JP2002039521A - 焼却灰等の灰処理装置及びその排ガス温度制御方法 - Google Patents

焼却灰等の灰処理装置及びその排ガス温度制御方法

Info

Publication number
JP2002039521A
JP2002039521A JP2000227742A JP2000227742A JP2002039521A JP 2002039521 A JP2002039521 A JP 2002039521A JP 2000227742 A JP2000227742 A JP 2000227742A JP 2000227742 A JP2000227742 A JP 2000227742A JP 2002039521 A JP2002039521 A JP 2002039521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ash
temperature range
gas temperature
block address
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000227742A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohito Ishibashi
宏仁 石橋
Minoru Suzuki
実 鈴木
Mitsuhiro Tada
光広 多田
Masaaki Nishino
雅明 西野
Kazufumi Harikae
一史 張替
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP2000227742A priority Critical patent/JP2002039521A/ja
Publication of JP2002039521A publication Critical patent/JP2002039521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はダイオキシン類の生成が盛んになる
温度域の形成を回避させる制御を行い、灰処理装置の出
口でのダイオキシン類の濃度を格段に低い値に安定して
抑える焼却灰等の灰処理装置及びその排ガス温度制御方
法を提供する。 【解決手段】 電気抵抗式溶融炉1bは音波式計測装置
28と排ガスの温度を制御する制御装置32を設置し、
炉内の空間で発生した排ガスの温度が連続的に計測され
る。制御装置32では音波式計測装置28によるガス温
度分布のデータを組み合わせてブロック番地のガス温度
域のデータとし、そのブロック番地のガス温度域を基準
ガス温度域と比較演算し、それに基づいて炉内空間を通
過する排ガスの流れに生じる300〜400℃の温度域
のよどみを回避する調整を制御要因によって行い、各ブ
ロック番地のガス温度域の温度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ等の廃棄
物を廃棄物焼却炉で焼却する際に発生する焼却灰、集塵
灰(飛灰)等の灰(以下焼却灰等と云う)を溶融処理す
る焼却灰等の灰処理装置及びその排ガス温度制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ等の廃棄物は、火格子式ごみ焼
却炉等で焼却処分され、発生した焼却灰等は、溶融処理
し、無害化処理した後、最終処分するように奨励されて
いる。
【0003】焼却灰等を溶融処理する灰処理装置(以下
灰溶融炉と云う)は、炉の形式によって、電気抵抗式溶
融炉、アーク式溶融炉等の電気式溶融炉と、固定表面溶
融炉、回転式表面溶融炉、ロータリキルン等の燃焼式溶
融炉に区分される。
【0004】電気式溶融炉の一例として、特開平6−1
59647号公報に図7に示すように電気抵抗式溶融炉
が記載されている。
【0005】電気抵抗式溶融炉1aは、炉本体2a内に
電極3aを上下動自在に設け、炉本体2a内に投入され
た焼却灰等の層4a内に電極3aを挿入し、焼却灰等を
溶融して溶融スラグ及び溶融メタルに液化して溶融スラ
グ層5a及び溶融メタル層6aを形成する。その後は、
電極3aの先端を溶融スラグ層5a内に挿入し、ジュー
ル熱によって焼却灰等を溶融する。
【0006】炉内に溜まった溶融スラグ層5aはジュー
ル熱を利用するため所定の厚さを形成させる。出滓口7
には出滓口開閉機構8を設けて、焼却灰等の溶融処理量
とバランスするように出滓量を制御し、溶融スラグ層5
aの湯面の位置を一定に保持し、溶融スラグ層5aの湯
面と出滓口7との間に一定の高低差を維持しヘッド圧を
常時確保する。
【0007】一方、炉内で発生した排ガスは炉内空間を
流れながら排ガス出口から排出される。排ガスの温度は
一般に二点鎖線で示すように、熱電対9で計測されてい
る。
【0008】上記電気抵抗式灰溶融炉によれば、燃焼灰
等に含有される空缶等の金属分が溶融スラグに融けてメ
タルとして分離されるので、均質なスラグを得ることが
できる。
【0009】また燃焼式溶融炉による一例として、特開
平6−82026号公報に図8に示すように灰溶融炉が
記載されている。
【0010】灰溶融炉は焼却灰等をバーナにより加熱し
て溶融させる改良型固定表面溶融炉(以下表面溶融炉と
云う)10である。
【0011】表面溶融炉10は、炉本体11の一端側の
