JP2002037038A - 門型洗車機 - Google Patents

門型洗車機

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JP2002037038A
JP2002037038A JP2000223151A JP2000223151A JP2002037038A JP 2002037038 A JP2002037038 A JP 2002037038A JP 2000223151 A JP2000223151 A JP 2000223151A JP 2000223151 A JP2000223151 A JP 2000223151A JP 2002037038 A JP2002037038 A JP 2002037038A
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JP
Japan
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cleaning
drying
air flow
nozzle
washing
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JP2000223151A
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Inventor
Takashi Anada
隆 穴田
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄用空気流及び乾燥用空気流を供給する空気
供給源が占める設置スペースを削減するとともにコスト
の削減を図る。 【解決手段】空気流に注入して液滴状に形成した洗浄液
を洗浄ノズル8,9から噴射して車体に吹付ける洗浄装
置と、空気流を乾燥ノズル10,11から噴射して車体
に付着した液滴を吹飛ばす乾燥装置を備えた門型洗車機
において、前記乾燥ノズル10,11から噴射される乾
燥用の空気流の供給源と、洗浄液と混合して前記洗浄ノ
ズル8,9から液滴状の洗浄液と共に噴射される洗浄用
の空気流の供給源とをブロア22等からなる同一の供給
源とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体を跨いで相対
移動可能に構成された門型フレームに洗浄用ノズルや乾
燥用ノズル等を装備した門型洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の門型洗車機において、洗浄液を
高圧の空気流に注入して液滴状の洗浄液を形成しながら
車体に高速で吹付ける洗浄方式を採用したものがある。
この洗浄方式は、液滴の有する衝撃作用により強力な洗
浄作用が得られるところに特徴がある。この洗浄方式
は、ノンブラシ式洗車機だけでなく、ブラシ式洗車機に
おいても、ブラシ洗浄工程の前工程として、あるいはブ
ラシ洗浄工程と同時に液滴状の洗浄液を車体に吹付ける
洗浄形態として採用可能である。さらに、ブラシ式洗車
機において、タイヤ部の洗浄用として液滴状の洗浄液を
用いることも可能である。そして、それらの液滴状の洗
浄液を形成するために使用される洗浄用空気流の供給源
としては、高圧の空気流を得るため、従来からコンプレ
ッサが一般的に用いられていた。他方、洗浄工程の後に
実施される乾燥工程に使用する乾燥用空気流の供給源と
しては、コンプレッサより低圧のブロアが用いられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術においては、洗浄液を液滴状に形成する洗浄用空気流
の供給源としてコンプレッサを用いるとともに、乾燥工
程に使用する乾燥用空気流の供給源として別に設けたブ
ロアを用いていたため、それらの空気供給源が占める設
置スペースが大きくなり、コストも高くついた。本発明
は、このような従来の技術的事情に着目して開発したも
ので、空気供給源の設置スペースの縮小を図るとともに
コストの削減を図ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、空気流に注入して液滴状に形成した洗浄液
を洗浄ノズルから噴射して車体に吹付ける洗浄装置と、
空気流を乾燥ノズルから噴射して車体に付着した液滴を
吹飛ばす乾燥装置を備えた門型洗車機において、前記乾
燥ノズルから噴射される乾燥用の空気流の供給源と、洗
浄液と混合して前記洗浄ノズルから液滴状の洗浄液と共
