JP2002032219A - システム構築方法およびそのシステム、システム構成図の作図方法およびそのシステム、システム構成ファイルの生成方法およびそのシステム、ならびに記録媒体 - Google Patents

システム構築方法およびそのシステム、システム構成図の作図方法およびそのシステム、システム構成ファイルの生成方法およびそのシステム、ならびに記録媒体

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JP2002032219A JP2000197377A JP2000197377A JP2002032219A JP 2002032219 A JP2002032219 A JP 2002032219A JP 2000197377 A JP2000197377 A JP 2000197377A JP 2000197377 A JP2000197377 A JP 2000197377A JP 2002032219 A JP2002032219 A JP 2002032219A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム構築作業における作業効率を向上す
る。 【解決手段】 顧客1はインフラ構築サービス2の提供
者のシステム構築依頼をし、サービス提供者はコンサル
ティングを行う。サービス提供者はe-エディタを用いて
システムの構成図を作成し、e-エディタに入力されたデ
ータを構成ファイル生成サービス3のサーバに送信す
る。サーバはテンプレートのマクロ展開により構成ファ
イルを自動生成し、必要に応じてカスタマイズした後、
構成ファイルをサービス提供者に返送する。サービス提
供者は構成ファイルを顧客のシステムに導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムの構築方
法、構築システム、システム構成図の作図方法、作図シ
ステム、システム構成ファイルの生成方法、生成システ
ムおよび媒体に関し、特に、ネットワーク等コンピュー
タシステムの能率的な構築に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ技術の進展とともにインタ
ーネットが極めて急速に普及している。企業間はもとよ
り、企業と個人、個人と個人を結ぶ情報インフラとして
今や欠くことができない社会の基盤技術になりつつあ
る。特に、企業におけるインターネット利用は、新たな
市場開拓、顧客開拓、常連客の確保、企業間取引等電子
商取引を進める上での必須基盤であるとの認識が生まれ
ている。また、中小規模の企業あるいは小規模オフィス
で事業を行う個人等においても大企業と対等に渡り合え
る有効なツールとして認識されている。このような状況
において企業あるいは個人がインターネット対応のシス
テム環境を取得することは事業展開を図る上で緊急の課
題であるといえる。また、既にシステムを構築している
者にとっても、情報技術(IT:Information Technolo
gy)分野の技術進歩は激しく、常に最新の技術に対応す
ることが好ましい。なお、インターネットが基本的な社
会基盤の1つであると認識されつつある現代において
は、個人の私的なインターネット利用あるいは非営利事
業者のインターネット利用等非営利なインターネット利
用であってもその重要性は何ら損なわれることはない。
このような社会環境の下に、積極的なIT投資が行わ
れ、多種多様なシステムの構築が行われている。システ
ム構築の手法の一例を概説すれば以下の通りである。
【0003】システム構築に必要な知識を備えたIT技
術者(システムエンジニア)が顧客の要求を聞き、この
要求に沿ったシステム構築のコンサルテーションを行
う。このコンサルテーションを踏まえた論理システム
(メール、ウェブ、アプリケーション等の各種サービス
の構成と関連)を設計し、これを実現する物理システム
(何れのサービスを何れのハードウェアで実現するか等
物理的条件に基づくハードウェアの構成と関連)を設計
する。さらに、システムを構成する各ハードウエアにつ
いて各環境固有値を決定する。環境固有値は稼働環境に
固有のパラメータ、たとえばサーバ名、IP(Internet
Protocol)アドレス、DNS(Domain NameServer)の
転送先等である。
【0004】これら論理システム、物理システムの設計
はシステム構成図を作成することにより行われる。つま
り、論理的な構成要素である各サービスを方形等の図形
で表し、各サービス間の関連を図形を結ぶ線または矢印
で表す。矢印の方向はたとえば情報の流れである。サー
ビスを実現するハードウェアも同様に方形等の図形で表
し各サービスを包含するように配置する。サービス、ハ
ードウェアを表す図形を囲むサブネット枠、ドメイン枠
を記入しネットワークを定義する。そして、各ハードウ
ェアにIPアドレス等の環境固有値を記入して動作環境
をも含めた動作環境構成図を完成する。
【0005】その後、システムに必要なハードウェアを
用意し、ハードウェアの接続、システムソフトウェア、
各種デバイスドライバ、アプリケーション等のインスト
ールを行った後、動作環境構成図に基づき各ハードウェ
アのシステム構成ファイルの作成および導入(環境固有
値の入力)を行う。そしてシステム全体の動作確認を行
い、ユーザやグループの追加、セキュリティ設定等運用
形態に応じた調整を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したシス
テム構築手法では以下のような問題がある。第1に論理
システム、物理システム、動作環境等の構成図の作成に
大きな作業負担がかかる。前記の通り構成図の作成はシ
ステム設計作業でもあるため人手により図形を描画しな
がら進められる。図形描画に汎用的なCAD(Computer
Aided Design)ソフトを用いたとしても図形あるいは
文字の生成および位置合わせ、サービス間の関連を示す
線の描画等を行う必要があり、作業負担が大きい。特に
大きなネットワークシステムを設計する場合には構成す
るサービス、ハードウエア、それらの関連等記述すべき
要素が膨大になり、作業負担は著しく増大する。
【0007】第2に、1つのプロジェクト等で作成した
構成図や構成ファイルを別のシステム構成に再利用しよ
うとした場合、変更箇所の洗い出し作業に大きな負担が
生じる。1度作成した構成図や構成ファイルはノウハウ
として保管し、後に類似したシステムの構築作業の際に
活用できる。ただ、システムが同一になることは稀であ
り、通常は新たなシステムに対応した変更箇所を生じ
る。このような変更に迅速に対応するために完成した構
成図や構成ファイルにそのシステムに固有な箇所を予め
マークし、また、システムの要素間の関連する他の要素
についてメモを貼付する。このようなマーク、貼付メモ
を目印に変更すべき箇所を素早く把握し、新たなシステ
ム構築に過去の構築事例を活用することができる。しか
し、前記した従来の構築手法では、構成図が描かれてい
てもその要素間の関連性はマーク、メモ等に頼らざるを
得ない。マーク、メモは属人性が高く、いかに目印を標
準化したとしても結局は再利用の際に変更箇所の洗い出
しが必要になる。すなわち、過去の構築事例を再利用す
るにはその汎用化が十分でなく、類似した新たなシステ
ムの構築の大きな作業能率の改善には至らない。
【0008】第3に、過去のシステム構築事例を再利用
して新たなシステムを構築した場合、構成図や構成ファ
イルの変更は人手に頼らざるを得ず、人為的なミスを皆
無にはできない。前記の通り過去の構築事例が汎用化さ
れていないため、再利用の際には人手による変更箇所の
洗い出し、変更記入が行われる。このような人手による
作業負担が大きいばかりでなく、人手による作業には必
然的にミスが混入する。通常このようなミスは文字、記
号等の転記ミス、変更すべき箇所の洗い出しの不完全性
等であり、その発見は困難である。特に大きなシステム
の場合には変更箇所が多く、また変更箇所も詳細になる
ので、ミスの混入する確率が高くなる。
