JP2002037458A - 連続式アンローダ - Google Patents

連続式アンローダ

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JP2002037458A
JP2002037458A JP2000222241A JP2000222241A JP2002037458A JP 2002037458 A JP2002037458 A JP 2002037458A JP 2000222241 A JP2000222241 A JP 2000222241A JP 2000222241 A JP2000222241 A JP 2000222241A JP 2002037458 A JP2002037458 A JP 2002037458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底ざらえ段階で船底の上下動が大きい場合に
おいて、低コストで、かつ、荷役効率を著しく低下させ
ることなくアンローダ掘削部を船底に追従させ、底ざら
え作業を行う連続式アンローダを提供する。 【解決手段】 アクチュエータにより回動可能とされた
スイングアームに掘削フレームを取付け、前記掘削フレ
ーム、スイングアームの周囲を周回する無端チェーンに
複数のバケットを取付けてなる連続式アンローダであ
る。連続式アンローダは、前記掘削フレームに付設さ
れ、前記バケットを搬送する無端チェーンの張力を調整
してアンローダ掘削部のカテナリ量を調整するカテナリ
量調整手段と、カテナリ量または突上げ力を検出する手
段と、前記アクチュエータに液圧を供給しスイングアー
ムを作動させてアンローダ掘削部を上下動するスイング
用油圧回路と、カテナリ量が設定値以下になるか、また
は、突上力を検出したときにアンローダ掘削部を上方に
回避するよう前記スイング用油圧回路に作動指令を出力
する制御手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ばら物の掘削を行
う連続式アンローダに係り、特に船体の大きい揺動に対
しても掘削部分を柔軟に追随させ、底ざらえの掘削作業
を行う連続式アンローダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶などに積載されるばら物(鉱
物等)を掻取り、陸揚げするには、連続式アンローダが
用いられる。この連続式アンローダには、周回状にスプ
ロケットが複数設けられているとともに、当該スプロケ
ットの周りには無端チェーンが張られている。当該無端
チェーンには等間隔にバケットが周回配置されており、
スプロケットを回転駆動させることで無端チェーンをス
プロケットに沿って移動可能にしている。そして無端チ
ェーン上に配置されたバケット列の下の部分でばら物を
掻取り、上方に持ち上げ、上部で反転排出して、後続の
コンベヤにばら物を受け渡すことで陸揚げを行ってい
る。
【0003】しかし、船舶においては波風等の影響を受
け当該船舶が揺動することがあり、この揺動が船底部の
底ざらえ作業時に発生すると作業効率が悪化したり、最
悪の場合、上昇する船底とバケットとが衝突しアンロー
ダ本体および船体が損傷するおそれがあった。
【0004】このような問題を解決するため、以下の構
成を持つアンローダが知られている。図15は、底ざら
え時に水平掘削バケット列をカテナリ状にたるませて荷
役を行う連続式アンローダの側面図を示す。同図に示す
アンローダ1では、図示しない垂直エレベータ下部に昇
降可能にL字状の掘削フレーム2が設けられている。底
ざらえ時は、昇降装置によってL字の掘削フレーム2を
下降させて、当該掘削フレーム2の下側に、バケットラ
イン3をカテナリ状にたるませることで、船底4に発生
する上下動を吸収している。
【0005】また図16は、別の連続式アンローダの側
面図を示す。同図に示すようにこのアンローダ5は、図
示しない垂直エレベータの下部に昇降可能な昇降フレー
ム6と、当該昇降フレーム6に対しL字状に配置された
掘削フレーム8とが設けられている。ここで前記掘削フ
レーム8には、テンションシリンダ7が設けられてお
り、当該テンションシリンダ7を作動させることによっ
て掘削フレーム8を伸縮可能にしている。
【0006】こうしたアンローダ5では船底4に上下動
が発生すると、昇降フレーム6を上下に動作させるとと
もに、掘削フレーム8をテンションシリンダ7によって
伸縮動作させる。そしてバケットライン9の張力を一定
に保ちつつ、船底4からバケットライン9に加わる反力
を軽減させ、船底4の上下動を吸収している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したアン
ローダ1では、カテナリ部におけるバケットライン3の
張力が小さく、またバケットの姿勢を一定に保つガイド
も設けられていない。このためばら物を掻き取る際のバ
ケットの姿勢が不安定となり、十分な掘削性能が得られ
