JP2002038466A - 遮水シートの接続方法及びその接続部構造及び継手材 - Google Patents

遮水シートの接続方法及びその接続部構造及び継手材

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JP2002038466A
JP2002038466A JP2000222666A JP2000222666A JP2002038466A JP 2002038466 A JP2002038466 A JP 2002038466A JP 2000222666 A JP2000222666 A JP 2000222666A JP 2000222666 A JP2000222666 A JP 2000222666A JP 2002038466 A JP2002038466 A JP 2002038466A
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JP2000222666A
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English (en)
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Masaaki Ebihara
正明 海老原
Hiroo Akai
弘央 赤井
Hiroshi Komatsu
寛 小松
Shinichi Shima
伸一 島
Kunio Kazaoka
久二夫 風岡
Yasunori Nishiki
康則 西木
Nobuo Sugita
信夫 杉田
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Taisei Corp
Raito Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taisei Corp
Raito Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に接続でき、止水性の高い遮水シートの
接続方法及びその接続部構造を提供すること。 【解決手段】 本発明の遮水シートの接続方法は、掘削
溝4に設置したときの遮水シート2の側端部に位置する
連結部12を、予め掘削溝に設置した継手材11に連結
する遮水シートの接続方法において、掘削溝内に所定の
間隔で継手材を建て込み、継手材の間隔より幅が広い遮
水シートの前記連結部と前記継手材を連結し、前記継手
材の軸心を中心に継手材を回転させることにより遮水シ
ートを継手材の外周に巻き付けることを特徴とするもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中連続遮水壁工
法の遮水シートの接続方法及びその接続部構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】土中に連続的に溝を掘り、不透水層まで
遮水シートを挿入して地中連続遮水壁を構築する方法が
ある。この場合の遮水シートの建て込みは、掘削溝の崩
落を防止するために泥水を掘削溝に注入した状態で行
う。 このため、従来の遮水シートの接続は、連結孔を有する
継手材(いわゆるメス材)に遮水シートに取り付けた連
結部(いわゆるオス材)を挿入する機械式継手により行
われる。 ここで、連結孔と連結部の間の隙間を埋めるために、水
膨潤ゴムを設置する方法や隙間に充填材を埋める方法が
ある。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】前記した従来の遮水
シートの接続方法及びその接続部構造にあっては、次の
ような問題点がある。 <イ>泥水で満たされた掘削構内で継手材に連結部を挿
入する。このため、連結孔の内空断面を連結部の断面よ
り大きくする必要があり、挿入後に両者の間に隙間が生
じる。この結果、この隙間が水みちになって遮水性が低
下する。 <ロ>水膨潤ゴムや充填材で連結孔と連結部の隙間を埋
める場合は、完全に隙間が埋められたか否かの止水性の
確認が難しい。 <ハ>遮水シートの接続を熱溶着等によって行う場合
は、継手材と連結部の材質が限定される。
【0004】
【本発明の目的】本発明は上記したような従来の問題を
解決するためになされたもので、容易に接続でき、止水
性の高い遮水シートの接続方法及びその接続部構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の遮水シートの接続方法は、掘削溝
に設置したときの遮水シートの側端部に位置する連結部
を、予め掘削溝に設置した継手材に連結する遮水シート
の接続方法において、掘削溝内に所定の間隔で継手材を
建て込み、継手材の間隔より幅が広い遮水シートの前記
連結部と前記継手材を連結し、前記継手材の軸心を中心
に継手材を回転させることにより遮水シートを継手材の
外周に巻き付けることを特徴とするものである。 また、遮水シートの接続部構造は上記の遮水シートと継
手材と連結部とからなる接続部の構造を特徴とするもの
である。 また、継手材は、長手方向に貫通する中心孔と、中心孔
