JP2002032071A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2002032071A
JP2002032071A JP2000218425A JP2000218425A JP2002032071A JP 2002032071 A JP2002032071 A JP 2002032071A JP 2000218425 A JP2000218425 A JP 2000218425A JP 2000218425 A JP2000218425 A JP 2000218425A JP 2002032071 A JP2002032071 A JP 2002032071A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示で電源瞬断等によって生じる異常
を、瞬時に自動復旧させる。 【解決手段】 表示器11で画像表示を行う画像データ
は、バッファメモリ12の表示バッファエリア13に描
画処理で形成される。バッファメモリ12の記憶容量
は、表示器11の画素17の数に比べて大きくしてお
き、表示器11の主走査線16の画素17に対し、その
ドット数よりも大きな記憶素子18を有するラインを割
当てる。各ライン毎に、表示を行う画素17には対応し
ない空きエリア15を設ける。異常判断手段21は、各
ライン毎の空きエリア15に任意の値を書込み、1ライ
ンの表示毎に、空きエリア15の記憶内容を元の値と比
較し、不一致があると再描画手段22によって再描画処
理を行わせて、画像データを復旧させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データをバッ
ファメモリに記憶する描画処理を行い、バッファメモリ
に記憶されている画像データを周期的に読出して表示す
る画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、テレビジョン放送を受信した
り、記録媒体から記録されている画像データを連続的に
再生する場合には、連続的に供給される画像データをそ
のまま表示して画像表示が可能であるけれども、装置内
部で画像データを生成する場合には、一旦ビデオRAM
などと呼ばれるバッファメモリに描画処理を行い、バッ
ファメモリから画像データを周期的に読出して表示して
いる。表示する画像データに変更がある場合には、変更
部分のみ画像データを再描画すればよいので、画像デー
タの表示にかかる負担が軽減される。バッファメモリを
用いて画像表示を行う構成は、コンピュータなどの情報
処理装置では、一般的に行われている。
【0003】近年車両に搭載されるオーディオ装置は、
テレビジョン受信機能やナビゲーション機能、あるいは
DVD(Digital Versatile Disc)などのビデオディス
ク再生機能などが統合されるようになってきている。こ
のような統合形の車載装置は、画像の受信や再生を行わ
ないオーディオ装置として使用する際にも、表示画面を
利用して、オーディオ再生に関連する表示や、車両の状
態表示などを行うようにしている。
【0004】図10は、テレビジョン受信機能とオーデ
ィオ装置としての機能とを一体化したTV一体機1の外
観構成を示す。TV一体機1は、車室内の運転席付近の
コンソールに装着され、液晶表示素子(LCD)などを
用いる表示パネル2で画像表示を行う。表示パネル2の
周辺には、入力操作を行う操作部3が設けられる。TV
一体機1には、車両が備える発電機とバッテリとを含む
電源から動作用の電力が供給される。
【0005】TV一体機1は、電源スイッチが投入され
ない間は何も表示パネル2で画像表示は行わない。電源
スイッチが投入されると、予め内部のマイクロコンピュ
ータに設定されている初期動作が行われ、操作部3への
利用者の操作でオーディオ機能が選択されると、オーデ
ィオ機能に関連する画像表示が表示パネル2で行われ
る。オーディオ機能に関連する画像表示は、描画処理の
負担を軽減し、かつ表示のちらつきなどを避けるため、
各周期毎に消去して書直すのではなく、変更があった部
分のみを再描画し、変更がない部分はそのままバッファ
メモリに記憶させたままにしておく。このようにしてT
V一体機1の表示パネル2でオーディオ装置としての動
作時に表示される画面としては、ボリウムやイコライザ
のレベル表示や、テレビジョンやラジオとして受信可能
な放送局名、あるいはスペクトルアナライザ表示などが
行われる。図10では、FM放送受信に関連する表示が
行われている。
【0006】画像表示に関連して、電圧低下などの異常
を検出し、表示異常を防ぐことに関連する先行技術が、
たとえば特開平9−62223号公報、特開平7−92
927号公報、特開平7−199850号公報などに開
示されている。特開平9−62223号公報には、電源
ラインのオン/オフおよび瞬断を検出して、ディスプレ
イオフ信号を非表示レベルとして表示画面の乱れを低減
させる液晶表示装置の電源回路についての先行技術が開
示されている。特開平7−92927号公報には、陰極
線管ディスプレイ装置で、高圧の異常放電が生じてフォ
ーカス電圧が低下すると、自動的に検出して復帰させる
ことができる陰極線管ディスプレイ装置についての先行
技術が開示されている。特開平7−199850号公報
