部103において
は、負極用ガイドローラ110の周側面110Bに対し
て負極材27が滑ることをほぼ確実に防止し、負極材2
7の走行に応じて負極用ガイドローラ110を適確に回
転させ得るようになされている。
【0120】ここで、巻回装置100においては、巻芯
37を一定の回転速度で回転させて負極材27及び正極
材28と、第1及び第2のセパレータ29及び30とを
巻回しているが、その負極材27及び正極材28と、第
1及び第2きセパレータ29及び30との巻回数が増加
すれば、これに反して負極材27及び正極材28の走行
速度は遅くなる。
【0121】また、巻回装置100においては、巻芯3
7に負極材27及び正極材28と、第1及び第2のセパ
レータ29及び30とを巻回し始めるときには、その巻
芯37の回転を加速させると共に、当該巻芯37におけ
る巻回を停止させるときには回転を減速させており、こ
のような加減速によっても負極材27及び正極材28の
走行速度は変化する。
【0122】このため、巻回装置100においては、負
極材27及び正極材28を巻芯37に巻回しながら負極
用リール22及び正極用リール23から引っ張るように
して走行させており、これにより、負極材27の巻回に
応じた走行速度(走行速度の変化を含む)を負極用ロー
ラ部103の負極用ガイドローラ110にほぼ正確に伝
達し得るようになされている。
【0123】そして、負極材切除部101及び負極用ロ
ーラ部103においては、下刃76及び上刃86の直径
と、駆動用プーリ111及び回転伝達用プーリ107並
びにタイミングベルト112により決定されるギア比と
を適宜選定することにより、負極用ガイドローラ110
の回転を下刃76に伝達したときに、上述した(3)式
を満足するように下刃76の周速度と負極材27の走行
速度とをほぼ同等にしてその下刃76を回転させ得るよ
うになされている。
【0124】かくして、負極材切除部101及び負極用
ローラ部103においては、走行中の負極材27の未塗
布側縁部67Aから負極外縁部67Bを適確に切断する
ことができ、その切断により切り粉やばりが発生した
り、変形することを低減させることができる。
【0125】一方、正極材切除部102においては、巻
回電極体において、正極及び負極が正極リードと負極リ
ード67Cとを第1及び第2のセパレータ29及び30
の幅方向に沿って互いに反対方向に突出するように重ね
られていることにより、図6及び図7について上述した
負極材切除部101が負極材27の走行方向に対して左
右対象となるように構成されている。
【0126】また、正極用ローラ部104においては、
正極材切除部102の場合と同様の理由により、図6に
ついて上述した負極用ローラ部103を負極材27の走
行方向に対して左右対象となるように構成されている。
【0127】そして、正極材切除部102及び正極用ロ
ーラ部104においては、図6及び図7について上述し
た負極材切除部101及び負極用ローラ部103と同様
に機能することにより、走行中の正極材28の未塗布側
縁部から正極外縁部28Aを適確に切断することがで
き、その切断により切り粉やばりが発生したり、変形す
ることを低減させることができる。
【0128】以上の構成において、この巻回装置100
では、巻回電極体を形成するために負極材27及び正極
材28と、第1及び第2のセパレータ29及び30とを
巻芯37に送るとき、走行中の負極材27が沿うことに
より回転する負極用ガイドローラ110の回転力を、そ
の負極材27の走行経路に配置した負極材切除部101
に伝達し、当該負極材切除部101において、その負極
用ガイドローラ110の回転に同期させて回転させた下
刃76及び上刃86により負極材27の未塗布側縁部6
7Aから負極外縁部67Bを切断する。
【0129】また、巻回装置100では、走行中の正極
材28が沿うことにより回転する正極用ガイドローラの
回転力を、その正極材28の走行経路に配置した正極材
切除部102に伝達し、当該正極材切除部102におい
て、その正極用ガイドローラの回転に同期させて回転さ
せた下刃及び上刃により正極材28の未塗布側縁部から
正極外縁部28Aを切断する。
【0130】従って、巻回装置100では、実際に走行
している負極材27及び正極材28が沿うことにより回
転する負極用ガイドローラ110及び正極用ガイドロー
ラの回転力を負極材切除部101及び正極材切除部10
2の下刃76の回転駆動源とするため、負極材切除部1
01及び正極材切除部102の下刃76の周速度が負極
材27及び正極材28の走行速度と常にほぼ同等となる
ように適確に制御することができる。
【0131】この結果、巻回装置100では、図1及び
図3並びに図4について上述した第1の実施の形態によ
る巻回装置20(図1)の負極材切除部65(図1及び
図3並びに図4)及び正極材切除部66(図1)のよう
に巻芯37の回転速度に応じて駆動制御するサーボモー
