JP2002037879A - 成形用芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法 - Google Patents

成形用芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法

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JP2002037879A
JP2002037879A JP2000218819A JP2000218819A JP2002037879A JP 2002037879 A JP2002037879 A JP 2002037879A JP 2000218819 A JP2000218819 A JP 2000218819A JP 2000218819 A JP2000218819 A JP 2000218819A JP 2002037879 A JP2002037879 A JP 2002037879A
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Yoshiyuki Ishitani
吉進 石谷
Koji Ishihata
浩司 石畑
Koji Tsuchide
宏司 土手
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な方法で、加水分解が起こらず塩素原子
含有量の極めて少ない成形用芳香族ポリカーボネート樹
脂の製造方法を提供する。 【解決手段】 塩素原子含有量が10〜350ppmの
芳香族ポリカーボネート樹脂を混練押出処理して成形用
芳香族ポリカーボネート樹脂を製造する方法において、
芳香族ポリカーボネート樹脂の混練中に芳香族ポリカー
ボネート樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量
部の水を添加し、芳香族ポリカーボネート樹脂と水との
接触時間を3.5〜30秒の範囲で混練押出して、塩素
原子含有量が5ppm以下である成形用芳香族ポリカー
ボネート樹脂を得ることを特徴とする成形用芳香族ポリ
カーボネート樹脂の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成形用芳香族ポリカ
ーボネート樹脂の製造方法に関する。詳しくは耐熱性、
色相に優れ、塩素化合物の含有量が極めて少なく、食品
・包装用途や情報記録媒体の基板材料として特に有用な
成形用芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリカーボネート樹脂は透明性、
耐熱性、耐衝撃性等に優れていることから射出成形、圧
縮成形、押出成形、回転成形等によって溶融成形され、
家電製品、日用品、光ディスク等多くの用途に供されて
いる。
【0003】かかるポリカーボネート樹脂、特に二価フ
ェノールとホスゲンを塩化メチレンの存在下反応させる
いわゆる界面重合法によって製造されたポリカーボネー
ト樹脂は、僅かではあるが塩化メチレンや未反応残基で
あるクロロホーメート基を有する化合物等の塩素化合物
を含有しており、これらの塩素化合物は溶融成形時に分
解して酸性物質を発生し、成形機の金型腐食、光学ディ
スクや磁気ディスク等の記録膜腐食の原因になる。
【0004】特に近年、成形サイクル短縮化により金型
腐食の問題が大きく取りざたされている。また、光学デ
ィスクや磁気ディスク等の記録膜も高密度に移り変わっ
てきており、記録膜の腐食は大きな問題となる。
【0005】一方、溶融押出時に水を添加して芳香族ポ
リカーボネート樹脂中の不純物を除去する方法が提案さ
れている。特公平5−48162号公報には、塩化メチ
レン溶液から分離回収されたポリカーボネート樹脂粉末
に、0.1〜5重量%の水を含ませてベント付き押出機
で押出す方法が提案されている。
【0006】また、特公平7−2364号公報には芳香
族ポリカーボネート樹脂100重量部に対して1つ以上
の減圧ベント付き押出機を用いて、圧縮溶融部から最遠
のベント口までの間で、ポリカーボネート樹脂100重
量部当り0.1〜5重量部の水を注入することが提案さ
れている。
【0007】また、特公平5−27647号公報には1
つ以上の減圧ベント付き押出機を用いて、ポリカーボネ
ート樹脂100重量部当り0.2〜20重量部の水を注
入することが提案され、具体的には、480ppmまた
