JP2002038660A - 建築物の防水工法 - Google Patents

建築物の防水工法

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JP2002038660A JP2000223440A JP2000223440A JP2002038660A JP 2002038660 A JP2002038660 A JP 2002038660A JP 2000223440 A JP2000223440 A JP 2000223440A JP 2000223440 A JP2000223440 A JP 2000223440A JP 2002038660 A JP2002038660 A JP 2002038660A
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Shinsuke Igaki
信介 井垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で効率よく作業できて粉塵や悪臭がほ
とんど発生せず、しかも優れた防水性能を保証できるよ
うにした工法を提供する。 【解決手段】 下地(13)に弾性接着剤(60)を点状に塗布
し、強化繊維が介在されて該強化繊維の一部が矩形状の
一辺又は直交する二辺から突出してなる矩形状の防水性
軟質樹脂パネル(40)を、その突出した強化繊維が隣接す
る軟質樹脂パネル上又はその突出した強化繊維上に重な
るように並べて下地外面に弾性接着し、強化繊維を重ね
た部位に防水性の樹脂材料を塗布して隣接する軟質樹脂
パネルを相互に一体化し、トップコート樹脂を塗布す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建築物の防水工法
に関し、特に短時間のうちに作業を効率よく行うことが
できて粉塵や悪臭がほとんど発生せず、しかも優れた防
水性能を保証できるようにした工法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物、例えば高層ビルディングでは建
物を建築した後、屋上やベランダ等の防水工事を行う必
要がある。コンクリート建築物の場合、防水工事を行う
べき下地がコンクリートであるので、アスファルトを利
用して防水することが行われているが、木造家屋等の場
合にはベランダの下地に合板パネル等がよく利用されて
いるので、アスファルトを利用して防水工事をするのは
好ましいない。
【0003】最近、繊維強化プラスチックを用いて防水
を行うようにしたFRP防水工法が実用化され、木造家
屋のベランダ等の防水工事に採用される傾向にある。
【0004】従来、この種のFRP防水工法では、下
地の清掃、プライマー樹脂の塗布及び0.5〜1時間
の養生、下塗り樹脂の塗布、ガラスクロス貼り、
下塗り樹脂の塗布及び1〜2時間の養生、脱泡、中
塗樹脂の塗布及び1〜2時間の養生、表面研磨(サン
ダー処理)、トップコート樹脂の塗布、という工程を
経て防水工事を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のFRP
防水工法では下地の合板パネルやコンクリートに合成樹
脂を直接塗布して防水層を形成しているので、防水層が
下地に強固に固着しており、地震等による揺れが防水層
に伝わると、防水層にクラック等が入り、クラックが大
きいと漏水が発生するおそれがあった。
【0006】また、従来のFRP防水工法ではほとんど
の作業を工事現場で行っているので、作業効率が悪く、
施工時間が長くなり、又防水箇所が雨水等で濡れている
と、これが乾燥するまで工事を開始することができない
という問題もあった。
【0007】さらに、従来のFRP防水工法ではトップ
コート樹脂を塗布する前に、中塗樹脂層の表面を研磨す
る必要がるが、中塗樹脂層を研磨する際に粉塵が大量に
発生するばかりでなく、悪臭が発生し、密集した住宅地
等では防水工事を行い難いという問題があった。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑み、短時間の
うちに作業を効率よく行うことができて粉塵や悪臭がほ
とんど発生せず、しかも優れた防水性能を保証できるよ