には、複数の表示素子を配列して映像や情報表示等に用
いる大画面カラーディスプレイ装置で、各表示素子やそ
の駆動回路の異常を検出し、不点灯などによる画質低下
を防止し、故障状況を把握する先行技術が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すようなT
V一体機1は、いわゆるマイカーなど個人用の乗用車に
多く搭載される。マイカーでは、稼働率が低い,ことが
あり、暗電流が流れてバッテリの充電状態が劣化し、い
わゆる弱っている状態になる可能性がある。バッテリが
弱っている状態で、エアコンなどの大電力消費装置がO
N/OFFすると、TV一体機1の電源電圧も降下し、
瞬断状態になる可能性がある。この場合、TV一体機1
内で瞬断を検知することができる、表示バッファに記憶
されているデータのみ異常が発生していても、TV一体
機1では、表示パネル2の表示が次に動作モードを切換
えて全面的に切換えられるまでは、異常が生じたまま継
続する可能性がある。表示パネル2の表示に異常が生じ
ると、表示パネル2の表示が見にくくなり、またTV一
体機1に故障が生じているような印象を利用者に与えて
しまう。
【0008】前述の特開平9−62223号公報、特開
平7−92927号公報、特開平7−199850号公
報などに開示されている先行技術と同様な考え方を車載
用のTV一体機1に適用すると、バッファメモリの電源
電圧を監視し、瞬断状態などが検出されるときに、再描
画処理を行うようにすればよいことになる。しかしなが
ら、バッファメモリの記憶内容に異常が生じる電源の瞬
断の程度は、必ずしも一定していない。少しでも異常が
生じる可能性がある段階で再描画を行うようにすると、
再描画の頻度が大きくなり、かえって見にくくなる可能
性がある。異常と判断する基準を厳しく設定すれば、異
常と判断されないのに画像表示が乱れる可能性が生じ
る。
【0009】本発明の目的は、表示に異常が生じている
か否かを自動的に判断し、異常が生じている場合には表
示を自動復帰させて、使用者に不都合を与えない画像表
示装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定める画
素数を有する表示器で画像表示を行うための画像データ
を、各画素に対応する記憶領域を有するバッファメモリ
使用の描画処理によって形成し、該バッファメモリに記
憶される画像データを周期的に読出して表示する画像表
示装置において、該バッファメモリの記憶内容に異常が
生じているか否かを判断する異常判断手段と、異常判断
手段によって、バッファメモリの記憶内容に異常が生じ
ていると判断されるとき、該バッファメモリに対して画
像データの再描画を実行する再描画手段とを含むことを
特徴とする画像表示装置である。
【0011】本発明に従えば、画像表示装置は、予め定
める画素数を有する表示器で画像表示を行う。画像デー
タは、各画素に対応する記憶領域を有するバッファメモ
リを使用して描画処理によって形成する。バッファメモ
リに記憶される画像データは、周期的に読出して表示器
によって画像表示が行われる。画像表示装置には、異常
判断手段と再描画手段とが含まれる。異常判断手段は、
バッファメモリの記憶内容に異常が生じているか否かを
判断する。再描画手段は、異常判断手段によってバッフ
ァメモリの記憶内容に異常が生じていると判断されると
き、バッファメモリに対して画像データの再描画を実行
する。電源の瞬断などによって、バッファメモリの記憶
内容に異常が生じれば、異常判断手段によって異常と判
断され、再描画手段によって画像データの再描画が実行
されるので、表示器の表示内容に生じる異常が瞬時に自
動復旧され、利用者に不都合を与えない画像表示を行う
ことができる。
【0012】また本発明で、前記表示器は、予め定める
方向に、予め定めるドット数の画素が配列される主走査
線が形成され、該方向と交差する方向に予め定めるライ
ン数の主走査線が配列されて2次元画素マトリクスを構
成し、前記バッファメモリは、該2次元画素マトリクス
を構成する全画素の画像データを記憶するために必要な
記憶容量よりも大きい記憶容量を有して、各画素の画像
データの記憶には使用されない空きエリアが設けられ、
前記異常判断手段は、該空きエリアに予め定めるデータ
を記憶させておいて、該データに変化が生じるときに、
前記バッファメモリの記憶内容に異常が生じていると判
断することを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、表示器では、予め定める
方向に、予め定めるドット数の画素が配列される主走査
線が形成され、主走査線の方向と交差する方向に予め定
めるライン数の主走査線が配列されて、2次元画素マト
リクスが構成される。バッファメモリは、表示器の2次
元画素マトリクスを構成する全画素の画像データを記憶
するために必要な記憶容量よりも大きい記憶容量を有
し、バッファメモリには各画素の画像データの記憶には
使用されない空きエリアが設けられる。異常判断手段
は、空きエリアに予め定めるデータを記憶させておい
て、空きエリアに記憶されるデータに変化が生じるとき
にバッファメモリの記憶内容に異常が生じていると判断
する。電源の異常などによってバッファメモリの記憶内