タ80(図3)を回転駆動源として用いる場合に比べ
て、負極材27及び正極材28の走行速度が巻芯37へ
の巻回数の増加や、巻回開始及び停止時の加減速によっ
て変化しても、これに適確に追従させて下刃76を回転
させることができ、かくして、負極材27及び正極材2
8から負極外縁部67B及び正極外縁部28Aを切断し
たときに、切り粉やばりが発生したり、変形することを
さらに低減させることができる。
【0132】このため、巻回装置100では、従来の巻
回電極体の形成工程に比べて、形成する巻回電極体の歩
留りを格段的に向上させることができ、その分、後段の
工程へも従来に比べて多数の良品(巻回電極体)を回す
ことができる。
【0133】因みに、巻回電極体の形成工程に対する後
段の工程では、従来の巻回電極体の形成工程で形成した
巻回電極体を受け取ると、負極リード及び正極リードが
変形していたり、ばりが発生している巻回電極体がある
ために、その工程に設けられている所定の装置の稼働率
が例えば50〔%〕程度と格段的に低く、また、負極リー
ド及び正極リードの変形やばりに加えて、内部に切粉が
混入している巻回電極体があるために、巻回電極体を用
いた所定の処理における歩留りは例えば92〔%〕程度で
あった。
【0134】これに対して、巻回電極体の形成工程に対
する後段の工程では、第2の実施の形態による巻回装置
100を用いて形成した巻回電極体を受け取ると、巻回
電極体の形成時に切り粉やばりが発生したり、変形する
ことを大幅に低減させているため、その工程に設けられ
ている所定の装置の稼働率を例えば75〔%〕程度まで向
上させることができると共に、巻回電極体を用いた所定
の処理における歩留りも例えば98.5〔%〕程度まで向上
させることができる。
【0135】ところで、巻回装置100では、負極用ガ
イドローラ110及び正極用ガイドローラの回転力を負
極材切除部101及び正極材切除部102の下刃76の
回転駆動源とするため、負極材切除部101及び負極用
ローラ部103と、正極材切除部102及び正極用ロー
ラ部104とを、図1について上述した第1の実施の形
態による巻回装置20(図1)の負極材切除部65と、
正極材切除部66とに比べて安価に製作することができ
る。
【0136】因みに、第1の実施の形態による巻回装置
20(図1)では、負極材切除部65を製作するために
例えば 250万円程度の費用が必要となり、正極材切除部
66を製作するにも同様に例えば 250万円程度の費用が
必要となる。
【0137】これに対して、第2の実施の形態による巻
回装置100では、負極材切除部101及び負極用ロー
ラ部103を例えば50万円程度の費用で製作することが
でき、正極材切除部102及び正極用ローラ部104を
も同様に例えば50万円程度の費用で製作することができ
る。
【0138】以上の構成によれば、走行中の負極材27
が沿う負極用ガイドローラ110の回転力を負極材切除
部101に伝達して下刃76及び上刃86を回転させて
負極材27の未塗布側縁部67Aから負極外縁部67B
を切断すると共に、走行中の正極材28が沿う正極用ガ
イドローラの回転力を正極材切除部102に伝達して下
刃及び上刃を回転させて正極材28の未塗布側縁部から
正極外縁部28Aを切断するようにしたことにより、上
述した第1の実施の形態によって得られる効果に加え
て、負極材切除部101及び正極材切除部102の下刃
76の周速度を負極材27及び正極材28の走行速度と
常にほぼ同等となるように適確に制御して負極材27及
び正極材28の未塗布側縁部67Aから負極外縁部67
B及び正極外縁部28Aを切断することができ、かくし
て、負極外縁部67B及び正極外縁部28Aの切断時に
切り粉やばりが発生したり、変形することを大幅に低減
させ得る巻回装置を実現することができる。
【0139】(3)他の実施の形態 なお、上述の第1及び第2の実施の形態においては、第
3の負極用ガイドローラ34の前段に負極材切除部65
及び101を配置し、第3の正極用ガイドローラ42の
前段に正極材切除部66及び102を配置するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、巻芯
37の前段であれば、負極材切除部65及び101と、
正極材切除部66及び102とをこの他種々の位置に配
置するようにしても良い。
【0140】また、上述の第1の実施の形態において
は、巻芯37の回転速度に応じてサーボモータ80を駆
動制御するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、負極材27及び正極材28の走行速度を
検出する所定の検出器を設け、得られる検出結果に基づ
いてサーボモータ80を駆動制御するようにしても良
く、このようにすれば、第2の実施の形態と同様に、負
極外縁部67B及び正極外縁部28Aの切断時に切り粉
