JP2002039966A - 検査車両 - Google Patents

検査車両

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JP2002039966A
JP2002039966A JP2000218775A JP2000218775A JP2002039966A JP 2002039966 A JP2002039966 A JP 2002039966A JP 2000218775 A JP2000218775 A JP 2000218775A JP 2000218775 A JP2000218775 A JP 2000218775A JP 2002039966 A JP2002039966 A JP 2002039966A
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carry
ray inspection
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Toru Kanemori
亨 兼森
Teruhiro Ishii
彰宏 石井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を車両内へ連続搬入可能に構成されたコン
ベアを車両へ付帯させ、容易に検査時の状態へのセッテ
ィングを行うと共に、物品を効率良く連続検査すること
が可能な検査車両を提供することを目的とする。 【解決手段】物品を搬送する搬送コンベアと、搬送され
ている前記物品を検査する検査装置と、検査前の前記物
品を、車両外から前記搬送コンベアへ連続搬入能に構成
された搬入コンベアと、前記搬送コンベアと連接し、被
検査済の前記物品を車両外へ連続して搬出する搬出手段
とを検査車両内に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査装置を車載
し、車両外から物品を搬入して、前記物品の検査を行な
う検査車両に関する発明であり、例えば、空港や港湾等
において、貨物が集積されている任意の場所に移動し、
前記貨物のX線検査を行なうX線検査車両に適用されて
最適な発明に関する。
【0002】
【従来の技術】検査装置を車載し、車両外から物品を搬
入して、前記物品の検査を行なう検査車両として、例え
ば、X線検査装置を積載し、空港や港湾等において出入
りする貨物に対してX線検査を行なうX線検査車両があ
る。従来のX線検査車両の例として、特開平07−22
3482号公報に記載されている、図5,〜図67に示
す昇降機付帯型のX線検査車両や、特開平07−012
756号公報に記載されている、図7,図88に示す外
付けコンベア型のX線検査車両等がある。
【0003】図5,〜図67に示すように、昇降機50
を付帯した従来の昇降機付帯型のX線検査車両40は、
前方に運転室41が、その背後(図5の右側)には操作
室42が設けられ、検査作業者のための作業用椅子やX
線検査に用いられる監視モニター及び記録装置等の器材
が据置かれている。更に操作室42の前面(図5の右
側)には、前記器材の電源室43が設けられている。そ
して、電源室43の後方に、貨物44をX線検査する検
査室45が設けられている。検査室45の後方側には、
車両の上下方向に所定の角度θで扇形状にX線を照射す
るX線検査装置(発生側)46aが、又、それと対向す
る位置に、検査室45内の前方から上方に亘って貨物4
4を透過したX線を検出するX線検査装置(検出側)4
6bが配置されている。又、検査室45内の床上には、
走行レール47a,47bが車両の前後方向に設けられ
ており、この走行レール47a,47b上には、台車4
8が走行自在に配置されている。
【0004】更に、X線検査車両40の後方には、開閉
自在且つ昇降自在な昇降機50が設けられており、この
昇降機50上には台車48が走行可能な走行レール51
a,51bが取付けられている。そして、昇降機50が
水平、且つ走行レール51a,51bと走行レール47
a,47bの高さが等しいときには、台車48を昇降機
50から検査室45まで移動させることができるように
なっている。尚、この昇降機50は外扉と一体型に形成
されている。
【0005】一方、図7,図8は、外付けコンベ58
a,58bが接続された従来の外付けコンベア型のX線
検査車両52を示している。このX線検査車両52は、
