JP2019128224A - 樹木診断装置及び樹木診断方法 - Google Patents
樹木診断装置及び樹木診断方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019128224A JP2019128224A JP2018009524A JP2018009524A JP2019128224A JP 2019128224 A JP2019128224 A JP 2019128224A JP 2018009524 A JP2018009524 A JP 2018009524A JP 2018009524 A JP2018009524 A JP 2018009524A JP 2019128224 A JP2019128224 A JP 2019128224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tree
- reception
- unit
- radio wave
- transmitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
Description
送信部と受信部と処理部とを備えており、
前記送信部は、樹木内部に向けて電波を送信する構成となっており、
前記受信部は、前記送信部との間に前記樹木を挟む位置に配置されており、かつ、前記樹木内部を透過した電波を受信する構成となっており、
前記送信部又は受信部のいずれか一方は、前記樹木の周方向に走査可能とされており、
前記処理部は、前記樹木内部における前記電波の伝搬時間、及び、前記受信部で受信された前記電波の振幅と、前記送信部又は受信部のいずれか一方における走査位置との関係を取得する構成とされている
ことを特徴とする樹木診断装置。
さらに出力部を備えており、
前記出力部は、前記伝搬時間及び前記振幅と、前記走査位置との関係を出力する構成となっている
項目1に記載の樹木診断装置。
樹木内部に向けて電波を送信するステップと、
前記樹木内部を透過した電波を受信するステップと、
前記電波の送信位置又は前記電波の受信位置のいずれか一方を、前記樹木の周方向に走査させるステップと、
前記樹木内部における前記電波の伝搬時間、及び、前記電波の受信振幅と、前記一方における走査位置との関係を取得し、この関係に基づいて樹木の内部状態を判定するステップとを有する
ことを特徴とする樹木診断方法。
前記判定は、下記のいずれかの処理を含む、項目3に記載の樹木診断方法:
(1)前記樹木内部を透過した前記電波の受信振幅と前記走査位置との関係を示す透過波の走時曲線が連続している場合は前記樹木を健全とする;又は
(2)前記樹木内部を透過した前記電波の受信振幅と前記走査位置との関係を示す透過波の走時曲線が不連続の場合は、前記樹木中に空洞が存在するおそれがあると判定する。
本実施形態の診断装置は、送信部1と受信部2と処理部3とを備えている(図1参照)。この装置は、さらに出力部4を追加的な要素として備えている。
送信部1は、樹木10(図2参照)の内部に向けて電波を送信する構成となっている。送信部1は、送信用アンテナ(図示せず)を備えており、所定の周波数帯域及びパワーを持つ電波を所定のタイミングで送信できるようになっている。
受信部2は、送信部1との間に樹木10を挟む位置に配置されている。さらに、受信部2は、送信部1から送信されて樹木10の内部を透過した電波を受信する構成となっている。
処理部3は、樹木10の内部における電波の伝搬時間、及び、受信部2で受信された電波の振幅と、送信部1及び受信部2のうちのいずれか一方における走査位置との関係を取得する構成とされている。処理部3における動作の具体例は後述する。
出力部4は、伝搬時間及び受信振幅と、走査位置との関係を表す情報を出力する構成となっている。出力部4としては、例えば、ユーザにそのような情報を提示するためのディスプレイであるが、それには制約されず、例えば、情報を記録するための各種のメモリや、ネットワークを介して情報を外部に転送するためのインタフェースであってもよい。
次に、図3をさらに参照して、本実施形態における画像生成方法について説明する。
まず、送信部1を樹木10の側面に押し当てた状態(図2参照)で、送信部1から樹木10の内部方向に向けて電波を送信する。
一方、前記のステップSA−1と同時にあるいは前後して、受信部2を樹木10の側面に押し当てる。この状態では、送信部1と受信部2との間に樹木10を挟む状態となる。図2の例では、初めに、図中の符号(a)で示す位置に受信部2を配置する。この状態で、樹木10内部を透過した電波を、受信部2により受信することができる。処理部3は、受信部2で取得された電波(透過波)の振幅(時間波形)と走時(送信から受信までに要した時間)とを、受信部2の移動距離に応じて取得するようになっている。ここで、受信部2の移動距離は、例えば受信部2に取り付けられて樹木10に接触したローラ(図示せず)の回転により取得できる。
ついで、電波の受信位置を、樹木10の周方向に走査させる。より具体的には、この例では、図2において符号(a)、(b)、…、(g)の方向に受信部2を走査させつつ、ステップSA−2における電波受信動作を行う。ここで、本実施形態の電波受信動作は、実用上支障がない程度の間隔をあけて離散的に行われる。
前記したステップSA−3での走査により、樹木内部における電波の伝搬時間と、電波の受信振幅と、受信部2の走査位置(樹木表面上での移動距離)との関係を取得する。健全な幹の樹木において取得された例を図4に示す。この図は、それぞれの受信位置において得られた受信波形(時間波形)を、受信位置に応じて配置することで得られたものである。このような関係に基づいて樹木の内部状態を判定することができる。図4の例では、図中符号A部分において、振幅の大きい(つまり白色度または黒色度の高い)帯ないし線で表される明確な透過波を観察することができる。また、符号Aの部分では、透過波の走時曲線(信号が観察され始める受信時間を走査方向につないだ曲線)が、樹木断面形状にほぼ対応した円弧状をなしており、このことは、電波の伝搬距離の変化に応じて受信時間(走時)が変化していることを示している。したがって、樹木10の内部を透過した電波の受信振幅と走査位置との関係を示す透過波の走時曲線が連続している場合は樹木を健全と判定することができる。
