JP2002042316A - 回路基板取付構造及び回転ドラム装置 - Google Patents

回路基板取付構造及び回転ドラム装置

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JP2002042316A
JP2002042316A JP2000221935A JP2000221935A JP2002042316A JP 2002042316 A JP2002042316 A JP 2002042316A JP 2000221935 A JP2000221935 A JP 2000221935A JP 2000221935 A JP2000221935 A JP 2000221935A JP 2002042316 A JP2002042316 A JP 2002042316A
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contact
reinforcing plate
relay contact
terminal
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JP2000221935A
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Takayuki Mogi
隆幸 茂木
Keizo Kamikui
圭三 神喰
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の小型軽量化を阻害すること無しに回路
基板に形成された基板接点と該回路基板から離間した位
置にある離間接点との間を確実に接続することを課題と
する。 【解決手段】 支持基材(回転ドラム)24に回路基板
32を取り付け上記回路基板に形成された基板接点39
と回路基板から離間した位置にある離間接点38との間
を絶縁体で形成された基体2の両端に位置した端子3、
4同士が電気的に接続されて成る中継コンタクト1を介
して接続する回路基板取付構造であって、上記中継コン
タクトの一端の端子3を基板接点に固定し、回路基板の
周縁部を上記離間接点の方へ押圧する補強板40を回路
基板の上記基板接点が形成された面と反対側の面に重ね
て配置し、上記補強板による押圧力が上記中継コンタク
トの他方の面の端子を上記離間接点に圧接させるように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な回路基板取付
構造及び回転ドラム装置に関する。詳しくは、回路基板
に形成された基板接点と該回路基板から離間した位置に
ある離間接点との間を確実に接続する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】支持基材に取り付けられた回路基板に形
成された基板接点と該回路基板から離間した位置にある
離間接点との間を絶縁体で形成された基体の両端に位置
した接点同士が電気的に接続されて成る中継コンタクト
を介して接続する回路基板取付構造がある。
【0003】例えば、回転ドラムに磁気テープをヘリッ
クス(螺旋)状に巻き付けた状態で走行させ、該磁気テ
ープに電気信号の記録再生を行う磁気記録装置における
回転ドラム装置において、再生信号の増幅等を回転ドラ
ム上の磁気ヘッドの近傍に設置した回路基板で行い、そ
の信号ノイズを低減させることで、再生信号の特性を改
善することが従来より広く行われてきた。
【0004】そして、回路基板を配置するスペースの問
題から、磁気ヘッドを回路基板に搭載することが出来な
いので、磁気ヘッドで再生した信号を回路基板に導くに
は回路基板上に形成された基板接点と回路基板から離れ
たところに位置し磁気ヘッドの再生信号を受ける離間接
点との間を何らかの方法で接続することが必要である。
【0005】そして、上記基板接点と離間接点との間を
リード線等の中継部材を両者に半田付けするのはスペー
ス上の問題から困難であるので、図8に示すような、中
継コンタクト1を介して基板接点と離間接点との間の接
続を行っている。
【0006】中継コンタクト1は、合成樹脂で短い柱状
に形成された基体2の両端にそれぞれ端子3、3、4、
4を形成し且つこれら端子3、3と4、4とを各別に接
続して成るものであり、該中継コンタクト1の一端の端
子3、3を回転ドラム5の上部に配設された回路基板6
の基板接点に半田付けし、回路基板6が回転ドラム5に