は530ppmの塩化メチレンを含んだポリカーボネー
ト樹脂粉末を用い、ポリカーボネート樹脂と水との接触
時間が0.1〜3.0秒の範囲で溶融押出を行ってい
る。
【0008】しかしながら、これらの方法はポリカーボ
ネート樹脂中の塩素化合物をある程度除去できるもの
の、金型腐食や記録膜腐食を抑制するほどの高い脱揮効
果は得られていない。
【0009】また、特開平9−193230公報には、
ポリカーボネート樹脂を溶融押出するに当たり、多段ベ
ント付き二軸押出機を用いて、2箇所以上から水を注入
添加する方法が示され、塩素化合物の含有量の少ないポ
リカーボネート樹脂成形品が得られている。
【0010】しかしながら、かかる方法は、水の添加装
置及び脱揮に必要な真空ポンプ等の設備費用が高く、操
作も煩雑となり、また、樹脂の混練回数が増加し、混練
時間が長くなることから樹脂焼けを生じやすくなる欠点
がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡便
な方法で、加水分解が起こらず塩素原子含有量の極めて
少ない成形用芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法を
提供することである。
【0012】本発明者は、上記目的を達成するために鋭
意研究した結果、塩素原子含有量が特定量以下のポリカ
ーボネート樹脂を用い、このポリカーボネート樹脂を混
練する際に特定量の水を添加し、かつ溶融混練している
ポリカーボネート樹脂と水との接触時間を一定時間とす
ることにより、加水分解が起こらず、得られる成形用ポ
リカーボネート樹脂の塩素原子含有量が極めて少なくな
ることを見出し、本発明に到達した。ここで、塩素原子
含有量とは、ポリカーボネート樹脂中に含有される塩化
メチレン、四塩化炭素、クロロホーメート基を有する化
合物等、塩素化合物中の塩素原子の重量を表した値であ
り、具体的には、試料を完全燃焼させ、生成した塩化水
素(HCl)を銀イオン(Ag+)で電位滴定して、こ
の電位滴定に要した電気量より求めた値である。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、塩素原子含有量が10〜350ppmの芳香族ポリ
カーボネート樹脂を混練押出処理して成形用芳香族ポリ
カーボネート樹脂を製造する方法において、芳香族ポリ
カーボネート樹脂の混練中に芳香族ポリカーボネート樹
脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の水を添
加し、芳香族ポリカーボネート樹脂と水との接触時間を
3.5〜30秒の範囲で混練押出して、塩素原子含有量
が5ppm以下である成形用芳香族ポリカーボネート樹
脂を得ることを特徴とする成形用芳香族ポリカーボネー
ト樹脂の製造方法が提供される。
【0014】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の対象とするポリカーボネート樹脂は、二価フェノ
ールとカーボネート前駆体とを界面縮重合法で反応させ
て得られるものである。ここで使用される二価フェノー
ルの代表的な例としては、ハイドロキノン、レゾルシノ
ール、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)メタン、ビス{(4−ヒドロキシ
−3,5−ジメチル)フェニル}メタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称ビス
フェノールA)、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3
−メチル)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(4−
ヒドロキシ−3,5−ジメチル)フェニル}プロパン、
2,2−ビス{(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ)
フェニル}プロパン、2,2−ビス{(3−イソプロピ
ル−4−ヒドロキシ)フェニル}プロパン、2,2−ビ
ス{(4−ヒドロキシ−3−フェニル)フェニル}プロ
パン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メ
チルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−3,3−ジメチルブタン、2,4−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−メチルブタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イソプロピ
ルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、9,
9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,
9−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}
フルオレン、α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−o−ジイソプロピルベンゼン、α,α′−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベン
ゼン、α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−p
−ジイソプロピルベンゼン、1,3−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−5,7−ジメチルアダマンタン、4,
4′−ジヒドロキシジフェニルケトン、4,4′−ジヒ
ドロキシジフェニルエーテルおよび4,4′−ジヒドロ
キシジフェニルエステル等が挙げられ、これらは単独ま
たは2種以上を混合して使用できる。
【0015】なかでもビスフェノールA、2,2−ビス
{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
3,3−ジメチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサンおよびα,α′−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−m−ジイソプロピルベンゼンからなる群より選
ばれた少なくとも1種のビスフェノールより得られる単
独重合体または共重合体が好ましく、特に、ビスフェノ
ールAの単独重合体および1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
とビスフェノールA、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ
−3−メチル)フェニル}プロパンまたはα,α′−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベ
ンゼンとの共重合体が好ましく使用される。
【0016】カーボネート前駆体としてはカルボニルハ
ライドまたはハロホルメート等が使用され、具体的には
ホスゲンまたは二価フェノールのジハロホルメート等が
挙げられる。
【0017】上記二価フェノールとカーボネート前駆体
を界面重縮合法によって反応させてポリカーボネート樹
脂を製造するに当っては、必要に応じて末端停止剤、二
価フェノールの酸化防止剤等を使用してもよい。またポ
リカーボネート樹脂は三官能以上の多官能性芳香族化合
物を共重合した分岐ポリカーボネート樹脂であっても、
芳香族または脂肪族の二官能性カルボン酸を共重合した
ポリエステルカーボネート樹脂であってもよく、また、
得られたポリカーボネート樹脂の2種以上を混合した混
合物であってもよい。
【0018】界面重縮合法による反応は、通常二価フェ
ノールとホスゲンとの反応であり、酸結合剤、触媒およ
び有機溶媒の存在下に反応させる。
【0019】酸結合剤としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物またはピ
リジン等のアミン化合物が用いられる。
【0020】有機溶媒としては、例えば塩化メチレン、
クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1−ジク
ロロエタン、ブロモエタン、ブチルクロライド、クロロ
プロパンおよびクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素
が用いられ、特に塩化メチレンが好ましく用いられる。
これらの溶媒は単独もしくは2種以上混合して使用され
る。
【0021】また、反応促進のために用いるアミン系触
