JP2002041414A

JP2002041414A - 電子メール着信通知装置及び電子メール着信通知方法

Info

Publication number: JP2002041414A
Application number: JP2000222073A
Authority: JP
Inventors: Taiji Ido; 大治井戸
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2000-07-24
Filing date: 2000-07-24
Publication date: 2002-02-08

Abstract

(57)【要約】【課題】送信者が予め定めた電子メールの重要度
に応じて、電子メールの着信を受信者に分かり易く通知
することができ、この通知処理を簡単な処理で可能とす
ることによって装置の小型化及び低消費電力化を図るこ
と。【解決手段】無線信号受信部１０１で無線信号を受信
し、この受信された無線信号から電子メール制御情報を
メール受信部１０２で受信する。重要度抽出部１０３
で、その受信された電子メール制御情報から電子メール
の重要度を示す重要度情報を抽出し、この抽出された重
要度情報から重要度のレベルをレベル判定部１０４で判
定する。この判定されたレベルに対応する着信音情報及
び着信音量を、着信音選択部１０６及び着信音量選択部
１０７で着信音記憶部１０５から選択し、着信音再生部
１０８で、その選択された着信音量情報で選択着信音情
報を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおける携帯電話機や携帯電話機能及びコンピュータ
機能を備えた情報通信端末装置等の移動局装置に適用さ
れ、電子メールの着信を簡単な処理で受信者に分かり易
く通知する電子メール着信通知装置及び電子メール着信
通知方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の電子メール着信通知装置
及び電子メール着信通知方法としては、特開平１０−２
８３２９１号公報に記載されているものがある。

【０００３】この公報の装置などによれば、電子メール
が着信された際、その電子メールの受信者にとっての緊
急度や重要度に応じた通知方法により自動的にメールの
着信の通知を行なうことが可能である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、受信端末装置に緊急度や重要度を判定
する判定装置が必要であり、その装置が複雑な処理を必
要とするため、装置の大型化及び高消費電力化を招く。
このため消費電力や容積に限りのある移動局装置には適
用しにくいという問題がある。

【０００５】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、送信者が予め定めた電子メールの重要度に応じ
て、電子メールの着信を受信者に分かり易く通知するこ
とができ、この通知処理を簡単な処理で可能とすること
によって装置の小型化及び低消費電力化を図ることがで
きる電子メール着信通知装置及び電子メール着信通知方
法を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の電子メール着信
通知装置は、無線信号を受信する無線信号受信手段と、
前記受信された無線信号から電子メール制御情報を受信
するメール受信手段と、前記受信された電子メール制御
情報から電子メールの重要度を示す重要度情報を抽出す
る抽出手段と、前記抽出された重要度情報から重要度の
レベルを判定する判定手段と、複数の着信音情報を記憶
する記憶手段と、前記判定されたレベルに対応する着信
音情報を前記記憶手段から選択する着信音選択手段と、
前記選択された着信音情報で着信音を再生する再生手段
と、を具備する構成を採る。

【０００７】この構成によれば、電子メールの着信時
に、電子メールの重要度に応じた着信音を鳴動させるの
で、電子メールの着信と重要度を受信者に分かり易く通
知することができる。また、その通知処理を簡単な処理
で実現することができるので、電子メール着信通知装置
の小型化及び低消費電力化を図ることができる。

【０００８】本発明の電子メール着信通知装置は、上記
構成において、記憶手段は、着信音に代え、複数の着信
音量情報を記憶し、着信音選択手段は、判定手段で判定
されたレベルに対応する着信音量情報を前記記憶手段か
ら選択し、再生手段は、前記選択された着信音量情報の
着信音量で音を再生する構成を採る。

【０００９】この構成によれば、電子メールの着信の通
知音を、電子メールの重要度に応じた着信音量とするの
で、電子メールの着信と重要度を受信者に分かり易く通
知することができる。また、その通知処理を簡単な処理
で実現することができるので、電子メール着信通知装置
の小型化及び低消費電力化を図ることができる。

【００１０】本発明の電子メール着信通知装置は、上記
構成において、記憶手段は、複数の着信音に加え、複数
の着信音量情報を記憶し、着信音選択手段は、判定手段
で判定されたレベルに対応する着信音情報及び着信音量
を前記記憶手段から選択し、再生手段は、前記選択され
た着信音量情報の着信音量で、選択着信音情報の着信音
を再生する構成を採る。

