JP2002035938A - アーク加工状態監視方法及びアーク加工電源装置 - Google Patents

アーク加工状態監視方法及びアーク加工電源装置

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JP2002035938A JP2000230169A JP2000230169A JP2002035938A JP 2002035938 A JP2002035938 A JP 2002035938A JP 2000230169 A JP2000230169 A JP 2000230169A JP 2000230169 A JP2000230169 A JP 2000230169A JP 2002035938 A JP2002035938 A JP 2002035938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーク加工電源装置PSの出力電圧Vw又は
出力電流Iwを入力としてアーク加工状態の異常発生を
判別して加工異常信号Arを出力することによって被加
工物の品質不良の発生を監視する従来のアーク加工状態
監視方法では、アーク加工状態の異常発生の原因を特定
することができなかった。 【解決手段】 本発明は、サンプリング周期ごとに出力
電圧Vw及び出力電流IwのA/D変換信号Vad及びI
adを順番にリングバッファメモリRBMに記憶して、ア
ーク加工中に上記の加工異常信号Arが出力されるとそ
の時点で記憶されている時系列の上記のA/D変換信号
Vad及びIadによって形成される上記時点から前の一定
期間中の出力電圧波形及び出力電流波形によって異常発
生原因を特定するアーク加工状態監視方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーク加工電源装
置の出力電圧又は出力電流の検出信号を入力としてアー
ク加工状態の異常発生を判別して、加工異常信号を出力
することによって被加工物の品質不良の発生を監視する
アーク加工状態監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接、アークプラズマ切断等のア
ーク加工において、アーク放電の不規則な運動、加工ト
ーチ高さの変動、磁気吹きの発生等の種々の要因によっ
てアーク加工状態に異常状態が発生して、その結果、被
加工物が品質不良となることがある。このために、アー
ク加工状態を監視して、異常発生時にはアーク加工の停
止、異常表示灯の点灯等を行うことによって、いち早く
被加工物の品質不良を発見して、それに対処するアーク
加工状態監視が行われている。
【0003】上記のアーク加工状態監視には種々の方法
があるが、本発明ではアーク加工電源装置に内蔵され
て、その出力電圧、出力電流等の電気信号によってアー
ク加工状態監視を行う方法を対象としている。以下、従
来技術のアーク加工状態監視方法について説明する。
【0004】図1は、従来技術のアーク加工状態監視方
法を実施するためのアーク加工電源装置のブロック図で
ある。同図は、アーク加工として消耗電極ガスシールド
アーク溶接の場合を例示している。以下、同図を参照し
て各回路ブロックについて説明する。
【0005】商用電源ACは、一点鎖線で囲んだアーク
加工電源装置PSの入力電源であり、通常は交流3相2
00[V]が使用されることが多い。出力制御回路IN
Vは、この商用電源ACを入力として出力制御を行い、
アーク負荷に適した出力電圧Vwを供給する。一般的
に、この出力制御回路INVとしては、インバータ制御
回路、チョッパ制御回路、サイリスタ位相制御回路等が
慣用されている。例えば、上記のインバータ制御回路
は、以下の回路から構成されている。すなわち、上記の
商用電源ACを整流する1次側整流回路と、整流された
リップルのある電圧を平滑する平滑回路と、平滑された
直流電圧を高周波交流に変換するインバータ回路と、高
周波交流をアーク負荷に適した電圧に降圧する高周波変
圧器と、降圧された交流を再び整流する2次側整流回路
と、整流されたリップルのある直流を平滑する直流リア
クトルとから構成されており、後述するドライブ信号D
vに従って上記のインバータ回路を形成する複数組のパ
ワートランジスタが制御されて出力制御が行われる。
【0006】溶接ワイヤ1は、送給装置の送給ロール5
aによって加工トーチ4を通って送給されて、被加工物
2との間にアーク3が発生する。このアーク中を出力電
流Iwが通電して、出力電圧Vwが印加する。
【0007】電圧設定回路VSは、電圧設定信号Vsを
出力する。同図は、前述したように、消耗電極ガスシー
ルドアーク溶接用のアーク加工電源装置PSの場合であ
るので、一般的に定電圧特性を有しており、後述するよ
うに、この電圧設定信号Vsに等しくなるように上記の
出力電圧Vwが制御される。電圧検出回路VDは、上記
の出力電圧Vwを検出して電圧検出信号Vdを出力す
る。誤差増幅回路EAは、上記の電圧設定信号Vsと上
記の電圧検出信号Vdとの誤差を増幅して、誤差増幅信
号Eaを出力する。ドライブ回路DVは、後述する加工
異常信号Arが入力されていないとき(Lowレベルの
とき)は上記の誤差増幅信号Eaに従って前述したイン
バータ回路を形成する複数のパワートランジスタを駆動
するドライブ信号Dvを出力し、他方、上記の加工異常
信号Arが入力されているとき(Highレベルのと
き)は上記のドライブ信号Dvの出力を禁止して出力電
圧Vwを停止する。
【0008】電流検出回路IDは、上記の出力電流Iw
を検出して電流検出信号Idを出力する。加工異常判別
回路ARは、上記の電圧検出信号Vd及び上記の電流検
出信号Idを入力として、アーク加工状態の異常発生を
判別して、加工異常信号Arを出力する。この異常発生
の判別は、上記の電圧検出信号Vd又は電流検出信号I
dの一方又は両方を入力として行う。同図では、この加
工異常信号Arが出力されると出力電圧Vwを停止して
アーク加工を停止する場合を例示したが、この加工異常
信号Arが出力されると異常表示灯を点灯するようにす
る場合もある。
【0009】図2は、図1で前述した加工異常判別回路
ARの回路構成を例示するブロック図である。同図は、
電流検出信号Idのみを入力として、代表的なアーク加
工状態の異常発生であるアーク切れを判別して、加工異
常信号Arを出力(Highレベル信号を出力)する場
合である。以下、同図を参照して説明する。
【0010】コンパレータCPは、前述した電流検出信
