JP2002038503A - 可とう継手とそれを用いた継手構造、および沈埋トンネルの施工方法 - Google Patents

可とう継手とそれを用いた継手構造、および沈埋トンネルの施工方法

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JP2002038503A
JP2002038503A JP2000224211A JP2000224211A JP2002038503A JP 2002038503 A JP2002038503 A JP 2002038503A JP 2000224211 A JP2000224211 A JP 2000224211A JP 2000224211 A JP2000224211 A JP 2000224211A JP 2002038503 A JP2002038503 A JP 2002038503A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、継手構造を組み立てるのが容
易である上、止水の確実性が高く安全性に優れた継手構
造を構成しうる、新規な可とう継手と、それを用いた継
手構造と、この継手構造を利用した沈埋トンネルの施工
方法とを提供する。 【解決手段】 可とう継手1は、一対の構造物2、2の
外面側に、その目地20にまたがった状態で当接されて
止水をする止水部10を、幅W1の25%以上の厚みT1
を有する厚肉に形成した。継手構造は、上記可とう継手
1を使用して、一対の構造物2、2間の目地20を止水
した。沈埋トンネルの施工方法は、上記継手構造を利用
して形成した本継手部を有する沈埋函を、ゴムガスケッ
トを挟んで水圧接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば沈埋トンネ
ルや暗渠などを構成する、隣接する構造物間の目地を、
構造物の不等沈下や相対変位等に柔軟に対応しつつ止水
するための、環状の可とう継手と、それを用いた構造物
間の継手構造と、かかる継手構造を利用した沈埋トンネ
ルの施工方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記構造物間の目地を、構造物の不等沈
下や相対変位等に柔軟に対応しつつ止水するために、従
来は、例えば特公昭55−4919号公報等に記載され
た継手構造が広く採用されてきた。すなわち両構造物の
相対向する端面間に、ゴム、樹脂等の弾性材料によって
環状でかつ伸縮自在に形成された可とう部材を取り付け
るとともに、その内側に、上記可とう部材が環外方から
の高い水圧によって内側に膨らむように変形した際にそ
れを内側から支持して、可とう部材の過剰な変形とそれ
に伴う破れ等を防止する機能を有する棒状の耐力部材を
複数本、構造物同士の相対移動を妨げないように、その
両端部を、それぞれ両構造物の相対向する端面に形成し
た通孔に、軸方向へのある程度の摺動を許容しつつ挿入
した状態で配置した継手構造が、広く用いられてきた。
【0003】しかしこの継手構造を組み立てるには、両
構造物間の目地を構成する狭い隙間の中で可とう部材を
取り付けたり、あるいは上記狭い隙間の中で、構造物同
士の相対移動によって抜けにくくするためにわざと径を
小さくした通孔に、両通孔間の距離、つまり構造物の端
面間の距離よりも長い耐力部材を挿入する作業を、耐力
部材の本数分だけ繰り返し行ったりせねばならず、手間
がかかるという問題があった。
【0004】それも、比較的断面の小さい暗渠の場合
は、天井部分まで作業者の手が届きやすく、また1か所
の継手ごとに必要な耐力部材の本数が少ないのでまだよ
いのであるが、断面の大きい沈埋トンネルの場合、トン
ネルの天井部分などは足場を組んで作業しなければなら
ず作業性が悪い上、1か所の継手ごとに必要な耐力部材
の本数が多くなるため作業の手間がかかり、このこと
が、沈埋トンネルを施工する際の、コストアップの原因
の一つとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで継手構造を簡素
化して、組み立ての作業性などを向上するために、例え
ば特開平8−184092号公報において、全体がゴ
ム、樹脂等の弾性材料によって一体の環状に形成され、
環の両端に、それぞれの構造物の内面側に締着される一
対の環状の締着部を有し、かつ両締着部の間が、厚みの
ほぼ等しい薄肉の、環状の本体部とされた可とう継手を
使用した新たな継手構造が提案された。
【0006】かかる継手構造は、上記可とう継手の本体
部を、環外方側に膨出する膨出形状に形成して構造物間
の目地内に挿入し、かつ目地の、上記本体部より外方側