【００１１】この構成によれば、電子メールの着信時
に、電子メールの重要度に応じた着信音量で着信音を鳴
動させるので、電子メールの着信と重要度を受信者に分
かり易く通知することができる。また、その通知処理を
簡単な処理で実現することができるので、電子メール着
信通知装置の小型化及び低消費電力化を図ることができ
る。

【００１２】本発明の電子メール着信通知装置は、無線
信号を受信する無線信号受信手段と、前記受信された無
線信号から電子メール制御情報を受信するメール受信手
段と、前記受信された電子メール制御情報から電子メー
ルの重要度を示す重要度情報を抽出する抽出手段と、前
記抽出された重要度情報から重要度のレベルを判定する
判定手段と、本装置を振動させる振動手段と、前記判定
されたレベルに応じた時間長で前記振動手段を振動させ
る制御手段と、を具備する構成を採る。

【００１３】この構成によれば、電子メールの着信時
に、電子メールの重要度に応じた時間長で電子メール着
信通知装置を振動させるので、電子メールの着信と重要
度を受信者に分かり易く通知することができる。また、
その通知処理を簡単な処理で実現することができるの
で、電子メール着信通知装置の小型化及び低消費電力化
を図ることができる。

【００１４】本発明の電子メール着信通知装置は、上記
構成において、本装置を振動させる振動手段と、判定手
段で判定されるレベルに応じた時間長で前記振動手段を
振動させる制御手段と、を具備する構成を採る。

【００１５】この構成によれば、電子メールの着信時
に、電子メールの重要度に応じた着信音量で着信音を鳴
動させる以外に、重要度に応じた時間長で電子メール着
信通知装置を振動させるので、電子メールの着信と重要
度を、より受信者に分かり易く通知することができる。

【００１６】本発明の移動局装置は、上記いずれかと同
構成の電子メール着信通知装置を具備する構成を採る。

【００１７】この構成によれば、移動局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。

【００１８】本発明の電子メール送受信システムは、利
用者の入力操作に応じて電子メール本文を生成し、この
生成された電子メール本文に、電子メール制御情報を生
成して付与する生成手段と、利用者により指定された重
要度を前記電子メール制御情報に付加する付加手段と、
前記重要度付の電子メール制御情報が本文に付与された
電子メール信号を送信する電子メール送信手段と、前記
送信された電子メール信号を無線信号に変調して送信す
る無線信号送信手段とを有する電子メール送信装置と、
この装置から送信された前記無線信号を中継する基地局
装置と、この装置から前記無線信号を受信する上記いず
れかと同構成の電子メール着信通知装置と、を具備する
構成を採る。

【００１９】この構成によれば、電子メールの重要度を
送信者が任意に指定して電子メール制御情報に付加して
無線送信し、これを基地局装置を介して電子メール着信
通知装置へ送信することができる。

【００２０】本発明の電子メール送受信システムは、利
用者の入力操作に応じて電子メール本文を生成し、この
生成された電子メール本文に、電子メール制御情報を生
成して付与する生成手段と、利用者により指定された重
要度を前記電子メール制御情報に付加する付加手段と、
前記重要度付の電子メール制御情報が本文に付与された
電子メール信号を送信する電子メール送信手段と、前記
送信された電子メール信号を有線信号に変調して送信す
る有線信号送信手段とを有する電子メール送信装置と、
この装置から送信された前記有線信号を中継転送するル
ーター装置と、この装置から送信された前記有線信号を
無線信号に変換して送信する基地局装置と、この装置か
ら前記無線信号を受信する上記いずれかと同構成の電子
メール着信通知装置と、を具備する構成を採る。

【００２１】この構成によれば、電子メールの重要度を
送信者が任意に指定して電子メール制御情報に付加して
有線送信し、これをルーター装置及び基地局装置を介し
て電子メール着信通知装置へ送信することができる。

【００２２】本発明の電子メール着信通知方法は、電子
メールの着信時に、この着信電子メール中の電子メール
制御情報から電子メールの重要度を示す重要度情報を抽
出し、この抽出された重要度情報から重要度のレベルを
判定し、この判定レベルに対応する着信音情報を予め記
憶された複数の着信音情報から選択し、この選択された
着信音情報の着信音を再生するようにした。