やばりが発生したり、変形することをさらに低減させる
ことができる。
【0141】さらに、上述の第2の実施の形態において
は、図9について上述したように、負極用ガイドローラ
110の斜め下側に負極用テンションローラ39を配置
することにより、その負極用ガイドローラ110の周側
面110Bに例えば90度程度の抱付角度で負極材27を
接触させるようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、負極用ガイドローラ110の周側面11
0Bに対して負極材27が滑らないようにすることがで
きれば、図10(A)及び(B)に示すように、負極材
切除部101の下刃76の回転駆動源となるガイドロー
ラ120と、その前段のガイドローラ121との配置位
置を適宜選定して、当該回転駆動源となるガイドローラ
120の周側面110Bにおける抱付角度を格段的に拡
大したり、巻回装置の構成上、回転駆動源となるガイド
ローラ122の周側面110Bにおける抱付角度が比較
的小さいときには、その回転駆動源となるガイドローラ
122の周側面110Bとの間に負極材27を挟み込む
タッチローラ123を配置するようにしても良い。
【0142】因みに、巻回装置においては、負極用ガイ
ドローラ110の周側面110Bに対して負極材27が
滑らないようにすることができれば、このような回転駆
動源となるガイドローラ120及び122等の配置のみ
ならずに、その回転駆動源となるガイドローラ自体の材
質を負極材27が滑らないようなものに選定したり、当
該回転駆動源となるガイドローラの周側面に負極材27
の滑りを防止し得るゴム材等の所定の部材を設けるよう
にしても良い。
【0143】さらに、上述の第2の実施の形態において
は、負極材切除部101と、正極材切除部102との下
刃76の回転駆動源として隣接する負極用ローラ部10
3の負極用ガイドローラ110と、正極用ローラ部10
4の正極用ガイドローラとを用いるようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、負極材切除部1
01と、正極材切除部102との下刃76の周速度を負
極材27及び正極材28の走行速度とほぼ同等にするこ
とができれば、この他種々の位置のガイドローラを回転
駆動源として用いるようにしても良い。
【0144】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、本発明を図1及び図5について上述した巻
回装置20及び100に適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、負極用集電体の未
塗布側縁部に櫛歯状の負極リードと、その負極リードに
連結された負極外縁部とが設けられた負極と、正極用集
電体の未塗布側縁部に櫛歯状の正極リードと、その正極
リードに連結された正極外縁部とが設けられた正極とを
順次重ねて巻回することにより巻回電極体を形成するも
のであれば、この他種々の一次電池及び2次電池の巻回
電極体用に負極及び正極を巻回する巻回装置に広く適用
することができる。
【0145】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、帯状に形成されて幅方向の一方の側縁部に
櫛歯状の負極リードと、当該負極リードに連結された負
極外縁部とが設けられた負極として、帯状の負極集電体
67の両面に、当該負極集電体67の幅方向の一方の側
縁部を避けて、かつ負極集電体67の長手方向に沿って
負極用活物質68の活物質塗布領域と活物質未塗布領域
とを順次交互に形成することにより高出力型の多数の非
水体電解液二次電池分の負極を有する負極材27を適用
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、帯状に形成されて幅方向の一方の側縁部に櫛歯
状の負極リードと、当該負極リードに連結された負極外
縁部とが設けられていれば、負極用集電体の少なくとも
一面に負極用活物質が塗布された少なくとも1つの電池
分の負極等のように、この他種々の構成の負極を広く適
用することができる。
【0146】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、帯状に形成されて幅方向の一方の側縁部に
櫛歯状の正極リードと、当該正極リードに連結された正
極外縁部とが設けられた正極として、帯状の正極集電体
の両面に、当該正極集電体の幅方向の一方の側縁部を避
けて、かつ正極集電体の長手方向に沿って正極用活物質
の活物質塗布領域と活物質未塗布領域とを順次交互に形
成することにより高出力型の多数の非水体電解液二次電
池分の正極を有する正極材28を適用するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、帯状に形