を挟んだ両側に、スリットを有し且つ長手方向に投影し
てなる投影部の内空断面が連続する連結孔を有すること
を特徴とするものである。
【0006】
【本発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0007】<イ>接続部 接続部1は、遮水シート2と継手材11と連結部12と
からなる。 連結部12は、掘削溝に設置したときの遮水シート2の
側端部に取り付け、継手材11に長手方向に挿入する。 この結果、継手材11は遮水シート2を係留する。
【0008】<ロ>継手材 継手材11は、連結孔13を2つ有する。 例えば2つの連結孔が対称となるように設ける。 連結孔13は、長手方向に投影してなる投影部の内空断
面が連結部の断面より大きくなるものであって、例えば
継手材11の長手方向に貫通する孔である。 連結孔13は、遮水シートの幅以上で下記連結部の幅以
下のスリット14を有する。そのスリット14は、継手
材11の長手方向に連続する。 なお、連結孔13は、継手材11の長手方向に連続して
いても、断続的に設置されていても良い。つまり、その
内空断面が継手材11の長手方向に連続していればよ
い。
【0009】<ハ>連結部 連結部12は、例えば遮水シート2と略直角になるよう
に取り付けた板材、連結孔のスリット14の幅より直径
の大きい管材又は棒材をいう。 連結部12は、遮水シート2を掘削溝4に設置した場合
の側端部の上端から下端まで、例えば連続して取り付け
る。 また、継手材11の連結孔13が断続的に設置されてい
る場合は、その対応する範囲にのみ連結部12を取り付
けることも可能である。
【0010】<ニ>遮水シート 遮水シート2(2a、2b)は、遮水性材料からなるシ
ート状物である。 また、継手材11に巻き付けることができる程度の可撓
性を有する。 例えば、ゴムシート、塩化ビニル樹脂製シート等が使用
できる。 遮水シート2の幅は、掘削溝に設置する継手材11の間
隔より幅が広いものを使用する。掘削溝に設置した時に
遮水シート2のたるみとなる部分は巻きしろになる。
【0011】以下、図を参照して遮水シートの接続方法
について説明する。
【0012】<イ>継手材及び遮水シートの設置 所定の間隔で、掘削溝4内に継手材11を設置する。 遮水シート2の側端部に取り付けた連結部12を、継手
材11の連結孔13の上方から掘削溝の深さ方向に挿入
する。連結部12を掘削溝の底盤まで挿入すると、連結
部12に連結する遮水シート2が掘削溝に設置される。
図2に掘削溝に継手材と遮水シートを設置した時の平面
図を示す。
【0013】<ロ>遮水シートの巻き付け 例えば継手材11に取り付けた回転棒32を動かすこと
によって継手材11を回転させる。 図1に継手材を回転させた時の説明図を示す。 継手材11を回転させると、連結部12と一体となって
継手材に係留されている遮水シート2の端部も回転す
る。この結果、遮水シート2が継手材11に巻き付けら
れる。 図3に遮水シートを継手材に巻き付けた状態の平面図を
示す。
【0014】
【実施例1】<イ>継手材 継手材11として、中心孔31とその両側に連結孔13
を有するものを使用する。 中心孔31は、継手材の長手方向の上端から下端まで貫
通する孔である。 中心孔31には下記の中心軸3を挿入する。 連結孔13は、中心孔31を挟んで両側に設ける。 継手材11は、例えばH鋼とアングルを組み合わせて製
作する。 また、継手材11を鋼管とし、連結孔13は鋼管内部に
仕切り板を取り付け断面が半円形となる部分とすること
もできる(図示せず)。この場合、両方の半円の一部に
遮水シート2の幅以上で連結部12の幅以下のスリット
14を設ける。
【0015】<ロ>中心軸 中心軸3は、継手材11の中心孔31より直径が小さい
棒材である。 中心軸3の先端は、必要に応じて鋭角にする。 中心軸3は掘削溝の底盤に打ち込み自立させる。 中心軸3の直径は、継手材11がスムーズに回転できる
大きさとする。継手材の中心孔31と中心軸3の隙間が
小さすぎれば継手材11は回転せず、大きすぎれば回転
が不安定になる。
【0016】<ハ>連結部と遮水シートの接続 連結部12と遮水シート2の接続は、例えば連結部と直
角になるように2枚の板材を遮水シートの厚み分だけ離
して連結部に取り付け、その2枚の板材で遮水シート2
を挟む(図1参照)。そして、例えば板材と遮水シート
を貫通するねじ孔を設け、ボルトで締め付けることによ
って遮水シート2を連結部12に固定する。 連結部として管材を使用する場合は、管材にスリットを
入れてそのスリットに遮水シート2を挟む方法も利用で
きる(図示せず)。 連結部として棒材を使用する場合は、遮水シートの端部
を棒材に巻き付けて熱溶着する方法も利用できる(図示
せず)。
【0017】<ニ>遮水シートの巻き付け方法 継手材の中心孔31に中心軸3を挿入する。中心軸3の
先端は、掘削溝の底盤に打ち込む。 この中心軸3を中心に継手材11を回転させる。 まず、継手材11をクレーン等で少し吊り上げる。 この状態の断面図を図4に示す。 継手材11と底盤を離すことによって摩擦抵抗が減り、