取り付けられることによって、中継コンタクト1の他端
のバネ弾性を有する端子4、4を磁気ヘッドと接続され
ている離間接点7、7に弾接させ、これによって、回路
基板6の基板接点と離間接点7、7との電気的接続をと
るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の中継コンタクト1を用いて回路基板6の基板接点と
離間接点との接続を図る構造にあっては、中継コンタク
ト1のバネ弾性を有する端子4、4と離間接点7、7と
が確実に接続されるためには一定以上の接触圧が必要で
あり、この接触圧の反力によって回路基板6が、図8に
示すように変形してしまい、この回路基板6の変形によ
って、中継コンタクト1の他端の端子4、4と離間接点
7、7とが接触しない状態が出現してしまい、基板接点
と離間接点7、7との間の接続の信頼性が損なわれると
いう問題がある。
【0008】上記した図8に示すような事態の発生を防
止するためには、回路基板6の厚さを厚くして回路基板
6が容易には変形しないほどの剛性を得ることが考えら
れるが、回路基板6の厚さの増大によって回転ドラム6
の軸方向の大きさの増大を回避することができず、小型
軽量化が求められる携帯用機器においては容認できない
ことである。
【0009】そこで、本発明は、機器の小型軽量化を阻
害すること無しに回路基板に形成された基板接点と該回
路基板から離間した位置にある離間接点との間を確実に
接続することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明回路基板取付構造
は、上記した課題を解決するために、中継コンタクトの
一端の端子を基板接点に固定し、回路基板の周縁部を上
記離間接点の方へ押圧する補強板を回路基板の上記基板
接点が形成された面と反対側の面に重ねて配置し、上記
補強板による押圧力が上記中継コンタクトの他方の面の
端子を上記離間接点に圧接させるようにしたものであ
る。
【0011】従って、本発明回路基板取付構造にあって
は、中継コンタクトの端子が離間接点と接触する接触圧
の反力を受けて回路基板が変形しようとするのを補強板
が抑えるので、中継コンタクトの端子と離間接点との間
に所望したとおりの接触圧が得られ、中継コンタクトの
端子と離間接点との間の接触、ひいては、回路基板の基
板接点と離間接点との間の導通を確実にとることができ
る。しかも、回路基板に補強板を重ねて配置するだけの
簡単な構造であるので、本発明を適用した機器の小型化
を阻害することもない。
【0012】本発明回転ドラム装置は、上記した課題を
解決するために、中継コンタクトの一端の端子を基板接
点に固定し、回路基板の周縁部を上記離間接点の方へ押
圧する補強板を回路基板の上記基板接点が形成された面
と反対側の面に重ねて配置し、上記補強板による押圧力
が上記中継コンタクトの他方の面の端子を上記離間接点
に圧接させるようにしたものである。
【0013】従って、本発明回転ドラム装置にあって
は、中継コンタクトの端子が離間接点と接触する接触圧
の反力を受けて回路基板が変形しようとするのを補強板
が抑えるので、中継コンタクトの端子と離間接点との間
に所望したとおりの接触圧が得られ、中継コンタクトの
端子と離間接点との間の接触、ひいては、回路基板の基
板接点と離間接点との間の導通を確実にとることができ
る。しかも、回路基板に補強板を重ねて配置するだけの
簡単な構造であるので、回転ドラム装置の小型化を阻害
することもない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明回路基板取付構造
及び回転ドラム装置の実施の形態を添付図面を参照して
説明する。なお、図示した実施の形態は、本発明を磁気
テープを記録媒体としてデジタル信号の記録再生を行う
記録再生装置において、上記磁気テープに対し、いわゆ
るヘリカルスキャンを行って、デジタル情報信号の書き
込み及び読み出しを行う装置である。
【0015】先ず、図1によって回転ドラム装置10の
概要を説明する。
【0016】図示した回転ドラム装置10は、記録再生
装置のシャーシ上に固定される固定ドラム11を備え
る。該固定ドラム11は、例えば、アルミニウムの如き
金属で形成されており、ほぼ円板状をした底面部12の
周縁部から短い円筒状をした周壁部13が立ち上げられ
ている。上記周壁部13の外周面には磁気テープを案内
するためのリードが形成されていて、磁気テープはこの