に弾性目地材を充てんして止水するとともに、可とう継
手の内面側に、ヒンジによって回動自在とされた可動板
を設け、この可動板を、膨出形状に形成された本体部の
背後の凹部内に収容したものである。そして、構造物の
不等沈下や相対変位等によって弾性目地材による止水が
破られて、可とう継手の本体部が、環外方からの高い水
圧によって構造物の内方へ向けて変形しようとした際に
は、それに伴って上記可動板が回動されるものの、ヒン
ジに設けたストッパによってその回動が途中で停止され
ることで、本体部のそれ以上の変形を阻止するように構
成されている。
【0007】しかしこの構造であっても、可動板をヒン
ジによって回動自在に取り付けた固定板を、1か所の継
手ごとに多数個、必要とするため、棒状の耐力部材ほど
ではないにしても、依然として継手構造の組み立てには
手間がかかるという問題があった。また上記の構成で
は、ヒンジのストッパが確実に機能しない不良が生じる
と、可とう継手の本体部の、構造物の内方への過剰な変
形と、それに伴う破れとを防止できないおそれがある
他、前記のように可とう継手の締着部を構造物の内面側
に締着しているため、1箇所でも締着の不良があると、
本体部に環外方からの高い水圧が加わった際に、上記不
良個所において、締着部と構造物との間に隙間を生じて
漏水するおそれがあるなど、安全性の面でも問題があっ
た。
【0008】特許第2854563号公報には、上記の
可とう継手を、構造物の相対的変位に追従して伸長する
薄肉の伸長部を備えた可とう伸長部材と、環の径方向内
方に膨出する膨出形状に形成された薄肉の膨出部を有す
る可とう耐力部材とに機能分離することで、外部からの
土砂の堆積による可とう継手の機能不良を、主に上記伸
長部材によって防止するようにした継手構造が記載され
ている。構造物間の止水は、可とう耐力部材と、目地
の、上記可とう耐力部材の膨出部の内面側に充てんされ
るスポンジゴム等の目地材とによって行われる。
【0009】かかる継手構造では、止水を担う可とう耐
力部材の締着部を構造物の外面側に締着しており、当該
可とう耐力部材の膨出部に環外方からの高い水圧が加わ
っても、その水圧は、締着部を構造物に隙間なく密着さ
せる方向に機能するため、漏水のおそれがない。但し上
記継手構造は、基本的に土中に埋設される暗渠用の構造
であり、可とう耐力部材の膨出部に、環外方から高い水
圧がかかった際に、当該膨出部の、構造物の内方への過
剰な変形と、それに伴う破れが発生するのを防止するた
めの機構(前述した棒状の耐力部材等)については一
切、考慮されていないため、特に沈埋トンネル等に適用
した際には、やはり安全性の面で問題がある。
【0010】本発明の主たる目的は、これまでよりも構
造が簡単で、継手構造を組み立てるのが容易である上、
止水の確実性が高く安全性に優れた継手構造を構成しう
る、新規な可とう継手を提供することにある。また本発
明の他の目的は、上記の可とう継手を使用することによ
り、組み立てが容易で、しかも止水の確実性が高く安全
性に優れた継手構造を提供することにある。
【0011】また本発明のさらに他の目的は、上記の継
手構造を採用することで、止水の確実性が高く安全性に
優れた本継手部を有する沈埋トンネルを施工する施工方
法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、隣接する一対の構造物の外面側に、両
構造物間の目地にまたがって配置されて、当該目地を止
水する、全体がゴム、樹脂等の弾性材料によって一体に
形成された環状の可とう継手であって、環の両端に、そ
れぞれの構造物の外面側に締着される一対の環状の締着
部を有し、かつ環の中央に、隣接する一対の構造物間の
目地にまたがった状態で、両構造物の外面側に当接され
ることで止水をする環状の止水部を有するとともに、上
記止水部が、その幅の25%以上の厚みを有する厚肉に
形成されたことを特徴とする可とう継手である。
【0013】請求項2記載の発明は、止水部の、両構造
物の外面側に当接される部位にそれぞれ、弾性材料から
なり、構造物に圧接されて止水を行う一対の環状の凸条
が一体形成されたことを特徴とする請求項1記載の可と
う継手である。請求項3記載の発明は、止水部の、環外
方からの水圧による変形の中心線より環内方側の領域
が、繊維補強された弾性材料の層とされたことを特徴と
する請求項1記載の可とう継手である。
【0014】請求項4記載の発明は、繊維補強された弾
性材料の層が、止水部の幅方向にわたる、連続した補強
材によってさらに補強されたことを特徴とする請求項3
記載の可とう継手である。請求項5記載の発明は、一方
の締着部から、止水部を通して他方の締着部まで連続し