容に異常が生じれば、空きエリアの記憶内容にも異常が
生じ、異常判断手段によって画像データに異常が生じて
いることを容易に判断することができる。
【0014】また本発明で、前記バッファメモリは、連
続したアドレスの記憶領域に、前記ドット数分の前記主
走査線を構成する画素に対応する画像データの記憶エリ
アと、予め定める容量の前記空きエリアとが、交互に設
けられることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、バッファメモリには、連
続したアドレスの記憶領域に、ドット数分の主走査線を
構成する画素に対応する画像データの記憶エリアと、予
め定める容量の空きエリアとが交互に設けられるので、
主走査線方向の画像データをライン毎に読取ったあと、
空きエリアのデータを読取ってライン毎に画像データに
異常が生じているか否かの判断を行うことができる。
【0016】また本発明で、前記バッファメモリは、行
アドレスと列アドレスとの多重指定でアクセスし、行ア
ドレス数が前記主走査線のライン数以上で、列アドレス
数が前記主走査線のドット数よりも大きいDRAMであ
り、前記主走査線を構成する画素に対応する画像データ
の記憶エリアは、各行アドレス毎に1または複数設けら
れ、前記空きエリアは、各行アドレス毎に、該画像デー
タの記憶に使用しない部分に設けられ、前記異常判断手
段は、各行アドレス毎に1回の割合で、該空きエリアに
記憶させておいたデータに変化が生じているか否かの判
断を前記異常の判断として行うことを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、バッファメモリとして、
行アドレスと列アドレスとの多重指定でアクセスし、行
アドレスが主走査線のライン数以上で、列アドレス数が
主走査線のドット数よりも大きいDRAMを使用する。
このようなDRAMは、今日の半導体メモリとしては最
も一般的なものであり、大容量のバッファメモリを容易
に実現することができる。DRAMを使用するバッファ
メモリには、主走査線を構成する画素に対応する画像デ
ータの記憶エリアが、各行アドレス毎に1または複数設
けられ、空きエリアは、各行アドレス毎に、画像データ
の記憶に使用しない部分に設けられる。異常判断手段
は、各行アドレス毎に1回の割合で、空きエリアに記憶
させておいたデータに変化が生じているか否かの判断を
異常判断として行うので、DRAMから行アドレスを指
定して表示のために画像データを読取る毎に異常が生じ
ているか否かの判断を行うことができる。
【0018】また本発明で、前記バッファメモリは、前
記主走査線方向の画像データの記憶とに必要な記憶容量
を前記ライン数分有する表示バッファエリアと、表示バ
ッファエリア外に設けられる非表示エリアとを有し、前
記異常判断手段は、該表示バッファエリア内で予め代表
として選択されるラインに記憶される画像データに対
し、該非表示エリアの少なくとも一部に、予め定める対
応関係を有するデータを記憶しておき、前記表示器での
表示周期毎に、該ラインの画像データと該対応関係を有
するデータとの比較を行って、該対応関係の有無に基づ
いて異常の判断を行うことを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、バッファメモリには、主
走査線方向の画像データの記憶に必要な記憶容量をライ
ン数分有する表示バッファエリアと、表示バッファエリ
ア外に設けられる非表示エリアとを有する。異常判断手
段は、表示バッファエリア内で予め代表として選択され
るラインと、非表示エリアとに、予め定める対応関係を
有するデータを記憶しておいて、表示器での表示周期毎
に、対応関係を有するデータの比較を行って、対応関係
の有無に基づいて異常の判断を行う。バッファメモリに
供給する電源電圧の異常などによって、バッファメモリ
の記憶内容に異常が生じれば、代表として選択されたラ
インの記憶内容と非表示エリアの記憶内容との対応関係
が損なわれるので、画像データに異常が生じているか否
かを対応関係の有無に基づいて判断することができる。
【0020】また本発明で、前記バッファメモリとは異
なる電源系統に属し、該バッファメモリへの描画処理で
画像データが記憶される際に、該画像データに対応する
データが記憶されるバックアップメモリをさらに含み、
前記異常判断手段は、該バッファメモリに記憶される画
像データと該バックアップメモリに記憶されるデータと
の対応状態に基づいて、前記異常が生じているか否かを
判断することを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、バッファメモリとは別
に、異なる電源系統に属するバックアップメモリを含
み、バックアップメモリにはバッファメモリへの描画処
理で画像データが記憶される際に、画像データに対応す
るデータを記憶させる。異常判断手段は、バッファメモ
リに記憶される画像データとバックアップメモリに記憶
される画像データとの対応関係に基づいて異常が生じて
いるか否かを判断する。バッファメモリとバックアップ
メモリとは電源系統が異なるので、電源に異常が生じる
ときの影響も異なることが多く、対応状態に基づく異常
判定でバッファメモリ内の画像データに異常が生じてい
