JP2002038573A - 植生用側溝蓋 - Google Patents

植生用側溝蓋

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JP2002038573A
JP2002038573A JP2000224402A JP2000224402A JP2002038573A JP 2002038573 A JP2002038573 A JP 2002038573A JP 2000224402 A JP2000224402 A JP 2000224402A JP 2000224402 A JP2000224402 A JP 2000224402A JP 2002038573 A JP2002038573 A JP 2002038573A
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JP
Japan
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vegetation
gutter
soil
bottom wall
side walls
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000224402A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Maeda
直己 前田
Hisashi Goto
久司 後藤
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Maeta Concrete Industry Ltd
Original Assignee
Maeta Concrete Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Maeta Concrete Industry Ltd filed Critical Maeta Concrete Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置時に側溝用ブロックからの突出高さを抑
えるとゝもに、内部空間の植生部内の土壌へ水を供給す
るのに吸水材を使用しない植生用側溝蓋を提供すること
にある。 【解決手段】 底壁2と四方の側壁3とからなる通常の
側溝蓋と同等の外形であって、上方が開口するその内部
空間7を植生部としたレジンコンクリート製の有底枠体
4であり、前記四方の側壁の内の一つ若しくは二つの側
壁に手掛用の凹部6を、前記底壁に複数個の水抜き用孔
5をそれぞれ設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植生用側溝蓋、更
に詳しくは、公園内,グランド,歩道部等に設置する側
溝の開口部を閉塞する側溝蓋を、芝あるいは草花などの
植生用材として利用することにより、周辺の緑化を図る
ようにした植生用側溝蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、コンクリート色剥き出しの側
溝や側溝蓋では市街地などの景観を損ねてしまうため、
表面にカラータイルや自然石を張りつけたものなどが見
受けられるようになった。しかしながら、上記のような
方法では、側溝周辺部の環境改善、特に緑化による側溝
周辺部の環境改善と比較し十分なものとは云えない。
【0003】このような従来の欠点を解消するため、実
開平4−22578号公報には植生部を備えた側溝用蓋
11に関する発明が開示されている。この側溝用蓋11
は、図5に示すように、側溝用ブロックSの両上面に跨
設される蓋部12と、この蓋部12より上方に連設され
前記蓋部との間で植生溝部17を形成する側壁部13
と、前記蓋部12に形成された前記植生溝部17と側溝
用ブロックSの凹部空間Kとを連通する連通孔15と、
この連通孔より側溝用ブロックの流水部へ垂下されたロ
ープ等の吸水材14とを備えた構成としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記発明の側
溝用蓋11は、蓋部12とその周縁に立設した側壁部1
3との間で断面凹状の植生溝部17を形成しているが、
前記側溝用蓋11全体を普通コンクリートで形成すると
ゝもに、前記植生溝部17の容量が所望大きさのものと
するためには、図1乃至図3に示すように、前記側壁部
13の高さを大きく形成せざるを得ない。
【0005】従って、この側溝用蓋11を側溝用ブロッ
クSの開口部に設置した際には、前記植生溝部17が側
溝用ブロックSの開口部から上方へ大きく突出し、コン
クリート色剥き出しとなった側壁部13の表面の全部又
は大部分が露出することになり、側溝周辺部の景観を損
ねてしまう恐れがある。