た繊維布によって全体が補強されているとともに、当該
繊維布が、止水部では、その環外方からの水圧による変
形の中心線より環外方側に配置されたことを特徴とする
請求項1記載の可とう継手である。
【0015】請求項6記載の発明は、止水部と、一対の
締着部との間がそれぞれ、両締着部間にわたる連続した
繊維布によって補強された、薄肉で可とう性を有する一
対の、環状のサイドウォール部でつながれているととも
に、当該サイドウォール部が、締着部の締着位置から止
水部の設置位置までの間の、構造物の表面に沿う長さの
0.6〜2倍の幅に形成されたことを特徴とする請求項
5記載の可とう継手である。
【0016】請求項7記載の発明は、一方のサイドウォ
ールと構造物との間の領域を、他方のサイドウォールと
構造物との間の領域と連通させる通孔が、止水部に形成
されたことを特徴とする請求項6記載の可とう継手であ
る。請求項8記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに
記載の可とう継手を用いて、隣接する一対の構造物間の
目地を止水する継手構造であって、一対の締着部を、そ
れぞれ環外方から、押さえ板によって環内方へ押圧しつ
つ、構造物の外面側に締着したことを特徴とする継手構
造である。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の可とう継手を用いて、隣接する一対の構
造物間の目地を止水する継手構造であって、両構造物
の、それぞれ目地と隣接する端部の外面を、目地側に近
づくほど環の内方に向かう相対向する傾斜面とし、可と
う継手の止水部を、両傾斜面間にまたがらせた状態で、
両傾斜面に当接させて止水したことを特徴とする継手構
造である。請求項10記載の発明は、少なくとも一方の
端面にゴムガスケットを配置し、かつ長手方向の途中の
部位に、沈埋トンネルの施工後に本継手部となる、請求
項8または9の継手構造と、その内側に取り付けた本止
水ゴムとで止水した中断部を設けた沈埋函を、(1) 上記
中断部の、本止水ゴムの内側で、中断部の長手方向の間
隔が変化しないように仮固定した状態で水底に設置し、
(2) 隣接する沈埋函の相対向する端面間を、ゴムガスケ
ットを挟んで水圧接合した後、(3) 当該ゴムガスケット
による接合部を固定するとともに中断部の仮固定を解除
し、(4) 代わって上記中断部に、設計上の縮みを防止す
るストッパーを挿入して本継手部を構成することを特徴
とする沈埋トンネルの施工方法である。
【0018】前記請求項1記載の発明の可とう継手にお
いては、環の中央の止水部が、その幅の25%以上の厚
みを有する厚肉に形成されており、環外方からの高い水
圧によってある程度は変形するものの、座屈変形したり
破れたりしない高い剛性を有している。したがって上記
可とう継手を使用して継手構造を構成するに際しては、
前述した耐力部材などの、止水部の過剰な変形や破れを
防止する部材が一切、不要となるため、これまでよりも
継手構造を簡単にして、その組み立てを容易にすること
ができる。
【0019】また上記止水部は、両構造物の外面に当接
されて止水を行うものであり、同様に継手部も、構造物
の外面側に締着されるものであるため、環外方から高い
水圧が加わった際には、これらの部材がいずれも、構造
物に対して隙間なく、より一層、強固に密着される。し
たがって上記可とう継手を使用した継手構造は、止水の
確実性が高く、安全性に優れたものとなる。
【0020】なお請求項2に記載したように、上記止水
部の、両構造物の外面側に当接される部位にそれぞれ、
弾性材料からなり、構造物に圧接されて止水を行う一対
の環状の凸条を一体形成した場合には、当該凸条が、構
造物に圧接されることで圧縮変形して、止水部と構造物
との間の止水をより確実なものとする。また請求項3に
記載したように、止水部の、環外方からの水圧による変
形の中心線より環内方側の領域を、繊維補強された弾性
材料の層としたり、あるいはさらに請求項4に記載した
ように、上記層を、止水部の幅方向にわたる、連続した
補強材によって補強したりした場合には、止水部の剛性
がさらに向上する。
【0021】このため上記請求項2〜4のいずれかの可
とう継手を使用した継手構造は、止水の確実性がさらに
向上して、より一層、安全性に優れたものとなる。ま
た、請求項5に記載したように、一方の締着部から、止
水部を通して他方の締着部まで連続した繊維布によって
可とう継手の全体を補強した場合には、当該可とう継手
を、構造物の不等沈下や相対変位等に対応しうる柔軟性
を維持しつつ、水中に浮遊する鉄片、木片、転石などに
よる損傷を受けて破れにくい強靭なものとすることがで
きる。