るか否かを判断することができる。特に、バックアップ
メモリをバッファメモリに比較して小容量とし、電源異
常の影響を受けにくくしておけば、バッファメモリの記
憶内容の異常をより確実に判断することができる。
【0022】また本発明は、前記バッファメモリに記憶
される画像データに、予め定める圧縮処理を施して、前
記バックアップメモリに記憶させる圧縮手段をさらに含
むことを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、圧縮手段によって、バッ
ファメモリに記憶される画像データに予め定める圧縮処
理を施してバックアップメモリに記憶させるので、バッ
ファメモリに対してバックアップメモリの記憶容量を小
さくすることができ、外部からの電源電圧の影響を受け
にくくする回路構成などを容易に取ることができる。
【0024】また本発明で、前記バッファメモリの空き
エリア、または前記バックアップメモリには、前記画像
データに誤りが生じているとき、その誤りを訂正可能な
訂正コードが記憶され、前記再描画手段は、該訂正コー
ドに基づいて、対応する画像データが訂正可能であるか
否かを判断し、訂正可能であれば画像データの訂正を行
い、訂正不可能であれば、前記画像データの再描画処理
を実行することを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、バッファメモリの空きエ
リア、またはバックアップメモリには、画像データに誤
りが生じているときに誤りを訂正可能な訂正コードが記
憶され、再描画手段は、訂正コードに基づいて、対応す
る画像データが訂正可能であるか否かを判断し、訂正可
能であれば画像データの訂正を行うので、画像データの
再描画に要する時間を短縮することができる。訂正不可
能なときには、画像データの再描画処理を実行するの
で、画像データを確実に再現することができる。
【0026】また本発明で、前記バッファメモリへの描
画処理は、予め設定されるディスプレイリストに基づい
て行われ、該ディスプレイリストに基づく描画処理に用
いるデータを、予め記憶しておく不揮発性メモリをさら
に含み、前記再描画手段は、該不揮発性メモリからデー
タを読出して前記再描画を実行することを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、バッファメモリの描画処
理は予め設定されるディスプレイリストに基づいて行
う。ディスプレイリストに基づく描画処理に用いるデー
タは、不揮発性メモリに予め記憶しておく。再描画手段
が画像データの再描画を実行する際には、不揮発性メモ
リからデータを読出すので、バッファメモリの描画処理
を迅速に行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての画像表示装置10の概略的な機能構成を示す。画
像表示装置10では、陰極線管(CRT)や液晶表示装
置(LCD)などの表示器11で、バッファメモリ12
に記憶されている画像データに基づくラスタスキャン方
式の画像表示を行う。バッファメモリ12の記憶容量
は、表示器11で表示する画像データの記憶に必要な容
量よりは大きく、画像データを記憶する表示バッファエ
リア13と、画像データの記憶には使用しない非表示エ
リア14とを含む。また、表示バッファエリア13内に
も、実際に表示器11で表示される画像データの記憶に
は使用されない空きエリア15が設けられる。
【0029】表示器11の表示画面は、たとえば横方向
の主走査線16方向に400ドットの画素17が配列さ
れ、さらに主走査線16と垂直な縦方向に240ライン
分の主走査線16が配列される。すなわち、表示器11
では400ドット×240ドットの2次元マトリクス状
に配列される画素17による画像表示が行われる。
【0030】バッファメモリ12は、ダイナミックRA
M(以下、「DRAM」と略称する)を用いて構成され
る。DRAMは、端子数を削減するために、アドレス信
号を行(ROW)と列(COLUMN)とに多重化して
指定する。同一の行アドレスにはたとえば512の列ア
ドレスを指定して1つの記憶素子18にアクセスするこ
とができる。同期形DRAM(以下、「SDRAM」と
略称する)と呼ばれるDRAMには、1つの行アドレス
を与えたあとで、連続した512の列アドレスに相当す
る記憶素子18に高速でアクセスする機能が備えられて
いる。また、行アドレスや列アドレスは、2の累乗の値
とする方が効率的であるので、バッファメモリ12は、
256ライン分の主走査線16方向の画素17に対し、
512の列アドレスを対応させている。主走査線方向の
画素17の配列数は400ドットであるので、表示バッ
ファエリア13には、各主走査線16に対応するライン
毎に512−400=112ドット分の空きエリア15
が生じる。また、240ライン分の主走査線16を有す
る表示器11に対して、256ライン分の記憶素子18
を有するので、256−240=16ライン分が非表示
エリア14として確保される。
【0031】本実施形態では、バッファメモリ12の記
憶素子18を、表示器11の1画素17あたり4ビット
使用する。すなわち、4ビット/ピクセルの構成を有す
る。4ビットのデータは、カラールックアップテーブル