ないといった問題点があった。
【0008】また、アンローダ5では、バケットライン
9の張力を保てることからバケットの姿勢が安定し、掘
削性能を確保することができる。しかし昇降フレーム6
およびテンションシリンダ7を含んだ掘削フレーム8を
上下に移動させなくてはならず、このため可動部質量が
大きくなっていた。よって船底4から加速度を受けると
慣性によってバケットには大きな反力が加わる。さらに
昇降フレームが上下する際、掘削フレームが伸張するこ
とから、この伸張による抵抗も加わりさらに反力が大き
くなる。このためこの反力に耐えるためにはバケットに
掘削作業に必要とする以上の高い強度を持たせる必要が
あった。垂直エレベータの下部には昇降フレーム6を上
下移動させるための昇降用ガイドを設けなければなら
ず、ガイド部分の構成が複雑になるという問題もある。
【0009】本出願人は、特開平10−236662号
公報で、船体揺動時に追従して動くアンローダの可動部
重量を小さくすることで船体の揺動に対して掘削部分を
柔軟に追随させ、底ざらえ作業が行えるアクチュエータ
にスイング自重の軽減回路を接続したものを提案してい
る。
【0010】しかしながら、特開平10−236662
号公報では、船体の揺動が比較的に小さい場合、すなわ
ち、揺動が掘削部の追従範囲内にある場合には、スイン
グ自重の軽減回路が作動して、船体等に上下動が発生し
てもアンローダ本体および船体が損傷するのを防止する
ことができる効果が得られた。しかし、船体の揺動が大
きい場合には、スイング自重の軽減回路が作動しても、
揺動が掘削部の追従範囲を越えてしまうため船体の揺動
を吸収することが出来ずにアンローダ本体および船体が
損傷するということが発生する恐れがある。その大きな
揺動に対応するためには掘削部の船底への追従範囲を大
きくとる必要があるため掘削部を上下動させるための機
構が大がかりなものとなり高価なものになるという欠点
がある。また、水平掘削バケット列をカテナリ状にたる
ませて底ざらえを行なう方法では、船底が大きく揺動す
るときに、掘削フレームと船底の揺動によって上昇して
きたバケットとの干渉を回避させるため、掘削フレーム
を上下動の小さいときの底ざらえ運転における高さより
も高い位置に固定することにより、荷役効率が著しく低
下する問題がある。
【0011】本発明は上記従来の問題点に着目し、底ざ
らえ段階で船底の上下動が大きい場合において、低コス
トで、かつ、荷役効率を著しく低下させることなくアン
ローダ掘削部を船底に追従させ、底ざらえ作業を行う連
続式アンローダを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る連続式アンローダは、アクチュエータ
により回動可能とされたスイングアームに掘削フレーム
を取付け、前記掘削フレーム、スイングアームの周囲を
周回する無端チェーンに複数のバケットを取付けてなる
連続式アンローダにおいて、前記掘削フレームに付設さ
れ、前記バケットを搬送する無端チェーンの張力を調整
してアンローダ掘削部のカテナリ量を調整するカテナリ
量調整手段と、カテナリ量または突上力を検出する手段
と、前記アクチュエータに液圧を供給しスイングアーム
を作動させてアンローダ掘削部を上下動するスイング用
油圧回路と、カテナリ量が設定値以下になるか、また
は、突上力を検出したときにアンローダ掘削部を上方に
回避するよう前記スイング用油圧回路に作動指令を出力
する制御手段とからなる構成したものである。この場合
において、前記制御手段は、アンローダ掘削部のチェー
ンのカテナリ量を大きくするカテナリ機能と、カテナリ
量が設定値以下になるか、または、突上力を検出した時
にアンローダ掘削部が船底から受ける上向き荷重に対し
上方に回避動作する過荷重回避機能とを併用する過荷重
回避モードを設けた構成とすることができる。
【0013】また、本発明に係る連続式アンローダの運
転方法は、アクチュエータにより回動可能とされたスイ
ングアームに掘削フレームを取付け、前記掘削フレー
ム、スイングアームの周囲を周回する無端チェーンに複
数のバケットを取付けて掘削作業をなす連続式アンロー
ダの運転方法において、アクチュエータの駆動系統を作
動させスイングアームの操作により掘削フレームを掘削
作業位置に配置させた後、前記バケットを搬送する無端
チェーンの張力を調整してアンローダ掘削部のカテナリ
量を調整するとともに、カテナリ量が設定値以下になる
か、または、突上げ力を検出したときに、前記アンロー
ダ掘削部を上方に回避させつつ掘削作業をなすようにし
ている。
【0014】カテナリ量調整手段となる油圧回路は、掘
削フレームに付設されたテンションシリンダに液圧を供
給して無端チェーンの張力を調整してカテナリ量を制御
している。また、スイング用油圧回路は、前記カテナリ
量が設定値以下になるか、または、突上力を検出したと
きに、掘削フレームを回動自在に保持するスイングアー
ムを駆動するスイングシリンダに液圧を供給し、掘削フ