【0009】また、前記した問題に加えて、インターネ
ットに適応したシステムの構築要求が高いにもかかわら
ず必要な知識を備えたIT技術者を確保することが困難
である。IT技術者の不足は必要な教育および訓練によ
り対応できるものの、迅速かつ十分な構築サービスを提
供する阻害要因になっていることは確かである。
【0010】さらに、優秀なIT技術者であっても、イ
ンターネット技術の進展の速さをフォローアップするこ
とは容易ではない。ドッグイヤーで進展するIT分野で
は、常に新たなサービスが提供され、このようなサービ
スをシステムに迅速に取り込む必要に迫られる。
【0011】本発明の目的は以下の通りである。システ
ム構築作業における作業効率を向上することにある。構
成図の作成負担を軽減することにある。構成図の作成か
ら構成ファイルの作成まで一貫して行えるシステムを提
供することにある。構成図および構成ファイルの修正お
よび変更を容易に行える手段を提供することにある。構
成図および構成ファイルの作成段階におけるミスの混入
を抑制できる手法を提供することにある。過去のシステ
ム構築事例である完成した構成図を汎化する手段を提供
することにある。過去の構築事例を有効に活用できる手
段を提供することにある。必要最低限の知識で高度なシ
ステム構築を可能にする手段を提供することにある。新
たなサービス等の技術に即応できる手段を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の発明の概略を説明
すれば、以下の通りである。本発明のシステム構築方法
は、システム構成エディタを用いてシステムの構成図を
作成する段階と、システム構成エディタで生成または入
力された属性データを含むシステムの構成ファイルを自
動的に生成する段階と、構成ファイルをシステムに導入
する段階と、を含む。このようなシステム構築方法によ
れば、システム構築エディタを用いて構成図の作成を能
率的に進めることができる。また、構成ファイルを自動
生成するので、システムの構成図の作成から構成ファイ
ルの作成まで一貫して行える。
【0013】システム構成エディタを用いた構成図の作
成段階には、コンポーネントを指定し、システム構成エ
ディタの作図画面にコンポーネントを生成する段階と、
コンポーネントを他のコンポーネントに関連付ける段階
と、コンポーネントのプロパティを入力する段階とを有
する。コンポーネントの関連付けの契機となる動作には
コンポーネントの包含、重畳、関連線の発生等がある。
コンポーネントは論理的なサービス、ハードウエアであ
り、予め登録されている要素である。ユーザは、このよ
うなコンポーネントを選択することにより簡便にサービ
ス等の図形を表示することができる。また、コンポーネ
ントは他のコンポーネントと関連付けられるので、コン
ポーネントの移動、拡大、縮小等によりコンポーネント
間の関連線を引き直す必要がない。これにより作業能率
を高めることができる。また、コンポーネント毎にプロ
パティが定義されこのプロパティでコンポーネント間の
関連、コンポーネント(サービスあるいはハードウェ
ア)に固有の環境固有値を記述できる。プロパティはコ
ンポーネントに付随するのでコンポーネント間の関連が
構造的に変化したような場合にはその構造を反映したプ
ロパティ値の変更が行える。
【0014】コンポーネントの生成により、コンポーネ
ントの一部の属性データにデフォルトデータが入力され
てもよい。これによりユーザの入力の利便性を高めるこ
とができる。デフォルトデータにはコンポーネントの影
響領域およびコンポーネントの基準点を含むことができ
る。
【0015】コンポーネントの生成段階またはコンポー
ネント間の関連付け段階において、コンポーネントの全
部または一部が、他のコンポーネントの影響領域内にあ
る時には、コンポーネントの属性データの一部に他のコ
ンポーネントの属性データを引き継ぐことができる。
【0016】プロパティの入力段階において、入力可能
なプロパティを、コンポーネントに関連付けることが可
能なプロパティの一部に制限することができる。これに
より、不必要なプロパティを省略して最低限の知識を有
する者でも本構成エディタを用いることにより標準的な
システム構成を可能にする。つまり、ユーザはプロパテ
ィの入力画面を参照しながら値を入力することにより、
要求されるデータフィールドに値を入力するだけで標準
的なシステムを自動的に構成できる。逆にいえば、要求
される値がプロパティ画面で明示されることになり、た
とえばコンサルティング活動を行う際のアシスト機能を
果たすことができる。
【0017】構成ファイルの自動生成段階には、構成フ
ァイルテンプレートに含まれるシャドウプロパティをシ
ステムに固有のプロパティに置き換える段階、あるい
は、構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ関数を
再帰的に展開し、マクロ関数で指定されたプロパティを
システムに固有のプロパティに置き換える段階、あるい
は、構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ制御文
に従って再帰的に展開し、シャドウプロパティまたはマ
クロ関数で指定されたプロパティを複数のシステム固有
のプロパティに置き換える段階、の何れかの段階を含む
ことができる。これにより構成エディタに入力されたデ
ータを組み込んで構成ファイルを自動的に生成できる。
構成ファイルテンプレートは、マクロ言語を用いて標準
的な構成ファイルが生成されるようにサービス等のコン
ポーネントを考慮して予め作成する。構成ファイルテン
プレートは、システムで用いるプロダクトバージョンを
考慮してプロダクトバージョンごとに用意できる。
【0018】なお、構成ファイルの自動生成段階の後
に、制限されたプロパティに関して構成ファイルを修正
することができる。また、顧客に対し、システムの構築
事業者がシステム構築に関するコンサルテーションを行
い、システム構築事業者が構成図の作成および構成ファ
イルのシステムへの導入を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異
なる態様で実施することが可能であり、本実施の形態の
記載内容に限定して解釈すべきではない。なお、実施の
形態の全体を通して同じ要素には同じ番号を付するもの
とする。
【0020】以下の実施の形態では、主に方法またはシ
ステムについて説明するが、当業者であれば明らかなと
おり、本発明は方法、システムの他、コンピュータで使
用可能なプログラムコードが記録された媒体としても実
施できる。また、本発明はソフトウェア、つまりコンピ
ュータで解読されコンピュータに対する処理命令あるい
はデータのシーケンス(プログラムコード)としても把
握できる。したがって、本発明は、ハードウェアとして
の実施形態、ソフトウェアとしての実施形態またはソフ
トウェアとハードウェアとの組合せの実施形態をとるこ
とができる。プログラムコードが記録された媒体として
は、ハードディスク、CD−ROM、光記憶装置または
磁気記憶装置を含む任意のコンピュータ可読媒体を例示
できる。
【0021】図1は本発明の一実施の形態であるシステ
ム構築方法の一例を概念的に示したブロック図ある。本
実施の形態のシステム構築方法では、顧客1とインフラ
構築サービス2と構成ファイル生成サービス3とを有す
る。顧客1はネットワークシステム等のシステム構築を
希望する者であり、たとえばシステムを利用し事業活動
を行う企業、個人等である。顧客1は自らシステムを構
築するのではなく、システム構築を外部に委託しようと
する者である。インフラ構築サービス2の提供者は、顧
客1からシステム構築に関して業務を受託する者であ
る。顧客1に対してコンサルテーションを行い、システ
ム構築に関する十分知識を持たない顧客1を支援する。
構成ファイル生成サービス3はインフラ構築サービス2
が利用できる構成ファイルの自動生成機構である。後に
説明するコンポーネント等の最新技術への対応、ファイ
ル生成のエラーレポート等、高度な知識が要求される機