【００２３】この方法によれば、電子メールの着信時
に、電子メールの重要度に応じた着信音を鳴動させるの
で、電子メールの着信と重要度を受信者に分かり易く通
知することができる。また、その通知処理を簡単な処理
で実現することができるので、電子メール着信通知装置
を小型及び低消費電力で構成することができる。

【００２４】本発明の電子メール着信通知方法は、上記
方法において、判定レベルに対応する着信音量情報を、
予め記憶された複数の着信音量情報から選択し、この選
択された着信音量情報の着信音量で音を再生するように
した。

【００２５】この方法によれば、電子メールの着信の通
知音を、電子メールの重要度に応じた着信音量とするの
で、電子メールの着信と重要度を受信者に分かり易く通
知することができる。また、その通知処理を簡単な処理
で実現することができるので、電子メール着信通知装置
を小型及び低消費電力で構成することができる。

【００２６】本発明の電子メール着信通知方法は、上記
方法において、判定レベルに対応する着信音情報及び着
信音量情報を、予め記憶された複数の着信音情報及び着
信音量情報から選択し、この選択された着信音量情報の
着信音量で、選択着信音情報の着信音を再生するように
した。

【００２７】この方法によれば、電子メールの着信時
に、電子メールの重要度に応じた着信音量で着信音を鳴
動させるので、電子メールの着信と重要度を受信者に分
かり易く通知することができる。また、その通知処理を
簡単な処理で実現することができるので、電子メール着
信通知装置を小型及び低消費電力で構成することができ
る。

【００２８】本発明の電子メール着信通知方法は、電子
メールの着信時に、この着信電子メール中の電子メール
制御情報から電子メールの重要度を示す重要度情報を抽
出し、この抽出された重要度情報から重要度のレベルを
判定し、この判定レベルに応じた時間長で振動手段を振
動させるようにした。

【００２９】この方法によれば、電子メールの着信時
に、電子メールの重要度に応じた時間長で振動手段を振
動させるので、電子メールの着信と重要度を受信者に分
かり易く通知することができる。また、その通知処理を
簡単な処理で実現することができるので、電子メール着
信通知装置を小型及び低消費電力で構成することができ
る。

【００３０】本発明の電子メール送受信方法は、電子メ
ール送受信機能を有する移動局装置において、利用者に
よって指定された電子メールの重要度を電子メール本文
中の電子メール制御情報に付加し、この付加後の電子メ
ール信号を基地局装置を介して他の移動局装置へ無線送
信し、前記他の移動局装置において、上記いずれかと同
方法の電子メール着信通知方法で着信するようにした。

【００３１】この方法によれば、送信者が指定した電子
メールの重要度を電子メール制御情報に付加して移動局
装置から無線送信することができる。

【００３２】本発明の電子メール送受信方法は、上記方
法において、電子メール送受信機能を有する情報通信端
末装置において、利用者によって指定された電子メール
の重要度を電子メール本文中の電子メール制御情報に付
加し、この付加後の電子メール信号をルーター装置を介
して基地局装置へ有線送信し、前記基地局装置から他の
移動局装置へ無線送信し、前記他の移動局装置におい
て、上記いずれかと同方法の電子メール着信通知方法で
着信するようにした。

【００３３】この方法によれば、送信者が指定した電子
メールの重要度を電子メール制御情報に付加して情報通
信端末装置から有線送信することができる。

【００３４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。

【００３５】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１に係る電子メール着信通知装置の構成を示すブロ
ック図である。

【００３６】この図１に示す電子メール着信通知装置１
００は、例えば携帯電話機や携帯電話機能及びコンピュ
ータ機能を備えた情報通信端末装置等の移動局装置等に
適用され、無線信号受信部１０１と、メール受信部１０
２と、重要度抽出部１０３と、レベル判定部１０４と、
着信音記憶部１０５と、着信音選択部１０６と、着信音
量選択部１０７と、着信音再生部１０８とを備えて構成
されている。