リードに沿って走行されることにより、固定ドラム11
の周壁部13の外周面に所定角度に亘ってヘリックス
(螺旋)形状に卷回された状態で走行される(図1参
照)。
【0017】底面部12の中心部には円筒状をした軸支
持部14が設けられており、該軸支持部14の上端部は
周壁部13の上端より上方へ突出している。該軸支持部
14には回転軸15を有する軸受(ダイレクトベアリン
グ)16が、いわゆる焼きバメによって、組み付けられ
ている。該軸受け16は回転軸15を複数の鋼球17、
17、・・・を介して回転可能に支持している外輪1
8、18が軸支持部14内に嵌合され、これによって、
回転軸15が固定ドラム11に対して回転可能に支持さ
れる。そして、上記回転軸15はその上端部は軸支持部
の上端から上方に、また、下端部は軸支持部14の下端
から下方に、それぞれ突出されている(図1参照)。
【0018】上記回転軸15の軸支持部14から上方へ
突出した部分にはフランジ19が固定されている。フラ
ンジ19は、ほぼ円板状をした円板部20の中心からボ
ス部21が上方へ一体に突出されて成る。ボス部21に
はこれを上下に貫通する圧入孔21aが形成されてお
り、該圧入孔21aに上記回転軸15の上端部が圧入さ
れ、且つ、接着され、これによって、回転軸15の上端
部にフランジ部19が固定される。また、ボス部21の
外周面はほぼ下半分が大径部22に、上半分が小径部2
3に形成されている(図1参照)。
【0019】上記フランジ19に回転ドラム24が固定
される。回転ドラム24は、アルミニウムの如き金属で
形成されていて、ほぼリング状をしたベース25と該ベ
ース25の外周部に一体に形成された周壁部26とから
成る。そして、ベース25の中心孔25aがフランジ1
9のボス部21の大径部22に外嵌された状態でフラン
ジ19に固定されている(図1参照)。
【0020】回転ドラム24のベース25の下面部の周
縁寄りの位置には複数の記録ヘッドチップ27、27及
び再生ヘッドチップ28、28がネジ29、29、・・
・によって取り付けられている(図1には一の記録ヘッ
ドチップ27のみ示す)。そして、この実施の形態にお
いて、再生ヘッドチップ29、29には磁気抵抗型薄膜
ヘッド、いわゆるMRヘッドが使用される。
【0021】なお、上記記録ヘッドチップ27、27及
び再生ヘッドチップ28、28は回転ドラム24のベー
ス25に螺合されベース25の上面側から回転操作され
る調整ネジ30、30、・・・(図1に1個のみ示す)
によって先端部の高さ調整が為されるようになってい
る。
【0022】回転ドラム24のベース25の上面、すな
わち、記録ヘッドチップ27、27及び再生ヘッドチッ
プ28、28が取り付けられた面と反対側の面には、再
生ヘッド駆動用及び再生信号増幅用の電気回路31が取
り付けられている。該電気回路31は、配線部が形成さ
れたリジッドな回路基板32と該回路基板32の下面側
に搭載された電子部品群33とから成る。従って、電子
部品群33は回路基板32と回転ドラム24のベース2
5との間の空間に位置している(図1参照)。なお、こ
の電気回路31は、再生ヘッドチップ28、28が磁気
抵抗型薄膜ヘッドであることによって必要となるもので
ある。そして、回路基板32は回転ドラム24のベース
25に捻じ込まれたネジ34、34によって回転ドラム
24に固定されている。
【0023】固定ドラム11とフランジ19との間に
は、固定ドラム11側と記録ヘッドチップ27、27及
び電気回路31との間で電気信号及び電力の授受を行う
ためのロータリートランス35が設けられている。ロー
タリートランス35は固定ドラム11の底面部12の上
面に固定されたステータコイル板35sと、フランジ1
9の円板部20の下面に固定されたロータコイル板35
rとで構成されている。ステータコイル板35s及びロ
ータコイル板35rは、それぞれ円板状に形成され、互
いに対向した複数のコイル卷回溝を有し、コイル卷回溝
内にはそれぞれ巻線が設けられている。そして、これら
ステータコイル板35sとロータコイル板35rとは微
小な間隔を隔てて平行に対向され、対応する巻線同士が
対向するようになっている(図1参照)。
【0024】そして、電気回路31の駆動電源はロータ
リートランス35のステータコイル板35s及びロータ
コイル板35rそれぞれの電源供給用巻線を介して伝送
され、また、記録ヘッドチップ27、27へ供給される
記録信号及び電気回路31から出力される再生信号は、
