JP2002036389A - 箱形成装置 - Google Patents

箱形成装置

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JP2002036389A JP2000228968A JP2000228968A JP2002036389A JP 2002036389 A JP2002036389 A JP 2002036389A JP 2000228968 A JP2000228968 A JP 2000228968A JP 2000228968 A JP2000228968 A JP 2000228968A JP 2002036389 A JP2002036389 A JP 2002036389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段ボールメーカでの加工工程を削減すること
ができ、箱の形成用素材を安全に輸送することができ、
さらに精度の良い箱を形成できる箱の形成装置を提供す
ることである。 【解決手段】 給紙ユニットAから扁平箱形成ユニット
BにブランクS1 を送り、その扁平箱形成ユニットBに
おいてブランクS1 の中間部2枚のパネルの両端に連設
された端面パネルおよび側面パネルのそれぞれを、ブラ
ンクS1 の搬送停止時にほぼ180°折曲げ、互に重な
り合う端部の接着によって扁平な箱体を形成する。この
扁平な箱体を四角箱形成ユニットCに送り、その四角箱
形成ユニットCにおいて、上記扁平な箱体から箱の胴部
を四角筒状に形成すると共に、その胴部の一側に連設さ
れた複数のフラップを内方向に90°折曲げて箱の底壁
となる部分を形成して、四角形状の箱を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、箱形成用素材と
してのブランクから段ボール箱を形成する箱形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、商品を包装する外装用の段ボー
ル箱の形成用素材は段ボールメーカによって製造され、
その段ボールメーカから顧客に搬送されて段ボール箱が
形成される。
【0003】図24は、段ボール箱を形成する形成用素
材の製造の一例を示し、それぞれ異なる別個の装置によ
る下記の工程から成る。
【0004】第1工程 コルゲータによって形成された両面段ボールシートある
いは複両面段ボールシートをスリッタによって所要の幅
寸法に切断すると共に、切断後の連続段ボールシートを
ロータリカッタにより所要の長さに切断して、図24
(I)に示すように矩形状の段ボールシートS0 を形成
する。この段ボールシートS0 をコルゲータの排出部に
おいて適宜の高さに積み重ねる。
【0005】第2工程 第1工程によって得られた段ボールシートS0 を図24
(II)に示す打抜装置に搬送、供給の上、打抜いて側縁
に平行する2条の横罫線およびこれに直交する複数の縦
罫線を有する段ボール箱の形成用素材としてのブランク
1 を形成する。
【0006】図25は、打抜装置によって形成されたブ
ランクS1 の詳細を示す。このブランクS1 には、箱の
四角筒状の胴部を形成する端面パネルP1 、側面パネル
2、端面パネルP3 、側面パネルP4 および端面パネ
ルP5 が第1縦罫線a1 乃至第4縦罫線a4 を介して一
方向に連設されており、一端に位置する端面パネルP 5
の端縁に第5縦罫線a5 を介して仕切り片P6 が連設さ
れ、その仕切り片P6の端縁に第6縦罫線a6 を介して
仕切り接続片P7 が連設されている。
【0007】ここで、第1縦罫線a1 と第2縦罫線a2
との間の側面パネルP2 の幅寸法、第3縦罫線a3 と第
4縦罫線a4 との間の側面パネルP4 の幅寸法および第
5縦罫線a5 と第6縦罫線a6 との間の仕切り片P6
幅寸法はほぼ同一とされている。
【0008】また、各端面パネルP1 、P3 、P5 の両
側縁には内フラップf1 、f2 が横罫線b1 、b2 を介
して連設され、一方、各側面パネルP2 、P4 の両側縁
には前記内フラップf1 とで箱の蓋となる部分を形成す
る外フラップf3 および箱の底壁となる部分を形成する
外フラップf4 が横罫線b1 、b2 を介して連設され
る。
【0009】第3工程 第2工程によって得られたブランクS1 を図24(III
)に示す折曲げ装置に搬送、供給し、その折曲げ装置
により、前記ブランクS1 を第4縦罫線a4 に沿って一
端部をほぼ180°折曲げ、仕切り接続片P7 をそれに
重なる中間部の端面パネルP3 に接着する。その後、第
2縦罫線a2 に沿ってブランクS1 の他端部をほぼ18
0°折曲げ、端面パネルP1 の端部を先に折曲げられた
端面パネルP5 に重ね、その重なり部を互に接着して、
図24(III )に示す扁平な箱体S 2 を形成する。
【0010】第4工程 扁平な箱体S2 を図24(IV)に示す結束機に搬送供給
して所定枚数積み重ね、バンドYにより結束する。S3
は結束された箱体を示す。
【0011】第5工程 結束された箱体S3 を図24(V)に示すパレタイザに
搬送、供給して、パレットX上に所定の高さ積み上げ
る。
【0012】第1工程乃至第5工程を経てパレットX上
に積み上げられた箱体S3 はトラックにより顧客へ運ば
れ、内容品を包装するために、顧客の工場に設置されて
いる箱形成装置で図24(VI)に示すように、段ボール
箱S4 に組立てられる。
【0013】ここで、段ボール箱S4 を形成する箱形成
装置は、例えば、特公昭57−33207号公報に記載
されているように、扁平な箱体S2 を四角筒状となるよ
うに組立てたのち、内フラップf2 を内方向に折曲げ、
その上へ外フラップf4 を内方向に折曲げ、互に重なり
合う内フラップf2 と外フラップf4 とを接着するよう
にしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
製造においては、第3工程において形成された扁平な箱
体S2 は、内フラップf1 、f2 と外フラップf3 、f
4 の重なり部で2層の積層構造となり、他の部分では3
層の積層構造であって厚みが幅方向の中央部で厚く、両
側部が薄いため、第4工程でその箱体S2 を複数枚積み
重ねて結束した場合に、結束された箱体S3 は幅方向の
中央部で大きく盛り上がることになる。
