JPH0672561A - 連続式アンローダの船底突上げ力検知制御装置 - Google Patents

連続式アンローダの船底突上げ力検知制御装置

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JPH0672561A
JPH0672561A JP24601392A JP24601392A JPH0672561A JP H0672561 A JPH0672561 A JP H0672561A JP 24601392 A JP24601392 A JP 24601392A JP 24601392 A JP24601392 A JP 24601392A JP H0672561 A JPH0672561 A JP H0672561A
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JP
Japan
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guide rail
collector
frame
attached
bucket
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Pending
Application number
JP24601392A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nonaka
正広 野中
Shigeki Toyofuku
繁樹 豊福
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Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
Original Assignee
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
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Publication date
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Publication of JPH0672561A publication Critical patent/JPH0672561A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続式アンローダのバケットに過大な船底に
よる突上げ力が作用するのを防止する。 【構成】 コレクタ昇降用シリンダ2により昇降移動さ
れるコレクタフレーム3の下部の前後両側に下部スプロ
ケット4,5を取付け、バケット8を取付けた無端ロー
ラチェーン6を、前記下部スプロケット4,5に巻掛
け、無端ローラチェーン6の下部水平部分を把持する上
部ガイドレール9および下部ガイドレール10のうちの
上部ガイドレール9の一端部を、コレクタフレーム3に
対し横軸により枢着し、前記上部ガイドレール9の他端
部を、コレクタフレーム3に対しストレーンゲージを取
付けた中空横軸により枢着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バラ物排出用バケット
エレベータを有する連続式アンローダの船底突上げ力検
知制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、船内のバラ物を排出する場合、バ
ケットエレベータを有する連続式アンローダが用いられ
ている。この連続式アンローダにより船底のバラ物をさ
らって搬送する作業を行なうとき、上下移動する船底と
バケットエレベータのコレクタ部とが衝突して、船底に
傷をつけたり、バケットを破損させる恐れがある。この
問題を解決するため、従来各種の方式が提案されてい
る。その方式としては、(1)特開平1−261126
号公報により公表されているように、船底のバラ物をさ
らって搬送するときのみ、バケット付きチェーンをカテ
ナリー状態にして作業することにより、船底からの突上
げ力の影響をなくする方式、(2)バケットエレベータ
のコレクタ部を支持するコレクタ昇降用シリンダの液圧
を測定し、船底からのバケットエレベータ突上げ力によ
って、前記昇降用シリンダの液圧が減少したとき、前記
昇降用シリンダによってバケットエレベータを上昇させ
る方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)の方式の場
合は、バケット付きチェーンを、通常の状態とカテナリ
ー状態とに切換えるという煩雑な切換え作業を必要と
し、かつカテナリー状態に切換えると、バラ物搬送中の
バケットの位置が不安定になると共に、搬送能力も低下
する。また前記(2)の方式の場合は、昇降用シリンダ
が、コレクタ部の全自重と、コレクタ部に付着したバラ
物の重量と、バケット内に侵入したバラ物の重量とを支
持しており、これらの重量は、船による突上げ力に比べ
て格段に大きいので(場合によっては突上げ力の10倍
程度)、突上げ力が小さいときは検知しにくく、突上げ
力が大きくなってからしか検知できないという欠点があ
る。さらにバラ物の付着の有無により昇降用シリンダの
支持力が変わるという不安定な面もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明の連続式アンローダの船底突上げ力
検知制御装置においては、エレベータフレーム1に、コ
レクタ昇降用シリンダ2により昇降移動されるコレクタ
フレーム3を設け、そのコレクタフレーム3の下部の前
後両側に下部スプロケット4,5を取付け、チェーン駆
動装置により循環される無端ローラチェーン6を、前記
