JP2002036475A - ポリオレフィン系積層構造体 - Google Patents

ポリオレフィン系積層構造体

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JP2002036475A
JP2002036475A JP2000227494A JP2000227494A JP2002036475A JP 2002036475 A JP2002036475 A JP 2002036475A JP 2000227494 A JP2000227494 A JP 2000227494A JP 2000227494 A JP2000227494 A JP 2000227494A JP 2002036475 A JP2002036475 A JP 2002036475A
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polyolefin
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resin
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film
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JP2000227494A
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Eitoku Yasuda
永徳 安田
Shigenori Fujiura
成憲 藤浦
Norihito Yamakawa
載人 山川
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Original Assignee
SHINKO KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリオレフィン系軽量材料を芯材とし、その両
面にポリオレフィン系樹脂フィルムを接着性よく設けた
ものであって、リサイクルが可能であり、例えば化粧シ
ート、化粧パネル、断熱材や遮音材などの建築材料など
として各種用途に好適に用いられるポリオレフィン系積
層構造体を提供する。 【解決手段】ポリオレフィン系発泡体シート、ポリオレ
フィン系ハニカムコア材又は内部に空間を有するポリオ
レフィン系軽量材料シートからなる芯材の両面に、接着
剤層を介して厚み50〜500μmのポリオレフィン系
フィルムを設けてなるポリオレフィン系積層構造体であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
軽量材料を芯材とする積層構造体に関する。さらに詳し
くは、本発明は、ポリオレフィン系発泡体、ポリオレフ
ィン系ハニカムコア材、ポリオレフィン系ダンボールな
どを芯材とし、その両面にポリオレフィン系フィルムを
接着性よく設けたものであって、リサイクルが可能であ
り、例えば化粧シート、化粧パネル、断熱材や遮音材な
どの建築材料などとして各種用途に好適なポリオレフィ
ン系積層構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡体などの軽量材料を芯材と
し、その両面に熱可塑性樹脂シートやフィルムを設けて
なるサンドイッチ構造の積層体は、軽量性、断熱性、防
音性などに優れていることから、ドア、壁材、間仕切り
などの建築用材料として賞用されており、また、軽量性
の点から、家具や台所製品のキャビネットの表面化粧
板、あるいは机の天板などとしても用いられている。一
方、建築用材料や家具、台所製品のキャビネットなどの
表面化粧板などには、これまで、適度の柔軟性を有し、
かつ加工性が良いことなどから、一般に塩化ビニル系樹
脂製シートが用いられてきた。しかしながら、この塩化
ビニル系樹脂製シートは、耐久性(摩耗、傷付き、窪み
などに対する耐性)や清掃性が悪く、かつ焼却時に有害
な塩素やダイオキシンを発生するため、環境汚染の面で
問題を有する上、その中に含まれている可塑剤がブリー
ドしやすく、外観不良を引き起こすなどの問題も有して
いた。したがって、塩化ビニル系樹脂を使用しないで、
環境に対して優しい建築材料や化粧板などの開発が望ま
れている。一方、建築材料には、これまで木材や塩化ビ
ニル系樹脂などが主に用いられてきた。しかしながら、
木材は森林保護などのために使用が制限されるのを免れ
ないし、また、塩化ビニル系樹脂は、前記したような問
題を有している。したがって、木材や塩化ビニル系樹脂
を使用しないで、環境に対して優しい建築材料の開発が
望まれていた。このような状況下で、発泡体を芯材とす
るサンドイッチ構造の積層体においても、その両面の熱
可塑性樹脂シートやフィルムとして、環境に対して優し
