JP2002033738A - Atm通信網及びこのatm通信網における障害発生時の通信救済方法 - Google Patents

Atm通信網及びこのatm通信網における障害発生時の通信救済方法

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JP2002033738A
JP2002033738A JP2000213336A JP2000213336A JP2002033738A JP 2002033738 A JP2002033738 A JP 2002033738A JP 2000213336 A JP2000213336 A JP 2000213336A JP 2000213336 A JP2000213336 A JP 2000213336A JP 2002033738 A JP2002033738 A JP 2002033738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM通信網における障害発生時の通信を迅
速に救済する。 【解決手段】 発着局20a−1の現用ATMコネクシ
ョン設定部25において、受信した端末10aからの呼
設定要求信号及び呼設定応答信号にもとづき、現用AT
Mコネクションが設定され、現用ATMコネクション設
定信号が、迂回ATMコネクション設定部23へ出力さ
れる。迂回ATMコネクション設定部23において、現
用ATMコネクション41が設定されたルート以外であ
って発着局20へのルート40の設定が可能なもののV
PI及びVCIがルーティング管理部22から送られ、
発着局20b−1へ迂回候補ATMコネクション42
a,42bが設定される。この設定された迂回候補AT
Mコネクション42が、現用ATMコネクション41に
障害が発生した場合に、通信救済のために現用ATMコ
ネクション41に代えて使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM通信網及び
このATM通信網における障害発生時の通信救済方法に
関し、特に、現用ATMコネクションに障害が発生した
ときの発着局の間のコネクションを救済するATM通信
網及びこのATM通信網における障害発生時の通信救済
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM(Asynchronous T
ransfer Mode:非同期転送モード)交換方
式は、広帯域のISDNを実現する技術として、各機関
において研究が進められている。このATM交換方式の
特徴としては、ルーティング情報をヘッダに格納してい
るために各ATM交換機が自立的にセルを中継・交換で
きることや、交換処理をチップ化(ハードウェア処理)
できるために交換処理速度を高められることなどが挙げ
られる。
【0003】ところが、このATM交換方式では、ST
M(Synchronous Transfer Mo
de)交換方式と異なり、セルレベルでの輻輳が発生す
るため、伝送路における障害発生時に、ATM交換の特
徴を活かしつつ、その輻輳に対して高速に迂回ルートを
設定する方式が要望されていた。
【0004】そこで、このATM網において迂回ルート
を設定する従来技術の一例が、特開平6−37783号
公報に、ATMネットワークにおける迂回ルート設定方
式として開示されている。この公報に開示のATMネッ
トワークにおける迂回ルート設定方式によれば、発信側
と着信側のATM交換ノードとの間に複数のルート設定
を可能とするATMネットワークにおいて、呼設定時
に、帯域(空きタイムスロット)を確保せず論理番号の
みを捕捉し、上りパスについては発信側ノードを除くノ
ード間のパス接続を行い、下りパスについては着信側ノ
ードを除くノード間のパス接続を行うことで、本ルート
以外に予備ルートを同時に設定する構成としてある。
【0005】このような構成によれば、ATMネットワ
ークにおける迂回ルート設定方式に関し、障害時又は輻
輳時に高速にパスの張り替えを行えるとともに、予備ル
ートの帯域を確保しないため、通常のパス(呼)の帯域
への圧迫を抑制できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−37783号公報のATMネットワークにおける迂
回ルート設定方式は、迂回パスの論理番号を呼設定時に
捕捉するものの、現用パスの帯域の把握及び迂回パスと
現用パスとの帯域の調整を障害発生時に行うこととして
いるため、迅速な迂回経路への切り替えが行えないばか
りか、低優先とされる迂回パスの帯域の確保が困難な場
合があった。
