JP2002037130A - フロントエンドパネル - Google Patents

フロントエンドパネル

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JP2002037130A JP2000220430A JP2000220430A JP2002037130A JP 2002037130 A JP2002037130 A JP 2002037130A JP 2000220430 A JP2000220430 A JP 2000220430A JP 2000220430 A JP2000220430 A JP 2000220430A JP 2002037130 A JP2002037130 A JP 2002037130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両の前部に配置されるフロント
エンドパネルに関し、従来より剛性を大幅に増大するこ
とを目的とする。 【解決手段】 車幅方向に延在するアッパーレール部1
1の下方に、車幅方向に延在するファーストクロス部1
3を形成し、前記アッパーレール部11とファーストク
ロス部13の両側をラジコアサイド部15により連結し
てなるフロントエンドパネルにおいて、前記アッパーレ
ール部11を、閉断面をした第1の金属パイプ17の外
周に樹脂を一体形成して形成するとともに、前記樹脂部
19を前記ラジコアサイド部15に延在してなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前部に配置
されるフロントエンドパネルに係わり、特に、その剛性
を高めたフロントエンドパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の前部に配置されるフロント
エンドパネルとして、例えば、特開平5−38953号
公報に開示されるものが知られている。この公報に開示
されるフロントエンドパネルは、車幅方向に延在するア
ッパーレール部の下方に、車幅方向に延在するファース
トクロス部が間隔を置いて形成されている。
【0003】また、アッパーレール部とファーストクロ
ス部の両側が、ラジコアサイド部により連結されてい
る。そして、アッパーレール部,ファーストクロス部お
よびラジコアサイド部が、樹脂により一体形成されてい
る。
【0004】このようなフロントエンドパネルでは、ア
ッパーレール部,ファーストクロス部およびラジコアサ
イド部を、樹脂により一体形成したので、ラジエータを
取り付ける車体構造の簡素化を図ることができる。ま
た、部品点数と組立工数の低減を図り、コストの低減を
図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフロントエンドパネルでは、鉄等の金属を使
用したフロントエンド構造に比較して、樹脂の弾性係数
が小さいため、構造体としての充分な剛性の確保が難し
いという問題があった。
【0006】そして、特に、アッパーレール部あるいは
ファーストクロス部は、ラジエータの開口を確保するた
めに、充分な断面積をとれない場合が多く、樹脂だけの
構造では、車体剛性の低下をまねき、車両の音振性能あ
るいは操安性能を悪化させるおそれがあった。本発明
は、かかる従来の問題を解決するためになされたもの
で、従来より剛性を大幅に増大することができるフロン
トエンドパネルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のフロントエン
ドパネルは、車幅方向に延在するアッパーレール部の下
方に、車幅方向に延在するファーストクロス部を形成
し、前記アッパーレール部とファーストクロス部の両側
をラジコアサイド部により連結してなるフロントエンド
パネルにおいて、前記アッパーレール部を、閉断面をし
た第1の金属パイプの外周に樹脂を一体形成して形成す
るとともに、前記樹脂部を前記ラジコアサイド部に延在
してなることを特徴とする。
【0008】請求項2のフロントエンドパネルは、車幅
方向に延在するアッパーレール部の下方に、車幅方向に
延在するファーストクロス部を形成し、前記アッパーレ
ール部とファーストクロス部の両側をラジコアサイド部
により連結してなるフロントエンドパネルにおいて、前
記ファーストクロス部を、閉断面をした第2の金属パイ
プの外周に樹脂を一体形成して形成するとともに、前記
樹脂部を前記ラジコアサイド部に延在してなることを特
徴とする。
【0009】請求項3のフロントエンドパネルは、請求
項1記載のフロントエンドパネルにおいて、前記ファー
ストクロス部を、閉断面をした第2の金属パイプの外周
に樹脂を一体形成して形成するとともに、前記樹脂部を
前記ラジコアサイド部に延在してなることを特徴とす
る。請求項4のフロントエンドパネルは、請求項1ない
し請求項3のいずれか1項記載のフロントエンドパネル
において、前記第1または第2の金属パイプの両側また