いシートやフィルムが望まれ、ポリプロピレン系樹脂シ
ートやフィルムなどのポリオレフィン系樹脂シートやフ
ィルムが用いられるようになってきた。一方、近年、環
境問題及び省資源の観点から、各種製品に対して、リサ
イクル性が求められるようになってきた。しかしなが
ら、発泡体を芯材とするサンドイッチ構造の積層構造体
においては、これまで、発泡体として、主にポリウレタ
ン系発泡体が用いられてきた。したがって、その両面の
熱可塑性樹脂シートやフィルムとして、前記のようにポ
リオレフィン系樹脂シートやフィルムを用いた場合、リ
サイクルが不可能であるという問題が生じる。また、発
泡体などの軽量材料を芯材とする積層構造体において
は、該芯材と両面の熱可塑性樹脂シートやフィルムとの
接着強度が重要となる。熱可塑性樹脂シートやフィルム
としてポリオレフィン系樹脂シートやフィルムを用い、
接着剤により芯材と接合する場合、ポリオレフィン系樹
脂は、一般に接着剤との密着性がよくないため、芯材と
ポリオレフィン系樹脂シートやフィルムとの接着強度を
高めるために、なんらかの工夫が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、ポリオレフィン系軽量材料を芯材とし、その
両面にポリオレフィン系樹脂フィルムを接着性よく設け
たものであって、リサイクルが可能であり、例えば化粧
シート、化粧パネル、断熱材や遮音材などの建築材料な
どとして各種用途に好適に用いられるポリオレフィン系
積層構造体を提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する積層構造体を開発すべく鋭意研究を
重ねた結果、ポリオレフィン系フィルムを、ポリオレフ
ィン系発泡体などのポリオレフィン系軽量材料の両面に
接着剤層を介して設けた積層構造体が、その目的に適合
し得ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明は、(1)ポリオレフ
ィン系発泡体シート、ポリオレフィン系ハニカムコア材
又は内部に空間を有するポリオレフィン系軽量材料シー
トからなる芯材の両面に、接着剤層を介し厚み50〜5
00μmのポリオレフィン系フィルムを設けたことを特
徴とするポリオレフィン系積層構造体、(2)芯材の両
面に設けられたポリオレフィン系フィルムの少なくとも
一方がポリオレフィン系合成紙である第1項記載のポリ
オレフィン系積層構造体、(3)芯材の両面に設けられ
たポリオレフィン系フィルムの少なくとも一方の外側表
面に、絵柄層およびクリア樹脂層を順次設けてなる第1
項又は第2項記載のポリオレフィン系積層構造体、
(4)芯材の両面に設けられるポリオレフィン系フィル
ムがポリプロピレン系フィルム又はポリエチレン系フィ
ルムである第1項、第2項又は第3項記載のポリオレフ
ィン系積層構造体、(5)芯材が、樹脂成分としてポリ
プロピレン系樹脂又はポリエチレン系樹脂を用いたもの
である第1項ないし第4項のいずれかに記載のポリオレ
フィン系積層構造体、(6)芯材として用いるポリオレ
フィン系発泡体シートの発泡倍率が5〜60である第1
項ないし第5項のいずれかに記載のポリオレフィン系積
層構造体、(7)ポリオレフィン系発泡体シートのクギ
若しくはビスによる取り付け部分の発泡倍率が2〜15
である第6項記載のポリオレフィン系積層構造体、及び
(8)芯材としてポリオレフィン系ハニカムコア材を用
い、かつ、接着剤層の厚みを200〜5000μmとす
ると共に、該ハニカムコア材の両端面を、接着剤層とポ
リオレフィン系フィルムとの界面まで貫入させてなる第
1項ないし第5項のいずれかに記載のポリオレフィン系
積層構造体、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】ポリオレフィン系発泡体シート、
ポリオレフィン系ハニカムコア材又は内部に空間を有す
るポリオレフィン系軽量材料シートを芯材とする本発明
のポリオレフィン系積層構造体(以下、単に「本発明の
積層構造体」と称す。)は、該芯材の両面に、接着剤層
を介してポリオレフィン系フィルムが設けられたサンド
イッチ構造を有するものである。本発明の積層構造体に
おける両面のポリオレフィン系フィルムには、樹脂成分
としてポリオレフィン系樹脂が用いられる。このポリオ
レフィン系樹脂としては、特に制限はなく、例えばエチ
レン、プロピレン、ブテン−1、3−メチルブテン−
1、3−メチルペンテン−1、4−メチルペンテン−1
などのα−オレフィンの単独重合体やこれらの共重合
体、あるいはこれらと他の共重合可能な不飽和単量体と
の共重合体などが挙げられる。代表例としては、高密
度、中密度、低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエ
チレン、超高分子量ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体など
のポリエチレン類、プロピレン単独重合体、プロピレン
−エチレンブロック共重合体やランダム共重合体、プロ
ピレン−エチレン−ジエン化合物共重合体などのポリプ
ロピレン類、ポリブテン−1、ポリ4−メチルペンテン
−1などを挙げることができる。上記ポリプロピレン類
の中では結晶性のポリプロピレン系樹脂がよく用いら
れ、この結晶性のポリプロピレン系樹脂としては、例え
ば結晶性を有するアイソタクチックプロピレン単独重合
体、エチレン単位の含有量の少ないエチレン−プロピレ
ンランダム共重合体、プロピレン単独重合体からなるホ
モ部とエチレン単位の含有量の比較的多いエチレン−プ
ロピレンランダム共重合体からなる共重合部とから構成
されたプロピレンブロック共重合体、さらには前記プロ
ピレンブロック共重合体における各ホモ部又は共重合部
が、さらにブテン−1などのα−オレフィンを共重合し
たものからなる結晶性のプロピレン−エチレン−α−オ
レフィン共重合体などが挙げられる。
【0006】このポリオレフィン系樹脂は1種用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また、
再生品も用いることができる。本発明においては、ポリ
オレフィン系樹脂として、特にポリプロピレン系樹脂又
はポリエチレン系樹脂が好適である。該ポリオレフィン
系フィルムには、所望により、各種添加成分、例えば酸
化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、塩素捕
捉剤、難燃剤、難燃助剤、無機フィラー、滑剤、離型
剤、着色剤、さらには可塑剤やプロセスオイルや流動パ
ラフィンなどの軟化剤、他の熱可塑性樹脂や熱可塑性エ
ラストマーなどを適宜含有させることができる。このフ
ィルムを作製するには、まず、前述したポリオレフィン
系樹脂と、所望により用いられる各種添加成分とを配合
し、タンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサーなどで
混合するか、又は混合後さらに単軸押出機や多軸押出機
を用いて溶融混練造粒することにより、フィルム用成形
材料を調製する。次いで、この成形材料を、公知の方
法、例えばキャスト成形、押出し成形(Tダイ法、イン
フレーション法)、カレンダー成形などの方法によっ
て、ポリオレフィン系フィルムを作製する。本発明にお
いては、ポリオレフィン系フィルムとして、50〜50
0μmの厚みを有し、積層構造体の用途に応じて、上記
範囲で適宜選定された厚みを有するポリオレフィン系フ
ィルムが用いられる。本発明においては、このようにし
て得られたポリオレフィン系フィルムの少なくとも片面
に、その上に設けられる層との密着性を向上させる目的
で、所望により、該フィルムに酸化法や凹凸化法などの
物理的又は化学的表面処理を施すことができる。上記酸
化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸処理、
火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理などが挙
げられ、また、凹凸化法としては、例えばサンドブラス
ト法、溶剤処理法などが挙げられる。これらの表面処理
法は、フィルムの種類に応じて適宜選ばれるが、一般に
はコロナ放電処理法が、効果及び操作性などの面から、
好ましく用いられる。本発明の積層構造体においては、
芯材の両面に設けられる上記ポリオレフィン系フィルム
として、印刷性や接着剤との密着性に優れるポリオレフ
ィン系合成紙を用いることができる。この場合、該ポリ
オレフィン系合成紙は、芯材の片面に設けてもよいし、
両面に設けてもよい。このポリオレフィン系合成紙は、
ポリプロピレンやポリエチレンに、全重量に基づき、炭
酸カルシウムと酸化チタンを5〜30重量%程度配合し
て成膜したものである。本発明の積層構造体において
は、芯材の両面に設けられたポリオレフィン系フィルム
の少なくとも一方の外側表面に、所望によりエンボス加
工を施したり、絵柄層を設けてもよく、さらに耐摩耗
性、耐候性、耐傷付き性、耐水性、耐汚染性などを付与
する目的で、クリア樹脂層を設けることができる。
【0007】上記絵柄層を設ける方法としては特に制限
はなく、従来公知の方法を用いることができるが、例え
ばポリオレフィン系フィルムがポリオレフィン系合成紙
である場合は、その表面に、木目、石目(大理石模様、
みかげ石模様)、天然皮革の表面柄、布目、抽象柄など
を表現する層をグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセ
ット印刷、凸版印刷、転写印刷、フレキソ印刷などの一
般的な印刷を、直接施すことにより、厚み1〜30μm
程度の絵柄層を形成し、さらにその上にクリア樹脂層を
設けるのがよい。このクリア樹脂層は、耐摩耗性、耐候
性、耐傷付き性、耐水性、耐汚染性などを有し、かつ透
明なラミネート材であればよく、特に制限されず、様々
なものを用いることができる。このようなラミネート材
としては、例えばアイオノマー樹脂フィルム、アクリル
樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、
各種ポリアミドフィルム、ビニロンフィルム、さらに
は、表面に電離放射線硬化樹脂層が設けられた各種フィ
ルムなどが挙げられるが、これらの中で、特にアイオノ
マー樹脂フィルム及び電離放射線硬化樹脂層が設けられ
た各種フィルムが好適である。アイオノマー樹脂とは、
一般に有機及び無機の成分が共有結合とイオン結合によ
って結合されている樹脂のことである。本発明に特に好
ましく使用されるアイオノマー樹脂としては、共重合体
の分子間を金属イオンで架橋した樹脂が挙げられ、この
場合の共重合体としてはアクリレート系共重合体、例え
ばエチレン−メタクリル酸共重合体などが挙げられる。
金属イオンとしては、例えばNa、K、Mg、Zn等の
イオンが挙げられる。このアイオノマー樹脂に、適当な
添加剤を加え、公知の成形法によりフィルム化すること
により、アイオノマー樹脂フィルムを作製することがで
きる。一方、電離放射線硬化樹脂層が設けられた各種フ
ィルムとしては、適当なフィルム上に電離放射線硬化型
樹脂層を設け、これに電離放射線、例えば紫外線や電子
線などを照射して硬化させてなるものを用いることがで
きる。該電離放射線硬化型樹脂は、一般に、光重合性プ
レポリマーを基本成分とし、さらに所望により光重合性
モノマー、光重合開始剤などを含有するものである。上
記光重合性プレポリマーには、ラジカル重合型とカチオ
ン重合型があり、ラジカル重合型の光重合性プレポリマ
ーとしては、例えばポリエステルアクリレート系、エポ
キシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリオ
ールアクリレート系などが挙げられる。また、カチオン
重合型の光重合性プレポリマーとしては、エポキシ系樹
脂が通常使用される。一方、光重合性モノマーとして
は、例えば各種の多官能(メタ)アクリレート系モノマ
ーが挙げられる。なお、該電離放射線硬化型樹脂層は、
直接絵柄層上に設け、紫外線や電子線などを照射して硬
化させ、クリアコート層を設けてもよい。本発明におい
て、絵柄層上に前記クリア樹脂層を設ける場合、該クリ
ア樹脂層形成用フィルムの裏面に、例えばエチレン−酢
酸ビニル共重合体樹脂やオレフィン系樹脂又はそれらの
混合物、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹
脂、マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂などを溶剤に溶
かしたもの、又はこれらの樹脂を微粉砕し、界面活性剤
などの添加によりエマルジョン化した塗工液を塗工し、
乾燥させて、厚さ1〜5μm程度のプライマー層を設け
たのち、公知の方法で絵柄層上に接着させるのが好まし
い。
【0008】なお、このようにして形成されたクリア樹
脂層の厚みは、通常30〜300μmの範囲であり、ま
た、その表面に所望により、エンボス加工を施すことが
できる。本発明の積層構造体においては、絵柄層を形成
するポリオレフィン系フィルムが、ポリオレフィン系合
成紙でない場合には、該ポリオレフィン系フィルムの表
面に前記のようにして厚さ1〜5μm程度のプライマー
層を設け、その上に前記と同様にして、印刷を施して絵
柄層を形成したのち、この上にクリア樹脂層を接着させ
ればよい。またクリア樹脂層の裏面に前記のプライマー
層を介して絵柄層を設け、このものを該絵柄層がポリオ
レフィン系フィルムに接するようにして、公知の方法に
より接着させることができる。この場合も、ポリオレフ
ィン系フィルム上や絵柄層上には、前記のプライマー層
を設けることが密着性の面から有利である。前記の方法
において、クリア樹脂層をポリオレフィン系フィルムに
接着させる場合、接着剤としては、加熱時に粘着性を示
すもの、例えば塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル−酢酸ビニル共
重合体樹脂、ポリアミド系樹脂、アイオノマー系樹脂な
どを主成分とする公知の接着剤を用いることができる。
この接着剤層の厚さは、通常1〜20μm程度である。
本発明においては、両側の2枚のポリオレフィン系樹脂
フィルムは、同一材料からなるものであってもよいし、
異なる材料からなるものであってもよく、また同一の厚