X線検査車両40と同様に車両前方に運転室41が、そ
の背後(図7の右側)には操作室42が設けられ、検査
作業者のための作業用椅子やX線検査に用いられる監視
モニター及び記録装置等の器材が据置かれている。更
に、操作室42の前面(図7の右側)には、前記器材の
電源室43が設けられている。
【0006】そして、電源室43の後方に、貨物44を
X線検査する検査室45が設けられている。X線検査車
両52の側壁54a,54bの中央部には貨物44を検
査室45に搬入・搬出するための搬入口55a・搬出口
55bが設けられている。又、検査室45の底部には、
搬入口55aと搬出口55bを結ぶようにして搬送機構
56が設けられている。搬入口55a・搬出口55b
は、側壁54a,54bの内側に設けられたスライド式
の開閉手段によって開閉可能になっている。又、検査室
45内には搬送機構56による貨物44の移動空間を挟
んで、それぞれ二個のX線検査装置(発生側)57aと
X線検査装置(検出側)57bが、互いに対向して設け
られている。更に、搬入口55a・搬出口55bには、
ローラコンベア等の外付けコンベア58a,58bが、
車両外から接続可能(外付け可能)に構成されている。
【0007】従来のX線検査車両40,52は、上述の
ように構成されることにより、次のように作用する。昇
降機付帯型のX線検査車両40の場合、先ず、図示せざ
る供給コンベア等によって集積された貨物44の集積場
所へX線検査車両40を移動させた後、図6に示すよう
に、車両後方を貨物44の集積側に接近させ、停止させ
る。次に、昇降機50を開くとともに、昇降機50の走
行レール51a,51bと検査室45の走行レール47
a,47bの高さとが等しくなるよう、昇降機50の高
さを調節する。その後、図示しない駆動装置により台車
48を走行させて、昇降機50の位置まで移動させる。
そして、昇降機50の走行レール51a,51bの高さ
を集積場所の高さに調整した後、台車48を集積場所へ
移動させて、貨物44を台車48上に人手等によって移
載する。
【0008】そして、貨物44を積載した台車48を再
び昇降機50の走行レール51a,51bに移動させた
後、検査室45の走行レール47a,47bと再び同じ
高さとなるよう調整し、台車48を検査室内へ搬入させ
る。その後、車両内部のX線検査装置46a,46bを
用いて貨物44に対しX線検査を行う。X線検査終了後
は、台車48を車両の後方から昇降機50上へと再び移
動させる。そして、台車48が昇降機50上で停止した
ら、前述と同一の要領で貨物44をその集積場所へ搬送
し、検査が終了する。その後の貨物44は、人手によっ
て、地上若しくは図示しない種々のコンベア装置等に移
載される。
【0009】一方、外付けコンベア型のX線検査車両5
2の場合、先ず、図示せざる供給コンベア等によって集
積された貨物44の集積場所にX線検査車両52を移動
させた後、図8に示すように、予め集積場所に別途移動
させておいた外付けコンベア58a,58bをそれぞれ
搬入口55a・搬出口55bへ接続する。次に、貨物4
4を外付けコンベア58a上へ人手又は図示せざる供給
コンベアによって移載し、その後、貨物44を積載した
外付けコンベア58aは、貨物44を搬入口55aから
搬送機構56へと自動的且つ連続的に搬送する。
【0010】次に、貨物44を積載した搬送機構56
は、図8に示す矢印方向、すなわち車両の一側から他側
へと貨物44を搬送する。この搬送機構56上での搬送
中に、X線検査装置57a,57bによって貨物44に
対するX線検査が行なわれる。そして、X線検査を受け
た後、搬送機構56の下流端まで到達した貨物44は、
搬出口55bから外付けコンベア48bへと自動的に移
載された後、車両外へと搬出される。その後、貨物44
は人手によって、地上に下ろされるか若しくは図示しな
い搬送手等へ移載され、又は、外付けコンベア58bに
接続された種々のコンベア装置(図示せず)等へと自動
的且つ連続的に移載される。
【0011】以上のように、X線検査装置46a,46
b、57a,57bを車載し、任意の場所に出向いてX
線検査を行なうX線検査車両40,52は、前記任意の
場所に集積されている車両外の貨物44を、車両内の台
車48や搬送機構56へと搬入して貨物44に対するX
線検査を行い、検査済の貨物44を再び車両外へ搬出す
ることを目的としている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の検査