レームを上方に上昇させてアンローダ掘削部に過荷重が
かかるのを自動的に回避するようにしている。このよう
に本発明は、アンローダ掘削部のカテナリ量を大きくす
る機能と、回避動作を行う過荷重回避機能を複合させた
動作を一つの機械で可能にし、大きい波浪に対して広い
上下動の範囲で自動的な追従を可能にしている。この複
合させた動作は、選択スイッチにより選択が出来るよう
にされている。
【0015】
【作用】上記構成によれば、底ざらえ時には駆動系統に
てアクチュエータを作動させ、バケットがばら物層の表
面部近傍になる位置に掘削フレームを位置決めし保持す
る。この底ざらえ時に船底の上下動が大きい場合には、
カテナリ量調整部である掘削部内部に設けられた油圧シ
リンダの液圧によりチェーン張力を制御し、チェーン張
力を通常掘削時より低下させてアンローダ掘削部のチェ
ーンのたわみ量を大きくし、カテナリ量を大きくする。
このとき、好ましくは最大カテナリ量を0.5mから
1.5m程度とし、この状態でバケットおよびチェーン
の自重を船底に接触させて底ざらえを行う。また、船底
の上下動が小さい場合には荷役効率を維持できるように
チェーン張力を低下させずにアンローダ掘削部を船倉に
追従させることによって底ざらえを行うことも任意に選
択が可能である。
【0016】船底がアンローダ掘削部に上向き荷重が作
用する位置まで上昇してきたことを検出した場合に、ア
ンローダは船底上昇時に船底からバケットに作用する上
向き荷重を制限する過荷重回避モードを開始する。過荷
重回避モード開始時に、過荷重回避モード開始直前のス
イングシリンダストロークを制御手段の記憶部に記憶し
て置く。スイング用油圧回路においては掘削フレームを
バラ物表面から一定の深さに食込ませた状態の姿勢に固
定し、アンローダの横移動によって掘削していく通常の
荷役では、スイング用油圧回路内の弁はいずれも閉の状
態にあり、スイングシリンダは定位置に保持されている
が、過荷重回避モードに切り替わるとスイング用油圧回
路内の方向切換弁を開の状態とし、バケットが船底から
受ける上向き荷重によってシリンダロッド側に作用する
外力は、弁によって圧力制御され掘削部は船底からの上
向き荷重の大きさに応じて上方に回避動作を行う。その
後、船底の揺動が上昇から下降に変化することによって
上向き荷重が減少し、スイングアームが下降して、スイ
ングシリンダが記憶されていたストロークまで伸びる
と、過荷重回避モードが終了する。これによって、船底
が上昇し船底からの上向き荷重が過大になると、過荷重
を回避するために掘削部は上昇し、船底が下降して上向
き荷重が減少すると、アンローダ掘削部は船底に追従し
て下降するが過荷重回避モード開始前の高さで停止し、
過荷重回避モード開始前の高さ以下には下降しないよう
にされており、広い範囲で上下動する船体に対応できる
とともに、低い位置にアンローダ掘削部を設定できるの
で荷役効率を維持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る連続式アン
ローダの具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説明
する。図1は、本発明に係る連続式アンローダの構成お
よび同アンローダに用いられる油圧回路を示す構造説明
図であり、図2は連続式アンローダを用い船体に積載さ
れたばら物を陸揚げする状態を示した全体構成図であ
り、図3は図2における連続式アンローダの拡大斜視図
であり、図4は掘削フレームの構造を示す拡大一部斜視
図であり、図5および図6は掘削フレームの構造を示す
断面図である。
【0018】これらの図において、荷揚げを行う埠頭1
0には、当該埠頭10をレール11に沿って自在に移動
可能とする走行体12が設けられている。そして当該走
行体12の上部には、旋回可能なブーム14が設けられ
ており、またブーム14の先端側には、チェーンバケッ
トが設けられ、これは船体16に積載された鉱石等から
なるばら物18を掻き取る連続式アンローダ20(以
下、掘削部20という)と、当該掘削部20にて掻取ら
れたばら物18を上方へと搬送し排出する垂直エレベー
タ部分22とによって構成されている。
【0019】エレベータコラム24において、開口部2
6を有する面と隣合う構成面24A、24Bには、スイ
ングアーム30の片側端部とテンションロッド32の片
側端部とが別個のヒンジピン28によってそれぞれ回動
可能に取り付けられる。
【0020】そしてスイングアーム30とテンションロ
ッド32における他端部側を連結するようにタイロッド
36がヒンジピン28を介して回動可能に取り付けら
れ、スイングアーム30とテンションロッド32とタイ
ロッド36と構成面24A、24Bとで、当該構成面2
4A、24Bを固定部分とした平行リンク機構38を形
成している。
【0021】そして平行リンク機構38の内側で構成面
24A、24Bにおけるテンションロッド32の取付部
近傍には、伸縮を可能にするアクチュエータとなるスイ