さを有するものであってもよいし、異なる厚さを有する
ものであってもよい。一方、本発明の積層構造体におい
ては、芯材として、ポリオレフィン系発泡体シート、ポ
リオレフィン系ハニカムコア材又は内部に空間を有する
ポリオレフィン系軽量材料シートが用いられる。上記ポ
リオレフィン系発泡体シートとしては、樹脂成分として
ポリプロピレン系樹脂又はポリエチレン系樹脂を用いた
ものが好ましい。また、発泡形式については特に制限は
なく、押出発泡成形、射出発泡成形、発泡粒子を用いる
金型発泡成形のいずれの方法で得られたものであっても
よい。上記発泡成形法の中で、発泡粒子を用いる金型発
泡成形は、下記のようにして実施することができる。ま
ず、発泡用のポリプロピレン系樹脂やポリエチレン系樹
脂に、所望により発泡核剤、熱安定剤、酸化防止剤、光
安定剤、紫外線吸収剤、無機フィラーや有機フィラーな
どの強化材、滑剤、帯電防止剤、離型剤などの公知の各
種添加剤を配合して樹脂組成物を調製したのち、ペレッ
ト化して樹脂粒子を作製する。
【0009】次に、この樹脂粒子を、例えば分散媒発泡
方法により一次発泡させて発泡粒子を調製する。上記分
散媒発泡方法は、通常、次のようにして実施される。す
なわち、密閉し開放できる圧力容器に、分散媒、分散剤
及び前記樹脂粒子を仕込み、さらに物理発泡剤を導入
し、撹拌下に、圧力容器の外部又は内部からの加熱で昇
温し、発泡剤が樹脂粒子に有効に含浸する温度まで、圧
力容器内部の温度を上げ、一定時間保持する。次いで、
圧力容器内部よりも低圧の雰囲気に圧力容器を開放し
て、圧力容器内容物を容器外に放出することにより、発
泡粒子が得られる。分散媒としては、水などの水性媒体
が好ましく、また、分散剤は樹脂粒子の容器内での融着
防止のために用いられるものであり、分散媒へ実質上溶
解しない無機又は有機の高融点物、例えば酸化アルミニ
ウム、塩基性第三リン酸カルシウム及びカオリンなどで
ある。一方、物理発泡剤としては、不活性ガス、飽和脂
肪族炭化水素、飽和脂環式炭化水素、芳香族炭化水素、
ハロゲン化炭化水素、エーテル、ケトンなどが用いられ
る。この一次発泡の条件としては、通常加熱温度は12
5〜160℃の範囲であり、一方、圧力は2〜5MPa
・G程度である。また、発泡させるために、容器内容物
を放出する際の低圧部は大気圧以下でもよいが、通常は
コスト的に有利な大気圧下に放出される。このようにし
て得られた発泡粒子は、平均気泡径が、通常10〜50
0μm程度であり、またそのかさ密度は、一次発泡条件
などにより異なるが、通常は0.09〜0.3g/cm3
度である。次に、本発明に係る発泡体は、前記発泡粒子
を金型内に充填し、金型内に加熱媒体を導入して、該発
泡粒子を二次発泡させるとともに、加熱融着させること
により、製造される。この際、加熱媒体としては、通常
0.2〜0.4MPa・G程度の水蒸気が用いられる。本
発明の積層構造体において、芯材として用いるポリオレ
フィン系発泡体シートは、発泡倍率が、通常5〜60
倍、好ましくは20〜50倍の範囲にあるものが使用さ
れる。なお積層構造体にアルミニウムや鉄などの枠体を
取付けて化粧パネルを製造する際、クギやビスなどに対
する引抜き抵抗を増加させる必要がある。したがって、
クギ若しくはビスによる取付け部分には、発泡倍率、2
〜15倍程度、好ましくは4〜10倍程度の比較的低発
泡倍率の発泡体シートを使用することが望ましい。ま
た、本発明の積層構造体において、芯材として用いられ
るポリオレフィン系ハニカムコア材としては、樹脂成分
としてポリプロピレン系樹脂又はポリエチレン系樹脂を
用いたものが好ましい。このハニカムコア材のセルサイ
ズ(六角形の短径)は、通常5〜30mm程度、厚さは、
通常3〜50mm程度であり、積層構造体の用途に応じて
適宜選定することができる。このハニカムコア材は、使
用時には展張した状態で用いられる。
【0010】一方、内部に空間を有するポリオレフィン
系軽量材料シートとしては、例えば図1に示すような各
種材料を挙げることができる。図1は、本発明の積層構
造体において、芯材として用いることのできる、内部に
空間を有するポリオレフィン系軽量材料シートの例を示
す斜視図である。図1において、(a)〜(c)は、スティ
フェンドパネル、(d)及び(e)はサンドイッチ型パネル
(ダンボール)、(f)はグリッドパネルである。さら
に、シートに直径5〜20mm程度の円形又は角形等の一
定の形状(特に円形が強度の点で望ましい)で深さ3〜
10mmの凹孔をシート全面一杯に幾何学的に均一に分布
させ、この凹孔シートの片面又は両面に他の薄い平板シ
ート(厚さ0.1〜1mm)を接着又は熱圧着により積層
して使用することができる。凹孔シートの凹孔部分の面
積は、全面積の50%以上にすることが望ましい。この
凹孔シートに積層する平板シートは、軽量を維持しなが