【0007】また、迂回パスを含む迂回用のATMコネ
クションの帯域が確保されないために、データ伝送の通
信品質の維持、たとえばデータベース伝送エラーの発生
の防止に支障をきたすことがあった。したがって、迂回
用ATMコネクションの帯域の確保を必ず保証するとと
もに、セルレベルでの輻輳の発生時に、現用パスを含む
現用のATMコネクションから迂回用ATMコネクショ
ンへの切り替えを高速に行う技術が要求されていた。
【0008】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、障害発生時の通信を迅速に救済するとと
もに、現用ATMコネクションの帯域への圧迫を抑制
し、かつ迂回用ATMコネクションの帯域の確実な確保
を可能とするATM通信網及びこのATM通信網におけ
る障害発生時の通信救済方法の提供を目的とする。
【0009】なお、迂回ルートを設定する従来技術の他
の一例が、特許第2933021号公報に、通信網障害
回復方式として開示されている。この特許第29330
21号公報に開示の通信網障害回復方式によれば、ネッ
トワーク管理システムが、伝送装置の制御、通信網にお
ける残りの伝送帯域の管理、障害発生時における障害回
線を通過するパスの伝送帯域の開放、各パスに設定され
た複数の障害回復クラスにもとづく障害発生時の迂回経
路の決定・判断及び予備パス経路への切り替えを行うこ
ととしている。
【0010】しかし、この通信網障害回復方式は、ネッ
トワーク管理システムが、障害発生時に迂回経路の確保
を行うため、この従来技術においても上記目的を達成す
ることはできなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のATM通信網は、端末に接
続される発着局と、各発着局間のルート上に設けられた
中継局とを介して、端末間の通信信号を送受信するAT
M通信網であって、発着局が、複数のルートのうち一つ
を通信信号の通常の送受信に用いる現用ATMコネクシ
ョンとし、他の一又は二以上を現用ATMコネクション
における障害発生時に迂回用のATMコネクションとし
て用いることが可能な迂回候補ATMコネクションとし
て設定し、中継局が、複数の発着局において一つのルー
トに現用ATMコネクションと迂回候補ATMコネクシ
ョンとが設定されたときに、現用ATMコネクションの
帯域を確保するように迂回候補ATMコネクションの帯
域を調整する構成としてある。
【0012】ATM通信網をこのような構成とすると、
現用ATMコネクションに障害が発生したときに、迅速
に迂回ATMコネクションへの切り替えを行うことがで
きる。また、発着局において、ルートの使用帯域を管理
することにより、同ルートに設定された現用ATMコネ
クションへの帯域の圧迫を抑制できる。
【0013】また、請求項2記載のATM通信網は、発
着局に、複数のルートのうち一つを現用ATMコネクシ
ョンとして設定する現用ATMコネクション設定部と、
複数のルートのうち迂回候補ATMコネクションとして
設定可能なものを複数選択し、これら選択した複数のル
ートをそれぞれ指定する複数の論理番号を決定するルー
ティング管理部と、このルーティング管理部から複数の
論理番号を入力し、これら入力した複数の論理番号によ
り指定された複数のルートのうち一又は二以上を迂回候
補ATMコネクションとして設定する迂回ATMコネク
ション設定部と、現用ATMコネクションにおいて発生
した障害を検出する障害検出部と、迂回ATMコネクシ
ョン設定部で設定された一又は二以上の迂回候補ATM
コネクションに関する論理番号を入力して保存し、障害
を検出したことを示す障害検出信号が障害検出部から送
られてきたときに、保存した論理番号に関する一又は二
以上の迂回候補ATMコネクションのうち一つを、現用
ATMコネクションの代用となる迂回用ATMコネクシ
ョンとして決定する迂回ATMコネクション管理部とを
設け、迂回ATMコネクション設定部が、迂回ATMコ
ネクション管理部で決定された迂回用ATMコネクショ
ンに関する論理番号を入力し、この入力した論理番号に
関する迂回用ATMコネクションを設定する構成として
ある。
【0014】ATM通信網の発着局をこのような構成と
すれば、現用ATMコネクションの設定後、障害発生前
に、予め複数の迂回候補ATMコネクションが設定さ
れ、かつこの設定された迂回候補ATMコネクションの
論理番号が管理されるため、現用ATMコネクションに
障害が発生したときに、管理されている論理番号が読み
込まれ即座に迂回用ATMコネクションが設定されるこ
とで、通信経路を迅速に確保できる。さらに、各方路向