【0006】また、植生溝部17内の土壌Dへ水を供給
するために、蓋部12から側溝用ブロックSの流水部へ
吸水材14を垂下させていることから、該吸水材14に
側溝用ブロックS内のゴミ等が詰まってしまい、植生溝
部17内の土壌Dへ水を供給することが出来なくなると
ゝもに、側溝内を清掃する際に前記吸水材14が邪魔に
なる、といった諸問題点もあった。
【0007】本発明は、上記のような従来の諸問題点に
鑑みてなされたもので、普通の側溝蓋と同等の外形で且
つ薄肉で形成することにより、設置時に側溝用ブロック
からの突出高さを抑えるとゝもに、内部空間で形成した
植生部内の土壌へ水を供給するのに吸水材を使用しない
ですむ植生用側溝蓋を提供することを目的としたもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の第1発明は、底壁と、その周縁から起立する
四方の側壁とからなる通常の側溝蓋と同等の外形であっ
て、上方が開口するその内部空間を植生部としたレジン
コンクリート製の有底枠体であり、前記四方の側壁の内
の一つ若しくは二つの側壁に手掛用の凹部を形成すると
ゝもに、前記底壁に複数個の水抜き用孔を設けたことを
特徴とする植生用側溝蓋であり、第2の発明は、前記第
1の発明における植生部内に、吸水性材料と、土,肥
料,砕石の一種以上を混合した土壌を充填し、該土壌に
草花等を植生せしめたことを特徴とする植生用側溝用蓋
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る植生用側溝蓋
を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明すると、図
1乃至図3において、1は平面視が長方形状の植生用側
溝蓋で、底壁2と、該底壁2の周縁から上方へ起立した
四方の側壁3A〜3Dからなる有底の枠体4と、前記底
壁2に穿設した複数個の水抜き用孔5と、前記側壁3A
〜3Dの内の短辺側の一側壁3Aに形成した手掛用の凹
部6から構成されている。
【0010】前記有底の枠体4は、全体がレジンコンク
リート製の薄い肉厚部で形成されており、その外形は、
図4に示すように、側溝用ブロック21の開口部に設置
される通常の側溝蓋22と同一のもので、その内部には
前記底壁2の上面と四方の側壁3A〜3Dで囲まれた内
部空間7が形成されている。
【0011】ここで、前記有底の枠体4は、全体がレジ
ンコンクリートで形成されているため、底壁2及び四方
の側壁3A〜3Dは薄い肉厚とすることができる。した
がって、該側壁3A〜3Dの高さを高くしなくとも、そ
の外形が通常の側溝蓋22と同一大きさのものであって
も、前記内部空間7の容量を所望大きさのものとするこ
とができる。
【0012】前記内部空間7は植生部として使用する空
間部で、使用時においてこの内部空間(植生部)7内に
その上方開口部から土壌8を充填し、この土壌8に草花
等9を植えるか或いは植生させる。上記土壌8として
は、土,肥料,砕石,吸水性材料の混合物を使用し、最
も望ましくは、吸水性ポリマー,水ゴケ等保水性に優れ
た吸水性材料と、これに土,肥料,砕石などの1種類以
上を混ぜ合わせた土壌を使用する。
【0013】次に、上記構成からなる植生用側溝蓋1の
使用方法を説明すると、図3及び図4に示すように、植
生用側溝蓋1を連続して敷設した側溝用ブロック21の
開口部内に段部21Aまで落とし込む。これにより、側
溝用ブロック21の上方開口部は前記植生用側溝蓋1の
底壁2により閉塞されるとゝもに、四方の側壁3A〜3
Dの上端面は側溝用ブロック21の開口部上端面とほゞ
面一となり、前記植生部7は上方に開口した状態で設置
される。
【0014】ここで、前記植生用側溝蓋1の側溝用ブロ
ック21への設置方法は、植生用側溝蓋1を連続して設
置してもよいし、通常の側溝蓋22と交互に或いは通常
の側溝蓋22を複数個連続して設置し、この連続する側
溝蓋22の間に植生用側溝蓋1を一個或いは複数個設置
してもよい。
【0015】つぎに、各植生用側溝蓋1の植生部7内に
土壌8を充填し、この土壌8に周りの景観に合わせて選
択した芝や草花9等を植え込むことにより設置作業が終
了する。その他の設置方法としては、植生用側溝蓋1の
植生部7内に土壌8を充填したものを別な場所に多数並
べておき、これに草花等の種を播いて育成せしめたも
の、或いは季節毎に違った草花を植えたものを用意して
おく。
【0016】そして、必要に応じてこれを設置場所まで
運び、側溝用ブロック21の上方開口部に新たに設置す
るか、或いは既設の植生用側溝蓋1と又は通常の既設の
側溝蓋22と交換する。而して、降雨時には底壁2に穿
設した水抜き孔5から側溝用ブロック21内へ排水され
て余分な水分が土壌8部に溜まらず、逆に降雨量の少な
い場合には土壌8部に含まれる吸水性材料により保水さ