に噴射される洗浄用の空気流の供給源とを同一の供給源
とするという技術手段を採用した。なお、同一の供給源
からの空気流を前記洗浄ノズルあるいは乾燥ノズルのい
ずれか一方に選択的に供給する切換手段を設けてもよ
い。その切換手段に対する制御により、洗浄液を噴射す
る工程が終了した後、空気流の供給を洗浄ノズルから乾
燥ノズルへ自動的に切換えるように構成してもよい。ま
た、前記空気の供給源としてはブロアが好適である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、車体を跨いで相対移動
しながら洗車を行う門型洗車機であって、洗浄ノズル及
び乾燥ノズルを備えるものであれば、広い適用が可能で
ある。例えば洗浄ノズルからの噴射流の洗浄作用のみに
よるノンブラシ式の形態だけでなく、洗浄ノズルからの
噴射流の洗浄作用と回転ブラシによる洗浄作用を併用す
るブラシ式の形態などにも広く適用できる。なお、洗浄
液としては、その液滴の衝撃作用によって洗浄作用が得
られるものであればよく、洗剤原液を希釈したものだけ
でなく、広く水などの液体一般を含む。因みに、ワック
ス液も、その液滴の衝撃作用による洗浄作用を活用する
ことにより、洗浄液として兼用することも可能である。
本発明の適用形態としては、ノンブラシ式洗車機の場合
には、門型フレームの往動時あるいは復動時ごとに、例
えば洗剤液を用いる洗剤洗車工程→水洗い工程→乾燥工
程を順次実施する形態や、洗剤洗車工程→水洗い工程→
ワックス工程→水洗い工程→乾燥工程を順次実施する形
態など、種々の運転形態が可能である。また、ブラシ式
洗車機の場合には、例えば洗剤洗車工程→ブラシ洗車工
程→水洗い工程→乾燥工程を順次実施する形態など、種
々の運転形態が可能である。なお、各洗車工程におい
て、門型フレーム側を移動させるか、車体側を移動させ
るかは選択可能であり、車体と門型フレームとの間で相
対移動するものであればよい。なお、門型フレームに対
する車体の進入方向は問わないことはいうまでもない。
【0006】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は、ノンブラシ式洗車機の要部を概略的
に示した構成説明図である。図中、1は門型フレーム
で、車体2を跨ぎながら下方に設けた断面V溝状の車輪
3を介してガイドレール4に沿って往復移動し得るよう
に構成されている。門型フレーム1内の両側の側壁部5
には、発光素子あるいは受光素子からなる検出素子6を
上下方向に多数配設してなる車形検出手段7が設けられ
ており、それらの多数の検出素子6によって門型フレー
ム1の移動時における車体2によるビームの遮断形状を
検知して車形を検出し得るように構成されている。ま
た、門型フレーム1の両側壁部5には、車体2の側面に
向けて液滴状の洗浄液を噴射する複数の側方洗浄ノズル
8が設けられており、同門型フレーム1の内方上部に
は、車体2の上面に向けて液滴状の洗浄液を噴射する上
方洗浄ノズル9が設けられている。なお、本実施例で
は、それらの側方洗浄ノズル8及び上方洗浄ノズル9
は、水洗い工程時には洗い水用の噴射ノズルとして、ま
たワックス工程時にはワックス液用の噴射ノズルとして
兼用されるように構成されている。さらに、門型フレー
ム1の両側壁部5の側方噴射ノズル8の横には、車体2
の側面に向けて乾燥用の空気流を吹付ける縦長の側方乾
燥ノズル10が設けられており、同門型フレーム1の内
方上部には、車体2の上面に向けて乾燥用の空気流を吹
付ける上方乾燥ノズル11が設けられている。なお、上
方洗浄ノズル9及び上方乾燥ノズル11は、車形検出手
段7により検出される車体2の形状に応じて、高さ位置
が制御されるように構成されている。
【0007】図2は、ブラシ式洗車機の要部を概略的に
示した構成説明図である。本実施例は、前記ノンブラシ
式の実施例に対して、門型フレーム1の両側壁部5に車
体2の側面をブラッシング洗浄する側方回転ブラシ12
を設け、また同門型フレーム1の内方上部に車体2の上
面をブラッシング洗浄する上方回転ブラシ13を設けた
ものである。なお、本実施例では、側方洗浄ノズル8及
び上方洗浄ノズル9を側方回転ブラシ12及び上方回転
ブラシ13に近づけて配設するように、側方洗浄ノズル
8及び上方洗浄ノズル9と側方乾燥ノズル10及び上方
乾燥ノズル11との前後位置関係を入替えて配置してい
る。さらに、図1のノンブラシ式洗車機においても、図
2のブラシ式洗車機においても、上方洗浄ノズル9等を
揺動するように構成してもよい。
