JP2002041322A - 車載用電子ユニットの検査方法 - Google Patents

車載用電子ユニットの検査方法

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JP2002041322A
JP2002041322A JP2000225268A JP2000225268A JP2002041322A JP 2002041322 A JP2002041322 A JP 2002041322A JP 2000225268 A JP2000225268 A JP 2000225268A JP 2000225268 A JP2000225268 A JP 2000225268A JP 2002041322 A JP2002041322 A JP 2002041322A
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Shinya Hiramatsu
信也 平松
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/005Testing of electric installations on transport means
    • G01R31/006Testing of electric installations on transport means on road vehicles, e.g. automobiles or trucks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査タクトを短縮する。 【解決手段】 全てのデータが8ビットであった従来に
対し、少なくとも一部のデータを4ビットとし、車載用
電子ユニットから制御部に定期送信される1フレームの
命令信号に、複数のポート等を指定するデータを含ま
せ、この命令信号に対応して制御部が処理を行った後、
その処理結果を応答信号に載せて車載用電子ユニットに
返信する。定期送信の周期に、複数のポート等について
検査できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車載用電子ユニ
ットの検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカーエレクトロニクスの著しい発
展に伴い、車載用電子ユニットの回路規模も大きくなっ
てきている。そこで、最近では、図10の如く、車載用
電子ユニット1にマイクロコンピュータチップ(以下
「マイコン」と略称する)2を搭載し、このマイコン
(制御部)2で各駆動系(図示せず)を駆動制御するこ
とが一般的となっている。
【0003】一般に、車載用電子ユニット1中のマイコ
ン2には、実車時に動作するプログラム(以下「実車プ
ログラム」と称す)と検査専用のプログラム(以下「検
査専用プログラム」と称す)とが保有されており、実車
搭載時には実車プログラムを、検査工程では検査専用プ
ログラムを動作させることになる。
【0004】この場合、実車で検査専用プログラムが動
作するのを防止する必要がある。これを考慮し、検査専
用プログラムでは、実車ではあり得ない複雑なスイッチ
論理の信号が入力された場合のみ動作するようにしてい
る。
【0005】例えば、イグニッションキーがイグニッシ
ョンソケットに挿入されていないにも拘わらず、イグニ
ッションスイッチがオンになることは実車ではあり得な
い。したがって、イグニッションキーの挿入検知信号が
オンになっており且つイグニッションスイッチがオン
(イグニッションキーを挿入後に回転させた状態に相当
する状態)であるときに検査専用のプログラムが動作す
るようにしておけば、実車において検査専用のプログラ
ムが動作することを防止できる。即ち、図10におい
て、出荷検査機3から、例えばイグニッションキーの挿
入検知信号がオンであり且つイグニッションスイッチが
オンである旨の命令信号(検査工程を指示命令する信
号)を車載用電子ユニット1のイグニッション入力回路
(IG入力回路)4に与えることで、マイコン2が検査
専用プログラムに従って動作し、例えば室内ランプ駆動
回路(室内LP駆動回路)5等の出力回路を通じて出荷
検査機3に応答信号を返信することで、出荷検査機3で
は、マイコン2の動作及び入出力状態等が正常であるか
どうかといった機能検査を行うことが可能となる。IG
入力回路4等の各種入力回路及び室内LP駆動回路5等
の出力回路は、一般的な車載用電子ユニットには共通し
て存在する回路であり、これらを利用することで、別途
検査用に設ける必要を無くしている。
【0006】尚、通信方式は、出荷検査機3をマスタ
ー、車載用電子ユニット1をスレーブとしてシリアル通
信を用いた検査方法を採用している。出荷検査機3から
車載用電子ユニット1へは、命令(実車プログラムと検
査専用プログラムのいずれかを動作させる旨の指示命
令)の有無に関係なく、図11のように、200ms周
期で定期送信を行い、実際に命令を行う際は、その定期
送信に命令信号7を載せて送信する。尚、状態を維持す
る場合(即ち、実車プログラムと検査専用プログラムの
いずれをも動作させない場合)は、「検索なし」の命令
を送信する。命令信号7が与えられると、マイコン2は
処理時間tm(10ms以内)の経過後に応答信号8を
出力するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した出荷検査機3
を用いた車載用電子ユニット1の機能検査は、車載用電
子ユニットの製造の最終工程で行われるが、車載用電子
ユニット1の回路規模に伴い、検査タクトも増大し、そ