ロータリートランス35のステータコイル板35s及び
ロータコイル板35rそれぞれの情報信号用巻線を介し
て伝送される。
【0025】フランジ19及び回転ドラム24を含む回
転体において、ロータリートランス35のロータコイル
板35rの各巻線、記録ヘッドチップ27、27、再生
ヘッドチップ28、28及び電気回路31の各間は、上
記した中継コンタクト1、バネ式接点コンタクト36等
を介して、図7に示すように、所定の接続が為されてい
る。
【0026】記録ヘッドチップ27、27はバネ式接点
コンタクト36、36、・・・を介してロータリートラ
ンス35のロータコイル板35rの所定の巻線と接続さ
れている(図7参照)。
【0027】再生ヘッドチップ28、28は、接続手段
37、37、・・・(図7にのみ示す)を介して離間接
点38、38、・・・に接続され、また、再生ヘッドチ
ップ28、28による再生信号をロータリートランス3
5のステータコイル板35s側に伝えるロータコイル板
35rの巻線もそれぞれ別の離間接点38、38、・・
・に接続されている。さらに、ロータリートランス35
のロータコイル板35rの電源供給用巻線も別の離間接
点38、38に接続されている(図7参照)。
【0028】そして、上記した各離間接点38、38、
・・・は、上記した中継コンタクト1を介して回路基板
32上に形成された基板接点39、39、・・・と接続
される(図1、図7参照)。すなわち、中継コンタクト
1の一方の端面に形成された端子3、3は回路基板32
上に形成された基板接点39、39に半田付けにより固
定されており、回路基板32がネジ34、34によって
回転ドラム24に固定されるときの、ネジ34、34の
締付圧力が回路基板34、34を介して中継コンタクト
1に伝達され、該締付圧力によって中継コンタクト1の
他端のバネ弾性を有する端子4、4が変形し、該変形の
反力によって該端子4、4が離間接点38、38に所定
の接触圧をもって弾接する(図1参照)。
【0029】上記した中継コンタクト1の他方の端面に
形成された端子4、4の変形の反力によって回路基板3
2の周縁部が上方へめくり上がるように変形するのを防
止するために、回路基板32の上面側に補強板40が重
ねて取り付けられる(図1参照)。
【0030】補強板40は、板バネ材料で形成され、図
4に示すように、ほぼ円環状の平面形状をした主部41
を有する。主部41には周縁に開口し上記ヘッドチップ
27、27、28、28の数に対応した数の切欠部4
2、42、・・・を有する。主部41の周縁寄りのほぼ
1/3の部分41aは周縁に行くに従ってやや下方へ変
位するように傾斜されており、残りの部分41bはほぼ
水平にされている(図5参照)。主部41の内周縁の互
いに反対側に位置する2つの箇所からはほぼ台形状をし
た突片43、43が中心方向に向かって突設され、ま
た、上記突片43、43の先端縁から小さな突起44、
44が中心方向に向かって突設され、さらに、上記突片
43、43と主部41の水平部41b、41bに跨って
挿通孔45、45が形成されている(図4参照)。そし
て、上記突片43、43は主部41の水平部41bに対
して僅かに下方へと折り曲げられ、また、突起44、4
4は突片43、43に対して僅かに上方へ折り曲げられ
てほぼ水平となるようになっている(図5参照)。
【0031】上記したような補強板40は電気回路31
と共締めの状態で回転ドラム24に固定される。すなわ
ち、補強板40は電気回路31の回路基板32の上面に
重ねられた状態で、上記ネジ34、34が上方から補強
板40の挿通孔45、45及び回路基板32の挿通孔3
2a、32aに挿通されてから回転ドラム24のベース
25に螺着される(図5、図6参照)。そして、ネジ3
4、34をベース25に螺着し始めた状態では、図5に
示すように、補強板40の主部41の傾斜部41aの先
端が回路基板32の上面の周縁寄りの位置に当接した状
態となり、補強板40の最も中心寄りに位置している突
起44、44が回路基板32の上面の内周寄りの位置に
近接し、補強板40の突起44、44と傾斜部41a、
41aの先端との間の部分は回路基板32の上面から浮
いた状態となっている(図5参照)。そして、図5に示
す状態から、さらにネジ34、34を捻じ込むと、該ネ
ジ34、34のねじ込み力によって、挿通孔45、45
の周縁部がネジ34、34の頭34a、34aで回路基
板32の上面の方へ向かって押圧され、当初回路基板3
2の上面から浮いていた各部が回路基板32の上面に近