ら凹孔シートの機械的強度及び平板形状の剛性と形状安
定性を飛躍的に向上させる。この内部に空間を有するポ
リオレフィン系軽量材料シートとしては、樹脂成分とし
てポリプロピレン系樹脂又はポリエチレン系樹脂を用い
たものが好ましい。本発明の積層構造体においては、前
記のポリオレフィン系軽量材料からなる芯材の両面に、
接着剤層を介して前述のポリオレフィン系フィルムを、
その裏面がそれぞれ芯材に対向するように積層する。こ
の際、芯材として、ポリオレフィン系発泡体シート又は
内部に空間を有するポリオレフィン系軽量材料シートを
用いる場合、接着剤層との密着性を向上させるために、
その表面にプライマー層を設けるのが有利である。この
プライマー層としては、例えばエチレン−酢酸ビニル共
重合体樹脂やオレフィン系樹脂又はそれらの混合物、塩
素化ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、マレイン
酸変性ポリプロピレン樹脂などを溶剤に溶かしたもの、
又はこれらの樹脂を微粉砕し、界面活性剤などの添加に
よりエマルジョン化した塗工液を塗工し、乾燥させて、
厚さ1〜5μm程度のプライマー層を設けるのがよい。
なお、芯材として、スキン層を有しないポリオレフィン
系発泡体シート(表面をスライスし、スキン層を取除い
たもの)を用いる場合には、前記のプライマー層を設け
なくとも、十分な密着性を得ることができるので、本発
明発泡体シートとしては特に望ましい。この芯材の両面
に、ポリオレフィン系樹脂フィルムを密着性よく積層す
るために、該接着剤層としては、例えば塩素化ポリオレ
フィン樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ樹系樹脂、
アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂、アクリル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリアミド系
樹脂、アイオノマー系樹脂などを主成分とする公知の接
着剤の中から、適宜選択して用いることができる。この
接着剤層の厚さは、通常1〜20μm程度である。本発
明の積層構造体において、該ポリオレフィン系フィルム
がポリオレフィン系合成紙である場合、芯材とポリオレ
フィン系合成紙とを、前記接着剤層を介して密着性よ
く、接着させることができるが、ポリオレフィン系フィ
ルムがポリオレフィン系合成紙でない場合には、該ポリ
オレフィン系フィルムの接着剤層が接する面に、前述の
プライマー層を、厚さ1〜5μm程度に設けるのが密着
性の点で有利である。
【0011】一方、芯材として、ポリオレフィン系ハニ
カムコア材を用いる場合、その構造的特徴から、その両
面のポリオレフィン系フィルムとの接着が、線状接着と
なるため、接着剤を用いる通常の接着では接着強度が弱
く、耐久性に乏しいという問題が生じる。そこで、この
ような問題を解決するために、本発明においては、接着
剤層の厚みを、それぞれ200〜5000μmとし、か
つ該接着剤層に、ハニカムコア材の両端面を、接着剤層
とポリオレフィン系フィルム層との界面まで貫入させる
方法が好ましく用いられる。該接着剤層には、前述の接
着剤を用いることができる。接着剤層の厚さは、通常の
接着では1〜20μm程度であるが、本発明において
は、ハニカムコア材の端面を該接着剤層の中に貫入させ
るために、通常の接着の場合よりも、はるかに厚い20
0〜5,000μmとする。この接着剤は、ハニカムコ
ア材の端面に塗布してもよいし、ポリオレフィン系フィ
ルムの表面に塗布してもよく、あるいはその両方に塗布
してもよいが、ポリオレフィン系フィルムの表面に塗布
するのが、作業性の面から好ましい。接着剤を塗布する
方法については、本発明では、通常よりもかなり厚く塗
布するために経済性の面から、ポリオレフィン系フィル
ムの表面におけるハニカムコア材の端面が接する部分
に、選択的に塗布するのが有利である。したがって、塗
布部分にクシ状の刻みを設けたくし目ごてや、ロール表
面に溝が設けられた縞ロールなどを用い、使用するハニ
カムコア材の端面の形状に合わせて、接着剤を塗布する
のがよい。このようにして接着剤を塗布したのち、加熱
圧着法によりハニカムコア材とポリオレフィン系フィル
ムを接着させる。この際の加熱圧着条件としては、使用
する接着剤の種類などに応じて適宜選定されるが、一般
的には15〜80℃の範囲において、0.5〜3.0MP
aの加圧下に圧着して、接着させる。これにより、ハニ
カムコア材の端面を接着剤層の中に、該接着剤層とポリ
オレフィン系フィルムとの界面まで貫入させ、ハニカム
コア材とポリオレフィン系フィルムとを強固に接着させ
る。この際、ポリオレフィン系フィルムがポリオレフィ