下部スプロケット4,5と前記エレベータフレーム1の
上部に設けた上部スプロケット7とに巻掛け、前記無端
ローラチェーン6に、多数のバケット8を取付け、無端
ローラチェーン6の下部水平部分を把持する上部ガイド
レール9および下部ガイドレール10のうちの上部ガイ
ドレール9の一端部を、コレクタフレーム3に対し横軸
11により枢着し、前記上部ガイドレール9の他端部
を、コレクタフレーム3に対しストレーンゲージ12を
取付けた中空横軸13により枢着し、前記ストレーンゲ
ージ12に、前記バケット8に作用する突上げ力が一定
以上になったとき、コレクタ昇降用シリンダ2をコレク
タフレーム上昇方向に動作させる制御回路を接続する。
またエレベータフレーム1に、コレクタ昇降用シリンダ
2により昇降移動されるコレクタフレーム3を設け、そ
のコレクタフレーム3の下部の前後両側に下部スプロケ
ット4,5を取付け、チェーン駆動装置により循環され
る無端ローラチェーン6を、前記下部スプロケット4,
5と前記エレベータフレーム1の上部に設けた上部スプ
ロケット7とに巻掛け、前記無端ローラチェーン6に、
多数のバケット8を取付け、無端ローラチェーン6の下
部水平部分を把持する上部ガイドレール9および下部ガ
イドレール10のうちの上部ガイドレール9の一端部
を、コレクタフレーム3に対し横軸11により枢着し、
前記上部ガイドレール9の他端部とコレクタフレーム3
との間にロードセル14を設け、そのロードセル14
に、前記バケット8に作用する突上げ力が一定以上にな
ったとき、コレクタ昇降用シリンダ2をコレクタフレー
ム上昇方向に動作させる制御回路を接続することによっ
ても、前述の問題を有利に解決することができる。また
連続式アンローダにおけるエレベータフレーム支持用ブ
ーム39に、ブーム俯仰用シリンダ40を連結し、エレ
ベータフレーム1に取付けられたコレクタフレーム3の
下部の前後両側に下部スプロケット4,5を取付け、チ
ェーン駆動装置により循環される無端ローラチェーン6
を、前記下部スプロケット4,5と前記エレベータフレ
ーム1の上部に設けた上部スプロケット7とに巻掛け、
前記無端ローラチェーン6に、多数のバケット8を取付
け、無端ローラチェーン6の下部水平部分を把持する上
部ガイドレール9および下部ガイドレール10のうちの
上部ガイドレール9の一端部を、コレクタフレーム3に
対し横軸11により枢着し、前記上部ガイドレール9の
他端部を、コレクタフレーム3に対しストレーンゲージ
12を取付け中空横軸13により枢着し、前記ストレー
ンゲージ12に、前記バケット8に作用する突上げ力が
一定以上になったとき、ブーム俯仰用シリンダ40をブ
ーム上昇方向に動作させる制御回路を接続することによ
っても、前述の問題を有利に解決することができる。さ
らにまた、連続式アンローダにおけるエレベータフレー
ム支持用ブーム39に、ブーム俯仰用シリンダ40を連
結し、エレベータフレーム1に取付けられたコレクタフ
レーム3の下部の前後両側に下部スプロケット4,5を
取付け、チェーン駆動装置により循環される無端ローラ
チェーン6を、前記下部スプロケット4,5と前記エレ
ベータフレーム1の上部に設けた上部スプロケット7と
に巻掛け、前記無端ローラチェーン6に、多数のバケッ
ト8を取付け、無端ローラチェーン6の下部水平部分を
把持する上部ガイドレール9および下部ガイドレール1
0のうちの上部ガイドレール9の一端部を、コレクタフ
レーム3に対し横軸11により枢着し、前記上部ガイド
レール9の他端部とコレクタフレーム3との間にロード
セル14を設け、そのロードセル14に、前記バケット
8に作用する突上げ力が一定以上になったとき、ブーム
俯仰用シリンダ40をブーム上昇方向に動作させる制御
回路を接続することによっても、前述の問題を有利に解
決することができる。
【0005】
【実施例】図1ないし図9は請求項1の発明の実施例を
示すものであって、垂直なエレベータフレーム1の下部
に、コレクタフレーム3の上部が複数のサイドローラ1
5を介し昇降自在に嵌設され、前記エレベータフレーム
1の中間部とコレクタフレーム3の上部とは、コレクタ
昇降用シリンダ2を介して連結され、前記コレクタフレ
ーム3の下部の前後両側に、それぞれ一対の下部スプロ
ケット4,5が回転自在に取付けられ、前記エレベータ
フレーム1の上部に、チェーン駆動装置(図示を省略し
た)により回転される一対の上部スプロケット7が取付
けられ、一対の無端ローラチェーン6は、各下部スプロ
ケット4,5と各上部スプロケット7とにわたって巻掛
けられ、その上部スプロケット7の下部において、無端
ローラチェーン6にチェーン緊張用スプロケット16が
噛み合わされている。
【0006】前記一対の無端ローラチェーン6に、多数
のバケット8がチェーン長手方向に間隔をおいて取付け
られ、前記一対の無端ローラチェーン6における下部水
平部分の上部および下部に、それぞれ水平な上部ガイド
レール9および下部ガイドレール10が配置され、各無
端ローラチェーン6におけるローラ17は、上部ガイド
レール9と下部ガイドレール10との間に配置され、各
下部ガイドレール10の前後両側部分は、溝形アーム1
8,19を介してコレクタフレーム3の下部外フレーム
20に固定されている。
【0007】上部ガイドレール9の前後方向の一側部の
上部に、一対の下部ブラケット21が固定され、前記下
部外フレーム20の下部および溝形アーム18に、前記
下部ブラケット21に対向する位置において上部ブラケ
ット22が固定され、各下部ブラケット21と各上部ブ
ラケット22とにわたって、左右方向に延長する横軸1
1が挿通されている。
【0008】上部ガイドレール9の前後方向の他側部の
上部中央に、下部ブラケット23が固定され、前記下部