【００３７】無線信号受信部１０１は、電子メール信号
を含む無線信号を受信するものである。

【００３８】メール受信部１０２は、電子メール信号の
みを抽出するものである。

【００３９】重要度抽出部１０３は、電子メール信号中
の電子メール制御情報に含まれる重要度情報を抽出する
ものである。この重要度情報は、発信者が電子メールメ
ッセージに予め記述するものである。

【００４０】電子メール制御情報は、例えば図３に示す
ような構文となっている。この情報には、経路情報、送
信元、宛先、日付などが含まれており、矢印Ｙ１で示す
位置のＸ−Ｉｍｐｏｒｔａｎｃｅという文字列の次に現
れる数字の１が重要度を表す。

【００４１】レベル判定部１０４は、重要度情報からレ
ベルを判定するものである。

【００４２】着信音記憶部１０５は、図４に一例を示す
ように、予めレベルに応じた着信音量と着信音を記憶す
るものである。

【００４３】着信音選択部１０６は、レベルに応じて着
信音記憶部１０５に記憶された着信音を選択するもので
ある。

【００４４】着信音量選択部１０７は、レベルに応じて
着信音記憶部１０５に記憶された着信音量を選択するも
のである。

【００４５】着信音再生部１０８は、選択された着信音
量で選択着信音を再生することによって、受信者に電子
メールの着信を知らせるものである。

【００４６】このような構成の動作を、図２に示すフロ
ー図を参照して説明する。

【００４７】まず、ステップＳＴ２０１において、メー
ル受信部１０２で電子メール信号が受信されていない場
合、レベル判定部１０４での判定レベルを初期値である
Ｌｅｖｅｌ＝３に設定する。

【００４８】ステップＳＴ２０２において、メール受信
部１０２で電子メール信号が受信されたか否かを判定す
る。この結果、電子メール信号が受信された場合、ステ
ップＳＴ２０３において、重要度抽出部１０３が、その
受信電子メール信号から電子メール制御情報の構文を解
析する。

【００４９】そして、ステップＳＴ２０４において、そ
の電子メール制御情報から文頭に“Ｘ−Ｉｍｐｏｒｔａ
ｎｃｅ”フィールドが含まれる（有る）か否かを判定す
る。

【００５０】そして、含まれている場合は、ステップＳ
Ｔ２０５において、レベル判定部１０４は、Ｘ−Ｉｍｐ
ｏｒｔａｎｃｅの値をＬｅｖｅｌに設定する。例えば、
図３に示す電子メール制御情報が受信されたとすると、
Ｘ−Ｉｍｐｏｒｔａｎｃｅ＝１が含まれると判定される
ので、重要度抽出部１０３は、そのＸ−Ｉｍｐｏｒｔａ
ｎｃｅ＝１を抽出し、レベル判定部１０４へ出力する。
レベル判定部１０４は、その１をＬｅｖｅｌに設定す
る。含まれていないと判定された場合は、ステップＳＴ
２０６へ進む。

【００５１】ステップＳＴ２０６において、着信音選択
部１０６は、レベル判定部１０４で設定されたレベル１
に対応する着信音を着信音記憶部１０５から選択し、こ
の着信音を設定する。この場合、図４に示すように、Ｌ
ｅｖｅｌ＝１に応じた着信音Ｂが選択されて設定され
る。

【００５２】ステップＳＴ２０７において、着信音量選
択部１０７は、レベル判定部１０４で設定されたレベル
１に対応する着信音量を選択し、この着信音量を設定す
る。この場合、図４に示すように、Ｌｅｖｅｌ＝１に応
じた着信音量１が選択されて設定される。

【００５３】次に、ステップＳＴ２０８において、着信
音量選択部１０７は、予め定められた最大音量が設定音
量よりも大きいか否かを判定する。この結果、大きい場
合は、ステップＳＴ２１０へ進む。大きくない場合、即
ち設定音量の方が大きい場合は、ステップＳＴ２０９に
おいて、着信音量を最大音量に設定する。

【００５４】そして、ステップＳＴ２１０において、着
信音再生部１０８は、設定された着信音量で選択着信音
を再生する。これによって、受信者に電子メールの着信
を知らせることができる。

【００５５】このように、実施の形態１の電子メール着
信通知装置１００によれば、無線信号受信部１０１で無
線信号を受信し、この受信された無線信号から電子メー
ル制御情報をメール受信部１０２で受信する。