はその中間に、前記樹脂により覆われない露出部分を形
成してなることを特徴とする。
【0010】請求項5のフロントエンドパネルは、請求
項1ないし請求項4のいずれか1項記載のフロントエン
ドパネルにおいて、前記第1または第2の金属パイプの
外周に凹凸を形成してなることを特徴とする。請求項6
のフロントエンドパネルは、請求項1ないし請求項5の
いずれか1項記載のフロントエンドパネルにおいて、前
記第1または第2の金属パイプの両側を潰して平坦状の
取付部を形成してなることを特徴とする。
【0011】請求項7のフロントエンドパネルは、請求
項1ないし請求項6のいずれか1項記載のフロントエン
ドパネルにおいて、前記第1または第2の金属パイプの
折曲部の径を直線部の径より大径にしてなることを特徴
とする。
【0012】(作用)請求項1のフロントエンドパネル
では、アッパーレール部が、閉断面をした第1の金属パ
イプの外周に樹脂を一体形成して形成されアッパーレー
ル部の剛性が増大される。
【0013】また、アッパーレール部の樹脂部が、ラジ
コアサイド部に延在され、ラジコアサイド部の剛性が増
大される。請求項2のフロントエンドパネルでは、ファ
ーストクロス部が、閉断面をした第2の金属パイプの外
周に樹脂を一体形成して形成されファーストクロス部の
剛性が増大される。
【0014】また、ファーストクロス部の樹脂部が、ラ
ジコアサイド部に延在され、ラジコアサイド部の剛性が
増大される。請求項3のフロントエンドパネルでは、請
求項1においてファーストクロス部が、閉断面をした第
2の金属パイプの外周に樹脂を一体形成して形成されフ
ァーストクロス部の剛性が増大される。
【0015】また、ファーストクロス部の樹脂部が、ラ
ジコアサイド部に延在され、ラジコアサイド部の剛性が
増大される。請求項4のフロントエンドパネルは、第1
または第2の金属パイプの両側またはその中間に、樹脂
により覆われない露出部分が形成され、この露出部分
に、インサート成形用のロケート穴、車体との締結用の
穴部等が形成される。
【0016】請求項5のフロントエンドパネルでは、第
1または第2の金属パイプの外周に、例えば、蛇腹状あ
るいはスパイラル状の凹凸が形成される。請求項6のフ
ロントエンドパネルでは、第1または第2の金属パイプ
の両側が潰され平坦状の取付部が形成され、この取付部
が車体側に固定される。請求項7のフロントエンドパネ
ルでは、第1または第2の金属パイプの折曲部の径が直
線部の径より大径にされ、折曲部の剛性が増大される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1は、本発明のフロントエン
ドパネルの第1の実施形態を示している。
【0018】この実施形態のフロントエンドパネルで
は、車幅方向に延在するアッパーレール部11の下方
に、車幅方向に延在するファーストクロス部13が間隔
を置いて形成されている。また、アッパーレール部11
とファーストクロス部13の両側が、ラジコアサイド部
15により連結されている。
【0019】そして、図2および図3に示すように、ア
ッパーレール部11が、閉断面をした円筒状の第1の金
属パイプ17の外周に樹脂を一体形成して形成されてい
る。第1の金属パイプ17の外周に形成される樹脂部1
9は、ラジコアサイド部15側に延在され、ラジコアサ
イド部15が樹脂により一体形成されている。また、こ
の下部に、ファーストクロス部13が樹脂により一体形
成されている。
【0020】アッパーレール部11の樹脂部19の中央
とファーストクロス部13の中央を連結して、樹脂から
なる連結部21が一体形成されている。そして、この連
結部21とラジコアサイド部15との間に、ラジエータ
に空気を送るための開口部23が形成されている。アッ
パーレール部11は、その両側を車両の後方に向けて折
曲されている。
【0021】そして、この折曲部25に、ヘッドランプ
を取り付けるための枠部27が樹脂により一体形成され
ている。図4は、第1の金属パイプ17の詳細を示すも
ので、この第1の金属パイプ17の外周には、蛇腹状に
凹凸17aが形成されている。この第1の金属パイプ1
7は、その両側を車両の後方に向けて折曲され折曲部1
7bが形成されている。
【0022】そして、第1の金属パイプ17の両側が潰
され、平坦状の取付部17cが形成されている。そし
て、インサート成形により、取付部17cを除いた部分
に、図2および図3に示したような樹脂部19が一体形
成される。
【0023】図5は、上述したフロントエンドパネルの
車体側への取り付け構造を示すもので、アッパーレール
部11の第1の金属パイプ17の両側に形成される取付
部17cが、車体29側のフードリッジ31に固定され
る。すなわち、第1の金属パイプ17の取付部17cに
は、取付穴17dが形成され、フードリッジ31の上面
には、螺子穴31aが形成されている。
【0024】そして、取付部17cの取付穴17dを螺
子穴31aに重ねた状態で、図示しないボルトを螺合す
