JP2002033676A - 無線通信装置および無線通信機器 - Google Patents
無線通信装置および無線通信機器Info
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Abstract
に設定可能なチャンネル数を大幅に増加でき、妨害電波
によって通信リンクが途切れてしまうおそれを著しく低
減できるようにする。 【解決手段】 無線通信部70は、2.4GHz帯のフ
ロントエンド回路80aと5GHz帯のフロントエンド
回路80bを設けて、2.4GHz帯と5GHz帯の2
つの周波数帯に対応したものとする。2.4GHz帯内
で通信チャンネルが設定された場合には、BBP72か
らの変調後の周波数fiaの中間周波信号がフロントエ
ンド回路80aで周波数faの高周波信号に変換され
る。受信時には、他の無線通信機器から送信された周波
数faの高周波信号がフロントエンド回路80aで周波
数fiaの中間周波信号に変換される。
Description
ocal Area Network)システムを構成
する無線通信機器、およびこの無線通信機器の無線通信
部を構成する無線通信装置に関する。
において、複数の機器の間で、無線LANシステムを構
築して、データの送受信を行うことが考えられており、
IEEE(The Institute of Ele
ctrical and Electronics E
ngineers,Inc.)802.11規格では、
このような無線LANシステムに用いることができる無
線周波数帯として、2.4GHz帯が規定されている。
Nシステムを構成する従来の無線通信装置を示す。この
無線通信装置では、データ送信時には、送信されるデー
タが、パケット組立分解部を構成するMAC(Medi
a Access Controller)91におい
て、データ伝送用にパケット構成にされ、そのパケット
構成のデータが、変復調部を構成するBBP(Base
Band Processor)92において、高い
伝送レートで変調されて、数100MHz前後の中間周
波信号に変換される。さらに、その中間周波信号が、フ
ロントエンド部93において、2.4GHz帯内で選択
された無線周波数の高周波信号に変換され、その高周波
信号が、アンテナ99から送信される。
送信された高周波信号が、アンテナ99で受信されて、
フロントエンド部93で中間周波信号に変換され、その
中間周波信号が、BBP92で復調されて、BBP92
からパケット構成のデータが得られる。さらに、そのパ
ケット構成のデータは、MAC91でパケット構成が解
かれて、MAC91から受信データが得られる。
K(ComplementaryCode Keyin
g)、OFDM(Orthogonal Freque
ncy Division Multiplexin
g)、QPSK(Quadrature Phase
Shift Keying)などが用いられる。
テムでは、機器間のデータ伝送可能距離が見通し距離で
100m程度ある。そのため、住宅が密集する地域内や
部屋が近接する建物内で、住宅や部屋ごとに無線LAN
システムを構築すると、電波は金属を含まない壁などは
透過して伝播するため、データ伝送可能な一つのエリア
内に複数の無線LANシステムが同時に存在することに
なる。
では、図13に示すように、2.400〜2.483G
Hzの2.4GHz帯内に、チャンネル1からチャンネ
ル11までの11チャンネルの周波数が割り当てられて
いるものの、同一エリア内で同時に複数のチャンネルを
設定する場合には、隣り合うチャンネルの周波数間隔を
25MHz以上とすることが定められている。これは、
送受信される高周波信号が、変調された一定の帯域を有
するものであるため、隣り合うチャンネルの周波数が近
接していると、それぞれのチャンネルの信号が互いに相
手方に対して妨害電波となるからである。
なチャンネル数は、図13でチャンネル1,6,11と
して示すように最大で3チャンネルに限られ、上記のよ
うに住宅が密集する地域内や部屋が近接する建物内で、