号Idと10[A]程度に予め設定したしきい値信号I
thとを比較して、Id≧IthのときはHighレベルの
信号となり、逆にId<IthのときはLowレベルの信
号となる電流通電信号Cpを出力する。すなわち、この
電流通電信号Cpは、出力電流Iwが通電していればH
ighレベルとなる信号である。オフディレイ回路OD
は、上記の電流通電信号Cpを入力として、その信号が
HighレベルからLowレベルへと変化する時点を予
め設定した遅延時間Td[s]だけ遅延させたオフディ
レイ信号Odを出力する。したがって、アーク加工中に
上記のオフディレイ信号OdがHighレベルからLo
wレベルへと変化したときは、アーク加工中に上記の遅
延時間Td以上の間、出力電流Iwが通電しないという
アーク切れが発生していることになる。なお、遅延時間
Tdを設けている理由は、微小時間のアーク切れは被加
工物の品質に影響を与えないために、そのようなときに
は異常発生と判別する必要がないためである。
【0011】フリップフロップ回路FFは、上記のオフ
ディレイ信号Odをセット信号として、その信号がHi
ghレベルからLowレベルへと変化すると(アーク切
れが発生すると)Highレベルとなる加工異常信号A
rを出力する。リセット回路RSは、リセット信号Rs
を出力する。このリセット信号Rsは、上記のフリップ
フロップ回路FFのリセット信号として入力されて、上
記の加工異常信号ArをLowレベルにリセットする。
このリセット回路RSは、押しボタン等に対応してお
り、押しボタンが押されると上記のリセット信号Rsが
出力されて加工異常信号Arの出力が解除される。上述
したように、加工異常判別回路ARは、電流検出信号I
dを入力としてアーク加工中のアーク切れの発生を判別
して加工異常信号Arを出力する。
【0012】図3は、図1及び図2で前述した従来装置
の各信号のタイミングチャートである。同図(A)は出
力電圧Vwの時間変化を示しており、同図(B)は出力
電流Iwの時間変化を示しており、同図(C)は電流通
電信号Cpの時間変化を示しており、同図(D)はオフ
ディレイ信号Odの時間変化を示しており、同図(E)
は加工異常信号Arの時間変化を示している。同図は、
アーク加工中にアーク切れが発生して加工異常信号Ar
が出力されるときの上記の各信号のタイミングチャート
を示している。以下、同図を参照して説明する。
【0013】 時刻t1以前の期間 同図は、前述したように、消耗電極ガスシールドアーク
溶接の場合であるので、同図(A)に示すように出力電
圧Vwは、アーク期間中は電圧値が大きくなり、短絡期
間中は電圧値が略零となる波形を繰り返す。一方、同図
(B)に示すように出力電流Iwは、アーク期間中は電
流値が徐々に減少し、短絡期間中は電流値が徐々に増加
する波形を繰り返す。同図(C)に示す電流通電信号C
pは、図2で前述したように、出力電流Iwが通電して
Iw(Id)≧IthであるのでHighレベルとなる。
同様に、同図(D)に示すオフディレイ信号OdもHi
ghレベルとなる。また、同図(E)に示す加工異常信
号Arは、上記のオフディレイ信号OdがHighレベ
ルからLowレベルに変化しないために、Lowレベル
のままである。
【0014】 時刻t1〜t2の期間 時刻t1においてアーク切れが発生すると、同図(A)
に示すように、出力電圧Vwは、アーク期間中の電圧値
よりもさらに大きな値の無負荷電圧となる。一方、同図
(B)に示すように、出力電流Iwは、通電しないため
に0[A]となる。このために、同図(C)に示すよう
に、電流通電信号Cpは、Iw(Id)<Ithとなるた
めに時刻t1においてHighレベルからLowレベル
に変化する。しかしながら、同図(D)に示すように、
オフディレイ信号Odは、時刻t1から図2で前した遅
延時間Td経過するまでの時刻t2直前までは、Hig
hレベルのままである。したがって、同図(E)に示す
ように、加工異常信号ArもLowレベルのままであ
る。
【0015】 時刻t2以後の期間 時刻t1に発生したアーク切れが遅延時間Tdの間、継
続して時刻t2に達すると、同図(D)に示すように、
オフディレイ信号Odは、HighレベルからLowレ
ベルに変化する。図2で前述したように、この変化をセ
ット信号として、同図(E)に示すように、加工異常信
号ArがHighレベルに変化する。加工異常信号Ar
がHighレベルになると、図1で前述したように、ア
ーク加工電源装置の出力制御が停止するために、同図
(A)に示すように、出力電圧Vwは0[V]となる。
以上のようにして、アーク加工中のアーク切れ発生を判
別して加工異常信号Arを出力することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図3で前述したよう
に、従来技術のアーク加工状態監視方法では、アーク加
工中にアーク切れ、溶け落ち等の種々の異常発生を判別
して、加工異常信号Arを出力することができるため
に、被加工物の品質不良を発見することが容易になる。
しかしながら、図3で前述したように、アーク切れ発生
を判別して加工異常信号Arを出力する従来方法では、
アーク加工中にアーク切れが発生した原因を特定するこ
とはできない。このために、従来方法では、被加工物の
品質不良は発見することはできても、アーク切れの発生
原因を特定して今後は品質不良が生じないようにするこ
とはできなかった。以下、上述した従来方法の解決すべ
き課題について具体例を挙げて説明する。
【0017】前述した図3(A)に示すように、アーク
切れの発生を判別した時刻t2以前においては、短絡期
間の時間長さにバラツキがあり、かつ、通常よりも長い
短絡期間の終了直後にアーク切れが発生している。この
ような波形のときは、ワイヤ送給速度の変動がアーク切
れの発生原因になっている。したがって、アーク切れを
防止するためには、ワイヤ送給性が良好になるように、
加工トーチのコンタクトチップ、コイルライナ等の消耗
部品の交換、加工トーチのケーブルの曲がりを緩やかす
る等の対策を取ることが必要になる。
【0018】図4は、図3とは異なる原因である磁気吹
きの発生によってアーク切れが発生したときの各信号の
タイミングチャートである。同図(A)は出力電圧Vw
の時間変化を示しており、同図(B)は出力電流Iwの
時間変化を示しており、同図(C)は電流通電信号Cp
の時間変化を示しており、同図(D)はオフディレイ信
号Odの時間変化を示しており、同図(E)は加工異常