ることにより、取付部17cがフードリッジ31に固定
される。また、ラジコアサイド部15の下部が、フロン
トサイドメンバ33に固定される。
【0025】すなわち、ラジコアサイド部15の下部に
は、取付穴15aが形成され、フロントサイドメンバ3
3の先端面には、螺子穴33aが形成されている。そし
て、ラジコアサイド部15の取付穴15aを螺子穴33
aに重ねた状態で、図示しないボルトを螺合することに
より、ラジコアサイド部15がフロントサイドメンバ3
3に固定される。
【0026】図6は、上述したフロントエンドパネルへ
のラジエータの取り付け構造を示すもので、フロントエ
ンドパネルのファーストクロス部13には、車幅方向に
間隔を置いて一対のラジエータマウント部13aが樹脂
により一体形成されている。このラジエータマウント部
13aには、貫通穴13bが形成されている。一方、ラ
ジエータ35の下部タンク37には、ラジエータマウン
ト部13aの貫通穴13bに対応する位置にピン部材3
9が形成されている。
【0027】そして、このピン部材39をラジエータマ
ウント部13aの貫通穴13bに挿入することにより、
ラジエータ35が支持される。また、ラジエータ35の
上面は、例えば、図示しないブラケットを介してアッパ
ーレール部11に固定される。なお、図6において、符
号41は、ラジエータ35の後面に配置されるモータフ
ァンシュラウドを示している。
【0028】また、符号43は、ヘッドランプであり、
アッパーレール部11の両側に形成される枠部27に装
着される。また、符号27aは、枠部27に一体形成さ
れるバンパーフェイシャ用の取付部を、符号19aは、
アッパーレール部11の樹脂部19に一体形成されるラ
ジエータグリル用の取付部を示している。
【0029】上述したフロントエンドパネルでは、アッ
パーレール部11を、閉断面をした第1の金属パイプ1
7の外周に樹脂を一体形成して形成し、樹脂部19をラ
ジコアサイド部15に延在したので、フロントエンドパ
ネルの剛性を従来より大幅に増大することができる。な
お、樹脂を補強する方法として開断面の金属部材をイン
サート成形する方法が考えられるが、一般に、開断面の
金属部材の捻り剛性は、閉断面の金属部材の捻り剛性に
比較して大幅に低下するため、アッパーレール部11
に、閉断面の金属パイプをインサート成形することによ
り、アッパーレール部11を効率的に補強することがで
きる。
【0030】また、樹脂の外側に金属部材をアウトサー
トすると、リベット等の締結部品が必要になり部品点数
が増大し、同時に、締結部の樹脂に応力集中が発生し易
くなるが、本発明では、第1の金属パイプ17の外側に
樹脂をインサート成形したので、このような問題が生ず
ることがない。また、上述したフロントエンドパネルで
は、第1の金属パイプ17の外周に凹凸17aを形成し
たので、第1の金属パイプ17の剛性を増大することが
できる。
【0031】そして、第1の金属パイプ17の外周に、
樹脂を強固に密着させることができる。なお、従来、樹
脂に閉断面の金属部材をインサート成形する場合に、閉
断面の金属部材では、内圧が小さいため、樹脂のインジ
ェクション圧により、閉断面の金属部材が変形すること
が生じていた。
【0032】しかしながら、上述した実施形態では、第
1の金属パイプ17の外周に凹凸17aを連続的に設け
たので、必要以上に肉厚を増大することなく第1の金属
パイプ17の座屈を有効に防止することができる。さら
に、上述したフロントエンドパネルでは、第1の金属パ
イプ17の両側を潰して平坦状の取付部17cを形成し
たので、アッパーレール部11を車体29側に容易,確
実に取り付けることができる。
【0033】また、一般に、金属部材と金型とのシール
部において、金属部材と金型との隙間を小さくしすぎる
と、金型で金属部材を押さえ付ける時に、金属部材によ
り金型がかじられ、逆に、金属部材と金型との隙間が大
きいと、隙間から樹脂が流れバリが発生することにな
る。そこで、金属部材に板材を使用する場合には、剛性
を高めるためのプレス加工に、上述の不具合を防ぐた
め、非常に高精度な加工が必要となる。
【0034】しかしながら、上述したフロントエンドパ
ネルでは、第1の金属パイプ17に、市販のパイプ材を
使用したので、剛性のある素材の断面形状を生かすだけ
で、境界シール部における金型との隙間の寸法精度が確
保され、金型のかじり、あるいは、樹脂のバリの発生を
低減することができる。なお、ハイドロフォーム成形で
精度出しされた金属パイプを用いれば、さらに良好にな
る。
【0035】図7は、本発明のフロントエンドパネルの
第2の実施形態を示すもので、この実施形態では、第1
の金属パイプ17の両側に外側樹脂部19Aが形成さ
れ、中央部に中央樹脂部19Bが形成されている。
【0036】そして、第1の金属パイプ17の外側樹脂
部19Aと中央樹脂部19Bとの間には、インサート成
形用のロケート穴17eが形成されている。また、ファ
ーストクロス部45が、閉断面をした第2の金属パイプ