車両では次のような課題がある。昇降機50は、上下動
という比較的搬送距離の短い搬送手段であり、且つ開閉
式であるため、大きな設置スペースを必要とせず、容易
に車両内に設置可能であり、よって、昇降機付帯型のX
線検査車両40の場合、車両へ付帯設置したまま貨物4
4の集積場所へ移動でき、容易にX線検査時の状態への
セッティングが可能である。しかし、X線検査時におい
ては、貨物44を載置した台車48が、集積場所から昇
降機50を経由し、更に検査室45内の走行レールとの
間を往復して、一つの貨物44に対するX線検査が完了
するまでは、次の貨物44を車両内へ搬入できない。よ
って、貨物44を車両外から検査室45内へ連続的に搬
入することができず、X線検査の作業効率が悪いという
課題を有している。
【0013】一方、外付けコンベア型のX線検査車両5
2の場合、前述の作用の如く、貨物44を車両外から搬
送機構56上へと連続的に搬送し、X線検査することが
可能であるため、X線検査の作業効率が良い。しかし、
搬送機構56上に貨物44を搬出入する外付けコンベア
58a,58bがX線検査車両52に付帯設置されてい
ないため、X線検査を行なうたびに貨物44の集積場所
へ外付けコンベア58a,58bを別途移動させ、搬送
機構56と接続させる必要がある。よって、X線検査時
の状態へのセッティングが煩雑であるという課題を有し
ている。
【0014】通常、貨物44のX線検査に関し、検査効
率、即ち連続的に検査することを重視する場合、X線検
査車両52のように、貨物44の車両内での搬送経路
を、検査車両側面の一側から他側へと屈曲させず一方通
行的にするのが効率的である。又、大量の貨物44を連
続して搬送機構56に搬入するために、外付けコンベア
58a,58bの搬送距離は昇降機50に比して長く構
成させる必要があり、よって、外付けコンベア58a,
58bは構造的に大きなものとなる。しかし、従来のX
線検査車両52においては、車幅制限の制約のため、検
査車両側面には外付けコンベア58a,58bを付帯さ
せることができないのが実状である。
【0015】本発明は、このような課題を解決するため
なされたものであり、物品を車両内へ連続搬入可能に構
成されたコンベアを車両へ付帯させ、容易に検査時の状
態へのセッティングを行うと共に、物品を効率良く連続
検査することが可能な検査車両を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明の検査車両は、車両内に、
物品を搬送する搬送コンベアと、搬送されている前記物
品を検査する検査装置と、検査前の前記物品を、車両外
から前記搬送コンベアへ連続搬入可能に構成された搬入
コンベアと、前記搬送コンベアと連接し、検査済の前記
物品を車両外へ連続して搬出する搬出手段とを有するこ
とを特徴としている。
【0017】請求項2に記載の検査車両は、請求項1に
記載の検査車両において、前記搬入コンベアが、前記車
両の後端に設けた搬入口より搬入する搬入コンベアであ
り、前記搬送手段が、前記車両の側面に設けた搬出口よ
り搬出する搬出手段であることを特徴としている。請求
項3に記載の検査車両は、請求項2に記載の検査車両に
おいて、前記搬入コンベアが、搬送方向に対する直交方
向を中心軸として、前記車両内に揺動可能に支持された
第1コンベアと、前記第1コンベアの搬送方向上流端と
揺動可能に連結された第2コンベアと、前記第1コンベ
アの搬送方向下流端を押引する押引手段と、を有する折
畳式の搬入コンベアであることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、従
来技術と同様に、X線検査装置を車載し、空港や港湾等
において出入りする貨物に対してX線検査を行なうX線
検査車両を用いて、図面に基づき詳細に説明する。図1
は本発明の実施の形態に係る検査車両のX線検査時の状
態を示す平面図、図2は図1の側面図(図1のA視
図)、図3は本発明の実施の形態に係る検査車両に備え
られた搬入コンベアの平面図(図2のB視図)、図4は
図3のC部拡大図、図5は図4のD視図を示す。
【0019】図1,図2に示すように、本発明の実施形
態に係るX線検査車両1は、荷台30の略中央部に門型
形状のX線検査装置2が載置され、そのX線検査装置2
の中央下部には、被検査中の貨物44を搬送する検査コ
