JP2002036390A - 袋敷設装置 - Google Patents

袋敷設装置

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JP2002036390A
JP2002036390A JP2000229244A JP2000229244A JP2002036390A JP 2002036390 A JP2002036390 A JP 2002036390A JP 2000229244 A JP2000229244 A JP 2000229244A JP 2000229244 A JP2000229244 A JP 2000229244A JP 2002036390 A JP2002036390 A JP 2002036390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特定の状態に折り畳まれたシート状の袋体を開
口する作業と、箱体内部に敷設する作業とが確実に行
え、敷設作業の能率アップを図ることができる袋敷設装
置を提供する。 【解決手段】予備開口機構20を構成する一対の挿入体
22を、ガゼット折りされたフィルム原反fの両側折込
み部分(谷間部分)に挿入し、フィルム原反fの開口側
四隅縁部を挿入体22と押圧体23とで挾持して開口す
る。引上げ機構40を構成する挿入体42をフィルム原
反fの折込み側内部に挿入し、フィルム原反fの開口側
四隅縁部を挿入体42と押圧体43,43とで挾持す
る。フィルム原反fを所定長さに引上げた後、分離機構
30を駆動して、一つの袋体Fに分離する。開口機構5
0を構成する四隅の保持体52,52で袋体Fの口部F
aを保持して開口する。装填機構60を構成する四隅の
折返し体64,64で袋体Fの口部Faを保持して降下
し、袋体F底部を箱体B内部に挿入すると共に、袋体F
の口部Faを外側に折返して箱体BのフラップBa…に
被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば段ボール
紙製又は厚紙製の箱体、合成樹脂製又は金属製のコンテ
ナケース等の容器内部に、合成樹脂や紙等の単一又は複
合した材質で形成した袋体を敷設する作業に用いられる
袋敷設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の合成樹脂製の袋体を開口
する方法としては、例えば図13に示すように、左右一
対の吸着パッド80を袋体Fの口部Fa両側面に押圧し
て、吸着パッド80の吸気孔80aに生じる負圧により
袋体Fの口部Faを吸着保持して開口する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した袋体
Fの口部Fa内面は、袋体F内面に付着する水分や油
分、或いは、袋体F自体に生じる静電気により隙間無く
密着しているため、吸着パッド80を袋体Fの口部Fa
側面に押圧すると、口部Fa内面が積極的に密着され、
開口時の剥離抵抗が大きくなる。
【0004】且つ、袋体Fの口部Faが吸着パッド80
の押圧力により幅方向に引き伸ばされ、その押圧部分に
多数の皺が発生するため、口部Fa内面に生じる剥離抵
抗が大きくなり、ブロックキング現象の生じる部分が拡
大するため、開口作業が困難になるという問題点を有し
ている。
【0005】また、吸気孔80aに生じる負圧を大きく
すると、袋体Fの口部Fa側面が吸着パッド80の吸気
孔80aに吸い込まれやすくなり、一方の吸着パッド8
0側に袋体Fが吸い寄せられてしまうため、袋体Fの口
部Faを左右均等に開口することが困難であるという問
題点も有している。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、予備開口手段
を駆動して、シート状に折り畳まれた袋体の開口側周縁
部を挾持して開口することにより、袋体を開口する作業
及び容器内部に敷設する作業が何等支障なく行える袋敷
設装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シート状に折り畳まれた袋体の口部を開口手段により開
口し、該袋体を上面側が開口された容器内部に対して装
填手段により装填する袋敷設装置であって、上記開口手
段の前段に、上記袋体の開口側周縁部を挾持して該開口