【0015】このため、第5工程でパレットX上に結束
された箱体S3 を所定の高さに積み上げた場合に、箱体
3 の安定性が悪く、顧客に輸送する際、あるいは荷受
けの際に崩れが生じ、きわめて危険であった。
【0016】また、パレットX上の結束された箱体S3
の安定性が悪いため、パレットXを積み重ねることがで
きず、箱体S2 の輸送や保管に広いスペースを確保しな
ければならないという問題もあった。
【0017】特に、段ボールメーカでは、折曲げ装置に
よってブランクS1 を扁平な箱体S 2 に形成する際に、
そのブランクS1 をきわめて高速度で走行させつつ、走
行方向へ長いガイドによってブランクS1 の第2縦罫線
2 および第4縦罫線a4 に沿ってブランクS1 をほぼ
180°まで徐々に折曲げるようにしているため、前記
ブランクS1 を第2縦罫線a1 および第4縦罫線a4
沿って高精度に折曲げることができず、図26に示すよ
うに端面パネルP1 とP5 に相対的な傾きが生じ、不良
品の発生率がきわめて高く、約30%程度の確立で不良
品が発生し、ロス率が高いという問題があった。
【0018】この発明は、段ボール箱の形成用素材を顧
客に対して安全に輸送し、あるいは保管することができ
るようにすると共に、不良品の発生率を大幅に低下させ
ることができるようにするため、顧客がブランクの状態
から段ボール箱を組立てることができるようにした箱の
形成装置を提供することを技術的課題としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、箱の四角筒状の胴部を形成
する5枚のパネルが罫線を介して一方向に連設された平
坦な箱形成用ブランクを一枚ずつ供給する給紙ユニット
と、給紙ユニットから供給されたブランクの中間部2枚
のパネルの両端に連設されたパネルのそれぞれを、ブラ
ンクの搬送停止時にほぼ180°折り曲げ、互いに重な
り合う端部を接着させて扁平な箱体を形成する扁平箱形
成ユニットと、扁平箱形成ユニットから送られて来た扁
平な箱体の5枚のパネルから箱の胴部を四角筒状に形成
し、さらに、この胴部の一側に罫線を介して連設された
複数のフラップを内方向に90°折り曲げて箱の底壁と
なる部分を形成して四角形状の箱を形成する四角箱形成
ユニットとから成る構成を採用したのである。
【0020】上記のように構成すれば、顧客はブランク
の状態から段ボール箱を組立てることができるため、段
ボールメーカでは扁平な箱体を複数枚積み重ねて結束す
る工程および結束された箱体をパレット上に積み重ねる
工程を不要とすることができる。
【0021】このため、段ボールメーカではブランクを
パレットに積み重ねて顧客に納入すればよいため、段ボ
ール箱の形成用素材を安全に輸送し、あるいは保管する
ことができる。
【0022】また、顧客においては、形成された段ボー
ル箱に内容品を詰め込む箱詰め時間に応じて扁平な箱体
を形成すればよいため、時間を充分にかけることがで
き、ブランクを搬送停止させた状態で折曲げることがで
きる。
【0023】このため、ブランクをきわめて精度よく折
畳むことができ、不良品の発生率を大幅に低下させるこ
とができる。
【0024】さらに、顧客においては、必要数量に応じ
て扁平な箱体を形成すればよいので、無駄な保管スペー
スを省くことができ、効率がよい。
【0025】この発明に係る箱形成装置において、扁平
箱形成ユニットを、ブランクの中間部2枚のパネルの両
端に連設されたパネルのそれぞれを、ブランクの搬送停
止時にほぼ90°起立させて凹形に形成する凹形形成装
置と、凹形に形成されたブランクの起立するパネルのそ
れぞれを、ブランクの搬送停止時に内方向に90°折り
曲げる折曲げ装置とで形成することにより、その扁平箱
形成ユニットにおいて、パネルを罫線に沿ってより正確
に折り曲げることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図23に基づいて説明する。
【0027】図1および図2は、この発明に係る箱形成
装置の前半部を示し、給紙ユニットA、扁平箱形成ユニ
ットBが示されている。一方、図11は、上記箱形成装
置の後半部を示し、四角箱形成ユニットCが示されてい
る。
【0028】すなわち、この発明に係る箱形成装置は、
給紙ユニットA、扁平箱形成ユニットBおよび四角箱形
成ユニットCの3つの部分を1つの装置として一連に設
けた構成とされている。
【0029】図1および図2に示すように、給紙ユニッ
トAにはブランクS1 の外周を揃えて山積みされた山積
みブランクS0 を支持する複数のローラコンベヤ1と、
そのローラコンベヤ1上に載置された山積みブランクS
0 の一端面を位置決めするサイドプレート2が設けられ
ている。また、ローラコンベヤ1間にベルトコンベヤ3
が設けられ、そのベルトコンベヤ3によって山積みシー
トS0 は下流側に搬送される。
【0030】ベルトコンベヤ3の排出端部における一側
には、位置決め部材4が設けられ、その位置決め部材4
に対する当接によって山積みブランクS0 の前面が位置
決めされる。
【0031】位置決め部材4によって位置決めされた山
積みブランクS0 は、その上方に設けられた給紙装置1
0によって上部から一枚ずつ下流側に搬送される。
【0032】給紙装置10は、平坦なブランクS1 を吸
着搬送する吸着搬送装置11と、その吸着搬送装置11
によって送られてくるブランクS1 を下流側の扁平箱形
成ユニットBに送る送り装置12とから成る。
【0033】図3乃至図5に示すように、吸着搬送装置
11は、平行に配置された2本のガイドロッド13に沿
って移動自在に支持され、ロッドレスシリンダ14によ
って往復動される往復台15に昇降シリンダ16を取付
け、往復台15の下方にはその昇降シリンダ16によっ
て昇降動される吸盤支持体17を配置し、その吸盤支持
体17に複数の吸盤18を取付けている。
【0034】上記吸着搬送装置11は昇降シリンダ16
の作動によって吸盤支持体17を下降させ、山積みブラ
ンクS0 の最上位のブランクS1 を吸盤18が吸着する
と、吸盤支持体17を上昇させて一枚のブランクS1
持ち上げ、ロッドレスシリンダ14の作動により往復台
15を下流側に移動させて、吸盤18で吸着したブラン
クS1 を送り装置12の供給端部上に送り込むようにし
ている。