端壁部に溶融灰等の投入口12を形成し、他端側の端壁
部に溶融灰の排出口13を形成している。炉本体11の
底壁部14における焼却灰等の投入側寄り部分は、焼却
灰等の投入側から排出側に向かって下向きに傾斜させて
いる。炉本体11の内部には予熱室15と焼却灰等を加
熱して溶融させる溶融室16を形成し、予熱室15と溶
融室16の境には溶融室16が低くなるように段差部を
設けて、溶融室16の底壁部をほぼ水平に形成してい
る。そして、溶融灰の排出口13に隣接する底壁部の端
部には上方に延びる堰部17が設けられ、この堰部17
によって、溶融室16の底壁部からなる水平箇所が焼却
灰等の滞留部18として機能するようになっている。
【0012】溶融室16の上壁部には、焼却灰等を加熱
するための加熱用のバーナ19が取り付けられ、このバ
ーナ19が焼却灰等の滞留部18に向けられている。ま
た、予熱室15の上壁部には、燃焼排ガスの取出口20
が形成され、この取出口20に排ガス取出管21が接続
されている。
【0013】更に、炉本体11の投入口12には焼却灰
等投入用ホッパ22が接続され、焼却灰等投入用ホッパ
22の底部には焼却灰等を炉本体11に押し出す押出し
装置23が設けられている。また炉本体11の排出口1
3に対応する下部には、排出口13から排出された溶融
灰を冷却するための冷却槽24が配置され、冷却槽24
の上部にも燃焼排ガスの取出口25が形成されている。
【0014】この表面溶融炉10によれば、滞留部18
において、焼却灰等を効率よく溶融灰とすることができ
るとともに、滞留部18において焼却灰等は長時間滞留
するため、より完全に溶融する。また、滞留部18の底
壁部は固化した灰により保護され、侵食が防止される等
のことが記載されている。
【0015】
【発明が解決する課題】上述した灰溶融炉による焼却灰
等の溶融処理は、減容化とともに、「有害金属の含有廃
棄物である飛灰を処理する」ことの安定化処理と、「重
金属の濃縮物である飛灰から有価金属を回収する」こと
の資源回収の考え方がある。
【0016】特開平6−159647号公報に開示され
た電気抵抗式溶融炉では、焼却灰等を溶融スラグ及び溶
融メタルに液化して溶融スラグ層5及び溶融メタル層6
を形成し、溶融スラグと溶融メタルを分離して回収する
ことができる。
【0017】特開平6−82026号公報に開示された
表面溶融炉では、滞留部18において、焼却灰等を効率
よく溶融灰とすることができるとともに、滞留部18に
おいて焼却灰等は長時間滞留して、より完全に溶融し、
堰部を越えて冷却槽24内に排出され冷却される。従っ
て該冷却固化灰は有害金属等を固定し、安定化処理した
成品として回収される。
【0018】また、ロータリキルンによる焼却灰等の溶
融処理は、焼却灰等の表面のみの溶融ではなく、上記改
良型表面溶融炉と同様に、焼却灰等を完全に溶融し、焼
却灰等に含有される未燃炭素等を溶融できるので、回収
された冷却固化灰は有害金属等を固定した安定化処理し
た成品として扱われる。
【0019】一方、上記した電気抵抗式溶融炉、改良型
表面溶融炉、ロータリキルン等の焼却灰等を溶融処理す
る灰溶融炉では、いずれの場合も、室温で灰溶融炉内に
焼却灰等を供給し、炉内で溶融処理するために、炉内空
間に発生し、炉外に排出される排ガスが、ダイオキシン
類の生成する割合が大きいと云われている300℃〜4
00℃の温度域を通過する。従って、300℃〜400
℃の温度域で排ガスがよどんで時間を要した場合にはダ
イオキシン類の生成を伴う。
【0020】焼却灰等は、廃棄物の焼却過程で、ダイオ
キシン類の激減処理が施されているが、ダイオキシン類
は300〜400℃で、未燃炭素や炭化水素の存在下
で、ダスト中の銅や鉄を含有する化合物の触媒反応によ
り生成され易い。焼却灰等は焼却過程で、未燃炭素等を
完全に除去することは困難であり、この温度域を回避す
るか又は短時間で通過させて、ダイオキシン類の生成を
抑制する調整が必要である。
【0021】しかしながら、上記した特開平6−159
647号公報、特開平6−82026号公報に開示され
ている灰溶融炉では炉内空間のガス温度分布についての
計測方法、計測装置について記載されていない。一般に
は、灰溶融炉では熱電対が用いられているが、熱電対を
用いた接触式計測法では、特定位置しか計測できず、熱
電対本体または熱電対の保護管の耐久性や輻射による計
測誤差などの問題がある。
【0022】更に、灰溶融炉中央部のガス温度測定には
長いプローブが必要であり、ダスト付着・堆積により、
常時温度計測することが困難な場合がある。
【0023】また、火炎などの分光特性を利用した放射
式温度計測法は非接触式計測法であるが、一般に観測窓
(例えば赤外線カメラ)が設置され、その観測窓から可
視化できる範囲のみ計測可能であり、計測窓の汚れや散
乱などによりダストが多く存在する環境下では不適であ
る。また、800℃程度以下では粒子からの発光が弱
く、適用困難となる。
【0024】本発明は、ダイオキシン類の生成が盛んに
なる温度域の形成を回避させるための制御を適切に行
い、灰処理装置の出口でのダイオキシン類の濃度を格段
に低い値に安定して抑えることのできる焼却灰等の灰処
理装置及びその排ガス温度制御方法を提供することを目
的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明は、