づくように変形されて行き、ネジ34、34が完全に捻
じ込まれると、補強板40はほぼ全体が回路基板32の
上面に接するようにされる(図6参照)。これによっ
て、補強板40には図5に示す状態に戻ろうとする力が
蓄えられ、この反発力が回路基板32の周縁部が上方へ
めくれ上げるように変形しようとするのを上方から押さ
え付け、ひいては、中継コンタクト1、1、・・・の端
子4、4、・・・を離間接点38、38、・・・に圧接
させる力として作用し、これによって、中継コンタクト
1、1、・・・の端子4、4、・・・と離間接点38、
38、・・・との接触が確実に保持される。また、上記
反発力はネジ34、34の螺条と回転ドラム24のベー
ス25に形成された螺溝とを圧着させるように作用し、
これによって、別個にワッシャを介在させること無し
に、ネジ34、34の緩みが防止され、電気回路31及
び補強板40の取付状態が確実に保持されることにな
る。
【0032】なお、回路基板32のうち補強板40の外
周縁部に形成した切欠部42、42、・・・に対応した
箇所にも同様の切欠が形成されており、これら切欠を通
して上方から上記調整ネジ30、30、・・・の頭部を
臨むことができる。従って、これら切欠部42、42、
・・・を通してドライバー等の治具を挿入して調整ネジ
30、30、・・・を回転操作し、これによって、上記
ヘッドチップ27、27、28、28の高さ調整を行う
ことができる(図2参照)。
【0033】なお、回路基板32の上面側の配線部が露
出していて該配線部が補強板40と接触してしまう惧れ
がある場合には、回路基板32の上面と補強板40との
間に絶縁シートを介在させても良い。
【0034】回転ドラム24の回転中において、電気回
路31がダイレクトベアリング16内の潤滑グリス等に
よってシャーシ及び固定ドラム11に対して電気的に浮
いてしまう惧れがあるので、電気回路31を固定ドラム
11に接地させるために、軸アース部材46が設けられ
ている。該軸アース部材46は、基端側が固定ドラム1
1に接触されて接地されており、先端が回転軸15の上
端面に接触されている。これによって、電気回路31→
回転ドラム24→回転軸15→軸アース部材46→固定
ドラム11→シャーシ、という接地経路が構成される
(図1参照)。
【0035】上記回転軸15の固定ドラム11の軸支持
部14の下端から下方へ突出した部分にはモータ47の
ロータ48が固定される。ロータ48は円板状に形成さ
れたロータケース48aの中心に圧入孔48bが形成さ
れると共に上面に円環状をしたロータマグネット48c
が固定され、さらに、回転ヨーク48dが取着されて成
る。そして、ロータケース48aの圧入孔48bに回転
軸15の下端部が圧入される。そして、図示しないステ
ータコイルが搭載されたステータ基板49が上記ロータ
マグネット48cと回転ヨーク48dとの間に位置する
ように固定ドラム11に固定されてモータ47が構成さ
れる(図1参照)。
【0036】上記モータ47にあっては、ステータ基板
49上に形成されているステータコイルに所定の駆動電
流が供給されることにより、ロータ48が回転される。
そして、ロータ48の回転により、回転軸15が回転さ
れ、該回転軸15に固定されている回転ドラム24及び
フランジ19が共に回転される。そして、回転ドラム2
4の回転に伴って、該回転ドラム24に支持されている
記録ヘッドチップ27、27によって固定ドラム11及
び回転ドラム24の外周面にヘリックス状に巻き付けら
れた状態で走行される磁気テープをヘリカルスキャンし
ながら情報信号を記録した記録トラックが形成され、ま
た、再生ヘッドチップ28、28が上記記録トラック上
をスキャンしながら情報信号の再生が行われる。
【0037】また、電気回路31の回路基板32の上に
フランジ19のボス部21の小径部23に外嵌された状
態で固定されている回転バランス調整リング50(図1
参照)とモータ47のロータ48の2箇所において、回
転バランスを調整し、回転ドラム24の回転に伴う振動
の低減を図っている。
【0038】回転バランス調整リング50は合成樹脂等
の絶縁材料で形成され周方向に適当な間隔を置いて複数
の支持孔51、51、・・・が形成されている。そし
て、回転バランス調整リング50の支持孔51、51、
・・・の適宜のものに金属球52、52、・・・を圧入
することによって容易に回転バランスを適切な値に調整
することができる(図1参照)。