外フレーム20の下部および溝形アーム19に、前記下
部ブラケット23に対向する位置において上部ブラケッ
ト24が固定され、下部ブラケット23と各上部ブラケ
ット24とにわたって、左右方向に延長する鋼製中空横
軸13が挿通され、その中空横軸13の内面に複数のス
トレーンゲージ12が貼付けられている。
【0009】前記下部外フレーム20内の両側壁に、そ
れぞれ複数のガイドローラ25が、前後方向に間隔をお
いて取付けられ、下部内フレーム26の両側板に前後方
向に延長するガイドレール27が固定され、各ガイドレ
ール27は、前後方向に並ぶ複数のガイドローラ25に
嵌合され、下部外フレーム20と下部内フレーム26と
は伸縮用シリンダ28により連結され、前記下部外フレ
ーム20の端部はコレクタフレーム本体29の下部に横
軸30により枢着され、その横軸30に前記一方の下部
スプロケット4が回転自在に取付けられ、前記下部内フ
レーム26の突出端部に、前記他方の下部スプロケット
5が横軸31により回転自在に取付けられている。
【0010】前記下部外フレーム20の前後方向の中間
部と、コレクタフレーム本体29の上下方向の中間部と
は、前記他方の下部スプロケット5を上下方向に移動さ
せるための伸縮シリンダ32を介して連結され、前記コ
レクタフレーム本体29における上下方向の中間部に、
円弧状のチェーンガイド部材33が固定され、前記コレ
クタフレーム本体29と、伸縮用シリンダ28により伸
縮される下部外フレーム20および下部内フレーム26
と、伸縮シリンダ32とにより、コレクタフレーム3が
構成されている。
【0011】前述のように構成された装置において、駆
動装置により上部スプロケット7を回転すると、バケッ
ト8を取付けた無端ローラチェーン6が図1の矢印方向
に循環移動され、コレクタフレーム3の最下端の水平部
において、バケット8が船内のバラ物を掬い込んで上昇
搬送し、上部スプロケット7の下部付近に設けたテーブ
ルフイーダ34にバケット8内のバラ物を供給する。テ
ーブルフイーダ34に供給されたバラ物は、シュートを
経てブームコンベヤに供給され、そのブームコンベヤか
らシュートおよびホッパを経て地上側に供給される。
【0012】コレクタフレーム3の最下端の無端ローラ
チェーンにおけるローラ17は上部ガイドレール9と下
部ガイドレール10との間を移動するので、コレクタフ
レーム3の最下端部では、常時、バケット8が安定状態
で水平方向に移動する。またバケット8に船底からの突
上げ力が作用していない状態では、バケット8の自重お
よび無端ローラチェーン6の自重は、下部ガイドレール
10により支承され、上部ガイドレール9には、荷重が
作用しない。
【0013】船底からの突上げ力がバケット8に作用す
ると、無端ローラチェーン6におけるローラ17を介し
て上部ガイドレール9が押上げられると共に、下部ブラ
ケット23により中空横軸13の中間部に押上力が作用
する。中空横軸13に押上力が作用して、その中空横軸
13に曲げ変形が発生すると、その中空横軸13の内部
に貼付けられたストレーンゲージ12に歪が発生するの
で、このストレーンゲージ12の歪を測定することによ
り、船底からバケット8に作用する突上げ力を測定する
ことができる。前記突上げ力が、ある設定値以上になっ
たとき、コレクタ昇降用シリンダ2を短縮して、コレク
タフレーム3およびこれにより支持されている各部分を
上昇させ、船底によるバケット突上げ力の悪影響をなく
することができる。
【0014】図10ないし図13は請求項2の発明の実
施例を示すものであって、前記ストレーンゲージ12を
貼付けた中空横軸13の代りに公知のロードセル(荷重
検知器)14が用いられ、そのロードセル14は、溝形
アーム19の側において、下部外フレーム20の下面お
よび溝形アーム19の付近に固定され、各ロードセル1
4の左右両側において、下部外フレーム20および溝形
アーム19にブラケット35の上部が固定され、各ブラ
ケット35に設けられた上下方向に延長する長孔36
と、上部ガイドレール9に設けた透孔37とにわたっ
て、左右方向に延長するボルトからなる横軸38が挿通
されているが、その他の構成は請求項1の発明の実施例
の場合と同様である。
【0015】請求項2の発明の実施例の場合は、船底か
らの突上げ力がバケット8に作用すると、無端ローラチ
ェーン6におけるローラ17を介して上部ガイドレール
9が押上げられ、その上部ガイドレール9によりロード
セル14に圧縮力が作用するので、そのロードセル14
により船底からバケット8に作用する突上げ力を測定す
ることができる。前記突上げ力が、ある設定値以上にな
ったとき、図1に示すコレクタ昇降用シリンダ2を短縮
して、コレクタフレーム3およびこれにより支持されて
いる各部分を上昇させ、船底によるバケット突上げ力の
悪影響をなくすることができる。
【0016】図14は突上げ力を検出して昇降用シリン
ダ2を動作させる制御回路を示すものであって、中央制
御システムを船底の払い出し作業に切り換えた状態で、
船底による突上げ力が発生すると、ストレーンゲージ1
2またはロードセル14により最大設定荷重が検知さ
れ、その検知信号は中央制御システムへ発信される。次
いで中央制御システムよりコレクタ昇降用シリンダ2に
短縮動作信号が発信されて、そのシリンダ2が設定距離
だけ短縮動作して、コレクタフレーム3およびこれによ
り支持されている部分が、設定距離だけ上昇移動され
る。
【0017】自動運転の場合は、ストレーンゲージ12
またはロードセル14の最小設定荷重まで前記シリンダ
2が伸長動作する。また手動運転の場合は、船内の合図
マンの指示により前記シリンダ2を伸長動作させる。次
に船内のバラ物の排出を再開する。