【0022】しかも請求項5では、上記繊維布を、止水
部において、当該止水部の環外方からの水圧による変形
の中心線より環外方側、つまり止水部が環外方からの水
圧によって変形した際に引張力が加わらない位置に配置
しているため、上記止水部の変形時に、引張力に弱い繊
維布が断裂したりするのを防止することもできる。また
請求項6に記載したように、止水部と、一対の締着部と
の間をそれぞれ、両締着部間にわたる上記の、連続した
繊維布によって補強された、薄肉でかつ可とう性を有す
る一対の、環状のサイドウォール部でつなぐと、可とう
継手が、構造物の不等沈下や相対変位等にさらに柔軟に
対応できるものとなる。
【0023】なお環外方からの高い水圧が加わった際
に、上記サイドウォール部に無理な引っ張り力が加わる
のを防止するためには、上記請求項6に記載したよう
に、当該サイドウォール部を、締着部の締着位置から止
水部の設置位置までの間の、構造物の表面に沿う長さの
0.6〜2倍の幅に形成するのが好ましい。さらに請求
項7に記載したように、止水部に、一方のサイドウォー
ルと構造物との間の領域を、他方のサイドウォールと構
造物との間の領域と連通させる通孔を形成した場合に
は、サイドウォールが損傷するか、もしくは締着部が破
損するなどして、いずれか一方の領域に水が進入した際
に、それが通孔を通して他方の領域にも導入される。
【0024】このため、いずれか一方の領域のみに水圧
が加わって水圧のバランスが崩れることで、止水部が、
水圧の加わっていない他方の領域の方にずれたり、ある
いはこのずれが大きくなって、止水部が構造物間の目地
に落ち込んだりすることを防止できるため、かかる可と
う継手を使用した継手構造は、止水の確実性がさらに向
上して、より一層、安全性に優れたものとなる。また、
上記可とう継手を用いた請求項8の継手構造によれば、
一対の締着部を、それぞれ水圧の加わる環外方から、押
さえ板によって環内方へ押圧しつつ、構造物の外面側に
締着しており、環外方から高い水圧が加わった際には、
押さえ板によって押圧されることで、締着部が、構造物
に対して隙間なく、より一層、強固に密着される。
【0025】一方、両構造物の、それぞれ目地と隣接す
る端部の外面を、目地側に近づくほど環の内方に向かう
相対向する傾斜面とし、可とう継手の止水部を、両傾斜
面間にまたがらせた状態で、両傾斜面に当接させて止水
した請求項9の継手構造によれば、環外方から高い水圧
が加わった際に、止水部が、両傾斜面に沿って自然に、
目地をまたぐ所定の中央位置に安定的に配置される。こ
のため、このいずれの場合にも止水の確実性がさらに向
上して、より一層、安全性に優れたものとなる。
【0026】さらに請求項10記載の沈埋トンネルの施
工方法によれば、衝撃吸収機能を有する本継手部に上記
の継手構造を採用することによって、当該本継手部の信
頼性を向上した沈埋トンネルを、施工の容易な従来同様
の水圧接続によって施工することができると言う特有の
効果を奏する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、実施の形態の一
例を示す図面を参照しつつ説明する。まず可とう継手と
それを用いた継手構造について、図1、2の例に基づい
て説明する。図の例の可とう継手1は、隣接する一対の
構造物2、2の外面21、21側に、両構造物2、2間
の目地20にまたがって配置されることで、当該目地2
0を止水するためのもので、その全体をゴム、樹脂等の
弾性材料によって、図示していないが上記目地20を囲
繞するように環状に一体成形することで構成されてお
り、 ・環の両端に配置された一対の環状の締着部11、11
と、 ・環の中央に配置され、上記目地20にまたがって止水
をするための、厚肉でかつ環状の止水部10と、 ・この止水部10と両端の締着部11、11とをつなぐ
薄肉でかつ環状のサイドウォール部12、12とを備え
ている。
【0028】このうち止水部10は、前述したように幅
1の25%以上の厚みT1を有する厚肉に形成されてい
る必要がある。厚みT1が上記の範囲未満では、当該止
水部10を、十分な剛性を有するものとすることができ
ないため、図1に白矢印で示すように環外方から高い水
圧が加わった際に、止水部10が座屈変形したり破れた
りしやすく、止水の確実性が低下して安全性に問題を生
じる。
【0029】なお止水部10の厚みT1は、上記剛性の
問題や、あるいは可とう継手の取り扱い性の良否、製造
コスト等を考慮すると、上記の範囲内でも特に幅W1
30〜80%であるのが好ましく、40〜60%である
のがさらに好ましい。上記止水部10の、両構造物2、
2に当接される部位である環内面の両端部には、それぞ