【0039】なお、上記したように、回路基板32と補
強板40との間に絶縁シートを介挿する場合、該絶縁シ
ートの上面に接着剤を付与しておき、該接着剤によって
回転バランス調整リング50を固定するようにしても良
い。
【0040】上記した回転ドラム装置10にあっては、
回路基板32の上面側に補強板40を重ねて配置し、該
補強板40によって回路基板32の変形を防止している
ので、中継コンタクト1の端子4、4、・・・を離間接
点38、38、・・・に所定の接触圧をもって確実に接
触させることができ、中継コンタクト1を介しての回路
基板32の基板接点と離間接点との間の導通を確実に保
持することができる。しかも、そのための構成として
は、一枚の補強板を回路基板32の上面側に重ねて配置
するだけのものであるので、回転ドラム装置の小型化軽
量化を妨げることがない。
【0041】なお、上記した実施の形態において、補強
板40は板バネ材料により形成され、所定の形状に折り
曲げておき、回路基板32の上面側に重ねて配置したと
きに上記形状が変形し、該変形によって生じる反発力に
よって回路基板32の変形を抑えるようにしたが、補強
板の材料を剛性の高いものにしたり、或いは厚みを増す
等により、補強板の剛性を高め、該高い剛性によって回
路基板の変形を抑えるようにしても良い。
【0042】また、上記した実施の形態においては、補
強板40の外周部の全周に亘って傾斜部41aを設け、
回路基板32を全周に亘って、すなわち、中継コンタク
ト1、1、・・・が位置している箇所は勿論のこと、中
継コンタクト1、1、・・・が位置していない箇所をも
押圧するようになっているが、リング状をした補強板の
外周縁から中継コンタクト1、1、・・・が位置してい
る箇所に対応した部分にのみ押圧片を突設し、該押圧片
によって回路基板の中継コンタクト1、1、・・・が接
続されている部分のみを押圧するようにしても良い。こ
のようにすると、回路基板のうち中継コンタクト1、
1、・・・が位置していない部分は押圧されることが無
く、これによって、回路基板の無用な変形を回避するこ
とができる。
【0043】さらに、上記実施の形態にあっては、補強
板40のネジ34が挿通される挿通孔45が位置してい
る部分がネジ34で締め付けられていない状態において
回路基板32から浮き上がっているようにしておき、ネ
ジ34を締め付けたときの変形によって蓄えられる反発
力によってネジ34の緩みを防止するようにしている
が、ネジ34の緩みを防止する手段はこれに限られるも
のではない。例えば、ネジ34を挿通する挿通孔が位置
した部分を波形にしておいたり、挿通孔の周辺部を円錐
形に形成したり、また、該円錐形にされた部分に挿通孔
から放射状に延びる複数のスリットを形成したり、等の
手段が考えられる。
【0044】なお、上記した実施の形態において示した
各部の形状乃至構造は、いずれも本発明を実施するに際
して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、こ
れらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
るようなことがあってはならないものである。
【0045】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明回路基板取付構造は、支持基材に回路基板を
取り付け上記回路基板に形成された基板接点と回路基板
から離間した位置にある離間接点との間を絶縁体で形成
された基体の両端に位置した端子同士が電気的に接続さ
れて成る中継コンタクトを介して接続する回路基板取付
構造であって、上記中継コンタクトの一端の端子を基板
接点に固定し、回路基板の周縁部を上記離間接点の方へ
押圧する補強板を回路基板の上記基板接点が形成された
面と反対側の面に重ねて配置し、上記補強板による押圧
力が上記中継コンタクトの他方の面の端子を上記離間接
点に圧接させることを特徴とする。
【0046】従って、本発明回路基板取付構造にあって
は、中継コンタクトの端子が離間接点と接触する接触圧
の反力を受けて回路基板が変形しようとするのを補強板
が抑えるので、中継コンタクトの端子と離間接点との間
に所望したとおりの接触圧が得られ、中継コンタクトの
端子と離間接点との間の接触、ひいては、回路基板の基
板接点と離間接点との間の導通を確実にとることができ
る。しかも、回路基板に補強板を重ねて配置するだけの
簡単な構造であるので、本発明を適用した機器の小型化