焼却灰等を溶融処理する灰処理装置であって、前記灰処
理装置のガス温度分布を計測する温度計測装置と、前記
灰処理装置内の空間を複数のブロックに区分し、ブロッ
ク番地として入力し、前記温度計測装置によるガス温度
分布のデータを組み合わせて前記ブロック番地のガス温
度域のデータとし、そのブロック番地のガス温度域を基
準ガス温度域と比較演算し、それに基づいて灰処理装置
内の排ガスに生じる300〜400℃の温度域における
よどみを回避する調整を行い、各ブロック番地のガス温
度域の温度を制御する制御装置を設けたことを特徴とす
る焼却灰等の灰処理装置である。
【0026】請求項2による発明は、請求項1による発
明において、灰処理装置が電気式灰溶融炉であることを
特徴とする。
【0027】請求項3による発明は、請求項2による発
明において、電気式溶融炉が電気抵抗式灰溶融炉である
ことを特徴とする。
【0028】請求項4による発明は、請求項1による発
明において、 灰処理装置が燃焼式灰溶融炉であること
を特徴とする。
【0029】請求項5による発明は、請求項4による発
明において、 燃焼式灰溶融炉がロータリキルンである
ことを特徴とする。
【0030】請求項6による発明は、請求項1、請求項
2,請求項3、請求項4又は請求項5による発明におい
て、組み合わせたブロック番地のガス温度域のデータが
三次元であることを特徴とする。
【0031】請求項7による発明は、請求項1、請求項
2,請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6による
発明において、温度計測装置が音波式ガス温度計測装置
であることを特徴とする。
【0032】請求項8による発明は、焼却灰等を溶融処
理する灰処理装置の排ガス温度制御方法であって、温度
計測装置により前記灰処理装置内のガス温度分布を計測
し、制御装置に前記灰処理装置の空間を複数のブロック
に区分し、ブロック番地として入力しておき、該制御装
置で前記計測装置によるガス温度分布のデータを組み合
わせてブロック番地の温度域のデータとし、前記ブロッ
ク番地のガス温度域を基準ガス温度域と比較演算し、そ
れに基づいて灰処理装置内の空間を通過する排ガスの流
れに生じる300〜400℃の温度域のよどみを回避す
る調整を行い、各ブロック番地のガス温度域の温度を制
御することを特徴とする焼却灰等の灰処理装置の排ガス
温度制御方法である。
【0033】本発明によれば、灰処理装置に上述のよう
な温度計測装置と制御装置を設けて、灰溶融炉内の空間
を通過する排ガスの流れに生じる300〜400℃の温
度域のよどみを回避する調整を行い、各ブロック番地の
ガス温度域の温度を制御することができるので、灰処理
装置による排ガス出口でのダイオキシン類の濃度を格段
に低い値に安定して抑えることができる
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
によって詳述する。
【0035】図1は本発明による実施の形態を示す縦断
面図であり、図2は本発明の電気抵抗式溶融炉による温
度計測装置の配置状態の一例を示す平面図であり、図3
は本発明によるブロック番地の一例を示す模式図であ
る。
【0036】電気抵抗式溶融炉1bは、音波式ガス温度
計測装置(以下音波式計測装置と呼称する)28と排ガ
スの温度を制御する制御装置32を設置している。
【0037】電気抵抗式溶融炉1bは、炉本体2b内に
電極3bを上下動自在に設け、焼却灰等投入口26から
炉本体2bに投入された焼却灰等の層4bに電極3bを
挿入し、焼却灰等を溶融して溶融スラグ及び溶融メタル
に液化して溶融スラグ層5b及び溶融メタル層6bを形
成する。その後は、電極3bの先端を溶融スラグ層5b
に挿入し、ジュール熱によって焼却灰等を溶融する。
【0038】一方、炉内の空間で発生した排ガスは炉内
空間を流れながら排ガス出口27から排出される。排ガ
スの温度は音波式ガス温度計測装置(以下音波式計測装
置と呼称する)28で連続的に計測される。
【0039】音波式計測装置28についてはダスト環境
に適用可能として、ボイラ火炉の温度分布をCT処理に
より適用した例等が知られている。
【0040】本発明では、音波式計測装置28に上記の
ような市販品を利用することができる。それはセンサー
29と信号処理装置30とCT処理装置31から構成さ
れ、センサー29はスピーカ、マイク、ホーンから構成
されている。
【0041】ここでは排ガス温度計測装置に音波式を用
いたが、それに限定されるものではなく、ダストが散在
する排ガスの温度を計測できるものであれば、同様に使
用することができる。
【0042】電気抵抗式溶融炉1bには、複数のセンサ
ー29が炉の周壁に対向させて取付けている。
【0043】図2に示すように、電気抵抗式溶融炉1b
はエール式三相の電極2bを用いているので、炉の軸芯
に対して二電極間に対応する炉の周壁に2個のセンサー
29を取り付け、全体として6個のセンサー29を取り
付けた。
【0044】6個のセンサー29による計測値の信号が
連続的に信号処理装置30に入力され、そこで各センサ
ー29による計測値が処理され、CT処理装置31で炉
内空間の縦横断面の温度分布が画像される。
【0045】本発明では、電気抵抗式溶融炉1bに制御