ングシリンダ42が設けられており、当該スイングシリ
ンダ42の一端部は構成面24A、24Bにピン等介し
て回動可能に、また、他端部であるシリンダロッド44
の先端はスイングアーム30の中腹部分にピン等を介し
て回動可能にリンク結合されている。スイングシリンダ
42には、後述する掘削フレーム56の高さ方向の位置
Hc(図11に示す)を検出するためのスイング用位置
センサ42Aが付設されている。スイング用位置センサ
42は、スイングシリンダ42のストローク位置を検出
し、後述する過荷重回避時において掘削フレーム56の
高さ方向の位置Hcを検出し、その高さ位置Hcを制御
装置70の記憶部に記憶して置く。なお、この掘削フレ
ーム56の高さ方向の位置Hcは、スイングアーム30
あるいはテンションロッド32の揺動角度を検出しても
良い。
【0022】ここでスイングシリンダ42には、シリン
ダロッド44を伸縮可能にする駆動回路48と過荷重回
避回路50とからなるスイング用油圧回路Hsが接続さ
れている。駆動系統となる駆動回路48は、リザーバタ
ンク52と、液圧を発生させる油圧ポンプ54と、スイ
ングシリンダ42の液圧導入口を切り替えることでシリ
ンダロッド44を伸縮させ掘削フレーム56を昇降させ
るスイング用切換弁58とで構成される。
【0023】一方、過荷重回避回路50は、駆動回路4
8をバイパスして設けられており、油圧ポンプ54にて
発生した液圧を比例電磁弁60と、ロッド側切換弁62
とを介してスイングシリンダ42におけるロッド側の液
圧導入口64に導入可能なように構成されている。
【0024】ここで比例電磁弁60は、リリーフ弁を兼
ねた減圧弁で、制御装置70からの電気指令信号に応じ
て二次側の圧力を可変に制御する構造となっている。そ
して比例電磁弁60に与えられる指令信号は、過荷重回
避モードPtが制御装置70に接続される選択スイッチ
72で選択されるとともに、後述するカテナリ範囲が設
定された所定値以下になったことをカテナリ量検出部と
なるカテナリ用検出センサ74(以下、検出センサ74
という)が検出したときに、制御装置70から出力され
る。
【0025】また、このときスイング用切換弁58が作
動し、シリンダロッド44側には比例電磁弁60によっ
て減圧制御された油圧が作用する。このことより船底の
上昇によってスイングシリンダ42が縮む側に作動する
と、液圧導入口64側には減圧された油が流れ込み、ま
た反対に船底が下降するとシリンダロッド44側の油は
制御された圧力にて比例電磁弁60からタンク76へと
逃がされる。
【0026】スイングシリンダ42におけるヘッド側の
液圧導入口78にはヘッド側切換弁80を介してリザー
バタンク52が接続されている。このため過荷重回避回
路50の作動時にはヘッド側切換弁80が開いているの
でシリンダヘッド側の油は、シリンダロッド44の動き
に応じてリザーバタンク52と液圧導入口78との間で
油が自由に流入、流出する。
【0027】タイロッド36とスイングアーム30との
リンク結合部には、掘削フレーム56が回動可能に結合
されているとともに、タイロッド36とテンションロッ
ド32とのリンク結合部にはチルトシリンダ82の一端
部が回動可能に結合され、また、チルトシリンダ82の
他端部には掘削フレーム56が回動可能に結合されてい
る。
【0028】ここで掘削フレーム56の長手方向両端に
は、スプロケット86が配置されており、スプロケット
86は、エレベータコラム24内部に設けられた図示し
ないスプロケットとの間で後述する無端チェーン88を
保持するとともに、バケット90にバケットリンク92
を介して取付けた無端チェーン88のチェーンローラ9
4が噛み合うことによって無端チェーン88を周回案内
可能にしている。掘削フレーム56に設けられたチェー
ンローラガイドレール84は、バケット90が上昇した
時にチェーンローラ94と当接するように構成されてい
る。また、上述した3個のスプロケット間の距離の総和
は、通常掘削等の場合には、図1に示すように、後述す
るテンションシリンダ96を作動させ、掘削フレーム5
6を上下動および伸長させた前後でもほぼ等しくなるよ
うにスイングアーム30の長さ、各結合点の位置および
3個のスプロケットの位置が設定されている。
【0029】掘削フレーム56は、スプロケット86A
を付設した外筒56Aと、その外筒56Aの内側をスラ
イドするスプロケット86Bを付設した内筒56Bと、
外筒56Aと内筒56Bとを連結するテンションシリン
ダ96とによってカテナリ量調整部98が構成されてい
る。掘削フレーム56のテンションシリンダ96は伸縮
長さが制御されることによって両スプロケット86A、
86Bの間の距離を可変にしている。なお、カテナリ量
調整部98の調整用であるテンションシリンダ96への
カテナリ量用油圧回路Hkは、液圧を発生させる油圧ポ
ンプ54と、テンションシリンダ96の液圧導入口を切
り替えることで、テンションシリンダロッド96Aを伸
縮させ掘削フレーム56を伸縮させる掘削フレーム用切