のためにシリアル通信を用いたとしても、処理時間の増
大が大きな問題となっている。
【0008】具体的に、従来の定期送信の通信プロトコ
ルでの信号フォーマットを図12及び図13に示す。図
12は出荷検査機3から車載用電子ユニット1に送信さ
れる命令信号のフォーマット、図13は車載用電子ユニ
ット1から出荷検査機3に出力される応答信号のフォー
マットをそれぞれ示している。
【0009】図12及び図13において、符号IDは、
次の表1のような命令内容を意味するB7〜B0の8ビ
ットのデータである。
【0010】
【表1】
【0011】即ち、図12及び図13に示したフォーマ
ットのデータにおいて、IDが「00000000」
(16進数で「00」)である場合は検査なし、IDが
「00000001」(16進数で「01」)である場
合はマイコン2のチェックサム値(C/S)返信要求、
IDが「00000010」(16進数で「02」)で
ある場合は汎用ポートスイッチ(汎用ポートSW)入力
情報読み出し、IDが「00000011」(16進数
で「03」)である場合はA/Dポートデータ読み込
み、IDが「00000100」(16進数で「0
4」)である場合は汎用ポート出力書き込み、IDが
「00000101」(16進数で「05」)である場
合はW/Dパルス周期変更、IDが「1111111
1」(16進数で「FF」)である場合は検査モード終
了を、それぞれ命令内容として意味している。
【0012】また、図12及び図13において、符号D
ATA1はポート番号を示すデータが格納される。
【0013】例えば、汎用ポートSW入力情報読み出し
(表1においてIDが「00000010」である場
合)においては、DATA1はSW入力状態読み出しポ
ートを指定する8ビットデータであり、A/Dポートデ
ータ読み込み(表1においてIDが「0000001
1」である場合)においては、DATA1はA/D値読
み出しポート番号を指定する8ビットデータであり、汎
用ポート出力書き込み(表1においてIDが「0000
0100」である場合)においては、DATA1は出力
書き込みポート番号を指定する8ビットデータである。
【0014】さらに、図12及び図13において、符号
DATA2,DATA3は検査内容によって異なるデー
タが書き込まれる。
【0015】具体的に、汎用ポートSW入力情報読み出
し(表1においてIDが「00000010」である場
合)においては、図12に示した命令信号ではDATA
2は使用されず、従って、図14のように8ビットのD
ATA2の全てのビットに「0」が格納される。かかる
命令に対する応答信号(図13)では、DATA2に
は、図15のように、DATA1で指定されたSW入力
状態読み出しポート中の0番〜7番の8個の端子のそれ
ぞれのハイ/ロー状態がビット毎に格納される。図15
中のDATA2内の各ビットと各端子との対応関係は、
0番端子が最下位ビットに、7番端子が最上位ビットに
対応付けられている。例えば、SW入力状態読み出しポ
ート番号が1番(「00000001」)の0番端子の
みがハイ状態である場合は、応答信号のDATA1に
「00000001」が、DATA2に「000000
01」がそれぞれ格納される。また、例えば、SW入力
状態読み出しポート番号が3番(「0000001
1」)の1番端子のみがハイ状態である場合は、応答信
号のDATA1に「00000011」が、DATA2
に「00000010」がそれぞれ格納される。また、
図15に示した応答信号では、DATA3は使用され
ず、全てのビットに「0」が格納される。
【0016】また、A/Dポートデータ読み込み(表1
においてIDが「00000011」である場合)にお
いては、図12に示した命令信号ではDATA2には、
図16の如く、DATA1で指定されたA/D値読み出
しポートにおいてA/D値を読み出すA/D値読み出し
端子が指定される。各端子とDATA2の各ビットとの
対応関係は、0番端子が最下位ビットに、7番端子が最
上位ビットに対応付けられている。例えば、A/D値読
み出しポート番号が1番(「00000001」)の0
番端子のA/D値のみを読み出す場合は、命令信号のD
ATA1に「00000001」、DATA2に「00
000001」が格納される。また、例えば、A/D値
読み出しポート番号が3番(「00000011」)の
1番端子のA/D値のみを読み出す場合は、命令信号の
DATA1に「00000011」、DATA2に「0
0000010」が格納される。この図16に示した命
令信号に対する応答信号(図17)のDATA2につい
ても同様である。また、図17に示した応答信号中のD
ATA3は、DATA1で指定されたA/D値読み出し
ポートのDATA2で指定されたA/D値読み出し端子
における8ビットのA/D読み出し値が格納される。
【0017】さらに、汎用ポート出力書き込み(表1に
おいてIDが「00000100」である場合)におい
ては、図12に示した命令信号では、図18の如く、D
ATA2はマイコン2に書き込みたい8ビットのポート
出力内容が格納される。かかる命令に対する応答信号
(図13)では、図19中のDATA2に、マイコン2
内に書き込まれたデータが格納されて出力される。ま
た、図19に示した応答信号では、DATA3は使用さ
れず、全てのビットに「0」が格納される。
【0018】尚、図12〜図19中の符号C/Sはチェ
ックサムデータであり、命令信号(図12、図14、図
16及び図18)では、IDとDATA1とDATA2
を加算した値の下位8ビットデータ(即ち、上位にオー
バーフローした桁の値を除去した値)が格納され、また