装置32を設けて、予め炉内空間を複数のブロックに区
分し、ブロック番地として入力している。
【0046】図3に示すように、一例として、ブロック
番地を分かり易くするために炉壁側のブロックを取り出
し、画像による軸A、B、Cの座標を表示した。即ち、
平面による軸A、軸Bと、その平面軸A、軸Bに対する
高さ軸Cにより、3次元のブロック番地による温度領域
の温度の制御ができる。軸ABCによる起点を便宜的に
決めて番地を特定し、ブロック番地A111、A21
1、、A121、A221として捉えた。しかし、電
気抵抗式溶融炉1bの炉内空間は水平断面が円形なの
で、実用的には軸芯を軸ABCによる起点としてブロッ
ク番地が決められる。
【0047】制御装置32では音波式計測装置28によ
るガス温度分布のデータを組み合わせてブロック番地の
ガス温度域のデータとし、そのブロック番地のガス温度
域を基準ガス温度域と比較演算し、それに基づいて炉内
空間を通過する排ガスの流れに生じる300〜400℃
の温度域のよどみを回避する調整を行い、各ブロック番
地のガス温度域の温度を制御する。
【0048】即ち、基準温度域として300〜400℃
の範囲を設定値として、この温度範囲になった場合に
は、制御要因として灰供給量、高温流体吹込み量、電極
浸漬深さ、電極間隔の一種以上を調整して、炉内空間に
設けたブロック番地の温度域の温度を制御する。
【0049】図1の実施の形態によれば、各ブロック番
地での温度域において、排ガスの流れに生じる300〜
400℃の温度域のよどみを回避する調整を行い、排ガ
スが300〜400℃の温度範囲を短時間で通過するよ
うにブロック番地の温度域の温度を制御する。これによ
って炉排ガス出口でのダイオキシン類の濃度を格段に低
い値に安定して抑えることができる。
【0050】また、図1の実施の形態では、6個のセン
サー29を用いたが、これに限定されるものではなく、
センサーの数、取付け位置は、対象とする電気抵抗式溶
融炉の形状、大きさ等によって適宜選択することができ
る。
【0051】また、図1の実施の形態では、電気抵抗式
溶融炉について述べたが、アーク溶融炉等の電気式灰溶
融炉に適用できることは云うまでもない。
【0052】図4は本発明による電気抵抗式溶融炉の制
御方法の一例を示す系統図である。
【0053】電気抵抗式溶融炉1b内空間の周壁に対向
するように取付けられた複数のセンサー29による計測
値の信号が連続的に信号処理装置30に入力される。信
号処理装置30では各センサー29による計測値が処理
され、CT処理装置31で炉内空間の縦横断面の温度分
布が画像される。
【0054】CT処理装置31で画像された複数のセン
サー29による温度分布のデータが制御装置32に入力
される。制御装置32には予め炉空間を三次元の複数の
ブロックに区分し、ブロック番地として入力しているの
で、CT処理装置31から入力された温度分布のデータ
を組合わせて、ブロック番地の温度域の三次元のデータ
とする。制御装置32では、演算部で、ブロック番地の
温度域と基準温度域が比較演算され、基準温度域の範囲
を超えた際には、それに基づいて灰供給量、高温流体吹
込み量、電極浸漬深さ、電極間隔の一種以上を調整し
て、炉内空間に設けたブロック番地の温度域の温度を制
御する。
【0055】ここでは、ダイオキシン類の生成を防止す
るために、炉内空間を通過する排ガスの流れに生じる3
00〜400℃の温度域のよどみを回避するか、短時間
で通過させるために、上記制御要因の調整を行う。
【0056】従って、各ブロック番地のガス温度域を制
御する基準温度域は300〜400℃であり、400
℃、300℃を設定値として400℃以下、300℃以
上の温度範囲になった場合には、それを回避するために
上記制御要因の調整を行う。
【0057】制御要因の調整を行うために、電極浸漬深
さ調整部33、高温流体吹込み量供給部34、電極間隔
調整部35、灰供給量供給部36が設けられており、そ
れらには各調整弁33a、34a、35a、36aが設
けられている。 なお灰供給量供給部36にはスクリュ
ーフイダーが使用されている。
【0058】例えば、図3に示したブロック番地A11
1で基準温度域が300〜400℃の温度範囲に入っ
たとすると、制御パターンとして高温流体吹込み量が選
定され、直ぐに制御部から高温流体吹込み量供給部34
に指令されて、調節弁34aが調整されて、高温空気又
は燃焼ガスが吹込まれ、ブロック番地A111の温度
域が400℃を超えるように温度制御される。制御パタ
ーンの選定はブロック番地の部位によって経験的に選定
されるが、一つの制御パターンに限定されるものではな
く、状勢によって、制御パターンを時系列的に選定して
対応するブロック番地の温度域を基準温度域の300〜
400℃の温度範囲から回避するために温度制御を行
う。
【0059】基準温度域の300〜400℃の温度範囲
はダイオキシン類の生成を防止するために必要である
が、それに加えて、例えば排ガス出口27の温度域を制
御するために、基準温度域を700〜850℃に設定し
て、その温度域が700〜850℃になるように制御要
因を調整して出口の温度を制御する等、その状勢によっ
て基準温度域を適宜決めることができる。
【0060】上記排ガスの温度制御方法によれば、焼却
灰ホッパ37aとホッパ37bから一つのコンベアに切