【0018】図15はバケット8に作用する突上げ力
(荷重)と時間との関係を示すものであって、バケット
8に最小設定荷重が作用している状態で最大設定荷重が
作用してこれが検知され(符号イ参照)、次いでシリン
ダ2が短縮動作し(符号ロ参照)、次に最小設定荷重に
なるまでシリンダ2が伸長される(符号ハ参照)。
【0019】図16は請求項3および請求項4の発明の
実施例を示すものであって、走行台車41の上部の旋回
支持台42に、エレベータフレーム支持用ブーム39の
基端部が横軸により枢着され、そのブーム39の先端部
にはエレベータフレーム1が取付けられ、前記ブーム3
9の基端側部分と旋回支持台42とは、ブーム俯仰用シ
リンダ40を介して連結され、そのシリンダ40を伸長
すると、前記ブーム39が上向きに回動されて、エレベ
ータフレーム1およびこれにより支持されている各部分
が上昇移動されるように構成されているが、その他の構
成は請求項1および請求項2の実施例の場合と同様であ
る。
【0020】図17ないし図19は本発明において使用
する制御回路の一例を示すものであって、ストレーンゲ
ージ12またはロードセル14からなる荷重検出用セン
サー43の出力信号は、プログラマブルコントローラす
なわちシーケンサー44に入力され、その入力された荷
重信号Aは、異常荷重検出設定値Bと演算比較回路45
により演算比較される。
【0021】演算比較した結果がA≧Bであると、表示
灯46が点滅し、かつ同時にバラ物掬込み部が上昇移動
する。バラ物掬込み部が上昇移動するにしたがって、入
力荷重信号Aの値が小さくなっていく。この小さくなる
入力信号Aは、“0”荷重検出設定値B′と演算比較回
路47により演算比較される。
【0022】バラ物掬込み部を上昇移動することによっ
て、A≦B′となるか、または上昇動作監視タイマー4
8により予め設定された時間(約20sec)を経過した時
点で、バラ物掬込み部の上昇移動が停止する。
【0023】バラ物掬込み部の上昇移動が停止すると、
バラ物掬込み部が下降移動を開始し、次いでバラ物掬込
み部の下降移動に伴って、再度、バラ物を切込んでいく
と、入力荷重信号Aは徐々に大きくなっていく。
【0024】徐々に大きくなっていく入力荷重信号A
は、規定荷重検出設定値B″と演算比較回路49により
演算比較される。バラ物掬込み部の下降移動によって、
A≧B″になるか、または下降動作監視タイマー50に
より予め設定された時間(約20sec)を経過した時点
で、バラ物掬込み部の下降動作は停止し、一連の自動制
御動作を終了する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、連続式アンローダにお
けるバケット8に作用する船底の突上げ力を、簡単な手
段によって正確に検知し、前記突上げ力が、ある設定値
以上になったときは、コレクタ昇降用シリンダ2により
コレクタフレーム3およびこれに支持されている部分
を、速やかに上昇移動させるか、またはブーム俯仰用シ
リンダ40によりエレベータフレーム支持用ブーム39
を上昇回動させて、連続式アンローダのバラ物掬込み部
のバケット8に、過大な船底による突上げ力が継続して
作用するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例に係る連続式アンロー
ダのエレベータ下部を示す側面図である。
【図2】図1に示す部分の一部を示す正面図である。
【図3】図1に示す部分の背面図である。
【図4】図1に示す部分の一部を示す縦断側面図であ
る。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図5に示す部分の一部を拡大して示す縦断正面
図である。
【図7】図4のB−B線断面図である。
【図8】図7の一部を拡大して示す縦断正面図である。
【図9】連続式アンローダのエレベータ上部を示す側面
図である。
【図10】請求項2の発明の実施例の一部を示す一部縦
断側面図である。
【図11】図10のC−C線断面図である。
【図12】図11の一部を拡大して示す縦断正面図であ
る。
【図13】ロードセル取付部付近を示す側面図である。
【図14】突上げ力を検出して昇降用シリンダを動作さ
せる制御回路図である。
【図15】バケットに作用する突上げ力と時間との関係
を示す図である。
【図16】請求項3および請求項4の実施例を示す概略
側面図である。
【図17】本発明の実施例において用いられる制御回路
図である。
【図18】図17に示す制御回路の左側部分を拡大して
示す図である。
【図19】図17に示す制御回路の右側部分を拡大して
示す図である。
【符号の説明】
1 エレベータフレーム 2 コレクタ昇降用シリンダ 3 コレクタフレーム 4 下部スプロケット 5 下部スプロケット 6 無端ローラチェーン 7 上部スプロケット 8 バケット 9 上部ガイドレール 10 下部ガイドレール 11 横軸 12 ストレーンゲージ 13 中空横軸 14 ロードセル 15 サイドローラ 16 チェーン緊張用スプロケット 17 ローラ 18 溝形アーム 19 溝形アーム 20 下部外フレーム 21 下部ブラケット 22 上部ブラケット 23 下部ブラケット 24 上部ブラケット 25 ガイドローラ 26 下部内フレーム 27 ガイドレール 28 伸縮用シリンダ 29 コレクタフレーム本体 30 横軸 31 横軸 32 伸縮シリンダ 33 チェーンガイド部材 34 テーブルフイーダ 35 ブラケット 36 長孔 39 エレベータフレーム支持用ブーム 40 ブーム俯仰用シリンダ 41 走行台車 42 旋回支持台 43 荷重検出用センサー 44 シーケンサー 45 演算比較回路 46 表示灯 47 演算比較回路 48 上昇動作監視タイマー 49 演算比較回路 50 下降動作監視タイマー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バラ物排出用バケット