媒としては、例えばトリエチルアミン、テトラ−n−ブ
チルアンモニウムブロマイド、テトラ−n−ブチルホス
ホニウムブロマイド等の第三級アミン、第四級アンモニ
ウム化合物、第四級ホスホニウム化合物等の触媒が挙げ
られ、特にトリエチルアミンが好ましく用いられる。
【0022】界面重縮合法による反応温度は通常0〜4
0℃、反応時間は10分〜5時間程度、反応中のpHは
9以上に保つことが好ましい。
【0023】また、かかる重合反応において、通常末端
停止剤が使用される。かかる末端停止剤として単官能フ
ェノール類を使用することができる。単官能フェノール
類は末端停止剤として分子量調節のために一般的に使用
され、また得られたポリカーボネート樹脂は、末端が単
官能フェノール類に基づく基によって封鎖されているの
で、そうでないものと比べて熱安定性に優れている。か
かる単官能フェノール類としては、一般にはフェノール
又は低級アルキル置換フェノールであって、下記式
(1)で表される単官能フェノール類を示すことができ
る。
【0024】
【化1】
【0025】[式中、Aは水素原子、炭素数1〜9の直
鎖または分岐のアルキル基あるいはアリールアルキル基
であり、rは1〜5、好ましくは1〜3の整数であ
る。] 上記単官能フェノール類の具体例としては、例えばフェ
ノール、p−tert−ブチルフェノール、p−クミル
フェノールおよびイソオクチルフェノールが挙げられ
る。
【0026】これらの末端停止剤は、得られたポリカー
ボネート樹脂の全末端に対して少くとも5モル%、好ま
しくは少くとも10モル%末端に導入されることが望ま
しく、末端停止剤は単独でまたは2種以上混合して使用
してもよい。
【0027】ポリカーボネート樹脂の分子量は、粘度平
均分子量(M)で10,000〜100,000が好まし
く、12,000〜50,000がより好ましく、13,
000〜30,000が特に好ましい。かかる粘度平均
分子量を有するポリカーボネート樹脂は、十分な強度が
得られ、また、成形時の溶融流動性も良好であり成形歪
みが発生せず好ましい。かかる粘度平均分子量は塩化メ
チレン100mlにポリカーボネート樹脂0.7gを2
0℃で溶解した溶液から求めた比粘度(ηsp)を次式に
挿入して求めたものである。 ηsp/c=[η]+0.45×[η]2c(但し[η]
は極限粘度) [η]=1.23×10-40.83 c=0.7
【0028】上記反応により得られたポリカーボネート
樹脂の有機溶媒溶液は、通常水洗浄が施される。この水
洗工程は、好ましくはイオン交換水等の電気伝導度10
μS/cm以下、より好ましくは1μS/cm以下の水
により行われ、前記有機溶媒溶液と水とを混合、攪拌し
た後、静置してあるいは遠心分離機等を用いて、有機溶
媒溶液相と水相とを分液させ、有機溶媒溶液相を取り出
すことを繰り返し行い、水溶性不純物を除去する。水洗
浄を行うことにより水溶性不純物が除去され、得られる
ポリカーボネート樹脂の色相は良好なものとなる。
【0029】また、上述のポリカーボネート樹脂の有機
溶媒溶液は、触媒等の不純物を除去するために酸洗浄や
アルカリ洗浄を行うことも好ましい。
【0030】酸洗浄に用いる酸としてはりん酸、塩酸、
硫酸等の水溶液が好ましく用いられ、好ましくは0.0
004〜40g/リットル濃度(またはpH5以下)の
水溶液が使用される。アルカリ洗浄に用いるアルカリと
しては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
金属化合物、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸
化マグネシウム等のアルカリ土類金属化合物が挙げら
れ、特に水酸化ナトリウムが好ましく用いられ、好まし
くは0.1〜20g/リットル濃度(またはpH11.
5以上)の水溶液が使用される。
【0031】アルカリ洗浄や酸洗浄に用いる水溶液と有
機溶媒溶液との割合は、水溶液/有機溶媒溶液(容量
比)で表して0.2〜1.5の範囲で用いるのが、洗浄
が効率的に行われ好ましい。
【0032】前記水洗浄が施された有機溶媒溶液は、次
いで、溶媒を除去してポリカーボネート樹脂の粉粒体を
得る操作が行われる。
【0033】ポリカーボネート樹脂粉粒体を得る方法
(造粒工程)としては、操作や後処理が簡便なことか
ら、ポリカーボネート粉粒体および温水(40〜90℃
程度)が存在する造粒装置中に、攪拌状態で、ポリカー