り出された焼却灰と飛灰は、混合されて炉上ホッパ38
aとホッパ38bに装入され、電気抵抗式灰溶融炉1b
にシュートを介して投入される。焼却灰等はエール式三
相の電極2bによってジュール熱で加熱された溶融スラ
グ層からの輻射熱、熱伝導によって溶融し、溶融スラグ
層5bと溶融メタル層6bに移行する。
【0061】一方、炉内空間には焼却灰等の溶融によっ
て排ガスが発生する。排ガスは炉内空間の部位によって
は、投入される焼却灰等と衝突して温度が低下し300
〜400℃の範囲になる場合がある。しかし、そのブロ
ック番地の温度域は音波式計測装置28により常時計測
され、その計測値が制御装置32に入力されているの
で、異常が生じた場合には、直ぐに適切な制御パターン
が選定されて、制御パターンに基づく制御要因の調整が
行われ、排ガスがその300〜400℃の範囲を回避す
るか短時間で通過できるようにされる。
【0062】本発明による電気抵抗式溶融炉の試験装置
で、焼却灰等20t/日で処理し、炉内排ガスをサンプ
リングしてダイオキシン類の変動を、制御パターンに基
づく制御要因の調整により温度制御をした本発明例とそ
れをしない従来例を比較した場合に、従来例によるダイ
オキシン類の最大0.1ngTEQ/Nm3に対して本
発明例では0.01ngTEQ/Nm3であり、最小はと
もに0.01ngTEQ/Nm3であった。
【0063】上記温度域が調整された後は、排ガスは正
常な温度状態として排ガス出口27から排出され、ガス
燃焼室39で二次燃焼され、図示しない冷却塔等で冷却
されて集塵機40で集塵され、煙突から大気中に放散さ
れる。一方、スラグ層5bとメタル層6bは適時炉外に
排出されて、メタル貯蓄ヤード41、スラグ貯蓄ヤード
42に貯蓄される。
【0064】図5は本発明による他の実施の形態を示す
縦断面図である。図5は焼却灰等をバーナにより加熱し
て溶融させる固定表面溶融炉である。本発明による固定
表面溶融炉43は音波式計測装置55と排ガス温度を制
御する制御装置56を設置している。
【0065】表面溶融炉43は、炉本体44の一端側の
端壁部に焼却灰等の供給口45、他端側の端壁部に溶融
灰の排出口46を形成している。炉本体44の底壁部4
7は、焼却灰等の投入側から排出側に向かって下向きに
傾斜させている。
【0066】底壁部47の排出口46側端部はメタル溜
堰48を設けて、排出口46から排出される溶融灰が温
度低下により排出口縁部に付着しないようにしている。
【0067】底壁部47の流れ方向のほぼ中央から下流
側に位置して加熱用のバーナ49が取り付けられてい
る。表面溶融炉43の溶融灰排出口側端部には燃焼排ガ
スのガス排出口50が形成され、ガス排出口50から排
出する燃焼排ガスは二次燃焼炉51、冷却塔52,集塵
機53で排ガス処理されて、煙突54から大気中に放散
される。
【0068】制御装置56には、予め炉内空間にブロッ
クを区分し、ブロック番地を入力しておく。音波式計測
装置55は、炉内空間に対応する側壁に対向させて複数
のセンサ57を取り付け、センサー57による計測値の
信号が連続的に信号処理装置58に入力される。そこで
は各センサー57による計測値が処理され、CT処理装
置59で炉内空間の縦横断面の温度分布が画像される。
【0069】CT処理装置59で画像された温度分布の
データが制御装置56に入力される。制御装置56で
は、CT処理装置59から入力された温度分布のデータ
を組合わせて、ブロック番地の温度域のデータとして表
示する。
【0070】制御装置56では、演算部で、ブロック番
地の温度域と基準温度域が比較演算され、基準温度域の
範囲を超えた際には、それに基づいて灰供給量、高温流
体吹込み量、バーナによる燃焼ガスの吹込み量の一種以
上を調整して、炉内空間に設けたブロック番地の温度域
の温度を制御する。
【0071】ここでは、ダイオキシン類の生成を防止す
るために、炉内空間を通過する排ガスの流れに生じる3
00〜400℃の温度域のよどみを回避するか、短時間
で通過させるために、上記制御要因の調整を行う。
【0072】従って、各ブロック番地のガス温度域を制
御する基準温度域は300〜400℃であり、400
℃、300℃を設定値として400℃以下、300℃以
上の温度範囲になった場合には、上記制御要因の調整を
行う。
【0073】制御要因の調整を行うために、灰供給量供
給部60、高温流体吹込み量供給部61、バーナによる
燃焼ガスの吹込み量供給部62が設けられており、それ
らには各調整弁60a、61a、62aが設けられてい
る。なお灰供給量供給部60には押出し装置64を含
む。
【0074】表面灰溶融炉43は炉内空間の炉本体44
の投入口45に焼却灰等投入用ホッパ63を接続し、焼
却灰等投入用ホッパ63の底部に焼却灰等を炉本体44
に押し出す押出し装置64を設けれている。また炉本体
44の溶融灰排出口46に対応する下部に、排出された
溶融灰を冷却するための冷却槽65を配置している。
【0075】この表面溶融炉43によれば、表面溶融炉
43に供給された焼却灰等を加熱用のバーナ49で加熱
して溶融する際に発生する燃焼排ガスの各部位の温度域
がブロック番号によって表示され、各ブロック番号の温
度域の温度が音波式計測装置55によって常時計測さ
れ、基準温度域の設定値を超えた際には制御要因の調整
によって正常な温度域にされる。ここでは、設定値の一
