JP2002034546A - 消火手段を備えた灰皿 - Google Patents

消火手段を備えた灰皿

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タバコの吸い殻をもみ消すことなく消火する
ことができるとともに、吸い殻収納空間でタバコの吸い
殻の火を確実に消火することができる消火手段を備えた
灰皿を提供する。 【解決手段】 灰皿本体12には第1及び第2蓋板1
3,14と、収納体15と、収納体15を回転可能とす
る回転機構16と、タバコの吸い殻26を消火する消火
手段とを備えている。収納体15は第1〜第4羽根板2
2〜25により十字状に形成され、隣接する各羽根板2
2〜25間にタバコの吸い殻26を収納可能な収納空間
27が形成されている。収納空間27を第1蓋板13に
より密閉して第1の消火手段を形成し、吸い殻収納空間
12aを密閉して第2の消火手段が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タバコの火をも
み消すことなく消火手段により消火可能とする消火手段
を備えた灰皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車の運転手が運転中にタバ
コの火を消火する際、車内に搭載された灰皿にタバコを
押し付けてそのタバコの火をもみ消していた。ところ
が、タバコを灰皿に押し付けるとき、灰皿の方に視線を
向けなければならず、運転中には前方不注意となるおそ
れがあった。
【0003】そこで、タバコの火をもみ消すことなく消
火することができる灰皿が提案され、例えば特開昭56
−127083号公報に開示される構成のものが挙げら
れる。この灰皿は箱状をなす灰皿本体を備え、その灰皿
本体内は中空状に形成されているとともに、灰皿本体の
上面には灰皿本体内の空間に連通するタバコ投入溝が形
成され、灰皿本体の下部には前記空間に連通する吸い殻
収納空間が設けられている。空間には略円柱状をなす回
転体が回転可能に収容され、その回転体の外周面には回
転体の軸線方向に延び、タバコを収容可能とする収容溝
が複数箇所に形成されている。回転体の一端部にはラチ
ェット機構が設けられ、そのラチェット機構により回転
体を1ピッチ毎に回転可能になっている。
【0004】上記構成の灰皿を使用するには、まず、タ
バコ投入溝から灰皿本体内にタバコを投入すると、タバ
コは回転体の1つの収容溝内に収容される。そして、ラ
チェット機構により回転体を1ピッチ毎に回転させる
と、回転体は灰皿本体内に収容されていく。すると、タ
バコを収容した収容溝の開口は灰皿本体の内面により閉
塞されてその収容溝内は密閉状態となり、収容溝内の酸
素が徐々に燃焼されてタバコの火は消火される。さら
に、ラチェット機構により回転体を複数回回転させてタ
バコの吸い殻を吸い殻収納空間に落下させて収納する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
成の灰皿においては、吸い殻収納空間にはタバコの消火
手段が設けられておらず、吸い殻収納空間に収納された
吸い殻の消火が不十分になるという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、タバコの吸い殻をもみ消すことなく消火す
ることができるとともに、吸い殻収納空間でタバコの火
を確実に消火することができる消火手段を備えた灰皿を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の消化手段を備えた灰皿
は、上面に開口を有するとともに、内部にタバコの吸い
殻を収容可能な吸い殻収納空間を有する灰皿本体を備
え、その灰皿本体には前記開口に設けられる一対の蓋板
と、灰皿本体に回転可能に軸支され、前記一対の蓋板間
より灰皿本体の開口に臨み、タバコの吸い殻を収納可能
とする収納空間を備えた収納体と、同収納体を回転可能
とする回転機構と、タバコの吸い殻の火を消火する消火
手段とを備え、前記消化手段は、回転機構によって収納
体を回転させることにより、灰皿本体の開口に臨む収納
空間を灰皿本体内に収容するとともに、その収納空間を
密閉空間としてタバコの吸い殻の火を消火可能とする第
1の消火手段と、収納体をさらに回転させることによ
り、前記収納空間を第1の消火手段から吸い殻収納空間
に配置するとともに、その吸い殻収納空間を密閉空間と
してタバコの吸い殻の火を消火可能とする第2の消火手
段とにより構成されているものである。
【0008】請求項2に記載の発明の消化手段を備えた
灰皿は、請求項1に記載の発明において、前記収納体を