応答信号(図13、図15、図17及び図19)では、
IDとDATA1とDATA2とDATA3を加算した
値の下位8ビットデータが格納される。
【0019】このように、従来においては、ID、DA
TA1〜DATA3の全てのデータを8ビットデータと
して扱っていたため、1フレームの命令信号(図12、
図14、図16及び図18)において、SW入力状態読
み出しポート数が1ポート、A/D値読み出し端子数が
1端子のみ、出力書き込みポート数が1ポートのみしか
行えず、またこれらの命令信号に対応する応答信号(図
13、図15、図17及び図19)も同数のポート数ま
たは端子数しか処理することができなかった。このよう
な従来の状況に対して、1フレームの命令信号及び応答
信号で複数のポート及び複数の端子を処理できるように
なれば、車載用電子ユニット1の回路規模が増大して
も、処理時間の増大を最小限に抑制することが可能とな
るはずである。
【0020】そこで、この発明の課題は、1フレームの
命令信号及び応答信号で、それぞれ複数のポート及び複
数の端子を処理できるようにし、処理時間を低減し得る
車載用電子ユニットの検査方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、出荷検査機から車載用電子ユ
ニット内の制御部に命令信号を与え、当該命令信号に対
応する処理を前記制御部で実行した後、その処理結果を
応答信号として前記車載用電子ユニットから前記出荷検
査機に返信する車載用電子ユニットの検査方法であっ
て、前記出荷検査機が、前記制御部の複数のポートまた
は複数の端子を指定するデータと、当該ポートまたは端
子についての命令内容のデータとを、1フレームの前記
命令信号内に含ませて当該命令信号を生成する第1の工
程と、前記出荷検査機が、前記車載用電子ユニット内の
前記制御部に対して、所定の周期で前記命令信号を1フ
レームずつ定期送信する第2の工程と、前記制御部が前
記命令信号を受信し、当該命令信号内に含ませられた複
数のポートまたは複数の端子についての前記命令内容に
対応する処理を実行する第3の工程と、前記制御部が、
複数のポートまたは複数の端子についての前記処理の結
果を、1フレームの前記応答信号内に含ませて当該応答
信号を生成する第4の工程と、前記制御部が、前記出荷
検査機に対して、前記所定の周期で前記応答信号を1フ
レームずつ定期送信する第5の工程とを備えるものであ
る。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車載用電子ユニットの検査方法であって、前記命令内
容のデータのデータ長が4ビットであるものである。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の車載用電子ユニットの検査方法であっ
て、複数の前記ポートを指定するデータのデータ長が4
ビットであるものである。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の車載用電子ユニットの検査
方法であって、前記第1の工程において、出荷検査機
が、前記制御部の単数のポート及び複数の端子を指定す
るデータと、当該端子についての命令内容のデータと
を、1フレームの前記命令信号内に含ませて当該命令信
号を生成し、単数の前記ポートを指定するデータのデー
タ長が4ビットであるものである。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
請求項4のいずれかに記載の車載用電子ユニットの検査
方法であって、前記第4の工程において、前記命令信号
内に含められたものと同一の全てのポート及び/または
端子を指定するデータと、前記命令信号内に含められた
ものと同一の命令内容のデータとを、前記応答信号に含
ませて当該命令信号を生成するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】この発明の一の実施の形態に係る
車載用電子ユニットの検査方法は、車載用電子ユニット
1と出荷検査機3との間で、8ビットデータで処理して
いた従来例に比べて半分のデータ長である4ビットのデ
ータを送受信することで、1フレームの命令信号及び応
答信号に複数の命令及び応答を含め、これにより1サイ
クルの処理時間に複数の処理を行って処理時間を低減す
るようにしたものである。尚、この実施の形態では、図
10のブロック図内に示した符号と同一符号を使用して
説明する。
【0027】<命令信号>図1は、この実施の形態の命
令信号のフォーマットと従来の命令信号のフォーマット
との比較を示す図である。図1(a)が従来の命令信号
のフォーマット(図12に同じ)を、図1(b)がこの
実施の形態の命令信号のフォーマットをそれぞれ示して
いる。
【0028】この実施の形態の命令信号では、48ビッ
トの固定長のデータフォーマットをなしており、命令内
容を示すIDと、ポート番号指定等のDATA1〜DA
TA9とがそれぞれ4ビット長のデータとして設定さ
れ、これに8ビット長のC/S(チェックサム)データ
が加えられる。
【0029】具体的に、IDは、次の表2のような命令
内容を意味するB3〜B0の4ビットのデータである。
【0030】
【表2】
【0031】表2の通り、命令信号のIDとして指定す
る命令数は、「検査なし」と「検査モード終了」とを含
めて7種類である。一般に、事象aの発生確率がP
(a)である場合に、その事象aを他と区別して送受信
するためのデータの情報量I(a)は次の(1)式で表
すことができる。
【0032】I(a)=−log2P(a) …(1) そして、表2に示した事象数(命令内容の種類の数)が