能を集約する。よって、インフラ構築サービス2は構成
ファイル生成サービス3から最新かつ高度な情報を得る
ことができ、また技術的なサポートが期待できるので、
インフラ構築サービス2の提供者には高度な知識は要求
されない。
【0022】図2は、本システム構築方法の手順の一例
を示したフローチャートである。まず顧客1からのシス
テム構築依頼をインフラ構築サービス2の提供者が受け
る(ステップ4)。インフラ構築サービス2の提供者は
顧客1に対してコンサルテーションを行う(ステップ
5)。このコンサルテーションで顧客1は自己の必要と
するサービスを要求し、あるいは前記提供者からのプレ
ゼンテーションを受けて自己のシステム構築に必要な情
報を得ることができる。サービス提供者は顧客1のニー
ズを把握し、システム設計の基礎になる情報を入手す
る。その後インフラ構築サービス2の提供者はシステム
構成エディタ(e−エディタ)によるシステム設計作業
を行う(ステップ6)。
【0023】e−エディタでは、後に説明するようにシ
ステム構成図(論理システム構成図、物理システム構成
図、動作環境構成図)が容易に作成できる。このため設
計者の作業負担を軽減できる。また、e−エディタでは
図示されるサービス等の要素(コンポーネント)間の関
連が記述される。このためコンポーネントの生成、移動
等の操作によってたとえば関連線による関連の記述が自
動的に再描画される。また、e−エディタでは、各コン
ポーネント毎にプロパティを有し、プロパティによって
コンポーネントに固有の値を記述できる。これにより、
プロパティリストに含まれる値(プロパティ)を構成フ
ァイル生成サーバに渡して構成ファイルを自動的に生成
できる。さらにe−エディタのプロパティリストに表示
する項目を制限することにより、構築サービス提供者の
コンサルテーションを行いやすくできる。コンサルタン
トはプロパティリストの空白フィールドを埋めるに必要
な情報を収集するようにコンサルテーションを行えばよ
く、システム構築に関する高度な知識を持たないコンサ
ルタントであっても一定の顧客満足度を得るシステム設
計を行える。これにより時間と費用を多大に要する教育
訓練を経ることなく多くの人材をコンサルタントとして
活用できる。
【0024】e−エディタのプロパティリストに入力さ
れたデータ(プロパティ値)は構成ファイル生成サーバ
(構成ファイル生成サービス3)に送信される(ステッ
プ7)。プロパティを受信したサーバはこれを記録し、
サーバ内のマクロエンジンを用いて構成ファイルテンプ
レートをマクロ展開する。マクロ展開では受信したプロ
パティ値(入力情報)を組み込んで構成ファイルを生成
する(ステップ8)。このようにマクロ展開により構成
ファイルを自動生成するのでシステム固有値(プロパテ
ィの一部)の入力ミスが発生しない。このため作業段階
におけるミスの洗い出し作業が短縮でき、作業能率を高
めることができる。また、後に説明するようにマクロ展
開の際に必要なデータの欠落、コンポーネント間の論理
的な整合性の欠落等を発見できる。この結果はエラーレ
ポートとしてインフラ構築サービス2に返すことがで
き、e−エディタへの入力段階のミスの発見を支援する
ことができる。
【0025】生成された構成ファイルは必要に応じてカ
スタマイズされる(ステップ9)。カスタマイズでは、
e−エディタのプロパティリストに表示されないデータ
がある場合にはそのデータについて行うことができる。
前記の通りe-エディタのプロパティリストに表示するプ
ロパティは必要最低限に制限できる。このように制限す
ることによりサービス提供者によるコンサルティングを
行いやすくできる。しかし、プロパティリストに表示し
たもの以外のプロパティについてデフォルト値を割り当
てたのでは顧客の細かな要求に応えられない。このため
人手によるカスタマイズで対応する。このカスタマイズ
には高度な知識が要求されるので構成ファイル生成サー
ビス3の側で行うことが好ましい。
【0026】カスタマイズが終了した構成ファイルはイ
ンフラ構築サービス2に送信される(ステップ10)。
インフラ構築サービス2の提供者はシステム構築に必
要なハードウェアとシステムソフトウェア、アプリケー
ションソフトウェア等のソフトウェアを用意し(ステッ
プ11)、必要な設置および物理的な結線処理を行った
後、構成ファイルを導入する(ステップ12)。この段
階で基本的なシステムの構成が完了する。サービス提供
者はシステムの動作確認を行い(ステップ13)、ユー
ザやグループの追加、セキュリティレベルの設定等運用
形態に沿ったチューニングを行なって(ステップ1
4)、顧客1に納品する。顧客1はこのシステムを使用
し必要な業務に活用できる(ステップ15)。
【0027】本実施の形態のシステム構築方法によれ
ば、構成図の作成から構成ファイルの生成まで一貫して
行える。この時e−エディタを用いて作業を能率化し、
システム設計の簡便性、入力ミス等の能率低下要因を低
減できる。しかも、本方法によれば、真に高度な知識が
要求される業務は構成ファイル生成サービス3に集約し
て、構成ファイル生成サービス3のサポート体制の元に
インフラ構築サービス2を展開できる。このためインフ
ラ構築サービス2に従事するコンサルタントの業務をア
シストして、必ずしも高い知識を有さない者であっても
提供可能な高い品質のインフラ構築サービス環境を提供
できる。本システム構築方法とそのシステムでは、シス
テム構築サービスに従事する者の能力と労働資源を最適
化して高品質なインフラ構築サービスを迅速に顧客に提
供できる。
【0028】なお、ここでは顧客1とインフラ構築サー
ビス2と構成ファイル生成サービス3とが各々別個独立
した者によって実現される例を説明したが、図3に示す
ように、顧客1が構成ファイル生成サービス3に直接ア
クセスする形態もある。この場合、顧客1にe−エディ
タを配布し、e−エディタへの入力は顧客1が自ら行う
形態を想定する。この場合の顧客1はシステム構築に関
するコンサルテーションを必要としないある程度の知識
を有した者である必要がある。また、図4に示すよう
に、インフラ構築サービス2と構成ファイル生成サービ
ス3とが同一事業者によって実現されてもよい。
【0029】次に、e−エディタを実現するシステム、e
−エディタによる作図方法について詳細に説明する。な
お、本実施の形態で用いるコンピュータシステムは一般
的なものでよい。たとえば中央演算処理装置(CP
U)、主記憶装置(メインメモリ:RAM)、不揮発性
記憶装置(ROM)等を有し、これらがバスで相互に接
続される。バスには、その他コプロセッサ、画像アクセ
ラレータ、キャッシュメモリ、入出力制御装置(I/
O)、外部記憶装置、データ入力デバイス、表示デバイ
ス、通信制御装置等が接続される。その他、一般的にコ
ンピュータシステムに備えられるハードウェア資源を備
えることが可能なことは言うまでもない。データ入力デ
バイスには、キーボード等の入力装置、マウス、ポイン
ティングデバイス等の補助入力装置を備えることができ
る。表示装置としては、CRT、液晶表示装置、プラズ
マ表示装置が例示できる。コンピュータシステムには、
パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メイン
フレームコンピュータ等各種のコンピュータが含まれ
る。後に説明する処理は、複数のシステムで分散的に処
理されてもよい。一部のプログラムをユーザのコンピュ
ータで、一部のプログラムをリモートコンピュータで分
散的に処理できる。プログラムで利用されるデータは、
それがどのコンピュータに記録されているかは問われな
い。データの所在に関する情報(アドレス)が明らかで
ありそのデータが利用可能である限り、データあるいは
プログラムの格納場所はコンピュータネットワーク上の
任意の場所とすることができる。各ネットワークコンピ
ュータ間の通信には公知の通信技術を適用でき、たとえ
ばTCP/IP、HTTP等のプロトコルを用いること
ができる。また、各記憶装置に記録された各ファイル
(データあるいはプログラム)の存在箇所(アドレス)
は、DNS、URL等を用いて特定できる。なお、本明