ン系合成紙である場合は、設けなくてもよいが、ポリオ
レフィン系合成紙でない場合、該ポリオレフィン系フィ
ルムの接着剤層と接する面に、前述のプライマー層を、
厚さ1〜5μm程度に設けるのが好ましい。また、ポリ
オレフィン系ハニカムコア材の両端面近傍にも、同様に
プライマー層を設けることができる。図2は、本発明の
積層構造体の1例の断面図である。図2に示される本発
明の積層構造体10は、ポリオレフィン系軽量材料シー
ト(発泡体シート又は内部に空間を有する軽量材料シー
ト)からなる芯材1の両面に、接着剤層5a及び5bを
介して、それぞれポリオレフィン系フィルム2及び2'
が設けられている。ポリオレフィン系フィルム2の表面
には絵柄層3が設けられており、さらにその上に、接着
剤層5cを介してクリア樹脂層4が積層されている。な
お、この図においては、各プライマー層は省略してあ
る。図3は、ハニカムコア材を芯材とする本発明の積層
構造体の1例の部分拡大断面図である。図3に示される
本発明の積層構造体20は、ポリオレフィン系フィルム
2とハニカムコア材6が接着剤層5によって接着されて
おり、そしてハニカムコア材6が接着剤層5の中に、該
接着剤層5とポリオレフィン系フィルム2との界面まで
貫入している状態を示す。なお、この図においては、各
プライマー層は省略してある。
【0012】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。なお、得られた積層構造体の平面
引張り接着力は、下記の方法に従って測定した。 〈平面引張り接着力〉積層構造体から、2.0cm角の試
験片を切り出し、引張り試験機で引張り速度5mm/分に
て測定した。 実施例1 高密度ポリエチレンに炭酸カルシウムと酸化チタンを配
合して成膜してなる厚さ100μmの2枚の合成紙の片
面に、それぞれ乾燥厚みが15μmになるように、エポ
キシ系接着剤層を設けた。次に芯材として、ポリプロピ
レン樹脂発泡体「ピーブロック」[(株)JSP製、発泡
倍率30倍、嵩密度0.03g/cm3]をスライスし、ス
キン層のない厚み10mmの発泡体を用い、その両面に、
上記合成紙をエポキシ系接着剤層が接するようにそれぞ
れ重ね、これを、プレス機にて、室温、圧0.02MP
aの条件で4時間圧着成形することにより、ポリプロピ
レン樹脂発泡体を芯材とするサンドイッチ構造の積層構
造体を作製した。この積層構造体の引張り接着力は0.
4N/mm2で、ピーブロック発泡体の材料破壊であっ
た。 実施例2 実施例1において、芯材として、ポリプロピレン樹脂発
泡体の代わりに、両面にロールコーターによりプライマ
ー処理を施した厚み10mmのポリプロピレン樹脂製ダン
ボール「ダンプラ・エース」[東洋ユニコン(株)製]を
用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリプロピレン
樹脂製ダンボールを芯材とするサンドイッチ構造の積層
構造体を作製した。この積層構造体の引張り接着力は4
N/mm2で、ダンプラ・エースの材料破壊であった。 実施例3 実施例1で用いたものと同じ2枚の合成紙の片面に、そ
れぞれウレタン系接着剤を乾燥厚みが400μmになる
ように、くし目ごてを用いて塗付し、実質上ハニカムコ
ア材の端面が接する部分に接着剤層を設けた。次に、ハ
ニカムコア材として、ポリプロピレン製ハニカム、セル
サイズ18mm、空隙率530%、厚み13mmを用い、そ
の両面に上記合成紙を接着剤層が接するように、それぞ
れ重ね、これをプレス機にて、温度40℃、圧2.0M
Paの条件で加熱圧着成形することにより、図3で示す
ように、ハニカムコア材の両端面が、接着剤層と合成紙
との界面まで貫入してなる積層構造体を作製した。この
積層構造体の引張り接着力は3.5N/mm2であった。
【0013】実施例4 (1)積層シートの作製 厚さ250μmのアイオノマー樹脂フィルムの裏面にコ
ロナ放電処理を施し、この処理面に、ポリウレタン樹脂
を主成分とするプライマーをグラビアコート法により、
乾燥厚さが2μmになるようにコーティングして、プラ
イマー層を設けた。次に、このプライマー層上に、ポリ
ウレタン系ビヒクルに硬化剤イソシアネートを混合した
物をグラビアコート法により、乾燥厚さが4.0μmに
なるようにコーティングして接着強化層を設けることに
より、積層シート[1]を作製した。一方、高密度ポリ
エチレンに炭酸カルシウムと酸化チタンを配合して成膜
してなる厚さ100μmの合成紙の片面に、色の異なる
インキを複数種用いて、大理石模様をグラビア輪転機に
て印刷し、厚さ6μmの絵柄層を設けた。次に、上記の
積層シート[1]と合成紙とを、それぞれ接着強化層と
絵柄層とを対面させて、熱融着法により貼合し、積層シ
ート[2]を作製した。 (2)積層構造体の作製 上記(1)で用いたものと同じ合成紙の片面に、乾燥厚