うにした建築物の防水工法を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る建
築物の防水工法は、下地と立ち上がり部位とを含む箇所
のうち、少なくとも上記下地に防水工事を行うにあた
り、上記下地の外面に弾性接着剤を相互に所定の間隔を
あけて所定の大きさに点状に塗布する工程と、平面ほぼ
矩形状をなしかつ厚み方向中間に強化繊維が介在されて
該強化繊維の一部が矩形状の一辺又は直交する二辺から
突出してなる防水性の軟質樹脂パネルを、その突出した
強化繊維が隣接する軟質樹脂パネル上又は隣接する軟質
樹脂パネルから突出した強化繊維上に重なるように並べ
て上記点状の弾性接着剤によって上記下地外面に弾性接
着する工程と、上記軟質樹脂パネルの強化繊維を重ねた
部位に防水性の樹脂材料を塗布して隣接する軟質樹脂パ
ネルを相互に一体化する工程と、該一体化した軟質樹脂
パネル上にトップコート樹脂を塗布する工程と、を備え
たことを特徴とする。
【0010】本発明の特徴の1つは下塗及び中塗の樹脂
材料を防水箇所に塗布するのではなく、従来工法におけ
る下塗樹脂層、強化繊維及び中塗樹脂層に相当する層を
有する軟質樹脂パネルを予め工場等で製造しておき、こ
れを防水箇所に並べるとともに、軟質樹脂パネルの強化
繊維を隣接する軟質樹脂パネル又はその強化繊維に重ね
て樹脂材料を塗布し、複数の軟質樹脂パネルを防水箇所
を覆う大きさに相互に一体化するようにした点にある。
【0011】これにより、従来工法におけるプライマー
樹脂の塗布及び0.5〜1時間の養生、下塗り及び中塗
り樹脂の養生が不要となり、作業工程が簡単化して施工
時間の大幅な短縮を図ることができる。本件発明者らの
実験によれば、10m2を防水工事するのに、従来の工
法では約7時間もかかっていたのに対し、本件発明では
約3時間で工事を完了できることが確認された。
【0012】また、本件発明の他の特徴は一体化した軟
質樹脂パネルを点在させた所定の大きさの弾性接着剤に
よって下地に弾性接着するようにした点にある。これに
より、地震等による大きな揺れが作用しても弾性接着剤
が揺れを吸収し、一体化した樹脂パネル自体には大きな
揺れが作用し難く、しかも一体化した樹脂パネル自体も
ある程度の軟らかさを有しているので、樹脂パネルにク
ラック等が発生することはほとんどなく、優れた防水性
能を保証できる。ここで、弾性接着剤とは接着が完了し
た後も必要な弾性が残るようにな接着剤をいう。
【0013】本件発明のさらに他の特徴は作業現場にお
いては軟化樹脂パネルの一体化に樹脂材料を塗布するよ
うにした点にある。これにより、強化繊維と軟質樹脂パ
ネルの重なり部位に塗布した樹脂材料の表面のみを研磨
すればよく、粉塵や悪臭の発生を防止でき、密集した住
宅地等でも防水工事を容易に行うことができる。
【0014】本件発明は新築の木造家屋のベランダやビ
ルディングの屋上における防水工事適用すればその効果
が大きいが、防水箇所の改修工事にも同様に適用でき
る。
【0015】ベランダや屋上は一般的に平坦な部位と立
ち上がり部位とからなっているそこで、ベランダや屋上
の防水工事を行い場合、平面ほぼ矩形状をなしかつ厚み
方向の中間に強化繊維が介在された防水性の軟質樹脂パ
ネルを上記立ち上がり部位に固定し、上記下地の上の軟
質樹脂パネルの突出した強化繊維を上記立ち上がり部位
の軟質樹脂パネルに重ならせる工程と、上記軟質樹脂パ
ネルの強化繊維を重ねた部位に防水性の樹脂材料を塗布
して隣接する軟質樹脂パネルを相互に一体化する工程
と、を更に備えるのがよい。
【0016】通常、木造家屋ではベランダと出入口との
間、あるいはベランダと外壁との間に水切金物が設けら
れることが多い。そこで、立ち上がり部位の軟質樹脂パ
ネルの上端縁を水切金物類の内側に配置し、雨水等の湿
気が室内側に侵入するのを防止するのがよい。また、ベ
ランダと外壁との間に水切金物がない場合には立ち上が
り部位の軟質重パネルの上端縁を外壁内に配置するのが
よい。
【0017】また、本件発明によって得られる防水構造
も新規である。即ち、本発明に係る建築物の防水構造
は、下地と立ち上がり部位とを含む箇所のうち、少なく
とも上記下地に施された防水構造であって、上記下地に