等間隔をおいた少なくとも3枚の羽根板により形成する
とともに、隣接する羽根板間に前記収納空間を形成し、
前記第1の消火手段の密閉空間は隣接する羽根板と前記
一方の蓋板とにより形成され、第2の消火手段の密閉空
間は、灰皿本体内面と、一対の蓋板と、収納体とにより
形成されるものである。
【0009】請求項3に記載の発明の消化手段を備えた
灰皿は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記回転機構は前記収納体を支持する軸に連動するとと
もに、複数の係止片を備えた回転部材と、同回転部材の
係止片に係止可能な係止部を備えた係止部材と、同係止
部材を上下方向へ移動可能とするレバーと、レバーを上
方へ常に付勢する付勢手段とより構成され、前記係止部
が係止片に係止した状態において、レバーの下方への移
動に伴う係止部の移動により回転部材を回転させて収納
体を回転可能に構成するとともに、前記付勢手段の付勢
力によりレバー及び係止部を上方へ移動させて係止部を
回転部材の別の係止片に係止可能に構成したものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の消火手段を備え
た灰皿を自動車に設けられた灰皿に具体化した実施形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1に示すように、消火手段を備えた灰皿
11(以下、単に灰皿11と称す)は吸い殻収納空間1
2aを有する灰皿本体12を備え、その灰皿本体12は
第1及び第2蓋板13,14と、収納体15と、図2に
示すように、収納体15を回転可能とする回転機構16
と、タバコの吸い殻26の火を消火する消火手段とを備
えている。
【0012】まず、灰皿本体12について説明する。図
1及び図2に示すように、灰皿本体12は合成樹脂材料
により上面に開口を有する有底四角箱状に形成されてい
る。この灰皿本体12の四角形状をなす底板17の周縁
には、各辺に対応する側壁18〜21が上方に向けて立
設されている。前記各側壁18〜21のうち、前側壁1
8と後側壁19、左側壁20と右側壁21とは各々互い
に対向して設けられている。
【0013】図1に示すように、灰皿本体12内の底板
17側には、その底板17と各側壁18〜19の下部と
により囲まれた空間にタバコの吸い殻26を収納可能な
吸い殻収納空間12aが形成されている。前記後側壁1
9の下部側には回収開口部19aが形成され、後側壁1
9にはその回収開口部19aを閉塞可能とするカバー1
9bが取り付けられている。そして、カバー19bを後
側壁19から取り外して回収開口部19aから吸い殻収
納空間12aに収納されたタバコの吸い殻26を回収す
ることができるようになっている。
【0014】図1に示すように、前記左側壁20と右側
壁21の上部の相対向する位置には前記収納体15の両
側部の中心が回転軸15aにより回転可能に軸支されて
いる。収納体15は4枚の第1〜第4羽根板22〜25
が等間隔に配置されて略十字状に形成され、隣接する第
1〜第4羽根板22〜25間にはそれぞれタバコの吸い
殻26を収納可能とする略V字状をなす収納空間27が
形成されている。収納体15の長さ方向への長さは前記
左側壁20と右側壁21との間の距離とほぼ同じに形成
され、火を着ける前のタバコの軸線方向への長さより若
干長く形成されている。各羽根板22〜25はその先端
側がそれぞれ同一方向(図1の時計方向)へ向かって円
弧状に延びて湾曲形成されている。
【0015】前記左側壁20と右側壁21の上端部の前
側壁18側の相対向する位置には、前記第1蓋板13の
上端部の両側部が第1回動軸13dにより回動可能に軸
支され、その第1蓋板13は付勢部材としての第1板バ
ネ28により上方へ常に付勢されている。第1蓋板13
は金属板を略逆くの字状に折り曲げて形成され、その上
部側には閉塞板13aが、下部側には当接板13bが形
成されている。当接板13bの下端部はさらに外方へ折
り曲げられて支持片13cが形成されている。そして、
第1蓋板13は第1板バネ28により上方へ付勢された
状態において、その閉塞板13aの先端側は灰皿本体1
2の開口の略半分を閉塞するよう底板17方向へ若干傾
斜して配置されている。また、当接板13bが底板17
側へ延びて配置されている。
【0016】前記第1蓋板13は第1板バネ28により
上方へ付勢されているため、当接板13bは収納体15
方向へ常に付勢されている。その収納体15の隣接する
2枚の第1及び第2羽根板22,23の先端部に対して
それぞれ当接板13bの上部及び下部が押し当てられて