細書においてインターネットという用語には、イントラ
ネットおよびエクストラネットも含むものとする。イン
ターネットへのアクセスという場合、イントラネットや
エクストラネットへのアクセスをも意味する。コンピュ
ータネットワークという用語には、公的にアクセス可能
なコンピュータネットワークと私的なアクセスしか許可
されないコンピュータネットワークとの両方が含まれる
ものとする。
【0030】図5は、本実施の形態のe−エディタを実
現するシステムの一例の概要を示したブロック図であ
る。CPU等の制御装置21には入力装置22、補助入
力装置23、表示装置24、通信制御装置25が接続さ
れ、システムファイル26、コンポーネントデータベー
ス27、デフォルトデータベース28を有する。
【0031】制御装置21はe-エディタを実行するコ
ンピュータシステムを制御する。たとえば、入力装置2
2あるいは補助入力装置23からの入力信号を受けてe-
エディタの編集あるいは入力機能を制御する。あるいは
e-エディタの表示データ、図形を表示装置24に表示す
る制御、通信制御装置25を介したデータ通信の制御等
を行う。
【0032】システムファイル26にはコンピュータシ
ステムのシステムソフトウェア、システム制御に必要な
データ等のほかにe-エディタを実現するソフトウェアが
記録される。e-エディタソフトウェアは制御装置21で
読み出され実行される。
【0033】コンポーネントデータベース27には、コ
ンポーネントの定義ファイルが記録される。定義ファイ
ルは、たとえば、コンポーネント番号、コンポーネント
名、プロパティ数、の後にその数だけのプロパティ名を
定義する。以下に「ドメイン枠、サブネット枠、サーバ
ー枠」の3つのツール(コンポーネント)を定義した例
を示す。
【0034】 "[",0,"Domain",2,"]" "...<","ト゛メイン:",">..." "...<","ネットワーク:",">..." "[",1,"SubNet",2,"]" "...<","サフ゛ネット:",">..." "...<","マスク:",">..." "[",2,"H/W",2,"]" "...<","ホスト名:",">..." "...<","IPアト゛レス:",">..." ドメイン枠のプロパティとして、「ドメイン名とネット
ワーク・アドレス」が定義され、サブネット枠のプロパ
ティとして「サブネット・アドレスとIPアドレス」が定
義され、サーバ枠のプロパティーとして、「ホスト名と
IPアドレス」が定義されている。
【0035】このような定義ファイルにすることによ
り、コンポーネントへのプロパティの追加、新たなコン
ポーネントの追加等が容易にできるようになる。コンポ
ーネントの定義ファイルはe-エディタソフトウェアの制
御下で読み出され、後に説明するコンポーネントボック
スにアイコン表示される。
【0036】デフォルトデータベース28には、各コン
ポーネントのデフォルト値が記録される。デフォルト値
は各コンポーネントの生成の際にプロパティとして適用
される。
【0037】図6は、e-エディタによる作図方法の一例
を示したフローチャートである。まず、e-エディタを起
動する(ステップ30)。e-エディタの起動によりツー
ルマネージャ、カンバスマネージャ、プロパティマネー
ジャが起動する。図7はe-エディタの起動後の表示画面
の一例を示した図である。表示装置24の表示画面に
は、ツールマネージャにより生成表示されるツールボッ
クス40、カンバスマネージャにより生成表示されるカ
ンバス41、プロパティマネージャにより生成表示され
るプロパティリスト42の各画面フレームが表示され
る。
【0038】ツールボックス40には、ネットワークシ
ステムを構成するコンポーネントがアイコン表示され
る。コンポーネントとして、ドメイン枠(Domain)、サ
ブネット枠(SubNet)、ハードウェア(H/W)等が例示で
きる。定義ファイルを書き換えることによりコンポーネ
ントが追加・削除できることは前記の通りであり、定義
ファイルの内容はコンポーネントマネージャにより読み
出されてツールボックス40に反映される。
【0039】カンバス41は図形の描画・表示画面であ
る。生成されたコンポーネントに対応する図形がカンバ
ス41に描画され、任意の図形はカンバス41上で移
動、拡大、縮小等の編集が可能である。
【0040】プロパティリスト42には現在選択されて
いるコンポーネントのプロパティが表示される。プロパ
ティには自動的に生成され変更が不可能なプロパティ
(たとえばコンポーネント番号等)がある。また、自動
的に生成されるが変更が可能なプロパティ(たとえばコ
ンポーネント名等)がある。さらに自動的には生成され
ず、入力が必要なプロパティがある。
【0041】e-エディタの起動後、ユーザ(システム構
築作業者)は、ツールボックス40からコンポーネント
を選択し、たとえばマウスによるコンポーネントアイコ
ンのドラッグアンドドロップによってコンポーネント図
形をカンバス41に生成・描画する(ステップ31)。
カンバス画面にドロップされたアイコンはデフォルト値
で規定された大きさの長方形を生じ、これをカンバス4
1に描画する。また、カンバス画面のある点をマウスで
クリックし、キーコマンド等の他のコマンド操作により
コンポーネント図形を発生させても良い。
【0042】発生されたコンポーネントのプロパティに
はその発生を契機としてデフォルト値が入力される。た
とえばコンポーネントのシリアル番号、コンポーネント
名等である。その他、コンポーネントが発生したカンバ
ス41上の位置によって図形の座標が入力され、基準
点、色、フォント等が入力される。デフォルト値は予め
コンポーネントごとに定めておき、デフォルトデータベ
ース28に記録できる。
【0043】プロパティとして生成される図形の座標
は、図形の位置、大きさを規定するだけでなく、コンポ
ーネントの影響範囲をも規定する。また、基準点は図形
外周の何れかの位置に生成され、その図形で表されるコ
ンポーネントを代表する点として機能する。基準点は外
周の任意の位置に移動できる。つまり、あるコンポーネ
ントの基準点が他のコンポーネントの影響範囲内にある
時には、そのコンポーネントは他のコンポーネントに影
響される。たとえばあるDHCP(Dynamic HostConfig
uration Protocol)の基準点がプロパティ値として「19
2.168.10」を持つサブネット枠の影響範囲内にある時に
は、そのDHCPはサブネット「192.168.10」内で稼動
することを表す。この場合、DHCPのプロパティ値
「192.168.10」はサブネット枠内に生成あるいは移動さ
れる時に自動的に生成あるいは変更される。
【0044】コンポーネントがハードウェアである場合
にはコンポーネントの基準点はインターフェイスをも表
す。よって、プロパティである基準点のサブプロパティ
としてホスト名プロパティ、IPアドレス・ホスト部プ
ロパティを有することになる。なお、異なるサブネット
間を接続するゲートウェイのように複数のコンポーネン
トに包含されるコンポーネントの場合には基準点を追加
する。前記の場合ゲートウェイ枠の外周には複数の基準
点を設け、各基準点は各サブネット枠の各々の影響範囲
内に置かれる。また、複数の基準点を持つハードウェア
枠内で稼動するサービス(たとえばDNS)が複数の基
準点を使用してサービス提供する場合、サービスの各基
準点はハードウェアの各基準点に対応させ、サブネット
枠には1つの基準点を含むようにする必要がある。複数
のハードウェア基準点(インターフェイス)が同一サブ
ネット枠に存在する場合には同一のネットワーク部プロ
パティを持つ複数サブネット枠に分割する必要がある。
【0045】カンバス41に描画されている図形を選択
することにより、その図形で表されるコンポーネントの
プロパティがプロパティリスト42内の入力フィールド
に表示される。ブランクフィールドまたは変更可能なフ
ィールドにデータを入力し、プロパティ値を入力する
(ステップ32)。
【0046】このようにして1つのコンポーネントに対