ンベア3が、X線検査車両1の進行方向(図1及び図2
の右から左)が搬送方向となるよう設けられている。
又、検査コンベア3の搬送方向下流端には、被検査済の
貨物44をX線検査車両1の一側部へ搬送する搬送コン
ベア4が接続されている。更に、搬送コンベア4の搬送
方向下流端には、貨物44を車両外へ搬出するシュータ
5が連接されている。シュータ5は、搬送コンベア4と
の連接側がX線検査車両1に設けられたピン29により
回転可能に構成され、X線検査を行わないときは、X線
検査車両1側へ倒すことにより車両内部へ収納可能とな
っている。尚、図1は、シュータ5が車両外へ倒された
状態(すなわち、X線検査時の状態)を示している。
又、従来のX線検査車両の操作室45に相当する、X線
検査に用いられる監視モニターや記録装置等の器材が載
置された操作台8及び検査作業者のための作業用椅子9
は、荷台30の前方部(図1,図2の左側)に配置され
ている。
【0020】そして、図2に示すように、検査コンベア
3の搬送方向上流側には、X線検査時に検査コンベア3
の搬送方向上流側に接続して位置する傾斜コンベア6
と、傾斜コンベア6に連結された水平コンベア7とから
なる折畳式構造を有し、貨物44を車両外から検査コン
ベア3上へ搬入する搬入コンベア31が設けられてい
る。尚、図1及び図2の実線部はX線検査時の状態の搬
入コンベア31を、図2の一点鎖線部は、X線検査車両
1内部に収納された状態の搬入コンベア31を示してい
る。以下に、搬入コンベア31の構成について、更に詳
述する。
【0021】図3に示すように、傾斜コンベア6は、そ
の枠組部材を成すフレーム11,フレーム11の搬送方
向下流側及び上流側にそれぞれ回転自在に取付けられた
ロール12a,12b ,及びロール12a,12b間
に巻回されたエンドレスベルト13から構成されてい
る。又、フレーム11の両側にはそれぞれ固定軸14が
突設されており、固定軸14は荷台30の後方部に固定
されたブラケット15によって回転自在に支持されてい
る。更に、フレーム11の一側の搬送方向下流端には固
定軸16が突設され、固定軸16に対して回転自在に設
けられたブッシュに対し、伸縮自在なネジジャッキ17
の一端が取付けられている。一方、ネジジャッキ17の
他端は、X線検査車両1に設けられた固定ピン18によ
り回転自在に支持されている。
【0022】水平コンベア7は、その枠組部材を成すフ
レーム11´,フレーム11´の搬送方向下流側及び上
流側にそれぞれ回転自在に取付けられたロール20a,
20b(図示せず) ,及びロール20a,20b間に
巻回されたエンドレスベルト13´から構成されてい
る。また、フレーム11´の両側の搬送方向下流側及び
上流側には、フレーム11´を支持する支柱27a,2
7bがそれぞれ設けられ、各々の支柱の先端には車輪2
8a,28bが取付けられている。
【0023】図3,図4に示すように、傾斜コンベア6
と水平コンベア7は、ロール12b,20aの各々の軸
端に対して回転自在に設けられた連結板19により連結
されている。又、ロール12b,20aの軸端にそれぞ
れ歯車22,23が固設されており、歯車22,23
は、連結板19に突設された固定軸に回転自在に取付け
られた中間歯車21にそれぞれ噛合されている。更に、
図3に示すように、ロール12bの一方の軸端にはスプ
ロケット24が固設されており、フレーム11に設けら
れたモータ25によって、エンドレスチェン26を介
し、ロール12bは回転駆動される構成となっている。
【0024】本発明の実施形態に係るX線検査車両は、
上述のように構成されることによって、次のように作用
する。 (1)X線検査時の状態へのX線検査車両のセッティン
グ方法 先ず、図示せざる供給コンベア等によって集積された貨
物44の集積場所へ、シュータ5及び搬入コンベア31
を車両内へ収納した状態(図2の一点鎖線の状態)でX
線検査車両1を移動させる。X線検査車両1が集積場所
へ到着すると、X線検査車両1の後部に設けられた回転
式のドア10を開き、図2に示すようにダンパ(図示せ
ず)にて上方へ跳ね上げ、更に案内レール32を地上へ
倒す。又、シュータ5をピン29を中心に回転させ、図
1に示すように地上へ倒す。
【0025】次に、ネジジャッキ17をその揚程が短く
なるよう駆動し、傾斜コンベア6を固定軸14を中心と
してX線検査車両1の後方へと(図2で時計周りに)回
転させ、徐々に倒していく。このとき同時に水平コンベ