れているので、散水作業を頻繁に行なう手間が省ける。
【0017】また、側溝内を掃除する場合には、図4に
示すように、植生用側溝蓋1を側溝用ブロック21から
撤去することにより行うが、その際に底壁2からは吸水
材等が垂下していないため掃除する際に邪魔にならな
い。
【0018】本発明に係る植生用側溝蓋の他の実施形態
を図2に示す。この植生用側溝蓋1Aは、植生用側溝蓋
1Aを移動または側溝用ブロック21に載置・撤去する
際に使用する手掛用の凹部6を長辺側の一側壁3Bに形
成したものであり、その他の構造は前記第1の実施形態
のものと同じである。また、図に示す実施形態では水抜
き孔を5個設けてあるが、底壁2に設けてあれば個数,
形状は特定しない。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る植生用側溝蓋は、上記のよ
うに、底壁と、その周縁から起立する四方の側壁とから
なる通常の側溝蓋と同等の外形であって、上方が開口す
るその内部空間を植生部としたレジンコンクリート製の
有底枠体であり、前記四方の側壁の内の一つ若しくは二
つの側壁に手掛用の凹部を形成するとゝもに、前記底壁
に複数個の水抜き用孔を設けた構成であるから、その外
形が通常の側溝蓋と同等であっても、前記内部空間の容
量を草花が植生するのに十分な大きさのものとすること
ができる。
【0020】そして、設置時において、植生用側溝蓋の
四方の側壁の上端面は側溝用ブロックの開口部の上端面
とほゞ面一となるので、側壁の外側面は外部に露出する
ことがなく土壌と草花だけが露出することになる。した
がって、側溝周辺部は草花による緑化によって景観が一
段と向上するとゝもに、既製の側溝に載置することも可
能であり、使用範囲が拡大する。
【0021】また、前記植生部内に、吸水性材料と、
土,肥料,砕石の一種以上を混合した土壌を充填し、該
土壌に草花等を植生せしめた構成とすることにより、頻
繁に散水を行なう必要がない。更には、底壁からは吸水
材等が突出していないため、側溝内を掃除したり、既設
の植生用側溝蓋又は通常の側溝用蓋と交換するために撤
去する際や運搬時においても邪魔にならず、メンテナン
スが容易であるといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植生用側溝蓋の斜視図である。
【図2】本発明に係る植生用側溝蓋の他の実施形態の斜
視図である。
【図3】同植生用側溝蓋を側溝用ブロックに設置した状
態の横断面図である。
【図4】同植生用側溝蓋を側溝に設置した状態の斜視図
である。
【図5】従来の植生用側溝蓋の側溝用ブロックに設置し
た状態の横断面図である。
【符号の説明】
1,1A 植生用側溝蓋 2 底壁 3A〜3D 側壁 4 有底枠体 5 水抜き用孔 6 手掛用の凹部 7 植生部 8 土壌 9 草花 21 側溝用ブロック 22 通常の側溝蓋
フロントページの続き Fターム(参考) 2B022 AA01 AA05 AB04 AB17 AB20 BA02 BA14 BA24 BB01 2B027 NC02 NC05 NC13 NC15 NC17 NC24 NC27 NC32 NC56 ND01 NE09 QA05 QB03 QC07 QC22 QC23 QC28 2D063 CB01 CB14 CB16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁と、その周縁から起立する四方の側
    壁とからなる通常の側溝蓋と同等の外形であって、上方
    が開口するその内部空間を植生部としたレジンコンクリ
    ート製の有底枠体であり、前記四方の側壁の内の一つ若
    しくは二つの側壁に手掛用の凹部を形成するとゝもに、
    前記底壁に複数個の水抜き用孔を設けたことを特徴とす
    る植生用側溝蓋。
  2. 【請求項2】 前記植生部内に、吸水性材料と、土,肥
    料,砕石の一種以上を混合した土壌を充填し、該土壌に
    草花等を植生せしめたことを特徴とする請求項1記載の
    植生用側溝用蓋。
JP2000224402A 2000-07-25 2000-07-25 植生用側溝蓋 Pending JP2002038573A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125375A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Takiron Co Ltd 水処理槽等の水面上方の緑化構造
CN105993656A (zh) * 2016-07-20 2016-10-12 安徽普氏生态环境工程有限公司 一种节水型环保屋顶绿化装置

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