いる。さらに下部側の第2羽根板23が支持片13cに
より下方から支持されて図1の反時計方向へ収納体15
が回転するのを規制している。そして、第1蓋板13の
当接板13bと第1及び第2羽根板22,23とにより
収納空間27の開口面が閉塞されて密閉空間となり、そ
の収納空間27によりタバコの吸い殻26の火を消火す
る第1の消火手段が構成されている。
【0017】前記左側壁20と右側壁21の上端部の後
側壁19側の相対向する位置には、金属板により長方形
状に形成された前記第2蓋板14の上端部の両側部が、
第2回動軸14aにより回動可能に軸支されている。そ
して、第2蓋板14は先端側が底板17側へ傾斜した状
態で、第4羽根板25により下方から支持されて灰皿本
体12の開口の略半分を閉塞するようになっている。
【0018】第1及び第2羽根板22,23が第1蓋板
13の当接板13bに当接し、第4羽根25が第2蓋板
14の裏面に当接した状態において、第1及び第2蓋板
13,14、収納体15及び各側壁18〜21により吸
い殻収納空間12aは密閉されて第2の消火手段が構成
されている。第1羽根板22と第4羽根板25との間に
構成される収納空間27は第1及び第2蓋板13,14
の間から灰皿本体12の開口に臨み、その収納空間27
にタバコの吸い殻26を収納することができるようにな
っている。
【0019】前記回転機構16は右側壁21側に設けら
れ、図2及び図4に示すように、右側壁21の外面には
前記収納体15の回転軸15aの回転と連動する回転部
材30が設けられ、その回転部材30の外周縁には等間
隔をおいて4箇所に係止片31が形成されている。ま
た、右側壁21において、その前側壁18側には上下に
一対の突起32が形成されている。
【0020】右側壁21の下部側には、先端部に押ボタ
ン33bを備えたレバー33の基端部が、そのレバー3
3の先端側を上下動可能に軸体33aにより軸支されて
いる。そのレバー33の下側には付勢手段としての第2
板バネ34が設けられ、レバー33を上方へ常に付勢し
ている。前記上下の突起32によりレバー33の必要以
上の上下への移動が規制されている。レバー33の中央
部には前記係止片31に係止可能な係止部としての係止
突起35aを備えた係止部材35が支軸35bを中心に
回動可能に取り付けられている。
【0021】レバー33が第2板バネ34により上方へ
付勢された状態において、係止突起35aは回転部材3
0の係止片31に係止している。そして、図4に2点鎖
線で示すように、レバー33を第2板バネ34の付勢力
に抗して下方へ押圧して回動させることにより、係止部
材35を下方へ移動させると同時に図4の矢印に示すよ
うに、回転部材30及び収納体15を1ピッチ図3の反
時計方向へ回転させることができ、各収納空間27を1
ピッチずつ移動させることができるようになっている。
【0022】また、レバー33の下方への押圧を解除す
ると、第2板バネ34の付勢力によりレバー33が上方
へ回動するようになっている。そのレバー33の上方へ
の回動と同時に係止部材35が上方へ移動し、係止突起
35aがレバー33押圧前に係止していた係止片31と
1ピッチ移動した別の係止片31に自動的に係止するよ
うになっている。そして、図3に示すように、灰皿11
は自動車の運転席側のドアの室内側に取り付けられてい
る。
【0023】次に、前記灰皿11の使用方法について以
下に記載する。さて、図1に示すように、収納体15
は、その第1及び第2羽根板22,23の先端部が当接
板13bに当接し、第4羽根板25が第2蓋板14の下
面に当接した状態で配置されている。また、第1羽根板
22と第4羽根板25とより形成される収納空間27が
灰皿11の開口に臨んでいる。
【0024】そして、火の付いたタバコの吸い殻26を
灰皿本体12の開口内へ収容すると、第1及び第2蓋板
13,14は底板17方向へ傾斜しているため、それら
第1及び第2蓋板13,14によりタバコの吸い殻26
は収納空間27に案内されて収納される。また、収納空
間27はV字状をなすため、タバコの吸い殻26は下部
両側が第1及び第4羽根板22,25に挟まれて収納空
間27に安定した状態で収納される。
【0025】次いで、図4に実線で示す位置にあるレバ
ー33の押ボタン33bを押圧して、レバー33を図4
に2点鎖線で示す位置へ回動させると、回転部材30及
び収納体15が図4の矢印方向へ回転し、図5に2点鎖
線に示す位置にある収納体15は図5に実線で示す位置
へ回転する。この収納体15の回転に伴い、第1羽根板
22は当接板13bを前側壁18側へ押圧し、その押圧