ボネート樹脂の有機溶媒溶液を連続的に供給して、該溶
媒を蒸発させることにより、スラリーを製造する方法が
好ましく採用される。造粒装置としては攪拌槽やニーダ
ーなどの混合機が好ましく採用される。
【0034】かかるスラリーは、次いで熱水処理を行う
こともできる。熱水処理工程は、かかるスラリーを90
〜100℃の熱水の入った熱水処理容器に供給するかま
たは供給した後に蒸気の吹き込みなどにより水温を90
〜100℃にすることによって、スラリーに含まれる有
機溶媒を除去するものである。
【0035】前記造粒工程で排出されたスラリーまたは
前記熱水処理後のスラリーは、好ましくは濾過、遠心分
離等によって水および有機溶媒をある程度除去し、ポリ
カーボネート樹脂の湿潤ペーストを回収する。
【0036】前記ポリカーボネート樹脂の湿潤ペースト
は、次いで乾燥される。乾燥機としては、伝導加熱方式
でも熱風加熱方式でもよく、ポリカーボネート樹脂が静
置、移送されても攪拌されてもよい。なかでも、伝導加
熱方式でポリカーボネート樹脂が攪拌される溝形または
円筒乾燥機が好ましく、溝形乾燥機が特に好ましい。乾
燥温度は130℃〜150℃の範囲が好ましく採用され
る。
【0037】本発明において、混練押出処理に供給され
る芳香族ポリカーボネート樹脂の形状は、粉末状、微粒
状、フレーク状、ペレット状のものまたは溶融状態のも
のであってもよく、好ましくは粉末状、微粒状またはフ
レーク状のものである。
【0038】本発明において、混練押出処理に供給され
る芳香族ポリカーボネート樹脂は、その樹脂中の塩素原
子含有量が10〜350ppmであり、10〜300p
pmが好ましく、10〜250ppmがより好ましく、
10〜200ppmがさらに好ましい。塩素原子含有量
が10ppm未満の芳香族ポリカーボネート樹脂では本
発明を適用する必要性が小さく、350ppmを超える
と本発明の方法を適用しても塩素原子に換算して5pp
m以下を達成することが困難になり好ましくない。
【0039】かかる塩素原子含有量が10〜350pp
mの芳香族ポリカーボネート樹脂は、前記製造方法にお
いて、造粒温度を高め(温水を65〜90℃程度)に設
定すること、乾燥温度を高め(140〜150℃程度)
に設定すること、乾燥時間を長め(6〜10時間程度)
に設定すること等により得ることができる。
【0040】本発明において、芳香族ポリカーボネート
樹脂の混練押出に用いる押出機は、通常使用されるベン
ト付き押出機であり、好ましくはベント付き二軸押出機
である。ベントの数は2箇所以上のものが好ましく、よ
り好ましくは2〜6箇所である。また、水を注入添加す
る箇所は、ベントの数より少なくてもよく、1箇所で十
分であるが、2箇所以上でも構わない。
【0041】また、水を注入添加する箇所より上流側
に、ベント部を設ける構造とすることにより、溶融押出
して得られる成形用芳香族ポリカーボネート樹脂中に残
存する塩素原子含有量がより低減され、好適に採用され
る。
【0042】水の注入添加量は、あまりに少ないと水注
入添加の効果が発現せず、得られる成形用芳香族ポリカ
ーボネート樹脂中の塩素原子含有量が5ppm以下にな
らず、また、あまりに多くなるとベント部における脱気
が不十分になり、ポリカーボネート樹脂に対し加水分解
等の悪影響を及ぼすようになるので、各水注入添加位置
における水の注入添加量は、供給するポリカーボネート
樹脂100重量部当り0.1〜10重量部であり、0.
2〜8重量部が好ましく、0.3〜6重量部がより好ま
しく、0.5〜5重量部がさらに好ましい。
【0043】また、注入する水は25℃で測定した電気
伝導度が1μS/cm以下であることが望ましく、さら
に0.5μS/cm以下が望ましい。かかる1μS/c
m以下の電気伝導度の水を使用すると、ポリカーボネー
ト樹脂の加水分解がより起こり難くなり、樹脂の分子量
低下が抑制され好ましい。
【0044】ポリカーボネート樹脂の混練中における溶
融状態の芳香族ポリカーボネート樹脂と水との接触時間
は3.5〜30秒であり、好ましくは4〜20秒であ
り、より好ましくは4.5〜15秒である。3.5秒未
満の場合、得られる芳香族ポリカーボネート樹脂中の塩
素原子含有量が5ppm以下にならず、また、30秒を
越えると樹脂ヤケなどによる変色が発生するので好まし
くない。
【0045】さらに、押出機の各ベントにおける真空度
は、6.7×103Pa以下にするのが好ましく、4.
