JP2002034785A - 電磁調理用鍋 - Google Patents

電磁調理用鍋

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JP2002034785A
JP2002034785A JP2000220544A JP2000220544A JP2002034785A JP 2002034785 A JP2002034785 A JP 2002034785A JP 2000220544 A JP2000220544 A JP 2000220544A JP 2000220544 A JP2000220544 A JP 2000220544A JP 2002034785 A JP2002034785 A JP 2002034785A
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JP
Japan
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pot
electromagnetic
electromagnetic cooking
heat insulating
cooker
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JP2000220544A
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Inventor
Hideki Mori
秀樹 森
Masakatsu Hayakawa
昌克 早川
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SANKI SHOJI CO Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Miki Trading Co Ltd
Original Assignee
SANKI SHOJI CO Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Miki Trading Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汁物や煮物を調理用鍋から漆器製食器へ移し替
える手間を省くとともに、調理後の温かいままの状態で
汁物や煮物を飲食することを可能にすること。 【解決手段】電磁調理用鍋1は、外釜2と、電磁誘導加
熱用内釜3と、外釜2と内釜3との間に配される断熱層
4とからなり、電磁調理器を用いて内釜3に入れられた
食材を電磁誘導加熱する電磁調理用鍋として利用される
とともに、食器としても利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁調理用鍋、詳
しくは、椀、皿などの食器を兼用できる電磁調理用鍋に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電磁調理器を用いて電磁誘導加
熱される電磁調理用鍋は、ステンレス鋼を材料としてお
り、この電磁調理用鍋がそのまま椀、皿などの食器とし
ても利用されることはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
着目し、電磁調理用鍋自体が食器としても利用できる電
磁調理用鍋を提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁調理用鍋
は、外釜と、電磁誘導加熱用内釜と、前記外釜と前記内
釜との間に配される断熱層とからなり、電磁調理器を用
いて前記内釜に入れられた食材を電磁誘導加熱する電磁
調理用鍋として利用されるとともに、食器としても利用
されることを特徴とする。
【0005】ここで、前記断熱層はセラミックファイバ
ー製断熱材からなることを特徴とする。
【0006】また、前記内釜の環状上端部は、前記外釜
の環状上端部に埋設されていることを特徴とする。
【0007】また、前記内釜の環状上端部に、外釜の成
型時に外釜の成型材が係止される複数の係止孔が形成さ
れていることを特徴とする。
【0008】また、前記外釜の底部に、前記断熱層内の
圧力を減圧するための減圧孔が形成されており、該減圧
孔は通常は充填材によって塞がれていることを特徴とす
る。
【0009】また、前記充填材はシリコーンゴムからな
ることを特徴とする。
【0010】また、前記内釜の内面にフッ素樹脂系塗料
がコーティングされているとともに、前記外釜の外面に
漆器用塗料が塗装されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1は、一実施形態に係る電磁調理用鍋の
半断面図を示す。
【0013】図1において、電磁調理用鍋1は、外釜2
と電磁誘導加熱用内釜3と断熱層4からなり一体成型さ
れたものであり、電磁調理器(図示せず)を用いて内釜
3に入れられた食材を電磁誘導加熱する電磁調理用鍋と
して利用されるとともに、食器としても利用されるもの
である。
【0014】外釜2の材料は、プラスチック、陶磁器、
ガラス、木材を主成分とする樹脂材など成型可能なもの
を用いることができる。プラスチックの場合には、例え
ば食品衛生法に適合し、耐熱性(170℃)、耐久性
(高強度)、加工性に優れたフェノール樹脂が好まし
い。
【0015】内釜3の材料は、電磁誘導加熱するもので
あればよい。透磁性が高く加工性、耐食性に優れた特性
を発揮し、電磁調理用鍋の材料として最も一般的なステ
ンレス鋼SUS−430を用いることができる。
【0016】断熱層4の材料は、耐熱性(1300℃)
に優れ、機械的強度が強く、揮発性ガス、有機物などの
有害物質を含まないセラミックファイバーが好ましい。
【0017】外釜2は、肉厚約10mm程度の環状脚部
21を有しており、この環状脚部21で囲まれた底部2
2の下面22aの高さ位置は、環状脚部21の下面21
aの高さ位置より僅かに上方にあり、両者21a、22
a間の高さの違いは例えば0.8mm程度と小さく設定
されている。
【0018】また、外釜2の環状上端部23は膨出して
おり、その内径は約240mm程度、外径は約270m
m程度である。
【0019】また、外釜2の底部22には、図2に示す
ように、適宜部位に、電磁誘導加熱時に断熱層4内の圧
力を減圧するための減圧孔22bが形成されている。そ
して、この減圧孔22bは通常は充填材24によって塞
がれている。この充填材24としては、耐熱性に優れ有
害物質を含まないシリコーンゴムなどが使用され、外側
から塗装される。
【0020】内釜3は、肉厚が約0.8mm程度であ
り、その環状上端部31は、図示しない蓋の外周部を支
えることができる環状水平板部31aと、この環状水平
板部31aから半径外方向へ延在し、外釜2の環状上端
部23に埋設された断面略コ字状の環状埋設部31bと
を有する。
【0021】また、内釜3の環状埋設部31bには、図