信号Arの時間変化を示している。同図において、加工
異常信号Arが出力される動作の説明は、前述した図3
と同様であるのでその説明は省略する。以下、同図を参
照して説明する。
【0019】同図(A)に示すように、アーク切れの発
生を判別した時刻t2以前においては、短絡期間の時間
長さはほぼ一定であり、かつ、アーク期間中に突然急激
に電圧値が上昇した直後にアーク切れが発生している。
このような波形のときは、磁気吹きがアーク切れの発生
原因になっている。したがって、アーク切れを防止する
ためには、磁気吹きが生じないように被加工物への溶接
ケーズルの接続位置の変更、接続個所を増やす等の対策
を取ることが必要になる。
【0020】上述したように、図3及び図4では時刻t
2において同様にアーク切れの発生を判別して加工異常
信号Arが出力されるが、その発生原因は全く異なるた
めに、その対策も異なる。しかしながら、従来技術のア
ーク加工状態監視方法では、アーク切れの発生原因を特
定することができないために、発生原因に対応した有効
な対策を取ることができなかった。
【0021】そこで、本発明は、アーク加工中の加工異
常信号Arの発生原因を判別することができるアーク加
工状態監視方法及びアーク加工電源装置を提供する。
【0022】
【課題を解決するための手段】出願時の請求項1の発明
は、図5、図8及び図9に示すように、アーク加工電源
装置PSの出力電圧Vw及び出力電流Iwを検出すると
共に、それらの検出信号Vd及びIdの一方又は両方を
入力としてアーク加工状態の異常発生を判別して加工異
常信号Arを出力することによって被加工物2の品質不
良の発生を監視するアーク加工状態監視方法において、
予め設定したサンプリング周期Tsごとに上記電圧検出
信号VdをA/D変換した電圧A/D変換信号Vad及び
上記電流検出信号IdをA/D変換した電流A/D変換
信号Iadを順番に記憶して、その記憶数が予め設定した
最大記憶数Nmaxに達した以後は一番先に記憶した上記
両信号Vad及びIadに替えて最新の上記両信号Vad及び
Iadを上書き記憶する記憶処理を繰り返して行い、アー
ク加工中に上記加工異常信号Arが出力されると上記記
憶処理を停止して、その記憶処理停止時点tstでの時系
列の上記電圧A/D変換信号Vad及び上記電流A/D変
換信号Iadによって形成される上記記憶処理停止時点t
stから前の一定期間Tm中の出力電圧波形及び出力電流
波形によって上記加工異常信号Arの発生原因を判別す
るアーク加工状態監視方法である。
【0023】出願時の請求項2の発明は、図10に示す
ように、出願時の請求項1に記載する記憶処理停止時点
tstでの時系列の電圧A/D変換信号Vad及び電流A/
D変換信号Iadを、FAネットワークを介してパーソナ
ルコンピュータPCに送信して、それらの送信された信
号群によって形成される上記記憶処理停止時点tstから
前の一定期間Tm中の出力電圧波形及び出力電流波形に
よって加工異常信号Arの発生原因を判別する出願時の
請求項1のアーク加工状態監視方法である。
【0024】出願時の請求項3の発明は、図11に示す
ように、アーク加工電源装置PS及び産業用のロボット
マニュピュレータRM及び両者との間で制御信号を送受
信するロボット制御装置RCを使用するアーク加工作業
において、出願時の請求項1に記載する記憶処理停止時
点tstでの時系列の電圧A/D変換信号Vad及び電流A
/D変換信号Iadを、上記ロボット制御装置RCに送信
して、それらの送信された信号群によって形成される上
記記憶処理停止時点tstから前の一定期間Tm中の出力
電圧波形及び出力電流波形によって加工異常信号Arの
発生原因を判別する出願時の請求項1のアーク加工状態
監視方法である。
【0025】出願時の請求項4の発明は、図5、図8及
び図9に示すように、出願時の請求項1に記載する加工
異常信号Arが、電圧検出信号Vd又は電流検出信号I
dの一方又は両方を入力としてアーク加工中のアーク切
れ発生を判別して出力される上記加工異常信号Arであ
る出願時の請求項1又は請求項2又は請求項3のアーク
加工状態監視方法である。
【0026】出願時の請求項5の発明は、図5、図8及
び図9に示すように、アーク加工電源装置PSの出力電
圧Vw及び出力電流Iwを検出すると共に、それらの検
出信号Vd及びIdの一方又は両方を入力としてアーク
加工状態の異常発生を判別して加工異常信号Arを出力
することによって加工物2の品質不良の発生を監視する
アーク加工電源装置PSにおいて、出力電圧Vwを検出
して電圧検出信号Vdを出力する電圧検出回路VDと、
出力電流Iwを検出して電流検出信号Idを出力する電
流検出回路IDと、上記電圧検出信号Vd又は上記電流
検出信号Idの一方又は両方を入力として加工異常信号
Arを出力する加工異常判別回路ARと、予め設定した
サンプリング周期Tsごとに上記電圧検出信号VdをA
/D変換して電圧A/D変換信号Vadを出力する電圧A
/D変換回路VADと、上記サンプリング周期Tsごと
に上記電流検出信号VdをA/D変換して電流A/D変
換信号Iadを出力する電流A/D変換回路IADと、予
め設定した最大記憶数Nmaxのメモリ容量を有するリン
グバッファメモリRBMと、上記サンプリング周期Ts
ごとに上記電圧A/D変換信号Vad及び上記電流A/D
変換信号Iadを上記リングバッファメモリRBMに順番
に記憶してその記憶数が上記最大記憶数Nmaxに達した
以後は一番先に記憶した上記両信号vad及びIadに替え
て最新の上記両信号Vad及びIadを上書き記憶する記憶
処理を繰り返して行いアーク加工中に上記加工異常信号
Arが入力された時点tstで上記記憶処理を停止する記
憶処理回路MCと、上記記憶処理停止時点tstで上記リ
ングバッファメモリRBMに記憶されている時系列の上
記電圧A/D変換信号Vad及び上記電流A/D変換信号
Iadを外部出力信号Opとしてアーク加工電源装置PS
の外部に出力する外部出力回路OPとから構成されて、
上記外部出力信号Opによって形成される上記記憶処理
停止時点tstから前の一定期間Tm中の出力電圧波形及
び出力電流波形によって上記加工異常信号Arの発生原
因を判別するアーク加工電源装置PSである。
【0027】出願時の請求項6の発明は、図10に示す
ように、出願時の請求項5に記載する外部出力回路OP
が、外部出力信号OpをFAネットワークを介してパー
ソナルコンピュータPCに送信するための通信インター
