JP2002031624A - 空洞の超音波検査方法および装置 - Google Patents

空洞の超音波検査方法および装置

Info

Publication number
JP2002031624A
JP2002031624A JP2000214538A JP2000214538A JP2002031624A JP 2002031624 A JP2002031624 A JP 2002031624A JP 2000214538 A JP2000214538 A JP 2000214538A JP 2000214538 A JP2000214538 A JP 2000214538A JP 2002031624 A JP2002031624 A JP 2002031624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
scanner device
ultrasonic
liquid tank
ultrasonic probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000214538A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Iwai
修 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000214538A priority Critical patent/JP2002031624A/ja
Publication of JP2002031624A publication Critical patent/JP2002031624A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】超音波探触子の接触による影響がなく、また袋
穴を有する中心孔等の検査を連続的に行うことのできる
空洞の超音波検査方法および装置を提供する。 【解決手段】空洞(5)の開口に液槽(2)を接続し、
液槽および空洞に液体を満たし、超音波探触子12を装着
したスキャナ装置4を液槽から空洞に挿入し、超音波探
触子を進退および回転させ、超音波探触子から超音波ビ
ームを空洞内面に入射することにより空洞内面を検査す
る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタービンロータ等の
回転体の中心孔のような空洞の内部にある不連続部や析
出物を超音波によって非破壊的に検査する空洞の超音波
検査方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タービンロータ等の内部の不連続
部や析出物を超音波によって検査する場合、ロータ等の
中心孔の内表面に超音波探触子からなるプローブを直接
接触して検査を行うのが一般的である。この場合、プロ
ーブの接触状態により、不連続部あるいは析出物から反
射してくるエコーの強度が変化するため、測定結果が不
正確になるおそれがある。そのため、プローブの押しつ
け力を一定にする機構の採用等によって影響を低減させ
ているが、プローブの押しつけ機構の影響を大きく受け
る。また、通常袋穴と呼ばれるロータの中心孔が段差に
なっている部分は、プローブ扇動装置によって連続的に
測定することは一般的に困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、超音波探触
子の接触による影響がなく、また袋穴を有するタービン
ロータ中心孔等の検査を連続的に行うことのできる空洞
の超音波検査方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、空洞
の開口に液槽を接続し、前記液槽および空洞に液体を満
たし、超音波探触子を装着したスキャナ装置を前記液槽
から前記空洞に挿入し、前記超音波探触子を進退および
回転させ、前記超音波探触子から超音波ビームを前記空
洞の内面に入射することにより前記空洞の内面を検査す
る構成とする。
【0005】請求項2の発明は、空洞の開口に接続され
る液槽と、超音波探触子を装着され前記空洞内に挿入さ
れるスキャナ装置と、このスキャナ装置を前記液槽側か
ら進退させる進退手段とを備えた構成とする。請求項1
あるいは請求項2の発明によれば、水浸法により、超音
波探触子の押しつけの問題を回避して、空洞内部の超音
波検査が可能となる。
【0006】請求項3の発明は、液槽は、伸縮自在な継
手を介して空洞に接続される構成とする。この発明によ
れば、空洞と液槽を無理なく結合し、相互の位置の調整
を容易に行うことができる。