19で、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に、6
ビットずつ割当てる組合わせの指定に用いる。カラール
ックアップテーブル19では、RGBの3色を各6ビッ
トずつ、全体で218種類の色の組合わせをパレットとし
て16種類設定しておき、各画素毎に4ビットの画像デ
ータでいずれか1つのパレットを選択することができ
る。カラールックアップテーブル19で選択されたRG
Bの画像データは、デシタル/アナログ(以下、「D/
A」と略称する)変換器20でアナログの画像信号に変
換され、表示器11によるカラー表示が行われる。
【0032】バッファメモリ12の記憶容量を表示器1
1で必要となる画素17に対応して必要な記憶容量より
も大きくしておき、さらに表示バッファエリア13内に
も空きエリア15を設ける方法は従来からも行われてい
る。空きエリア15を設けないで、表示バッファエリア
13内には表示器11の主走査線16を構成する画素1
7を連続的に割当てることもできる。しかしながら、バ
ッファメモリ12のアクセスは2進数で表すと都合がよ
いのに対し、一般に、表示器11で主走査線16を構成
する画素17のドット数は、2進数表示ではきりのよい
数値とはならない。したがって、空きエリア15を設け
ても、各主走査線16方向の画素17に対し、行アドレ
スを変えてアクセスする方が各画素17と記憶素子18
との対応関係を解りやすくすることができる。
【0033】本実施形態では、バッファメモリ12に生
じる各行アドレス毎の空きエリア15を利用して、バッ
ファメモリ12に供給する電源電圧の瞬断などによる画
像データの異常の有無の判断を行う。表示バッファエリ
ア13は、表示器11の画素17のドット数である40
0×240に対し、512×256の記憶素子18を対
応させることができる。表示器11の画素17で構成す
る2次元マトリクスを画像表示のための実エリアとする
と、これに対応するバッファメモリ12の記憶領域は仮
想エリアと考えることができ、この場合実エリアよりも
仮想エリアの方が大きくなる。前述のように、表示器1
1の各主走査線16を、異なる行アドレスの仮想エリア
に割当てると、仮想エリアは表示器11で240ライン
分の主走査線16に対応する表示バッファエリア13
と、主走査線16に対応しない非表示エリア14とに分
けることができる。さらに表示バッファエリア13で
も、各行アドレス毎に画像データを記憶する400ドッ
ト分の領域と、画像データの記憶には使用しない12ド
ット分の空きエリア15が設けられることになる。本実
施形態では、図1に示す異常判断手段21が、空きエリ
ア15に任意の値をライン毎に書込み、各ラインの画像
データを順次読取って表示器11で表示する際に、空き
エリアに書込んだ値を読取り、元の値と比較する。任意
の値は、プログラムで指定し元の値は、プログラムRO
M27内などに保存しておく。空きエリア15に書込ん
だ値と元の値とが異なるときは、バッファメモリ12の
電源瞬断等が起こっていることになり、割込みなどによ
ってマイクロコンピュータに知らせ、再描画手段22に
よる表示画面の再描画が実行される。
【0034】図2は、図1に示す画像表示装置10の電
気的構成を示す。表示器11は、カラー表示が可能で、
5.8インチや7インチの画面サイズを有するLCDで
あり、図1の異常判断手段21や再描画手段22は、C
PU25のプログラム動作によって実現される。CPU
25は、外部のRAM26や内部のRAMを使用しなが
ら、プログラムROM27に基づくプログラム動作を行
い、バッファメモリ12に対する描画処理なども行う。
描画処理では、フォントROM28に予め格納されてい
る漢字フォントなども利用する。また、画像表示装置1
0は、表示器11を、ナビゲーション装置、テレビジョ
ン受像機やビデオテープ再生装置、あるいは車両の車体
後部に備えるバックアイカメラなどと切換えて利用する
ための切換回路29を備えている。
【0035】CPU25とバッファメモリ12やフォン
トROM28との間には、画像処理回路30が設けら
れ、画像処理回路30の中心的機能を果すデジタル回路
31によって、バッファメモリ12への描画処理と、バ
ッファメモリ12から画像データを読出しての表示器1
1による画像表示とを制御する。デジタル回路31を含
む画像処理回路30は、CPU25のクロック信号を4
逓倍するクロック逓倍回路32、画像表示のためのクロ
ック信号を発生する発振回路33、発振回路33からの
クロック信号や表示器11からの垂直同期信号VSYに
基づいて、画像表示のための同期制御を行う同期制御回
路34、表示器11からの水平同期信号HSYを遅延さ
せて同期制御回路34に与えるディレイ制御回路35、
切換回路29で映像切換や同期切換を行うタイミングを
生成する切換タイミング生成回路36、各種動作のため
に使用するワークRAM37、およびパラレルポート3
8なども含む。
【0036】図3は、図2に示す画像処理回路30の電
気的構成を示す。画像処理回路30内のデジタル回路3
1には、図2のCPU25から直接の制御を受けるCS
制御部41が含まれ、さらにCS制御部41からの制御
で動作する描画制御部42、ディスプレイリスト制御部
43、オンスクリーン制御部44、表示FIFORAM