7であるため、命令内容aの発生確率であるP(a)が
1/7となることから、命令内容aを識別するためのI
Dの情報量I(a)は次の(2)式の通りである。
【0033】 −log2(1/7)=log27=2.804ビット<3ビット …(2) したがって、3ビット以上のデータ長をIDとして確保
すれば、7つの命令内容を識別できることになる。この
実施の形態では、実際にはIDとして4ビットのデータ
長を確保している。
【0034】即ち、図1(b)に示したフォーマットの
命令信号において、IDが「0000」(16進数で
「0」)である場合は検査なし、IDが「0001」
(16進数で「1」)である場合はマイコン(制御部)
2のチェックサム値(C/S)返信要求、IDが「00
10」(16進数で「2」)である場合は汎用ポートス
イッチ(汎用ポートSW)入力情報読み出し、IDが
「0011」(16進数で「3」)である場合はA/D
ポートデータ読み込み、IDが「0100」(16進数
で「4」)である場合は汎用ポート出力書き込み、ID
が「0101」(16進数で「5」)である場合はW/
Dパルス周期変更、IDが「1111」(16進数で
「F」)である場合は検査モード終了を、それぞれ命令
内容として意味している。
【0035】また、ポート番号の指定についても、実際
のマイコン2には5個程度のポートしかないため、上記
の(1)式から、4ビットのデータ長のデータでポート
番号を識別可能に指定できることになる。
【0036】例えば、汎用ポートSW入力情報読み出し
(表2においてIDが「0010」である場合)におい
ては、図1(b)に示した命令信号中のDATA1〜D
ATA3は、図2に示した命令信号11のようにSW入
力状態読み出しポートを指定する3つの4ビットデータ
が格納される。また、この場合において、DATA4〜
DATA9は使用されず、したがって、図2のように4
ビットのDATA4〜DATA9の全てのビットに
「0」が格納される。
【0037】また、A/Dポートデータ読み込み(表2
においてIDが「0011」である場合)においては、
図3の如く、命令信号12のDATA1はA/D値読み
出しポート番号を指定する4ビットデータである。ま
た、DATA2及びDATA3はこれらが結合されて8
ビットデータとして処理されるもので、DATA1で指
定されたA/D値読み出しポートのいずれかの一の端子
を指定するフラグである。DATA4及びDATA5も
同様に、これらが結合されて8ビットデータとして処理
され、DATA1で指定されたA/D値読み出しポート
のいずれかの他の端子を指定するフラグである。ここ
で、DATA2及びDATA3で結合された8ビットデ
ータと、DATA4及びDATA5で結合された8ビッ
トデータの各ビットと各端子との対応関係は、0番端子
が最下位ビットに、7番端子が最上位ビットに対応付け
られている。例えば、読み出しポート番号が1番(「0
001」)の0番端子と1番端子とを指定する場合は、
命令信号12のDATA1に「0001」が格納される
とともに、DATA2に「0000」、DATA3に
「0001」が格納され(即ち、DATA2及びDAT
A3が結合された8ビットデータとして「000000
01」が格納され)、且つ、DATA4に「000
0」、DATA5に「0010」が格納される(即ち、
DATA4及びDATA5が結合された8ビットデータ
として「00000010」が格納される)。また、D
ATA6〜DATA9は使用されず、したがって、図3
のように4ビットのDATA6〜DATA9の全てのビ
ットに「0」が格納される。
【0038】汎用ポート出力書き込み(表2においてI
Dが「0100」である場合)においては、図1(b)
に示した命令信号中のDATA1〜DATA3は、図4
に示した命令信号13の如く、出力書き込みポート番号
を指定する3つの4ビットデータである。この場合のD
ATA4及びDATA5は、図4の如く、これらが結合
して8ビットデータとして処理され、DATA1で指定
した出力書き込みポートに書き込みたい8ビットのポー
ト出力内容が格納される。また、DATA6及びDAT
A7も同様に、図4の如く、これらが結合して8ビット
データとして処理され、DATA2で指定した出力書き
込みポートに書き込みたい8ビットのポート出力内容が
格納される。さらに、DATA8及びDATA9も、図
4の如く、これらが結合して8ビットデータとして処理
され、DATA3で指定した出力書き込みポートに書き
込みたい8ビットのポート出力内容が格納される。
【0039】また、図1〜図4中の符号C/Sはチェッ
クサムデータであり、命令信号11〜13中のIDとD
ATA1を結合した8ビットデータ、DATA2及びD
ATA3を結合した8ビットデータ、DATA4及びD
ATA5を結合した8ビットデータ、DATA6及びD
ATA7を結合した8ビットデータ、DATA8及びD
ATA9を結合した8ビットデータの全てを8ビットデ
ータとして加算した値の下位8ビットデータ(即ち、上
位にオーバーフローした桁の値を除去した値)が格納さ
れる。
【0040】尚、上記の命令信号11〜13は、図10
に示した出荷検査機3で生成されて、図11のように2
00ms周期で車載用電子ユニット1に定期送信され、
車載用電子ユニット1内でIG入力回路4を通じてマイ
コン2に入力される。
【0041】<応答信号>図10に示したマイコン2
は、与えられた命令信号の内容に応じて応答信号を生成
し、室内LP駆動回路5を通じて出荷検査機3へ定期送
信(返信)する。図5は、この実施の形態の応答信号の