0×103Pa以下がより好ましい。真空度がかかる範
囲であれば、注入添加した水がベント部で十分に除去さ
れ、芳香族ポリカーボネート樹脂に加水分解等の悪影響
を及ぼすことがなく好ましい。
【0046】また、ポリカーボネート樹脂を混練押出す
る際の樹脂温度は、ポリカーボネート樹脂の分子量等に
より適宜設定され、270〜320℃程度が好ましく用
いられる。
【0047】また、本発明の芳香族ポリカーボネート樹
脂には、後述するような添加剤を配合することができ、
これらの添加剤は、ポリカーボネート樹脂の混練押出の
際に添加することもできる。その場合、添加剤の添加箇
所は1〜3箇所が適当である。添加剤は一種であっても
二種以上でもよく、二種以上のときは別々の添加箇所か
ら添加しても、混合して1箇所から添加してもよい。
【0048】固体の添加剤は、サイドフィーダー等を用
いてシリンダー内に強制的に送り込んでもよいし、シリ
ンダーの開口部より添加してもよく、また加熱溶融して
注入ポンプによりシリンダー内に強制的に送り込んでも
よい。液体の添加剤は、注入ポンプによりシリンダー内
に強制的に送り込んでもよいし、シリンダーの開口部よ
り添加してもよい。添加剤の添加量は、押出後の成形用
芳香族ポリカーボネート樹脂中に必要量残存するように
決定すればよい。
【0049】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂に
は、添加剤として熱安定剤を用いることができる。かか
る熱安定剤としては、亜リン酸、リン酸、亜ホスホン
酸、ホスホン酸およびこれらのエステル等が挙げられ、
具体的には、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−te
rt−ブチルフェニル)ホスファイト、トリデシルホス
ファイト、トリオクチルホスファイト、トリオクタデシ
ルホスファイト、ジデシルモノフェニルホスファイト、
ジオクチルモノフェニルホスファイト、ジイソプロピル
モノフェニルホスファイト、モノブチルジフェニルホス
ファイト、モノデシルジフェニルホスファイト、モノオ
クチルジフェニルホスファイト、ビス(2,6−ジ−t
ert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリ
トールジホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6
−ジ−tert−ブチルフェニル)オクチルホスファイ
ト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステア
リルペンタエリスリトールジホスファイト、トリブチル
ホスフェート、トリエチルホスフェート、トリメチルホ
スフェート、トリフェニルホスフェート、ジフェニルモ
ノオルソキセニルホスフェート、ジブチルホスフェー
ト、ジオクチルホスフェート、ジイソプロピルホスフェ
ート、4,4’−ビフェニレンジホスホスフィン酸テト
ラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)、ベ
ンゼンホスホン酸ジメチル、ベンゼンホスホン酸ジエチ
ル、ベンゼンホスホン酸ジプロピル等が挙げられる。な
かでも、トリスノニルフェニルホスファイト、トリメチ
ルホスフェート、トリス(2,4−ジ−tert−ブチ
ルフェニル)ホスファイトおよびベンゼンホスホン酸ジ
メチルが好ましく使用される。これらの熱安定剤は、単
独でもしくは2種以上混合して用いてもよい。
【0050】かかる熱安定剤の配合量は、本発明の芳香
族ポリカーボネート樹脂100重量部に対して0.00
01〜1重量部が好ましく、0.0005〜0.5重量
部がより好ましく、0.001〜0.1重量部が更に好
ましい。
【0051】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂に
は、添加剤として酸化防止の目的で通常知られた酸化防
止剤を用いることもできる。かかる酸化防止剤として
は、例えばペンタエリスリトールテトラキス(3−メル
カプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラ
キス(3−ラウリルチオプロピオネート)、グリセロー
ル−3−ステアリルチオプロピオネート、トリエチレン
グリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、
1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)ベンゼン、N,N−ヘキサメチレンビス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒ
ドロシンナマイド)、3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシ−ベンジルホスホネート−ジエチルエス