【0035】送り装置12は、平行に配置された2本の
固定ローラコンベヤ19と、各固定ローラコンベヤ19
上に設けられた可動ローラコンベヤ20とから成り、各
可動ローラコンベヤ20を昇降シリンダ21により昇降
動させるようにしている。
【0036】上記送り装置12は、吸着搬送装置11に
よって送られてくるブランクS1 の先端部を固定ローラ
コンベヤ19で支持し、そのブランクS1 の先端部を昇
降シリンダ21の作動によって下降動される可動ローラ
コンベヤ20と固定ローラコンベヤ19とで上下から挟
持し、固定ローラコンベヤ19の各ローラ19aの回転
によりブランクS1 を下流側の扁平箱形成ユニットBに
送るようにしている。そのブランクS1 を安定よく搬送
させるため、図2に示すように、ブランクS1の両端部
を一対のガイドレール22で案内するようにしている。
【0037】なお、送り装置12によってブランクS1
が吸盤18より取り除かれると、往復台15はロッドレ
スシリンダ14の作動により後退し、所定の位置まで後
退して停止すると、吸盤支持体17が下降して山積みブ
ランクS0 の最上位のブランクS1 を吸着する。以後、
前記の動作が繰り返し行われ、山積みブランクS0 のブ
ランクS1 は上部から一枚ずつ連続して扁平箱形成ユニ
ットBに送り込まれる。
【0038】図1に示すように、扁平箱形成ユニットB
は第1形成部B1 、第2形成部B2、第3形成部B3
ら成り、最上流側の第1形成部B1 には、給紙ユニット
Aから送られてくるブランクS1 の両端部を上方向にほ
ぼ90°折曲げて凹形に形成する凹形形成装置30が設
けられている。
【0039】図6に示すように、凹形形成装置30は左
右一対の折曲げガイド31、31と、各折曲げガイド3
1の下方に設けられた左右一対の案内レール32と、前
記左右一対の折曲げガイド31、31間に設けられたテ
ーブル装置33と、前記一対のガイドレール22によっ
て両端部が支持されたブランクS1 を押し下げる押下げ
装置34とから成る。
【0040】左右一対の折曲げガイド31は、ブランク
1 の下面に対向する支持面31aを上部に有し、その
支持面31aの内端に連続して傾斜面31bが設けら
れ、その傾斜面31bの下端に連続してほぼ垂直の平坦
面31cが形成されている。この一対の折曲げガイド3
1、31はシリンダ35によってブランクS1 の長さ方
向(装置の幅方向)に往復動される。その後退停止位置
では、各平坦面31cがガイドレール22に支持された
ブランクS1 の第2縦罫線a2 および第4縦罫線a4
それぞれ対応する位置に配置されるようになっている。
【0041】左右一対の案内レール32には、ブランク
1 の下面を支持する支持面32aの外側にほぼ垂直の
パネル案内面32bが設けられている。この左右一対の
案内レール32は、図2に示すように、第3形成部B3
に向けて長く延びている。
【0042】テーブル装置33は、ローラテーブル36
と、そのローラテーブル36を昇降させる昇降シリンダ
37とから成っている。
【0043】押下げ装置34は、ブランクS1 の上方に
設けられたシリンダ架台Fで昇降シリンダ38を支持
し、そのシリンダ架台Fの下方に上記昇降シリンダ38
で昇降動される押下げ部材39を設けている。
【0044】押下げ部材39は、その下降時に、図20
(I)に示すブランクS1 の第2縦罫線a2 と第4縦罫
線a4 間の部分を押し下げるようになっている。
【0045】いま、給紙装置10の送り装置12から第
1形成部B1 にブランクS1 が送られて停止すると、押
下げ装置34の押下げ部材39が昇降シリンダ38の作
動により下降し、ブランクS1 の第2縦罫線a2 と第4
縦罫線a4 間の端面パネルP 3 および側面パネルP4
押し下げる。
【0046】その押し下げとほぼ同時にテーブル装置3
3におけるローラテーブル36が昇降シリンダ37の作
動により下降する。このため、ブランクS1 は、ローラ
テーブル36と押下げ部材39で挟持される状態で下降
し、左右一対の折曲げガイド31との接触により、第2
縦罫線a2 および第4縦罫線a4 に正確に沿って両端部
が上方向に起こされる。
【0047】前記ブランクS1 が案内レール32の支持
面32aで受けられる位置まで押し下げられると、ブラ
ンクS1 の側面パネルP2 とこれに連設された端面パネ
ルP 1 および端面パネルP5 とこれに連設された仕切り
片P6 は上方向にほぼ90°起こされ、図20(II)に
示すようにブランクS1 は凹形の形成状態とされると共
に、案内レール32に形成されたパネル案内面32bに
よって凹形の形成状態に保持される。
【0048】ブランクS1 が凹形に形成されると、折曲
げガイド31がシリンダ35の作動により前進する。そ
の前進によって側面パネルP2 および端面パネルP5
押圧され、各パネルP2 、P5 は図7に示すように内方
向に少し倒れ、ブランクS1は第2縦罫線a2 および第
4縦罫線a4 の折曲げ位置で曲げぐせがつけられ、起立
状態の側面パネルP2 および端面パネルP5 は外方向に
倒れるのが防止される。図20(III )は凹形に形成さ
れたブランクS1 の側面パネルP2 および端面パネルP
5 が内方向に少し倒された状態を示す。
【0049】図6に示すように、凹形に形成されたブラ
ンクS1 は、その下方に設けられた搬送装置40によっ
て下流側の第2形成部B2 に再度搬送される。
【0050】搬送装置40は、一対のチェーンコンベヤ
41を平行に設け、各チェーンコンベヤ41のチェーン
41aに複数の押圧部材42を等間隔に取付け、その押
圧部材42で凹形ブランクS1 の後端を押圧して凹形ブ
ランクS1 を第2形成部B2に向けて一定ストローク間
歇的に移動させるようにしている。
【0051】図1に示すように、第1形成部B1 から第
2形成部B2 に至る凹形ブランクS 1 の移送路上には接
着剤の塗布装置43が設けられている。この塗布装置4
3はその下方を凹形ブランクS1 が通過するとき、凹形
ブランクS1 のほぼ水平に保たれた端面パネルP3 の上
面中央部に接着剤を塗布するようになっている。
【0052】第2形成部B2 から第3形成部B3 に送ら
れるブランクS1 の移送の安定化を図るため、一対のチ
ェーンコンベヤ41間に、第2形成部B2 から第3形成
部B 3 に至る長さのローラコンベヤ44を設けている。