れ前記のように、構造物2、2に圧接された際に圧縮変
形して止水性を高める働きをする一対の、環状の凸条1
0a、10aが一体形成されている。
【0030】また上記止水部10は、その剛性を高める
ため、前述したように環外方からの水圧による変形の中
心線より環内方側の領域、すなわち図2中の一点鎖線F
−Fより下の環状の領域が、繊維補強された弾性材料の
層101とされている。上記層101は、弾性材料中
に、所定量の補強繊維を混合した混合材料によって形成
される。かかる混合材料としては、例えば自動車用タイ
ヤの製造に使用される、有機繊維のコードにゴム引きし
たトッピングゴム材料を細かく裁断し、せん断力を加え
てゴムと繊維の混合物としたものなどが好適に使用され
る。
【0031】弾性材料としては、例えば自動車用タイヤ
に使用される天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SB
R)、ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(II
R)、イソプレンゴム(IR)等が主として用いられる
が、その他にも例えばエチレンプロピレンジエン共重合
ゴム(EPDM)、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、
塩素化ゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴ
ム、シリコーンゴム等のゴムや、あるいは塩化ビニル、
エチレンプロピレン樹脂、軟質エポキシ樹脂等の軟質樹
脂などが使用可能である。これらはそれぞれ1種単独で
使用される他、互いに相溶性を有するものを2種以上、
併用することもできる。
【0032】上記弾性材料には、常法に従ってカーボン
ブラック、シリカ等の補強性フィラーや老化防止剤等の
添加剤を配合することができる。またゴムは、加硫剤、
加硫促進剤、硬化剤等を配合して成形後、所定の加硫方
法によって加硫される。また補強繊維としては、ポリエ
ステル、レーヨン、ポリプロピレン、アラミド、ビニロ
ン、綿、カーボン繊維、ガラス繊維等のフィラメント、
もしくはより糸が挙げられる。
【0033】補強繊維の太さはおよそ0.05〜4mm
の範囲内、特に0.1〜2mmの範囲内であるのが好ま
しい。また裁断した補強繊維の長さは1〜30mmの範
囲内、特に5〜20mmの範囲内であるのが好ましい。
補強繊維の配合量は、弾性材料や添加剤の種類と量にも
よるが、混合材料全体の3〜50体積%の範囲内である
のが好ましい。補強繊維の配合量がこれより少ないと、
層101による、止水部10の剛性を高める効果が十分
に得られないおそれがあり、逆に多いと、混合材料の加
工性が低下し、また止水部10の柔軟性が低くなるおそ
れがある。
【0034】図の例では、上記層101中に、止水部1
0の幅方向(図において左右方向)のほぼ全幅にわた
る、連続した補強材R1が埋設されている。補強材R1
しては、例えば芳香族ポリアミド繊維材やスチールコー
ド、鉄板等があげられ、特に数十年の使用に耐える耐腐
食性を有する芳香族ポリアミド繊維材が好適に使用され
る。これらの線材や板を環の軸方向に平行でかつ等間隔
に多数本(枚)、引き揃えた状態で配列することで、可
とう継手1の、構造物2の外形への追従性を維持しつ
つ、前記層101の、ひいては止水部10全体の剛性が
補強される。
【0035】例えば太さ1500デニールの芳香族ポリ
アミド繊維材(商品名ケブラー)を使用する場合は、環
の周方向の幅50mmあたり、およそ35本程度の芳香
族ポリアミド繊維材を引き揃えることで、止水部10の
剛性が補強される。かかる補強材R1を埋設して補強す
ることで、補強しない場合に比べて、前述した層101
の厚みを小さくすることができる。また上記層101に
は、前述したように止水部10の前後の領域をつなぐ通
孔10bが形成される。通孔10bは図では1本のみ記
載しているが、実際には、環の周方向に複数個、等間隔
で配置するのが好ましい。
【0036】通孔10bを、上記のように剛性の高い層
101中に形成する場合は、止水部10が水圧を受けて
圧縮されても潰されるおそれがない。このため通孔10
bを、例えば層101の形成後に、ドリル等を使用して
貫通形成するだけでも構わない。但し通孔10bは、成
形時の所定の位置にパイプを埋め込んで形成しても良
い。その場合には、パイプが通孔10bの補強として機
能する。
【0037】止水部10の、環外方からの水圧による変
形の中心線F−Fより環外方側の領域、つまり上記層1
01の外側(図において上側)の、環状の領域102
と、その環外面の両端に接続された一対のサイドウォー