テル、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)イソシアヌレート、4,4’−ビフ
ェニレンジホスホスフィン酸テトラキス(2,4−ジ−
tert−ブチルフェニル)、3,9−ビス{1,1−
ジメチル−2−[β−(3−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]
エチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
(5,5)ウンデカン等が挙げられる。
【0052】これら酸化防止剤の配合量は、本発明の芳
香族ポリカーボネート樹脂100重量部に対して0.0
001〜0.5重量部が好ましい。
【0053】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂に
は、添加剤として溶融成形時の金型からの離型性をより
向上させるために、離型剤を用いることも可能である。
かかる離型剤としては、オレフィン系ワックス、カルボ
キシル基及び/またはカルボン酸無水物基を含有するオ
レフィン系ワックス、シリコーンオイル、オルガノポリ
シロキサン、一価又は多価アルコールの高級脂肪酸エス
テル、パラフィンワックス、蜜蝋等が挙げられる。
【0054】かかる離型剤の配合量は、本発明の芳香族
ポリカーボネート樹脂100重量部に対し、0.01〜
5重量部が好ましい。
【0055】オレフィン系ワックスとしては、特にポリ
エチレンワックスおよび/または1−アルケン重合体の
使用が好ましく、きわめて良好な離型効果が得られる。
ポリエチレンワックスとしては現在一般に広く知られて
いるものが使用でき、エチレンを高温高圧下で重合した
もの、ポリエチレンを熱分解したもの、ポリエチレン重
合物より低分子量成分を分離精製したもの等が挙げられ
る。また分子量、分岐度等は特に制限されるものではな
いが、分子量としては数平均分子量で1,000以上が
好ましい。
【0056】高級脂肪酸エステルとしては、炭素原子数
1〜20の一価又は多価アルコールと炭素原子数10〜
30の飽和脂肪酸との部分エステル又は全エステルであ
るのが好ましい。かかる一価又は多価アルコールと飽和
脂肪酸との部分エステル又は全エステルとしては、ステ
アリン酸モノグリセリド、ステアリン酸ジグリセリド、
ステアリン酸トリグリセリド、ステアリン酸モノソルビ
テート、ベヘニン酸モノグリセリド、ペンタエリスリト
ールモノステアレート、ペンタエリスリトールテトラス
テアレート、ペンタエリスリトールテトラペラルゴネー
ト、プロピレングリコールモノステアレート、ステアリ
ルステアレート、パルミチルパルミテート、ブチルステ
アレート、メチルラウレート、イソプロピルパルミテー
ト、ビフェニルビフェネ−ト、ソルビタンモノステアレ
ート、2−エチルヘキシルステアレート等が挙げられ、
なかでも、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸
トリグリセリド、ペンタエリスリトールテトラステアレ
ートが好ましく用いられる。
【0057】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂に
は、添加剤として光安定剤を用いることができる。かか
る光安定剤としては、例えば2−(2’−ヒドロキシ−
5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒ
ドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス
(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベン
ゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−クミル
−6−ベンゾトリアゾールフェニル)、2,2’−p−
フェニレンビス(1,3−ベンゾオキサジン−4−オ
ン)等が挙げられる。
【0058】かかる光安定剤の配合量は、本発明の芳香
族ポリカーボネート樹脂100重量部に対して0.01
〜2重量部が好ましい。
【0059】本発明の製造方法で得られるポリカーボネ
ート樹脂は、塩素原子含有量が5ppm以下と極めて少
なく、光ディスクや磁気ディスク等の情報記録媒体の基
板として特に好適に使用できる。
【0060】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を更に説明す
る。なお、実施例中の部は重量部であり、%は特にこと
わらないかぎり重量%を示す。評価は下記の方法によっ
た。 (1)樹脂温度(℃):押出機のノズルより押出された
溶融樹脂の温度を、横河(株)製デジタルポケット型温
度計を用いて測定した。 (2)金型腐食:炭素鋼(S50C)製の金型を使用