47の外周に樹脂を一体成形して形成されている。そし
て、アッパーレール部11Aの中央樹脂部19Bが、フ
ァーストクロス部45の樹脂部49に一体形成され連結
部21Aが形成されている。
【0037】また、アッパーレール部11Aの両側樹脂
部19Aが、ファーストクロス部45の樹脂部49に一
体形成され、ラジコアサイド部15Aが形成されてい
る。そして、アッパーレール部11Aの外側樹脂部19
Aの下側とラジコアサイド部15Aの外側には、ヘッド
ランプ用の枠部27Aが形成されている。この第2の実
施形態のフロントエンドパネルでは、アッパーレール部
11Aを、閉断面をした第1の金属パイプ17の外周の
一部に樹脂を一体形成して形成し、ファーストクロス部
45を、閉断面をした第2の金属パイプ47の外周に樹
脂を一体形成して形成したので、フロントエンドパネル
の剛性をより大幅に増大することができる。
【0038】また、この実施形態では、第1の金属パイ
プ17の外側樹脂部19Aと中央樹脂部19Bとの間に
樹脂に覆われない部分を形成したので、この露出部に、
インサート成形用のロケート穴17e、あるいは、車体
29との締結用の穴部等を容易に形成することができ
る。図8は、本発明のフロントエンドパネルの第3の実
施形態を示すもので、この実施形態では、ファーストク
ロス部45Aの第2の金属パイプ47の両側に外側樹脂
部49Aが形成され、中央部に中央樹脂部49Bが形成
されている。
【0039】そして、ファーストクロス部45Aの中央
樹脂部49Bが、アッパーレール部11の樹脂部19に
一体形成され連結部21Aが形成されている。また、フ
ァーストクロス部45Aの両側樹脂部49Aが、アッパ
ーレール部11の樹脂部19に一体形成され、ラジコア
サイド部15Aが形成されている。
【0040】この実施形態においても第2の実施形態と
略同様の効果を得ることができる。なお、上述した実施
形態では、第1の金属パイプ17を、略全長にわたり同
一の径にした例について説明したが、本発明はかかる実
施形態に限定されるものではなく、例えば、図9に示す
ように、第1の金属パイプ17の折曲部17bの径を、
直線部17fの径より大きくしても良い。
【0041】そして、このようにすることで、局所応力
が作用し易い折曲部17bの剛性を増大することができ
る。なお、第1の金属パイプ17を、例えば、ハイドロ
フォーム成形することにより、折曲部17bの径を、直
線部17fの径より大きくすることが容易に可能にな
る。
【0042】また、上述した実施形態では、第1の金属
パイプ17および第2の金属パイプ47の横断面を円形
形状にした例について説明したが、本発明はかかる実施
形態に限定されるものではなく、三角形,四角形、ある
いは、五角形以上の多角形形状にしても良い。さらに、
上述した実施形態では、第1の金属パイプ17および第
2の金属パイプ47に蛇腹状の凹凸17aを形成した例
について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、スパイラル状の凹凸を形成
しても良い。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のフロント
エンドパネルでは、アッパーレール部を、閉断面をした
第1の金属パイプの外周に樹脂を一体形成して形成し、
樹脂部をラジコアサイド部に延在したので、フロントエ
ンドパネルの剛性を従来より大幅に増大することができ
る。
【0044】請求項2のフロントエンドパネルでは、フ
ァーストクロス部を、閉断面をした第2の金属パイプの
外周に樹脂を一体形成して形成し、樹脂部をラジコアサ
イド部に延在したので、フロントエンドパネルの剛性を
従来より大幅に増大することができる。請求項3のフロ
ントエンドパネルでは、請求項1においてファーストク
ロス部を、閉断面をした第2の金属パイプの外周に樹脂
を一体形成して形成し、樹脂部をラジコアサイド部に延
在したので、フロントエンドパネルの剛性をより大幅に
増大することができる。
【0045】請求項4のフロントエンドパネルでは、第
1または第2の金属パイプの中間に、樹脂により覆われ
ない露出部分を形成したので、この露出部分に、インサ
ート成形用のロケート穴、車体との締結用の穴部等を容
易に形成することができる。請求項5のフロントエンド
パネルでは、第1または第2の金属パイプの外周に凹凸
を形成したので、第1または第2の金属パイプの剛性を
増大することができる。
【0046】また、第1または第2の金属パイプの外周
に、樹脂を強固に密着させることができる。請求項6の
フロントエンドパネルでは、第1または第2の金属パイ
プの両側を潰して平坦状の取付部を形成したので、アッ
パーレール部またはファーストクロス部を車体側に容
易,確実に取り付けることができる。請求項7のフロン
トエンドパネルでは、第1または第2の金属パイプの折
曲部の径を直線部の径より大径にしたので、折曲部の剛