手段により保持可能な状態に開口する予備開口手段を備
えた袋敷設装置であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記予備開口手段を、上記袋体の両側
縁部と対向して該縁部の折込み部分に対して挿入される
一対の挿入体と、上記折込み部分の両側縁部と対向して
該縁部を挿入体に対して押圧する押圧体とを設けると共
に、上記折込み部分の両側縁部を保持する前後の挿入体
及び押圧体を、上記袋体の口部が開口される方向に対し
て相対移動可能に設けて構成した袋敷設装置であること
を特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記装填手段を、上記開口手段により
開口した袋体の口部を保持する位置と、該袋体の口部を
容器の開口側周縁部に被覆する位置とに上下動する複数
の保持体を設けると共に、上記保持体の降下途中に、該
各保持体を袋体の口部に対して挿入される集合状態と、
該袋体の口部を容器の開口側周縁部に対して被覆される
大きさに拡張する離間状態とに移動する拡縮機構を設け
て構成した袋敷設装置であることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、上記請求項1又は
3記載の構成と併せて、上記装填手段に、上記袋体を容
器内部に収容するとき該袋体を容器の開口側周縁部より
も内側に収容される大きさに保持する袋保持手段を設け
た袋敷設装置であることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、上記請求項1又は
3記載の構成と併せて、上記装填手段の下部に、上記容
器を搬送する搬送手段を設けると共に、上記搬送手段
を、上記容器のサイズに略対応して該容器の開口側縁部
が常時一定となる高さに上下動可能に設けた袋敷設装置
であることを特徴とする。
【0012】
【作用及び効果】この発明によれば、シート状に折り畳
まれた袋体の開口側周縁部を予備開口手段により挾持し
て強制的に開口するので、袋体の内面が密着したり、ブ
ロッキング現象が生じる等しても、何等影響を受けるこ
となく確実に開口することができ、開口ミスの発生率が
極めて小さく、袋体を開口する作業と、容器内部に敷設
する作業とが確実に行える。
【0013】しかも、袋体の口部を折返す作業がミスな
く行えると共に、袋体を破損させることなく、容器内部
に対してスムースに敷設することができ、敷設作業の能
力アップを図ることができる。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は容器の一例として、上面側を開口した箱
体内部に袋体を敷設する作業に用いられる袋敷設装置を
示し、図1及び図2に於いて、この袋敷設装置1は、原
反供給路の始端部に、筒状のフィルム原反fを供給する
供給機構10を設け、供給機構10後部に、フィルム原
反fを予備開口する予備開口機構20と、フィルム原反
fを所定長さに分離する分離機構30とを設け、分離機
構30上部に、袋体Fを所定長さに引上げる引上げ機構
40と、袋体Fを開口する開口機構50とを設け、開口
機構50の側部に、搬送コンベア70上の装填位置bに
搬送された箱体B内部に袋体Fを装填する装填機構60
を設けている。
【0015】上述の供給機構10は、例えばガゼット折
り状態(両側縁部を内側に折込んだ状態)に折り畳んだ
ままロール状に巻回した合成樹脂製のフィルム原反f
を、原反供給路の始端部に設けた装填部11に装填し、
その装填部11から引出したフィルム原反fを、ガイド
ロール12と、送りロール13と、押えロール14と、
ダンサーロール15との回転力により、供給機構10後
段の分離位置aに設けた予備開口機構20と分離機構3
0とに供給する。また、フィルム原反fに代えて、例え
ば所定サイズに形成した袋体Fを1枚ずつ供給したり、
紙製又は合成樹脂を複合した袋体Fを供給してもよい。
【0016】分離位置a前段に設けた支持ロール18
は、送り方向に対して回動可能に枢着したアーム19の
遊端部に軸架され、フィルム原反fを、分離機構30に
対して供給される方向にガイドする。
【0017】前述の予備開口機構20は、図3にも示す
ように、開口ユニット21を、分離位置aに供給される
