JP2002036320A - 電動式射出成形機 - Google Patents

電動式射出成形機

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JP2002036320A
JP2002036320A JP2000221810A JP2000221810A JP2002036320A JP 2002036320 A JP2002036320 A JP 2002036320A JP 2000221810 A JP2000221810 A JP 2000221810A JP 2000221810 A JP2000221810 A JP 2000221810A JP 2002036320 A JP2002036320 A JP 2002036320A
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JP
Japan
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molding machine
injection molding
die plate
servomotor
belt
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JP2000221810A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakaya
浩之 中家
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
Original Assignee
Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動式射出成形機における最大型締力近傍の
型締圧力に耐えるサーボモータによる駆動機構を提供す
る。 【解決手段】 電動式射出成形機100は、トグル機構
40を有し、図示しない可動ダイプレートを固定ダイプ
レートに押圧する。テールストック130には2台のサ
ーボモータ80が装備され、ベルト84を介して、2本
のボールネジ60を駆動する。テールストック130に
は、ブラケット140を介して第3のサーボモータ18
0が装備され、ベルト184を介して2本のボールネジ
60を駆動する。トグル機構が死点直前となる最大型締
力直前の状態では、サーボモータに最大のトルク負荷が
かかるが、3台のサーボモータにより、トルク負荷を分
散して負担する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂等を成形
する電動式射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、本発明の基本となる電動式射出
成形機の全体構成を示す正面図、図5は左側面図であ
る。全体を符号1で示す電動式射出成形機は、図示しな
いベッド上に固定される固定ダイプレート10を有し、
固定ダイプレート10には、固定金型12が取付けられ
ている。固定ダイプレート10に対向して配設される可
動ダイプレート20には可動金型22がとりつけられて
おり、可動金型が固定金型に離接することにより材料で
ある合成樹脂を射出成形する。
【0003】可動ダイプレート20は、トグル機構40
を介してテールストック30に連結される。テールスト
ック30は、4本のタイバー70で固定ダイプレート1
0と連結されている。この4本のタイバー70は可動ダ
イプレート20を貫通し、可動ダイプレート20を摺動
自在に支持する。
【0004】トグル機構40は、ピン41を介してテー
ルストック30に対してその一端部が揺動自在に連結さ
れるトグル部材42を有し、トグル部材42の他端部
は、ピン43を介して第1のトグルアーム44に連結さ
れる。第1のトグルアーム44は、ピン24を介して可
動ダイプレート20に連結される。
【0005】トグル部材42の中央部には、ピン45を
介して、第2のトグルアーム46が連結され、第2のト
グルアーム46は、ピン47を介してクロスヘッド50
に連結される。クロスヘッド50は、ボールナット52
を有し、ボールネジ60に螺合する。このボールネジ6
0は、軸受62を介してテールストック30に支持され
る。本電動式射出成形機にあっては、このボールネジ6
0を含むトグル機構40が垂直方向に2組配設される構
造を備えている。
【0006】テールストック30の外側には、ブラケッ
ト32を介して2台のサーボモータ80が取付けられ
る。各サーボモータ80は、プーリ82を介して駆動ベ
ルト84を駆動し、駆動ベルト84は、ボールネジ60
に取付けられた駆動プーリ90を駆動する。2台のサー
ボモータ80は、同時に制御され2本のボールネジ60
を駆動し、トグル機構40を介して可動ダイプレート2
0を開閉動させる。2本のボールネジ60の端部には、
タイミングプーリ92が取付けられ、タイミングベルト
94により連結される。タイミングベルト94を設ける
ことによって、2本のボールネジ60は確実に同期して
回転する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ボールネジ60の回転
により、クロスヘッド50が矢印A方向に移動すると、
トグル機構40の作用により可動ダイプレート20は、
固定ダイプレート10に接近し、可動金型22は固定金
型12に接触する。
【0008】図6は、横軸にダイプレートストローク