フェース回路I/Fである出願時の請求項5のアーク加
工電源装置である。
【0028】出願時の請求項7の発明は、図11に示す
ように、アーク加工電源装置PS及び産業用のロボット
マニュピュレータRM及び両者との間で制御信号を送受
信するロボット制御装置RCを使用するアーク加工作業
において、出願時の請求項5に記載する外部出力回路O
Pが、外部出力信号Opを上記ロボット制御装置RCに
送信するための通信インターフェース回路I/Fである
出願時の請求項5のアーク加工電源装置である。
【0029】出願時の請求項8の発明は、図5、図8及
び図9に示すように、出願時の請求項5に記載する加工
異常判別回路ARが、電圧検出信号Vd又は電流検出信
号Idの一方又は両方を入力としてアーク加工中のアー
ク切れ発生を判別して加工異常信号Arを出力する上記
加工異常判別回路ARである出願時の請求項5又は請求
項6又は請求項7のアーク加工電源装置PSである。
【0030】出願時の請求項9の発明は、図12に示す
ように、アーク加工電源装置PSの出力電圧Vw及び出
力電流Iw並びにワイヤ送給速度Wfを検出すると共
に、それらの検出信号Vd及びId及びWdの少なくと
も1つ以上を入力としてアーク加工状態の異常発生を判
別して加工異常信号Arを出力することによって被加工
物2の品質不良の発生を監視する消耗電極ガスシールド
アーク溶接のアーク加工状態監視方法において、予め設
定したサンプリング周期Tsごとに上記電圧検出信号V
dをA/D変換した電圧A/D変換信号Vad及び上記電
流検出信号IdをA/D変換した電流A/D変換信号I
ad及び上記ワイヤ送給速度検出信号WdをA/D変換し
た送給速度A/D変換信号Wadを順番に記憶して、その
記憶数が予め設定した最大記憶数Nmaxに達した以後は
一番先に記憶した上記3つの信号Vad及びIad及びWad
に替えて最新の上記3つの信号Vad及びIad及びWadを
上書き記憶する記憶処理を繰り返して行い、アーク加工
中に上記加工異常信号Arが出力されると上記記憶処理
を停止して、その記憶処理停止時点tstでの時系列の上
記電圧A/D変換信号Vad及び上記電流A/D変換信号
Iad及び上記送給速度A/D変換信号Wadによって形成
される上記記憶処理停止時点tstから前の一定期間Tm
中の出力電圧波形及び出力電流波形及びワイヤ送給速度
波形によって上記加工異常信号Arの発生原因を判別す
るアーク加工状態監視方法である。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例は、図
5及び図10に示すように、アーク加工電源装置PSの
出力電圧Vw及び出力電流Iwを検出すると共に、それ
らの検出信号Vd及びIdの一方又は両方を入力として
アーク加工状態の異常発生を判別して加工異常信号Ar
を出力することによって加工物2の品質不良の発生を監
視するアーク加工電源装置PSにおいて、出力電圧Vw
を検出して電圧検出信号Vdを出力する電圧検出回路V
Dと、出力電流Iwを検出して電流検出信号Idを出力
する電流検出回路IDと、上記電圧検出信号Vd又は上
記電流検出信号Idの一方又は両方を入力として加工異
常信号Arを出力する加工異常判別回路ARと、予め設
定したサンプリング周期Tsごとに上記電圧検出信号V
dをA/D変換して電圧A/D変換信号Vadを出力する
電圧A/D変換回路VADと、上記サンプリング周期T
sごとに上記電流検出信号VdをA/D変換して電流A
/D変換信号Iadを出力する電流A/D変換回路IAD
と、予め設定した最大記憶数Nmaxのメモリ容量を有す
るリングバッファメモリRBMと、上記サンプリング周
期Tsごとに上記電圧A/D変換信号Vad及び上記電流
A/D変換信号Iadを上記リングバッファメモリRBM
に順番に記憶してその記憶数が上記最大記憶数Nmaxに
達した以後は一番先に記憶した上記両信号vad及びIad
に替えて最新の上記両信号Vad及びIadを上書き記憶す
る記憶処理を繰り返して行いアーク加工中に上記加工異
常信号Arが入力された時点tstで上記記憶処理を停止
する記憶処理回路MCと、上記記憶処理停止時点tstで
上記リングバッファメモリRBMに記憶されている時系
列の上記電圧A/D変換信号Vad及び上記電流A/D変
換信号IadをFAネットワークを介してパーソナルコン
ピュータPCに送信するための通信インターフェースの
外部出力回路OPとから構成されて、上記パーソナルコ
ンピュータPCの受信信号群によって形成される上記記
憶処理停止時点tstから前の一定期間Tm中の出力電圧
波形及び出力電流波形によって上記加工異常信号Arの
発生原因を判別するアーク加工電源装置PSである。
【0032】
【実施例】[実施例1]以下に説明する実施例1の発明
は、出願時の請求項1及び請求項5の発明に対応してい
る。図5は、実施例1のアーク加工電源装置のブロック
図である。同図において、前述した図1と同一の回路ブ
ロックには同一の符号を付しており、それらの説明は省
略する。以下、同図を参照して、点線で示す図1とは異
なる回路ブロックである、電圧A/D変換回路VAD、
電流A/D変換回路IAD、記憶処理回路MC、リンブ
バッファメモリRBM及び外部出力回路OPについて説
明する。
【0033】電圧A/D変換回路VADは、図1で前述
した電圧検出信号Vdを予め設定したサンプリング周期
Ts[s]ごとにA/D変換して、電圧A/D変換信号
Vadを出力する。電流A/D変換回路IADは、図1で
前述した電流検出信号Idを上記と同様にサンプリング
周期Ts[s]ごとにA/D変換して、電流A/D変換
信号Iadを出力する。このサンプリング周期Tsとして
は、例えば0.1[ms]程度である。
【0034】記憶処理回路MCは、加工異常信号Arが
出力されていないとき(Lowレベルのとき)は、上記
の電圧A/D変換信号Vad及び上記の電流A/D変換信
号Iadを、サンプリング周期Tsごとに後述するリング
バッファメモリRBMに順番に記憶する記憶処理を行
う。一方、加工異常信号Arが出力されたとき(Hig
hレベルのとき)は、上記の記憶処理を停止して、停止
時点で上記のリングバッファメモリRBMに記憶されて
いる時系列の電圧A/D変換信号Vad及び電流A/D変
換信号Iadを記憶信号Mcとして出力する。上記の記憶
処理の詳細は、図6で後述する。
【0035】リングバッファメモリRBMは、予め設定
した最大記憶数Nmax組の上記の電圧A/D変換信号Va
d及び電流A/D変換信号Iadを記憶することができる