継手材11を少ない力で回転させることができる。 また、中心軸3を設置することによって、回転の中心が
定まり、スムーズに継手材11を回転させることができ
る。 ここで、遮水シート2の周りに固化材43を配置する場
合は例えば以下の方法で行う。 遮水シート2と掘削溝4の間にパッカー21を配置す
る。そして遮水シート2を継手材11に巻き付ける前又
は後に、パッカーを膨張させて掘削溝の壁面にパッカー
21を接触させる。 遮水シート2の巻き付けとパッカー21の膨張がされて
いる状態で、パッカー21と壁面に囲まれている範囲に
固化材43を充填する(図3参照)。 こうすることによって、遮水シート2を巻き付けていな
い継手材11(遮水シート2未設置部分)をあとから回
転させることが可能となる。
【0018】
【実施例2】上記の連結孔13の形状と連結部12の形
状は反対にして実施することもできる。 つまり、受入材13を連結部12で囲むような断面とす
ることも可能である。
【0019】
【本発明の効果】本発明の遮水シートの接続方法及びそ
の接続部構造は以上説明したようになるから次のような
効果を得ることができる。 <イ>遮水シートを継手材に巻き付ける。このため、水
みちが長くなりかつ遮水シートと継手材、遮水シート同
士の密着によって水みちが遮断される可能性が高くな
る。この結果、接続部の止水性が向上する。 <ロ>継手材に遮水シートを巻き付けることによって止
水性を確保する。よって、継手材の連結孔と遮水シート
に取り付けた連結部の隙間を大きくすることができる。
この結果、連結孔に連結部を挿入する作業が容易にな
る。 <ハ>機械式継手である。このため、全体にわたって確
実に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮水シートの接続方法の実施例の説明
【図2】継手材と遮水シートの設置が完了した時点の実
施例の平面図
【図3】遮水シートを継手材に巻き付けた状態での実施
例の平面図
【図4】継手材を吊り上げた状態での実施例の断面図
【符号の説明】
1・・・接続部 11・・継手材 12・・連結部 13・・連結孔 14・・スリット 2a・・遮水シート 2b・・遮水シート 31・・中心孔 4・・・掘削溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤井 弘央 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 小松 寛 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 島 伸一 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 風岡 久二夫 東京都千代田区九段北四丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 西木 康則 東京都千代田区九段北四丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 杉田 信夫 東京都千代田区九段北四丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 Fターム(参考) 2D049 GB01 GE07 GE10 GE20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削溝に設置したときの遮水シートの側端
    部に位置する連結部を、予め掘削溝に設置した継手材に
    連結する遮水シートの接続方法において、 掘削溝内に所定の間隔で継手材を建て込み、 継手材の間隔より幅が広い遮水シートの前記連結部と前
    記継手材を連結し、 前記継手材の軸心を中心に継手材を回転させることによ
    り遮水シートを継手材の外周に巻き付けることを特徴と
    する、 遮水シートの接続方法。
  2. 【請求項2】遮水シートと、 遮水シートを掘削溝に設置したときの側端部に位置する
    連結部と、 継手材と、からなり、 前記連結部と前記継手材とが連結され、 遮水シートが継手材の外周に巻き付いていることを特徴
    とする、 遮水シートの接続部構造。
  3. 【請求項3】長手方向に貫通する中心孔と、 中心孔を挟んだ両側に、スリットを有し且つ長手方向に
    投影してなる投影部の内空断面が連続する連結孔を有す
    ることを特徴とする、 継手材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100766578B1 (ko) * 2001-12-18 2007-10-11 동화약품공업주식회사 레바미피드의 제조방법

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KR100766578B1 (ko) * 2001-12-18 2007-10-11 동화약품공업주식회사 레바미피드의 제조방법

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