により第1蓋板13は前側壁18側へ移動する。このと
き、第1羽根板22の先端部は収納体15の回転方向に
沿って円弧状に湾曲しているため、第1羽根板22の当
接板13bに沿った移動が円滑に行われる。それと同時
に第2羽根板23と当接板13bとが離間し、第4羽根
板25により第2蓋板14が上方へ押し上げられる。
【0026】続いて、図6に2点鎖線で示す位置から実
線に示す位置へ収納体15が回転するに伴い第1蓋板1
3は第1板バネ28の付勢力により収納体15側へ自動
的に移動し、当接板13bの下部が第1羽根板22に当
接する。また、第2蓋板14は自重により下方へ回動し
て第3羽根板24上に配置される。
【0027】そして、レバー33が下側の突起32に当
接すると回転部材30及び収納体15の回転が停止す
る。すると、図7に示すように、第4及び第1羽根板2
5,22の先端部に対してそれぞれ当接板13bの上部
及び下部が押し当てられる。さらに第1羽根板22が支
持片13cにより支持される。この状態において、タバ
コの吸い殻26を収納した収納空間27は開口面が閉塞
されて密閉空間となるとともに、その密閉状態により密
閉空間内の酸素が燃焼されて第1の消火手段によりタバ
コの吸い殻26の火が消火される。このとき、支持片1
3cが第1羽根板22を下方から支持するため、収納体
15が回転するのが防止される。
【0028】さらに、第1蓋板13はレバー33操作前
の状態に戻り、第2蓋板14は第3羽根板24により下
方から支持される。それと同時に、第1蓋板13と第2
蓋板14との間から第4羽根板25と第3羽根板24に
より形成される別の収納空間27が臨むように収納体1
5が配置される。また、レバー33の押圧を解除する
と、レバー33は第2板バネ34の付勢力により元の状
態に戻るとともに、レバー33押圧前の係止片31とは
別の係止片31に係止する。
【0029】そして、別のタバコの吸い殻26を灰皿1
1に収容し、上記と同様の作業を行うと、別のタバコの
吸い殻26は上記と同様に第1の消火手段により消火さ
れる。すると、第1の消火手段にあるタバコの吸い殻2
6は図5に2点鎖線で示すように、収納体15の回転に
伴う第1羽根板22と当接板13bとの離間により吸い
殻収納空間12aに落下して収納される。このとき、吸
い殻収納空間12aは第1及び第2蓋板13,14、収
納体15及び各側壁18〜21により密閉空間となり、
その密閉空間内の酸素が燃焼されて第2の消火手段が構
成されてタバコの吸い殻26の火は確実に消火される。
【0030】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 (1) タバコの吸い殻26を灰皿11内に収容すると
第1及び第2の消火手段によりタバコの吸い殻26の火
を消火することができる。従って、タバコの吸い殻26
を灰皿11に押し付けてもみ消す必要がなく運転中の前
方不注意をなくすことができ、さらに、タバコの吸い殻
26の火を第1の消化手段で消化しきれない場合でも第
2の消化手段で確実に消化することができる。
【0031】(2) 吸い殻収納空間12aを密閉可能
に構成して第2の消火手段とした。そのため、タバコの
吸い殻26が第1の消火手段から吸い殻収納空間12a
に即座に移動した場合も、吸い殻収納空間12aでタバ
コの吸い殻26の火を確実に消火することができ、タバ
コの吸い殻26の火の消火が不十分になるといったおそ
れをなくすことができる。
【0032】(3) 第1蓋板13と収納体15とによ
り収納空間27を密閉空間として第1の消火手段を構成
し、第1及び第2蓋板14、収納体15及び各側壁18
〜21により吸い殻収納空間12aを密閉空間として第
2の消火手段を構成した。そのため、密閉空間を形成す
るために灰皿本体12内を中空状に形成し、収納体15
に複数の収容溝を形成した従来の灰皿と異なり、灰皿1
1の構成を簡単にすることができる。
【0033】(4) 収納体15は第1〜第4羽根板2
2〜25により形成され、隣接する第1〜第4羽根板2
2〜25の間にそれぞれ収納空間27が形成されてい
る。そのため、収納体15を円柱状に形成し、その外周
面にタバコの吸い殻26の収納空間27が形成されてい
る従来と異なり、収納体15の構成を簡易化することが
でき、その製造を容易に行うことができる。
【0034】(5) 収納体15には4箇所に収納空間
27が形成され、レバー33を2回押圧することにより
タバコの吸い殻26を吸い殻収納空間12aに収納する
ことができる。従って、収納体15を何回も回転させて
タバコの吸い殻26を吸い殻収納空間に収納させる従来
の灰皿と異なり、タバコの吸い殻26を即座に吸い殻収