容量のメモリである。外部出力回路OPは、上記の記憶
信号Mcを電源装置の外部に出力するためのインターフ
ェース回路である。
【0036】図6は、上述した記憶処理を説明するため
のリングバッファメモリRBMのメモリ構成図である。
同図において、第1行目は信号が記憶された時刻t(n)
を示しており、第2行目はメモリのアドレス(1〜Nma
x)を示しており、第3行目はそのアドレスに記憶され
ている電圧A/D変換信号Vadを示しており、第4行目
はそのアドレスに記憶されている電流A/D変換信号I
adを示している。同図は、最大記憶数Nmax=1000
の場合を例示している。以下、同図を参照して説明す
る。
【0037】アーク加工を開始すると、サンプリング周
期Ts[s]ごとの時刻t(1)、t(2)における電圧A/
D変換信号Vad(1)、Vad(2)及び 電流A/D変換信号
Iad(1)、Iad(2)をアドレス1、2にそれぞれ順番に記
憶する。この記憶処理を時刻t(1000)まで繰り返した
後、時刻t(1001)になると記憶数が最大記憶数Nmaxを
超えるので、その時刻の電圧A/D変換信号Vad(1001)
及び電流A/D変換信号Iad(1001)は、一番先に記憶し
たアドレス1に上書き記憶する。同様に、時刻t(1002)
の電圧A/D変換信号Vad(1002)及び電流A/D変換信
号Iad(1002)は、アドレス2に上書き記憶する。上記の
記憶処理を、加工異常信号Arが発生しない間は繰り返
す。
【0038】次に、アーク加工中に加工異常信号Arが
発生したときのリングバッファメモリRBMに記憶され
ている信号群及びそれらの信号群を電源装置の外部に出
力する処理について説明する。図7は、加工異常信号A
rが発生した時点でのリングバッファメモリRBMのメ
モリ構成図である。同図は、時刻t(n)の電圧A/D変
換信号Vad(n)及び電流A/D変換信号Iad(n)をアドレ
スm(1<m<1000)に記憶した直後に、加工異常
信号Arが発生して、上述した記憶処理を停止した場合
である。以下、同図を参照して説明する。
【0039】同図に示すように、アドレスmには、加工
異常信号Arが発生する直前の時刻t(n)の電圧A/D
変換信号Vad(n)及び電流A/D変換信号Iad(n)が記憶
されており、アドレスm−1には、時刻t(n-1)の電圧
A/D変換信号Vad(n-1)及び電流A/D変換信号Iad
(n-1)が記憶されており、アドレス1には、時刻t(n-m+
1)の電圧A/D変換信号Vad(n-m+1)及び電流A/D変
換信号Iad(n-m+1)が記憶されており、アドレス1000に
は、時刻t(n-m)の電圧A/D変換信号Vad(n-m)及び電
流A/D変換信号Iad(n-m)が記憶されており、アドレ
スm+1には、時刻t(n-999)の電圧A/D変換信号Va
d(n-999)及び電流A/D変換信号Iad(n-999)が記憶さ
れている。すなわち、加工異常信号Arが発生した時点
tstから前のNmax=1000組の時系列の電圧A/D
変換信号Vad及び電流A/D変換信号Iadが記憶されて
おり、その記憶期間Tm=Ts×Nmax[s]の期間中
の両信号群が記憶されている。これらの時系列の電圧A
/D変換信号Vadによって記憶期間Tmの出力電圧波形
を形成することができ、同様に、これらの時系列の電流
A/D変換信号Iadによって記憶期間Tmの出力電流波
形を形成すことができる。
【0040】図8は、上述した実施例1のアーク加工状
態監視方法の効果を示す電圧・電流波形図である。同図
(A)は出力電圧Vwの時間変化を示しており、同図
(B)は出力電流Iwの時間変化を示しており、同図
(C)は加工異常信号Arの時間変化を示している。同
図は、前述した図3のときと同一の波形図である。以
下、同図を参照して説明する。
【0041】時刻t(n)においてアーク切れの発生を判
別して、同図(C)に示す加工異常信号Arが出力され
ると(Highレベルになると)、その時点tstでのリ
ングバッファメモリRBMには、時刻t(n)〜t(n-999)
の記憶期間Tm中の時系列の電圧A/D変換信号Vad及
び電流A/D変換信号Iadが記憶されている。前述した
ように、これらの信号群によって記憶期間Tm中の同図
(A)に示す出力電圧波形及び同図(B)に示す出力電
流波形を形成すことができる。したがって、加工異常信
号Arが出力されてアーク加工が停止したとき又は異常
表示灯が点灯したときには、加工異常信号Arが出力さ
れた時点tstから前の一定期間Tm中の上記の出力電圧
波形及び出力電流波形によって加工異常信号Arの発生
原因を判別することができる。
【0042】例えば、同図の場合には、図3で前述した
ように、記憶信号群から形成された出力電圧波形及び出
力電流波形から短絡期間の時間長さにバラツキがあり、
かつ、通常よりも長い短絡期間の終了直後にアーク切れ
が発生していることがわかる。このような波形のとき
は、ワイヤ送給速度の変動がアーク切れの発生原因にな
っているので、アーク切れを防止するためには、ワイヤ
送給性が良好になるように対策すれば良い。
【0043】図9は、上述した図8のときと対応させて
実施例1のアーク加工状態監視方法の効果を示す電圧・
電流波形図である。同図(A)は出力電圧Vwの時間変
化を示しており、同図(B)は出力電流Iwの時間変化
を示しており、同図(C)は加工異常信号Arの時間変
化を示している。同図は、前述した図4と同一の波形図
である。なお、上述した図8と同様の説明は省略して、
以下、同図を参照して説明する。
【0044】同図(A)及び同図(B)に示すように、
図8のときと同様に記憶信号群から形成された出力電圧
波形及び出力電流波形から短絡期間の時間長さはほぼ一
定であり、かつ、アーク期間中に突然急激に電圧値が上
昇した直後にアーク切れが発生していることがわかる。
このような波形のときは、磁気吹きがアーク切れの発生
原因になっているので、アーク切れを防止するために
は、磁気吹きが生じないように対策すれば良い。
【0045】図8及び図9で上述したように、本発明の
アーク加工状態監視方法は、記憶信号群から形成された
出力電圧波形及び出力電流波形によって加工異常信号A
rの発生原因を判別することができるので、発生原因に
最適な対策を取ることができ、その結果、被加工物の品
質を常に良好にすることができる。
【0046】[実施例2]以下に説明する実施例2の発
明は、出願時の請求項2及び請求項6の発明に対応して