する図形の生成、プロパティの入力ができ、その他のコ
ンポーネントも同様に追加できる(ステップ33)。さ
らに、複数のコンポーネント間を関連付け、あるいはコ
ンポーネントを他のコンポーネントの影響範囲内に移動
してコンポーネント間の関連付けを行う(ステップ3
4)。
【0047】コンポーネント間の関連を示す関連線を生
成することにより関連付けを行える。たとえばコンポー
ネントがDNSである場合、転送元DNSと転送先DN
Sの関連付けは転送元DNSの転送先プロパティに転送
先DNSを入力することにより行う。転送元DNSのプ
ロパティ入力をアクティブにした状態で転送先DNSを
マウスで選択操作することにより入力しても良い。この
関連は転送元DNSから転送先DNSへの矢印線で表さ
れ、プロパティ入力により自動的に生成される。
【0048】また、コンポーネントの基準点が他のコン
ポーネントの影響範囲内に入るようにコンポーネントを
移動すれば、影響範囲内のコンポーネントがその影響範
囲を持つコンポーネントに関連付けられる。たとえばD
NSをハードウェア枠内に移動した場合、そのDNSは
ハードウェア枠で示されるサーバ等で稼動することを表
し、DNSに適用できるハードウェアのプロパティがD
NSのプロパティに引き継がれる。たとえば、前記した
「ドメイン枠、サブネット枠、サーバー枠」を定義した
定義ファイルにおいて、ドメイン枠を描いてドメイン・
プロパティに「ibm.local.com」、ネットワーク・プロ
パティーに「192.168.0.0」を設定し、その中にサブネ
ット枠を描いてサブネット・プロパティに「192.168.1
0.0」、マスク・プロパティーに「255.255.255.0」を設
定し、またその中にサーバー枠を描いてホスト名・プロ
パティに「srv01」、IPアドレス・プロパティーに「19
2.168.10.10」を設定した場合、このサーバー枠の中に
配置されるDNS等のツール(コンポーネント)には、自
動的にサーバー枠やドメイン枠などの上位レベルのプロ
パティが付加される。
【0049】必要なシステムが構成できるまで以上のよ
うなステップを繰り返し、システム設計を行う。設計が
完了した段階で動作環境構成図が作成されたことにな
る。なお、プロパティリスト42に表示される項目を基
本的なシステム構成を達成するに必要十分な量に制限す
ることができる。これにより前記設計作業においては、
全てのプロパティリストを埋めるように設計を進めるこ
とができる。逆にいえばプロパティリストを埋めればそ
れ以上の情報を収集する必要はない。これにより高度な
知識を持たないオペレータ(コンサルタント)にも設計
作業に必要な情報が明確に把握でき、コンサルテーショ
ンを進めやすくできる。
【0050】図8はある程度の作図(設計)作業を進め
た後の表示画面の一例を示す画面図である。カンバス4
1にはいくつかのコンポーネントが表示されている。た
とえば名称「内部DNS」のDNSコンポーネントがハ
ードウェア「NetFinity-1」上で稼動するように配置さ
れ、ハードウェア「NetFinity-1」はサブネット「区画
1」内に配置されている。サブネット「区画1」はドメ
イン「箱崎LAN」のサブネットである。 サブネット「区
画1」とサブネット「区画2」はゲートウェイ「Gatewa
y」で接続され、ゲートウェイ「Gateway」内には経路制
御と転送DNSの各サービスが配置される。転送DNS
は内部DNSの転送先であり、その関係は関連線43で
示されている。プロパティリスト42の表示は内部DN
Sに関するプロパティを表示しており、転送先プロパテ
ィにはラベル「DNS002」(転送DNS)が入力さ
れている。
【0051】以上のように構成図が完成すると、プロパ
ティ値を構成ファイル生成サーバに送信する(ステップ
35)。必要に応じて構成図を印刷できる(ステップ3
6)。
【0052】次に、構成ファイルの生成方法、構成ファ
イル生成システムについて詳細に説明する。図9は本実
施の形態の構成ファイル生成システムの一例について概
要を示したブロック図である。前記e-エディタのシス
テムと同様の制御装置51、入力装置52、補助入力装
置53、表示装置54、通信制御装置55を有し、シス
テムファイル56、コンポーネントデータベース57、
テンプレートデータベース58および構成ファイルデー
タベース59を有する。
【0053】制御装置51、入力装置52、補助入力装
置53、表示装置54、通信制御装置55、システムフ
ァイル56、コンポーネントデータベース57について
は前記とほぼ同様であり説明を省略する。但し、ここで
はe-エディタではなく構成ファイル生成に用いられ
る。また、コンポーネントデータベース57には、新規
に提供されるコンポーネントに関して登録される。この
コンポーネントファイルは必要に応じてe-エディタに提
供される。
【0054】テンプレートデータベース58には後に説
明するテンプレートが記録される。構成ファイルデータ
ベース59にはシステム構築事例として完成した構成フ
ァイルが記録される。
【0055】図10は本実施の形態の構成ファイル生成
システムの機能の一例を示したブロック図である。構成
ファイル生成エンジン61にはe-エディタからの入力情
報(プロパティデータ)が入力され、以下に説明するマ
クロ展開を実行する。
【0056】プロダクトバージョン管理マネージャ62
は、構築するシステムで使用するプロダクトおよびその
バージョンを入力情報から読み取り、マクロ展開に用い
るテンプレートを選択する。生成される構成ファイルの
文法や表記法は、それが導入されるプロダクト(たとえ
ばUNIX(登録商標)、Window NT、Linax等のOSプロ
ダクト)に依存するため、各プロダクトとそのバージョ
ンに適合した構成ファイルの生成のためにはプロダクト
バージョンごとにマクロ展開の対象となるテンプレート
ファイルを用意する必要がある。プロダクトバージョン
管理マネージャ62は、最適のテンプレートを選択する
機能を持つ。
【0057】構成ファイルテンプレート63は、マクロ
展開で置き換えるべき要素をシャドウプロパティの状態
で記述した構成ファイルの原型ファイルである。プロダ
クトバージョン毎に各種のテンプレートを用意する必要
がある。シャドウプロパティに対応するプロパティはe-
エディタで入力できるプロパティである。入力可能なプ
ロパティの数を多くするとマクロ展開で置き換えるべき
要素が多くなって開発が困難になる。しかし、本発明者
の知見によれば、変更要請が頻繁に生じるプロパティは
限られており、多数のプロパティは稀に変更を要するに
過ぎない。よって全てのプロパティに対応できる膨大な
テンプレートを作成するよりも、むしろ、稀にしか変更
の要請を生じないプロパティについてはマクロ化の対象
とせず、変更要請が頻繁に生じるプロパティのみをマク
ロ化の対象としてテンプレートをコンパクトに作成する
方が作業能率を高くすることができる。マクロ展開で変
換処理できないプロパティについては人手によるマニュ
アル処理になるが、前記の通りその変更要請の頻度は低
いのでマニュアルであっても作業能率を低下することは
ない。
【0058】コンポーネント64はe-エディタにおける
コンポーネントと同様である。但し、構成ファイル生成
サーバのコンポーネント64は、常に新しい技術を反映
したコンポーネントを用意する。e-エディタへの配布対
象となるマスタファイルとして機能する。コンポーネン
ト64はマクロ展開の際に参照される。
【0059】マクロ展開マネージャ65は入力情報およ
びプロダクトバージョン情報を用いてテンプレートをマ
クロ展開する。ファイル転送マネージャ66は完成した
構成ファイルをe-エディタに転送し、また最新のコンポ
ーネントを配布する機能を持つ。生成構成ファイルデー
タベース67は、完成した構成ファイルをシステム構築
事例として蓄積する。
【0060】図11は、構成ファイル生成方法の一例を
示したフローチャートである。まず、構成ファイル生成
サーバがe-エディタからプロパティデータを受信する
(ステップ70)。その後、受信したプロパティデータ