性を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロントエンドパネルの第1の実施形
態を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1のアッパーレール部に配置される第1の金
属パイプを示す斜視図である。
【図5】図1のフロントエンドパネルの車体側への取り
付け構造を示す斜視図である。
【図6】図1のフロントエンドパネルへのラジエータの
取り付け構造を示す斜視図である。
【図7】本発明のフロントエンドパネルの第2の実施形
態を示す正面図である。
【図8】本発明のフロントエンドパネルの第3の実施形
態を示す正面図である。
【図9】本発明のフロントエンドパネルにおいて金属パ
イプの折曲部の径を直線部の径より大径にした例を示す
斜視図である。
【符号の説明】 11,11A アッパーレール部 13,45,45A ファーストクロス部 15,15A ラジコアサイド部 17 第1の金属パイプ 17c 取付部 19,49 樹脂部 47 第2の金属パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽田 智 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA01 BB01 CA02 CA04 CA09 DA04 3D038 AA10 AB01 AC00 AC01 AC11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に延在するアッパーレール部
    (11,11A)の下方に、車幅方向に延在するファー
    ストクロス部(13,45,45A)を形成し、前記ア
    ッパーレール部(11,11A)とファーストクロス部
    (13,45,45A)の両側をラジコアサイド部(1
    5,15A)により連結してなるフロントエンドパネル
    において、 前記アッパーレール部(11,11A)を、閉断面をし
    た第1の金属パイプ(17)の外周に樹脂を一体形成し
    て形成するとともに、前記樹脂部(19,19A)を前
    記ラジコアサイド部(15,15A)に延在してなるこ
    とを特徴とするフロントエンドパネル。
  2. 【請求項2】 車幅方向に延在するアッパーレール部
    (11,11A)の下方に、車幅方向に延在するファー
    ストクロス部(13,45,45A)を形成し、前記ア
    ッパーレール部(11,11A)とファーストクロス部
    (13,45,45A)の両側をラジコアサイド部(1
    5,15A)により連結してなるフロントエンドパネル
    において、 前記ファーストクロス部(13,45,45A)を、閉
    断面をした第2の金属パイプ(47)の外周に樹脂を一
    体形成して形成するとともに、前記樹脂部(49,49
    A)を前記ラジコアサイド部(15A)に延在してなる
    ことを特徴とするフロントエンドパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフロントエンドパネルに
    おいて、 前記ファーストクロス部(13,45,45A)を、閉
    断面をした第2の金属パイプ(47)の外周に樹脂を一
    体形成して形成するとともに、前記樹脂部(49,49
    A)を前記ラジコアサイド部(15A)に延在してなる
    ことを特徴とするフロントエンドパネル。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載のフロントエンドパネルにおいて、 前記第1または第2の金属パイプ(17,47)の両側
    またはその中間に、前記樹脂により覆われない露出部分
    を形成してなることを特徴とするフロントエンドパネ
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    記載のフロントエンドパネルにおいて、 前記第1または第2の金属パイプ(17,47)の外周
    に凹凸(17a)を形成してなることを特徴とするフロ
    ントエンドパネル。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    記載のフロントエンドパネルにおいて、 前記第1または第2の金属パイプ(17,47)の両側
    を潰して平坦状の取付部(17c)を形成してなること
    を特徴とするフロントエンドパネル。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    記載のフロントエンドパネルにおいて、 前記第1または第2の金属パイプ(17,47)の折曲
    部(17b)の径を直線部(17f)の径より大径にし
    てなることを特徴とするフロントエンドパネル。
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