を阻害することもない。
【0047】また、本発明回転ドラム装置は、固定ドラ
ムに対して回転ドラムが回転可能に支持された回転ドラ
ム装置であって、ドラム体に取り付けられた回路基板に
形成された基板接点と上記回路基板から離間した位置に
ある離間接点との間を絶縁体で形成された基体の両端に
位置した端子同士が電気的に接続されて成る中継コンタ
クトを介して接続し、上記中継コンタクトの一端の端子
を基板接点に固定し、回路基板の周縁部を上記離間接点
の方へ押圧する補強板を回路基板の上記基板接点が形成
された面と反対側の面に重ねて配置し、上記補強板によ
る押圧力が上記中継コンタクトの他方の面の端子を上記
離間接点に圧接させることを特徴とする。
【0048】従って、本発明回転ドラム装置にあって
は、中継コンタクトの端子が離間接点と接触する接触圧
の反力を受けて回路基板が変形しようとするのを補強板
が抑えるので、中継コンタクトの端子と離間接点との間
に所望したとおりの接触圧が得られ、中継コンタクトの
端子と離間接点との間の接触、ひいては、回路基板の基
板接点と離間接点との間の導通を確実にとることができ
る。しかも、回路基板に補強板を重ねて配置するだけの
簡単な構造であるので、回転ドラム装置の小型化を阻害
することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図7と共に本発明を回転ドラム装置に
適用した実施の形態を示すものであり、本図は回転ドラ
ム装置の縦断面図である。
【図2】電気回路等が装着された回転ドラムの平面図で
ある。
【図3】要部の断面図である。
【図4】補強板の平面図である。
【図5】図6と共に別の要部を示すものであり、本図は
補強板を締め付ける前の状態を示す断面図である。
【図6】補強板を締め付けた後の状態を示す断面図であ
る。
【図7】電気的接続を示す配線図である。
【図8】従来の回転ドラム装置の問題点示す要部の断面
図である。
【符号の説明】
1…中継コンタクト、2…基体、3…一端の端子、4…
他端の端子、10…回転ドラム装置、11…固定ドラ
ム、24…回転ドラム(支持基体、ドラム体)、32…
回路基板、38…離間接点、39…基板接点、40…補
強板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基材に回路基板を取り付け上記回路
    基板に形成された基板接点と回路基板から離間した位置
    にある離間接点との間を絶縁体で形成された基体の両端
    に位置した端子同士が電気的に接続されて成る中継コン
    タクトを介して接続する回路基板取付構造であって、 上記中継コンタクトの一端の端子を基板接点に固定し、 回路基板の周縁部を上記離間接点の方へ押圧する補強板
    を回路基板の上記基板接点が形成された面と反対側の面
    に重ねて配置し、 上記補強板による押圧力が上記中継コンタクトの他方の
    面の端子を上記離間接点に圧接させることを特徴とする
    回路基板取付構造。
  2. 【請求項2】 固定ドラムに対して回転ドラムが回転可
    能に支持された回転ドラム装置であって、 ドラム体に取り付けられた回路基板に形成された基板接
    点と上記回路基板から離間した位置にある離間接点との
    間を絶縁体で形成された基体の両端に位置した端子同士
    が電気的に接続されて成る中継コンタクトを介して接続
    し、 上記中継コンタクトの一端の端子を基板接点に固定し、 回路基板の周縁部を上記離間接点の方へ押圧する補強板
    を回路基板の上記基板接点が形成された面と反対側の面
    に重ねて配置し、 上記補強板による押圧力が上記中継コンタクトの他方の
    面の端子を上記離間接点に圧接させることを特徴とする
    回転ドラム装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100447859C (zh) * 2005-07-19 2008-12-31 日立环球储存科技荷兰有限公司 磁盘驱动器

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CN100447859C (zh) * 2005-07-19 2008-12-31 日立环球储存科技荷兰有限公司 磁盘驱动器

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