(e-エディタへの入力情報)を用いてプロダクトバージ
ョン毎のテンプレート63をマクロ展開する(ステップ
71)。
【0061】前記の通りテンプレートは、入力されたプ
ロパティで置換すべき部分をシャドウプロパティで記述
している。シャドウプロパティは、たとえば「_#プロパ
ティ名#_」のようにトークン「_# #_」を伴って記述さ
れる。マクロエンジンではこのトークンを判別し、プロ
パティ名で検索して、トークンで囲まれた部分を対応す
るプロパティ値に置き換える。たとえば、プロパティ名
「HOSTNAME」がテンプレートで、 HOSTNAME = _# HOSTNAME #_ と記述されているとき、プロパティ名「HOSTNAME」に対
応するプロパティ値が「srv01」であった場合、マクロ
展開後の構成ファイルでは、 HOSTNAME = srv01 と置換される。
【0062】なお、トークンがバッティングすることを
防止するため、SNAのトランスペアレンシに代表される
手法を用いることができる。たとえば、 HOSTNAME = _# HOSTNAME #_ /* _#_# MATSUO #_#_ */ のようにテンプレートを記述しておき、変換後には HOSTNAME = srv01 /* _# MATSUO #_ */ のようにできる。
【0063】DNSの逆引きゾーンにおけるIPアドレ
ス・ネットワーク部のようにプロパティを加工する必要
がある時にはマクロ関数を用意できる。マクロ関数は、
「_#関数名(関数または変数名) #_」で記述できる。
たとえば、 zone "_# REVERSE(IP_NETWORK) #_.in-addr.arpa" のようにテンプレートが記述されており、DSNがカバ
ーするネットワーク部分のアドレスが「192.168.10」で
あった場合、マクロ展開後の構成ファイルでは、 zone "10.168.192.in-addr.arpa" のように展開される。
【0064】複数のプロパティ値に展開するために繰り
返しや条件による分岐を制御するためにはマクロ制御文
を用意できる。マクロ制御文は、「_# 制御文(関数名
(関数または変数名または条件) #_」で記述できる。
たとえば、 のようにテンプレートが記述されており、DNS転送先
プロパティとして2つのプロパティsvr01(IPアドレス
プロパティは192.168.10.1)とsvr02(IPアドレスプロ
パティは192.168.10.2)を有していた場合、マクロ展開
後の構成ファイルでは、 のように展開される。このようにトークンを用いてテン
プレートを記述し、マクロエンジンを用いてマクロ展開
できる。これにより、シャドウプロパティを対応するプ
ロパティの値で置き換え構成ファイルを自動的に生成で
きる(ステップ72)。
【0065】なお、マクロ展開の途中でプロパティデー
タの欠落や論理的な矛盾が発見される場合がある。この
場合エラー処理(ステップ73)を行い、e-エディタに
エラー情報を通知できる。エラーがない場合にはステッ
プ74に進む。
【0066】ステップ74では、構成ファイルのマニュ
アルによる修正を行う。ここではコンサルティング段階
で取得したカスタマイズメモを参照する。前記の通り本
構成ファイル生成システムでは全てのプロパティに対応
しているわけではないので、自動生成できなかったプロ
パティについては人手による変更、入力を行う。
【0067】次に、完成した構成ファイルをe-エディタ
のコンピュータシステムに送信し(ステップ75)、構
成ファイルを構成ファイルデータベース59に記録して
(ステップ76)構成ファイル生成サーバの処理を終了
する。
【0068】このように本実施の形態の構成ファイル生
成サーバによれば、構成ファイルの大部分を自動的に生
成できる。
【0069】なお、図12に示すように、構成ファイル
生成サーバに蓄積された作成済みの構成ファイル80
は、e-エディタの作図エンジン81からの要求により配
布できる。配布された構成ファイルはシステム構築事例
としてオペレータ(システム設計者)の参考にできる。
また、図12に示すように、構成ファイル生成サーバで
は、最新の技術に対応したコンポーネント82をアップ
デートし、これを適宜e-エディタに配布できる。e-エデ
ィタでは配布されたコンポーネントを自己のシステムの
コンポーネント83と置き換えあるいは差分を追加でき
る。
【0070】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0071】たとえば、前記実施の形態では、構成ファ
イルの構築システムへの導入をインフラ構築サービスの
提供者が行う例を説明したが、構成ファイル生成サーバ
から顧客に直接電子メール等で実行形式の構成ファイル
導入プログラムを送付し、自動的に構成ファイルの導入
を行ってもよい。
【0072】また、e-エディタでは前記した図形の移
動、拡大縮小だけでなく、グループ化等その他の図形編
集機能を備えても良いことは勿論である。
【0073】
【発明の効果】本願で開示される発明のうち、代表的な
ものによって得られる効果は、以下の通りである。すな
わち、システム構築作業における作業効率を向上でき
る。構成図の作成負担を軽減できる。構成図の作成から
構成ファイルの作成まで一貫して行えるシステムを提供
できる。構成図および構成ファイルの修正および変更を
容易に行える手段を提供できる。構成図および構成ファ
イルの作成段階におけるミスの混入を抑制できる。過去
のシステム構築事例である完成した構成図を汎化する手
段を提供できる。過去の構築事例を有効に活用できる。
必要最低限の知識で高度なシステム構築を可能にでき
る。新たなサービス等の技術に即応できる手段を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるシステム構築方法
の一例を概念的に示したブロック図ある。
【図2】本実施の形態のシステム構築方法の手順の一例
を示したフローチャートである。
【図3】システム構築方法の他の例を概念的に示したブ
ロック図ある。
【図4】システム構築方法のさらに他の例を概念的に示
したブロック図ある。
【図5】本発明の一実施の形態であるe−エディタを実
現するシステムの一例の概要を示したブロック図であ
る。
【図6】e-エディタによる作図方法の一例を示したフロ
ーチャートである。
【図7】e-エディタの起動後の表示画面の一例を示した
図である。
【図8】e-エディタの表示画面の一例を示した図であ
る。
【図9】本発明の一実施の形態である構成ファイル生成
システムの一例について概要を示したブロック図であ
る。
【図10】本発明の一実施の形態である構成ファイル生
成システムの機能の一例を示したブロック図である。
【図11】本発明の一実施の形態である構成ファイル生
成方法の一例を示したフローチャートである。
【図12】本発明のシステム構築方法の他の例を示した
ブロック図である。
【符号の説明】
1…顧客、2…インフラ構築サービス、3…構成ファイ
ル生成サービス、21…制御装置、22…入力装置、2
3…補助入力装置、24…表示装置、25…通信制御装
置、26…システムファイル、27…コンポーネントデ
ータベース、28…デフォルトデータベース、40…ツ
ールボックス、41…カンバス、42…プロパティリス
ト、43…関連線、51…制御装置、52…入力装置、
53…補助入力装置、54…表示装置、55…通信制御
装置、56…システムファイル、57…コンポーネント
データベース、58…テンプレートデータベース、59
…構成ファイルデータベース、61…構成ファイル生成
エンジン、62…プロダクトバージョン管理マネージ
ャ、63…テンプレート(構成ファイルテンプレー
ト)、64…コンポーネント、65…マクロ展開マネー
ジャ、66…ファイル転送マネージャ、67…生成構成
ファイルデータベース、80…構成ファイル、81…作
図エンジン、82…コンポーネント、83…コンポーネ
ント。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム構成エディタが提供するコンポ