【0007】請求項4の発明は、進退手段は、スキャナ
装置を空洞内に押し込むロッドおよび、ワイヤを介して
引出すウインチ機構からなる構成とする。この発明によ
れば、空洞へのスキャナ装置の軸方向の挿入と引き抜き
を容易に行うことができる。請求項5の発明は、ウイン
チ機構は液槽内位置が可変である構成とする。この発明
によれば、スキャナ装置の挿入作業を容易に行うことが
できる。
【0008】請求項6の発明は、スキャナ装置は、セン
タリング機構を有する水封容器内にステッピングモータ
およびスリップリングを有し、前記水封容器の先に設け
たパルサーレシーバーの先端部分のホルダーに固定され
た超音波探触子を回転する機構を有して、前記スリップ
リングを介して電気信号を前記パルサーレシーバーに伝
達するようにした構成とする。この発明によれば、パル
サーレシーバーに装着してある超音波探触子からの信号
を効率よく伝達することができる。
【0009】請求項7の発明は、スキャナ装置は空気抜
き装置を有する構成とする。この発明によれば、空洞部
分に残留している空気を排出することができる。請求項
8の発明は、スキャナ装置は、伸縮自在な保持足およ
び、スキャナ装置の回転を検知するロール角センサを有
する構成とする。この発明によれば、空洞の形状に合わ
せてスキャナ装置を適切に保持し、また姿勢情報が得ら
れるので空洞内面のきず等の位置を知得することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。図1は本実施の形態の特徴を最もよ
く表わす全体構成図であり、ウインチ機構1を有する水
槽2を搭載した台車3と、スキャナ装置4をロータ5の
中心孔内に挿入するための発進装置となるパイプ6およ
び、水槽2とパイプ6を接続する伸縮自在なゴム製の継
手7からなる。
【0011】スキャナ装置4の頭部にはパルサーレシー
バー8が接続され、パルサーレシーバー8には超音波探
触子を保持するプローブホルダー9が結合されている。
スキャナ装置4の尾部はワイヤによってウインチ機構1
を介して巻き取り制御装置に接続されており、またスキ
ャナ装置4に接続されている超音波探触子からの信号は
ケーブルを通じて水槽外の超音波探傷器に伝送される。
【0012】ロータ5の大きさに合わせて台車3を上下
に調整することにより、ガイドとなるパイプ6とロータ
5の中心孔の高さをほぼ同じにする。水槽2に水を満た
した状態でも高さ調整ができるようにしてある。また伸
縮継手7は、外部からの衝撃やパイプ6の移動により取
付部分がはずれたり、破損したりすることを防止してい
る。
【0013】スキャナ装置4は、ロッド挿入口10から挿
入される図示されていない押込みロッドによってロータ
5の中心孔内に挿入される。ロータ5の中心孔の反対側
は水封止栓11によって封止され、ロータ5の中心孔,パ
イプ6,伸縮継手7および水槽2にわたって水が満たさ
れる。
【0014】スキャナ装置4の構成は図2のようになっ
ている。すなわち、スキャナ装置4の先端には、プロー
ブホルダー9に装着された超音波探触子12とのあいだで
信号を送受信するためのパルサーレシーバー8が装着さ
れている。パルサーにより、超音波探触子12に電圧を与
えることにより、超音波を送信し、超音波探触子12によ
って受信した信号をレシーバーによって受信したのち、
スリップリング4cを介しケーブルを通じて、超音波探
傷器に送信する。
【0015】スキャナ装置4をロータ5に挿入し、ある
いは引き抜く方法を図3および図4によって説明する。
スキャナ装置4の挿入時については、ウインチ機構1が
挿入の妨げとなるために、図3に示すように、ウインチ
1aのロックを一旦解除し、ウインチ機構1を水槽2内
で横に平行移動する。この状態で、スキャナ装置4をロ
ータ5の中心孔の入口付近に挿入後、再び元の位置にウ
インチ機構1を戻し、再びアングル1bを固定すること
によりロックする。
【0016】次に図4に示すように、入口付近に挿入さ
れているスキャナ装置4を押込みロッド10aによってロ
ータ5の中心孔の内部まで挿入し、スキャナ装置4の保
持足4eを伸ばすことによって、スキャナ装置4が回転
することを防止する。スキャナ装置4が回転しているか
否かはロール角センサ4aによって検出される。検査
は、プローブホルダー9をステッピングモータ4dによ
って回転させることにより、周方向に超音波探触子12を
走査し、またウインチ機構1により軸方向にスキャナ装
置4を引き抜くことにより実施する。
【0017】袋穴部分の検査のときは、図5に示すよう
に、保持足4eは袋穴13の径に合わせて伸縮することに
より、スキャナ装置4を保持する。この場合、検査は水
浸法にて実施するため、超音波探触子12を袋穴13の内面