フィルム原反fの開口側四隅縁部と対向して配設し、フ
ィルム原反fの両側縁部を、後述する引上げ機構40で
引上げ可能な状態に予備開口する。
【0018】上述の開口ユニット21は、フィルム原反
fの折込み部分(谷間部分)に対して略垂直に挿入され
る一対の挿入体22と、その挿入体22に対してフィル
ム原反fの角隅縁部を押圧する一対の押圧体23とで構
成される。
【0019】押圧体23は、図7、図8にも示すよう
に、所定の駆動手段(図示省略)によりフィルム原反f
を押圧する押圧状態と、その押圧が解除される解除状態
とに回動され、挿入体22及び押圧体23の全体は、フ
ィルム原反fの折込み部分に対して挿入体22が略垂直
に挿入される近接状態と、後述する引上げ機構40によ
る保持が許容される離間状態とに相対移動される。
【0020】前述の分離機構30は、分離位置aに供給
されるフィルム原反fの前後面と対向して押え部材31
及び加熱ヘッド32と、受け部材33及び切断刃34と
を配設している。
【0021】上述の押え部材31及び加熱ヘッド32
は、駆動手段によりフィルム原反fに押圧される状態
と、後述する引上げユニット41の上下動が許容される
間隔に離間した状態とに前後動される。加熱ヘッド32
は、部材31,33で保持されたフィルム原反fを幅方
向に熱シールする。一方、切断刃34は、フィルム原反
fと対向して幅方向に水平移動され、熱シールしたフィ
ルム原反fの下位部分を幅方向に切断して、箱体Bのサ
イズに略対応して一つの袋体Fに分離する。
【0022】前述の引上げ機構40は、引上げユニット
41を、前述の予備開口機構20により開口されるフィ
ルム原反fの両側縁部と対向して配設し、所定の昇降手
段(図示省略)により開口ユニット21により開口保持
されたフィルム原反fの折込み部分を保持する降下位置
と、その折込み部分を後述する開口ユニット53により
保持される上昇位置とに上下動する。
【0023】上述の引上げユニット41は、図8にも示
すように、前述の開口ユニット21により予備開口され
たフィルム原反fの折込み部分(谷間部分)に挿入され
る先細形状に形成した挿入体42と、その挿入体42に
対してフィルム原反fの角隅縁部を押圧する板状に形成
した一対の押圧体43とで構成され、押圧体43は、駆
動手段によりフィルム原反fを押圧する押圧状態と、そ
の押圧が解除される解除状態とに回動される。
【0024】前述の開口機構50は、図4にも示すよう
に、前後一対の開口ユニット51を、前述の引上げユニ
ット41よりも外側で、後述する装填ユニット61の上
下動が許容される間隔に隔てて引上げ機構40の上方両
側部に架設し、駆動手段により前述の引上げユニット4
1により引上げられたフィルム原反f又は袋体Fの開口
側四隅縁部が保持される後退位置(分離位置a上方)
と、その開口側縁部が後述する装填ユニット61により
保持される前進位置(搬送コンベア70上に設定した装
填位置b上方)とに独立又は連動して水平移動する。
【0025】上述の開口ユニット51は、図9、図10
にも示すように、前述の引上げユニット41により開口
された袋体Fの開口側四隅縁部と対向する位置に一対の
保持体52を取付けて構成される。一対の保持体52
は、駆動手段によりフィルム原反f又は袋体Fの角隅縁
部を保持する閉状態と、その保持が解除される開状態と
に開閉動作される。且つ、引上げユニット41により引
上げられた袋体Fの開口側縁部を保持する降下位置と、
引上げユニット41による引上げ動作が許容される上昇
位置とに上下動される。
【0026】なお、挿入体22,42と、押圧体23,
43と、保持体42との押圧面には、例えば合成ゴムや
軟質樹脂等の接触抵抗の大きい滑止め部材を装着してい
る。
【0027】前述の装填機構60は、装填ユニット61
を、前述の開口機構50により開口される袋体Fの口部
Faと対向して装填位置b上方に架設し、昇降手段によ
り前述の開口ユニット51による開口動作が許容される
上昇位置と、開口ユニット51により開口した袋体Fの
口部Faが後述する折返し体62により保持される中間
位置と、折返し体62により保持した袋体Fの口部Fa
が箱体BのフラップBa…に被覆される降下位置との間
で上下動する。
【0028】上述の装填ユニット61は、前述の開口ユ
ニット51により開口された袋体Fの口部Faを保持す