45、FLASH1制御部46、FLASH2制御部4
7、SRAM制御部48、SDRAM1制御部49、S
DRAM2制御部50、選択回路51および分周回路5
2が含まれる。図2のプログラムROM27は、電気的
に書換え可能なFLASHROMで構成することがで
き、FLASH1制御部36で記憶内容を書換えること
ができる。フォントROM28も、FLASHROMを
用いて構成することができ、FLASH2制御部37で
記憶内容を変更することができる。RAM26は、スタ
チックRAM(以下、「SRAM」と略称する)で構成
され、SRAM制御部38で書込みや読出しの制御が行
われる。
【0037】本実施形態ではバッファメモリ12やワー
クRAM37として、SDRAMを使用することができ
る。このため、デジタル回路31内にはSDRAM1制
御部39とSDRAM2制御部40とが設けられ、アク
セスに必要な制御信号やアドレス信号の制御をそれぞれ
行う。クロック信号の選択のために選択回路41が設け
られ、分周して外部に出力するために分周回路42も設
けられる。
【0038】図4および図5は、バッファメモリ12内
での画面のピクセル構成を示す。図4に示すように、1
画面分は横方向であるX=512ドットと、縦方向であ
るY=256ドットとに、記憶素子18が2次元マトリ
クス状に配列されて仮想エリアが構成される。バッファ
メモリ12は、たとえば8Mビット分の記憶素子18を
有するSDRAMであり、図4に示すような1画面分の
仮想エリアを、図5に示すように8画面分取ることがで
きる。図3のSDRAM2制御部40は、図5に示す各
画面の1つに対し、描画処理を可能にするとともに、任
意の1画面を表示対象として選択することができる。
【0039】図6は、本発明の実施の他の形態としての
バッファメモリ12の仮想エリアの利用形態を示す。本
形態では、表示バッファエリア13内で代表するライン
を予め選択し、そのラインの表示内容を非表示エリア1
4にも格納しておき、代表となっているラインの表示デ
ータのアクセス時に、非表示エリアに格納していたデー
タと比較して、不一致が生じていれば電源瞬断があると
して、再描画処理を行う。
【0040】なお、各実施形態で、一致の不一致とで異
常を判断するばかりではなく、一定の対応関係を持たせ
て、その対応関係の有無で異常の判断を行わせることも
できる。
【0041】図7は、本発明の実施のさらに他の形態と
しての、バッファメモリ12の仮想エリアを利用した画
像データの異常判断の考え方を示す。本実施形態では、
表示バッファエリア13内の各ライン毎の空きエリア1
5に、横訂正コード55を書込み、非表示エリア14に
は縦訂正コード56を書込む。横訂正コード55や縦訂
正コード56は、ハミング符号やBCH符号など各種誤
り訂正符号のデータであり、横訂正コード55は、各ラ
イン毎のデータに異常が存在するか否かの判断のために
計算される値であり、縦訂正コード56は、各列毎に異
常が生じているか否かを判断するために計算されるデー
タである。異常となっているデータの数が少ないときに
は、横訂正コード55および縦訂正コード56を用い
て、異常となっているデータを正しいデータに訂正する
ことができる。データが異常になっている数が多いとき
には、縦訂正コード56および横訂正コード55を用い
ても、データの訂正を行うことはできなくなるけれど
も、異常が生じていることは容易に判断することができ
る。異常が生じていて訂正は不可能であると判断される
ときには、表示データを再描画すればよい。
【0042】図8は、本発明の実施のさらに他の形態と
して、バッファメモリ12の表示データをバックアップ
メモリ60にも記憶し、バッファメモリ12を読出して
表示器11で表示する際に、バックアップメモリ60と
常に比較する。バッファメモリ12とバックアップメモ
リ60とは、電源系統を異ならせ、バッファメモリ12
の電源が瞬時遮断されるような条件でも、バックアップ
メモリ60の電源は影響を受けないようにしておくこと
が望ましい。
【0043】図9は、本発明の実施のさらに他の形態と
して、バックアップメモリ60には、バッファメモリ1
2の内容をそのままコピーするのではなく、圧縮・伸長
処理回路61で圧縮処理を施して記憶させる構成を示
す。圧縮処理を施したデータの記憶であれば、バックア
ップメモリ60の記憶容量をバッファメモリ12の記憶
容量よりも小さくすることができ、電源の別系統化で、
たとえば電池による電源供給なども容易に行うことがで
きる。
【0044】なお、本発明の実施の各形態で再描画を行
うとき、図3のディスプレイリスト制御部43で、図2
のフォントROMに予め用意しておいたデータを、読出
し、初期化を行わないで自動復帰させることができる。
また、図8のバックアップメモリ12に、図7の訂正コ
ードを記憶させることもできる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バッファ
メモリに描画処理によって形成した画像データを周期的
に読出して表示器で画像表示を行う画像表示装置で、バ
ッファメモリの記憶内容に異常が生じているか否かを判
断し、異常が生じているときには画像データの再描画を
実行するので、バッファメモリの電源電圧異常などで画
像データに異常が生じても、確実に異常と判断して再描