つとして400℃、300℃を設定値として400℃以
下、300℃以上の温度範囲になった場合に、上記制御
要因の調整を行う。これによって排ガスをこの温度域に
よどまないようにし、ダイオキシン類の生成を回避し又
は影響しない短時間で通過させる。
【0076】それに加えて、底壁部47の流れ方向のほ
ぼ中央から下流側に位置して焼却灰等が適切に溶融して
溶融灰になるように、高温による基準温度域の設定値を
設定して、対応するブロック番地の温度域を制御要因で
調整して、適正な温度に制御する。
【0077】図6は本発明による他の実施の形態を示す
縦断面図である。図6は焼却灰等をバーナにより加熱し
て溶融させるロタリーキルンである。
【0078】ロタリーキルン66は、炉本体67の一端
側に接続した焼却灰等供給部68に焼却灰供給口70を
形成し、他端側に接続した溶融灰排出部69に溶融灰排
出口71を形成している。炉本体56を傾斜させて設置
し、炉本体56の回転装置72の回転によって生じる底
壁部73は、焼却灰等の入側から出側に向かって下向き
に傾斜させている。符号74はローラである。
【0079】溶融灰排出部69には、炉本体67内に燃
焼ガスを吹き込み、炉本体67内の焼却灰等を加熱する
ための加熱用のバーナ75が取り付けられている。焼却
灰等供給部68には燃焼排ガスの取出口76が形成さ
れ、取出口76から排出する燃焼排ガスは二次燃焼炉7
7、冷却塔78,集塵機79で排ガス処理されて煙突か
ら大気中に放散される。
【0080】本発明では、ロタリーキルン66に音波式
計測装置80と制御装置81を設けて、制御装置81に
は、予め炉内空間にブロックを区分し、ブロック番地を
入力しておく。音波式計測装置80は、ロタリーキルン
66の側壁に対向させて複数のセンサー82を取り付け
ている。
【0081】ロタリーキルン66は回転するので、セン
サー82による計測値はセンサー82に取り付けた発信
器90から複数の受信器89に受信される。
【0082】即ち、センサー82による計測値の信号が
センサー82に取り付けた発信器90から受信器89を
介して連続的に信号処理装置83に入力される。信号処
理装置83では各センサー82による計測値が処理さ
れ、CT処理装置84で炉内空間の縦横断面の温度分布
が画像される。
【0083】CT処理装置84で画像された複数のセン
サー82による温度分布のデータが制御装置81に入力
される。制御装置81では、CT処理装置84から入力
された温度分布のデータを組合わせて、ブロック番地の
温度域のデータとして表示する。
【0084】制御装置81では、演算部で、ブロック番
地の温度域と基準温度域が比較演算され、基準温度域の
範囲を超えた際には、それに基づいて灰供給量、高温流
体吹込み量、バーナによる燃焼ガスの吹込み量、キルン
の回転速度の一種以上を調整して、炉内空間に設けたブ
ロック番地の温度域の温度を制御する。
【0085】ここでは、ダイオキシン類の生成を防止す
るために、炉内空間を通過する排ガスの流れに生じる3
00〜400℃の温度域のよどみを回避するか、短時間
で通過させるために、上記制御要因の調整を行う。
【0086】従って、各ブロック番地のガス温度域を制
御する基準温度域は300〜400℃であり、400
℃、300℃を設定値として400℃以下、300℃以
上の温度範囲になった場合には、上記制御要因の調整を
行う。
【0087】制御要因の調整を行うために、灰供給量供
給部85、回転装置調節部86、バーナによる燃焼ガス
の吹込み量供給部87、高温流体吹込み量供給部88が
設けられており、それらには各調整弁85a、86a、
87a、88aが設けられている。なお灰供給量供給部
85には灰押し装置89を含む。
【0088】このロータリキルン66によれば、焼却灰
等を効率よく溶融灰とすることができるとともに、未燃
炭素等を完全に溶融できる。以上のように、本発明によ
れば、電気式溶融炉、燃焼式溶融炉のいずれの場合で
も、ダイオキシン類の生成が盛んになる温度域の形成を
回避させるための制御を適切に行い、灰処理装置の出口
でのダイオキシン類の濃度を格段に低い値に安定して抑
えることのできる。
【0089】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ガス温度分布
を計測する温度計測装置と、炉内の空間を複数のブロッ
クに区分し、ブロック番地として入力した制御装置を設
け、その制御装置により、前記温度計測装置によるガス
温度分布のデータを組み合わせて前記ブロック番地のガ
ス温度域のデータとし、そのブロック番地のガス温度域
を基準ガス温度域と比較演算し、それに基づいて灰処理
装置内の排ガスに生じる300〜400℃の温度域にお
けるよどみを回避する調整を行い、各ブロック番地のガ
ス温度域の温度を制御することができるので、炉内排ガ
ス出口でのダイオキシン類の濃度を格段に低い値に安定
して抑えることのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態を示す縦断面図であ
る。
【図2】本発明による電気抵抗式溶融炉による温度計測
装置の配置状態の一例を示す平面図である。
【図3】本発明によるブロック番地の一例を示す模式図
である。
【図4】本発明によるブロック番地の一例を示す模式図