エレベータを有する連続式アンローダの船底突上げ力検
知制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、船内のバラ物を排出する場合、バ
ケットエレベータを有する連続式アンローダが用いられ
ている。この連続式アンローダにより船底のバラ物をさ
らって搬送する作業を行なうとき、上下移動する船底と
バケットエレベータのコレクタ部とが衝突して、船底に
傷をつけたり、バケットを破損させる恐れがある。この
問題を解決するため、従来各種の方式が提案されてい
る。その方式としては、(1)特開平1−261126
号公報により公表されているように、船底のバラ物をさ
らって搬送するときのみ、バケット付きチェーンをカテ
ナリー状態にして作業することにより、船底からの突上
げ力の影響をなくする方式、(2)バケットエレベータ
のコレクタ部を支持するコレクタ昇降用シリンダの液圧
を測定し、船底からのバケットエレベータ突上げ力によ
って、前記昇降用シリンダの液圧が減少したとき、前記
昇降用シリンダによってバケットエレベータを上昇させ
る方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)の方式の場
合は、バケット付きチェーンを、通常の状態とカテナリ
ー状態とに切換えるという煩雑な切換え作業を必要と
し、かつカテナリー状態に切換えると、バラ物搬送中の
バケットの位置が不安定になると共に、搬送能力も低下
する。また前記(2)の方式の場合は、昇降用シリンダ
が、コレクタ部の全自重と、コレクタ部に付着したバラ
物の重量と、バケット内に侵入したバラ物の重量とを支
持しており、これらの重量は、船による突上げ力に比べ
て格段に大きいので(場合によっては突上げ力の10倍
程度)、突上げ力が小さいときは検知しにくく、突上げ
力が大きくなってからしか検知できないという欠点があ
る。さらにバラ物の付着の有無により昇降用シリンダの
支持力が変わるという不安定な面もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明の連続式アンローダの船底突上げ力
検知制御装置においては、エレベータフレーム1に、コ
レクタ昇降用シリンダ2により昇降移動されるコレクタ
フレーム3を設け、そのコレクタフレーム3の下部の前
後両側に下部スプロケット4,5を取付け、チェーン駆
動装置により循環される無端ローラチェーン6を、前記
下部スプロケット4,5と前記エレベータフレーム1の
上部に設けた上部スプロケット7とに巻掛け、前記無端
ローラチェーン6に、多数のバケット8を取付け、無端
ローラチェーン6の下部水平部分を把持する上部ガイド
レール9および下部ガイドレール10のうちの上部ガイ
ドレール9の一端部を、コレクタフレーム3に対し横軸
11により枢着し、前記上部ガイドレール9の他端部
を、コレクタフレーム3に対しストレーンゲージ12を
取付けた中空横軸13により枢着し、前記ストレーンゲ
ージ12に、前記バケット8に作用する突上げ力が一定
以上になったとき、コレクタ昇降用シリンダ2をコレク
タフレーム上昇方向に動作させる制御回路を接続する。
またエレベータフレーム1に、コレクタ昇降用シリンダ
2により昇降移動されるコレクタフレーム3を設け、そ
のコレクタフレーム3の下部の前後両側に下部スプロケ
ット4,5を取付け、チェーン駆動装置により循環され
る無端ローラチェーン6を、前記下部スプロケット4,
5と前記エレベータフレーム1の上部に設けた上部スプ
ロケット7とに巻掛け、前記無端ローラチェーン6に、
多数のバケット8を取付け、無端ローラチェーン6の下
部水平部分を把持する上部ガイドレール9および下部ガ
イドレール10のうちの上部ガイドレール9の一端部
を、コレクタフレーム3に対し横軸11により枢着し、
前記上部ガイドレール9の他端部とコレクタフレーム3
との間にロードセル14を設け、そのロードセル14
に、前記バケット8に作用する突上げ力が一定以上にな
ったとき、コレクタ昇降用シリンダ2をコレクタフレー
ム上昇方向に動作させる制御回路を接続することによっ
ても、前述の問題を有利に解決することができる。また
連続式アンローダにおけるエレベータフレーム支持用ブ
ーム39に、ブーム俯仰用シリンダ40を連結し、エレ
ベータフレーム1に取付けられたコレクタフレーム3の
下部の前後両側に下部スプロケット4,5を取付け、チ
ェーン駆動装置により循環される無端ローラチェーン6
を、前記下部スプロケット4,5と前記エレベータフレ
ーム1の上部に設けた上部スプロケット7とに巻掛け、
前記無端ローラチェーン6に、多数のバケット8を取付
け、無端ローラチェーン6の下部水平部分を把持する上
部ガイドレール9および下部ガイドレール10のうちの
上部ガイドレール9の一端部を、コレクタフレーム3に
対し横軸11により枢着し、前記上部ガイドレール9の
他端部を、コレクタフレーム3に対しストレーンゲージ
12を取付け中空横軸13により枢着し、前記ストレー
ンゲージ12に、前記バケット8に作用する突上げ力が
一定以上になったとき、ブーム俯仰用シリンダ40をブ
ーム上昇方向に動作させる制御回路を接続することによ
っても、前述の問題を有利に解決することができる。さ
らにまた、連続式アンローダにおけるエレベータフレー
ム支持用ブーム39に、ブーム俯仰用シリンダ40を連
結し、エレベータフレーム1に取付けられたコレクタフ
レーム3の下部の前後両側に下部スプロケット4,5を
取付け、チェーン駆動装置により循環される無端ローラ
チェーン6を、前記下部スプロケット4,5と前記エレ
