JP2002034714A - 肘掛け装置付き椅子 - Google Patents

肘掛け装置付き椅子

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JP2002034714A
JP2002034714A JP2000231538A JP2000231538A JP2002034714A JP 2002034714 A JP2002034714 A JP 2002034714A JP 2000231538 A JP2000231538 A JP 2000231538A JP 2000231538 A JP2000231538 A JP 2000231538A JP 2002034714 A JP2002034714 A JP 2002034714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】肘掛け装置を取付けない場合に、アウターシェ
ルの体裁が悪化することを防止する。 【手段】肘支柱7の下端部7aに平板9が溶接し、平板9
とアウターシェル3との間に合成樹脂製のスペーサ10を
介在させている。平板9とスペーサ10とを、ねじ11でア
ウターシェル3に共締めしている。スペーサ10がアウタ
ーシェル3の外面に密着するため、アウターシェル3に
は位置決め用の凹所を形成する必要がない。その結果、
肘掛け装置5を取付けない場合にアウターシェル3の凹
所が外部から見えて体裁が悪くなることを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肘掛け装置付きの
椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】椅子の肘掛け装置は、一般に、座体の左
右外側において正面視で鉛直状に延びるように配置した
肘支柱と、肘支柱の上端部に設けた肘当てとから成って
いる。肘当ては肘支柱に一体成形されている場合と、別
体に構成されている場合とがある。
【0003】他方、座体の下方には合成樹脂製のアウタ
ーシェルを配置していることが多く、この場合は、肘支
柱をアウターシェルにねじで固定している。その一例と
して、特開平7−246129号公報には、アウターシ
ェルの下面に位置決め用の凹所を形成する一方、合成樹
脂製の肘支柱の下端部に、前記凹所に嵌合する取付け部
を一体成形し、取付け部を複数本のねじでアウターシェ
ルに固定することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、肘掛け装置
は常に椅子に取付けるとは限らず、ユーザーが必要に応
じて注文するオプションになっていることが多い。従っ
て、肘掛け装置を取付けずに販売する場合も多く、ま
た、取付けていた肘掛け装置を取外して椅子を使用する
場合もある。
【0005】しかるに、従来のようにアウターシェルに
凹所を形成していると、肘掛け装置を取付けずに椅子を
使用する場合、凹所が外部から見えて体裁が悪くなる場
合があった。また、肘支柱はその全体を合成樹脂の射出
成形によって製造しているため、比較的大型で複雑な金
型が必要となり、このため製造コストが嵩むという点も
問題であった。
【0006】本発明は、これらの問題を解消することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る椅
子は、座体と、前記座体の下方に配置したアウターシェ
ル(カバー)と、前記座体の左右両側に配置した肘掛け
装置とを備えている。そして、前記肘掛け装置は、座体
の左右外側において正面視で鉛直状に立ち上がると共に
下端にはアウターシェルの下面に沿って延びる取付け部
が形成された肘支柱と、この肘支柱の上端部に設けた肘
当てと、肘支柱の取付け部とアウターシェルとに密着す
る合成樹脂製スペーサとを備えており、肘支柱の取付け
部を、当該取付け部とスペーサとに貫通したねじによっ
てアウターシェルに固定している。
【0008】請求項2の発明に係る椅子は、請求項1の
構成において、前記肘支柱は丸パイプ製であって、側面
視においても鉛直状に延びており、この肘支柱の上端部
に、左右対称形状の肘当てを嵌め込み装着している一
方、肘支柱の下端部を折り曲げると共に金属板を溶接す
ることによって取付け部と成しており、前記取付け部と
スペーサとは前後対称形状に形成されており、更に、取
付け部のねじ挿入穴とアウターシェルのねじ取付け穴と
を前後対称の位置に設けている。
【0009】