【００５６】重要度抽出部１０３で、その受信された電
子メール制御情報から電子メールの重要度を示す重要度
情報を抽出し、この抽出された重要度情報から重要度の
レベルをレベル判定部１０４で判定する。

【００５７】この判定されたレベルに対応する着信音情
報及び着信音量を、着信音選択部１０６及び着信音量選
択部１０７で着信音記憶部１０５から選択し、着信音再
生部１０８で、その選択された着信音量情報で選択着信
音情報を再生するようにした。

【００５８】これによって、電子メールの着信時に、電
子メールの重要度に応じた着信音量で着信音を鳴動させ
るので、電子メールの着信と重要度を受信者に分かり易
く通知することができる。受信者が電子メールを開封す
ることなく重要度を判断することができる。

【００５９】更に、その通知処理を簡単な処理で実現す
ることができるので、電子メール着信通知装置の小型化
及び低消費電力化を図ることができる。

【００６０】また、電子メール着信通知装置１００を振
動させるバイブレータと、判定レベルに応じた時間長で
バイブレータを振動させる制御手段とを備えても良い。

【００６１】これによって、電子メールの着信時に、電
子メールの重要度に応じた時間長で電子メール着信通知
装置を振動させるので、電子メールの着信と重要度を受
信者に分かり易く通知することができる。なお、一定の
レベルより高い重要度のメールを受信した場合のみにバ
イブレータを振動させる方法でもよい。なお、一定のレ
ベルより高い重要度のメールを受信した場合には着信音
を再生し、そうでない場合にのみバイブレータで電子メ
ールの着信を通知する方法でもよい。

【００６２】なお、本実施の形態１では、重要度の通知
に文字列Ｘ−Ｉｍｐｏｒｔａｎｃｅを用いたが、その他
の文字列や信号により通知してもよい。なお、本実施の
形態１では、重要度を表すレベルを１から３の３段階設
けたが、３より多いレベル数または３より少ないレベル
数としてもよい。

【００６３】（実施の形態２）図５は、本発明の実施の
形態２に係る電子メール送受信システムの構成を示すブ
ロック図である。但し、この図５に示す実施の形態２に
おいて図１の実施の形態１の各部に対応する部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。

【００６４】この図５に示す電子メール送受信システム
５００は、例えば移動体通信システムに適用されるもの
であり、実施の形態１で説明済みの図１に示した電子メ
ール着信通知装置１００と、電子メール送信装置５０１
と、各装置１００と５０１間を無線回線で接続する基地
局５０２とを備えて構成されている。

【００６５】電子メール送信装置５０１は、例えば移動
局装置に適用されるものであり、メール本文生成部５１
１と、メール制御情報生成部５１２と、重要度付加部５
１３と、電子メール送信部５１４と、無線信号送信部５
１５とを備えて構成されている。

【００６６】このような構成において、メール本文生成
部５１１で、電子メール本文が送信者の入力操作によっ
て作成される。メール制御情報生成部５１２では、電子
メール制御情報が生成されて電子メール本文に付与さ
れ、これが重要度付加部５１３へ出力される。

【００６７】重要度付加部５１３では、送信者によって
指定された重要度がメール制御情報に付加される。電子
メール送信部５１４では、その重要度付のメール制御情
報が本文に付与された電子メールが送信信号列に変換さ
れ、無線信号送信部５１５へ出力される。

【００６８】無線信号送信部５１５では、その変換によ
って得られた電子メール信号が無線信号に変調され、こ
の無線信号が基地局５０２を介して電子メール着信通知
装置１００へ無線送信される。

【００６９】このように、実施の形態２の電子メール送
受信システム５００によれば、電子メール送信装置５０
１において、電子メールの重要度を送信者が任意に指定
して電子メール制御情報に付加して無線送信し、これ
を、基地局５０２を介して電子メール着信通知装置１０
０へ送信することができる。つまり、電子メールの重要
度を指定して無線で送信することができる。

【００７０】（実施の形態３）図６は、本発明の実施の
形態３に係る電子メール送受信システムの構成を示すブ
ロック図である。但し、この図６に示す実施の形態３に
おいて図５の実施の形態２の各部に対応する部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。