いる。実施例2の発明は、前述したように、アーク加工
中に加工異常信号Arが出力された時点tstでリングバ
ッファメモリRBMに記憶されている時系列の電圧A/
D変換信号Vad及び電流A/D変換信号Iadを、FAネ
ットワークを介してパーソナルコンピュータPCに送信
して、それらの送信された信号群によって形成される出
力電圧波形及び出力電流波形によって上記の加工異常信
号Arの発生原因を判別するアーク加工状態監視方法で
ある。
【0047】実施例2の発明を実施するためのアーク加
工電源装置の回路構成は、前述した図5に示す外部出力
回路OPが以下に説明する図10の回路構成となること
以外は図5と同一である。図10は、実施例2に対応す
る外部出力回路OPの回路構成を示すブロック図であ
る。通信インターフェース回路I/Fは、加工異常信号
Arが出力された時点tstでリングバッファメモリRB
Mに記憶されている時系列の電圧A/D変換信号Vad及
び電流A/D変換信号Iadによって形成される図5で前
述した記憶信号Mcを、FAネットワークを介して送信
するための外部出力信号Opを出力する。この外部出力
信号Opは、FAネットワークを介してパーソナルコン
ピュータPCに送信される。品質管理者は、パーソナル
コンピュータPCによってこれらの受信信号群の解析を
行い加工異常信号Arの発生原因を判別する。この解析
方法の一例としては、加工異常信号Arの発生原因に対
応した出力電圧波形及び出力電流波形の基準パターン
と、上記の受信信号群によって形成される出力電圧波形
及び出力電流波形とを比較することによって発生原因を
判別する方法がある。
【0048】[実施例3]以下に説明する実施例3の発
明は、出願時の請求項3及び請求項7の発明に対応して
いる。実施例3の発明は、アーク加工電源装置PS及び
産業用のロボットマニュピュレータRM及び両者との間
で制御信号を送受信するロボット制御装置RCを使用す
るアーク加工作業において、前述したように、アーク加
工中に加工異常信号Arが出力された時点tstでリング
バッファメモリRBMに記憶されている時系列の電圧A
/D変換信号Vad及び電流A/D変換信号Iadを、上記
のロボット制御装置RCに送信して、それらの送信され
た信号群によって形成される出力電圧波形及び出力電流
波形によって上記の加工異常信号Arの発生原因を判別
するアーク加工状態監視方法である。
【0049】実施例3の発明を実施するためのアーク加
工電源装置の回路構成は、前述した図5に示す外部出力
回路OPが以下に説明する図11の回路構成となること
以外は図5と同一である。図11は、実施例3に対応す
る外部出力回路OPの回路構成を示すブロック図であ
る。通信インターフェース回路I/Fは、加工異常信号
Arが出力された時点tstでリングバッファメモリRB
Mに記憶されている時系列の電圧A/D変換信号Vad及
び電流A/D変換信号Iadによって形成される図5で前
述した記憶信号Mcを、上記のロボット制御装置RCに
送信するための外部出力信号Opを出力する。ロボット
制御装置RCは、予め組み込まれた解析ソフトウェアに
よってこれらの受信信号群の解析を行い加工異常信号A
rの発生原因を判別する。この解析方法の一例として
は、前述したように、加工異常信号Arの発生原因に対
応した出力電圧波形及び出力電流波形の基準パターン
と、上記の受信信号群によって形成される出力電圧波形
及び出力電流波形とを比較することによって発生原因を
判別する方法がある。そして、ロボット制御装置RC
は、上記のパターン比較によって判別した発生原因をデ
ィスプレイ等に表示することができる。
【0050】[実施例4]以下に説明する実施例4は、
出願時の請求項4及び請求項8の発明に対応している。
実施例4の発明は、図2で前述したように、加工異常信
号Arが、電圧検出信号Vd又は電流検出信号Idの一
方又は両方を入力としてアーク加工中のアーク切れ発生
を判別して出力する加工異常信号Arである実施例1乃
至実施例3のアーク加工状態監視方法である。
【0051】実施例4の発明を実施するためのアーク加
工電源装置の回路構成は、前述した図5、図10及び図
11と同一である。なお、実施例4に対応する図5に示
す加工異常判別回路ARの回路構成の一例は、前述した
図2と同一である。
【0052】[実施例5]以下に説明する実施例5の発
明は、出願時の請求項9の発明に対応している。実施例
5の発明は、溶接ワイヤを予め設定したワイヤ送給速度
Wf[m/分]で送給して溶接する消耗電極ガスシール
ドアーク溶接において、前述した図5の実施例1とは下
記の2点が異なり、それ以外は同一である。
【0053】 実施例1では、出力電圧検出信号Vd
又は出力電流検出信号Idの一方又は両方を入力として
アーク加工状態の異常発生を判別して加工異常信号Ar
を出力するのに対して、実施例5では、上記の両検出信
号Vd又はIdに加えてワイヤ送給速度検出信号Wdの
少なくとも1つ以上を入力としてアーク加工状態の異常
発生を判別して加工異常信号Arを出力する。
【0054】 実施例1では、サンプリング周期Ts
ごとに上記の電圧検出信号Vd及び電流検出信号Idを
A/D変換して順番に記憶し、アーク加工中に上記の加
工異常信号Arが出力された時点tstでの時系列の上記
の両A/D変換信号Vad及びIadによって形成される上
記時点tstから前の一定期間Tm中の出力電圧波形及び
出力電流波形によって上記の加工異常信号Arの発生原
因を判別する。これに対して実施例5では、サンプリン
グ周期Tsごとに上記の両検出信号Vd及びIdに加え
てワイヤ送給速度検出信号WdをA/D変換して順番に
記憶し、アーク加工中に上記の加工異常信号Arが出力
された時点tstでの時系列の上記の3つのA/D変換信
号Vad及びIad及びWadによって形成される上記時点t
stから前の一定期間Tm中の出力電圧波形及び出力電流
波形及びワイヤ送給速度波形によって上記の加工異常信
号Arの発生原因を判別する。以下、この実施例5に対
応するアーク加工電源装置について説明する。
【0055】図12は、実施例5の消耗電極ガスシール
ドアーク溶接用のアーク加工電源装置のブロック図であ
る。同図において、前述した図5と同一の回路ブロック
には同一の符号を付しており、それらの説明は省略す
る。以下、同図を参照して、点線で示す図5とは異なる
回路ブロックである、加工異常判別回路AR、ワイヤ送
給モータM、ワイヤ送給速度検出回路WD、送給速度A
/D変換回路WAD、記憶処理回路MC及びリンブバッ