画を行い、正常な画像表示に直ちに復旧させることがで
きる。
【0046】また本発明によれば、バッファメモリの記
憶容量を、表示器で画像表示を行うため、画像データを
記憶するために必要な記憶容量よりも大きくしておき、
画像データを記憶するためには使用しない空きエリアを
設けて、空きエリアにデータを記憶させ、空きエリアに
記憶させたデータに基づいて異常が生じているか否かを
判断するので、画像表示に影響を与えずに、バッファメ
モリの電源電圧異常などによるデータの異常を容易に検
出することができる。
【0047】また本発明によれば、バッファメモリに
は、連続したアドレスに主走査線を構成する画素に対応
する画像データ記憶エリアと、予め定める容量の空きエ
リアとが交互に設けられるので、各主走査線のライン毎
に空きエリアを利用して電源の異常などによるデータの
異常の判断のために利用することができる。
【0048】また本発明によれば、バッファメモリとし
てDRAMを用い、各行アドレス毎に1回の割合で、デ
ータの異常の有無を判断することができる。
【0049】また本発明によれば、バッファメモリに表
示バッファエリアと非表示エリアとを設け、表示バッフ
ァエリアでは代表となる主走査線方向の画像データを選
択し、非表示エリアに予め代表として選択される画像デ
ータに対応するデータを記憶して、バッファメモリに記
憶されるデータに異常が生じているか否かの判断を行う
ことができる。
【0050】また本発明によれば、バッファメモリと電
源系統であるバックアップメモリを利用して、画像デー
タに異常が生じているか否かを判断することができる。
【0051】また本発明によれば、バックアップメモリ
には画像データを圧縮して記憶し、バックアップメモリ
の記憶容量を小さくすることができる。
【0052】また本発明によれば、画像データを訂正可
能な訂正コードを空きエリアまたはバックアップメモリ
に記憶し、画像データが訂正コードに基づいて訂正可能
であれば、再描画では訂正コードに基づく画像データの
訂正を行うので、迅速に表示異常を解消させることがで
きる。
【0053】また本発明によれば、バッファメモリへの
描画処理を、予め設定されるディスプレイリストに基づ
いて行い、ディスプレイリストに基づく描画処理に用い
るデータを不揮発性メモリに予め記憶しておいて、再描
画処理では不揮発性メモリに記憶されているデータを用
いて画像データをバッファメモリに記憶させるので、再
描画による画像データの復旧を迅速に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としての画像表示装置1
0の概略的な機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1の画像表示装置10の概略的な電気的構成
を示すブロック図である。
【図3】図2の画像処理回路30についての等価的な電
気的構成を示すブロック図である。
【図4】図1のバッファメモリ12の仮想エリアの構成
を示す図である。
【図5】図1のバッファメモリ12の記憶領域を、8つ
の画面データに分割している状態を示す図である。
【図6】本発明の実施の他の形態で、バッファメモリ1
2の仮想エリアを使用する状態を示す図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態で、バッファメ
モリ12の仮想エリアを使用する状態を示す図である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態で、バッファメ
モリ12のデータをバックアップメモリ50にもバック
アップする構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態で、バッファメ
モリ12のデータを圧縮してバックアップメモリ50に
バックアップする構成を示す図である。
【図10】従来からの車載用TV一体機1の外観構成を
示す簡略化した斜視図である。
【符号の説明】
10 画像表示装置 11 表示器 12 バッファメモリ 13 表示バッファエリア 14 非表示エリア 15 空きエリア 16 主走査線 17 画素 18 記憶素子 21 異常判断手段 22 再描画手段 25 CPU 27 プログラムROM 30 画像処理回路 31 デジタル回路 41 CS制御部 42 描画制御部 43 ディスプレイリスト制御部 46 FLASH1制御部 47 FLASH2制御部 48 SRAM制御部 49 SDRAM1制御部 50 SDRAM2制御部 55 横訂正コード 56 縦訂正コード 60 バックアップメモリ 61 圧縮・伸長処理回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定める画素数を有する表示器で画像
    表示を行うための画像データを、各画素に対応する記憶
    領域を有するバッファメモリ使用の描画処理によって形
    成し、該バッファメモリに記憶される画像データを周期
    的に読出して表示する画像表示装置において、 該バッファメモリの記憶内容に異常が生じているか否か
    を判断する異常判断手段と、 異常判断手段によって、バッファメモリの記憶内容に異
    常が生じていると判断されるとき、該バッファメモリに