けにATMコネクションの設定を行うため、迂回候補A
TMコネクション設定失敗時に障害や輻輳検出が早く行
える。
【0015】また、請求項3記載のATM通信網は、中
継局に、一つのルートに設定された現用ATMコネクシ
ョンと迂回候補ATMコネクションとの帯域を算出する
帯域管理部と、この帯域管理部からの帯域により迂回候
補ATMコネクションの帯域を削減する迂回帯域管理部
とを設けた構成としてある。
【0016】ATM通信網の中継局をこのような構成と
すると、予め設定した迂回候補ATMコネクションの設
定帯域を常時監視して帯域を調整できるため、障害発生
時に、迅速に、現用ATMコネクションに代わる最適な
ATMコネクションを選択して切り替えることができ
る。
【0017】また、請求項4記載のATM通信網は、迂
回ATMコネクション設定部が、障害検出信号を入力し
たときに、保存した論理番号に関する一又は二以上の迂
回候補ATMコネクションのうち、迂回帯域管理部で削
減されたが帯域の確保が可能なものを、迂回用ATMコ
ネクションとして決定する構成としてある。
【0018】ATM通信網の迂回ATMコネクション設
定部をこのような構成とすると、現用ATMコネクショ
ンに障害が発生したときに、即座に帯域が確保された迂
回用ATMコネクションへの切り替えが可能となる。し
たがって、端末間の通信中に障害が発生しても、損失を
最小限に抑えて、通信を救済することができる。
【0019】また、請求項5記載のATM通信網は、迂
回ATMコネクション管理部が、障害検出信号を入力し
たときに、保存した論理番号に関する二以上の迂回候補
ATMコネクションでありかつ迂回帯域管理部で帯域が
削減されたものを含む中から、通信信号を分散して送受
信するように複数の迂回用ATMコネクションを決定す
る構成としてある。
【0020】ATM通信網の迂回ATMコネクション管
理部をこのような構成とすれば、あるルートに設定され
た現用ATMコネクションの設定帯域が広範囲なため
に、同一のルートに設定された迂回候補ATMコネクシ
ョンの設定帯域が圧迫される場合に、ATMコネクショ
ンの切り換え時に、複数の迂回候補ATMコネクション
を決定することで、圧迫された設定帯域を補償できる。
【0021】また、請求項6記載のATM通信網におけ
る障害発生時の通信救済方法は、端末に接続される発着
局と、各発着局間のルート上に設けられた中継局とを介
して、端末間の通信信号を送受信するATM通信網にお
いて、ATMコネクションに障害が発生したときに通信
を救済する方法であって、発着局が、複数のルートのう
ち、一つを現用ATMコネクションとして設定後、他の
一又は二以上を迂回候補ATMコネクションとして設定
するとともに、迂回候補ATMコネクションの論理番号
及び/又は設定帯域を保存し、中継局が、複数の発着局
により一つのルートに現用ATMコネクションと迂回候
補ATMコネクションとが設定され、かつこれら設定さ
れた現用ATMコネクションと迂回候補ATMコネクシ
ョンとの帯域が重複するときに、現用ATMコネクショ
ンの帯域を確保するように迂回候補ATMコネクション
の帯域を調整し、発着局が、現用ATMコネクションに
おける障害を検出したときに、保存した論理番号に関す
る一又は二以上の迂回候補ATMコネクションのうち一
又は二以上を、現用ATMコネクションの代用となる迂
回用ATMコネクションとして設定する方法としてあ
る。
【0022】ATM通信網における障害発生時の通信救
済方法をこのような方法とすれば、現用ATMコネクシ
ョンに障害が発生したときに、予め設定された複数の迂
回候補ATMコネクションのうちの一つ又は二以上を使
用して通信を救済できる。すなわち、予め迂回候補AT
Mコネクションの帯域が設定されているため、迂回AT
Mコネクションの設定時間や設定帯域の調整時間を短縮
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 [実施形態]まず、本発明のATM通信網及びこのAT
M通信網における障害発生時の救済方法の実施形態につ
いて、図1,図2及び図3を参照して説明する。図1は
本実施形態のATM通信網の構成、図2は発着局の内部
構成、図3は中継局の内部構成をそれぞれ示すブロック
図である。
【0024】図1に示すように、ATM通信網は、端末
10(10a,10b)、発着局20(20a−1〜2
0a−3,20b−1〜20b−3)及び中継局30
(30−1〜30−3)を有し、発着局20の間は、複
数回線からなる物理的な通信路であるルート40で接続
されている。
【0025】なお、ルート40には、通常の通信信号の
送受信に用いられる現用ATMコネクション41(41
−1〜41−3)、及び現用ATMコネクション41に
障害が発生したときの通信信号の迂回ルートの候補とな
る迂回候補ATMコネクション42(42−1−1,4
2−1−2)が論理的に設定される。また、複数の迂回
候補ATMコネクション42のうち一つが、障害が発生
した現用ATMコネクション41の代わりに使用される
迂回用ATMコネクションとなる。
【0026】ここで、端末10は、発着呼機能を有し、
発着局20へ発呼要求を送信する。発着局20は、端末
10から発呼要求信号を受信し、かつ他の発着局20へ
の呼設定を行う。また、発着局20は、図2に示すよう
に、現用ATMコネクション設定部21、ルーティング
管理部22、迂回ATMコネクション設定部23、迂回
ATMコネクション管理部24及び障害検出部25を有
している。
【0027】現用ATMコネクション設定部21は、呼
設定要求及び呼設定応答にもとづき、複数のルート40
のうち一つを現用ATMコネクション41として設定す
る。ルーティング管理部22は、現用ATMコネクショ
ン41、迂回候補ATMコネクション42及び迂回用A
TMコネクションの設定時に用いるバーチャルパス識別
子(VPI)及びバーチャルチャネル識別子(VCI)
を決定する。
【0028】迂回ATMコネクション設定部23は、V
PI及びVCIにもとづき迂回候補ATMコネクション
42を設定する。また、迂回ATMコネクション設定部
23は、現用ATMコネクション41における障害発生
時に切り替え先となる迂回用ATMコネクションを設定
する。
【0029】迂回ATMコネクション管理部24は、迂
回ATMコネクション設定部23から登録要求信号とと
もに送信されてきた迂回候補ATMコネクション42用
のVPI、VCI及び設定帯域を保存・管理する。ま
た、迂回ATMコネクション管理部24は、現用ATM
コネクション41に障害が発生したときに、保存するV
PI及びVCIの示す迂回候補ATMコネクション42
の中から迂回用ATMコネクションを決定し、この決定
した迂回用ATMコネクションを示すVPI及びVCI
を迂回ATMコネクション設定部23へ出力する。
【0030】障害検出部25は、現用ATMコネクショ
ン41に発生した障害を検出し、障害が検出された現用
ATMコネクション41のVPI及びVCIを迂回AT
Mコネクション管理部24へ出力する。中継局30は、
図3に示すように、帯域管理部31と迂回帯域管理部3
2とを有している。
【0031】帯域管理部31は、現用ATMコネクショ
ン41及び迂回候補ATMコネクション42の帯域を管
理する。また、帯域管理部31は、同一方路向けに現用
ATMコネクション41と迂回候補ATMコネクション
42とが存在した場合に、それぞれの帯域を算出し、現
用ATMコネクション41の設定を高優先とするように
監視するとともに、迂回候補ATMコネクション42に
対して削減帯域を通知する。
【0032】迂回帯域管理部32は、帯域管理部31か
ら帯域削減指示信号を入力すると、削減通知を発着局2
0へ通知するとともに、迂回候補ATMコネクション4
2の帯域を削減する。なお、発着局20は、帯域削減通
知を受信したときは、迂回ATMコネクション管理部2
4にVPI及びVCIを再登録する。また、切断時は、
再度、別のルート40に迂回候補ATMコネクション4
2を設定する。
【0033】次に、本実施形態のATM通信網における
現用ATMコネクション及び迂回候補ATMコネクショ
ンの設定動作について、図1及び図2を参照して説明す
る。発着局20a−1において、端末10aから呼設定
要求信号が受信されると、続いて、発着局20b−1か
ら呼設定応答信号が受信される。
【0034】これら受信された呼設定要求信号及び呼設
定応答信号が、発着局20a−1の現用ATMコネクシ
ョン設定部21へ送られる。現用ATMコネクション設
定部21において、受信された呼設定要求信号及び呼設
定応答信号にもとづき、現用ATMコネクション41が
設定される。現用ATMコネクション41が設定された
ことを示す現用ATMコネクション設定信号が、現用A
TMコネクション設定部21から迂回ATMコネクショ
ン設定部23へ出力される。
【0035】現用ATMコネクション設定信号が入力さ
れた迂回ATMコネクション設定部23において、現用
ATMコネクション41が設定されたルート以外のルー
トであって発着局20への迂回候補ATMコネクション
42の設定を可能とするものの存在を問い合わせる問い
合わせ信号がルーティング管理部22へ出力される。
【0036】問い合わせ信号が入力されたルーティング
管理部22において、迂回候補ATMコネクション42
の設定を可能とするルートのVPI及びVCIが迂回A
TMコネクション設定部23へ出力される。迂回ATM
コネクション設定部23において、入力されたVPI及
びVCIにもとづき、現用ATMコネクション41が設
定されたルート40と異なるルート40(物理回線)を
使用して、発着局20b−1への迂回候補ATMコネク
ション42−1−1,42−1−2が設定される。
【0037】なお、迂回候補ATMコネクション42が
設定されたルート40は、他の発着局20において、現
用ATMコネクション41として設定されたものであっ
てもよい。こうして、一つのルート40に、現用ATM
コネクション41と迂回候補ATMコネクション42と
が設定された場合は、それぞれの帯域が重複することが
あるが、この重複した帯域の調整方法については、帯域
管理動作として後述する。
【0038】また、設定された迂回候補ATMコネクシ
ョン42のうちの一つが、現用ATMコネクション41
に障害が発生した場合に、通信救済のために現用ATM
コネクション41に代えて使用される迂回用ATMコネ
クションとなる。なお、迂回候補ATMコネクション4
2は、図1において二つ(迂回候補ATMコネクション
42−1−1,42−1−2)設定されているが、二つ
に限るものではなく、一つ又は三つ以上設定されてもよ
い。
【0039】迂回候補ATMコネクション42−1−
1,42−1−2の設定後、迂回ATMコネクション設
定部23から迂回ATMコネクション管理部24へ、設
定された迂回候補ATMコネクション42−1−1,4
2−1−2のVPI,VCI及び設定帯域が登録要求信
号とともに送られ、登録される。
【0040】次に、中継局30における帯域管理動作
を、図3及び図4を参照して説明する。ここで、図4に
示すように、迂回候補ATMコネクション42−1−1
と現用ATMコネクション41−4との双方が設定され
たルートにおいて、迂回候補ATMコネクション42−
1−1の帯域が広いために、現用ATMコネクション4
1−4の帯域が圧迫されているものと想定する。
【0041】中継局30の帯域管理部31において、現
用ATMコネクション41及び迂回候補ATMコネクシ
ョン42の帯域が管理される。この管理により、迂回候
補ATMコネクション42の帯域の影響で、現用ATM
コネクション41の帯域の確保が困難であることが確認
されると、それぞれの帯域が算出され、迂回候補ATM
コネクション42−1−1のVPI、VCIとともに帯
域調整信号として迂回帯域管理部32へ出力される。
【0042】迂回帯域管理部32において、入力された
帯域調整信号の示す帯域の算出結果にもとづき、迂回候
補ATMコネクション42−1−1の帯域が削減され
る。さらに、帯域調整信号が、迂回帯域管理部32から
発着局20の迂回ATMコネクション管理部24へ送信
される。
【0043】帯域調整信号が受信された迂回ATMコネ
クション管理部24において、迂回候補ATMコネクシ
ョン42の帯域が削減される。この帯域の削減により現
用ATMコネクション41−4の帯域が確保される。
【0044】なお、迂回候補ATMコネクション42の
帯域の削減により、現用ATMコネクション41の帯域
への圧迫が解消されないときは、迂回ATMコネクショ
ン設定部23で迂回候補ATMコネクション42を切断
することもできる。このときは、切断後に、迂回ATM
コネクション設定部23において、他のルート40が迂
回候補ATMコネクション42として設定される。
【0045】次に、現用ATMコネクション41に障害
が発生したときの動作について、図1及び図2を参照し
て説明する。発着局20の障害検出部25において、現
用ATMコネクション41を使用しているルート40に
発生した障害が検出されると、迂回ATMコネクション
管理部24へ、現用ATMコネクション41のVPI及
びVCIを含む障害通知信号が送られる。
【0046】迂回ATMコネクション管理部24におい
て、入力された障害通知信号にもとづき現用ATMコネ
クション41で障害が発生したことが確認され、保存し
ているVPI及びVCIの示す迂回候補ATMコネクシ
ョン42のうちの一つが迂回用ATMコネクションとし
て決定される。この決定された迂回用ATMコネクショ
ンを示すVPI及びVCIが切替指示信号として迂回A
TMコネクション設定部23へ送られる。
【0047】迂回ATMコネクション設定部23におい
て、現用ATMコネクションから、受信された切替指示
信号のVPI及びVCIが示す迂回用ATMコネクショ
ンに設定が切り替えられる。この切り替え後は、迂回用
ATMコネクションを使用して端末10a及び10b間
の通信信号が送受信される。
【0048】次に、迂回用ATMコネクションを複数設
定して障害発生時のコネクションを救済する動作につい
て、図1を参照して説明する。中継局30の迂回帯域管
理部32において迂回候補ATMコネクション42の帯
域が削減された後、迂回帯域管理部32から発着局20
の迂回用ATMコネクション管理部24へ帯域調整信号
が送信される。
【0049】迂回ATMコネクション管理部24におい
て、受信した帯域調整信号により迂回候補ATMコネク
ション42の帯域が削減される。その後、現用ATMコ
ネクション41で障害が発生すると、迂回ATMコネク
ション管理部24において、迂回候補ATMコネクショ
ン42の中から迂回用ATMコネクションが選択され
る。
【0050】ここで、迂回ATMコネクション管理部2
4において、選択された迂回候補ATMコネクション4
2が、帯域調整されていたために帯域確保が不十分と判
断されたときは、他の迂回候補ATMコネクション42
も選択することで、通信帯域を分担し、通信信号を分散
させて端末間の通信を行わせる。
【0051】ATM通信網をこのような構成とすれば、
帯域が削減された迂回候補ATMコネクションについて
も、他の迂回候補ATMコネクションとともに迂回用A
TMコネクションとして設定され、かつ通信信号の迂回
に必要な帯域が分担されることで、迂回用ATMコネク
ションとしての利用が可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、既存の
リソースを利用して迂回候補ATMコネクションを設定
し、この迂回候補ATMコネクションの設定帯域を現用
ATMコネクションとともに管理することで、現用AT
Mコネクションでの障害発生時に迅速に迂回用ATMコ
ネクションへの切り替えを可能とする。
【0053】また、同一方路に現用ATMコネクション
と迂回候補ATMコネクションとが存在した場合に、現
用ATMコネクションを優先し、迂回候補ATMコネク
ション帯域を削減することにより、現用ATMコネクシ
ョンに影響を与えず迂回用ATMコネクションの帯域を
確保できる。さらに、各方路向けにATMコネクション
の設定を行うため、迂回候補ATMコネクション設定失
敗時に障害や輻輳検出が早く行える。
【0054】また、帯域が削減されたために帯域確保が
不十分な迂回候補ATMコネクションについても、他の
迂回候補ATMコネクションとともに迂回用ATMコネ
クションとして設定されることで、必要な帯域を分担し
て通信信号の迂回を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のATM通信網の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態のATM通信網における発着
局の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態のATM通信網における中継
局の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態における他のATM通信網の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 端末 20 発着局 21 現用ATMコネクション設定部 22 ルーティング管理部 23 迂回ATMコネクション設定部 24 迂回ATMコネクション管理部 25 障害検出部 30 中継局 31 帯域管理部 32 迂回帯域管理部 40 ルート 41 現用ATMコネクション 42 迂回候補ATMコネクション

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末に接続される発着局と、各発着局間
    のルート上に設けられた中継局とを介して、前記端末間
    の通信信号を送受信するATM通信網であって、 前記発着局が、複数の前記ルートのうち一つを前記通信
    信号の通常の送受信に用いる現用ATMコネクションと
    し、他の一又は二以上を前記現用ATMコネクションに
    おける障害発生時に迂回用のATMコネクションとして
    用いることが可能な迂回候補ATMコネクションとして
    設定し、 前記中継局が、複数の前記発着局において一つのルート
    に前記現用ATMコネクションと前記迂回候補ATMコ
    ネクションとが設定されたときに、前記現用ATMコネ
    クションの帯域を確保するように前記迂回候補ATMコ
    ネクションの帯域を調整することを特徴とするATM通
    信網。
  2. 【請求項2】 前記発着局に、前記複数のルートのうち
    一つを前記現用ATMコネクションとして設定する現用
    ATMコネクション設定部と、 前記複数のルートのうち前記迂回候補ATMコネクショ
    ンとして設定可能なものを複数選択し、これら選択した
    複数のルートをそれぞれ指定する複数の論理番号を決定
    するルーティング管理部と、 このルーティング管理部から前記複数の論理番号を入力
    し、これら入力した複数の論理番号により指定された前
    記複数のルートのうち一又は二以上を前記迂回候補AT
    Mコネクションとして設定する迂回ATMコネクション
    設定部と、 前記現用ATMコネクションにおいて発生した障害を検
    出する障害検出部と、 前記迂回ATMコネクション設定部で設定された一又は
    二以上の前記迂回候補ATMコネクションに関する前記
    論理番号を入力して保存し、前記障害を検出したことを
    示す障害検出信号が前記障害検出部から送られてきたと
    きに、保存した前記論理番号に関する一又は二以上の前
    記迂回候補ATMコネクションのうち一つを、前記現用
    ATMコネクションの代用となる迂回用ATMコネクシ
    ョンとして決定する迂回ATMコネクション管理部とを
    設け、 前記迂回ATMコネクション設定部が、前記迂回ATM
    コネクション管理部で決定された前記迂回用ATMコネ
    クションに関する前記論理番号を入力し、この入力した
    論理番号に関する前記迂回用ATMコネクションを設定
    することを特徴とする請求項1記載のATM通信網。
  3. 【請求項3】 前記中継局に、 一つの前記ルートに設定された前記現用ATMコネクシ
    ョンと前記迂回候補ATMコネクションとの帯域を算出
    する帯域管理部と、 この帯域管理部からの前記帯域により前記迂回候補AT
    Mコネクションの帯域を削減する迂回帯域管理部とを設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載のATM通信
    網。
  4. 【請求項4】 前記迂回ATMコネクション設定部が、
    前記障害検出信号を入力したときに、保存した前記論理
    番号に関する前記一又は二以上の迂回候補ATMコネク
    ションのうち、前記迂回帯域管理部で削減されたが帯域
    の確保が可能なものを、前記迂回用ATMコネクション
    として決定することを特徴とする請求項1,2又は3記
    載のATM通信網。
  5. 【請求項5】 前記迂回ATMコネクション管理部が、
    前記障害検出信号を入力したときに、保存した前記論理
    番号に関する前記二以上の迂回候補ATMコネクション
    でありかつ前記迂回帯域管理部で帯域が削減されたもの
    を含む中から、前記通信信号を分散して送受信するよう
    に複数の前記迂回用ATMコネクションを決定すること
    を特徴とする請求項1,2又は3記載のATM通信網。
  6. 【請求項6】 端末に接続される発着局と、各発着局間
    のルート上に設けられた中継局とを介して、前記端末間
    の通信信号を送受信するATM通信網において、前記A
    TMコネクションに障害が発生したときに通信を救済す
    る方法であって、 前記発着局が、 複数の前記ルートのうち、一つを前記現用ATMコネク
    ションとして設定後、他の一又は二以上を前記迂回候補
    ATMコネクションとして設定するとともに、前記迂回
    候補ATMコネクションの論理番号及び/又は設定帯域
    を保存し、 前記中継局が、 複数の前記発着局により一つの前記ルートに前記現用A
    TMコネクションと前記迂回候補ATMコネクションと
    が設定され、かつこれら設定された現用ATMコネクシ
    ョンと迂回候補ATMコネクションとの帯域が重複する
    ときに、前記現用ATMコネクションの帯域を確保する
    ように前記迂回候補ATMコネクションの帯域を調整
    し、 前記発着局が、 前記現用ATMコネクションにおける障害を検出したと
    きに、保存した前記論理番号に関する一又は二以上の前
    記迂回候補ATMコネクションのうち一又は二以上を、
    前記現用ATMコネクションの代用となる迂回用ATM
    コネクションとして設定することを特徴とするATM通
    信網における障害発生時の通信救済方法。
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