【0053】ここで、搬送装置40がブランクS1 を間
歇的に搬送する際、ブランクS1 の停止時に凹形ブラン
クS1 は慣性によって移動し、停止位置にずれを生じる
場合がある。その位置ずれを防止するため、第2形成部
2 および第3形成部B3 にブランクS1 を位置決めす
る位置決め装置50を設けている。
【0054】図8(I)に示すように、位置決め装置5
0は、ブランクS1 の停止位置の前側(下流側)に設け
られたストッパ51と、そのストッパ51をブランクS
1 の移動方向に前後動させる往復動シリンダ52と、こ
の往復動シリンダ52を昇降動させ、下降時に前記スト
ッパ51をブランクS1 の移送路から下方に退避させる
昇降用シリンダ53とから成る。
【0055】前記位置決め装置50においては、ブラン
クS1 が第2形成部B2 および第3形成部B3 に送られ
て停止する直前に昇降用シリンダ53が作動してストッ
パ51をブランクS1 の移送路に臨ませる。ブランクS
1 が停止すると、往復動シリンダ52が作動して、スト
ッパ51を後退動させ、そのストッパ51により、ブラ
ンクS1 の前端を押圧し、ブランクS1 の後端を搬送装
置40の押圧部材42に押し付けてブランクS1 を位置
決めするようにしている。
【0056】図1および図2に示すように、扁平箱形成
ユニットBには、凹形ブランクS1の起立状態にある端
面パネルP5 および側面パネルP2 をその搬送停止時に
内方向にほぼ90°折曲げて扁平な箱体S2 を形成する
形成装置60が設けられている。
【0057】形成装置60は、第2形成部B2 におい
て、搬送停止状態にある凹形ブランクS1 の起立する端
面パネルP5 を内方向にほぼ90°折曲げて、その端面
パネルP5 と、その端面パネルP5 に連設された仕切り
片P6 および仕切り接続片P7をほぼ水平に保持された
端面パネルP3 および側面パネルP4 に重ね合わせる第
1折曲げ装置61と、内方向に折曲げられた仕切り接続
片P7 を押圧する第1プレス装置62と、第2形成部C
2 において起立状態の側面パネルP2 を内方向にほぼ9
0°折曲げて、その側面パネルP2 に連設された端面パ
ネルP1 の端部を先に折曲げられた端面パネルP5 の端
部に重ね合わせる第2折曲げ装置63と、内方向に折曲
げられた端面パネルP1 を押圧する第2プレス装置64
とから成る。
【0058】図9(I)に示すように、第1折曲げ装置
61は、凹形ブランクS1 の起立状態に保持された端面
パネルP5 の外側に折曲板65を設け、この折曲板65
の下端部を支持片66に回転自在に支持された軸67に
固定し、その軸67にレバー68の一端部を固定し、レ
バー68の他端部に揺動用シリンダ69を接続し、前記
揺動用シリンダ69の作動により軸67を中心に折曲板
65を内方向に揺動させて起立状態にそれぞれ連設され
ている端面パネルP5 、仕切り片P6 および仕切り接続
片P7 をほぼ水平に保持されて連設されている側面パネ
ルP4 および端面パネルP3 の上面に重なる位置まで折
り曲げるようにしている。
【0059】この際、凹形ブランクS1 は停止状態であ
るので、その端面パネルP5 は第4縦罫線a4 に沿って
正確に折り曲げられる。
【0060】第1プレス装置62は、内方向に折曲げら
れた仕切り接続片P7 の上方にプレス部材70を設け、
このプレス部材70を昇降シリンダ71により昇降動さ
せ、下降時に仕切り接続片P7 を押圧するようにしてい
る。
【0061】いま、第1形成部B1 から第2形成部B2
に凹形ブランクS1 が送り込まれ、その凹形ブランクS
1 が図8に示す位置決め装置50の作動により押圧部材
42に押し付けられて位置決めされ、停止すると、第1
折曲げ装置61の揺動用シリンダ69が作動して折曲板
65を内方向にほぼ90°揺動させる。その折曲板65
の揺動によって起立状態にそれぞれ連設されている端面
パネルP5 、仕切り片P6 および仕切り接続片P7 は図
9(II)に示すように、第4縦罫線a4 に正確に沿って
内方向にほぼ90°折曲げられる。
【0062】端面パネルP5 の折曲げ後、第1プレス装
置62の昇降用シリンダ71が作動してプレス部材70
を下降させる。このプレス部材70の下降によって内方
向に折曲げられた仕切り接続片P7 が押圧される。この
とき、第4縦罫線a4 に正確に沿って折り曲げられ、ほ
ぼ水平に保持された端面パネルP3 の上面には上記仕切
り接続片P7 が重ね合わせられる位置に図1に示す塗布
装置43によって予め接着材が塗布されているため、仕
切り接続片P7 は端面パネルP3 に接着され、図20
(IV)に示すように、ブランクS1 はL形とされる。
【0063】仕切り接続片P7 の接着後、プレス部材7
0は引き上げられ、一方、折曲板65は図9(I)に示
す起立待機位置に戻される。
【0064】L形に形成されたブランクS1 は、搬送装
置40の作動により、第2形成部B 2 から第3形成部B
3 に搬送される。その搬送路には、図1に示すように、
接着剤の塗布装置72が設けられている。この塗布装置
72はその下方をブランクS 1 が通過する際に、内方向
に折曲げられた端面パネルP5 の上面端部に接着剤を塗
布するようになっている。
【0065】第3形成部B3 に設けられた前記第2折曲
げ装置63は、図10(I)に示すように、L形ブラン
クS1 の起立状態に保持された側面パネルP2 の外側に
折曲板73を設け、この折曲板73の下端部を支持片7
4に支持された回転自在の軸75に固定し、その軸75
にレバー76の一端部を固定し、レバー76の他端部に
揺動用シリンダ77を接続し、前記揺動用シリンダ77
の作動によって折曲板73を内方向にほぼ90°揺動さ
せ、起立状態の側面パネルP2 を、その側面パネルP2
に連設された端面パネルP1 の端部が先に折曲げられた
端面パネルP5の端部に重なる位置まで折曲げるように
している。
【0066】第2プレス装置64は、内方向に折曲げら
れた端面パネルP1 の上方にプレス部材78を設け、こ
のプレス部材78を昇降シリンダ79により昇降動さ
せ、下降時に端面パネルP1 の端部を押圧するようにし
ている。
【0067】いま、第2形成部B2 から第3成形部B3
にL形ブランクS1 が送り込まれ、そのL形ブランクS
1 が図8に示す位置決め装置50の作動により押圧部材
42に押し付けられて位置決めされて停止すると、第2