【発明の作用・効果】ところで、アウターシェルの下面
は曲面になっており、このため、従来は、肘支柱の取付
け部を密着させるために、アウターシェルに凹所を形成
していたと言える。
【0010】これに対して本願発明は、スペーサがアウ
ターシェルに密着するため、アウターシェルに凹所を形
成しなくとも、肘支柱を正確に位置決めして強固にアウ
ターシェルにねじ止めすることができる。したがって、
アウターシェルに凹所を形成することをなくして、肘掛
け装置を取付けていない状態での椅子の美感を良くする
ことができる。
【0011】請求項2のように構成すると、肘支柱は金
属製の丸パイプから成っているため、材料費及び加工コ
ストが低く、また、スペーサは小さくて簡単な構造であ
るため、合成樹脂製であってもコストは低い。このた
め、肘掛け装置の全体としての製造コストを低減するこ
とが可能となる。
【0012】また、請求項2の構成では、肘掛け装置は
前後対称の形状になっているため、左右の肘掛けを共用
化することができ、このため、コストを一層低減するこ
とができると共に、取付け作業の手間も軽減できる。
【0013】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0014】(1).第1実施形態(図1〜図6) 図6では第1実施形態を示しており、このうち図1は斜
視図、図2は正面図、図3は分離斜視図、図4は要部平
面図、図5は図4のV-V 視断面図、図6は図4のVI−VI
視断面図である。
【0015】椅子は、脚1で支持された座体2と、座体
2を下方から覆うように配置したアウターシェル(下カ
バー)3と、背もたれ4と、座体2の左右両側に配置し
た肘掛け装置5とを備えている。脚1の上端にはベース
6を固着しており、ベースに座体2と背もたれ4とを取
付けている。
【0016】肘掛け装置5は、座体2の左右側方におい
て鉛直状に延びる肘支柱7と、その上端部に装着した肘
当て8とを備えている。肘当て8は前後左右対称の形状
に形成されている。なお、肘当て8は肘支柱に対して高
さ調節自在に取付けられている。
【0017】肘支柱7は金属製の丸パイプ(鋼管)から
成っており、その下端部7aをアウターシェル3の下面
に沿うように曲げて、この下端部7aに金属製の平板
(鋼板)9を溶接することによって取付け部と成してい
る。平板9とアウターシェル3との間には、合成樹脂製
のスペーサ10を介在させている。スペーサ10はアウ
ターシェル3と平板9とに密着しており、金属平板9と
のずれを防止するため側枠10aを設けている。
【0018】平板9とスペーサ10とには、ねじ11が
貫通する3つの取付け穴12が前後対称状に形成されて
いる。他方、アウターシェル3に、平板9及びスペーサ
10の取付け穴12に対応した3つのねじ挿入穴13が
空いており、アウターシェル3の内面のうち各ねじ挿入
穴13の箇所にナット14を埋設している。なお、図5
に一点鎖線で示すように、ナット14を埋設することに
代えて当て板15を配置しても良いし、また、アウター
シェル3に雌ねじ穴を成形しても良い。
【0019】平板9とスペーサ10とはカバー16で覆
われている。図6に示すように、スペーサ10の前後端
面に切欠き部17に形成する一方、カバー16の前後内
側面に、切欠き部17に係合する爪18を形成すること
により、カバー16をスペーサ10に取付けている。も
とより、ねじ11でカバー16と平板9とスペーサ10
とをアウターシェル3に共締めすることも可能である。
【0020】以上の構成において、スペーサ10がアウ
ターシェル3の外面に密着するため、アウターシェル3
に凹所や突起を形成しなくても、肘支柱7は、アウター
シェル3に正確に位置決めした状態で強固に締結され
る。その結果、肘掛け装置5を取付けない状態での椅子
の美観低下を防止できる。
【0021】また、肘支柱7は丸パイプ製であるため、
全体を射出成形によって製造する場合に比べて、材料費
及び加工コストは低廉であり、しかも、スペーサ10や
カバー16は小さくてコストは低いため、肘掛け装置5
の全体としてのコストを抑制できる。
【0022】更に、肘掛け装置5は全体として前後対称
の形状になっているため、1つの肘掛け装置5を左右い
ずれにも兼用することができる。したがって、コストを
一層抑制できると共に、取付け作業の手間も軽減でき
る。
【0023】本実施形態のように平板9を締結する構成
にすると、肘支柱7を角パイプや楕円型パイプ製のよう
な他の断面形状にしても平板9を溶接するだけで簡単に