(mm)を、縦軸に金型の型締力(トン)とサーボモータ
の負荷トルク(%)をとったグラフである。可動金型2
2が固定金型に対して閉じられたときには、トグル機構
40の3個のピン41,43,24の位置は直線上に並
ぶ、いわゆる死点に対しておらず、ピン43は、ピン4
1とピン24を結ぶ線上よりも低い位置にある。
【0009】図6のカーブCに示すようにサーボモー
タの負荷トルクは、トグル機構40の力の拡大率特性
(図示せず)により型締力が250トン程度で定格能力
の200%と最大負荷となり、トグルの死点(型締完了
位置)ではゼロに戻る。通常の成形においては、サーボ
モータが最大トルクを出力する時間は全体サイクルから
みて短時間であり、サーボモータの負荷率は100%以
下となる。このため、サーボモータが過負荷状態となり
成形機がアラームにより停止したりすることはない。
【0010】ある種の製品を成形する際に、金型との型
締力を徐々に減少させながら、ある時間、その型締力を
保つ成形プログラムが必要となる場合がある。このよう
な加工プログラムを実行するには、サーボモータの負荷
トルクが定格能力の100%を越えるダイプレートスト
ロークにおいて、サーボモータ出力をある時間維持する
必要があり、定格能力の100%〜200%に対応する
トルクを発生する出力を続けることになり、そのような
成形プログラムで成形サイクルを繰り返すと、サーボモ
ータは過負荷となりアラームにより成形機が停止する。
またサーボモータの寿命等にも影響する。サーボモータ
を大型化して対応するには、コスト等も上昇する。そこ
で本発明は、上述した問題を解決する電動式射出成形機
を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電動式射出成形
機は、基本的手段として、固定ダイプレートと、可動ダ
イプレートと、テールストックと、テールストックと固
定ダイプレートを連結するタイバーと、テールストック
と可動ダイプレートの間に装備されるトグル機構と、ト
グル機構を駆動する第1及び第2のボールネジを備え、
第1のボールネジに対してベルトを介して連結される第
1のサーボモータと、第2のボールネジに対してベルト
を介して連結される第2のサーボモータと、第1及び第
2のボールネジに対してベルトを介して連結される第3
のサーボモータを備えるものである。
【0012】そして、第1及び第2のサーボモータは、
対応するボールネジに対して垂直方向上方に配設され、
第3のサーボモータは、第1及び第2のボールネジに対
して下方に配設される。
【0013】また、第1及び第2のサーボモータは、対
応するボールネジに対して水平方向外側に配設され、第
3のサーボモータは、第1及び第2のボールネジに対し
て上方に配設される構成とすることもできる。
【0014】さらに、ボールネジの端部は、テールスト
ックを貫通してトグル機構とは反対側へ突出し、第1又
は第2のサーボモータに連結されるプーリと、第3のサ
ーボモータに連結されるプーリが並列に配設されるもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電動式射出成形
機の要部を示す正面図、図2は左側面図である。全体を
符号100で示す電動式射出成形機は、テールストック
130を有し、テールストック130のダイプレート側
にトグル機構40が装備される。トグル機構40の構成
は、先に説明したものと同様である。並列に配設された
ボールネジ60のシャフト部64は、テールストック1
30の外側に突出し、2列の駆動プーリ90,190が
取付けられる。この駆動プーリ90,190は同一の外
径寸法を有する。
【0016】テールストック130の外側面には、2つ
の取付座32を介して2台の電動サーボモータ80が装
備される。各サーボモータ80は、その出力軸にプーリ
82を有し、ベルト84を介して、それぞれ対応するボ
ールネジ60のプーリ90に連結される。2台の電動サ
ーボモータ80が2本のボールネジ60を駆動する構造
は、図4,図5で説明した電動式射出成形機と同様であ
る。
【0017】本発明の電動式射出成形機にあっては、テ
ールストック130の外側に第3の取付座132が用意
されている。この取付座132は、第1,第2の取付座
32が2本のボールネジ60の上部に平行して配設され
るのに対して、2本のボールネジ60の中央部に、ボー
ルネジ60を挟んで第1,第2の取付座とは反対側に設
けられる。
【0018】そして、この第3の取付座132にブラケ
ット140を介して第3の電動サーボモータ180が取
付けられる。この第3のサーボモータ180は、第1,
第2のサーボモータ80と同一の仕様を有するものが利
用できる。第3のサーボモータ180の出力軸に取付け
られた駆動プーリ182は、ベルト184を介して2本
のボールネジ60に取付けられたプーリ190を駆動す
る。このベルト184は2本のボールネジ60を同期し
て回転させるタイミングベルトを兼ねる機能を有する。
【0019】すなわち、本発明の電動式射出成形機は、
3台のサーボモータで2本のボールネジを駆動する構成
を採用している。3台のサーボモータは、比較的小型で
同一の仕様を有するものを使用することができる。3台
のサーボモータを使用することによって、図6のカーブ
で示すように最大型締力よりも少し低い型締力を維
持するのに必要な負荷トルクが各サーボモータに分布さ
れ、定格出力に対して余裕のある運転を行うことができ
る。