である制御方法の一例を示す系統図である。
【図5】本発明による他の実施の形態を示す縦断面図で
ある。
【図6】本発明による他の実施の形態を示す縦断面図で
ある。
【図7】従来の電気抵抗式灰溶融炉の一例を縦断面図で
ある。
【図8】従来の表面灰溶融炉の一例を縦断面図である。
【符号の説明】
1b 電気抵抗式溶融炉 2b 炉本体(電気抵抗式) 3b 電極 4b 焼却灰等の層 5b 溶融スラグ層 6b 溶融メタル層 26 焼却灰等投入口 27 排ガス出口 28 80 音波式計測装置 29、82 センサー 30 信号処理装置 31 CT処理装置 32 81 制御装置 37a 焼却灰ホッパ 37b 飛灰ホッパ 39 ガス燃焼室 40 集塵機 41 メタル貯蓄ヤード 42 スラグ貯蓄ヤード 43 固定表面溶融炉 44、67 炉本体(燃焼式) 45、70 焼却灰等の供給口 46、71 溶融灰の排出口 47 底壁部 48 メタル溜堰 49、75 加熱用のバーナ 50 ガス排出口 51、77 二次燃焼炉 52 78 冷却塔 53、79 集塵機 54 煙突 55、80 音波式計測装置 56、81 制御装置 57、82 センサ− 58、83 信号処理装置 59、84 CT処理装置 60、85 灰供給量供給部 61、88 高温流体吹込み量供給部 62、87 バーナ吹込み量供給部 60a、61a、62a、85a、86a、87a、8
8a 調整弁 63 焼却灰等投入用ホッパ 64,91 押出し装置 65 冷却槽 66 ロタリーキルン 68 焼却灰等供給部 69 溶融灰排出部 72 回転装置 73 底壁部(ロタリーキルン) 74 ローラ 76 燃焼排ガスの取出口 90 受発信装置 84 CT処理装置 86 回転装置調節部 87 バーナ吹込み量供給部 88 高温流体吹込み量供給部 85、86a、87a、88a、調整弁 89 受信器 90 発信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 光広 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 西野 雅明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 張替 一史 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 2F056 VS03 VS04 VS06 VS07 VS10 WF03 WF05 WF08 3K061 NB02 NB03 NB30 4D004 AA36 CA29 CA32 CB04 CB09 CB32 CB34 CB42 DA01 DA02 DA03 DA06 DA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却灰等を溶融処理する灰処理装置であ
    って、前記灰処理装置のガス温度分布を計測する温度計
    測装置と、前記灰処理装置内の空間を複数のブロックに
    区分し、ブロック番地として入力し、前記温度計測装置
    によるガス温度分布のデータを組み合わせて前記ブロッ
    ク番地のガス温度域のデータとし、そのブロック番地の
    ガス温度域を基準ガス温度域と比較演算し、それに基づ
    いて灰処理装置内の排ガスに生じる300〜400℃の
    温度域におけるよどみを回避する調整を行い、各ブロッ
    ク番地のガス温度域の温度を制御する制御装置を設けた
    ことを特徴とする焼却灰等の灰処理装置。
  2. 【請求項2】 灰処理装置が電気式灰溶融炉であること
    を特徴とする請求項1記載の焼却灰等の灰処理装置。
  3. 【請求項3】 電気式灰溶融炉が電気抵抗式灰溶融炉で
    あることを特徴とする請求項2記載の焼却灰等の灰処理
    装置。
  4. 【請求項4】 灰処理装置が燃焼式灰溶融炉であること
    を特徴とする請求項1記載の焼却灰等の灰処理装置。
  5. 【請求項5】 燃焼式灰溶融炉がロータリキルンである
    ことを特徴とする請求項4記載の焼却灰等の灰処理装
    置。
  6. 【請求項6】 組み合わせたブロック番地の温度域のデ
    ータが三次元であることを特徴とする請求項1、請求項
    2,請求湖3、請求項4又は請求項5記載の焼却灰等の
    灰処理装置。
  7. 【請求項7】 温度計測装置が音波式ガス温度計測装置
    であることを特徴とする請求項1、請求項2,請求湖
    3、請求項4、請求項5又は請求項6記載の焼却灰等の
    灰処理装置。
  8. 【請求項8】 焼却灰等を溶融処理する灰処理装置の排
    ガス温度制御方法であって、温度計測装置により前記灰
    処理装置内のガス温度分布を計測し、制御装置に前記灰
    処理装置の空間を複数のブロックに区分し、ブロック番
    地として入力しておき、該制御装置で前記計測装置によ
    るガス温度分布のデータを組み合わせてブロック番地の
    温度域のデータとし、前記ブロック番地のガス温度域を
    基準ガス温度域と比較演算し、それに基づいて灰処理装
    置内の空間を通過する排ガスの流れに生じる300〜4
    00℃の温度域のよどみを回避する調整を行い、各ブロ
    ック番地のガス温度域の温度を制御することを特徴とす