    対して画像データの再描画を実行する再描画手段とを含
    むことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示器は、予め定める方向に、予め
    定めるドット数の画素が配列される主走査線が形成さ
    れ、該方向と交差する方向に予め定めるライン数の主走
    査線が配列されて2次元画素マトリクスを構成し、 前記バッファメモリは、該2次元画素マトリクスを構成
    する全画素の画像データを記憶するために必要な記憶容
    量よりも大きい記憶容量を有して、各画素の画像データ
    の記憶には使用されない空きエリアが設けられ、 前記異常判断手段は、該空きエリアに予め定めるデータ
    を記憶させておいて、該データに変化が生じるときに、
    前記バッファメモリの記憶内容に異常が生じていると判
    断することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記バッファメモリは、連続したアドレ
    スの記憶領域に、前記ドット数分の前記主走査線を構成
    する画素に対応する画像データの記憶エリアと、予め定
    める容量の前記空きエリアとが、交互に設けられること
    を特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記バッファメモリは、 行アドレスと列アドレスとの多重指定でアクセスし、行
    アドレス数が前記主走査線のライン数以上で、列アドレ
    ス数が前記主走査線のドット数よりも大きいDRAMで
    あり、 前記主走査線を構成する画素に対応する画像データの記
    憶エリアは、各行アドレス毎に1または複数設けられ、 前記空きエリアは、各行アドレス毎に、該画像データの
    記憶に使用しない部分に設けられ、 前記異常判断手段は、各行アドレス毎に1回の割合で、
    該空きエリアに記憶させておいたデータに変化が生じて
    いるか否かの判断を前記異常の判断として行うことを特
    徴とする請求項2または3記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記バッファメモリは、前記主走査線方
    向の画像データの記憶に必要な記憶容量を前記ライン数
    分有する表示バッファエリアと、表示バッファエリア外
    に設けられる非表示エリアとを有し、 前記異常判断手段は、該表示バッファエリア内で予め代
    表として選択されるラインに記憶される画像データに対
    し、該非表示エリアの少なくとも一部に、予め定める対
    応関係を有するデータを記憶しておき、前記表示器での
    表示周期毎に、該ラインの画像データと該対応関係を有
    するデータとの比較を行って、該対応関係の有無に基づ
    いて異常の判断を行うことを特徴とする請求項2〜4の
    いずれかに記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記バッファメモリとは異なる電源系統
    に属し、該バッファメモリへの描画処理で画像データが
    記憶される際に、該画像データに対応するデータが記憶
    されるバックアップメモリをさらに含み、 前記異常判断手段は、該バッファメモリに記憶される画
    像データと該バックアップメモリに記憶されるデータと
    の対応状態に基づいて、前記異常が生じているか否かを
    判断することを特徴とする請求項1記載の画像表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記バッファメモリに記憶される画像デ
    ータに、予め定める圧縮処理を施して、前記バックアッ
    プメモリに記憶させる圧縮手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項6記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記バッファメモリの空きエリア、また
    は前記バックアップメモリには、前記画像データに誤り
    が生じているとき、その誤りを訂正可能な訂正コードが
    記憶され、 前記再描画手段は、該訂正コードに基づいて、対応する
    画像データが訂正可能であるか否かを判断し、訂正可能
    であれば画像データの訂正を行い、訂正不可能であれ
    ば、前記画像データの再描画処理を実行することを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記バッファメモリへの描画処理は、予
    め設定されるディスプレイリストに基づいて行われ、 該ディスプレイリストに基づく描画処理に用いるデータ
    を、予め記憶しておく不揮発性メモリをさらに含み、 前記再描画手段は、該不揮発性メモリからデータを読出
    して前記再描画を実行することを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載の画像表示装置。
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