折曲げ装置63の揺動用シリンダ77が作動して折曲板
73を内方向にほぼ90°揺動させる。その折曲板73
の揺動によって起立状態の側面パネルP2 とこれに連設
されている端面パネルP1 は図10(II)に示すよう
に、内方向にほぼ90°折曲げられる。
【0068】側面パネルP2 の折曲げ時、L形ブランク
1 は停止状態であり、また位置決め装置50によって
位置決めされて側面パネルP2 は折曲板73によって常
に適正な位置が押圧されることになるため、側面パネル
2 を第2縦罫線a2 に沿ってきわめて高精度に折り曲
げることができる。
【0069】側面パネルP2 の折曲げ後、第2プレス装
置64の昇降シリンダ79が作動してプレス部材78を
下降させる。プレス部材78の下降によって、側面パネ
ルP 2 と共に既に内方向に折曲げられている端面パネル
1 の端部が押圧される。このとき、先に折曲げられた
端面パネルP5 の上面端部には図1に示す塗布装置72
によって接着剤が塗布されているため、後から折り曲げ
られた端面パネルP1は先に折曲げられた端面パネルP
5 に接着され、図20(VI)に示すように、第2縦罫線
2 および第4縦罫線a4 のそれぞれに正確に沿った折
り曲げによって、精度の良い扁平な箱体S2 が形成され
る。
【0070】以上のように、実施の形態で示す箱形成装
置においては、ブランクS1 を搬送停止させた状態で端
面パネルP5 および側面パネルP2 の折曲げを行なうよ
うにしているため、端面パネルP5 および側面パネルP
2 を第4縦罫線a4 および第2縦罫線a2 に沿ってきわ
めて精度よく折り曲げることができ、寸法精度の高い扁
平な箱体S2 を形成することができる。
【0071】扁平箱形成ユニットBにおいて形成された
扁平な箱体S2 は、搬送装置40の押圧部材42により
後端が押圧されて搬送装置40の排出端から下流側に排
出される。
【0072】搬送装置40の下流側には、図11に示す
ように、その搬送装置40から排出される扁平な箱体S
2 の下面両側部を支持する左右一対の案内レール80
と、扁平な箱体S2 をその案内レール80に沿って四角
箱形成ユニットCに搬送する箱体搬送装置81とが設け
られている。
【0073】なお、実施の形態では、案内レール32
に、これと別体の案内レール80を接続するようにした
が、前記案内レール32を四角箱形成ユニットCまで延
長させて、案内レール80を省略してもよい。
【0074】図12に示すように、箱体搬送装置81
は、第1搬送装置82と、第2搬送装置83とから成
る。第1搬送装置82は複数の駆動ローラ84のそれぞ
れ上部に押えローラ85を設けており、前記搬送装置4
0から送り出される扁平な箱体S 2 を駆動ローラ84と
押えローラ85とで上下から挾持し、駆動ローラ84の
回転によって下流側に搬送するようにしている。
【0075】第2搬送装置83は、扁平な箱体S2 の後
端部を押圧する押圧部材86と、この押圧部材86を箱
体S2 の搬送路に対して出没させる昇降シリンダ87
と、その昇降シリンダ87を第1搬送装置82の下方か
ら四角箱形成ユニットCに向けて往復動させるロッドレ
スシリンダ88とから成る。
【0076】上記第2搬送装置83は、第1搬送装置8
2の排出端の下方において押圧部材86を待機させてお
き、第1搬送装置82から扁平な箱体S2 が排出された
とき、昇降シリンダ87の作動により押圧部材86を上
昇させ、その押圧部材86が扁平な箱体S2 の後端と対
向する状態において、ロッドレスシリンダ88の作動に
より押圧部材86を前進させ、その押圧部材86で扁平
な箱体S2 の後端を押圧して四角箱形ユニットCに送り
込むようにしている。
【0077】なお、押圧部材86は前進停止位置で下降
し、その下降状態で待機位置まで後退動される。
【0078】図12に示すように、四角箱形成ユニット
Cには、箱体搬送装置81によって送り込まれてくる扁
平な箱体S2 の移送方向先端を位置決めするガイドレー
ル90と、そのガイドレール90に当接して停止する箱
体S2 の下面を支持する一対の平行に配置された支持バ
ー91とが設けられている。また、一対の支持バー91
には、その支持バー91上において扁平な箱体S2 から
組立てられる四角筒状体S3 の上面を支持する一対の平
行に配置されたガイドバー92が設けられている。
【0079】ガイドレール90、支持バー91およびガ
イドバー92のそれぞれは、図11に示すように、扁平
箱形成ユニットBから四角箱形ユニットCに向けて送ら
れる扁平な箱体S2 の移送方向に対して直交する方向に
長く延びている。
【0080】四角箱形成ユニットCには、ガイドレール
90に当接して停止する扁平な箱体S2 から段ボール箱
の四角筒状の胴部を形成する胴部形成装置100と、扁
平な箱体S2 の送り込み時における後端側の内フラップ
1 および外フラップf3 を内方向にほぼ90°折曲げ
て段ボール箱の底壁となる部分を形成する底壁形成装置
101とが設けられている。
【0081】図12、図14および図15に示すよう
に、胴部形成装置100は、扁平な箱体S2 の下側に位
置する側面パルスP4 の下面を吸着する固定吸着パッド
102と、上記側面パネルP4 の上側に重なる端面パル
スP1 の上面およびその端面パネルP1 に連設された内
フラップf2 を吸着する可動吸着パッド103とを有し
ている。
【0082】可動吸着パッド103は、図14(I)に
示すシリンダ104の作動により回転軸105を中心に
ほぼ90°回動されるようになっている。
【0083】ここで、回転軸105は、ガイドレール9
0に当接して移送方向の先端が位置決めされた扁平な箱
体S2 の一側縁の延長線上にほぼ軸心が一致するように
配置されている。
【0084】いま、扁平な箱体S2 が四角箱形成ユニッ
トCに搬送され、その搬送方向の先端がガイドレール9
0に当接して位置決めされると、固定吸着パッド102
が箱体S2 の側面パネルP4 の下面を吸着すると共に、
可動吸着パッド103が端面パネルP1 および内フラッ
プf2 の上面を吸着し、その吸着後、図14(I)に示
すシリンダ104が作動して、回転軸105を中心に可
動吸着パッド103をほぼ90°回転させる。
【0085】上記可動吸着パッド103のほぼ90°の
回動によって端面パネルP1 は、図14(II)に示すよ