    る焼却灰等の灰処理装置の排ガス温度制御方法。
JP2000227742A 2000-07-27 2000-07-27 焼却灰等の灰処理装置及びその排ガス温度制御方法 Pending JP2002039521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227742A JP2002039521A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 焼却灰等の灰処理装置及びその排ガス温度制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227742A JP2002039521A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 焼却灰等の灰処理装置及びその排ガス温度制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002039521A true JP2002039521A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18721148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000227742A Pending JP2002039521A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 焼却灰等の灰処理装置及びその排ガス温度制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002039521A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096067A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Takuma Co Ltd プラズマ溶融炉の制御方法
KR100997305B1 (ko) 2008-06-26 2010-11-29 현대제철 주식회사 철광석의 적하온도 계측방법 및 그 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096067A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Takuma Co Ltd プラズマ溶融炉の制御方法
KR100997305B1 (ko) 2008-06-26 2010-11-29 현대제철 주식회사 철광석의 적하온도 계측방법 및 그 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2749701B2 (ja) 燃焼空気の汚染によるNo▲下x▼発生の制御方法と制御装置
JP2006517644A5 (ja)
EP0884545B1 (en) Electric ARC melting furnace
JPH08100917A (ja) 燃焼設備、特にごみ焼却設備の燃焼を制御する方法
JP4216731B2 (ja) 廃棄物処理装置のための制御システム
JPH09104930A (ja) アルミニウム、アルミニウムの廃材と残材とを溶融精錬する装置及び方法
EP1304525A1 (en) Waste incinerator and method of operating the incinerator
JP2002039521A (ja) 焼却灰等の灰処理装置及びその排ガス温度制御方法
US6086361A (en) Melt treatment apparatus
US7802451B2 (en) Manufacturing device for producing mineral fibers from incinerator ashes and its plasma-vitrified slag
JP2017032231A (ja) ロータリーキルン
JP2018040533A (ja) 廃棄物ガス化溶融炉の廃棄物堆積層高測定装置及び方法、廃棄物ガス化溶融装置及び方法
CN108700381A (zh) 冷铁源的熔解精炼炉以及熔解精炼炉的操作方法
JP4256355B2 (ja) 溶融炉の制御方法及び制御装置
JP4234727B2 (ja) 溶融炉の炉内状況監視・制御方法及び該装置
JPH11333411A (ja) 灰処理用電気溶融炉及びその操業方法
JP3771800B2 (ja) プラズマ式灰溶融炉の運転方法
JP3659903B2 (ja) プラズマ式灰溶融炉
JP3946473B2 (ja) テルミット式溶融炉の炉内温度制御方法および炉内温度制御装置
JP5014270B2 (ja) 溶融亜鉛メッキ鋼板エッジ部の加熱装置
JP2018040534A (ja) 廃棄物ガス化溶融装置及び廃棄物ガス化溶融方法
JP2002318080A (ja) 電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置およびその制御方法
JP3851031B2 (ja) 溶融炉
JP2001304526A (ja) 表面溶融炉の自動制御方法
JP4283254B2 (ja) ガス化溶融システムの運転制御方法及び装置