成されて幅方向の一方の側縁部に櫛歯状の正極リード
と、当該正極リードに連結された正極外縁部とが設けら
れていれば、正極用集電体の少なくとも一面に正極用活
物質が塗布された少なくとも1つの電池分の正極等のよ
うに、この他種々の構成の正極を広く適用することがで
きる。
【0147】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、所定の巻回位置に送られる負極の側縁部か
ら負極外縁部を切断する負極用切断手段として、制御部
及び負極用切除部65と、負極用切除部101及び負極
用ローラ部103とを適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、所定の巻回位置に送
られる負極の側縁部から負極外縁部を切断することがで
きれば、この他種々の構成の負極用切断手段を広く適用
することができる。
【0148】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、巻回位置に送られる正極の側縁部から正極
外縁部を切断する正極用切断手段として、制御部及び正
極用切除部66と、正極用切除部102及び正極用ロー
ラ部104とを適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、巻回位置に送られる正極の
側縁部から正極外縁部を切断することができれば、この
他種々の構成の正極用切断手段を広く適用することがで
きる。
【0149】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、負極用切断手段により負極の側縁部から切
断された負極外縁部を回収する負極用回収手段として、
負極用切除部65及び101に設けられた、負極外縁部
67Bを吸引して回収する回収用ダクト69を適用する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、負極用切断手段により負極の側縁部から切断された
負極外縁部を回収することができれば、負極外縁部67
Bを巻き取るローラ等のように、この他種々の構成の負
極用回収手段を広く適用することができる。
【0150】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、 正極用切断手段により正極の側縁部から
切断された正極外縁部を回収する正極用回収手段とし
て、正極用切除部66及び102に設けられた、正極外
縁部28Aを吸引して回収する回収用ダクト70を適用
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、正極用切断手段により正極の側縁部から切断さ
れた正極外縁部を回収することができれば、正極外縁部
28Aを巻き取るローラ等のように、この他種々の構成
の正極用回収手段を広く適用することができる。
【0151】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、環状に形成された一対の負極切断用の刃を
互いの中心軸を中心にして連動させて回転させることに
より負極の側縁部から負極外縁部を切断する負極用切断
手段として、負極用切除部65及び101の下刃回転駆
動機構71、105及び上刃保持機構72を適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、環状に形成された一対の負極切断用の刃を互いの中
心軸を中心にして連動させて回転させることにより負極
の側縁部から負極外縁部を切断することができれば、こ
の他種々の構成の負極用切断手段を広く適用することが
できる。
【0152】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、負極用切断手段の一方の負極切断用の刃の
周速度を負極の走行速度とほぼ同等に制御する負極用切
断制御手段として、制御部、負極用切除部65の回転伝
達用プーリ78、サーボモータ80、駆動用プーリ81
及びタイミングベルト82と、負極用切除部101及び
負極用ローラ部103の回転伝達用プーリ107、負極
用ガイドローラ110、駆動用プーリ111及びタイミ
ングベルト112とを適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、負極用切断手段の一
方の負極切断用の刃の周速度を負極の走行速度とほぼ同
等に制御することができれば、この他種々の構成の負極
用切断制御手段を広く適用することができる。
【0153】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、環状に形成された一対の正極切断用の刃を
互いの中心軸を中心にして連動させて回転させることに
より正極の側縁部から正極外縁部を切断する正極用切断