【0008】図3は、本発明における洗浄液及び空気の
供給系に関する実施例を示した回路構成図である。図示
のように、本実施例では、水タンク14、洗剤液タンク
15及びワックス液タンク16をそれぞれ制御弁17〜
19を介して加圧ポンプ20に並列に接続し、それらの
制御弁17〜19の開閉制御によって目的の液体を加圧
液供給管21を介して選択的に前記洗浄ノズル8,9へ
供給し得るように構成している。また、本実施例では、
空気流の供給源としてブロア22を採用し、空気供給管
23を介して、制御弁24,25の開閉制御により空気
を前記洗浄ノズル8,9あるいは乾燥ノズル10,11
へ選択的に供給し得るように構成している。すなわち、
制御弁24,25は、同一の供給源としてのブロア22
からの空気流を洗浄ノズル8,9あるいは乾燥ノズル1
0,11のいずれか一方に選択的に供給するための切換
手段を構成しており、それらの制御弁24,25に対す
る開閉制御により、洗浄液による洗車工程が終了した
後、空気流の供給を洗浄ノズルから乾燥ノズルへ自動的
に切換えて乾燥工程へ移行するように構成することも可
能である。なお、ブロア22から前記ノズルへ供給する
空気流の流量制御に関しては、駆動用モータのインバー
タ制御等によるブロア22自体の回転速度制御を介して
行うようにしてもよいし、駆動用モータの回転速度が不
変の場合には、ブロア22の吐出側に設けた放風弁から
外部へ逃す流量を調整することにより行うようにしても
よい。因みに、ブロア22からの低圧多量の空気流に洗
浄液を注入することにより良好な液滴が形成され、その
高速噴射によって強力な洗浄作用が得られることが判明
している。
【0009】しかして、洗剤洗車工程時には、制御弁2
5を閉じ制御弁24を開いてブロア22からの空気流を
気液混合部26へ誘導するとともに、制御弁19を閉じ
制御弁17,18を開いて、洗剤液タンク15からの洗
剤液を水タンク14からの水によって適度に希釈して前
記気液混合部26へ供給し、該気液混合部において、そ
れらの空気と洗浄液とを混合して液滴状の洗浄液を形成
した上、洗浄媒体として洗浄ノズル8,9へ供給して洗
浄作用に供する。なお、洗剤液タンク15に予め適度に
希釈した状態で洗剤液を貯留する場合には、制御弁17
は閉じた状態で洗剤洗車工程が実行される。また、水洗
い工程時あるいはワックス工程時には、制御弁17ある
いは制御弁19のみを開いて、水あるいはワックス液を
気液混合部26へ供給し、それぞれの液滴を形成した
上、洗浄ノズル8,9へ供給する。なお、以上の場合に
おいて、所期の液滴状態は、ブロア22の流量制御及び
ポンプ20の流量制御や、制御弁24,27による流量
制御などを用いて空気と液体との混合状態を調整するこ
とによって可能である。また、ワックス工程後の最終的
な水洗い工程時においては、ブロア22を停止してポン
プ20により水のみを噴射させて水洗いを行うようにし
てもよい。
【0010】一方、乾燥工程時には、制御弁25を開き
制御弁24を閉じることにより、前記ブロア22からの
空気流を乾燥ノズル10,11へ切換えて、乾燥用の空
気流として供給する。なお、この場合、必要に応じて、
他の制御弁17〜19,27を閉じてポンプ20を停止
する。以上のように、本実施例では、制御弁24,25
の開閉制御により流路を切換えることによって、1個の
ブロア22を共通の空気供給源として、洗浄用の空気供
給源及び乾燥用の空気供給源として使用し得るように構
成した点で特徴を有する。
【0011】図4は、本発明における洗浄液及び空気の
供給系に関する他の実施例を示した回路構成図である。
図示のように、本実施例は、水タンク14、洗剤液タン
ク15及びワックス液タンク16をそれぞれ制御弁17
〜19を介して加圧ポンプ20に並列に接続し、それら
の制御弁17〜19の開閉制御により目的の液体を加圧
液供給管21を介して選択的に供給し得るように構成し
た点では、前記実施例と変りはない。他方、本実施例
は、加圧液供給管21に制御弁27を介して接続した気
液混合部26に対して、ブロア22からの空気供給管2
3を制御弁28を介して接続するとともに、その気液混
合部26の下流側に洗浄用及び乾燥用として共用される
共用ノズル29を接続した点で特徴を有する。
【0012】しかして、洗剤洗車工程時には、前記実施
例と同様に、制御弁19を閉じ制御弁17,18を開い
て、洗剤液タンク15からの洗剤液を水タンク14から
の水によって適度に希釈して制御弁27を経て気液混合
部26へ供給するとともに、制御弁28を経て供給され