換弁100とで構成される。テンションシリンダ96
は、油圧ポンプ54にて発生した液圧をテンションシリ
ンダ96が受けて伸縮し、両スプロケット86A、86
B間の距離を可変にしている。この両スプロケット86
A、86B間の距離を可変にすることにより、掘削部2
0となるバケット90を保持している無端チェーン88
の張力を制御し、掘削部20の無端チェーン88のたわ
み量を制御し、カテナリ量La(図6および図7に示
す)を制御している。
【0030】例えば、船体16(船底16A)の上下動
の揺動が大きい時には、テンションシリンダ96の圧力
によりチェーン張力を制御し、チェーン張力を通常掘削
時よりも低下させてテンションシリンダ96を縮小し、
両スプロケット86A、86B間の距離を小さくして掘
削部20の無端チェーン88のたわみ量を大きくしてい
る。即ち、船体16(船底16A)の上下動の揺動が大
きい時には、カテナリ量を大きくするカテナリモードK
mとしている。このとき、好ましくは最大たわみ量(カ
テナリ量)を0.5mから1.5m程度とする。カテナ
リモードKmが制御装置70に接続される選択スイッチ
72で選択されると、制御装置70は、電磁比例減圧弁
101に指令信号を送り、テンションシリンダヘッド側
の液圧を低くすることによってテンションシリンダ96
を縮小し、掘削部20の無端チェーン88のたわみ量を
大きくし、カテナリ量Laも大きくする。
【0031】更に、船体16が大きい波浪の影響を受け
て船底16Aを更に上方に揺動し、船底16Aが掘削部
20に上向き荷重が作用する位置まで上昇してきたこと
を後述する検出センサ74が検出した場合には、掘削部
20のバケット90に作用する上向き荷重を制限するた
めに、制御装置70は、電磁比例弁60に指令信号を送
り、スイングシリンダ42のシリンダロッド44側の液
圧を制御し、ヘッド側切換弁を開に切換えることによっ
てスイングシリンダ42を縮小し、平行リンク機構38
を作動させて掘削フレーム56を上昇し、掘削部20の
バケット90に過荷重が作用するのを防止し、掘削部2
0および船底16A等の破損を防ぐ過荷重回避モードP
tを開始する。即ち、この過荷重回避モードPtは、バ
ケット90を搬送する無端チェーン88の張力を調整し
て掘削部20のカテナリ量Laを調整するカテナリ量調
整部98と、検出したカテナリ量Laが設定値以下にな
ったときにスイングシリンダ42を縮小し、平行リンク
機構38を作動させて掘削フレーム56を上昇し、掘削
部20のバケット90に過荷重が作用するのを防止する
機能を有している。
【0032】また、船体16(船底16A)の上下動の
揺動が小さい場合、あるいは、船体16の上方に積載さ
れた鉱石等からなるばら物18を掻き取る場合には、テ
ンションシリンダ96を伸長し、両スプロケット86
A、86B間の距離を大きくして掘削部20の無端チェ
ーン88のたわみ量を小さくし、カテナリ量も小さくす
る通常掘削モードCkとしている。通常掘削モードCk
が制御装置70に接続される選択スイッチ72で選択さ
れると、制御装置70は、電磁比例減圧弁101に指令
信号を送り、テンションシリンダヘッド側の液圧を高く
することによって掘削部20の無端チェーン88のたわ
み量を小さくし、カテナリ量Laも小さくする。
【0033】掘削フレーム56には、カテナリ量Laが
設定値以下になること、または、突上力を検出するセン
サ74が付設されており、カテナリ量Laが設定値以下
になること、または突上力の検出を制御装置70に出力
している。この検出センサ74は、図7から図9に示す
実施形態の内のいずれかの構成を用いることにより行え
る。図7(a)、(b)においては第1実施例を示し、
掘削フレーム56の外筒56Aと内筒56Bとを連結す
るテンションシリンダ96にシリンダのストロークを検
出するための位置センサ74Aを設けるとともに、アン
プ70aを介して制御装置70に検出したストローク量
Stを出力している。
【0034】制御装置70は、当初において図7(b)
に示すように、テンションシリンダ96が伸長し、所定
に設定されたカテナリ量Lcに対応したときのストロー
ク位置を基準位置Saとして記憶して置く。次に、カテ
ナリモードKmが選択されると、両スプロケット86
A、86B間の距離を小さくして掘削部20の無端チェ
ーン88が当初より大きい所定値であるカテナリ量La
となるように、電磁比例減圧弁101に指令信号を送
り、テンションシリンダヘッド側の液圧を低くすること
によってテンションシリンダ96をストロークStだけ
縮小し掘削作業を行う。その間に、船底16Aが大きく
上昇し掘削部20の上昇によって変化する無端チェーン
88のカテナリ量Lvが小さくなるのをシリンダのスト
ロークSvで検出し、設定された所定のシリンダのスト
ローク値Stと比較することによって検出する方法であ
る。変化するシリンダのストロークSvが設定された所
定のシリンダのストローク値Stとなり、当初に設定さ