【0020】図3は、本発明の他の実施例に係る電動式
射出成形機の要部を示す側面図である。全体を符号20
0で示す電動式射出成形機は、テールストック230を
有し、テールストック230に2本のボールネジ60、
4本のタイバー70等が取付けられる。この構成は、前
述した実施例と同様である。また、その他の構成も、図
4,図5で説明した成形機と同様であるので、説明を省
略する。
【0021】そして、2本のボールネジ60の軸心を結
ぶ水平線上のテールストック230の外側に2台の電動
サーボモータ80が取付けられる。各サーボモータ80
は、ベルト84を介して対応するボールネジ60を駆動
する。ボールネジ60の端部には、図1に示したプーリ
90,190が並列に設けられており、ベルト84は内
側のプーリ90にかけわたされる。
【0022】テールストック230の上部には、第3の
電動サーボモータ280が配設される。第3の電動サー
ボモータ280は、出力軸に取付けられた駆動プーリ2
82を有し、ベルト284がボールネジ60のプーリ1
90の間にかけわたされる。このベルト284は、各プ
ーリ282,190の間で2等辺三角形を形成する。
【0023】この実施例にあっても、2本のボールネジ
を3台の電動サーボモータで駆動するので、最大負荷ト
ルク発生時にあっても、負荷トルクが分散され、個他他
のサーボモータにより高性能な電動式射出成形機を構成
することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように、2本のボールネ
ジを各1台のサーボモータで駆動する電動式射出成形機
において、同様の仕様を有する第3のサーボモータを備
えることによって、サーボモータへの負荷トルクが大き
な領域での型締力を長時間維持することができる。した
がって、小型のサーボモータにより、大きな負荷トルク
に耐えることができる。
【0025】また、第3のサーボモータにより駆動され
るベルトが、ボールネジの端部に取付けられたプーリに
与える張力のベクトルの向きは、第1,第2のサーボモ
ータのベルトがプーリに与える張力のベクトルの向きと
は、互いに反対の向きとなり、ボールネジに与えられる
曲げ応力は相殺される向きとなる。したがって、ボール
ネジの変形も押えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す正面図。
【図2】本発明の要部を示す左側面図。
【図3】本発明の他の実施例の要部を示す左側面図。
【図4】本発明を適用する電動式射出成形機の正面図。
【図5】本発明を適用する電動式射出成形機の左側面
図。
【図6】本発明の作用を示す図。
【符号の説明】
10 固定ダイプレート 20 可動ダイプレート 30 テールストック 40 トグル機構 50 クロスヘッド 60 ボールネジ 70 タイバー 80 サーボモータ 100 電動式射出成形機 130 テールストック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ダイプレートと、可動ダイプレート
    と、テールストックと、テールストックと固定ダイプレ
    ートを連結するタイバーと、テールストックと可動ダイ
    プレートの間に装備されるトグル機構と、トグル機構を
    駆動する第1及び第2のボールネジを備え、第1のボー
    ルネジに対してベルトを介して連結される第1のサーボ
    モータと、第2のボールネジに対してベルトを介して連
    結される第2のサーボモータと、第1及び第2のボール
    ネジに対してベルトを介して連結される第3のサーボモ
    ータを備える電動式射出成形機。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のサーボモータは、対応す
    るボールネジに対して垂直方向上方に配設され、第3の
    サーボモータは、第1及び第2のボールネジに対して下
    方に配設される請求項1記載の電動式射出成形機。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のサーボモータは、対応す
    るボールネジに対して水平方向外側に配設され、第3の
    サーボモータは、第1及び第2のボールネジに対して上
    方に配設される請求項1記載の電動式射出成形機。
  4. 【請求項4】 ボールネジの端部は、テールストックを
    貫通してトグル機構とは反対側へ突出し、第1又は第2
    のサーボモータに連結されるプーリと、第3のサーボモ
    ータに連結されるプーリが並列に配設される請求項1記
    載の電動式射出成形機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315343A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Niigata Machine Techno Co Ltd 射出成形機の駆動装置
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JP2017071060A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 株式会社日本製鋼所 トグル機構に特徴を有する竪型射出成形機

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