ベータフレーム1の上部に設けた上部スプロケット7と
に巻掛け、前記無端ローラチェーン6に、多数のバケッ
ト8を取付け、無端ローラチェーン6の下部水平部分を
把持する上部ガイドレール9および下部ガイドレール1
0のうちの上部ガイドレール9の一端部を、コレクタフ
レーム3に対し横軸11により枢着し、前記上部ガイド
レール9の他端部とコレクタフレーム3との間にロード
セル14を設け、そのロードセル14に、前記バケット
8に作用する突上げ力が一定以上になったとき、ブーム
俯仰用シリンダ40をブーム上昇方向に動作させる制御
回路を接続することによっても、前述の問題を有利に解
決することができる。
【0005】
【実施例】図1ないし図9は請求項1の発明の実施例を
示すものであって、垂直なエレベータフレーム1の下部
に、コレクタフレーム3の上部が複数のサイドローラ1
5を介し昇降自在に嵌設され、前記エレベータフレーム
1の中間部とコレクタフレーム3の上部とは、コレクタ
昇降用シリンダ2を介して連結され、前記コレクタフレ
ーム3の下部の前後両側に、それぞれ一対の下部スプロ
ケット4,5が回転自在に取付けられ、前記エレベータ
フレーム1の上部に、チェーン駆動装置(図示を省略し
た)により回転される一対の上部スプロケット7が取付
けられ、一対の無端ローラチェーン6は、各下部スプロ
ケット4,5と各上部スプロケット7とにわたって巻掛
けられ、その上部スプロケット7の下部において、無端
ローラチェーン6にチェーン緊張用スプロケット16が
噛み合わされている。
【0006】前記一対の無端ローラチェーン6に、多数
のバケット8がチェーン長手方向に間隔をおいて取付け
られ、前記一対の無端ローラチェーン6における下部水
平部分の上部および下部に、それぞれ水平な上部ガイド
レール9および下部ガイドレール10が配置され、各無
端ローラチェーン6におけるローラ17は、上部ガイド
レール9と下部ガイドレール10との間に配置され、各
下部ガイドレール10の前後両側部分は、溝形アーム1
8,19を介してコレクタフレーム3の下部外フレーム
20に固定されている。
【0007】上部ガイドレール9の前後方向の一側部の
上部に、一対の下部ブラケット21が固定され、前記下
部外フレーム20の下部および溝形アーム18に、前記
下部ブラケット21に対向する位置において上部ブラケ
ット22が固定され、各下部ブラケット21と各上部ブ
ラケット22とにわたって、左右方向に延長する横軸1
1が挿通されている。
【0008】上部ガイドレール9の前後方向の他側部の
上部中央に、下部ブラケット23が固定され、前記下部
外フレーム20の下部および溝形アーム19に、前記下
部ブラケット23に対向する位置において上部ブラケッ
ト24が固定され、下部ブラケット23と各上部ブラケ
ット24とにわたって、左右方向に延長する鋼製中空横
軸13が挿通され、その中空横軸13の内面に複数のス
トレーンゲージ12が貼付けられている。
【0009】前記下部外フレーム20内の両側壁に、そ
れぞれ複数のガイドローラ25が、前後方向に間隔をお
いて取付けられ、下部内フレーム26の両側板に前後方
向に延長するガイドレール27が固定され、各ガイドレ
ール27は、前後方向に並ぶ複数のガイドローラ25に
嵌合され、下部外フレーム20と下部内フレーム26と
は伸縮用シリンダ28により連結され、前記下部外フレ
ーム20の端部はコレクタフレーム本体29の下部に横
軸30により枢着され、その横軸30に前記一方の下部
スプロケット4が回転自在に取付けられ、前記下部内フ
レーム26の突出端部に、前記他方の下部スプロケット
5が横軸31により回転自在に取付けられている。
【0010】前記下部外フレーム20の前後方向の中間
部と、コレクタフレーム本体29の上下方向の中間部と
は、前記他方の下部スプロケット5を上下方向に移動さ
せるための伸縮シリンダ32を介して連結され、前記コ
レクタフレーム本体29における上下方向の中間部に、
円弧状のチェーンガイド部材33が固定され、前記コレ
クタフレーム本体29と、伸縮用シリンダ28により伸
縮される下部外フレーム20および下部内フレーム26
と、伸縮シリンダ32とにより、コレクタフレーム3が
構成されている。
【0011】前述のように構成された装置において、駆
動装置により上部スプロケット7を回転すると、バケッ
ト8を取付けた無端ローラチェーン6が図1の矢印方向
に循環移動され、コレクタフレーム3の最下端の水平部
において、バケット8が船内のバラ物を掬い込んで上昇
搬送し、上部スプロケット7の下部付近に設けたテーブ
ルフイーダ34にバケット8内のバラ物を供給する。テ
ーブルフイーダ34に供給されたバラ物は、シュートを
経てブームコンベヤに供給され、そのブームコンベヤか
らシュートおよびホッパを経て地上側に供給される。
【0012】コレクタフレーム3の最下端の無端ローラ
チェーンにおけるローラ17は上部ガイドレール9と下
部ガイドレール10との間を移動するので、コレクタフ
レーム3の最下端部では、常時、バケット8が安定状態
で水平方向に移動する。またバケット8に船底からの突
上げ力が作用していない状態では、バケット8の自重お
よび無端ローラチェーン6の自重は、下部ガイドレール
10により支承され、上部ガイドレール9には、荷重が
作用しない。
【0013】船底からの突上げ力がバケット8に作用す
ると、無端ローラチェーン6におけるローラ17を介し
て上部ガイドレール9が押上げられると共に、下部ブラ
ケット23により中空横軸13の中間部に押上力が作用
する。中空横軸13に押上力が作用して、その中空横軸
13に曲げ変形が発生すると、その中空横軸13の内部
に貼付けられたストレーンゲージ12に歪が発生するの