ル部12、12と、それぞれのサイドウォール部12、
12の先端に設けられた締着部11、11とは、前記凸
条10a、10aとともに、通常の弾性材料によって形
成されている。また上記のうち両締着部11、11、サ
イドウォール部12、12、および領域102は、一方
の締着部11から他方の締着部11まで連続した繊維布
2によって、その全体が補強されている。
【0038】繊維布R2としては、通常、こうした用途
に使用される綿布などが使用可能である。上記繊維布R
2が、止水部10のうち、上記領域102に配置される
のは、前述したように止水部10が変形した際に、引張
力に弱い当該繊維布R2が断裂するのを防止するためで
ある。それゆえ図に示すように繊維布は、上記領域10
2内でもできるだけ、環外方からの水圧による変形の中
心線F−Fより外側(図において上側)に配置されるの
が好ましい。
【0039】サイドウォール部12、12は、繊維布R
2の両面を弾性材料の層で挟んだ3層構造を有してい
る。かかるサイドウォール部12、12は、上記構造の
とおり繊維布R2の両面を弾性材料の層で挟んで熱成
形、あるいはゴムの場合は加硫成形するか、もしくはゴ
ム引きした繊維布R2を加硫成形するなどして形成され
る。当該サイドウォール部12、12は、前記のように
締着部11、11の締着位置から止水部10の設置位置
までの間の、構造物2、2の表面に沿う長さ(図1中L
1)の0.6〜2倍の幅に形成されるのが好ましい。
【0040】サイドウォール部12、12の幅が上記の
範囲未満では、一対の構造物2、2間に取り付けて継手
構造を構成した際に、サイドウォール部12、12にテ
ンションが加わった状態となる。このため、環外方から
高い水圧が加わった際に、上記サイドウォール部12、
12に無理な引っ張り力が加わって、破損するおそれが
ある。一方、幅が上記の範囲を超えた場合には、取り付
けの作業性が悪くなるおそれがある。但し取り付けた後
は、水圧によって自然に折りたたまれるため、特に問題
は生じない。
【0041】なおサイドウォール部12、12の幅は、
上記の範囲内でも特に、長さL1の0.8〜1.2倍の
範囲内であるのが好ましい。締着部11、11は、上記
繊維布R2の両端で、金属線等の補強線材11a、11
aを巻きつけた上に、上記と同様に弾性材料の層を挟ん
で熱成形、あるいはゴムの場合は加硫成形するか、もし
くはゴム引きした繊維布R2を加硫成形するなどするこ
とにより、サイドウォール部12、12より肉厚の凸条
として形成される。
【0042】可とう継手1は、上記各部をそれぞれ別々
に熱成形、もしくは加硫成形したものを熱接着や加硫接
着等によって組み立てるとともに、同様の接着方法で環
状に接続して構成することもできる。しかし、例えばゴ
ムの場合は、これらの部材を構成する各種の材料を、可
とう継手1の断面形状に対応した型内の所定の位置に充
てんして一次加硫することで、上記断面形状を有する、
所定の長さの部材を複数本製造し、それを、やはり可と
う継手1の断面形状に対応した接続用の型内で、加硫接
着によって接続しながら二次加硫する操作を繰り返して
環状に仕上げるのが、全体の強度等の点で好ましい。
【0043】上記可とう継手1を使用した図1の継手構
造においては、隣接する一対の構造物2、2の外面2
1、21側に、当該外面21、21の全周にわたって一
段、内方へ凹陥させた環状の締着段面22、22を設
け、そこへ可とう継手1の締着部11、11を、それぞ
れ環外方から、押さえ板31、31によって環内方へ押
圧しつつ締着している。詳しくは、押さえ板31、31
の図示しない通孔に、上記締着断面22、22から環外
方へ突設したボルト32、32を挿通して、締着段面2
2、22と押さえ板31、31との間に、締着部11、
11を含むサイドウォール部12、12の端部と、抜け
止め板34、34とを挟み、その上からナット33、3
3を螺合して締め付けることで、上記のように締着部1
1、11とその近傍のサイドウォール部12、12とを
押圧しつつ、締着部11、11と抜け止め板34、34
とを係合させることで、当該締着部11、11を、締着
段面22、22に締着している。
【0044】このように構成すると、前記のように環外
方から高い水圧が加わった際に、押さえ板31、31に
よって押圧されることで、締着部11、11が、締着段
面22、22に対して隙間なく、より一層、強固に密着
されるため、止水の確実性がさらに向上して、継手構造
がより一層、安全性に優れたものとなる。また図の継手
構造においては、上記締着断面22、22よりさらに目
地20側の、構造物2の端部側に、当該締着段面22、
22の全周にわたってさらに一段、内方へ凹陥させ、か