る爪状の折返し体62と、袋体Fを箱体B内部と略対応
する大きさに拡張する板状の押込み体63とで構成され
る。
【0029】折返し体62は、装填ユニット61下部に
取付けた枠体61aの下面側四隅部に垂設され、後述す
るリンク機構64により前述の開口ユニット51により
開口された袋体Fの口部Fa及び箱体BのフラップBa
…よりも内側に対して挿入される集合状態と、その口部
Faを、箱体BのフラップBa…に被覆される大きさに
拡張及び保持する離間状態とに対角線方向に対して拡縮
動作される。
【0030】一方、押込み体63は、箱体Bのフラップ
Ba…よりも内側に挿入される大きさで、枠体61a下
部に取付けた枠体61bの対向辺(又は四辺)に対して
略鉛直に立設され、袋体Fを、箱体B内部と略対応する
大きさに拡張する。且つ、枠体61bは、枠体61aに
対して上下動可能に軸受された支軸61cの下端部に固
定され、枠体61b下面に取付けた押込み体63は、袋
体F底部を箱体Bの底面部に押圧する。また、押込み体
63を、箱体B内部と略対応する大きさに拡縮動作又は
拡縮調節してもよい。
【0031】上述のリンク機構64は、折返し体62…
の基端部と、装填ユニット61側部に枢着したアーム6
5の基端部とを複数のリンク66…で連結し、袋体Fの
口部Faが箱体BのフラップBa…に被覆される前に、
アーム65の遊端部を、降下途中に架設したカム67に
当接して、折返し体62…を対角線方向に対して拡縮移
動させ、袋体Fの口部Faを所定サイズに拡張する。装
填ユニット61を上昇したとき、折返し体62…は元の
状態に復帰する。
【0032】前述の搬送コンベア70は、図5、図6に
も示すように、箱体Bが載置される間隔に隔てて搬送方
向に張架した複数本の送りベルト71を、減速機付きモ
ータ(図示省略)により送り方向に同期回転して箱体B
を搬送する。且つ、装填位置b下部に配設したストッパ
ー72は、装填位置bに搬送される箱体Bの底部前面に
当接される突出状態と、搬送が許容される没入状態とに
上下動される。また、上述の搬送コンベア70(ベルト
コンベア)を、例えばローラコンベア、チェーンコンベ
ア等の搬送手段で構成してもよい。
【0033】且つ、搬送コンベア70の中央部70aは
上下方向に対して昇降可能に設けられ、例えばネジ軸や
チェーン等を手動式のハンドル又は電動式のモータによ
り正逆回転して、箱体Bのサイズに略対応して、箱体B
の開口側周縁部に起立するフラップBa…が常時一定と
なる高さに昇降調節する。搬送コンベア70の前後端部
70bは、中央部70aの上下動に追従して引き寄せら
れ、箱体Bの搬送が許容される角度に傾斜される。
【0034】一方、装填位置bの前後両側部には、箱体
Bの角隅部外面と略合致する形状に形成した支持体74
を、箱体Bの四隅部外面と対向して配設している。支持
体74…は、箱体BのフラップBa…を略鉛直に起立し
た状態に支持する前進位置と、その支持が解除され、箱
体Bの搬送が許容される後退位置とに前後動される。且
つ、箱体Bのサイズに略対応して、箱体BのフラップB
a…が支持される高さに上下動及びフラップBa…が支
持される間隔に水平移動される。
【0035】なお、前述の予備開口機構20の開口ユニ
ット21と、引上げ機構40を構成する引上げユニット
41と、開口機構50の開口ユット51と、支持体74
との高さ及び間隔を、例えばネジ軸やチェーン等を手動
式のハンドル又は電動式のモータにより正逆回転して、
箱体B及び袋体Fのサイズに略対応して上下調節又は拡
縮調節してもよい。
【0036】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、袋敷設装置1による袋体Fの敷設動作を説明
する。先ず、図1、図2に示すように、供給機構10を
駆動して、ガゼット折り状態のフィルム原反fを予備開
口機構20と分離機構30とに供給する。同時に、図
3、図7に示すように、予備開口機構20を駆動して、
開口ユニット21を構成する一対の挿入体22を、フィ
ルム原反fの両側縁部に形成した折込み部分(谷間部
分)に垂直挿入し、フィルム原反fの四隅縁部を挿入体
22と押圧体23とで挾持した後、前後の開口ユニット
21を所定の前後間隔に離間して、フィルム原反fの開
口側縁部を予備開口する。