で、このストレーンゲージ12の歪を測定することによ
り、船底からバケット8に作用する突上げ力を測定する
ことができる。前記突上げ力が、ある設定値以上になっ
たとき、コレクタ昇降用シリンダ2を短縮して、コレク
タフレーム3およびこれにより支持されている各部分を
上昇させ、船底によるバケット突上げ力の悪影響をなく
することができる。
【0014】図10ないし図13は請求項2の発明の実
施例を示すものであって、前記ストレーンゲージ12を
貼付けた中空横軸13の代りに公知のロードセル(荷重
検知器)14が用いられ、そのロードセル14は、溝形
アーム19の側において、下部外フレーム20の下面お
よび溝形アーム19の付近に固定され、各ロードセル1
4の左右両側において、下部外フレーム20および溝形
アーム19にブラケット35の上部が固定され、各ブラ
ケット35に設けられた上下方向に延長する長孔36
と、上部ガイドレール9に設けた透孔37とにわたっ
て、左右方向に延長するボルトからなる横軸38が挿通
されているが、その他の構成は請求項1の発明の実施例
の場合と同様である。
【0015】請求項2の発明の実施例の場合は、船底か
らの突上げ力がバケット8に作用すると、無端ローラチ
ェーン6におけるローラ17を介して上部ガイドレール
9が押上げられ、その上部ガイドレール9によりロード
セル14に圧縮力が作用するので、そのロードセル14
により船底からバケット8に作用する突上げ力を測定す
ることができる。前記突上げ力が、ある設定値以上にな
ったとき、図1に示すコレクタ昇降用シリンダ2を短縮
して、コレクタフレーム3およびこれにより支持されて
いる各部分を上昇させ、船底によるバケット突上げ力の
悪影響をなくすることができる。
【0016】図14は突上げ力を検出して昇降用シリン
ダ2を動作させる制御回路を示すものであって、中央制
御システムを船底の払い出し作業に切り換えた状態で、
船底による突上げ力が発生すると、ストレーンゲージ1
2またはロードセル14により最大設定荷重が検知さ
れ、その検知信号は中央制御システムへ発信される。次
いで中央制御システムよりコレクタ昇降用シリンダ2に
短縮動作信号が発信されて、そのシリンダ2が設定距離
だけ短縮動作して、コレクタフレーム3およびこれによ
り支持されている部分が、設定距離だけ上昇移動され
る。
【0017】自動運転の場合は、ストレーンゲージ12
またはロードセル14の最小設定荷重まで前記シリンダ
2が伸長動作する。また手動運転の場合は、船内の合図
マンの指示により前記シリンダ2を伸長動作させる。次
に船内のバラ物の排出を再開する。
【0018】図15はバケット8に作用する突上げ力
(荷重)と時間との関係を示すものであって、バケット
8に最小設定荷重が作用している状態で最大設定荷重が
作用してこれが検知され(符号イ参照)、次いでシリン
ダ2が短縮動作し(符号ロ参照)、次に最小設定荷重に
なるまでシリンダ2が伸長される(符号ハ参照)。
【0019】図16は請求項3および請求項4の発明の
実施例を示すものであって、走行台車41の上部の旋回
支持台42に、エレベータフレーム支持用ブーム39の
基端部が横軸により枢着され、そのブーム39の先端部
にはエレベータフレーム1が取付けられ、前記ブーム3
9の基端側部分と旋回支持台42とは、ブーム俯仰用シ
リンダ40を介して連結され、そのシリンダ40を伸長
すると、前記ブーム39が上向きに回動されて、エレベ
ータフレーム1およびこれにより支持されている各部分
が上昇移動されるように構成されているが、その他の構
成は請求項1および請求項2の実施例の場合と同様であ
る。
【0020】図17ないし図19は本発明において使用
する制御回路の一例を示すものであって、ストレーンゲ
ージ12またはロードセル14からなる荷重検出用セン
サー43の出力信号は、プログラマブルコントローラす
なわちシーケンサー44に入力され、その入力された荷
重信号Aは、異常荷重検出設定値Bと演算比較回路45
により演算比較される。
【0021】演算比較した結果がA≧Bであると、表示
灯46が点滅し、かつ同時にバラ物掬込み部が上昇移動
する。バラ物掬込み部が上昇移動するにしたがって、入
力荷重信号Aの値が小さくなっていく。この小さくなる
入力信号Aは、“0”荷重検出設定値B′と演算比較回
路47により演算比較される。
【0022】バラ物掬込み部を上昇移動することによっ
て、A≦B′となるか、または上昇動作監視タイマー4
8により予め設定された時間(約20Sec)を経過し
た時点で、バラ物掬込み部の上昇移動が停止する。
【0023】バラ物掬込み部の上昇移動が停止すると、
バラ物掬込み部が下降移動を開始し、次いでバラ物掬込
み部の下降移動に伴って、再度、バラ物を切込んでいく
と、入力荷重信号Aは徐々に大きくなっていく。
【0024】徐々に大きくなっていく入力荷重信号A
は、規定荷重検出設定値B″と演算比較回路49により
演算比較される。バラ物掬込み部の下降移動によって、
A≧B″になるか、または下降動作監視タイマー50に
より予め設定された時間(約20sec)を経過した時
点で、バラ物掬込み部の下降動作は停止し、一連の自動
制御動作を終了する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、連続式アンローダにお
けるバケット8に作用する船底の突上げ力を、簡単な手
段によって正確に検知し、前記突上げ力が、ある設定値
以上になったときは、コレクタ昇降用シリンダ2により
コレクタフレーム3およびこれに支持されている部分
を、速やかに上昇移動させるか、またはブーム俯仰用シ
リンダ40によりエレベータフレーム支持用ブーム39
を上昇回動させて、連続式アンローダのバラ物掬込み部
のバケット8に、過大な船底による突上げ力が継続して