うに、ほぼ90°起こされて垂直状態になる。このと
き、側面パネルP4 は固定吸着パッド102の吸着によ
ってほぼ水平の状態に保持されているため、端面パネル
1 がほぼ90°起こされることにより、図14(II)
に示すように、四角形の筒状体S3 が形成され、段ボー
ル箱の胴部Wが形成される。
【0086】図11に示すように、底壁形成装置101
は、端面パネルP1 、P5 に連設された内フラップf1
を内方向にほぼ90°折曲げる第1フラップ折曲げ装置
106と、端面パネルP3 に連設された内フラップf1
を内方向にほぼ90°折曲げる第2フラップ折曲げ装置
107と、筒状体S3 の上側の側面パネルP2 に連設さ
れた外フラップf3 を押し下げるフラップ押下げ装置1
08と、前記筒状体S 3 がガイドレール90に沿って搬
送される際に、上下の側面パネルP2 、P4 に連設され
た外フラップf3 を上下内方向に折曲げる上下一対のフ
ラップ折曲げバー109a、109bとから成る。
【0087】図11および図15に示すように、第1フ
ラップ折曲げ装置106は、筒状体S3 の端面パネルP
1 、P5 に連設された内フラップf1 の外表面に対向し
てフラップ折曲げ板110を設け、このフラップ折曲げ
板110の一端部を上下方向に延びる回転自在に支持さ
れた回転軸111に連結し、その回転軸111に接続さ
れたレバー112に揺動用シリンダ113を連結し、上
記揺動用シリンダ113の作動によって回転軸111を
中心にフラップ折曲げ板110を筒状体S3 の方向に向
けてほぼ90°回転させるようにしている。
【0088】また、第2フラップ折曲げ装置107は、
筒状体S3 の端面パネルP3 に連設された内フラップf
1 の側縁に対向してフラップ折曲げ板114を設け、平
行に配置された一対のアーム115の各一端部をこのフ
ラップ折曲げ板114にそれぞれ連結し、各アーム11
5の他端部を上下方向に延びる回転自在に支持された回
転軸116に連結し、一方の回転軸116に連結された
レバー117に揺動用シリンダ118を接続し、その揺
動用シリンダ118の作動によってフラップ折曲げ板1
14を内フラップf1 の側縁に向けて、図15に示すよ
うに平行移動させるようにしている。
【0089】図13および図16に示すように、フラッ
プ押下げ装置108は、筒状体S3の上側の側面パネル
2 に連設された外フラップf3 の上方にフラップ押下
げバー119を設け、このフラップ押下げバー119を
昇降シリンダ120により上下方向に移動させ、下降時
に外フラップf3 を押し下げるようにしている。
【0090】図13および図17に示すように、上下一
対のフラップ折曲げバー109a、109bは、前記フ
ラップ押下げ装置108の下流側に配置され、上側のフ
ラップ折曲げバー109aは固定され、下側のフラップ
折曲げバー109bはシリンダ121によって昇降動さ
れる。固定のフラップ折曲げバー109aと上昇位置に
保持された可動のフラップ折曲げバー109bは、筒状
体S3 がガイドレール90に沿って下流側に搬送される
際に、上下の一対の外フラップf3 、f3 を先に折込ま
れた内フラップf1 に重なる位置まで上下内方向に徐々
に折曲げるようになっている。
【0091】前記フラップ折曲げバー109a、109
bの下流側には内方向に折り曲げられた外フラップf3
を折り曲げ状態に保持する帯板状のフラップ押え部材1
22が設けられている。
【0092】図13、図17および図18に示すよう
に、筒状体S3 をガイドレール90に沿って下流側に搬
送する搬送装置130は、一対の支持バー91の下面に
レール131を取付け、そのレール131に沿って移動
自在に支持された可動台132を一対の支持バー91の
対向部間の下方に設けられたチェーンコンベア133の
のチェーン134の一部に連結し、そのチェーン134
の移動によって可動台132をレール131に沿って往
復動させるようにしている。
【0093】また、可動台132上に支持片135を設
け、この支持片135に軸136を介して押圧部材13
7を水平状態から垂直状態へ起伏自在に支持し、上記軸
136にレバー138を連結し、そのレバー138に接
続されたシリンダ139の作動によって押圧部材137
を起伏させるようにしている。
【0094】いま、四角箱形成ユニットCにおいて筒状
体S3 が形成されると、図11に示す第1フラップ折曲
げ装置106の揺動用シリンダ113が作動してフラッ
プ折曲げ板110を筒状体S3 の方向に向けて90°回
転させる。そのフラップ折曲げ板110の回動によっ
て、図15に示すように、端面パネルP1 、P5 に連設
された内フラップf1 が内方向にほぼ90°折曲げられ
る。
【0095】また、第2フラップ折曲げ装置107にお
ける揺動用シリンダ118の作動により、フラップ折曲
げ板114が端面パネルP3 に連設された内フラップf
1 の側縁に向けて平行移動される。そのフラップ折曲げ
板114の平行移動によって、図15に示すように、前
記内フラップf1 が内方向にほぼ90°折曲げられる。
【0096】各内フラップf1 の折曲げ後、図16に示
すフラップ押下げ装置108の昇降シリンダ120が作
動してフラップ押下げバー119を下降させる。このフ
ラップの押下げバー119の下降によって、筒状体S3
の上側側面パネルP2 に連設された外フラップf3 が押
し下げられて傾斜状とされると共に、図13に示される
下側のフラップ折曲げバー109bはシリンダ121の
作動によって上昇位置に保持される。
【0097】一対の内フラップf1 の折曲げ時、図17
に示される搬送装置130の押圧部材137は、図11
に示すように、筒状体S3 の起立状態に保持されている
端面パネルP1 、P5 と対向する待機位置に保持されて
起立状態とされている。
【0098】上記のように、外フラップf3 が押し下げ
られて傾斜状とされると、前記搬送装置130のチェー
ン134の移動によって可動台132が前進し、筒状体
3は押圧部材137の押圧によってガイドレール90
および支持バー91に沿って下流側に搬送される。
【0099】筒状体S3 が図17に示す一対のフラップ
折曲げバー109a、109bの位置まで送られると、
図18に示すように、その一対のフラップ折曲げバー1
09a、109bとの接触によって筒状体S3 の各側面