フォーマットと従来の応答信号のフォーマットとの比較
を示す図である。図5(a)が従来の応答信号のフォー
マット(図13に同じ)を、図5(b)がこの実施の形
態の応答信号のフォーマットをそれぞれ示している。
【0042】この実施の形態の応答信号では、基本的に
命令信号と同等の48ビットの固定長のデータフォーマ
ットをなしており、応答内容(命令内容に等しい)を示
すIDと、ポート番号指定等のDATA1〜DATA9
とがそれぞれ4ビット長のデータとして設定され、これ
に8ビット長のC/S(チェックサム)データが加えら
れる。
【0043】IDは、上記した表2の命令内容と同一の
B3〜B0の4ビットのデータである。即ち、図5
(b)に示したフォーマットの応答信号において、ID
が「0000」(16進数で「0」)である場合は検査
なし、IDが「0001」(16進数で「1」)である
場合はマイコン2のチェックサム値(C/S)返信要
求、IDが「0010」(16進数で「2」)である場
合は汎用ポートスイッチ(汎用ポートSW)入力情報読
み出し、IDが「0011」(16進数で「3」)であ
る場合はA/Dポートデータ読み込み、IDが「010
0」(16進数で「4」)である場合は汎用ポート出力
書き込み、IDが「0101」(16進数で「5」)で
ある場合はW/Dパルス周期変更、IDが「1111」
(16進数で「F」)である場合は検査モード終了を、
それぞれ命令内容として意味している。
【0044】また、汎用ポートSW入力情報読み出し
(表2においてIDが「0010」である場合)におい
ては、図5(b)に示した応答信号中のDATA1〜D
ATA3は、図2に示した命令信号に対応して、図6に
示した応答信号14のようにSW入力状態読み出しポー
トを指定する3つの4ビットデータが格納される。ま
た、この場合において、DATA4及びDATA5は、
図6の如く、これらが結合して8ビットデータとして処
理され、DATA1で指定したSW入力状態読み出しポ
ート中の0番〜7番の8個の端子のそれぞれのハイ/ロ
ー状態がビット毎に格納される。また、DATA6及び
DATA7も同様に、図6の如く、これらが結合して8
ビットデータとして処理され、DATA2で指定したS
W入力状態読み出しポート中の0番〜7番の8個の端子
のそれぞれのハイ/ロー状態がビット毎に格納される。
さらに、DATA8及びDATA9も、図6の如く、こ
れらが結合して8ビットデータとして処理され、DAT
A3で指定したSW入力状態読み出しポート中の0番〜
7番の8個の端子のそれぞれのハイ/ロー状態がビット
毎に格納される。
【0045】図6中のDATA4〜DATA5、DAT
A6〜DATA7及びDATA8〜DATA9内の各ビ
ットと各端子との対応関係は、0番端子が最下位ビット
に、7番端子が最上位ビットに対応付けられている。例
えば、SW入力状態読み出しポート番号が1番(「00
01」)の0番端子と、ポート番号が2番(「001
0」)の1番端子と、ポート番号が3番(「001
1」)の2番端子のみがハイ状態である場合は、応答信
号14のDATA1に「0001」が、DATA2に
「0010」が、DATA3に「0011」が格納され
て3つのポート番号の指定を行うとともに、DATA4
〜DATA5に8ビットデータとして「0000000
1」が、DATA6〜DATA7に8ビットデータとし
て「00000010」が、DATA8〜DATA9に
8ビットデータとして「00000100」がそれぞれ
格納される。
【0046】A/Dポートデータ読み込み(表2におい
てIDが「0011」である場合)においては、図7の
如く、応答信号15のDATA1はA/D値読み出しポ
ート番号を指定する4ビットデータである。また、DA
TA2及びDATA3はこれらが結合されて8ビットデ
ータとして処理されるもので、DATA1で指定された
A/D値読み出しポートのいずれかの一の端子を指定す
るフラグである。DATA4及びDATA5も同様に、
これらが結合されて8ビットデータとして処理され、D
ATA1で指定されたA/D値読み出しポートのいずれ
かの他の端子を指定するフラグである。これらは、図3
に示した命令信号12中のDATA2〜DATA5に対
応するものである。
【0047】そして、DATA6及びDATA7はこれ
らが結合されて8ビットデータとして処理されるもの
で、DATA1で指定されたA/D値読み出しポートの
DATA2及びDATA3の8ビットデータで指定され
たA/D値読み出し端子における8ビットのA/D読み
出し値が格納される。さらに、DATA8及びDATA
9も同様に、これらが結合されて8ビットデータとして
処理され、DATA1で指定されたA/D値読み出しポ
ートのDATA4及びDATA5の8ビットデータで指
定されたA/D値読み出し端子における8ビットのA/
D読み出し値が格納される。
【0048】汎用ポート出力書き込み(表2においてI
Dが「0100」である場合)においては、図5(b)
に示した応答信号中のDATA1〜DATA3は、図8
に示した応答信号16の如く、出力書き込みポート番号
を指定する3つの4ビットデータであり、これらは図4
に示した命令信号13中のDATA1〜DATA3に対
応している。この場合のDATA4及びDATA5は、
図8の如く、これらが結合して8ビットデータとして処
理され、DATA1で指定した出力書き込みポートに書
き込まれた後に読み出された8ビットのポート出力内容
が格納される。この8ビットデータは、図4に示した命
令信号13中のDATA4及びDATA5と同一のデー
タが出力されているか否かを検査するためのものであ
る。また、DATA6及びDATA7も同様に、図8の