作用するのを防止することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータフレーム1に、コレクタ昇降
    用シリンダ2により昇降移動されるコレクタフレーム3
    を設け、そのコレクタフレーム3の下部の前後両側に下
    部スプロケット4,5を取付け、チェーン駆動装置によ
    り循環される無端ローラチェーン6を、前記下部スプロ
    ケット4,5と前記エレベータフレーム1の上部に設け
    た上部スプロケット7とに巻掛け、前記無端ローラチェ
    ーン6に、多数のバケット8を取付け、無端ローラチェ
    ーン6の下部水平部分を把持する上部ガイドレール9お
    よび下部ガイドレール10のうちの上部ガイドレール9
    の一端部を、コレクタフレーム3に対し横軸11により
    枢着し、前記上部ガイドレール9の他端部を、コレクタ
    フレーム3に対しストレーンゲージ12を取付けた中空
    横軸13により枢着し、前記ストレーンゲージ12に、
    前記バケット8に作用する突上げ力が一定以上になった
    とき、コレクタ昇降用シリンダ2をコレクタフレーム上
    昇方向に動作させる制御回路を接続した連続式アンロー
    ダの船底突上げ力検知制御装置。
  2. 【請求項2】 エレベータフレーム1に、コレクタ昇降
    用シリンダ2により昇降移動されるコレクタフレーム3
    を設け、そのコレクタフレーム3の下部の前後両側に下
    部スプロケット4,5を取付け、チェーン駆動装置によ
    り循環される無端ローラチェーン6を、前記下部スプロ
    ケット4,5と前記エレベータフレーム1の上部に設け
    た上部スプロケット7とに巻掛け、前記無端ローラチェ
    ーン6に、多数のバケット8を取付け、無端ローラチェ
    ーン6の下部水平部分を把持する上部ガイドレール9お
    よび下部ガイドレール10のうちの上部ガイドレール9
    の一端部を、コレクタフレーム3に対し横軸11により
    枢着し、前記上部ガイドレール9の他端部とコレクタフ
    レーム3との間にロードセル14を設け、そのロードセ
    ル14に、前記バケット8に作用する突上げ力が一定以
    上になったとき、コレクタ昇降用シリンダ2をコレクタ
    フレーム上昇方向に動作させる制御回路を接続した連続
    式アンローダの船底突上げ力検知制御装置。
  3. 【請求項3】 連続式アンローダにおけるエレベータフ
    レーム支持用ブーム39に、ブーム俯仰用シリンダ40
    を連結し、エレベータフレーム1に取付けられたコレク
    タフレーム3の下部の前後両側に下部スプロケット4,
    5を取付け、チェーン駆動装置により循環される無端ロ
    ーラチェーン6を、前記下部スプロケット4,5と前記
    エレベータフレーム1の上部に設けた上部スプロケット
    7とに巻掛け、前記無端ローラチェーン6に、多数のバ
    ケット8を取付け、無端ローラチェーン6の下部水平部
    分を把持する上部ガイドレール9および下部ガイドレー
    ル10のうちの上部ガイドレール9の一端部を、コレク
    タフレーム3に対し横軸11により枢着し、前記上部ガ
    イドレール9の他端部を、コレクタフレーム3に対しス
    トレーンゲージ12を取付けた中空横軸13により枢着
    し、前記ストレーンゲージ12に、前記バケット8に作
    用する突上げ力が一定以上になったとき、ブーム俯仰用
    シリンダ40をブーム上昇方向に動作させる制御回路を
    接続した連続式アンローダの船底突上げ力検知制御装
    置。
  4. 【請求項4】 連続式アンローダにおけるエレベータフ
    レーム支持用ブーム39に、ブーム俯仰用シリンダ40
    を連結し、エレベータフレーム1に取付けられたコレク
    タフレーム3の下部の前後両側に下部スプロケット4,
    5を取付け、チェーン駆動装置により循環される無端ロ
    ーラチェーン6を、前記下部スプロケット4,5と前記
    エレベータフレーム1の上部に設けた上部スプロケット
    7とに巻掛け、前記無端ローラチェーン6に、多数のバ
    ケット8を取付け、無端ローラチェーン6の下部水平部
    分を把持する上部ガイドレール9および下部ガイドレー
    ル10のうちの上部ガイドレール9の一端部を、コレク
    タフレーム3に対し横軸11により枢着し、前記上部ガ
    イドレール9の他端部とコレクタフレーム3との間にロ
    ードセル14を設け、そのロードセル14に、前記バケ
    ット8に作用する突上げ力が一定以上になったとき、ブ
    ーム俯仰用シリンダ40をブーム上昇方向に動作させる
    制御回路を接続した連続式アンローダの船底突上げ力検
    知制御装置。
JP24601392A 1992-08-24 1992-08-24 連続式アンローダの船底突上げ力検知制御装置 Pending JPH0672561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0511402B1 (en) * 1990-11-17 1997-09-10 Santen Seiyaku Kabushiki Kaisha Double-chamber type syringe barrel
JP2002037458A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 連続式アンローダ

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