パネルP2 、P4 に連設された外フラップf3 が搬送さ
れながら上下内方向に徐々に折曲げられる。
【0100】筒状体S3 がフラップ折曲げバー109
a、109bの下流側端部まで搬送されると、外フラッ
プf3 は先に折曲げられた内フラップf1 と重なる位置
までほぼ90°折曲げられる。
【0101】ここで、図では省略したが、外フラップf
3 が内フラップf1 に重なる位置まで完全に折り曲げら
れるまでに、接着剤の塗布装置によって内フラップf1
の外表面または外フラップf3 の内表面に接着剤が塗布
されるようになっている。
【0102】このため、フラップ折曲げバー109a、
109bによって一対の外フラップf3 が完全に折り曲
げられると、その外フラップf3 は内フラップf1 に接
着され、その接着によって段ボール箱の底壁となる部分
が形成され、図21(V)に示すように、一端が開口す
る段ボール箱S4 が形成される。
【0103】上記段ボール箱S4 は搬送装置130によ
ってさらに下流側に搬送され、その段ボール箱S4 がフ
ラップ押え部材122の位置まで搬送されると、図19
に示すように、そのフラップ押え部材122によって外
フラップf3 が押えられ、そのフラップ押え部材122
を通過するまでの間で外フラップf3 は内フラップf 1
へほぼ完全に接着される。
【0104】なお、外フラップf3 の封緘は上記のよう
な接着に限定されるものではない。例えば、ほぼ90°
折曲げられた一対の外フラップf3 の対向端部に跨がる
ようにして粘着テープを貼付けるようにしてもよい。こ
の場合、粘着テープの貼付けは、フラップ折曲げバー1
09a、109bによって外フラップf3 が完全に折り
曲げられる位置より下流側の位置で行なうようにする。
【0105】図1乃至図19に示す箱の形成装置は、A
式段ボール箱を形成する扁平な箱体の形成用としても使
用することができる。
【0106】図22(I)はA式段ボール箱の形成用素
材としてのブランクS10を示す。このブランクS10は側
面パネルP11、端面パネルP12、側面パネルP13、端面
パネルP14および接続パネルP15を第1縦罫線a11乃至
第4縦罫線a14を介して一方向に連設している。また、
側面パネルP11、P13および端面パネルP12、P14の一
側に横罫線b11を介して外フラップf11、f11および内
フラップf13、f13をそれぞれ連設し、さらに、側面パ
ネルP11、P13および端面パネルP12、P14の他側に横
罫線b12を介して外フラップf12、f12および内フラッ
プf14、f14をそれぞれ連設している。
【0107】上記ブランクS10を用いて扁平な箱体を形
成する場合には、図1に示す箱の形成装置の扁平箱形成
ユニットBに設けられた凹形形成装置30の押し下げ部
材39で中間部の端面パネルP12および側面パネルP13
を水平状態にして押し下げ、図6に示す折曲げガイド3
1との接触によって、両側の側面パネルP11および端面
パネルP14を上方向にほぼ90°起こし、図22(II)
に示すように、凹形ブランクS11を形成する。
【0108】上記凹形ブランクS11を扁平箱形成ユニッ
トBの第2形成部B2 に送り、図9(I)に示す第1折
曲げ装置61によって起立状態に連設されている端面パ
ネルP14と接続パネルP15を内方向にほぼ90°折曲
げ、図22(III )に示すようにL形ブランクS11を形
成する。このL形ブランクS11を第3形成部B3 に送
り、図10(I)に示す第2折曲げ装置63によって起
立状態の側面パネルP11を内方向にほぼ90°折り曲げ
る。側面パネルP11の折曲げ後、第2プレス装置64に
よって側面パネルP11の端部を押圧し、前記接続パネル
15に予め塗布される接着剤を介して側面パネルP11
接続して図22(IV)に示す扁平な箱体S12を形成す
る。
【0109】側面パネルP11および端面パネルP14の折
り曲げは、ブランクS10、S11が停止している際に行う
ので、これらのパネルP11、P14は縦罫線a11、a13
沿って正確に折り曲げられ、精度の良い扁平な箱体S12
が形成される。
【0110】上記扁平な箱体S12を図11に示す箱体搬
送装置81によって四角箱形成ユニットCに送り、図1
2に示す胴部形成装置100によって図23(II)に示
すように筒状体S13を形成する。その筒状体S13の一側
に設けられた一対の内フラップf13を図11に示す第1
フラップ折曲げ装置106および第2フラップ折曲げ装
置107によって図23(III )に示すように内方向に
ほぼ90°を折曲げる。また、上側の外フラップf11
図13に示すフラップ押下げ装置108により押し下げ
て傾斜状としたのち、図13に示す搬送装置130によ
って筒状体S13を下流側に搬送し、その搬送時に、図1
3に示す一対のフラップ折曲げバー109a、109b
との接触により外フラップf11、f11を上下内方向に折
曲げて先に折曲げられた内フラップf13、f13に重ね合
わせて図23(V)に示すような段ボール箱S14を形成
する。
【0111】図25および図22にそれぞれ示す形状の
ブランクS1 およびブランクS10の双方共、箱に形成し
た際に蓋になる側のフラップはなくてもよく、また、底
壁になる側のフラップは矩形以外の形状であってもよ
い。
【0112】さらに、罫線を介して一方向に連設された
5枚のパネルによって箱の四角筒状の胴部が形成されれ
ばよく、ブランクS1 、S10のような形状に限定される
ものではない。
【0113】上記実施の形態においては、扁平箱形成ユ
ニットBでブランクS1 、S10を一旦凹形に形成するよ
うにしているため、パネルが縦罫線に沿ってより正確に
折り曲げられて扁平な箱体S2 、S12を形成することが
できるが、本発明においては、ブランクを停止させた状
態でそのパネルを縦罫線に沿って折り曲げるのであるか
ら、予め凹形に形成することなく水平状態に平坦なパネ
ルを扁平箱形成部Bにおいて一挙に折り曲げて扁平な箱
体S2 、S12を形成してもよく、この場合もパネルは縦
罫線に沿って正確に折り曲がる。
【0114】このような折り曲げを行う場合には、図2
0における工程(II)、(III )および図22における
工程(II)を省くことができ、従って、扁平箱形成ユニ
ットBにおける第1形成部B1 に相当する部分を設ける
必要がなくなり、装置を短くすることができる。