ア7は、ロール20aを中心としてX線検査車両1の後
方へと(図2で反時計周りに)回転しながら徐々に倒さ
れていく。(図2の二点鎖線の状態)
【0026】更にネジジャッキ17の揚程を短くしてい
くと、水平コンベア7の搬送方向上流側の車輪28bが
案内レール32に接した後、車輪28bは地上を転がっ
ていく。そして、図2の実線部で示されるように、水平
コンベア7の車輪28aが地上に接し、水平コンベア7
が水平になった時点でネジジャッキ17の駆動を停止す
る。尚、このとき傾斜コンベア7の搬送方向下流端が検
査コンベア3と隣接しており、以上でX線検査時の状態
へのX線検査車両1のセッティングが完了する。
【0027】(2)X線検査時における各コンベアの駆
動方法及び貨物の搬送方法 前述のセッティングが完了後、先ずモータ25を駆動し
て歯車22を回転させ(図4(b)で時計周り)、傾斜
コンベア6のエンドレスベルト13を検査コンベア3の
搬送方向へ走行させる。このとき同時に、歯車22の回
転運動が噛合された中間歯車21を介して歯車23へと
伝動し、歯車23が図4の時計周りに回転するため、水
平コンベア7のエンドレスベルト13´も検査コンベア
3の搬送方向へ走行する。そして、検査コンベア3及び
搬送コンベア4を、それぞれの駆動装置(図示せず)を
用いて、その搬送方向へコンベアを走行させる。
【0028】この状態で、集積場所の貨物44を人手又
は図示しない供給コンベアにより水平コンベア7上へと
連続して移載すると、貨物44は水平コンベア7から傾
斜コンベア6を経て、検査コンベア3上へと連続的に移
送される。そして、この検査コンベア3上における貨物
44の搬送中に、X線検査装置2によって連続的なX線
検査が行なわれる。X線検査を受けた後、検査コンベア
43の下流端まで到達した貨物44は搬送コンベア4へ
と移載され、更に搬送コンベア4によりシュータ5へと
送られた後、シュータ5上を滑り落ちて車両側面から車
両外へと排出される。その後、貨物44は人手によっ
て、地上や図示しない種々の搬送手段等に移載された
り、又はシュータ5と接続された図示しない種々の搬送
手段へ自動的に連続して搬送される。
【0029】(3)X線検査終了後のX線検査車両のリ
セット方法 X線検査作業終了後は、前述(1)のX線検査時の状態
へのX線検査車両1のセッティング方法とは逆の操作を
行う。すなわち、ネジジャッキ17をその揚程が長くな
るよう駆動し、傾斜コンベア6を固定軸14を中心とし
てX線検査車両1側へと(図2で反時計周りに)回転さ
せて、徐々に垂直に起こしてゆく。このとき同時に水平
コンベア7は、ロール20aを中心としてX線検査車両
1側へと(図2で時計周りに)回転しながら垂直に起こ
され、よって搬入コンベア31は折り畳まれ、X線検査
車両1内へと収納される(図2の一点鎖線の状態)。最
後に、案内レール32及びドア10を回転させて閉じ、
又、シュータ5を回転させて車両内に収納する。
【0030】以上、折畳式機構を用いた搬入コンベア3
1を検査車両内に付帯させることにより、検査時の状態
へのセッティングを容易に行えると共に、貨物44を車
両内へ連続的に搬入させることにより、効率の良いX線
検査が可能となる。又、折畳式機構の採用により、搬入
コンベア31を薄く折畳んで車両内に配置し、簡素な構
成で車両内のスペースを最も効率よく活用することが可
能である。又、搬入コンベア31を構成する傾斜コンベ
ア6と水平コンベア7とを歯車を介してリンクすること
により、1つの駆動装置のみで2つのコンベアを駆動す
ることが可能であり、よって駆動装置構成を簡素化する
ことが可能である。又、前述した水平コンベア7に対し
て、集積場所へ貨物44を搬入する図示しない供給手段
と連結する連結装置や、水平コンベア7と地面との高さ
を調節する高さ調整機構を付設することにより、人手に
よって水平コンベア7上へ貨物44を移載する際に、貨
物44を容易に移載し易い高さに調整することも可能で
ある。また、傾斜コンベア6を支持するブラケット15
をネジジャッキ等に置き換えれば、傾斜コンベア6と検
査コンベア3との連結部の高さの微調整を行うことも可
能である。
【0031】以上、本発明の検査車両について、特にX
線検査装置を積載し、空港や港湾等において出入りする
貨物に対してX線検査を行うX線検査車両について説明
したが、本発明は上述した実施形態例に限定されるもの
ではなく、車載された種々の検査装置へ物品を搬入し、