れたカテナリ量Lcとなったときに制御装置70は、次
に、掘削部20を上昇する過荷重回避モードPtとなる
ような信号を出力する。あるいは、変化するシリンダの
ストロークSvが当初のストローク値St以下の所定値
になった時に過荷重回避モードPtとなるような信号を
出力する。
【0035】また、図8においては第2実施例を示し、
掘削フレーム56の下部56aとチェーンローラガイド
レール84との間にロードセル74Bを設け、船底16
Aが大きく上昇しバケット90が船底16Aによって上
方向に押し付けられることによってチェーンローラ94
を介してロードセル74Bに発生する上向き荷重を検出
する方法である。第2実施例は、第1実施例と同様に、
当初において大きい所定値であるカテナリ量Laとなる
ように、電磁比例減圧弁101に指令信号を送り、テン
ションシリンダヘッド側の液圧を低くすることによって
テンションシリンダ96をストロークStだけ縮小し、
その位置Sbを維持しながら掘削作業を行ない、ロード
セル74Bが上向き荷重を検出したときに、制御装置7
0は、掘削部20を上昇する過荷重回避モードPtとな
るような信号を出力する。
【0036】また、図9(a)、(b)においては第3
実施例を示し、チェーンローラガイドレール84の内部
にチェーンローラ94が接近したことを検出する距離セ
ンサ74Cを設け、船底16Aが大きく上昇した場合そ
の距離センサ74Cによってチェーンローラ94の接近
を検出する方法である。第3実施例も、第1実施例と同
様に、当初において大きい所定値であるカテナリ量La
となるように、電磁比例減圧弁101に指令信号を送
り、テンションシリンダヘッド側の液圧を低くすること
によってテンションシリンダ96をストロークStだけ
縮小し、その位置Sbを維持しながら掘削作業が行われ
る。その間に、船底16Aが大きく上昇し掘削部20の
上昇によって変化する無端チェーン88のカテナリ量L
vが小さくなるのを距離センサ74Cによってチェーン
ローラ94の接近を検出する。距離センサ74Cによっ
てチェーンローラ94の接近を検出すると、制御装置7
0は掘削部20を上昇する過荷重回避モードPtとなる
ような信号を出力する。
【0037】このように構成された掘削部20を底ざら
え作業に適用した場合について、図10のフロチャート
図を用いて説明する。図11は、掘削部20が船底16
Aに残ったばら物18を収集する状態を示した作業説明
図である。同図に示すように船体16においては、ばら
物18の陸揚げが殆どなされ船底16Aに、高さHaで
示す少量のばら物18が残留した状態となっている。船
倉にバラ物18が相当量残っている状態(図2で示す状
態)では、ロッド側切換弁62とヘッド側切換弁80は
閉位置にあり、スイング用切換弁58を操作することに
よってスイングシリンダ42を伸縮させて掘削フレーム
56の位置を動かし、任意の位置でスイング用切換弁5
8を閉状態として掘削作業を行う。図11に示すよう
に、掘削部20が船底16Aに近づいてくるとともに、
波風の影響を受け船底16Aの上下動の揺動が大きい時
には、選択スイッチ72を操作してカテナリモードKm
に入れると、図10に示すようなフロチャートにしたが
って作動する。このとき、説明を容易にするため、例え
ば、掘削部20の掘削フレーム56がスイングアーム3
0とテンションロッド32の取付用のヒンジピン28か
ら所定の高さHcの位置に設定されたとする。
【0038】選択スイッチ72でカテナリモードKmが
選択される(ステップ1)と、制御装置70は、テンシ
ョンシリンダ96の電磁比例減圧弁101に指令信号を
送り、テンションシリンダヘッド側の液圧を低くするこ
とによってテンションシリンダ96を縮小し、両スプロ
ケット86A、86B間の距離を小さくして無端チェー
ン88の張力を減少する(ステップ2)。掘削部20
は、無端チェーン88のたわみ量を大きくし、図11に
示すように、所定値のカテナリ量Laに大きくする(ス
テップ3)。このとき、好ましくは最大カテナリ量を
0.5mから1.5m程度とする。これにより、掘削部
20はバケット90および無端チェーン88の重量と無
端チェーン88の駆動力によりばら物18の底ざらえの
掘削作業を行う(ステップ4)。
【0039】船体16が波浪の影響を受けて船底16A
の上方に揺動すると、両スプロケット86A、86B間
の距離を大きくして掘削部20の無端チェーン88のた
わみ量を小さくし、図12に示すように、カテナリ量L
vを変化させて小さくしている。船底16Aが上昇して
掘削部20に上向き荷重が作用する位置まで上昇してき
たことを検出センサ74が検出した場合に、制御装置7
0は船底上昇時に船底からバケットに作用する上向き荷
重を回避するための過荷重回避モードPtを開始する
(ステップ5)。
【0040】過荷重回避モードPtでは、過荷重回避モ
ード開始直前のスイングシリンダ42のストローク位置
を制御装置70の記憶部に記憶して置く。即ち、図11
から図13に示す、掘削フレーム56がスイングアーム