みが15μmになるようにエポキシ系接着剤層を設ける
と共に、上記(1)で得られた積層シート[2]の裏面
(絵柄層とは反対面)に、乾燥厚みが15μmになるよ
うにエポキシ系接着剤層を設けた。次に芯材として、ポ
リプロピレン樹脂発泡体「ピーブロック」[(株)JSP
製、発泡倍率30倍、嵩密度0.03g/cm3]をスライ
スし、スキン層のない厚み10mmの発泡体を用い、その
一方の面に上記合成紙をエポキシ系接着剤層が接するよ
うに重ねると共に、その他方の面に上記積層シート
[2]をエポキシ系接着剤層が接するように重ね、これ
を、プレス機にて、室温、圧0.02MPaの条件で4
時間圧着成形することにより、図2に示すようなポリプ
ロピレン樹脂発泡体を芯材とするサンドイッチ構造の積
層構造体を作製した。
【0014】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン系積層構造体
は、ポリオレフィン系発泡体、ポリオレフィン系ハニカ
ムコア材、ポリオレフィン系ダンボールなどを芯材と
し、その両面にポリオレフィン系フィルムを接着性よく
設けたものであって、リサイクルが可能であり、例えば
化粧シート、化粧パネル、断熱材や遮音材などの建築材
料などとして各種用途に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の積層構造体において、芯材と
して用いることのできる、内部に空間を有するポリオレ
フィン系軽量材料シートの例を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の積層構造体の1例の断面図で
ある。
【図3】図3は、ハニカムコア材を芯材とする本発明の
積層構造体の1例の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 芯材 2、2' ポリオレフィン系フィルム 3 絵柄層 4 クリア樹脂層 5、5a、5b、5c 接着剤層 6 ハニカムコア材 10、20 本発明の積層構造体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01D AK03A AK03B AK03C AK04A AK04B AK04C AK07A AK07B AK07C BA03 BA04 BA06 BA10B BA10C BA10D BA16 CB00 DC02A DC30A DG10B DG10C DJ01A GB07 HB00D JL16 JN01D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系発泡体シート、ポリオレ
    フィン系ハニカムコア材又は内部に空間を有するポリオ
    レフィン系軽量材料シートからなる芯材の両面に、接着
    剤層を介して厚み50〜500μmのポリオレフィン系
    フィルムを設けたことを特徴とするポリオレフィン系積
    層構造体。
  2. 【請求項2】芯材の両面に設けられたポリオレフィン系
    フィルムの少なくとも一方がポリオレフィン系合成紙で
    ある請求項1記載のポリオレフィン系積層構造体。
  3. 【請求項3】芯材の両面に設けられたポリオレフィン系
    フィルムの少なくとも一方の外側表面に、絵柄層および
    クリア樹脂層を順次設けてなる請求項1又は2記載のポ
    リオレフィン系積層構造体。
  4. 【請求項4】芯材の両面に設けられるポリオレフィン系
    フィルムがポリプロピレン系フィルム又はポリエチレン
    系フィルムである請求項1、2又は3記載のポリオレフ
    ィン系積層構造体。
  5. 【請求項5】芯材が、樹脂成分としてポリプロピレン系
    樹脂又はポリエチレン系樹脂を用いたものである請求項
    1ないし4のいずれかに記載のポリオレフィン系積層構
    造体。
  6. 【請求項6】芯材として用いるポリオレフィン系発泡体
    シートの発泡倍率が5〜60である請求項1ないし5の
    いずれかに記載のポリオレフィン系積層構造体。
  7. 【請求項7】ポリオレフィン系発泡体シートのクギ若し
    くはビスによる取り付け部分の発泡倍率が2〜15であ
    る請求項6記載のポリオレフィン系積層構造体。
  8. 【請求項8】芯材としてポリオレフィン系ハニカムコア
    材を用い、かつ、接着剤層の厚みを200〜5000μ
    mとすると共に、該ハニカムコア材の両端面を、接着剤
    層とポリオレフィン系フィルムとの界面まで貫入させて
    なる請求項1ないし5のいずれかに記載のポリオレフィ
    ン系積層構造体。
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