対応できるため、肘支柱7のデザインの変更に簡単に対
応できる利点がある。なお、平板9は肘支柱7の下端部
7aにねじ止めしてもよい。
【0024】(2).他の実施形態(図7〜図9) 図7〜図8では第2実施形態を示しており、図7は正断
面図、図8は図7の VIII-VIII視断面図である。
【0025】この実施形態では、スペーサ10と押さえ
部材19とで肘支柱7の下端部7aを挟みこみ、押さえ
部材19とスペーサ10とをねじ11でアウターシェル
3に共締めしている。肘支柱7の下端部7aは、押さえ
部材19及びスペーサ10に対して止めねじ20で回転
不能に保持されている。
【0026】図9に示す第3実施形態では、アウターシ
ェル3のねじ挿入穴13を薄い膜21で塞いでいる。肘
掛け装置5を取り付ける場合は、膜21を突き破ってね
じを挿入すればよい。この場合は、アウターシェル3の
外面には穴は全く露出しないため、肘掛け装置5を取付
けずに椅子を使用する場合の美感を一層向上することが
できる。
【0027】(3).その他 本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化でき。例
えば、アウターシェルは座体の略全体を覆っている必要
はなく、座体の下方に部分的に配置していてもよいし、
アウターシェルで座体や背もたれを支持していても良い
(すなわち、アウターシェルが座体及び背もたれの支持
部材として機能していても良い)。
【0028】また、請求項1の場合、肘支柱は側面視で
傾斜していても良い。また、肘支柱を金属パイプ製とし
た場合、その下端部を平に潰して、これにねじが嵌まる
取付け穴を空けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る椅子の斜視図である。
【図2】椅子の正面図である。
【図3】要部の分離斜視図である。
【図4】アウターシェルを仮想線で示した要部平面図で
ある。
【図5】図4のV-V 視断面図である。
【図6】図4のVI−VI視断面図である。
【図7】第2実施形態の正断面図である。
【図8】図7の VIII-VIII視断面図である。
【図9】第3実施形態を示す断面図である。 2 座体 3 アウターシェル 5 肘掛け装置 7 肘支柱 8 肘当て 9 平板 10 スペーサ 11 ねじ 14 ナット 16 カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座体と、前記座体の下方に配置したアウタ
    ーシェル(下カバー)と、前記座体の左右両側に配置し
    た肘掛け装置とを備えており、 前記肘掛け装置は、座体の左右外側において正面視で鉛
    直状に立ち上がると共に下端にはアウターシェルの下面
    に沿って延びる取付け部が形成された肘支柱と、この肘
    支柱の上端部に設けた肘当てと、肘支柱の取付け部とア
    ウターシェルとに密着する合成樹脂製スペーサとを備え
    ており、肘支柱の取付け部を、当該取付け部とスペーサ
    とに貫通したねじによってアウターシェルに固定してい
    る、肘掛け装置付き椅子。
  2. 【請求項2】前記肘支柱は丸パイプ製であって、側面視
    においても鉛直状に延びており、この肘支柱の上端部
    に、左右対称形状の肘当てを嵌め込み装着している一
    方、肘支柱の下端部を折り曲げると共に金属板を溶接す
    ることによって取付け部と成しており、前記取付け部と
    スペーサとは前後対称形状に形成されており、更に、取
    付け部のねじ挿入穴とアウターシェルのねじ取付け穴と
    を前後対称の位置に設けている、請求項1に記載した肘
    掛け装置付き椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202967A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Kokuyo Co Ltd 椅子
JP2012183183A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Atex Co Ltd 電動車椅子のシート取付装置
JP2017086370A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社イトーキ 椅子

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