如く、これらが結合して8ビットデータとして処理さ
れ、DATA2で指定した出力書き込みポートに書き込
まれた後に読み出された8ビットのポート出力内容が格
納される。さらに、DATA8及びDATA9も、図8
の如く、これらが結合して8ビットデータとして処理さ
れ、DATA3で指定した出力書き込みポートに書き込
まれた後に読み出された8ビットのポート出力内容が格
納される。
【0049】また、図5〜図8中の符号C/Sはチェッ
クサムデータであり、応答信号14〜16中のIDとD
ATA1を結合した8ビットデータ、DATA2及びD
ATA3を結合した8ビットデータ、DATA4及びD
ATA5を結合した8ビットデータ、DATA6及びD
ATA7を結合した8ビットデータ、DATA8及びD
ATA9を結合した8ビットデータの全てを8ビットデ
ータとして加算した値の下位8ビットデータ(即ち、上
位にオーバーフローした桁の値を除去した値)が格納さ
れる。
【0050】尚、上記の応答信号14〜16は、車載用
電子ユニット1からの定期送信において出荷検査機3に
与えられ、出荷検査機3内で、命令信号11〜13の命
令内容に応じた正当な応答内容であるかどうかが検査さ
れるようになっている。
【0051】次に、この実施の形態の動作を説明する。
尚、検査に使用する車載用電子ユニット1のマイコン2
は、図9に示したように、複数のポート21,22を有
しており、各ポート21,22のそれぞれにおいて、8
個ずつの端子P00〜P17を有しているものとする。
【0052】<汎用ポートSW入力情報読み出し動作>
図10に示した出荷検査機3は、車載用電子ユニット1
の出荷前検査を実行する際に、図11に示した200m
s周期の定期送信に命令信号を含める。
【0053】命令信号の命令内容は、表2に示したよう
に命令信号中の4ビット長のIDに含ませて送信する。
【0054】ここで、汎用ポートSW入力情報読み出し
を行う場合は、車載用電子ユニット1は、表2及び図2
のように、命令信号11内のIDとして「0010」の
データを適用するとともに、命令信号11中のDATA
1〜DATA3として、SW入力状態読み出しポートを
指定する3つの4ビットデータを格納する。DATA4
〜DATA9には、その全てのビットに「0」を格納す
る。さらに上記したC/S(チェックサム)データを格
納し、48ビットの固定長の命令信号11として定期送
信する。この場合、この1フレームの命令信号11の中
に、3つのSW入力状態読み出しポートについての汎用
ポートSW入力情報読み出しを指示する命令が含まれる
ことになる。
【0055】マイコン2は、かかる命令信号11をIG
入力回路4を通じて受信し、かかる命令信号11に対応
する応答信号14(図6)を生成する。
【0056】具体的に、図6の如く、応答信号14のI
D及びDATA1〜DATA3には、図2の命令信号1
1内のID及びDATA1〜DATA3と同一のデータ
を付与する。
【0057】また、DATA4及びDATA5は、図6
の如く、これらを結合して8ビットデータとして処理
し、DATA1で指定したSW入力状態読み出しポート
中の0番〜7番の8個の端子のそれぞれのハイ/ロー状
態をビット毎に格納する。また、DATA6及びDAT
A7も同様に、図6の如く、これらを結合して8ビット
データとして処理し、DATA2で指定したSW入力状
態読み出しポート中の0番〜7番の8個の端子のそれぞ
れのハイ/ロー状態をビット毎に格納する。さらに、D
ATA8及びDATA9も、図6の如く、これらを結合
して8ビットデータとして処理し、DATA3で指定し
たSW入力状態読み出しポート中の0番〜7番の8個の
端子のそれぞれのハイ/ロー状態をビット毎に格納す
る。さらに上記したC/S(チェックサム)データを格
納し、48ビットの固定長の応答信号14として出荷検
査機3に定期送信する。この場合、この1フレームの応
答信号14の中に、3つのSW入力状態読み出しポート
についての汎用ポートSW入力情報読み出し結果を含ま
せることができる。
【0058】このように、200msを周期とする1フ
レームの命令信号11及び応答信号14を用いた定期送
信において、3つのポートの汎用ポートSW入力情報読
み出し検査を行うことができるため、従来例に比べて3
倍の処理速度を実現でき、車載用電子ユニット1の検査
処理時間を大幅に低減できる。
【0059】<A/Dポートデータ読み込み動作>A/
Dポートデータ読み込みにおいては、出荷検査機3は、
図3の如く、命令信号12のIDに「0011」(表2
参照)を格納するとともに、DATA1にA/D値読み
出しポート番号を4ビットデータとして格納する。ま
た、DATA2及びDATA3については、これらを結
合して8ビットデータとして処理し、ここにDATA1
で指定したA/D値読み出しポートのいずれかの一の端
子を指定する。DATA4及びDATA5も同様に、こ
れらを結合して8ビットデータとして処理し、具体的に
DATA1で指定したA/D値読み出しポートのいずれ
かの他の端子をフラグとして格納する。また、DATA
6〜DATA9は全てのビットに「0」を格納する。そ
して、この命令信号12を出荷検査機3から車載用電子
ユニット1に定期送信する。
【0060】この場合、この1フレームの命令信号12
の中に、2つの端子についてのA/Dポートデータ読み
込みを指示する命令が含まれることになる。
【0061】マイコン2は、かかる命令信号12をIG
入力回路4を通じて受信し、かかる命令信号12に対応
する応答信号15を生成する。
【0062】具体的に、図7の如く、応答信号15のI
D及びDATA1〜DATA5には、図3の命令信号1