るブロア22からの空気流と混合させて適度の液滴状に
形成した上、洗浄媒体として共用ノズル29へ供給して
洗浄作用に供する。また、水洗い工程時あるいはワック
ス工程時には、制御弁17あるいは制御弁19のみを開
いて、水あるいはワックス液を気液混合部26に供給
し、それぞれの液滴を形成して共用ノズル29へ供給す
る。以上の場合において、所期の液滴状態は、ブロア2
2の流量制御及びポンプ20の流量制御や、制御弁2
7,28による流量制御などを用いて空気と液体との混
合状態を調整することによって可能である。
【0013】一方、乾燥工程時には、制御弁28は開い
たまま、制御弁27を閉じて、加圧液供給管21からの
液体の供給を遮断し、ブロア22からの空気流のみを気
液混合部26中を通過させて共用ノズル29へ供給する
ことにより乾燥用の空気流として供する。なお、この場
合、必要に応じて、他の制御弁17〜19を閉じてポン
プ20を停止する。以上のように、本実施例では、制御
弁27の開閉制御によって流通状態を切換えることによ
り、1個のブロア22を共通の空気供給源として、洗浄
用の空気供給源及び乾燥用の空気供給源として使用し得
るように構成するとともに、1個の共用ノズル29を洗
浄用及び乾燥用の噴射ノズルとして共用し得るように構
成した点で特徴を有する。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、乾燥工程時に必要な乾
燥用の空気流の供給源と、洗浄工程時に必要な洗浄用の
空気流の供給源とを同一の供給源として、空気供給手段
の設置数を削減したので、空気流の供給源が占める設置
スペースを縮小し得るとともにコストを削減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ノンブラシ式洗車機の要部を概略的に示した
構成説明図である。
【図2】 ブラシ式洗車機の要部を概略的に示した構成
説明図である。
【図3】 洗浄液及び空気の供給系に関する実施例を示
した回路構成図である。
【図4】 洗浄液及び空気の供給系に関する他の実施例
を示した回路構成図である。
【符号の説明】
1…門型フレーム、2…車体、3…車輪、4…ガイドレ
ール、5…側壁部、6…検出素子、7…車形検出手段、
8…側方洗浄ノズル、9…上方洗浄ノズル、10…側方
乾燥ノズル、11…上方乾燥ノズル、12…側方回転ブ
ラシ、13…上方回転ブラシ、14…水タンク、15…
洗剤液タンク、16…ワックス液タンク、17〜19…
制御弁、20…加圧ポンプ、21…加圧液供給管、22
…ブロア、23…空気供給管、24,25…制御弁、2
6…気液混合部、27,28…制御弁、29…共用ノズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流に注入して液滴状に形成した洗浄
    液を洗浄ノズルから噴射して車体に吹付ける洗浄装置
    と、空気流を乾燥ノズルから噴射して車体に付着した液
    滴を吹飛ばす乾燥装置を備えた門型洗車機において、前
    記乾燥ノズルから噴射される乾燥用の空気流の供給源
    と、洗浄液と混合して前記洗浄ノズルから液滴状の洗浄
    液と共に噴射される洗浄用の空気流の供給源とを同一の
    供給源としたことを特徴とする門型洗車機。
  2. 【請求項2】 同一の供給源からの空気流を前記洗浄ノ
    ズルあるいは乾燥ノズルのいずれか一方に選択的に供給
    する切換手段を設けた請求項1に記載の門型洗車機。
  3. 【請求項3】 洗浄液を噴射する工程が終了した後、空
    気流の供給を洗浄ノズルから乾燥ノズルへ切換えるよう
    に前記切換手段を制御する請求項1又は2に記載の門型
    洗車機。
  4. 【請求項4】 前記空気流の供給源はブロアである請求
    項1〜3のいずれか一項に記載の門型洗車機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125950A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Daifuku Co Ltd 洗車方法および洗車機
CN113766978A (zh) * 2019-05-03 2021-12-07 采埃孚商用车系统汉诺威有限公司 根据文丘里原理向表面加载介质脉冲清洁设备、压缩空气系统、清洁方法、控制系统和车辆

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