は防水層が点状に配置された所定の大きさの弾性接着剤
によって弾性接着されており、上記防水層は少なくとも
下層とトップコート層の二層から構成され、上記下層は
平面ほぼ矩形状をなしかつ厚み方向の中間に強化繊維が
介在されて該強化繊維の一部が矩形状の一辺又は直交す
る二辺から突出する複数の防水性の軟質樹脂パネルを並
べ、上記軟質樹脂パネルの突出した強化繊維を隣接する
軟質樹脂パネル上に重ならせ、該強化繊維を重ねた部位
に防水性を発揮する樹脂材料を塗布して、相互に一体化
して構成されていることを特徴とする。
【0018】本件発明に係る防水構造においても、上記
立ち上がり部位を覆う立ち上がり防水層を更に備え、該
立ち上がり防水層は、上記立ち上がり部位に平面ほぼ矩
形状をなしかつ厚み方向の中間に強化繊維が介在されて
該強化繊維の一部が矩形状の一辺又は直交する二辺から
突出する複数の防水性の軟質樹脂パネルを並べ、上記軟
質樹脂パネルの突出した強化繊維を上記下層の軟質樹脂
パネル上に重ならせ、該強化繊維を重ねた部位に防水性
を発揮する樹脂材料を塗布して相互に一体化し、その上
にトップコート層を形成して構成されているのがよい。
【0019】また、本件発明の工法及び構造では防水箇
所に樹脂材料を塗布することがないので、防水工事を行
う箇所が雨水等で濡れている場合にも防水工事を開始す
ることができるが、この場合、雨水等が大気に解放され
る構造とするのがよい。そこで、立ち上がり防水層には
その一部に建築物の防水を必要とする箇所の立ち上がり
部位との間に通気スペースを構成する通気部分が形成さ
れているのがよい。
【0020】軟質樹脂パネルの材料は防水工事に使用さ
れる樹脂材料であればよいが、屋上、屋根あるいはベラ
ンダ等の防水に用いられる中塗用高耐水性のビニルエス
テル樹脂と、メチルエチルケトンパーオキサイド等の硬
化剤との混練物を使用するのがよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基づいて詳細に説明する。図1ないし図5は本発明に
係る建築物の防水工法の好ましい実施形態を示し、これ
は木造家屋のベランダの防水工事に適用した例である。
木造家屋のベランダ10は大引き11の間に根太12、
12が掛け渡され、根太12・・・上には下地である合
板パネル13が受材14・・・を介して搭載され、又室
内側には出入口サッシ20が設けられ、外方側には手す
り用壁30が設けられている。
【0022】下地13上には複数の軟質樹脂パネル40
・・・が点在された所定の大きさの弾性接着材50・・
・を介して弾性接着され、複数の軟質樹脂パネル40・
・・は相互に一体化され、又両側の立ち上がり部位には
軟質樹脂パネル40・・・が螺釘締結され、該立ち上が
り部位の軟質樹脂パネル40・・・も下地上の軟質樹脂
パネル40・・・と一体化され、該一体化した樹脂パネ
ル40・・・の上にはトップコート層50が形成されて
いる。
【0023】また、室内側の立ち上がり部位では軟質樹
脂パネル40の上端縁は出入口サッシの水切金物21内
に挿入され、又外方側の立ち上がり部位では軟質樹脂パ
ネル40の上端縁は手すり用壁30のモルタル31に取
付けられた水切金物32内に挿入され、雨水の侵入を防
止するようになっている。
【0024】次に、施工方法について説明する。ベラン
ダ10に防水工事を行う場合、まず下地13上を清掃
し、図2に示されるように下地13外面上に相互に所定
の間隔をあけて弾性接着剤60・・・を所定の大きさに
塗布する。この弾性接着剤60には例えばウレタン系の
シーリング剤を用いる。後述の軟質樹脂パネル40の場
合に他系の接着剤を用いると、軟質樹脂パネル40か変
質し、所定の強度が得られず、耐久性が大幅に低下する
からである。
【0025】他方、図3に示される軟質樹脂パネル40
は工場で製作しておく。この軟質樹脂パネル40は防水
工事に使用されているビニルエステル樹脂(例えば、双
和化学産業株式会社製、商品名:ポリルーフS−3)
に、硬化剤(例えば、双和化学産業株式会社製、商品
名:ポリルーフ硬化剤)を必要とする耐震性が得られる
ような適量、例えばビニルエステル樹脂100部に対し
て硬化剤1部〜3部を配合し、所定の大きさ、例えば5
0cm×100cmの大きさ、所定の厚み、例えば0.