つ目地20側に近づくほど環の内方に向かう相対向する
傾斜面とした環状の止水段面23、23を設け、そこへ
可とう継手1の止水部10を、目地20をまたぐように
当接させて止水をしている。
【0045】このように構成すると、やはり前記のよう
に環外方から高い水圧が加わった際に、止水部10が、
両止水段面23、23の傾斜に沿って自然に、目地20
をまたぐ所定の中央位置に安定的に配置されるため、止
水の確実性がさらに向上して、継手構造がより一層、安
全性に優れたものとなる。次に、本発明の沈埋トンネル
の施工方法について、上記図1、並びに図3を参照しつ
つ説明する。
【0046】かかる施工方法では、まず少なくとも一方
の端面にゴムガスケット4を配置した沈埋函5の、長手
方向の途中の部位に、沈埋トンネルの施工後に本継手部
となる、上記の継手構造と、その内側に取り付けた本止
水ゴム6とで止水した中断部を設ける。すなわち図3に
示すように沈埋函5を構成する2つの構造物2、2間の
目地20を、以上で説明した、可とう継手1による継手
構造で接続するとともに、この継手構造を水中に浮遊す
る鉄片、木片、転石などから保護するために、当該継手
構造を形成した凹部50を鉄板等のカバー51で覆う。
この際、上記カバー51の固定は、凹部50内に水が入
るように、少なくとも一方の構造物2側を点溶接にして
おく。
【0047】次に、上記構造物2、2の環内面24、2
4に、環状の本止水ゴム6を、目地20にまたがらせた
状態で取り付ける。本止水ゴム6は、断面半円状でかつ
環状の本体61の両端から外方へそれぞれ筒状の取付部
62、62を延設し、その先端に可とう継手1の場合と
同様の、環状の締着部63、63を形成したもので、こ
の締着部63、63を、それぞれ環内方から、押さえ板
35、35によって環外方へ押圧しつつ締着すること
で、上記環内面24、24に取り付けられる。
【0048】詳しくは、押さえ板35、35の図示しな
い通孔に、上記環内面24、24から環内方へ突設した
ボルト36、36を挿通して、環内面24、24と押さ
え板35、35との間に、締着部63、63を含む取付
部62、62と、抜け止め板37、37とを挟み、その
上からナット38、38を螺合して締め付けることで、
上記のように締着部63、63を含む取付部62、62
とを押圧しつつ、締着部63、63と抜け止め板37、
37とを係合させることで、当該締着部63、63が、
環内面24、24に締着される。
【0049】次に、上記のようにして構成された沈埋函
5の中断部5aにおいて、上記本止水ゴム6の内側で、
両構造物2、2の相対向する端面に仮固定部材54を介
装して、当該中断部5aの長手方向の間隔が伸縮しない
ように仮固定する。ここまでの作業は地上あるいは水上
で行う。次に沈埋函5を水底に設置し、隣接する沈埋函
5、5の相対向する端面5b、5b間を、前記ゴムガス
ケット4を挟んで水圧接合した後、当該ゴムガスケット
4による接合部を常法にしたがって固定し、さらに前記
中断部5aの仮固定部材54を除去して仮固定を解除
し、代わってその継手部に、設計上の大きな縮みが生じ
ないように鋼製等のストッパーを挿入することで本継手
部が構成される。
【0050】そして上記一連の作業を、一方の岸から他
方の岸まで連続して行うことで、沈埋トンネルが施工さ
れる。かくして施工された沈埋トンネルは、止水の確実
性が高く安全性に優れた本継手部を有するため、安全性
に優れたものとなる。なお本発明の構成は、以上で説明
した図の例のものには限定されず、本発明の要旨を変更
しない範囲で、種々の設計変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可とう継手とそれを用いた継手構造
の、実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】上記可とう継手の要部である止水部の拡大断面
図である。
【図3】上記継手構造を利用した沈埋トンネルの施工方
法の一工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 可とう継手 10 止水部 11、11 締着部 W1 幅 T1 厚み 2、2 構造物 20 目地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500072862 清宮 理 東京都新宿区大久保3−4−1 早稲田大 学理工学部内 (72)発明者 林 信治 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内 (72)発明者 下石 誠 栃木県那須郡西那須野四区町1534−1 五 洋建設株式会社内 (72)発明者 新明 克洋 栃木県那須郡西那須野四区町1534−1 五 洋建設株式会社内 (72)発明者 清宮 理 東京都新宿区大久保3−4−1 Fターム(参考) 2D055 AA04 AA09 EA01 EA05 KB09 KB11 KB15 LA02 LA17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する一対の構造物の外面側に、両構造