に密着させる必要はないので、プローブホルダー9を袋
穴13の径に合わせて移動することなく検査を行うことが
できる。
【0018】
【発明の効果】本発明の空洞の超音波検査方法および装
置によれば、タービンロータ等の中心孔からタービンロ
ータ等の内部の不連続部や析出物の有無および位置の効
率的な測定が可能となる。また、水浸法であるので、接
触媒質に油等を使用する場合に比較して表面状態の粗さ
や皮膜等の影響を受けることが少なく、後処理が簡単で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の超音波検査方法および装
置を示す図。
【図2】本発明の実施の形態におけるスキャナ装置部分
の詳細図。
【図3】本発明の実施の形態におけるウインチ機構の動
作を説明する図。
【図4】本発明の実施の形態におけるスキャナ装置の押
込みの状況を示す図。
【図5】本発明の実施の形態における袋穴部分の検査の
状況を示す図。
【符号の説明】
1…ウインチ機構、1a…ウインチ、1b…アングル、
2…水槽、3…台車、4…スキャナ装置、4a…ロール
角センサ、4b…スリップクラッチ、4c…スリップリ
ング、4d…ステッピングモータ、4e…保持足、5…
ロータ、6…パイプ、7…伸縮継手、8…パルサーレシ
ーバー、9…プローブホルダー、10…ロッド挿入口、10
a…押込みロッド、11…水封止栓、12…超音波探触子、
13…袋穴。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空洞の開口に液槽を接続し、前記液槽お
    よび空洞に液体を満たし、超音波探触子を装着したスキ
    ャナ装置を前記液槽から前記空洞に挿入し、前記超音波
    探触子を進退および回転させ、前記超音波探触子から超
    音波ビームを前記空洞の内面に入射することにより前記
    空洞の内面を検査することを特徴とする空洞の超音波検
    査方法。
  2. 【請求項2】 空洞の開口に接続される液槽と、超音波
    探触子を装着され前記空洞内に挿入されるスキャナ装置
    と、このスキャナ装置を前記液槽側から進退させる進退
    手段とを備えたことを特徴とする空洞の超音波検査装
    置。
  3. 【請求項3】 液槽は、伸縮自在な継手を介して空洞に
    接続されることを特徴とする請求項2記載の空洞の超音
    波検査装置。
  4. 【請求項4】 進退手段は、スキャナ装置を空洞内に押
    し込むロッドおよび、ワイヤを介して引出すウインチ機
    構からなることを特徴とする請求項2記載の空洞の超音
    波検査装置。
  5. 【請求項5】 ウインチ機構は液槽内位置が可変である
    ことを特徴とする請求項4記載の空洞の超音波検査装
    置。
  6. 【請求項6】 スキャナ装置は、センタリング機構を有
    する水封容器内にステッピングモータおよびスリップリ
    ングを有し、前記水封容器の先に設けたパルサーレシー
    バーの先端部分のホルダーに固定された超音波探触子を
    回転する機構を有して、前記スリップリングを介して電
    気信号を前記パルサーレシーバーに伝達するようにした
    ことを特徴とする請求項2記載の空洞の超音波検査装
    置。
  7. 【請求項7】 スキャナ装置は空気抜き装置を有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の空洞の超音波検査装置。
  8. 【請求項8】 スキャナ装置は、伸縮自在な保持足およ
    び、スキャナ装置の回転を検知するロール角センサを有
    することを特徴とする請求項2記載の空洞の超音波検査
    装置。
JP2000214538A 2000-07-14 2000-07-14 空洞の超音波検査方法および装置 Pending JP2002031624A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000214538A JP2002031624A (ja) 2000-07-14 2000-07-14 空洞の超音波検査方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000214538A JP2002031624A (ja) 2000-07-14 2000-07-14 空洞の超音波検査方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002031624A true JP2002031624A (ja) 2002-01-31