手段として、正極用切除部66及び102の下刃回転駆
動機構及び上刃保持機構を適用するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、環状に形成され
た一対の正極切断用の刃を互いの中心軸を中心にして連
動させて回転させることにより正極の側縁部から正極外
縁部を切断することができれば、この他種々の構成の正
極用切断手段を広く適用することができる。
【0154】さらに、上述の第1及び第2の実施の形態
においては、正極用切断手段の一方の正極切断用の刃の
周速度を正極の走行速度とほぼ同等に制御する正極用切
断制御手段として、制御部、正極用切除部66の回転伝
達用プーリ、サーボモータ、駆動用プーリ及びタイミン
グベルトと、正極用切除部102及び正極用ローラ部1
04の回転伝達用プーリ、正極用ガイドローラ、駆動用
プーリ及びタイミングベルトとを適用するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、正極用切
断手段の一方の正極切断用の刃の周速度を正極の走行速
度とほぼ同等に制御することができれば、この他種々の
構成の正極用切断制御手段を広く適用することができ
る。
【0155】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、負極用切
断手段を用いて、巻回位置に送られる負極の側縁部から
負極外縁部を切断すると共に、正極用切断手段に用い
て、巻回位置に送られる正極の側縁部から正極外縁部を
切断し、負極外縁部が切断された負極と、正極外縁部が
切断された正極とを順次重ねながら巻回するようにした
ことにより、負極及び正極から負極外縁部及び正極外縁
部を切断しながら巻回して巻回電極体を形成することが
でき、その分、負極及び正極を巻回した後の負極外縁部
及び正極外縁部の切断処理を不要にすることができ、か
くして、巻回電極体の形成工程を簡易化することができ
る。
【0156】また、負極及び正極から負極外縁部及び正
極外縁部を切断しながら巻回して、当該負極及び正極を
巻回した後の負極外縁部及び正極外縁部の切断処理を不
要にすることができるため、巻回電極体の形成時間を大
幅に短縮することができ、巻回電極体の形成効率を格段
的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による巻回装置の構成の第1の実施の形
態を示す略線的正面図である。
【図2】負極外縁部が切断された負極材の説明に供する
略線的上面図である。
【図3】負極材切除部の構成を示す略線的斜視図であ
る。
【図4】負極材切除部の詳細構成を示す略線的断面図で
ある。
【図5】第2の実施の形態による巻回装置の構成を示す
略線的正面図である。
【図6】負極材切除部の構成を示す略線的斜視図であ
る。
【図7】負極材切除部の詳細構成を示す略線的断面図で
ある。
【図8】負極用ガイドローラにおける抱付角度の説明に
供する略線的側面図である。
【図9】負極用ガイドローラを適確に回転させる抱付角
度の説明に供する略線的側面図である。
【図10】他の実施の形態による負極用ガイドローラを
適確に回転させるための構成を示す略線的側面図であ
る。
【図11】高出力型の非水電解液二次電池に設けられた
巻回電極体の構成を示す略線的斜視図である。
【図12】巻回電極体の負極リード及び正極リードの説
明に供する略線的断面図である。
【図13】負極材の構成を示す略線的上面図である。
【図14】従来の巻回装置によって形成された巻回体の
構成を示す略線的斜視図である。
【符号の説明】
20、100……巻回装置、27……負極材、28……
正極材、29……第1のセパレータ、30……第2のセ
パレータ、37……巻芯、65、101……負極材切除
部、66、102……正極材切除部、67……負極用集
電体、67A……未塗布側縁部、67B……負極外縁
部、67C……負極リード、68……負極用活物質、6
9、70……回収用ダクト、71、105……下刃回転
駆動機構、72……上刃保持機構、75……第1の回転
軸、76……下刃、78、107……回転伝達用プー
リ、80……サーボモータ、81、111……駆動用プ
ーリ、82、112……タイミングベルト、85……第
2の回転軸、86……上刃、103……負極用ローラ
部、104……正極用ローラ部、106……第3の回転
軸、110……負極用ガイドローラ。
フロントページの続き Fターム(参考) 3C039 CA01 3F055 AA09 BA25 CA01 DA01 5H029 AJ14 AK03 AL06 AL12 AM01 BJ02 BJ14 CJ04 CJ06 CJ07 CJ30 DJ07 DJ14 EJ01 HJ00 HJ12 5H050 AA19 BA15 DA04 FA05 GA04 GA08 GA09 GA29 GA30 HA12 HA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状に形成されて幅方向の一方の側縁部に