30とテンションロッド32の取付用のヒンジピン28
から所定の高さHcの位置にあるときのスイングシリン
ダ42のストローク位置をスイング用位置センサ42A
で検出し、制御装置70の記憶部に記憶して置く。波浪
が小さい通常の荷役である通常掘削モードCkでは、ス
イング用油圧回路Hs内の弁58、62、80はいずれ
も閉の状態にあり、スイングシリンダ42は定位置に保
持されている。また、波浪が少し大きい場合には、カテ
ナリモードKmとし、前記のごとく、電磁比例減圧弁1
01に指令信号を送り、テンションシリンダヘッド側の
液圧を低くすることによってテンションシリンダ96を
ストロークStだけ縮小し、掘削作業が行われる。
【0041】更に、突上力が作用する位置まで船倉が上
昇したときには、図13のカテナリモードKmとなる掘
削状態から過荷重回避モードPtに切り替わる。制御装
置70は、シリンダロッド44側に配設されたロッド側
切換弁62に開の指令を出力するとともに、比例電磁弁
60には、掘削部20に作用する過荷重に応じた圧力が
発生する可変に制御する指令を出力する。また、シリン
ダヘッド側に配設されたヘッド側切換弁80に開の指令
を出力し、シリンダヘッド側の油は、シリンダロッド4
4の動きに応じてリザーバタンク52と液圧導入口78
との間で油が自由に流入、流出する。これにより、図1
4に示すように、スイングシリンダ42は縮小し、平行
リンク機構38を高さ方向に、高さ位置Hcから更に高
い位置Hbまで掘削フレーム56を上昇し、掘削部20
のバケット90に過荷重が作用するのを防止し、作動を
柔軟にする機能を有している。
【0042】その後、船底の揺動が上昇から下降に変化
することによって上向き荷重が減少し、スイングアーム
30が下降して、スイングシリンダ42が当初制御装置
70の記憶部に記憶されていたストローク位置まで伸び
ると、過荷重回避モードPtが終了する。これによっ
て、船底16Aが上昇し船底16Aからの上向き荷重が
過大になると、過荷重を回避するために掘削部20は上
昇し、船底16Aが下降して上向き荷重が減少すると、
掘削部20は船底16Aに追従して下降するが過荷重回
避モードPtの開始前の高さで停止し、過荷重回避モー
ドPtの開始前の高さ以下には下降しないようにされて
おり、広い範囲で上下動する船体16に対応できるとと
もに、低い位置にアンロード掘削部20を設定できるの
で荷役効率を維持することができる。
【0043】上記構成による連続式アンローダでは、ア
クチュエータの駆動系統を作動させスイングアームの操
作により掘削フレームを掘削作業位置に配置させた後、
前記バケットを搬送する無端チェーンの張力を調整して
アンローダ掘削部のカテナリ量を調整するとともに、カ
テナリ量が設定値以下になるか、または、突上力を検出
したときに、前記アンローダ掘削部を上方に回避させつ
つ掘削作業をなす運転方法としている。このために、底
ざらえ段階で船体上下動が大きい時でも迅速に追従して
動くとともに、簡単な構成でアンローダの可動部重量を
小さくすることで船体の大きい揺動に対して掘削部分を
柔軟に追随させ、底ざらえ作業を行うことが可能になっ
ている。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
続式アンローダにおいて底ざらえ段階で船底の上下動が
大きい場合に、チェーンのカテナリを大きくする機能
と、設定したカテナリ量を超える船底の上昇があった場
合に、それを検出してアンローダ掘削部に過荷重が作用
しないような過荷重回避モードの機能とを併用させるこ
とにより、アンローダ掘削部の船底追従機構が安価に提
供でき、かつ、荷役効率を維持して底ざらえ運転を行う
ことが出来る。また、カテナリを大きくする機能と、過
荷重回避モードの機能とを併用させることにより、アン
ローダ掘削部は、広い範囲で船底追従機構が作動して船
底等に追従していくので、船底等に大きい上下動が生じ
ても過荷重を受けることがなくなり、アンローダ本体お
よび船体等が損傷するのを防止することができる。ま
た、底ざらえ段階が船底の上下動が小さい場合にはチェ
ーンのカテナリを小さい状態のまま保持し、アンローダ
掘削部を船倉に追従させることによって底ざらえを行な
うように選択することも可能であるので、船倉上下動が
小さい場合は荷役効率を落とさずに底ざらえを行うこと
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続式アンローダの構成および同
アンローダに用いられる油圧回路をを示す構造説明図で
ある。
【図2】連続式アンローダを用い船体に積載されたばら
物を陸揚げする状態を示した全体構成図である。
【図3】図2における連続式アンローダの拡大斜視図で
ある。
【図4】掘削フレームの構造を示す拡大一部斜視図であ
る。
【図5】掘削フレームの構造を示す断面図である。
【図6】掘削フレームの構造を示す断面図である。
【図7】連続式アンローダのカテナリ量を検出する第1