【００７１】この図６に示す電子メール送受信システム
６００は、電子メール着信通知装置１００と、電子メー
ル送信装置６０１と、各装置１００と６０１間を有線回
線及び無線回線で接続するルーター６０３及び基地局５
０２とを備えて構成されている。

【００７２】電子メール送信装置６０１は、実施の形態
２で説明済みの構成要素５１１〜５１４と、有線信号送
信部６０２とを備えて構成されている。

【００７３】このような構成において、有線信号送信部
６０２では、電子メール送信部５１４からの電子メール
が有線信号に変調され、この有線信号がルーター６０３
で基地局５０２へ中継される。基地局装置５０２では、
有線信号が無線信号に変換されたのち電子メール着信通
知装置１００へ送信される。

【００７４】このように、実施の形態３の電子メール送
受信システム６００によれば、電子メール送信装置６０
１において、電子メールの重要度を送信者が任意に指定
して電子メール制御情報に付加して有線送信し、これ
を、ルーター６０３で基地局５０２へ中継したのち基地
局５０２で無線信号に変換して電子メール着信通知装置
１００へ送信することができる。つまり、電子メールの
重要度を指定して有線で送信することができる。

【００７５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信者が予め定めた電子メールの重要度に応じて、電子
メールの着信を受信者に分かり易く通知することがで
き、この通知処理を簡単な処理で可能とすることによっ
て装置の小型化及び低消費電力化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１に係る電子メール着信通
知装置の構成を示すブロック図

【図２】実施の形態１に係る電子メール着信通知装置に
よる電子メール着信音再生処理の動作を説明するための
フロー図

【図３】実施の形態１に係る電子メール着信通知装置で
受信された電子メール制御情報の構文例図

【図４】実施の形態１に係る電子メール着信通知装置の
着信音記憶部に記憶される着信音及び着信音量情報のテ
ーブル図

【図５】本発明の実施の形態２に係る電子メール送受信
システムの構成を示すブロック図

【図６】本発明の実施の形態３に係る電子メール送受信
システムの構成を示すブロック図

【符号の説明】

１００電子メール着信通知装置１０１無線信号受信部１０２メール受信部１０３重要度抽出部１０４レベル判定部１０５着信音記憶部１０６着信音選択部１０７着信音量選択部１０８着信音再生部５００，６００電子メール送受信システム５０１，６０１電子メール送信装置５０２基地局５１１メール本文生成部５１２メール制御情報生成部５１３重要度付加部５１４電子メール送信部５１５無線信号送信部６０２有線信号送信部６０３ルーター