    櫛歯状の負極リードと、当該負極リードに連結された負
    極外縁部とが設けられた負極と、帯状に形成されて幅方
    向の一方の側縁部に櫛歯状の正極リードと、当該正極リ
    ードに連結された正極外縁部とが設けられた正極とを順
    次重ねながら巻回する巻回装置において、 所定の巻回位置に送られる上記負極の上記側縁部から上
    記負極外縁部を切断する負極用切断手段と、 上記巻回位置に送られる上記正極の上記側縁部から上記
    正極外縁部を切断する正極用切断手段とを具えることを
    特徴とする巻回装置。
  2. 【請求項2】上記負極用切断手段により上記負極の上記
    側縁部から切断された上記負極外縁部を回収する負極用
    回収手段と、 上記正極用切断手段により上記正極の上記側縁部から切
    断された上記正極外縁部を回収する正極用回収手段とを
    具えることを特徴とする請求項1に記載の巻回装置。
  3. 【請求項3】上記負極用切断手段は、 環状に形成された一対の負極切断用の刃を互いの中心軸
    を中心にして連動させて回転させることにより上記負極
    の上記側縁部から上記負極外縁部を切断する負極用切断
    手段と、 上記負極用切断手段の一方の上記負極切断用の刃の周速
    度を上記負極の走行速度とほぼ同等に制御する負極用切
    断制御手段とを具え、 上記正極用切断手段は、 環状に形成され一対の正極切断用の刃を互いの中心軸を
    中心にして連動させて回転させることにより上記正極の
    上記側縁部から上記正極外縁部を切断する正極用切断手
    段と、 上記正極用切断手段の一方の上記正極切断用の刃の周速
    度を上記正極の走行速度とほぼ同等に制御する正極用切
    断制御手段とを具えることを特徴とする請求項1に記載
    の巻回装置。
  4. 【請求項4】上記負極用切断制御手段は、 上記巻回位置に送られる上記負極が沿わせられて回転す
    る負極用ローラを具え、 上記正極用切断制御手段は、 上記巻回位置に送られる上記正極が沿わせられて回転す
    る正極用ローラを具えることを特徴とする請求項3に記
    載の巻回装置。
  5. 【請求項5】帯状に形成されて幅方向の一方の側縁部に
    櫛歯状の負極リードと、当該負極リードに連結された負
    極外縁部とが設けられた負極と、帯状に形成されて幅方
    向の一方の側縁部に櫛歯状の正極リードと、当該正極リ
    ードに連結された正極外縁部とが設けられた正極とを順
    次重ねながら巻回する巻回方法において、 所定の巻回位置に送られる上記負極の上記側縁部から上
    記負極外縁部を切断すると共に、上記巻回位置に送られ
    る上記正極の上記側縁部から上記正極外縁部を切断する
    切断ステップと、 上記負極外縁部が切断された上記負極と、上記正極外縁
    部が切断された上記正極とを順次重ねながら巻回する巻
    回ステップとを具えることを特徴とする巻回方法。
  6. 【請求項6】上記負極の上記側縁部から切断された上記
    負極外縁部を回収すると共に、上記正極の上記側縁部か
    ら切断された上記正極外縁部を回収する回収ステップを
    具えることを特徴とする請求項5に記載の巻回方法。
  7. 【請求項7】上記切断ステップでは、 環状に形成された一対の負極切断用の刃のうちの一方の
    当該負極切断用の刃の周速度を上記負極の走行速度とほ
    ぼ同等に制御しながら、上記一対の負極切断用の刃を互
    いの中心軸を中心にして連動させて回転させることによ
    り上記負極の上記側縁部から上記負極外縁部を切断する
    と共に、環状に形成された一対の正極切断用の刃のうち
    の一方の当該正極切断用の刃の周速度を上記正極の走行
    速度とほぼ同等に制御しながら、上記一対の正極切断用
    の刃を互いの中心軸を中心にして連動させて回転させる
    ことにより上記正極の上記側縁部から上記正極外縁部を
    切断することを特徴とする請求項5に記載の巻回装置。
  8. 【請求項8】上記切断ステップでは、 上記巻回位置に送られる上記負極が沿わせられて回転す
    る負極用ローラの当該回転に基づいて、一方の上記負極
    切断用の刃の周速度を上記負極の走行速度とほぼ同等に
    制御すると共に、上記巻回位置に送られる上記正極が沿
    わせられて回転する正極用ローラの当該回転に基づい
    て、一方の上記正極切断用の刃の周速度を上記正極の走
    行速度とほぼ同等に制御することを特徴とする請求項7
    に記載の巻回装置。
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