実施例を示す図である。
【図8】連続式アンローダのカテナリ量を検出する第2
実施例を示す図である。
【図9】連続式アンローダのカテナリ量を検出する第3
実施例を示す図である。
【図10】連続式アンローダの作動を説明するフロチャ
ート図である。
【図11】連続式アンローダの作動でカテナリ量が大き
い状態を説明する図である。
【図12】連続式アンローダの作動でカテナリ量が小さ
い状態を説明する図である。
【図13】連続式アンローダの作動でカテナリ量の設定
値と変化するカテナリ量を比較する状態を説明する図で
ある。
【図14】連続式アンローダの作動で過荷重を回避する
状態を説明する図である。
【図15】従来の連続式アンローダを示す側面図であ
る。
【図16】従来の他の連続式アンローダを示す側面図で
ある。
【符号の説明】
10………埠頭、11………レール、12………走行
体、14………ブーム、16………船体、16A………
船底、18………ばら物、20………連続式アンローダ
20(掘削部20)、22………垂直エレベータ部、2
4………エレベータコラム、28………ヒンジピン、3
0………スイングアーム、32………テンションロッ
ド、36………タイロッド、38………平行リンク機
構、42………スイングシリンダ、42A………スイン
グ用位置センサ、44………シリンダロッド、48……
…駆動回路、50………過荷重回路、54………油圧ポ
ンプ、56………掘削フレーム、60………比例電磁
弁、62………ロッド側切換弁、70………制御装置、
72………選択スイッチ、74………カテナリ用検出セ
ンサ、80………ヘッド側切換弁、82………チルトシ
リンダ、84………チェーンローラガイドレール、86
………スプロケット、88………無端チェーン、90…
……バケット、92………バケットリンク、94………
チェーローラ、96………テンションシリンダ、98…
……カテナリ量調整部、100………掘削フレーム用切
換弁、101………電磁比例減圧弁、Hs………スイン
グ用油圧回路、Hk………カテナリ量用油圧回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 秀和 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造船 株式会社玉野事業所内 Fターム(参考) 3F077 AA04 BA02 BA06 BB04 BB08 DA02 DA07 DB04 EA15 EA19 EA23 EA25 FA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータにより回動可能とされた
    スイングアームに掘削フレームを取付け、前記掘削フレ
    ーム、スイングアームの周囲を周回する無端チェーンに
    複数のバケットを取付けてなる連続式アンローダにおい
    て、 前記掘削フレームに付設され、前記バケットを搬送する
    無端チェーンの張力を調整してアンローダ掘削部のカテ
    ナリ量を調整するカテナリ量調整手段と、カテナリ量ま
    たは突上力を検出する手段と、前記アクチュエータに液
    圧を供給しスイングアームを作動させてアンローダ掘削
    部を上下動するスイング用油圧回路と、カテナリ量が設
    定値以下になるか、または、突上力を検出したときにア
    ンローダ掘削部を上方に回避するよう前記スイング用油
    圧回路に作動指令を出力する制御手段とからなることを
    接続したことを特徴とする連続式アンローダ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、アンローダ掘削部のチ
    ェーンのカテナリ量を大きくするカテナリ機能と、カテ
    ナリ量が設定値以下になるか、または、突上力を検出し
    た時にアンローダ掘削部が船底から受ける上向き荷重に
    対し上方に回避動作する過荷重回避機能とを併用する過
    荷重回避モードを設けていることを特徴とする請求項1
    記載の連続式アンローダ。
  3. 【請求項3】 アクチュエータにより回動可能とされた
    スイングアームに掘削フレームを取付け、前記掘削フレ
    ーム、スイングアームの周囲を周回する無端チェーンに
    複数のバケットを取付けて掘削作業をなす連続式アンロ
    ーダの運転方法において、アクチュエータの駆動系統を
    作動させスイングアームの操作により掘削フレームを掘
    削作業位置に配置させた後、前記バケットを搬送する無
    端チェーンの張力を調整してアンローダ掘削部のカテナ
    リ量を調整するとともに、カテナリ量が設定値以下にな
    るか、または、突上力を検出したときに、前記アンロー
    ダ掘削部を上方に回避させつつ掘削作業をなすことを特
    徴とする連続式アンローダ。
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