    物間の目地にまたがって配置されて、当該目地を止水す
    る、全体がゴム、樹脂等の弾性材料によって一体に形成
    された環状の可とう継手であって、環の両端に、それぞ
    れの構造物の外面側に締着される一対の環状の締着部を
    有し、かつ環の中央に、隣接する一対の構造物間の目地
    にまたがった状態で、両構造物の外面側に当接されるこ
    とで止水をする環状の止水部を有するとともに、上記止
    水部が、その幅の25%以上の厚みを有する厚肉に形成
    されたことを特徴とする可とう継手。
  2. 【請求項2】止水部の、両構造物の外面側に当接される
    部位にそれぞれ、弾性材料からなり、構造物に圧接され
    て止水を行う一対の環状の凸条が一体形成されたことを
    特徴とする請求項1記載の可とう継手。
  3. 【請求項3】止水部の、環外方からの水圧による変形の
    中心線より環内方側の領域が、繊維補強された弾性材料
    の層とされたことを特徴とする請求項1記載の可とう継
    手。
  4. 【請求項4】繊維補強された弾性材料の層が、止水部の
    幅方向にわたる、連続した補強材によってさらに補強さ
    れたことを特徴とする請求項3記載の可とう継手。
  5. 【請求項5】一方の締着部から、止水部を通して他方の
    締着部まで連続した繊維布によって全体が補強されてい
    るとともに、当該繊維布が、止水部では、その環外方か
    らの水圧による変形の中心線より環外方側に配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の可とう継手。
  6. 【請求項6】止水部と、一対の締着部との間がそれぞ
    れ、両締着部間にわたる連続した繊維布によって補強さ
    れた、薄肉で可とう性を有する一対の、環状のサイドウ
    ォール部でつながれているとともに、当該サイドウォー
    ル部が、締着部の締着位置から止水部の設置位置までの
    間の、構造物の表面に沿う長さの0.6〜2倍の幅に形
    成されたことを特徴とする請求項5記載の可とう継手。
  7. 【請求項7】一方のサイドウォールと構造物との間の領
    域を、他方のサイドウォールと構造物との間の領域と連
    通させる通孔が、止水部に形成されたことを特徴とする
    請求項6記載の可とう継手。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の可とう継
    手を用いて、隣接する一対の構造物間の目地を止水する
    継手構造であって、一対の締着部を、それぞれ環外方か
    ら、押さえ板によって環内方へ押圧しつつ、構造物の外
    面側に締着したことを特徴とする継手構造。
  9. 【請求項9】請求項1〜6のいずれかに記載の可とう継
    手を用いて、隣接する一対の構造物間の目地を止水する
    継手構造であって、両構造物の、それぞれ目地と隣接す
    る端部の外面を、目地側に近づくほど環の内方に向かう
    相対向する傾斜面とし、可とう継手の止水部を、両傾斜
    面間にまたがらせた状態で、両傾斜面に当接させて止水
    したことを特徴とする継手構造。
  10. 【請求項10】少なくとも一方の端面にゴムガスケット
    を配置し、かつ長手方向の途中の部位に、沈埋トンネル
    の施工後に本継手部となる、請求項8または9の継手構
    造と、その内側に取り付けた本止水ゴムとで止水した中
    断部を設けた沈埋函を、(1) 上記中断部の、本止水ゴム
    の内側で、中断部の長手方向の間隔が変化しないように
    仮固定した状態で水底に設置し、(2) 隣接する沈埋函の
    相対向する端面間を、ゴムガスケットを挟んで水圧接合
    した後、(3) 当該ゴムガスケットによる接合部を固定す
    るとともに中断部の仮固定を解除し、(4) 代わって上記
    中断部に、設計上の縮みを防止するストッパーを挿入し
    て本継手部を構成することを特徴とする沈埋トンネルの
    施工方法。
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