    ーネントの指定に応答して、前記システム構成エディタ
    の作図画面にシステムを構成するコンポーネントを生成
    する段階と、 前記コンポーネントを他のコンポーネントに包含させも
    しくは重畳させ、または、前記コンポーネントの関連を
    示す関連線を発生させる動作に応答して、複数の前記コ
    ンポーネント間を関連付ける段階と、 前記コンポーネントのプロパティとして入力された属性
    データを記録する段階と、 前記属性データと構成ファイルテンプレートとから前記
    システムの構成ファイルを自動的に生成する段階と、を
    含み、 前記構成ファイルの自動生成段階は、前記構成ファイル
    テンプレートに含まれるシャドウプロパティを前記属性
    データに含まれる前記システムに固有のプロパティに置
    き換える段階、または、前記構成ファイルテンプレート
    に含まれるマクロ関数を再帰的に展開し前記マクロ関数
    で指定されたプロパティを前記マクロ関数で関連付けら
    れた前記システムに固有のプロパティに置き換える段
    階、または、前記構成ファイルテンプレートに含まれる
    マクロ制御文に従って再帰的に展開し前記シャドウプロ
    パティまたは前記マクロ関数で指定されたプロパティを
    複数の前記システムに固有のプロパティに置き換える段
    階、の何れか一の段階を含むシステム構築方法。
  2. 【請求項2】 前記コンポーネントを生成することによ
    り、前記コンポーネントの一部の属性データに、前記コ
    ンポーネントの影響領域および前記コンポーネントの基
    準点を含むデフォルトデータが入力される請求項1記載
    のシステム構築方法。
  3. 【請求項3】 前記コンポーネントの生成段階または前
    記コンポーネント間の関連付け段階において、生成され
    または関連付けられたコンポーネントの全部または一部
    が、他のコンポーネントの影響領域内にある時には、前
    記生成されまたは関連付けられたコンポーネントの属性
    データの一部に前記影響領域を有する他のコンポーネン
    トの属性データを引き継ぐ請求項2記載のシステム構築
    方法。
  4. 【請求項4】 前記構成ファイルの自動生成段階には、
    さらに、 前記システムで用いるプロダクトバージョンの情報を参
    照し、前記プロダクトバージョンに適合する構成ファイ
    ルテンプレートを選択する段階を含む請求項1記載のシ
    ステム構築方法。
  5. 【請求項5】 システムのコンポーネントを提供する手
    段と、 前記コンポーネントおよび前記コンポーネント間の関連
    を表示し、前記コンポーネントの配置を編集する表示編
    集手段と、 前記コンポーネントのプロパティを生成または入力し、
    表示する手段と、 前記生成または入力された前記プロパティを前記コンポ
    ーネントの属性データとして受け取り、前記システムの
    構成ファイルを自動的に生成する手段と、を含み、 前記構成ファイルの自動生成手段には、 前記構成ファイルテンプレートに含まれるシャドウプロ
    パティを前記属性データに含まれる前記システムに固有
    のプロパティに置き換える手段、または、 前記構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ関数を
    再帰的に展開し、前記マクロ関数で指定されたプロパテ
    ィを前記マクロ関数で関連付けられた前記システムに固
    有のプロパティに置き換える手段、または、 前記構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ制御文
    に従って再帰的に展開し、前記シャドウプロパティまた
    は前記マクロ関数で指定されたプロパティを複数の前記
    システムに固有のプロパティに置き換える手段、の何れ
    か一の手段を含むシステム構築システム。
  6. 【請求項6】 前記構成図の作成手段には、 前記表示編集手段上への前記コンポーネントの生成を契
    機として、前記コンポーネントの影響領域および前記コ
    ンポーネントの基準点を含むデフォルトデータを前記コ
    ンポーネントの一部の属性データとして生成する手段
    と、 前記コンポーネントを他のコンポーネントに包含もしく
    は重畳させるように生成、移動もしくは変更させるこ
    と、または、前記コンポーネント間の関連を示す関連線
    を発生させることを契機として、複数の前記コンポーネ
    ント間を関連付ける手段と、 を含む請求項5記載のシステム構築システム。
  7. 【請求項7】 前記コンポーネントの生成手段または複
    数の前記コンポーネント間を関連付ける手段では、生成
    されまたは関連付けられたコンポーネントの全部または
    一部が、他のコンポーネントの影響領域内にある時に
    は、前記生成されまたは関連付けられたコンポーネント
    の属性データの一部に前記影響領域を有する他のコンポ
    ーネントの属性データを引き継ぐ請求項6記載のシステ
    ム構築システム。
  8. 【請求項8】 前記構成ファイルの自動生成手段には、
    さらに、 前記システムで用いるプロダクトバージョンの情報を参
    照し、前記プロダクトバージョンに適合する構成ファイ
    ルテンプレートを選択する手段を含む請求項5記載のシ
    ステム構築システム。
  9. 【請求項9】 システム構成図を作図する作図方法であ
    って、 前記システムのコンポーネントの指定に応答して、作図
    画面に前記コンポーネントを生成する段階と、 前記コンポーネントを他のコンポーネントに包含させも
    しくは重畳させ、または、前記コンポーネントの関連を
    示す関連線を発生させる動作に応答して、複数の前記コ
    ンポーネント間を関連付ける段階と、 前記コンポーネントのプロパティとして入力された属性
    データを記録する段階と、 を含む作図方法。
  10. 【請求項10】 前記コンポーネントを生成することに
    より、前記コンポーネントの一部の属性データに、前記
    コンポーネントの影響領域および前記コンポーネントの
    基準点を含むデフォルトデータが入力される請求項9記
    載の作図方法。
  11. 【請求項11】 前記コンポーネントの生成段階または
    前記コンポーネント間の関連付け段階において、生成さ
    れまたは関連付けられたコンポーネントの全部または一
    部が、他のコンポーネントの影響領域内にある時には、
    前記生成されまたは関連付けられたコンポーネントの属
    性データの一部に前記影響領域を有する他のコンポーネ
    ントの属性データを引き継ぐ請求項9または10記載の
    作図方法。
  12. 【請求項12】 前記プロパティを入力する段階をさら
    に有し、入力可能なプロパティを、前記コンポーネント
    に関連付けることが可能なプロパティの一部に制限する
    請求項9〜11の何れか一項に記載の作図方法。
  13. 【請求項13】 システム構成図を作図する作図システ
    ムであって、 前記システムのコンポーネントを提供する手段と、 前記コンポーネントおよび前記コンポーネント間の関連
    を表示し、前記コンポーネントの配置を編集する表示編
    集手段と、 前記コンポーネントのプロパティを入力し表示する手段
    と、 を含む作図システム。
  14. 【請求項14】 前記表示編集手段上への前記コンポー
    ネントの生成を契機として、前記コンポーネントの影響
    領域および前記コンポーネントの基準点を含むデフォル
    トデータを前記コンポーネントの一部の属性データとし
    て生成する手段と、 前記コンポーネントを他のコンポーネントに包含もしく
    は重畳させるように生成、移動もしくは変更させるこ
    と、または、前記コンポーネント間の関連を示す関連線