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】無線信号を受信する無線信号受信手段
と、前記受信された無線信号から電子メール制御情報を
受信するメール受信手段と、前記受信された電子メール
制御情報から電子メールの重要度を示す重要度情報を抽
出する抽出手段と、前記抽出された重要度情報から重要
度のレベルを判定する判定手段と、複数の着信音情報を
記憶する記憶手段と、前記判定されたレベルに対応する
着信音情報を前記記憶手段から選択する着信音選択手段
と、前記選択された着信音情報で着信音を再生する再生
手段と、を具備することを特徴とする電子メール着信通
知装置。
【請求項２】記憶手段は、着信音に代え、複数の着信
音量情報を記憶し、着信音選択手段は、判定手段で判定
されたレベルに対応する着信音量情報を前記記憶手段か
ら選択し、再生手段は、前記選択された着信音量情報の
着信音量で音を再生することを特徴とする請求項１記載
の電子メール着信通知装置。
【請求項３】記憶手段は、複数の着信音に加え、複数
の着信音量情報を記憶し、着信音選択手段は、判定手段
で判定されたレベルに対応する着信音情報及び着信音量
を前記記憶手段から選択し、再生手段は、前記選択され
た着信音量情報の着信音量で、選択着信音情報の着信音
を再生することを特徴とする請求項１記載の電子メール
着信通知装置。
【請求項４】無線信号を受信する無線信号受信手段
と、前記受信された無線信号から電子メール制御情報を
受信するメール受信手段と、前記受信された電子メール
制御情報から電子メールの重要度を示す重要度情報を抽
出する抽出手段と、前記抽出された重要度情報から重要
度のレベルを判定する判定手段と、本装置を振動させる
振動手段と、前記判定されたレベルに応じた時間長で前
記振動手段を振動させる制御手段と、を具備することを
特徴とする電子メール着信通知装置。
【請求項５】本装置を振動させる振動手段と、判定手
段で判定されるレベルに応じた時間長で前記振動手段を
振動させる制御手段と、を具備することを特徴とする請
求項１から請求項３いずれかに記載の電子メール着信通
知装置。
【請求項６】請求項１から請求項５いずれかに記載の
電子メール着信通知装置を具備することを特徴とする移
動局装置。
【請求項７】利用者の入力操作に応じて電子メール本
文を生成し、この生成された電子メール本文に、電子メ
ール制御情報を生成して付与する生成手段と、利用者に
より指定された重要度を前記電子メール制御情報に付加
する付加手段と、前記重要度付の電子メール制御情報が
本文に付与された電子メール信号を送信する電子メール
送信手段と、前記送信された電子メール信号を無線信号
に変調して送信する無線信号送信手段とを有する電子メ
ール送信装置と、この装置から送信された前記無線信号
を中継する基地局装置と、この装置から前記無線信号を
受信する請求項１から請求項５いずれかに記載の電子メ
ール着信通知装置と、を具備することを特徴とする電子
メール送受信システム。
【請求項８】利用者の入力操作に応じて電子メール本
文を生成し、この生成された電子メール本文に、電子メ
ール制御情報を生成して付与する生成手段と、利用者に
より指定された重要度を前記電子メール制御情報に付加
する付加手段と、前記重要度付の電子メール制御情報が
本文に付与された電子メール信号を送信する電子メール
送信手段と、前記送信された電子メール信号を有線信号
に変調して送信する有線信号送信手段とを有する電子メ
ール送信装置と、この装置から送信された前記有線信号
を中継転送するルーター装置と、この装置から送信され
た前記有線信号を無線信号に変換して送信する基地局装
置と、この装置から前記無線信号を受信する請求項１か
ら請求項５いずれかに記載の電子メール着信通知装置
と、を具備することを特徴とする電子メール送受信シス
テム。
【請求項９】電子メールの着信時に、この着信電子メ
ール中の電子メール制御情報から電子メールの重要度を
示す重要度情報を抽出し、この抽出された重要度情報か
ら重要度のレベルを判定し、この判定レベルに対応する
着信音情報を予め記憶された複数の着信音情報から選択
し、この選択された着信音情報の着信音を再生すること
を特徴とする電子メール着信通知方法。
【請求項１０】判定レベルに対応する着信音量情報
を、予め記憶された複数の着信音量情報から選択し、こ
の選択された着信音量情報の着信音量で音を再生するこ
とを特徴とする請求項９記載の電子メール着信通知方
法。
【請求項１１】判定レベルに対応する着信音情報及び
着信音量情報を、予め記憶された複数の着信音情報及び
着信音量情報から選択し、この選択された着信音量情報
の着信音量で、選択着信音情報の着信音を再生すること
を特徴とする請求項９記載の電子メール着信通知方法。
【請求項１２】電子メールの着信時に、この着信電子
メール中の電子メール制御情報から電子メールの重要度
を示す重要度情報を抽出し、この抽出された重要度情報
から重要度のレベルを判定し、この判定レベルに応じた
時間長で振動手段を振動させることを特徴とする電子メ
ール着信通知方法。
【請求項１３】電子メール送受信機能を有する移動局
装置において、利用者によって指定された電子メールの
重要度を電子メール本文中の電子メール制御情報に付加
し、この付加後の電子メール信号を基地局装置を介して
他の移動局装置へ無線送信し、前記他の移動局装置にお
いて、請求項９から請求項１２いずれかに記載の電子メ
ール着信通知方法で着信することを特徴とする電子メー
ル送受信方法。
【請求項１４】電子メール送受信機能を有する情報通
信端末装置において、利用者によって指定された電子メ
ールの重要度を電子メール本文中の電子メール制御情報
に付加し、この付加後の電子メール信号をルーター装置
を介して基地局装置へ有線送信し、前記基地局装置から
他の移動局装置へ無線送信し、前記他の移動局装置にお
いて、請求項９から請求項１２いずれかに記載の電子メ
ール着信通知方法で着信することを特徴とする電子メー
ル送受信方法。