Family

ID=18710099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000214538A Pending JP2002031624A (ja) 2000-07-14 2000-07-14 空洞の超音波検査方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002031624A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009129277A1 (en) * 2008-04-15 2009-10-22 American Axle & Manufacturing, Inc. Weld verification system and method
KR100941999B1 (ko) * 2007-06-04 2010-02-12 (주)카이텍 초음파 검사장치
CH701787A1 (de) * 2009-09-15 2011-03-15 Alstom Technology Ltd Abtastvorrichtung zum Abtasten eines Körpers, insbesondere eines Bolzens.
KR101915769B1 (ko) 2017-04-13 2018-11-06 주식회사 지스콥 비파괴 내부 회전 검사 시스템용 보조 장치

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100941999B1 (ko) * 2007-06-04 2010-02-12 (주)카이텍 초음파 검사장치
WO2009129277A1 (en) * 2008-04-15 2009-10-22 American Axle & Manufacturing, Inc. Weld verification system and method
US8091423B2 (en) 2008-04-15 2012-01-10 American Axle & Manufacturing, Inc. Weld verification system and method
CH701787A1 (de) * 2009-09-15 2011-03-15 Alstom Technology Ltd Abtastvorrichtung zum Abtasten eines Körpers, insbesondere eines Bolzens.
EP2295960A1 (de) * 2009-09-15 2011-03-16 Alstom Technology Ltd Abtastvorrichtung zum Abtasten eines Körpers, insbesondere eines Bolzens
US8408062B2 (en) 2009-09-15 2013-04-02 Alstom Technology Ltd. Stud scanner
KR101915769B1 (ko) 2017-04-13 2018-11-06 주식회사 지스콥 비파괴 내부 회전 검사 시스템용 보조 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4620398B2 (ja) 構造を超音波で検査するための装置、および構造を検査する方法
CA2553340C (en) Method and apparatus for examining the interior material of an object, such as a pipeline or a human body, from a surface of the object using ultrasound
JP2531733B2 (ja) 超音波測定方法及び超音波測定装置
US4445360A (en) Method for ultrasonically determining characteristics of a body
JP2002031624A (ja) 空洞の超音波検査方法および装置
US3417609A (en) Ultrasonic inspection transducer
GB2014311A (en) A Device for Ultrasonic Inspection of the Quality of a Tubular Part
JP2001208729A (ja) 欠陥検出装置
JP2005077320A (ja) 超音波探触子およびタービンブレード用探傷装置とその探傷方法
JP4576030B2 (ja) 超音波検査装置
FR2580405A1 (fr) Procede non destructif pour determiner au moins un point d'un front de fissuration dans une piece et dispositif pour la mise en oeuvre du procede
JP2001083123A (ja) 局部水浸式超音波プローブ及びこれを備えた超音波検査装置
WO2006024807A2 (fr) Systeme de cartographie ultrasonore par transmission, utilisant au moins un film piezoelectrique
JP2001208732A (ja) 管内面側からの超音波測定方法
JPS594663B2 (ja) 超音波を用いるひれ管の非破壊材料検査方法
JP2019128224A (ja) 樹木診断装置及び樹木診断方法
JPH0329848A (ja) 局部水浸用探触子
US4182154A (en) Initializing ultrasonic test equipment with a particular reference element
JP3693282B2 (ja) 溶接部の探傷方法
JPH08271243A (ja) 管内面からの肉厚測定装置
JPS6258467B2 (ja)
JPH10142208A (ja) 超音波検査用プローブ
JPS61118655A (ja) テノン部の超音波探傷用探触子
JPH10253340A (ja) チューブ内面のスケール厚さ測定方法
JPH06123733A (ja) 内挿式超音波探触子の操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050819

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071016