住宅や部屋ごとに無線LANシステムを構築しようとす
ると、チャンネル不足を生じてしまう。
う機器には、同一チャンネルの空き時間をシェアしなが
ら、伝送レートを落としながらも通信リンクを確保する
通信プロトコルが備えられている。
よび2.4GHz帯の周波数帯内には、電子レンジの漏
洩電波やデジタルコードレス電話の通話電波など、IE
EE802.11規格に準じていない、無線LANシス
テムの通信に対して妨害となる電波が存在し得る。この
ような妨害電波が存在する所で、無線LANシステムに
よって画像データや音声データのリアルタイム伝送を行
おうとすると、妨害電波によってデータ伝送が途切れて
画像や音声が乱れ、あるいはデータを送受信できなくな
るという問題を生じる。
近、無線LANシステムの周波数帯として5GHz帯が
開放された。そこで、無線LANシステムの周波数帯と
して、2.4GHz帯の代わりに5GHz帯を用いるこ
とも考えられている。
Hz帯の場合と同様の理由から、同一エリア内で同時に
複数のチャンネルを設定する場合には、隣り合うチャン
ネルの周波数間隔を20MHz以上とすることが定めら
れている。
リア内で同時に設定可能なチャンネル数は、図14に示
すように最大で4チャンネルに限られ、上記のような妨
害電波が存在する場合には、あるいは住宅が密集する地
域内や部屋が近接する建物内で、住宅や部屋ごとに無線
LANシステムを構築しようとすると、チャンネル不足
を生じる。
に設定可能なチャンネル数を大幅に増加させることがで
き、妨害電波によって通信リンクが途切れてしまうおそ
れを著しく低減することができる、無線LANシステム
用の無線通信装置および無線通信機器を提供するもので
ある。
は、送信するデータを変調して中間周波信号に変換し、
または受信された高周波信号が変換されて得られた中間
周波信号を復調するベースバンド処理部と、このベース
バンド処理部からの中間周波信号を高周波信号に変換し
て送信し、または受信した高周波信号を中間周波信号に
変換して前記ベースバンド処理部に供給するフロントエ
ンド部とを備え、このフロントエンド部は、複数の周波
数帯に対応したものとされて、その複数の周波数帯中の
選択された一つの周波数帯内で設定された周波数を無線
周波数とするものとする。
波数帯のそれぞれに対応した複数のフロントエンド回路
を備えるものとし、あるいは複数の周波数帯に共用され
るフロントエンド回路を備えるものとする。
4GHz帯および5GHz帯を含むものとすることがで
きる。
信装置を無線通信部として備えるとともに、前記複数の
周波数帯から一つの周波数帯を選択し、かつその選択し
た周波数帯内で無線周波数を設定する機器制御部を備え
るものとする。
信装置および無線通信機器では、フロントエンド部が複
数の周波数帯に対応したものとされ、複数の周波数帯中
のいずれの周波数帯でもチャンネル設定が可能であるの
で、同一エリア内で同時に設定可能なチャンネル数が大
幅に増加し、妨害電波によって通信リンクが途切れてし
まうおそれが著しく低減する。
て、「複数の周波数帯」を「マルチバンド」と称する。
通信機器の一例の概要…図1〜図3〕図1は、この発明
の無線通信機器を用いた無線LANシステムの一例を示
す。この例の無線LANシステムは、ベース端末として
の無線通信機器10と、ポータブル端末としての無線通
信機器40によって構成される。以下、「無線通信機器
10」を「機器10」と略し、「無線通信機器40」を
「機器40」と略する。
1が接続されて、ポータブル端末としての機器40が、
機器10を介して、電話の発信を行い、着信を受け、イ
ンターネットなどの外部のネットワークと接続できるも
のとされるとともに、STB(Set Top Bo
x:受信機)3、DVDプレーヤ4、デジタルVTR5
などの機器が接続されて、ポータブル端末としての機器
40が、機器10を介して、これら機器からの映像デー
タおよび音声データを受信できるものとされる。
構成の無線通信部70、アンテナ79、操作部17、お
よび図2に示すような機器制御部20を備えるものとさ
れる。
表示用のLCD(Liquid Crystal Di
splay)41、音声出力用のスピーカ43、および
音声入力用のマイクロホン45を備えるとともに、後述
のマルチバンド構成の無線通信部70、アンテナ79、
操作部47、および図3に示すような機器制御部50を
備えるものとされる。
20は、CPU21を有し、そのバス22に、CPU2
1が実行すべきプログラムや固定データなどが書き込ま
れたROM23、およびCPU21のワークエリアなど
として機能するRAM24が接続される。
電話回線1が接続され、それぞれインタフェース回路3
3,34,35および37を介してSTB3、DVDプ
レーヤ4、デジタルVTR5および操作部17が接続さ
れる。
立分解部を構成するMAC71、変復調部を構成するB
BP72、およびマルチバンド対応のフロントエンド部
73によって構成される。
してバス22に接続されて、ポータブル端末としての機
器40に送信されるデータ(コマンドを含む)が、バス
22からMAC71に入力されるとともに、機器40か
ら送信されて機器10の無線通信部70で受信されたデ
ータ(コマンドを含む)が、MAC71からバス22に
出力される。
6を介してバス22に接続されて、バス22に出力され
る後述のバンド選択信号や送受切換信号などの制御信号
が、MAC71を介してBBP72およびフロントエン
ド部73に供給される。
50は、図2に示した機器10の機器制御部20と同様
に、CPU51を有し、そのバス52に、ROM53お
よびRAM54が接続される。
介してLCD41が接続され、インタフェース回路62
およびD/Aコンバータ63を介してスピーカ43が接
続され、インタフェース回路65およびA/Dコンバー
タ64を介してマイクロホン45が接続されるととも
に、インタフェース回路67を介して操作部47が接続
される。
立分解部を構成するMAC71、変復調部を構成するB
BP72、およびマルチバンド対応のフロントエンド部
73によって構成される。
してバス52に接続されて、ベース端末としての機器1
0に送信されるデータ(コマンドを含む)が、バス52
からMAC71に入力されるとともに、機器10から送
信されて機器40の無線通信部70で受信されたデータ
(コマンドを含む)が、MAC71からバス52に出力
される。
6を介してバス52に接続されて、バス52に出力され
る後述のバンド選択信号や送受切換信号などの制御信号
が、MAC71を介してBBP72およびフロントエン
ド部73に供給される。
0の無線通信部70と、ポータブル端末としての機器4
0の無線通信部70は、同じ構成とされる。以下、その
無線通信部70、すなわち無線通信装置の実施形態を示
す。
施形態…図4〜図7〕第1の実施形態では、無線通信部
70を、2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯
に対応したものとする。
態の第1の例を示す。この例では、無線通信部70のフ
ロントエンド部73を、2.4GHz帯のフロントエン
ド回路80aおよび5GHz帯のフロントエンド回路8
0bを備え、両者のうちの一つを選択的に共通のアンテ
ナ79に接続するスイッチ75を備えるものとする。
GHz帯のそれぞれが選択されたときで中間周波数が変
えられる場合で、フロントエンド部73には、それぞれ
用の中間周波フィルタであるバンドパスフィルタ74a
および74bが設けられる。
aは、局発用のVCO(Voltage Contro
lled Oscillator)81a、送信時のア
ップコンバート用のミキサ83a、受信時のダウンコン
バート用のミキサ84a、送信用のパワーアンプ85
a、受信用の低雑音アンプ86a、および送受切換用の
スイッチ88aによって構成される。
も、同様に、局発用のVCO81b、送信時のアップコ
ンバート用のミキサ83b、受信時のダウンコンバート
用のミキサ84b、送信用のパワーアンプ85b、受信
用の低雑音アンプ86b、および送受切換用のスイッチ
88bによって構成される。
めに、ミキサとアンプとの間にフィルタを挿入し、ま
た、2段以上のミキサによって、中間周波信号を高周波
信号に変換し、高周波信号を中間周波信号に変換するな
ど、フロントエンド回路80aおよび80bの具体的構
成は、必要に応じて適宜、変更することができる。
したCCK,OFDM,QPSKなどを用いることがで
きる。
制御部20および50によって、無線周波数帯として図
13に示したような2.4GHz帯が選択され、2.4
GHz帯内で通信チャンネルが設定された場合には、送
信時には、送信されるデータが、MAC71でパケット
構成にされ、そのパケット構成のデータが、BBP72
で変調されて、数100MHz前後の周波数fiaの中
間周波信号に変換され、その中間周波信号が、バンドパ
スフィルタ74aを通じて、2.4GHz帯のフロント
エンド回路80aに供給される。
の発振周波数は、設定された通信チャンネルの周波数f
aに応じた周波数に制御されて、フロントエンド回路8
0aに供給された中間周波信号は、ミキサ83aで周波
数faの高周波信号に変換され、その高周波信号が、パ
ワーアンプ85aで増幅され、送受切換信号S20によ
って送信側に切り換えられたスイッチ88aを通じ、バ
ンド選択信号S10によってフロントエンド回路80a
側に切り換えられたスイッチ75を通じて、アンテナ7
9から送信される。
れた周波数faの高周波信号が、アンテナ79で受信さ
れて、フロントエンド回路80a側に切り換えられたス
イッチ75を通じて、フロントエンド回路80aに供給
され、受信側に切り換えられたスイッチ88aを通じ
て、低雑音アンプ86aで増幅され、ミキサ84aで周
波数fiaの中間周波信号に変換される。
74aを通じて、BBP72で復調されて、BBP72
からパケット構成のデータが得られる。さらに、そのパ
ケット構成のデータは、MAC71でパケット構成が解
かれて、MAC71から受信データが得られる。
ような5GHz帯が選択され、5GHz帯内で通信チャ
ンネルが設定された場合には、送信時には、送信される
データが、MAC71でパケット構成にされ、そのパケ
ット構成のデータが、BBP72で変調されて、数10
0MHz前後の周波数fibの中間周波信号に変換さ
れ、その中間周波信号が、バンドパスフィルタ74bを
通じて、5GHz帯のフロントエンド回路80bに供給
される。
の発振周波数は、設定された通信チャンネルの周波数f
bに応じた周波数に制御されて、フロントエンド回路8
0bに供給された中間周波信号は、ミキサ83bで周波
数fbの高周波信号に変換され、その高周波信号が、パ
ワーアンプ85bで増幅され、送受切換信号S20によ
って送信側に切り換えられたスイッチ88bを通じ、バ
ンド選択信号S10によってフロントエンド回路80b
側に切り換えられたスイッチ75を通じて、アンテナ7
9から送信される。
れた周波数fbの高周波信号が、アンテナ79で受信さ
れて、フロントエンド回路80b側に切り換えられたス
イッチ75を通じて、フロントエンド回路80bに供給
され、受信側に切り換えられたスイッチ88bを通じ
て、低雑音アンプ86bで増幅され、ミキサ84bで周
波数fibの中間周波信号に変換される。
74bを通じて、BBP72で復調されて、BBP72
からパケット構成のデータが得られる。さらに、そのパ
ケット構成のデータは、MAC71でパケット構成が解
かれて、MAC71から受信データが得られる。
の設定は、一つの方法として、ユーザが、図1〜図3に
示した機器10および40の操作部17および47で行
う。この場合、例えば、機器10または40で、あるい
は別の機器で、当該の無線LANシステムのエリア内に
存在する電波の周波数および強度を測定表示し、ユーザ
は、それを見て、当該の無線LANシステムのエリア内
において他の無線LANシステムで用いられている通信
電波や、当該の無線LANシステムのエリア内における
電子レンジの漏洩電波などが、妨害電波とならない周波
数帯内のチャンネルを、当該の無線LANシステムの通
信チャンネルとして設定する。
機器制御部20および50は、設定されたチャンネルを
通信チャンネルとするように機器10および40の無線
通信部70を制御する。
ら通信チャンネルを設定するように構成することもでき
る。例えば、機器10,40間で通信を開始するに当た
って、機器10および40が、無線周波数を2.4GH
z帯内および5GHz帯内の各チャンネルの周波数に順
次切り換えて一定のデータを送受し、復調後のデータの
ビット誤り率などから、最も妨害の小さいチャンネルを
判別して、そのチャンネルを通信チャンネルとして設定
するように構成する。また、機器10,40間で通信中
に、電子レンジの使用などによって、通信チャンネルに
対して妨害となる電波が発生したときには、機器10,
40が、それを検知して、通信チャンネルを妨害のない
チャンネルに変更するように構成することもできる。
設定可能なチャンネル数が大幅に増加する。すなわち、
2.4GHz帯を無線周波数帯とする場合には、同一エ
リア内で同時に設定可能なチャンネル数は、図13に示
したように最大で3チャンネルであり、5GHz帯を無
線周波数帯とする場合には、同一エリア内で同時に設定
可能なチャンネル数は、図14に示したように最大で4
チャンネルであるのに対して、図4の例では、2.4G
Hz帯と5GHz帯のいずれでもチャンネル設定が可能
であるので、同一エリア内で同時に設定可能なチャンネ
ル数は最大で7チャンネルとなる。
2.4GHz帯の各チャンネルが、他の無線LANシス
テムで通信チャンネルとして用いられているために、ま
たは電子レンジの漏洩電波などが存在するために、当該
の無線LANシステムの通信チャンネルとして用いるこ
とができない場合でも、5GHz帯のいずれかのチャン
ネルを当該の無線LANシステムの通信チャンネルとし
て用いることができる可能性が大きくなり、逆に、5G
Hz帯の各チャンネルが、当該の無線LANシステムの
通信チャンネルとして用いることができない場合でも、
2.4GHz帯のいずれかのチャンネルを当該の無線L
ANシステムの通信チャンネルとして用いることができ
る可能性が大きくなる。したがって、妨害電波によって
通信リンクが途切れてしまうおそれも著しく低減する。
て、フロントエンド回路および中間周波フィルタを一つ
追加する程度の変更でよく、大きなコストアップを来さ
ない。
態の第2の例を示す。この例では、無線通信部70のフ
ロントエンド部73を、一つのフロントエンド回路80
によって構成し、これを2.4GHz帯と5GHz帯で
共用する。また、この例は、2.4GHz帯および5G
Hz帯のそれぞれが選択されたときで中間周波数が同一
にされる場合で、フロントエンド部73には、共通の中
間周波フィルタであるバンドパスフィルタ74が設けら
れる。
ロントエンド回路80aおよび80bと同様に、局発用
のVCO81、送信時のアップコンバート用のミキサ8
3、受信時のダウンコンバート用のミキサ84、送信用
のパワーアンプ85、受信用の低雑音アンプ86、およ
び送受切換用のスイッチ88によって構成され、VCO
81の発振周波数が、2.4GHz帯と5GHz帯をカ
バーするように制御される。
5GHz帯をカバーできない場合には、2.4GHz帯
用と5GHz帯用に2個のVCOを設け、または、一つ
のVCOの発振出力を5GHz帯用とし、その発振出力
を分周して得られた局発信号を2.4GHz帯用とす
る、などの構成とすればよい。
タが、MAC71でパケット構成にされ、そのパケット
構成のデータが、BBP72で変調されて、数100M
Hz前後の周波数fiの中間周波信号に変換され、その
中間周波信号が、バンドパスフィルタ74を通じて、フ
ロントエンド回路80で周波数が2.4GHz帯のfa
または5GHz帯のfbの高周波信号に変換され、その
高周波信号が、アンテナ79から送信される。
れた周波数が2.4GHz帯のfaまたは5GHz帯の
fbの高周波信号が、アンテナ79で受信されて、フロ
ントエンド回路80で周波数fiの中間周波信号に変換
され、その中間周波信号が、バンドパスフィルタ74を
通じて、BBP72で復調されて、BBP72からパケ
ット構成のデータが得られる。さらに、そのパケット構
成のデータは、MAC71でパケット構成が解かれて、
MAC71から受信データが得られる。
ア内で同時に設定可能なチャンネル数が大幅に増加し、
妨害電波によって通信リンクが途切れてしまうおそれが
著しく低減する。さらに、この例では、一つのフロント
エンド回路80を2.4GHz帯と5GHz帯で共用す
るので、フロントエンド部73の構成が簡単となる。
GHz帯と5GHz帯で同一にする場合には、中間周波
フィルタを2.4GHz帯と5GHz帯で共通にできる
とともに、変復調部を構成するBBP72の構成も簡略
化できるので、無線通信部70全体を簡単に構成するこ
とができる。
図6は、第1の実施形態の第3の例を示し、図4の例の
ように2.4GHz帯のフロントエンド回路80aと5
GHz帯のフロントエンド回路80bを設ける場合にお
いて、アンテナとして2.4GHz帯用のアンテナ79
aと5GHz帯用のアンテナ79bを設ける場合であ
る。
し、図5の例のように一つのフロントエンド回路80を
2.4GHz帯と5GHz帯で共用する場合において、
アンテナとして2.4GHz帯用のアンテナ79aと5
GHz帯用のアンテナ79bを設ける場合である。
ンテナ79aおよび79bのいずれか一つを選択的にフ
ロントエンド回路80に接続するスイッチ76が設けら
れ、これが図4に示したバンド選択信号S10によって
切り換えられる。
z帯が選択されたときと、5GHz帯が選択されたとき
の、それぞれにおいて、受信特性を向上させることがで
きる。
施形態…図8〜図11〕無線LANシステムの無線周波
数帯として現在、IEEE802.11規格で認められ
ている周波数帯は、2.4GHz帯および5GHz帯の
みであるが、これ以外の周波数帯を無線LANシステム
の無線周波数帯とすることも、技術的に可能であり、将
来的にIEEEの規格で認められる可能性もある。
70を、2.4GHz帯、5GHz帯および第3の周波
数帯の3つの周波数帯に対応したものとする。第3の周
波数帯は、2.4GHz帯および5GHz帯とは異なる
周波数帯、例えば5GHz帯より高い周波数帯である。
態の第1の例を示す。この例では、無線通信部70のフ
ロントエンド部73を、2.4GHz帯のフロントエン
ド回路80a、5GHz帯のフロントエンド回路80b
および第3の周波数帯のフロントエンド回路80cを備
え、これら3つのフロントエンド回路80a,80bお
よび80cのうちの一つを選択的に共通のアンテナ79
に接続するスイッチ75aおよび75bを備えるものと
する。
80cは、それぞれ、図4の例のフロントエンド回路8
0a,80bと同様に構成される。スイッチ75aは、
バンド選択信号S11によって、2.4GHz帯が選択
されたときにはフロントエンド回路80a側に、5GH
z帯または第3の周波数帯が選択されたときにはスイッ
チ75b側に、それぞれ切り換えられ、スイッチ75b
は、バンド選択信号S12によって、5GHz帯が選択
されたときにはフロントエンド回路80b側に、第3の
周波数帯が選択されたときにはフロントエンド回路80
c側に、それぞれ切り換えられる。
z帯および第3の周波数帯のそれぞれが選択されたとき
で中間周波数が変えられる場合で、フロントエンド部7
3には、それぞれ用の中間周波フィルタであるバンドパ
スフィルタ74a,74bおよび74cが設けられる。
除いて、第1の実施形態の図4の例と同じであり、周波
数fcは、第3の周波数帯が選択された場合の無線周波
数である。
定可能なチャンネル数が、第1の実施形態の各例より増
加し、妨害電波によって通信リンクが途切れてしまうお
それが、第1の実施形態の各例より低減する。
態の第2の例を示す。この例では、無線通信部70のフ
ロントエンド部73を、一つのフロントエンド回路80
によって構成し、これを2.4GHz帯、5GHz帯お
よび第3の周波数帯で共用する。また、この例は、2.
4GHz帯、5GHz帯および第3の周波数帯のそれぞ
れが選択されたときで中間周波数が同一にされる場合
で、フロントエンド部73には、共通の中間周波フィル
タであるバンドパスフィルタ74が設けられる。
除いて、第1の実施形態の図5の例と同じである。
1)図10は、第2の実施形態の第3の例を示し、図8
の例のように2.4GHz帯のフロントエンド回路80
a、5GHz帯のフロントエンド回路80bおよび第3
の周波数帯のフロントエンド回路80cを設ける場合に
おいて、アンテナとして2.4GHz帯用のアンテナ7
9a、5GHz帯用のアンテナ79bおよび第3の周波
数帯用のアンテナ79cを設ける場合である。
し、図9の例のように一つのフロントエンド回路80を
2.4GHz帯、5GHz帯および第3の周波数帯で共
用する場合において、アンテナとして2.4GHz帯用
のアンテナ79a、5GHz帯用のアンテナ79bおよ
び第3の周波数帯用のアンテナ79cを設ける場合であ
る。
ンテナ79a,79bおよび79cのいずれか一つを選
択的にフロントエンド回路80に接続するスイッチ76
aおよび76bが設けられ、これらが図8に示したバン
ド選択信号S11およびS12によって切り換えられ
る。
線周波数帯が3つである点を除いて、第1の実施形態の
図6および図7の例と同じである。
は、図4、図6、図8または図10の例のように各周波
数帯ごとにフロントエンド回路を設ける場合には、各周
波数帯ごとに中間周波数を変え、図5、図7、図9また
は図11の例のように一つのフロントエンド回路を各周
波数帯で共用する場合には、各周波数帯で中間周波数を
同一にする場合であるが、逆に、各周波数帯ごとにフロ
ントエンド回路を設ける場合に、各周波数帯で中間周波
数を同一にし、一つのフロントエンド回路を各周波数帯
で共用する場合に、各周波数帯ごとに中間周波数を変え
ることもできる。
帯、5GHz帯、第3の周波数帯および第4の周波数帯
など、4つ以上の周波数帯に対応したものとすることも
できる。
1に示したベース端末としての機器10内にデジタル放
送を受信できるチューナなどを内蔵させることもでき
る。
ース端末と複数のポータブル端末によって、または複数
のベース端末と一つのポータブル端末によって、または
複数のベース端末と複数のポータブル端末によって、構
築することもできる。また、特殊な場合として、ある無
線通信機器を送信専用とし、ある無線通信機器を受信専
用とすることもできる。
一エリア内で同時に設定可能なチャンネル数を大幅に増
加させることができ、妨害電波によって通信リンクが途
切れてしまうおそれを著しく低減することができる。
ステムの一例を示す図である。
図である。
示す図である。
ある。
る。
略する。
Claims (7)
- 【請求項1】送信するデータを変調して中間周波信号に
変換し、または受信された高周波信号が変換されて得ら
れた中間周波信号を復調するベースバンド処理部と、 このベースバンド処理部からの中間周波信号を高周波信
号に変換して送信し、または受信した高周波信号を中間
周波信号に変換して前記ベースバンド処理部に供給する
フロントエンド部とを備え、 このフロントエンド部は、複数の周波数帯に対応したも
のとされて、その複数の周波数帯中の選択された一つの
周波数帯内で設定された周波数を無線周波数とする無線
通信装置。 - 【請求項2】請求項1の無線通信装置において、 前記フロントエンド部は、前記複数の周波数帯のそれぞ
れに対応した複数のフロントエンド回路を備える無線通
信装置。 - 【請求項3】請求項1の無線通信装置において、 前記フロントエンド部は、前記複数の周波数帯に共用さ
れるフロントエンド回路を備える無線通信装置。 - 【請求項4】請求項1の無線通信装置において、 前記複数の周波数帯のそれぞれに対応した複数のアンテ
ナを備える無線通信装置。 - 【請求項5】請求項1の無線通信装置において、 前記複数の周波数帯に共用されるアンテナを備える無線
通信装置。 - 【請求項6】請求項1の無線通信装置において、 前記複数の周波数帯は、少なくとも2.4GHz帯およ
び5GHz帯を含むものである無線通信装置。 - 【請求項7】請求項1の無線通信装置を無線通信部とし
て備えるとともに、 前記複数の周波数帯から一つの周波数帯を選択し、かつ
その選択した周波数帯内で無線周波数を設定する機器制
御部を備える無線通信機器。
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