ファメモリRBMについて説明する。
【0056】ワイヤ送給モータMは、溶接ワイヤを予め
設定したワイヤ送給速度Wfで送給する。ワイヤ送給速
度検出回路WDは、上記のワイヤ送給速度Wfを検出し
てワイヤ送給速度検出信号Wdを出力する。この検出方
法としては、ワイヤ送給モータMの電機子電圧を検出す
る方法、エンコーダによる方法、タコジェネレータによ
る方法等が慣用されている。加工異常判別回路ARは、
図5で前述した電圧検出信号Vd及び電流検出信号Id
に加えて上記のワイヤ送給速度検出信号Wdを入力とし
て、アーク加工状態の異常発生を判別して、加工異常信
号Arを出力する。このとき異常発生の判別は、上記の
3つの検出信号の少なくとも1つ以上を入力として行
う。
【0057】送給速度A/D変換回路WADは、上記の
ワイヤ送給速度検出信号Wdを図5で前述したようにサ
ンプリング周期TsごとにA/D変換して、送給速度A
/D変換信号Wadを出力する。記憶処理回路MCは、加
工異常信号Arが出力されていないとき(Lowレベル
のとき)は、図5で前述した電圧A/D変換信号Vad及
び電流A/D変換信号Iadに加えて上記の送給速度A/
D変換信号Wdを、サンプリング周期Tsごとに後述の
リングバッファメモリRBMに順番に記憶する記憶処理
を行う。一方、加工異常信号Arが出力されたとき(H
ighレベルのとき)は、上記の記憶処理を停止して、
停止時点で上記のリングバッファメモリRBMに記憶さ
れている時系列の電圧A/D変換信号Vad、電流A/D
変換信号Iad及び送給速度A/D変換信号Wadを記憶信
号Mcとして出力する。リングバッファメモリRBM
は、予め設定した最大記憶数Nmax組の上記の電圧A/
D変換信号Vad、電流A/D変換信号Iad及び送給速度
A/D変換信号Wadを記憶することができる容量のメモ
リである。
【0058】
【発明の効果】実施例1乃至4の発明のアーク加工状態
監視方法では、アーク加工状態の異常発生を判別して加
工異常信号Arが出力された時点tstから前の一定期間
(記憶期間Tm)中の時系列の電圧A/D変換信号Vad
及び電流A/D変換信号Iadを記憶して、それらの信号
群によって形成する出力電圧波形及び出力電流波形を形
成することができるので、加工異常信号Arの発生原因
を判別することができる。そのために、異常発生原因に
対応した対策を取ることができるので、アー加工状態が
安定化して被加工物の品質が常に良好になる。特に、実
施例2の発明では、上記の記憶された信号群をパーソナ
ルコンピュータPCによって詳細に解析することができ
るので、異常発生原因の判別精度が高くなる。さらに、
実施例3の発明では、上記の記憶された信号群をロボッ
ト制御装置RCによって解析して異常発生原因を判別す
ると共に、その判別結果をディスプレイ等に表示するこ
とができるので、品質管理者へ迅速かつ的確に異常発生
原因を通知することができる。さらに、実施例5の発明
では、アーク加工状態の異常発生を判別して加工異常信
号Arが出力された時点tstから前の一定期間(記憶期
間Tm)中の時系列の電圧A/D変換信号Vad及び電流
A/D変換信号Iadに加えて送給速度A/D変換信号W
adを記憶して、それらの信号群によって出力電圧波形及
び出力電流波形に加えてワイヤ送給速度波形を形成すこ
とができるので、異常発生原因をより的確に判別するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のアーク加工電源装置のブロック図
【図2】加工異常判別回路のブロック図
【図3】従来装置のタイミングチャート
【図4】磁気吹きによるアーク切れ発生時の従来装置の
タイミングチャート
【図5】実施例1のアーク加工電源装置のブロック図
【図6】リングバッファメモリのメモリ構成図
【図7】加工異常信号が発生した時点でのリングバッフ
ァメモリのメモリ構成図
【図8】実施例1の効果を説明するための電圧・電流波
形図
【図9】実施例1の別の効果を説明するための電圧・電
流波形図
【図10】実施例2の外部出力回路のブロック図
【図11】実施例3の外部出力回路のブロック図
【図12】実施例5のアーク加工電源装置のブロック図
【符号の説明】
1 溶接用ワイヤ 2 被加工物 3 アーク 4 加工トーチ 5a 送給装置の送給ロール AC 商用電源 AR 加工異常判別回路 Ar 加工異常信号 CP コンパレータ Cp 電流通電信号 DV ドライブ回路 Dv ドライブ信号 EA 誤差増幅回路 Ea 誤差増幅信号 FF フリップフロップ回路 I/F 通信インターフェ―ス回路 IAD 電流A/D変換回路 Iad 電流A/D変換信号 ID 電流検出回路 Id 電流検出信号 INV 出力制御回路 Ith しきい値信号 Iw 出力電流 M ワイヤ送給モータ MC 記憶処理回路 Mc 記憶信号 Nmax 最大記憶数 OD オフディレイ回路 Od オフディレイ信号 OP 外部出力回路 Op 外部出力信号 PS アーク加工電源装置 R リセット端子 RBM リングバッファメモリ RC ロボット制御装置 RM ロボットマニュピュレータ RS リセット回路 Rs リセット信号 S セット端子 Td 遅延時間 Tm 記憶期間 Ts サンプリング周期 tst 記憶処理停止時点 VAD 電圧A/D変換回路 Vad 電圧A/D変換信号 VD 電圧検出回路 Vd 電圧検出信号 VS 電圧設定回路 Vs 電圧設定信号 Vw 出力電圧 WAD 送給速度A/D変換回路 Wad 送給速度A/D変換信号 WD ワイヤ送給速度検出回路 Wd ワイヤ送給速度検出信号 Wf ワイヤ送給速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H223 AA06 BB08 CC08 DD03 EE06 EE13 5H790 BA08 BB03 BB04 BB08 CC02 DD06 EA00 EA07 EB03 EB04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーク加工電源装置の出力電圧及び出力
    電流を検出すると共に、それらの検出信号の一方又は両
    方を入力としてアーク加工状態の異常発生を判別して加
    工異常信号を出力することによって被加工物の品質不良
    の発生を監視するアーク加工状態監視方法において、 予め設定したサンプリング周期ごとに前記電圧検出信号
    をA/D変換した電圧A/D変換信号及び前記電流検出