【0037】次に、図8に示すように、引上げ機構40
を駆動して、左右の引上げユニット41を垂直降下さ
せ、挿入体42を、予備開口されたフィルム原反fの折
込み部分に垂直挿入し、押圧体43,43を、フィルム
原反fの折込み側外面に対向する。同時に、フィルム原
反fの開口側縁部を、引上げユニット41の挿入体42
と押圧体43とで挾持した後、開口ユニット21の挿入
体22及び押圧体23による挾持を解除して、初期位置
に復帰させる。
【0038】次に、左右の引上げユニット41を垂直上
昇させ、フィルム原反fを、箱体Bのサイズに略対応し
て所定長さに引上げた後、分離機構30を駆動して、フ
ィルム原反fを箱体Bと略対応するサイズに切断して、
一つの袋体Fに分離する。
【0039】次に、図9、図10に示すように、開口機
構50を駆動して、開口ユニット51を構成する一対の
保持体52で袋体Fの口部Faを保持した後、引上げユ
ニット41の挿入体42及び押圧体43による挾持を解
除して、初期位置に復帰させる。この後、前後の開口ユ
ニット51を所定間隔に離間しながら敷設位置c上方に
移動して、袋体Fの口部Faを所定サイズに開口する。
【0040】一方、図5、図6にも示すように、製函工
程(図示省略)から供給される箱体Bを搬送コンベア7
0上の敷設位置bに搬送した後、箱体BのフラップBa
…を支持体74…により略直角に起立した状態に支持す
る。
【0041】次に、図7にも示すように、装填機構60
を駆動して、装填ユニット61の折返し体64…を垂直
降下させ、開口ユニット51により開口された袋体Fの
口部Faを折返し体64…で開口保持する。
【0042】この後、開口ユニット51の保持体52…
により保持を解除した後、初期位置に復帰させる。同時
に、装填ユニット61を垂直降下して、袋体Fの底部を
箱体B内部に挿入すると共に、袋体Fの口部Faを外側
に折返(例えば二つ折り状態又は一つ折り状態)して、
図11又は図12に示すように、箱体BのフラップBa
…に被覆する。同時に、支持体74を初期位置に復帰す
る。
【0043】且つ、押込み体63…を袋体F内部に挿入
して、袋体F底部を箱体B内部の底面部に押圧すると共
に、箱体B内部と略対応する大きさに拡張した状態に敷
設セットする。また、口部Faを折返さずに敷設しても
よい。
【0044】次に、装填ユニット61を初期位置に復帰
した後、袋敷設済みの箱体Bを搬送コンベア70により
次工程に搬送する。以下、上述と同様にして、袋体Fの
敷設作業を継続して行う。
【0045】以上のように、ガゼット折り状態に折り畳
まれたフィルム原反f又は袋体Fの折込み側四隅縁部を
予備開口機構20の挿入体22及び押圧体23で挾持し
て強制的に開口するので、フィルム原反f又は袋体Fの
内面が密着していたり、ブロッキング現象が生じる等し
ても、何等影響を受けることなく確実に開口することが
でき、開口ミスの発生率が極めて低く、を開口する作業
が確実に行える。
【0046】しかも、装填機構60を構成するリンク機
構64のアーム65をカム67に当接して、折返し体6
2…を離間する方向に相対移動させ、袋体Fの口部Fa
を箱体BのフラップBa…に対して被覆される大きさに
機械的に拡張するので、袋体Fの口部Faを折返すミス
がなく、所定の折返し状態に被覆する作業が確実に行え
る。
【0047】さらに、箱体Bのサイズに略対応して搬送
コンベア70の中央部70aを上下調節し、様々なサイ
ズを有する箱体BのフラップBa…を常時一定の高さに
支持するので、装填機構60を構成する装填ユニット6
1の降下距離及び降下時間を一定に保つことができ、収
容時の動作ロスが少なくなり、装置の能力アップを図る
ことができる。
【0048】さらにまた、袋体Fを箱体B内部に収容す
るとき、装填機構60を構成する折返し体62…と押込
み体63…とで、袋体F側面を箱体BのフラップBa…
よりも内側に収容される略垂直状態に保持するので、袋
体Fの側面が箱体BのフラップBa…に引っ掛かるのを
防止することができる。
【0049】加えて、箱体BのフラップBa…を、支持
体74…により略鉛直に起立した状態に支持するので、
袋体Fの口部Faが箱体BのフラップBa…に引っ掛か
ったり、フラップBa…の間に挾まったりせず、袋体F
を破損させることなく、スムースに敷設することができ