納空間12aに収納することができる。
【0035】(6) 第1〜第4羽根板22〜25の先
端部はそれぞれ収納体15の回転方向に沿って円弧状に
湾曲形成されている。そのため、第1〜第4羽根板22
〜25のいずれかが第1及び第2蓋板13,14に対し
て引っかかるのを防止して収納体15を灰皿本体12内
を円滑に回転させることができる。従って、タバコの吸
い殻26を第1及び第2の消火手段に確実に供給してタ
バコの吸い殻26の火を確実に消火することができる。
【0036】(7) 第1蓋板13は第1板バネ28に
より収納体15方向へ常に付勢されているため、当接板
13bを収納体15に押し当て第1の消火手段の密閉空
間を確実に形成することができる。また、第2蓋板14
は自重により下方へ常に回動可能になっているため、第
2蓋板14を収納体15に押し当てることができ、第2
の消火手段の密閉空間を確実に形成することができる。
【0037】(8) 第1及び第2蓋板13,14の先
端側は相対向して底板17方向へ傾斜している。そのた
め、タバコの吸い殻26を灰皿本体12の中央部、即ち
収納空間27へ案内してタバコの吸い殻26の消火作業
を確実に行うことができる。
【0038】(9) 回転機構16は手動操作する機械
的構成を取っているため、回転機構16を電気的構成に
より構成する場合と比較して灰皿11の構成を簡易化す
ることができる。
【0039】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 実施形態では第1蓋板13の付勢部材として第1板
バネ28を使用したが、コイルバネ、ゴム材料等により
第1蓋板13を収納体15側へ付勢させてもよい。
【0040】・ 第1蓋板13の閉塞板13a及び第2
蓋板14をそれぞれ水平に配置して一対の蓋板13,1
4間から臨む収納空間27側へ傾斜させなくてもよい。 ・ 第1〜第4羽根板22〜25の先端部を収納体15
の回転方向に沿って円弧状に湾曲形成せず、直線状に形
成してもよく、角度を付けて折り曲げて形成してもよ
い。また、第1〜第4羽根板22〜25の先端部を収納
体15の回転方向とは反対方向に沿って円弧状に湾曲形
成してもよい。
【0041】・ 第1蓋板13の支持片13cを省略し
てもよい。 ・ 回転機構16をモータ等を設けて電気的構成とし
て、収納体15を電動により回転させてもよい。回転機
構16において、第2板バネ34の代わりにコイルバ
ネ、ゴム等によりレバー33を上方へ付勢する付勢手段
を構成してもよい。
【0042】・ 収納体15を第1〜第3羽根板22〜
24を等間隔に配置して構成し、その収納体15に収納
空間27を3箇所に形成してもよい。また、タバコの吸
い殻26の火を消した後に、そのタバコの吸い殻26を
灰皿11内に収容してもよい。なお、タバコは紙タバ
コ、葉巻タバコ等の、火を着けて喫煙するものである。
【0043】・ 実施形態では灰皿本体12を四角箱状
に形成したが、三角箱状、丸箱状等に変更してもよい。
また、灰皿11を自動車に設けたが、バス、タクシー、
建物の室内、喫煙室等に配置してもよい。加えて、灰皿
11を自動車のインスルメントパネルや助手席側のド
ア、後部座席のドアに設けてもよい。
【0044】・ 収納体15を円柱状に形成し、その外
周面に収納体15の軸線方向に沿って収納空間27を3
箇所又は4箇所等間隔をおいて形成する。そして、第1
蓋板13の当接板13bと収納体15とにより密閉空間
を形成して第1の消火手段を構成し、第1及び第2蓋板
14、収納体15及び各側壁18〜21により吸い殻収
納空間12aを密閉空間として第2の消火手段を構成し
てもよい。また、吸い殻収納空間12aに水を張って第
2の消火手段を構成してもよい。
【0045】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記羽根板の先端部は、収納体の回転方向側が膨ら
む円弧状に湾曲形成されている請求項2又は請求項3に
記載の消火手段を備えた灰皿。このように構成した場
合、羽根板が一対の蓋板に引っかかるのを防止して回転
機構による収納体の回転を円滑に行うことができる。
【0046】・ 前記一対の蓋板は相対向して設けられ
るとともに、それぞれ互いに近付くに連れて下方へ傾斜
して設けられている請求項1〜請求項3のいずれか一項
に記載の消火手段を備えた灰皿。このように構成した場
合、灰皿本体内にタバコの吸い殻を収容したとき、一対
の蓋体によりタバコの吸い殻を一対の蓋板間から臨む収
納空間に案内することができる。
【0047】・ 前記一対の蓋板において、第1の消化
手段を構成する側の蓋板は付勢部材により収納体方向へ