1cm〜0.3cmの矩形状に製造する。この樹脂パネ
ル41の厚み方向に中間には無機ガラス繊維(強化繊
維)の不織布シート42を全面に介在させ、さらに不織
布シート42の一部を矩形状の直交する二辺(一辺でも
よい)から外方に例えば5cm〜10cm程度突出させ
る。
【0026】次に、複数の軟質樹脂パネル40・・・を
下地13上に並べてゆき、軟質樹脂パネル40を弾性接
着剤60・・・によって下地13に弾性接着し、その際
に図4の(a) に示されるように軟質樹脂パネル40から
突出した不織布シート42を隣接する軟質樹脂パネル4
0上に重ならせておく。
【0027】また、立ち上がり部位には軟質樹脂パネル
40・・・をネジや釘等を用いて固定し、その突出した
不織布シート42を立ち上がり部位の隣接する軟質樹脂
パネル40及び下地13の軟質樹脂パネル40に重なら
せておく。この立ち上がり部位に用いる軟質樹脂パネル
40・・・は規格の大きさに製造した軟質樹脂パネル4
0を切断することによって必要な大きさにすることがで
きる。
【0028】こうして軟質樹脂パネル40・・・を固定
できると、図4の(b) に示されるように軟化樹脂パネル
40の製造に使用したビニルエステル樹脂と硬化剤との
混練物43を不織布シート42を重ねた部位に塗布し、
1時間程度養生させ、養生が済むと、混練物を塗布した
部位のみについてサンダー(研磨器具)を用いて研磨す
ると、下地13及び立ち上がり部位の複数の軟質樹脂パ
ネル40・・・を相互に一体化できる。なお、必要な場
合には混練物を塗布した部位について脱泡を行ってもよ
い。
【0029】こうして軟質樹脂パネル40が一体化でき
ると、図4の(c) に示されるようにビニルエステル樹脂
(例えば、双和化学産業株式会社製、商品名:ポリルー
フX−1AT)に、硬化剤(例えば、双和化学産業株式
会社製、商品名:ポリルーフ硬化剤)を必要とする量だ
け混練したトップコート樹脂を塗布してトップコート層
50を形成し、防水工事が完了する。
【0030】なお、下地13の濡れが懸念される場合、
図5に示されるように、例えば手すり用壁30と軟質樹
脂パネル40との間に所定の隙間を設けてその部位の軟
質樹脂パネル40を他の部分から突出させ、該突出した
軟質樹脂パネル40の手すり用壁30には湿気抜き用の
ノズル70をビス止め等によって固定し、該ノズル70
の先端側を軟質樹脂パネル40の外側に挿通した構造を
採用するのがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る建築物の防水工法によって得ら
れた構造の好ましい実施形態を示す図である。
【図2】 上記実施形態における弾性接着剤の塗布状態
を示す図である。
【図3】 上記実施形態において用いられる軟質樹脂パ
ネルの全体(a) 及び断面構造(b) を示す図である。
【図4】 上記実施形態における軟質樹脂パネルの貼付
け及び一体化の工程を示す図である。
【図5】 上記実施形態における湿気抜き部分の構造を
示す図である。
【符号の説明】
10 ベランダ 13 下地 20 出入口サッシ 21 水切金物 30 手すり用壁 32 水切金物 40 軟質樹脂パネル 41 樹脂 42 不織布シート(強化繊維) 50 トップコート層 60 弾性接着剤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地と立ち上がり部位とを含む箇所のう
    ち、少なくとも上記下地に防水工事を行うにあたり、 上記下地の外面に弾性接着剤を相互に所定の間隔をあけ
    て所定の大きさに点状に塗布する工程と、 平面ほぼ矩形状をなしかつ厚み方向中間に強化繊維が介
    在されて該強化繊維の一部が矩形状の一辺又は直交する
    二辺から突出してなる防水性の軟質樹脂パネルを、その
    突出した強化繊維が隣接する軟質樹脂パネル上又は隣接
    する軟質樹脂パネルから突出した強化繊維上に重なるよ
    うに並べて上記点状の弾性接着剤によって上記下地外面
    に弾性接着する工程と、 上記軟質樹脂パネルの強化繊維を重ねた部位に防水性の