る。
【0050】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の容器は、実施例の箱体Bに対応
し、以下同様に、予備開口手段は、予備開口機構20に
対応し、開口手段は、引上げ機構40と、開口機構50
とに対応し、装填手段は、装填機構60に対応し、保持
体及び袋保持手段は、折返し体62及びその拡縮動作に
対応し、搬送手段は、搬送コンベア70に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
【0051】上述の駆動手段や昇降手段を、例えばエア
ーシリンダやソレノイド、ネジ送り機構、チェーン送り
機構、カム機構等で構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 袋敷設装置による袋体の敷設動作を示す側面
図。
【図2】 袋敷設装置による箱体の搬送動作を示す正面
図。
【図3】 予備開口機構による袋体の予備開口動作を示
す平面図。
【図4】 開口機構による袋体の開口動作を示す平面
図。
【図5】 搬送コンベアによる箱体の上下動作を示す側
面図。
【図6】 搬送コンベアによる箱体の搬送状態を示す平
面図。
【図7】 予備開口機構によるフィルム原反の挾持状態
を示す平面図。
【図8】 予備開口機構によるフィルム原反の予備開口
状態を示す平面図。
【図9】 引上げ機構によるフィルム原反又は袋体の挾
持状態を示す平面図。
【図10】 開口機構による袋体の開口状態を示す平面
図。
【図11】 袋体の口部を一つ折り状態に被覆した例を
示す側面図。
【図12】 袋体の口部を二つ折り状態に被覆した他の
例を示す側面図。
【図13】 従来例の袋体の開口方法を示す側面図。
【符号の説明】
f…フィルム原反 F…袋体 Fa…口部 B…箱体 1…袋敷設装置 20…予備開口機構 22…挿入体 23…押圧体 30…分離機構 40…引上げ機構 42…挿入体 43…押圧体 50…開口機構 52…保持体 60…装填機構 62…折返し体 63…押込み体 64…リンク機構 65…アーム 67…カム 70…搬送コンベア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状に折り畳まれた袋体の口部を開口
    手段により開口し、該袋体を上面側が開口された容器内
    部に対して装填手段により装填する袋敷設装置であっ
    て、上記開口手段の前段に、上記袋体の開口側周縁部を
    挾持して該開口手段により保持可能な状態に開口する予
    備開口手段を備えた袋敷設装置。
  2. 【請求項2】上記予備開口手段を、上記袋体の両側縁部
    と対向して該縁部の折込み部分に対して挿入される一対
    の挿入体と、上記折込み部分の両側縁部と対向して該縁
    部を挿入体に対して押圧する押圧体とを設けると共に、
    上記折込み部分の両側縁部を保持する前後の挿入体及び
    押圧体を、上記袋体の口部が開口される方向に対して相
    対移動可能に設けて構成した請求項1記載の袋敷設装
    置。
  3. 【請求項3】上記装填手段を、上記開口手段により開口
    した袋体の口部を保持する位置と、該袋体の口部を容器
    の開口側周縁部に被覆する位置とに上下動する複数の保
    持体を設けると共に、上記保持体の降下途中に、該各保
    持体を袋体の口部に対して挿入される集合状態と、該袋
    体の口部を容器の開口側周縁部に対して被覆される大き
    さに拡張する離間状態とに移動する拡縮機構を設けて構
    成した請求項1記載の袋敷設装置。
  4. 【請求項4】上記装填手段に、上記袋体を容器に収容す
    るとき該袋体を容器の開口側周縁部よりも内側に収容さ
    れる大きさに保持する袋保持手段を設けた請求項1又は
    3記載の袋敷設装置。
  5. 【請求項5】上記装填手段の下部に、上記容器を搬送す
    る搬送手段を設けると共に、上記搬送手段を、上記容器
    のサイズに略対応して該容器の開口側縁部が常時一定と
    なる高さに上下動可能に設けた請求項1又は3記載の袋
    敷設装置。
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