2内のID及びDATA1〜DATA5と同一のデータ
を付与する。
【0063】そして、DATA6及びDATA7につい
ては、これらを結合して8ビットデータとして処理し、
DATA1で指定したA/D値読み出しポートのDAT
A2及びDATA3でフラグ指定したA/D値読み出し
端子における8ビットのA/D読み出し値を格納する。
また、DATA8及びDATA9も同様に、DATA1
で指定したA/D値読み出しポートのDATA4及びD
ATA5で指定したA/D値読み出し端子における8ビ
ットのA/D読み出し値を格納する。
【0064】さらに上記したC/S(チェックサム)デ
ータを格納し、48ビットの固定長の応答信号15とし
て出荷検査機3に定期送信する。この場合、この1フレ
ームの応答信号15の中に、1つのA/D値読み出しポ
ート中の2個の端子についてのA/Dポートデータ読み
込みを行うことができる。
【0065】このように、200msを周期とする1フ
レームの命令信号12及び応答信号15を用いた定期送
信において、2個の端子のA/D値読み出し検査を行う
ことができるため、従来例に比べて2倍の処理速度を実
現でき、車載用電子ユニット1の検査処理時間を大幅に
低減できる。
【0066】<汎用ポート出力書き込み動作>汎用ポー
ト出力書き込みにおいては、出荷検査機3は、図4の如
く、命令信号13中のIDに「0100」(表2参照)
を格納するとともに、DATA1〜DATA3に3つの
出力書き込みポート番号を4ビットデータとしてそれぞ
れ格納する。この場合のDATA4及びDATA5は、
図4の如く、これらを結合して8ビットデータとして処
理し、DATA1で指定した出力書き込みポートに書き
込みたい8ビットのポート出力内容を格納する。また、
DATA6及びDATA7も同様に、図4の如く、これ
らを結合して8ビットデータとして処理し、DATA2
で指定した出力書き込みポートに書き込みたい8ビット
のポート出力内容を格納する。さらに、DATA8及び
DATA9も、図4の如く、これらを結合して8ビット
データとして処理し、DATA3で指定した出力書き込
みポートに書き込みたい8ビットのポート出力内容を格
納する。また、C/S(チェックサム)データを付与
し、車載用電子ユニット1に定期送信する。
【0067】この場合、この1フレームの命令信号13
の中に、3つの汎用ポートについての出力書き込みを指
示する命令が含まれることになる。
【0068】この命令信号13は車載用電子ユニット1
内でIG入力回路4を通じてマイコン2に入力される。
【0069】マイコン2は、命令信号13に応じて図8
に示した応答信号16を生成する。この場合、応答信号
16中のID及びDATA1〜DATA3は、図4に示
した命令信号13中のID及びDATA1〜DATA3
と同一のデータが格納される。
【0070】また、DATA4及びDATA5として
は、図8の如く、これらを結合して8ビットデータとし
て処理し、DATA1で指定した出力書き込みポートに
書き込まれた後に読み出した8ビットのポート出力内容
を格納する。また、DATA6及びDATA7も同様
に、図8の如く、これらを結合して8ビットデータとし
て処理し、DATA2で指定した出力書き込みポートに
書き込まれた後に読み出した8ビットのポート出力内容
を格納する。さらに、DATA8及びDATA9も、図
8の如く、これらを結合して8ビットデータとして処理
し、DATA3で指定した出力書き込みポートに書き込
まれた後に読み出した8ビットのポート出力内容を格納
する。
【0071】さらに上記したC/S(チェックサム)デ
ータを格納し、48ビットの固定長の応答信号16とし
て出荷検査機3に定期送信する。出荷検査機3では、自
らが生成した図4の命令信号13中のDATA4〜DA
TA9と、車載用電子ユニット1から返信された図8の
応答信号16中のDATA4〜DATA9とが同一であ
るかどうかを検査する。
【0072】この場合、この1フレームの応答信号16
の中に、3つの出力書き込みポートについての汎用ポー
ト出力書き込み結果の情報を含ませることができる。
【0073】このように、200msを周期とする1フ
レームの命令信号13及び応答信号16を用いた定期送
信において、3個のポートの汎用ポート出力書き込み検
査を行うことができるため、従来例に比べて3倍の処理
速度を実現でき、車載用電子ユニット1の検査処理時間
を大幅に低減できる。
【0074】以上のように、この実施の形態において
は、1フレームの命令信号11〜13及び1フレームの
応答信号14〜16の固定長自体は、従来の命令信号及
び応答信号よりも長くなっているが(図1及び図5参
照)、その1周期の送受信において1フレームの命令信
号11〜13及び1フレームの応答信号14〜16を送
受信するため、その長さに拘わらず、表3に示した通
り、SW入力状態読み出しポート数を3倍、出力書き込
みポート数を3倍、A/D値読み出し端子数を2倍に増
やすことができ、従来に比べて検査タクトを大幅に短縮
することができる。
【0075】
【表3】
【0076】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、例えば
請求項2、請求項3及び請求項4のように、少なくとも
一部のデータのデータ長を4ビットとすることで、車載
用電子ユニットから制御部に定期送信される1フレーム
の命令信号に、複数のポートまたは複数の端子を指定す
るデータを含ませ、この命令信号に対応して制御部が処
理を行った後、その処理結果を応答信号に載せて車載用
電子ユニットに返信するので、定期送信の周期に複数の