    を発生させることを契機として、前記複数のコンポーネ
    ント間を関連付ける手段と、 を含む請求項13記載の作図システム。
  15. 【請求項15】 前記コンポーネントの生成手段または
    複数の前記コンポーネント間を関連付ける手段では、生
    成されまたは関連付けられたコンポーネントの全部また
    は一部が、他のコンポーネントの影響領域内にある時に
    は、前記生成されまたは関連付けられたコンポーネント
    の属性データの一部に前記影響領域を有する他のコンポ
    ーネントの属性データを引き継ぐ請求項13または14
    記載の作図システム。
  16. 【請求項16】 前記プロパティの入力表示手段におい
    て、表示し入力できるプロパティを、前記コンポーネン
    トに関連付けることが可能なプロパティの一部に制限す
    る請求項13〜15の何れか一項に記載の作図システ
    ム。
  17. 【請求項17】 システムの構成ファイルを生成する方
    法であって、 前記システムを構成するコンポーネントの属性データを
    受け取る段階と、 前記システムで用いるプロダクトバージョンの情報を参
    照し、前記プロダクトバージョンに適合する構成ファイ
    ルテンプレートを選択する段階と、 前記構成ファイルテンプレートをマクロ展開する段階
    と、 を含む構成ファイルの生成方法。
  18. 【請求項18】 前記構成ファイルテンプレートのマク
    ロ展開段階には、 前記構成ファイルテンプレートに含まれるシャドウプロ
    パティを前記属性データに含まれる前記システムに固有
    のプロパティに置き換える段階、または、 前記構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ関数を
    再帰的に展開し、前記マクロ関数で指定されたプロパテ
    ィを前記マクロ関数で関連付けられた前記システムに固
    有のプロパティに置き換える段階、または、 前記構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ制御文
    に従って再帰的に展開し、前記シャドウプロパティまた
    は前記マクロ関数で指定されたプロパティを複数の前記
    システムに固有のプロパティに置き換える段階、 の何れか一の段階を含む請求項17記載の構成ファイル
    の生成方法。
  19. 【請求項19】 システムの構成ファイルを生成するシ
    ステムであって、 前記システムを構成するコンポーネントの属性データを
    受け取る手段と、 前記システムで用いるプロダクトバージョンの情報を参
    照し、前記プロダクトバージョンに適合する構成ファイ
    ルテンプレートを選択する手段と、 前記構成ファイルテンプレートをマクロ展開する手段
    と、 を含む構成ファイルの生成システム。
  20. 【請求項20】 前記構成ファイルテンプレートのマク
    ロ展開段階には、 前記構成ファイルテンプレートに含まれるシャドウプロ
    パティを前記属性データに含まれる前記システムに固有
    のプロパティに置き換える手段、または、 前記構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ関数を
    再帰的に展開し、前記マクロ関数で指定されたプロパテ
    ィを前記マクロ関数で関連付けられた前記システムに固
    有のプロパティに置き換える手段、または、 前記構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ制御文
    に従って再帰的に展開し、前記シャドウプロパティまた
    は前記マクロ関数で指定されたプロパティを複数の前記
    システムに固有のプロパティに置き換える手段、 の何れか一の手段を含む請求項19記載の構成ファイル
    の生成システム。
  21. 【請求項21】 コンピュータにシステム構成図を作図
    させるためのプログラムが記録されたコンピュータ可読
    な記録媒体であって、 前記システムのコンポーネントの指定に応答して、作図
    画面に前記コンポーネントを生成する機能、 前記コンポーネントを他のコンポーネントに包含させも
    しくは重畳させ、または、前記コンポーネントの関連を
    示す関連線を発生させる動作に応答して、複数の前記コ
    ンポーネント間を関連付ける機能、 前記コンポーネントのプロパティの入力に応答して、前
    記入力された値を前記コンポーネントの属性データとし
    て記録する機能、をコンピュータに実現させるプログラ
    ムが記録された記録媒体。
  22. 【請求項22】 コンピュータにシステムの構成ファイ
    ルを生成させるためのプログラムが記録されたコンピュ
    ータ可読な記録媒体であって、 前記システムを構成するコンポーネントの属性データを
    受け取る機能、 前記システムで用いるプロダクトバージョンの情報を参
    照する機能、 前記プロダクトバージョンに適合する構成ファイルテン
    プレートを選択する機能、 前記構成ファイルテンプレートをマクロ展開する機能、
    をコンピュータに実現させるプログラムが記録され、 前記マクロ展開する機能は、前記構成ファイルテンプレ
    ートに含まれるシャドウプロパティを前記属性データに
    含まれる前記システムに固有のプロパティに置き換える
    機能、または、前記構成ファイルテンプレートに含まれ
    るマクロ関数を再帰的に展開し、前記マクロ関数で指定
    されたプロパティを前記マクロ関数で関連付けられた前
    記システムに固有のプロパティに置き換える機能、また
    は、前記構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ制
    御文に従って再帰的に展開し、前記シャドウプロパティ
    または前記マクロ関数で指定されたプロパティを複数の
    前記システムに固有のプロパティに置き換える機能、の
    何れか一の機能である記録媒体。
  23. 【請求項23】 コンピュータ可読な記録媒体であっ
    て、 前記システムのコンポーネントの指定に応答して、作図
    画面に前記コンポーネントを生成する機能、 前記コンポーネントを他のコンポーネントに包含させも
    しくは重畳させ、または、前記コンポーネントの関連を
    示す関連線を発生させる動作に応答して、複数の前記コ
    ンポーネント間を関連付ける機能、 前記コンポーネントのプロパティの入力に応答して、前
    記入力された値を前記コンポーネントの属性データとし
    て記録する機能、 前記システムを構成するコンポーネントの属性データを
    受け取る機能、 前記システムで用いるプロダクトバージョンの情報を参
    照する機能、 前記プロダクトバージョンに適合する構成ファイルテン
    プレートを選択する機能、 前記構成ファイルテンプレートをマクロ展開する機能、
    をコンピュータに実現させるプログラムが記録され、 前記マクロ展開する機能は、前記構成ファイルテンプレ
    ートに含まれるシャドウプロパティを前記属性データに
    含まれる前記システムに固有のプロパティに置き換える
    機能、または、前記構成ファイルテンプレートに含まれ
    るマクロ関数を再帰的に展開し、前記マクロ関数で指定
    されたプロパティを前記マクロ関数で関連付けられた前
    記システムに固有のプロパティに置き換える機能、また
    は、前記構成ファイルテンプレートに含まれるマクロ制
    御文に従って再帰的に展開し、前記シャドウプロパティ
    または前記マクロ関数で指定されたプロパティを複数の
    前記システムに固有のプロパティに置き換える機能、の
    何れか一の機能である記録媒体。
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