    信号をA/D変換した電流A/D変換信号を順番に記憶
    して、その記憶数が予め設定した最大記憶数に達した以
    後は一番先に記憶した前記両信号に替えて最新の前記両
    信号を上書き記憶する記憶処理を繰り返して行い、アー
    ク加工中に前記加工異常信号が出力されると前記記憶処
    理を停止して、その記憶処理停止時点での時系列の前記
    電圧A/D変換信号及び前記電流A/D変換信号によっ
    て形成される前記記憶処理停止時点から前の一定期間中
    の出力電圧波形及び出力電流波形によって前記加工異常
    信号の発生原因を判別するアーク加工状態監視方法。
  2. 【請求項2】 記憶処理停止時点での時系列の電圧A/
    D変換信号及び電流A/D変換信号を、FAネットワー
    クを介してパーソナルコンピュータに送信して、それら
    の送信された信号群によって形成される前記記憶処理停
    止時点から前の一定期間中の出力電圧波形及び出力電流
    波形によって加工異常信号の発生原因を判別する請求項
    1のアーク加工状態監視方法。
  3. 【請求項3】 アーク加工電源装置及び産業用のロボッ
    トマニュピュレータ及び両者との間で制御信号を送受信
    するロボット制御装置を使用するアーク加工作業におい
    て、 記憶処理停止時点での時系列の電圧A/D変換信号及び
    電流A/D変換信号を、前記ロボット制御装置に送信し
    て、それらの送信された信号群によって形成される前記
    記憶処理停止時点から前の一定期間中の出力電圧波形及
    び出力電流波形によって加工異常信号の発生原因を判別
    する請求項1のアーク加工状態監視方法。
  4. 【請求項4】 加工異常信号が、電圧検出信号又は電流
    検出信号の一方又は両方を入力としてアーク加工中のア
    ーク切れ発生を判別して出力される前記加工異常信号で
    ある請求項1又は請求項2又は請求項3のアーク加工状
    態監視方法。
  5. 【請求項5】 アーク加工電源装置の出力電圧及び出力
    電流を検出すると共に、それらの検出信号の一方又は両
    方を入力としてアーク加工状態の異常発生を判別して加
    工異常信号を出力することによって加工物の品質不良の
    発生を監視するアーク加工電源装置において、 出力電圧を検出して電圧検出信号を出力する電圧検出回
    路と、出力電流を検出して電流検出信号を出力する電流
    検出回路と、前記電圧検出信号又は前記電流検出信号の
    一方又は両方を入力として加工異常信号を出力する加工
    異常判別回路と、 予め設定したサンプリング周期ごとに前記電圧検出信号
    をA/D変換して電圧A/D変換信号を出力する電圧A
    /D変換回路と、前記サンプリング周期ごとに前記電流
    検出信号をA/D変換して電流A/D変換信号を出力す
    る電流A/D変換回路と、予め設定した最大記憶数のメ
    モリ容量を有するリングバッファメモリと、前記サンプ
    リング周期ごとに前記電圧A/D変換信号及び前記電流
    A/D変換信号を前記リングバッファメモリに順番に記
    憶してその記憶数が前記最大記憶数に達した以後は一番
    先に記憶した前記両信号に替えて最新の前記両信号を上
    書き記憶する記憶処理を繰り返して行いアーク加工中に
    前記加工異常信号が入力された時点で前記記憶処理を停
    止する記憶処理回路と、前記記憶処理停止時点で前記リ
    ングバッファメモリに記憶されている時系列の前記電圧
    A/D変換信号及び前記電流A/D変換信号を外部出力
    信号としてアーク加工電源装置の外部に出力する外部出
    力回路とから構成されて、前記外部出力信号によって形
    成される前記記憶処理停止時点から前の一定期間中の出
    力電圧波形及び出力電流波形によって前記加工異常信号
    の発生原因を判別するアーク加工電源装置。
  6. 【請求項6】 外部出力回路が、外部出力信号をFAネ
    ットワークを介してパーソナルコンピュータに送信する
    ための通信インターフェース回路である請求項5のアー
    ク加工電源装置。
  7. 【請求項7】 アーク加工電源装置及び産業用のロボッ
    トマニュピュレータ及び両者との間で制御信号を送受信
    するロボット制御装置を使用するアーク加工作業におい
    て、 外部出力回路が、外部出力信号を前記ロボット制御装置
    に送信するための通信インターフェース回路である請求
    項5のアーク加工電源装置。
  8. 【請求項8】 加工異常判別回路が、電圧検出信号又は
    電流検出信号の一方又は両方を入力としてアーク加工中
    のアーク切れ発生を判別して加工異常信号を出力する前
    記加工異常判別回路である請求項5又は請求項6又は請
    求項7のアーク加工電源装置。
  9. 【請求項9】 アーク加工電源装置の出力電圧及び出力
    電流並びにワイヤ送給速度を検出すると共に、それらの
    検出信号の少なくとも1つ以上を入力としてアーク加工
    状態の異常発生を判別して加工異常信号を出力すること
    によって被加工物の品質不良の発生を監視する消耗電極
    ガスシールドアーク溶接のアーク加工状態監視方法にお
    いて、 予め設定したサンプリング周期ごとに前記電圧検出信号
    をA/D変換した電圧A/D変換信号及び前記電流検出
    信号をA/D変換した電流A/D変換信号及び前記ワイ
    ヤ送給速度検出信号をA/D変換した送給速度A/D変
    換信号を順番に記憶して、その記憶数が予め設定した最
    大記憶数に達した以後は一番先に記憶した前記3つの信
    号に替えて最新の前記3つの信号を上書き記憶する記憶
    処理を繰り返して行い、アーク加工中に前記加工異常信
    号が出力されると前記記憶処理を停止して、その記憶処
    理停止時点での時系列の前記電圧A/D変換信号及び前
    記電流A/D変換信号及び前記送給速度A/D変換信号
    によって形成される前記記憶処理停止時点から前の一定
    期間中の出力電圧波形及び出力電流波形及びワイヤ送給
    速度波形によって前記加工異常信号の発生原因を判別す
    るアーク加工状態監視方法。
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