付勢されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
載の消火手段を備えた灰皿。このように構成した場合、
蓋板を収納体に押し当てて第1の消火手段の密閉空間を
効果的に形成することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
消火手段を備えた灰皿によれば、タバコの吸い殻をもみ
消すことなく消火することができるとともに、吸い殻収
納空間でタバコの吸い殻の火を確実に消火することがで
きる。
【0049】請求項2に記載の発明の消火手段を備えた
灰皿によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、
収納体の構成を簡易化することができるとともに、密閉
空間を簡単に形成することができる。
【0050】請求項3に記載の発明の消火手段を備えた
灰皿によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効
果に加えて、回転機構を電気的に構成する場合と比較し
て回転機構の構成を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の灰皿の内部を示す図2の1−1線
断面図。
【図2】 実施形態の灰皿を示す斜視図。
【図3】 実施形態の灰皿を搭載した自動車を示す部分
側面図。
【図4】 実施形態の灰皿の回転機構を示す側面図。
【図5】 実施形態の灰皿の使用状態を示す断面図。
【図6】 実施形態の灰皿の使用状体を示す断面図。
【図7】 実施形態の灰皿の使用状体を示す断面図。
【符号の説明】
11…消化手段を備えた灰皿、12…灰皿本体、12a
…吸い殻収納空間、13…第1蓋板、14…第2蓋板、
15…収納体、15a…軸としての回転軸、16…回転
機構、22〜25…第1〜第4羽根板、26…タバコの
吸い殻、27…収納空間、30…回転部材、31…係止
片、33…レバー、34…付勢手段としての第2板バ
ネ、35…係止部材、35a…係止突起。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口を有するとともに、内部にタ
    バコの吸い殻を収容可能な吸い殻収納空間を有する灰皿
    本体を備え、その灰皿本体には前記開口に設けられる一
    対の蓋板と、灰皿本体に回転可能に軸支され、前記一対
    の蓋板間より灰皿本体の開口に臨み、タバコの吸い殻を
    収納可能とする収納空間を備えた収納体と、同収納体を
    回転可能とする回転機構と、タバコの吸い殻の火を消火
    する消火手段とを備え、 前記消化手段は、回転機構によって収納体を回転させる
    ことにより、灰皿本体の開口に臨む収納空間を灰皿本体
    内に収容するとともに、その収納空間を密閉空間として
    タバコの吸い殻の火を消火可能とする第1の消火手段
    と、収納体をさらに回転させることにより、前記収納空
    間を第1の消火手段から吸い殻収納空間に配置するとと
    もに、その吸い殻収納空間を密閉空間としてタバコの吸
    い殻の火を消火可能とする第2の消火手段とにより構成
    されている消火手段を備えた灰皿。
  2. 【請求項2】 前記収納体を等間隔をおいた少なくとも
    3枚の羽根板により形成するとともに、隣接する羽根板
    間に前記収納空間を形成し、前記第1の消火手段の密閉
    空間は隣接する羽根板と前記一方の蓋板とにより形成さ
    れ、第2の消火手段の密閉空間は、灰皿本体内面と、一
    対の蓋板と、収納体とにより形成される請求項1に記載
    の消火手段を備えた灰皿。
  3. 【請求項3】 前記回転機構は前記収納体を支持する軸
    に連動するとともに、複数の係止片を備えた回転部材
    と、同回転部材の係止片に係止可能な係止部を備えた係
    止部材と、同係止部材を上下方向へ移動可能とするレバ
    ーと、レバーを上方へ常に付勢する付勢手段とより構成
    され、前記係止部が係止片に係止した状態において、レ
    バーの下方への移動に伴う係止部の移動により回転部材
    を回転させて収納体を回転可能に構成するとともに、前
    記付勢手段の付勢力によりレバー及び係止部を上方へ移
    動させて係止部を回転部材の別の係止片に係止可能に構
    成した請求項1又は請求項2に記載の消火手段を備えた
    灰皿。
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