(1)樹木内部を透過した電波の受信振幅と走査位置との関係を示す透過波の走時曲線が連続している場合は樹木を健全とする。
(2)樹木内部を透過した電波の受信振幅と走査位置との関係を示す透過波の走時曲線が不連続の場合は、樹木中に空洞が存在するおそれがあると判定する。
2 受信部
3 処理部
4 出力部
10 樹木
Claims (4)
- 送信部と受信部と処理部とを備えており、
前記送信部は、樹木内部に向けて電波を送信する構成となっており、
前記受信部は、前記送信部との間に前記樹木を挟む位置に配置されており、かつ、前記樹木内部を透過した電波を受信する構成となっており、
前記送信部又は受信部のいずれか一方は、前記樹木の周方向に走査可能とされており、
前記処理部は、前記樹木内部における前記電波の伝搬時間、及び、前記受信部で受信された前記電波の振幅と、前記送信部又は受信部のいずれか一方における走査位置との関係を取得する構成とされている
ことを特徴とする樹木診断装置。 - さらに出力部を備えており、
前記出力部は、前記伝搬時間及び前記振幅と、前記走査位置との関係を出力する構成となっている
請求項1に記載の樹木診断装置。 - 樹木内部に向けて電波を送信するステップと、
前記樹木内部を透過した電波を受信するステップと、
前記電波の送信位置又は前記電波の受信位置のいずれか一方を、前記樹木の周方向に走査させるステップと、
前記樹木内部における前記電波の伝搬時間、及び、前記電波の受信振幅と、前記一方における走査位置との関係を取得し、この関係に基づいて樹木の内部状態を判定するステップとを有する
ことを特徴とする樹木診断方法。 - 前記判定は、下記のいずれかの処理を含む、請求項3に記載の樹木診断方法:
(1)前記樹木内部を透過した前記電波の受信振幅と前記走査位置との関係を示す透過波の走時曲線が連続している場合は前記樹木を健全とする;又は
(2)前記樹木内部を透過した前記電波の受信振幅と前記走査位置との関係を示す透過波の走時曲線が不連続の場合は、前記樹木中に空洞が存在するおそれがあると判定する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018009524A JP7000174B2 (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | 樹木診断装置及び樹木診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018009524A JP7000174B2 (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | 樹木診断装置及び樹木診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019128224A true JP2019128224A (ja) | 2019-08-01 |
JP7000174B2 JP7000174B2 (ja) | 2022-01-19 |
Family
ID=67471230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018009524A Active JP7000174B2 (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | 樹木診断装置及び樹木診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7000174B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023132288A1 (ja) * | 2022-01-05 | 2023-07-13 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001124707A (ja) * | 1999-10-28 | 2001-05-11 | Mokuzai Kanso Teicostka Gijutsu Kenkyu Kumiai | 木材の水分測定方法及びその装置 |
JP2005292099A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Tasada Kosakusho:Kk | 樹木診断方法及び装置 |
JP2006053045A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-02-23 | National Institute For Rural Engineering | 音響トモグラフィを用いた樹木内部の非破壊検査方法及び装置 |
JP2008542759A (ja) * | 2005-05-31 | 2008-11-27 | エル−3 コミュニケイションズ サイテラ コーポレイション | レーダーを用いたコンピュータ断層撮影法断層撮影方法 |
JP2009085796A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nichias Corp | 高温における電磁波の反射率または透過率測定装置 |
JP2012112805A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 木材イメージング装置及び木材検査方法 |
US20160187266A1 (en) * | 2013-06-28 | 2016-06-30 | Sensors & Software Inc. | System and method for measurement of material property using variable reflector |
-
2018
- 2018-01-24 JP JP2018009524A patent/JP7000174B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001124707A (ja) * | 1999-10-28 | 2001-05-11 | Mokuzai Kanso Teicostka Gijutsu Kenkyu Kumiai | 木材の水分測定方法及びその装置 |