し、各例で得た乾燥ペレットを、射出成形機[東芝機械
(株)製IS−150EN]により、シリンダー温度3
00℃、金型温度50℃、成形サイクル20秒で縦70
mm、横50mm、厚み2mmの平板を800枚連続成形し、
使用済み金型を50℃×90%RH中で24時間放置し
た時の金型表面の状態を目視観察した。評価の指数は、
錆なしを0、点状の錆を1、部分的に赤褐色の錆を2、
全面に赤褐色の錆を3とした。 (3)塩素原子含有量:試料を完全燃焼させ、生成した
塩化水素(HCl)を銀イオン(Ag+)で電位滴定
し、この電位滴定に要した電気量より、塩素原子含有量
を求めた。 (4)粘度平均分子量:塩化メチレン100mlにポリ
カーボネート樹脂0.7gを溶解して20℃で測定し
た。
【0061】[実施例1〜6及び比較例1〜4]ベント
数が3箇所(ホッパーに近いベントからV1、V2、V
3という)でベントV2の直前に水注入添加箇所(W1
という)及びベントV2とV3の間に添加剤の注入添加
箇所を設けたスクリュー径73mmφの二軸押出機
[(株)神戸製鋼所製HYPERKTX−73]によ
り、表1記載の原料樹脂及び所望の添加剤を供給し、表
1記載の押出条件でストランド状に押出し、カットして
ペレットを製造した。得られたペレットの評価結果を表
1に示した。
【0062】表1における原料樹脂及び添加剤の記号は
下記のものを示す。
【0063】原料樹脂A:ビスフェノールAとホスゲン
を塩化メチレン中で界面縮重合法により反応させて得た
粘度平均分子量が15,300で、塩素原子含有量が1
50ppmの芳香族ポリカーボネート樹脂。
【0064】原料樹脂B:ビスフェノールAとホスゲン
を塩化メチレン中で界面縮重合法により反応させて得た
粘度平均分子量が15,300で、塩素原子含有量が8
50ppmの芳香族ポリカーボネート樹脂。
【0065】原料樹脂C:ビスフェノールAとホスゲン
を塩化メチレン中で界面縮重合法により反応させて得た
粘度平均分子量が21,500で、塩素原子含有量が1
60ppmの芳香族ポリカーボネート樹脂。
【0066】添加剤X:押出機に供給する芳香族ポリカ
ーボネート樹脂に対して50ppmのトリメチルホスフ
ェート(熱安定剤)および500ppmのグリセリンモ
ノステアレート(離型剤)の混合物。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、塩素原子含有量の極め
て少ない成形用芳香族ポリカーボネート樹脂を極めて容
易に製造することができ、かかる芳香族ポリカーボネー
ト樹脂は、溶融成形の際の金型腐食の発生が極めて少な
いなどその奏する効果は格別なものである。
フロントページの続き (72)発明者 土手 宏司 東京都千代田区内幸町1丁目2番2号 帝 人化成株式会社内 Fターム(参考) 4F201 AA28 AM28 BA01 BA03 BC01 BC03 BC10 BC13 BC33 BD05 BK02 BK13 BK36 BM06 BM14 BN39 BQ04 BQ05 BQ16 BQ53 4J029 AA10 AB05 AB07 AC01 AC02 AD01 AD10 AE05 BB05A BB05B BB10A BB12A BB12B BB12C BB13A BB13B BB13C BB15A BD09A BD09C BE05A BE07 BF14A FA07 HA01 HC01 HC02 JA091 JC031 JC091 JC231 JC631 JF031 JF041 KA01 KD01 KE11 KH05 KH08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素原子含有量が10〜350ppmの
    芳香族ポリカーボネート樹脂を混練押出処理して成形用
    芳香族ポリカーボネート樹脂を製造する方法において、
    芳香族ポリカーボネート樹脂の混練中に芳香族ポリカー
    ボネート樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量
    部の水を添加し、芳香族ポリカーボネート樹脂と水との
    接触時間を3.5〜30秒の範囲で混練押出して、塩素
    原子含有量が5ppm以下である成形用芳香族ポリカー
    ボネート樹脂を得ることを特徴とする成形用芳香族ポリ
    カーボネート樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】 混練押出処理に用いる押出機が、多段ベ
    ント口押出機であり、水の添加口の上流にベント口が設
    けてある請求項1記載の成形用芳香族ポリカーボネート
    樹脂の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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