ポートまたは複数の端子の処理を実行させて検査するこ
とが可能となり、1周期当たりに単数のポートまたは単
数の端子についての検査しか実行できなかった従来に比
べて、検査タクトを大幅に短縮することができる。
【0077】また、請求項5に記載の発明によれば、応
答信号に命令内容のデータやポートまたは端子の指定デ
ータを含ませる場合において、命令信号と同一のデータ
を含ませることで、命令信号のみならず応答信号のデー
タ効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例と一の実施の形態の命令信号のフォーマ
ットを示す図である。
【図2】一の実施の形態に係る汎用ポートSW入力情報
読み出しについての命令信号を示す図である。
【図3】一の実施の形態に係るA/Dポートデータ読み
込みについての命令信号を示す図である。
【図4】一の実施の形態に係る汎用ポート出力書き込み
についての命令信号を示す図である。
【図5】従来例と一の実施の形態の応答信号のフォーマ
ットを示す図である。
【図6】一の実施の形態に係る汎用ポートSW入力情報
読み出しについての応答信号を示す図である。
【図7】一の実施の形態に係るA/Dポートデータ読み
込みについての応答信号を示す図である。
【図8】一の実施の形態に係る汎用ポート出力書き込み
についての応答信号を示す図である。
【図9】マイコンのポート及び端子を示す一部平面図で
ある。
【図10】車載用電子ユニットに出荷検査機を接続した
状態を示すブロック図である。
【図11】所定の周期の定期送信において命令信号と応
答信号を送信するタイミングを示すタイミングチャート
である。
【図12】従来の命令信号のフォーマットを示す図であ
る。
【図13】従来の応答信号のフォーマットを示す図であ
る。
【図14】汎用ポートSW入力情報読み出しについての
命令信号を示す図である。
【図15】汎用ポートSW入力情報読み出しについての
応答信号を示す図である。
【図16】従来のA/Dポートデータ読み込みについて
の命令信号を示す図である。
【図17】従来のA/Dポートデータ読み込みについて
の応答信号を示す図である。
【図18】汎用ポート出力書き込みについての命令信号
を示す図である。
【図19】汎用ポート出力書き込みについての応答信号
を示す図である。
【符号の説明】
1 車載用電子ユニット 2 マイコン 3 出荷検査機 4 IG入力回路 5 室内LP駆動回路 11〜13 命令信号 14〜16 応答信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出荷検査機から車載用電子ユニット内の
    制御部に命令信号を与え、当該命令信号に対応する処理
    を前記制御部で実行した後、その処理結果を応答信号と
    して前記車載用電子ユニットから前記出荷検査機に返信
    する車載用電子ユニットの検査方法であって、 前記出荷検査機が、前記制御部の複数のポートまたは複
    数の端子を指定するデータと、当該ポートまたは端子に
    ついての命令内容のデータとを、1フレームの前記命令
    信号内に含ませて当該命令信号を生成する第1の工程
    と、 前記出荷検査機が、前記車載用電子ユニット内の前記制
    御部に対して、所定の周期で前記命令信号を1フレーム
    ずつ定期送信する第2の工程と、 前記制御部が前記命令信号を受信し、当該命令信号内に
    含ませられた複数のポートまたは複数の端子についての
    前記命令内容に対応する処理を実行する第3の工程と、 前記制御部が、複数のポートまたは複数の端子について
    の前記処理の結果を、1フレームの前記応答信号内に含
    ませて当該応答信号を生成する第4の工程と、前記制御
    部が、前記出荷検査機に対して、前記所定の周期で前記
    応答信号を1フレームずつ定期送信する第5の工程とを
    備える車載用電子ユニットの検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車載用電子ユニットの
    検査方法であって、前記命令内容のデータのデータ長が
    4ビットである車載用電子ユニットの検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車載用
    電子ユニットの検査方法であって、 複数の前記ポートを指定するデータのデータ長が4ビッ
    トである車載用電子ユニットの検査方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の車載用電子ユニットの検査方法であって、 前記第1の工程において、出荷検査機が、前記制御部の
    単数のポート及び複数の端子を指定するデータと、当該
    端子についての命令内容のデータとを、1フレームの前
    記命令信号内に含ませて当該命令信号を生成し、 単数の前記ポートを指定するデータのデータ長が4ビッ
    トである車載用電子ユニットの検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のいずれかに記
    載の車載用電子ユニットの検査方法であって、 前記第4の工程において、前記命令信号内に含められた
    ものと同一の全てのポート及び/または端子を指定する
    データと、前記命令信号内に含められたものと同一の命
    令内容のデータとを、前記応答信号に含ませて当該命令
    信号を生成する車載用電子ユニットの検査方法。
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