    樹脂材料を塗布して隣接する軟質樹脂パネルを相互に一
    体化する工程と、 該一体化した軟質樹脂パネル上にトップコート樹脂を塗
    布する工程と、を備えたことを特徴とする建築物の防水
    工法。
  2. 【請求項2】 上記立ち上がり部位に上記軟質樹脂パネ
    ルを、その突出した強化繊維が上記下地上の軟質樹脂パ
    ネル上に重なるように配置して固定する工程と、 上記軟質樹脂パネルの強化繊維を重ねた部位に防水性の
    樹脂材料を塗布して上記立ち上がり部位及び下地の軟質
    樹脂パネルを相互に一体化する工程と、を更に備えた請
    求項1記載の建築物の防水工法。
  3. 【請求項3】 平面ほぼ矩形状をなしかつ厚み方向の中
    間に強化繊維が介在された防水性の軟質樹脂パネルを上
    記立ち上がり部位に固定し、上記下地の上の軟質樹脂パ
    ネルの突出した強化繊維を上記立ち上がり部位の軟質樹
    脂パネルに重ならせる工程と、 上記軟質樹脂パネルの強化繊維を重ねた部位に防水性の
    樹脂材料を塗布して隣接する軟質樹脂パネルを相互に一
    体化する工程と、を更に備えた請求項1記載の建築物の
    防水工法。
  4. 【請求項4】 上記立ち上がり部位の軟質樹脂パネルの
    上端縁を水切金物類の内側に配置するようにした請求項
    1ないし3のいずれかに記載の建築物の防水工法。
  5. 【請求項5】 上記強化繊維と軟質樹脂パネルの重なり
    部位に塗布した樹脂材料の表面のみを研磨するようにし
    た請求項1ないし3のいずれかに記載の建築物の防水工
    法。
  6. 【請求項6】 下地と立ち上がり部位とを含む箇所のう
    ち、少なくとも上記下地に施された防水構造であって、 上記下地には防水層が点状に配置された所定の大きさの
    弾性接着剤によって弾性接着されており、 上記防水層は少なくとも下層とトップコート層の二層か
    ら構成され、 上記下層は平面ほぼ矩形状をなしかつ厚み方向の中間に
    強化繊維が介在されて該強化繊維の一部が矩形状の一辺
    又は直交する二辺から突出する複数の防水性の軟質樹脂
    パネルを並べ、上記軟質樹脂パネルの突出した強化繊維
    を隣接する軟質樹脂パネル上に重ならせ、該強化繊維を
    重ねた部位に防水性を発揮する樹脂材料を塗布して、相
    互に一体化して構成されていることを特徴とする建築物
    の防水構造。
  7. 【請求項7】 上記立ち上がり部位を覆う立ち上がり防
    水層を更に備え、 該立ち上がり防水層は、上記立ち上がり部位に平面ほぼ
    矩形状をなしかつ厚み方向の中間に強化繊維が介在され
    て該強化繊維の一部が矩形状の一辺又は直交する二辺か
    ら突出する複数の防水性の軟質樹脂パネルを並べ、上記
    軟質樹脂パネルの突出した強化繊維を上記下層の軟質樹
    脂パネル上に重ならせ、該強化繊維を重ねた部位に防水
    性を発揮する樹脂材料を塗布して相互に一体化し、その
    上にトップコート層を形成して構成されている請求項6
    記載の建築物の防水構造。
  8. 【請求項8】 上記立ち上がり防水層にはその一部に建
    築物の防水を必要とする箇所の立ち上がり部位との間に
    通気スペースを構成する通気部分が形成されている請求
    項7記載の建築物の防水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186988A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Dae Heung Industries Co Ltd シート防水構造及び防水工法
KR101120002B1 (ko) 2011-07-21 2012-03-16 여도환 방수시트를 이용한 건축용 교면용 방수공법

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