【0115】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ブ
ランクから段ボール箱を組立てるようにしたので、段ボ
ールメーカでは、扁平な箱体を複数枚積み重ねて結束す
る工程および結束された箱体をパレットに積み重ねる工
程を不要とすることができ、箱の形成用素材であるブラ
ンクを安全に輸送することができる。
【0116】また、ブランクの折曲げによって扁平な箱
体を形成する工程では、段ボール箱の内部に挿入される
内容品の箱詰めに合わせて箱体を形成すればよいため、
ブランクを搬送停止させた状態で時間をかけて折曲げる
ことができ、精度の高い折曲げを可能とし、不良品の発
生率を大幅に低減することができる。
【0117】さらに、内容品を箱詰めする必要数量に応
じて箱体を形成すればよいので、無駄な保管スペースを
必要とせず、効率がよい。
【0118】また、扁平箱形成ユニットを凹形形成装置
と、折曲げ装置とで形成し、前記凹形形成装置によって
平坦なブランクを凹形に形成したのち、その凹形ブラン
クの起立するパネルを折曲げ装置で内方向に90°折曲
げることによって、パネルを罫線に沿ってより正確に折
曲げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る箱形成装置の前半部を概略的に
示す正面図
【図2】図1の平面図
【図3】図1に示す箱形成装置の給紙ユニットにおける
縦断側面図
【図4】図1に示す箱形成装置の給紙装置の縦断側面図
【図5】図4に示す給紙装置の作動状態を示す縦断側面
【図6】図1に示す箱形成装置の凹形形成装置を示す縦
断側面図
【図7】図6に示す箱成形装置の作動状態を示す縦断側
面図
【図8】(I)は図1に示す箱形成装置の位置決め装置
の正面図、(II)はその作動状態を示す正面図
【図9】(I)は図1に示す箱形成装置の第1折曲げ装
置を示す縦断側面図、(II)は作動状態を示す縦断側面
【図10】(I)は図1に示す箱形成装置の第2折曲げ
装置を示す縦断側面図、(II)は作動状態を示す縦断側
面図
【図11】この発明に係る箱形成装置の後半部を示す平
面図
【図12】図11のXII −XII に沿った断面図
【図13】図11のXIII−XIII線に沿った断面図
【図14】(I)は図11に示す胴部形成装置の側面
図、(II)は筒状体の形成状態を示す側面図
【図15】図11に示す第1フラップ折曲げ装置および
第2フラップ折曲げ装置の作動状態を示す平面図
【図16】図11に示すフラップ押下げ装置の作動状態
を示す断面図
【図17】図11に示すフラップ折曲げバーの取付部位
を示す側面図
【図18】図17のXVIII −XVIII 線に沿った断面図
【図19】図17のXIX −XIX 線に沿った断面図
【図20】(I)乃至(VI)は扁平な箱体の形成状態を
段階的に示す図
【図21】(I)乃至(V)は段ボール箱の形成状態を
段階的に示す図
【図22】(I)乃至(IV)はA式段ボール箱を形成す
る扁平な箱体の形成状態を段階的に示す図
【図23】(I)乃至(V)はA式段ボール箱の形成状
態を段階的に示す図
【図24】従来の段ボール箱の形成方法を示す説明図
【図25】段ボール箱の形成用のブランクを示す平面図
【図26】扁平な箱体の不良品を示す正面図
【符号の説明】
A 給紙ユニット B 扁平箱形成ユニット C 四角箱形成ユニット P1 端面パネル P2 側面パネル P3 端面パネル P4 側面パネル P5 端面パネル P11 側面パネル P12 端面パネル P13 側面パネル P14 端面パネル P15 接続パネル a1 乃至a5 縦罫線 a11乃至a13 縦罫線 30 凹形形成装置 61 第1折曲げ装置 63 第2折曲げ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E075 AA10 BA02 BA15 CA01 DA03 DA04 DA12 DA23 DC18 DC28 DC43 DC44 DC52 DC53 DD02 DD09 DD32 GA01 GA03 GA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱の四角筒状の胴部を形成する5枚のパ
    ネルが罫線を介して一方向に連設された平坦な箱形成用
    ブランクを一枚ずつ供給する給紙ユニットと、 給紙ユニットから供給されたブランクの中間部2枚のパ
    ネルの両端に連設されたパネルのそれぞれを、ブランク
    の搬送停止時にほぼ180°折り曲げ、互いに重なり合
    う端部を接着させて扁平な箱体を形成する扁平箱形成ユ
    ニットと、 扁平箱形成ユニットから送られて来た扁平な箱体の5枚
    のパネルから箱の胴部を四角筒状に形成し、さらに、こ
    の胴部の一側に罫線を介して連設された複数のフラップ
    を内方向に90°折り曲げて箱の底壁となる部分を形成
    して四角形状の箱を形成する四角箱形成ユニットとから
    成る箱形成装置。
  2. 【請求項2】 扁平箱形成ユニットが、ブランクの中間
    部2枚のパネルの両端に連設されたパネルのそれぞれ
    を、ブランクの搬送停止時にほぼ90°起立させて凹形
    に形成する凹形形成装置と、 凹形に形成されたブランクの起立するパネルのそれぞれ
    を、ブランクの搬送停止時に内方向に90°折り曲げる
    折曲げ装置とを備えている請求項1に記載の箱形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014124798A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Yaskawa Electric Corp ロボットシステムおよびロボット
US10220515B2 (en) 2015-11-30 2019-03-05 Seiko Epson Corporation Robot and control method for robot
JP2021050000A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 小田原紙器工業株式会社 包装箱、及びその製造方法

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