前記物品の検査を行う検査車両であればよい。
【0032】又、搬入コンベアは、本実施形態例の折畳
式機構を採用したコンベアに限定されるものでなく、例
えばスライド式機構や巻取り式機構等、折畳式コンベア
と同等の大きさで車両内に配置可能なコンベアであれば
よい。スライド式機構及び巻取り式機構とも、折畳式コ
ンベアに比して、搬送長さ(コンベア長)が長い場合で
も、搬入コンベアをコンパクトにまとめ、検査車両内に
収納することが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
本発明の検査車両によれば、物品を連続的に搬出入可能
なコンベアを車載しているため、任意の場所へ出向いて
物品の検査を行うに際し、容易に検査時の状態へのセッ
ティングが可能であり、加えて、前記物品を連続的に車
両内へ搬入することができるため、物品の検査を効率的
に行うことが可能となる。よって、従来の検査車両に比
して、検査作業自体のみならず、検査作業前後の準備・
片づけ作業も含めて、総合的に作業効率が向上する。
【0034】請求項2に記載の本発明の検査車両によれ
ば、請求項1に記載の検査車両の有する効果に加え、物
品を車両の後端から搬入し、車両の側面へと搬出するこ
とができるため、道幅が限られた狭い通路であっても検
査車両を出向かせて、検査を行うことができる。
【0035】請求項3に記載の本発明の検査車両によれ
ば、請求項1及び請求項2に記載の検査車両の有する効
果に加え、搬入コンベアが折畳式機構で構成されている
ため、搬入コンベアを車両内の後端スペースに最も効率
よく配置且つ簡素な構成で設けることができ、且つ、搬
入コンベアを自動で容易に車両内へ収納展開することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る検査車両の、X線検
査時の状態を示す平面図
【図2】 図1の側面図(図1のA視図)
【図3】 本発明の実施形態に係る検査車両に備えられ
た搬入コンベアの平面図(図2のB視図)
【図4】 (a)図3のC部拡大図,(b)図3のD視
【図5】 従来の昇降機付帯型のX線検査車両の平面
【図6】 従来の昇降機付帯型のX線検査車両の側面
図(図5のE視図)
【図7】 従来の昇降機付帯型のX線検査車両の後面
図(図5のF視図)
【図8】 従来の外付けコンベア型のX線検査車両の
平面図
【符号の説明】
1 X線検査車両 2 X線検査装置 3 検査コンベア 4 搬送コンベア 5 シュータ 6 傾斜コンベア 7 水平コンベア 17 ネジジャッキ 31 搬入コンベア 44 貨物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 HA13 JA09 LA20 PA11 3F076 AA01 CA01 CA02 CA04 CA05 CA07 DA16 DA27 DB02 DB17 EA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を搬送する搬送コンベアと、搬送され
    ている前記物品を検査する検査装置と、検査前の前記物
    品を、車両外から前記搬送コンベアへ連続搬入可能に構
    成された搬入コンベアと、前記搬送コンベアと連接し、
    検査済の前記物品を車両外へ連続して搬出する搬出手段
    と、を有することを特徴とする検査車両。
  2. 【請求項2】前記搬入コンベアが、前記車両の後端に設
    けた搬入口より搬入する搬入コンベアであり、前記搬出
    手段が、前記車両の側面に設けた搬出口より搬出する搬
    出手段であること、を特徴とする請求項1に記載の検査
    車両。
  3. 【請求項3】前記搬入コンベアが、搬送方向に対して直
    交する方向を中心軸として、前記車両内に揺動可能に支
    持された第1コンベアと、前記第1コンベアの搬送方向
    上流端と揺動可能に連結された第2コンベアと、前記第
    1コンベアの搬送方向下流端を押引する押引手段と、を
    有する折畳式の搬入コンベアであること、を特徴とする
    請求項2に記載の検査車両。
JP2000218775A 2000-07-19 2000-07-19 検査車両 Withdrawn JP2002039966A (ja)

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