3に示すように、複数の係止孔31cが円周方向に等間
隔で穿設されている。係止孔31cの個数は、例えば1
0°ピッチとした場合、36個となり、各係止孔31c
の直径は約3mmである。これらの係止孔31cには、
成型時に外釜2の溶融プラスチック材料が注入、固化さ
れ、外釜2と内釜3との結合が強化される。
【0022】内釜3の内面にはフッ素樹脂系塗料がコー
ティングされ、また、外釜2の外面には漆器用塗料が塗
装されており、日本の伝統工芸品である漆器の雰囲気を
出すようにしてある。
【0023】以上説明したように、本実施形態の電磁調
理用鍋1は、外釜2と、電磁誘導加熱用内釜3と、外釜
2と内釜3との間に配される断熱層4とからなり、電磁
調理器を用いて内釜3に入れられた食材を電磁誘導加熱
する電磁調理用鍋として利用されるとともに、食器とし
ても利用される。
【0024】このため、従来からの電磁調理用鍋を使用
した場合には、調理後に鍋からお椀に汁物を移し替えた
り鍋からお皿に煮物料理を移し替える作業が必要であっ
たが、本実施形態によると、鍋をそのままお椀、お皿な
ど食器として利用できるため、上記のような作業が必要
なくなる。また、調理場の電磁調理器によって調理済み
若しくは半調理済みの食材を客席の卓上型電磁調理器で
再加熱することにより、保温器としても使用できるの
で、料理を温かいまま食べることができる。また、煮
物、汁物以外に鍋物、すき焼き、しゃぶしゃぶ料理など
高温で食する料理にも使用できるので、従来の食器に比
べて幅広い用途に利用できる。
【0025】また、断熱層4はセラミックファイバー製
断熱材からなるため、耐熱性(1300℃)に優れ、機
械的強度が強く、揮発性ガス、有機物などの有害物質を
発生しない。
【0026】また、内釜3の環状上端部31は、外釜2
の環状上端部23に埋設されているため、水分が断熱層
4内部に浸透することを防止できるとともに内釜3と外
釜2とを十分に結合させることができる。
【0027】また、内釜3の環状上端部31に、外釜2
の成型時に外釜2の成型材が係止される複数の係止孔、
例えば溶融プラスチック材料が注入、固化してプラスチ
ック材料が係止される複数の係止孔31cが形成されて
いるため、内釜3と外釜2との結合をより一層強化でき
る。
【0028】また、外釜2の底部22に、断熱層4内の
圧力を減圧するための減圧孔22bが形成されており、
減圧孔22bは通常は充填材24によって塞がれてい
る。このため、通常使用時には充填材24が断熱層4へ
の水分の浸入を防いでいるが、鍋1を洗浄している時に
なんらかの原因で大量の水分が断熱層4に浸入し、鍋1
の再加熱により水分が蒸発して内部の圧力が異常に上昇
したときには、内部圧力により充填材24が開放され蒸
気が噴出して圧力が低減するようになり、鍋1の破裂を
防止することができる。
【0029】また、充填材24はシリコーンゴムからな
るため、耐熱性に優れ有害物質を発生しない。
【0030】また、内釜3の内面にフッ素樹脂系塗料が
コーティングされているとともに、外釜2の外面に漆器
用塗料が塗装されているため、日本の伝統工芸品である
漆器の雰囲気を出すことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、汁物や煮物を調理用鍋
から漆器製食器へ移し替える手間を省くことができると
ともに、調理後の温かいままの状態で汁物や煮物を飲食
することができるなどの効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電磁調理用鍋の半断
面図である。
【図2】図1図示A部分の拡大断面図である。
【図3】図1図示B部分の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 電磁調理用鍋 2 外釜 22 底部 22b 減圧孔 23 環状上端部 24 充填材 3 内釜 31 環状上端部 31c 係止孔 4 断熱層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 昌克 愛知県名古屋市瑞穂区河岸一丁目1番49号 株式会社三輝商事内 Fターム(参考) 3K051 AD33 CD43 CD44 CD45 4B055 AA09 BA03 BA13 BA15 BA62 BA80 CA02 CA06 CA10 CB01 CB02 CB07 CB16 CB27 CC26 CC30 CC43 FA02 FA03 FA04 FB05 FB23 FB25 FB26 FB33 FB36 FB45 FB49 FB54 FC01 FC05 FC09 FC11 FD03 FD10 FE10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外釜と、電磁誘導加熱用内釜と、前記外
    釜と前記内釜との間に配される断熱層とからなり、電磁
    調理器を用いて前記内釜に入れられた食材を電磁誘導加
    熱する電磁調理用鍋として利用されるとともに、食器と
    しても利用されることを特徴とする電磁調理用鍋。
  2. 【請求項2】 前記断熱層はセラミックファイバー製断
    熱材からなることを特徴とする請求項1記載の電磁調理
    用鍋。
  3. 【請求項3】 前記内釜の環状上端部は、前記外釜の環
    状上端部に埋設されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の電磁調理用鍋。
  4. 【請求項4】 前記内釜の環状上端部に、外釜の成型時
    に外釜の成型材が係止される複数の係止孔が形成されて
    いることを特徴とする請求項1、2又は3記載の電磁調
    理用鍋。
  5. 【請求項5】 前記外釜の底部に、前記断熱層内の圧力
    を減圧するための減圧孔が形成されており、該減圧孔は
    通常は充填材によって塞がれていることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の電磁調理用鍋。
  6. 【請求項6】 前記充填材はシリコーンゴムからなるこ
    とを特徴とする請求項5記載の電磁調理用鍋。
  7. 【請求項7】 前記内釜の内面にフッ素樹脂系塗料がコ
    ーティングされているとともに、前記外釜の外面に漆器
    用塗料が塗装されていることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5又は6記載の電磁調理用鍋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011511925A (ja) * 2009-02-11 2011-04-14 ペリーテク カンパニー,リミテッド 安全装置付き電子レンジ用発熱調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20030408