JP2005292099A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Tasada Kosakusho:Kk | 樹木診断方法及び装置 |
JP2006053045A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-02-23 | National Institute For Rural Engineering | 音響トモグラフィを用いた樹木内部の非破壊検査方法及び装置 |
JP2008542759A (ja) * | 2005-05-31 | 2008-11-27 | エル−3 コミュニケイションズ サイテラ コーポレイション | レーダーを用いたコンピュータ断層撮影法断層撮影方法 |
JP2009085796A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nichias Corp | 高温における電磁波の反射率または透過率測定装置 |
JP2012112805A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 木材イメージング装置及び木材検査方法 |
US20160187266A1 (en) * | 2013-06-28 | 2016-06-30 | Sensors & Software Inc. | System and method for measurement of material property using variable reflector |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023132288A1 (ja) * | 2022-01-05 | 2023-07-13 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7000174B2 (ja) | 2022-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2521720C1 (ru) | Способ и устройство для получения изображения зоны сварки | |
JP2014528083A5 (ja) | ||
US8767510B2 (en) | Method for controlling transducers of an ultrasonic probe, corresponding computer program and ultrasonic probe device | |
JP6140158B2 (ja) | 対象となる生物組織が超音波トランスデューサに対向している蓋然性をリアルタイムで決定するための方法 | |
CN105916446A (zh) | 光声测量装置以及用于该光声测量装置的信号处理装置及信号处理方法 | |
US10429356B2 (en) | Method and system for calibrating an ultrasonic wedge and a probe | |
JP2019128224A (ja) | 樹木診断装置及び樹木診断方法 | |
US7537566B2 (en) | Bone strength measuring instrument and method | |
JP5193720B2 (ja) | 非接触空中超音波による管体超音波探傷装置及びその方法 | |
Mark et al. | Ananysis of dynamic amplitude characteristics for vertical incidence chirp sounders | |
JP4611064B2 (ja) | 3次元超音波探触子及び3次元超音波診断装置 | |
JP6880311B2 (ja) | 超音波プローブ、超音波プローブの制御方法および超音波プローブ検査システム | |
JP6371575B2 (ja) | 超音波探傷検査方法及び超音波探傷検査装置 | |
KR100542651B1 (ko) | 비선형 음향반응을 이용한 비파괴 음향 탐사방법 | |
JP2019128225A (ja) | 樹木診断用画像生成装置及び樹木診断用画像生成方法 | |
JPS6321135B2 (ja) | ||
US20230288380A1 (en) | Ultrasound scanning system with adaptive gating | |
KR102688130B1 (ko) | 전단 파 파라미터 측정 방법 및 초음파 장치 | |
JP2001201487A (ja) | 超音波を用いたコンクリート構造物の非破壊検査方法及び装置 | |
US20210080430A1 (en) | Device, system and method for imaging defects in a structure by transmitting and receiving mechanical waves in this structure | |
JPH0712548A (ja) | シールド掘削機周囲の空隙検出方法及び装置 | |
US7069786B2 (en) | Ultrasonic transducer structures | |
JP2006014979A (ja) | 骨強度測定装置 | |
JP2004177313A (ja) | 超音波検査装置 | |
EP3822660A1 (en) | Integrity detection system for an ultrasound transducer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20180207 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200907 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7000174 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |