JP2002031284A - 自在継手 - Google Patents
自在継手Info
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- JP2002031284A JP2002031284A JP2000215266A JP2000215266A JP2002031284A JP 2002031284 A JP2002031284 A JP 2002031284A JP 2000215266 A JP2000215266 A JP 2000215266A JP 2000215266 A JP2000215266 A JP 2000215266A JP 2002031284 A JP2002031284 A JP 2002031284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral surface
- packing
- universal joint
- outer peripheral
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Joints Allowing Movement (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成の自在継手でありながら、他部材
との接合の際の施工性が良好であるとともに、耐熱性に
優れているようにする。 【解決手段】 筒状の第1の部材10の一端部が筒状の
第2の部材20の一端部に周方向に回転自在かつ軸心方
向に離脱不能にはまり込んでいる。この回転自在なはま
り込み部における第1の部材10の外周面12と第2の
部材20の内周面22との間に、第1のパッキン17と
耐火膨張性を有する第2のパッキン18とが設けられて
いる。第1の部材10の他端部と第2の部材20の他端
部とに、他部材との接合用のねじ部27、30がそれぞ
れ形成されている。第1の部材10の外周と第2の部材
20の外周とに工具掛り部28、31がそれぞれ形成さ
れている。
との接合の際の施工性が良好であるとともに、耐熱性に
優れているようにする。 【解決手段】 筒状の第1の部材10の一端部が筒状の
第2の部材20の一端部に周方向に回転自在かつ軸心方
向に離脱不能にはまり込んでいる。この回転自在なはま
り込み部における第1の部材10の外周面12と第2の
部材20の内周面22との間に、第1のパッキン17と
耐火膨張性を有する第2のパッキン18とが設けられて
いる。第1の部材10の他端部と第2の部材20の他端
部とに、他部材との接合用のねじ部27、30がそれぞ
れ形成されている。第1の部材10の外周と第2の部材
20の外周とに工具掛り部28、31がそれぞれ形成さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自在継手に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にユニオン継手と称されている管継
手は、ナット状体の一端部および多端部に内ねじが形成
されることで、このナット状体の回転などによって、そ
の一端部および多端部を他の部材に接合できるように構
成されている。
手は、ナット状体の一端部および多端部に内ねじが形成
されることで、このナット状体の回転などによって、そ
の一端部および多端部を他の部材に接合できるように構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
公知のユニオン継手を改良して、簡単な構成でありなが
ら、他部材との接合の際の施工性が良好であるととも
に、耐熱性に優れているようにすることを目的とする。
公知のユニオン継手を改良して、簡単な構成でありなが
ら、他部材との接合の際の施工性が良好であるととも
に、耐熱性に優れているようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、筒状の第1の部材の一端部が筒状の第2の部
材の一端部に周方向に回転自在かつ軸心方向に離脱不能
にはまり込んでおり、この回転自在なはまり込み部にお
ける第1の部材の外周面と第2の部材の内周面との間
に、第1のパッキンと耐火膨張性を有する第2のパッキ
ンとが設けられており、第1の部材の他端部と第2の部
材の他端部とに他部材との接合用のねじ部がそれぞれ形
成されており、第1の部材の外周と第2の部材の外周と
に工具掛り部がそれぞれ形成されているようにしたもの
である。
本発明は、筒状の第1の部材の一端部が筒状の第2の部
材の一端部に周方向に回転自在かつ軸心方向に離脱不能
にはまり込んでおり、この回転自在なはまり込み部にお
ける第1の部材の外周面と第2の部材の内周面との間
に、第1のパッキンと耐火膨張性を有する第2のパッキ
ンとが設けられており、第1の部材の他端部と第2の部
材の他端部とに他部材との接合用のねじ部がそれぞれ形
成されており、第1の部材の外周と第2の部材の外周と
に工具掛り部がそれぞれ形成されているようにしたもの
である。
【0005】このような構成であると、第1の部材と第
2の部材とは互いに回転自在であるため、それぞれの工
具掛り部に工具を掛り合わせて独自に回転させることに
よって、これら第1の部材と第2の部材とを互いに他と
は独立した状態で回転させて他部材に接合させることが
できる。このとき、第1の部材と第2の部材とは、互い
に軸心方向に離脱不能であるとともに、第1および第2
のパッキンによって互いにシールされているため、その
一体性が阻害されることがないという利点がある。第2
のパッキンは耐火膨張性を有するため、第1の部材と第
2の部材とがシール状態を保って相互に回転自在であり
ながら、この回転部に所要の耐火性を付与することがで
きる。
2の部材とは互いに回転自在であるため、それぞれの工
具掛り部に工具を掛り合わせて独自に回転させることに
よって、これら第1の部材と第2の部材とを互いに他と
は独立した状態で回転させて他部材に接合させることが
できる。このとき、第1の部材と第2の部材とは、互い
に軸心方向に離脱不能であるとともに、第1および第2
のパッキンによって互いにシールされているため、その
一体性が阻害されることがないという利点がある。第2
のパッキンは耐火膨張性を有するため、第1の部材と第
2の部材とがシール状態を保って相互に回転自在であり
ながら、この回転部に所要の耐火性を付与することがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1において、10は筒状の第1
の部材であり、真鍮などの金属材料によって形成されて
おり、その内部には軸心方向の流体通路11が貫通状態
で形成されている。この第1の部材10の一端部には、
第1の外周面12と、この第1の外周面12よりも第1
の部材10の先端側における第2の外周面13とが形成
されている。第2の外周面13は第1の外周面12より
も小径に形成されており、しかがって、これら第1の外
周面12と第2の外周面13との境界部には、第1の部
材10の先端の方に向いた管径方向の端面14が形成さ
れている。第1の外周面12には軸心方向に距離をおい
て一対の環状のパッキン収容溝15、16が形成されて
おり、一方のパッキン収容溝15にはパッキンとしての
普通のOリング17が収容されている。また他方のパッ
キン収容溝16には、耐火膨張性を有するパッキンとし
ての、球状化黒鉛入りのOリング18が収容されてい
る。
の部材であり、真鍮などの金属材料によって形成されて
おり、その内部には軸心方向の流体通路11が貫通状態
で形成されている。この第1の部材10の一端部には、
第1の外周面12と、この第1の外周面12よりも第1
の部材10の先端側における第2の外周面13とが形成
されている。第2の外周面13は第1の外周面12より
も小径に形成されており、しかがって、これら第1の外
周面12と第2の外周面13との境界部には、第1の部
材10の先端の方に向いた管径方向の端面14が形成さ
れている。第1の外周面12には軸心方向に距離をおい
て一対の環状のパッキン収容溝15、16が形成されて
おり、一方のパッキン収容溝15にはパッキンとしての
普通のOリング17が収容されている。また他方のパッ
キン収容溝16には、耐火膨張性を有するパッキンとし
ての、球状化黒鉛入りのOリング18が収容されてい
る。
【0007】図1において、20は筒状の第2の部材で
あり、同様に真鍮などの金属材料によって形成されてお
り、その内部には軸心方向の流体通路21が貫通状態で
形成されている。この第2の部材20の一端部には、第
1の部材10の第1の外周面12にはまり合う内周面2
2が形成されている。この内周面22は、第1の外周面
12にはまり合ったときに、収容溝15、16に収容さ
れているOリング17、18を圧縮し、これによって内
周面22と第1の外周面12との間がシールされる。そ
して、第1の部材10と第2の部材20とは、このよう
に互いの間をシールした状態で、相互に回転自在であ
る。内周面22には環状の内フランジ23が形成されて
おり、この内フランジ23は、内周面22と第1の外周
面12とをはめ合わせたときに、第2の外周面13に外
ばめするとともに、その側面が第1の部材10の端面1
4に当たることが可能なように構成されている。
あり、同様に真鍮などの金属材料によって形成されてお
り、その内部には軸心方向の流体通路21が貫通状態で
形成されている。この第2の部材20の一端部には、第
1の部材10の第1の外周面12にはまり合う内周面2
2が形成されている。この内周面22は、第1の外周面
12にはまり合ったときに、収容溝15、16に収容さ
れているOリング17、18を圧縮し、これによって内
周面22と第1の外周面12との間がシールされる。そ
して、第1の部材10と第2の部材20とは、このよう
に互いの間をシールした状態で、相互に回転自在であ
る。内周面22には環状の内フランジ23が形成されて
おり、この内フランジ23は、内周面22と第1の外周
面12とをはめ合わせたときに、第2の外周面13に外
ばめするとともに、その側面が第1の部材10の端面1
4に当たることが可能なように構成されている。
【0008】第1の部材10において、端面14から内
フランジ23の厚みよりも遠く離れた位置における第2
の外周面13の部分には、横断面半円状の環状溝24が
形成されている。この環状溝24には、図示のように第
2の部材20の内フランジ23が端面14に近接した状
態で、すなわち内フランジ23がこの環状溝24よりも
端面14に近づいた状態で、横断面円形の係り止めリン
グ25がはめ合わされている。この係り止めリング25
はステンレス材などによってC形に形成されており、弾
性的に拡径されることで第2の外周面13に外ばめされ
たうえで環状溝24にはまり込むように構成されてい
る。このようにして係り止めリング25が環状溝24に
はまり込んだ状態においては、内フランジ23が係り止
めリング25に係り合うことで、第1の部材10と第2
の部材20とが互いに離脱することが防止される。
フランジ23の厚みよりも遠く離れた位置における第2
の外周面13の部分には、横断面半円状の環状溝24が
形成されている。この環状溝24には、図示のように第
2の部材20の内フランジ23が端面14に近接した状
態で、すなわち内フランジ23がこの環状溝24よりも
端面14に近づいた状態で、横断面円形の係り止めリン
グ25がはめ合わされている。この係り止めリング25
はステンレス材などによってC形に形成されており、弾
性的に拡径されることで第2の外周面13に外ばめされ
たうえで環状溝24にはまり込むように構成されてい
る。このようにして係り止めリング25が環状溝24に
はまり込んだ状態においては、内フランジ23が係り止
めリング25に係り合うことで、第1の部材10と第2
の部材20とが互いに離脱することが防止される。
【0009】第1の部材10の他端部には、外ねじ27
が形成されている。そして、この外ねじ27と第1の外
周面12との間における第1の部材10の外周には、工
具掛り部としての六角部28が形成されている。この六
角部28は、外ねじ27や第1の外周面12よりも大径
に形成されている。
が形成されている。そして、この外ねじ27と第1の外
周面12との間における第1の部材10の外周には、工
具掛り部としての六角部28が形成されている。この六
角部28は、外ねじ27や第1の外周面12よりも大径
に形成されている。
【0010】29は、第2の部材20における一端部の
先端面で、この先端面29は、図示のように第1の部材
10と第2の部材20とが互いに組み立てられたとき
に、六角部28の側面に当たることが可能なように構成
されている。第2の部材20の他端部には、内ねじ30
が形成されている。この内ねじ30と、第1の部材10
の外ねじ27とは、ともに、他部材との接合のための管
用テーパねじなどによって構成されている。この第2の
部材20における他端部の外周には、工具掛り部として
の六角部31が形成されている。32は第2の部材にお
ける一端部の外周面であるが、六角部31および六角部
28は、この外周面32よりも大径に形成されている。
先端面で、この先端面29は、図示のように第1の部材
10と第2の部材20とが互いに組み立てられたとき
に、六角部28の側面に当たることが可能なように構成
されている。第2の部材20の他端部には、内ねじ30
が形成されている。この内ねじ30と、第1の部材10
の外ねじ27とは、ともに、他部材との接合のための管
用テーパねじなどによって構成されている。この第2の
部材20における他端部の外周には、工具掛り部として
の六角部31が形成されている。32は第2の部材にお
ける一端部の外周面であるが、六角部31および六角部
28は、この外周面32よりも大径に形成されている。
【0011】第1の部材10と第2の部材20とを互い
に組み立てて継手を構成する際には、第1の部材10の
パッキン収容溝15、16にOリング17、18をそれ
ぞれはめ込んだうえで、この第1の部材10の第1の外
周面12に第2の部材20の内周面22をかぶせるよう
に両者をはめ合わせる。その後に、第2の部材20の流
体通路21を通して、環状溝24に係り止めリング25
をはめ合わせることで、図1に示す組み立て完了状態と
なる。
に組み立てて継手を構成する際には、第1の部材10の
パッキン収容溝15、16にOリング17、18をそれ
ぞれはめ込んだうえで、この第1の部材10の第1の外
周面12に第2の部材20の内周面22をかぶせるよう
に両者をはめ合わせる。その後に、第2の部材20の流
体通路21を通して、環状溝24に係り止めリング25
をはめ合わせることで、図1に示す組み立て完了状態と
なる。
【0012】このような構成によれば、第1の部材10
と第2の部材20とは互いに回転自在であるため、それ
ぞれの六角部28、31に工具を掛り合わせて独自に回
転させることによって、これら第1の部材10と第2の
部材20とを、互いに他とは独立した状態で回転させ
て、外ねじ27や内ねじ30によって他部材に接合させ
ることができる。このとき、第1の部材10と第2の部
材20とは、係り止めリング25によって互いに軸心方
向に離脱不能であるとともに、Oリング17、18によ
って互いにシールされているため、その一体性およびシ
ール性が阻害されることがないという利点がある。ま
た、六角部28、31が外ねじ27や外周面32よりも
大径に形成されているため、これらの六角部28、31
への工具の掛かり合わせを容易に行うことができる。O
リング18は耐火膨張性を有するため、第1の部材10
と第2の部材20とがシール状態を保って相互に回転自
在でありながら、この回転部に所要の耐火性を付与する
ことができる。すなわち、火災などの際に高温に晒され
た場合には、この球状化黒鉛入りのOリング18が焼失
することなく膨張して隙間を詰め、それによって所要の
耐火性が発揮されることになる。
と第2の部材20とは互いに回転自在であるため、それ
ぞれの六角部28、31に工具を掛り合わせて独自に回
転させることによって、これら第1の部材10と第2の
部材20とを、互いに他とは独立した状態で回転させ
て、外ねじ27や内ねじ30によって他部材に接合させ
ることができる。このとき、第1の部材10と第2の部
材20とは、係り止めリング25によって互いに軸心方
向に離脱不能であるとともに、Oリング17、18によ
って互いにシールされているため、その一体性およびシ
ール性が阻害されることがないという利点がある。ま
た、六角部28、31が外ねじ27や外周面32よりも
大径に形成されているため、これらの六角部28、31
への工具の掛かり合わせを容易に行うことができる。O
リング18は耐火膨張性を有するため、第1の部材10
と第2の部材20とがシール状態を保って相互に回転自
在でありながら、この回転部に所要の耐火性を付与する
ことができる。すなわち、火災などの際に高温に晒され
た場合には、この球状化黒鉛入りのOリング18が焼失
することなく膨張して隙間を詰め、それによって所要の
耐火性が発揮されることになる。
【0013】図2は、本発明の自在継手の他の実施の形
態を示す。この図2に示すものでは、第1の部材10に
おいて、図1に示す外ねじ27に代えて、第2の部材2
0と同様の内ねじ34が形成されている。そして、第1
の部材10の外周には、その他端部の長さ方向にわたっ
て六角部28が形成されている。図2に示す自在継手に
おいて、他の構成は、図1に示すものと同様である。
態を示す。この図2に示すものでは、第1の部材10に
おいて、図1に示す外ねじ27に代えて、第2の部材2
0と同様の内ねじ34が形成されている。そして、第1
の部材10の外周には、その他端部の長さ方向にわたっ
て六角部28が形成されている。図2に示す自在継手に
おいて、他の構成は、図1に示すものと同様である。
【0014】図3は、図1の自在継手を他の部材として
コック40に接合した例を示す。このコック40は、ハ
ンドル41によって回転することができるボール弁体4
2を有するとともに、その弁箱43の両端には他の部材
との接合のための内ねじ44、44をそれぞれ有する。
そして、このコック40には、一方の内ねじ44に本発
明の自在継手35の第1の部材10の外ねじ27が六角
部28を利用してねじ込まれることで、この自在継手3
5が接合されている。
コック40に接合した例を示す。このコック40は、ハ
ンドル41によって回転することができるボール弁体4
2を有するとともに、その弁箱43の両端には他の部材
との接合のための内ねじ44、44をそれぞれ有する。
そして、このコック40には、一方の内ねじ44に本発
明の自在継手35の第1の部材10の外ねじ27が六角
部28を利用してねじ込まれることで、この自在継手3
5が接合されている。
【0015】このような構成であると、たとえば、コッ
ク40をその長手方向の軸心まわりに回転させることに
よって、このコック40における自在継手35が接合さ
れていない方の内ねじ44を第1の他の部材に接合する
ことができる。そして、その後に自在継手35の第2の
部材20の六角部31に工具を掛けて、コック40およ
び第1の部材10に対して第2の部材20を回転させる
ことで、この第2の部材20を第2の他の部材に接合す
ることができる。このとき、第2の部材20のみを回転
させればよく、すでに第1の他の部材に接合されている
コック40やこのコック40に接合されている第1の部
材10を回転させる必要はないため、容易に作業するこ
とができる。
ク40をその長手方向の軸心まわりに回転させることに
よって、このコック40における自在継手35が接合さ
れていない方の内ねじ44を第1の他の部材に接合する
ことができる。そして、その後に自在継手35の第2の
部材20の六角部31に工具を掛けて、コック40およ
び第1の部材10に対して第2の部材20を回転させる
ことで、この第2の部材20を第2の他の部材に接合す
ることができる。このとき、第2の部材20のみを回転
させればよく、すでに第1の他の部材に接合されている
コック40やこのコック40に接合されている第1の部
材10を回転させる必要はないため、容易に作業するこ
とができる。
【0016】図4および図5は、本発明にもとづく自在
継手35を他の構成のコック40Aに接合した例を示
す。この図4および図5のコック40Aは、図3のコッ
ク40に比べ、ガス漏れ検査孔を有した継手45が追加
的に設けられている点が相違する。それ以外の部分につ
いては、図3の継手と同様である。46は、継手45を
覆うためのキャップである。
継手35を他の構成のコック40Aに接合した例を示
す。この図4および図5のコック40Aは、図3のコッ
ク40に比べ、ガス漏れ検査孔を有した継手45が追加
的に設けられている点が相違する。それ以外の部分につ
いては、図3の継手と同様である。46は、継手45を
覆うためのキャップである。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によると、筒状の第
1の部材の一端部が筒状の第2の部材の一端部に周方向
に回転自在かつ軸心方向に離脱不能にはまり込んでお
り、この回転自在なはまり込み部における第1の部材の
外周面と第2の部材の内周面との間に、第1のパッキン
と耐火膨張性を有する第2のパッキンとが設けられてお
り、第1の部材の他端部と第2の部材の他端部とに他部
材との接合用のねじ部がそれぞれ形成されており、第1
の部材の外周と第2の部材の外周とに工具掛り部がそれ
ぞれ形成されているようにしたため、第1の部材と第2
の部材とは互いに回転自在であることから、それぞれの
工具掛り部に工具を掛り合わせて独自に回転させること
によって、これら第1の部材と第2の部材とを互いに他
とは独立した状態で回転させて他部材に接合させること
ができ、このとき、第1の部材と第2の部材とは、互い
に軸心方向に離脱不能であるとともに、第1および第2
のパッキンによって互いにシールされているため、その
一体性が阻害されることがないという利点がある。また
第2のパッキンは耐火膨張性を有するため、第1の部材
と第2の部材とがシール状態を保って相互に回転自在で
ありながら、この回転部に所要の耐火性を付与すること
ができる。
1の部材の一端部が筒状の第2の部材の一端部に周方向
に回転自在かつ軸心方向に離脱不能にはまり込んでお
り、この回転自在なはまり込み部における第1の部材の
外周面と第2の部材の内周面との間に、第1のパッキン
と耐火膨張性を有する第2のパッキンとが設けられてお
り、第1の部材の他端部と第2の部材の他端部とに他部
材との接合用のねじ部がそれぞれ形成されており、第1
の部材の外周と第2の部材の外周とに工具掛り部がそれ
ぞれ形成されているようにしたため、第1の部材と第2
の部材とは互いに回転自在であることから、それぞれの
工具掛り部に工具を掛り合わせて独自に回転させること
によって、これら第1の部材と第2の部材とを互いに他
とは独立した状態で回転させて他部材に接合させること
ができ、このとき、第1の部材と第2の部材とは、互い
に軸心方向に離脱不能であるとともに、第1および第2
のパッキンによって互いにシールされているため、その
一体性が阻害されることがないという利点がある。また
第2のパッキンは耐火膨張性を有するため、第1の部材
と第2の部材とがシール状態を保って相互に回転自在で
ありながら、この回転部に所要の耐火性を付与すること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態の自在継手を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の実施の形態の自在継手を示す図で
ある。
ある。
【図3】図1の自在継手をコックに接合した例を示す正
面視の断面図である。
面視の断面図である。
【図4】図1の自在継手を他のコックに接合した例を示
す平面視の断面図である。
す平面視の断面図である。
【図5】図4に示す自在継手およびコックの平面図であ
る。
る。
10 第1の部材 12 第1の外周面 17 Oリング 18 耐火膨張性を有するOリング 20 第2の部材 22 内周面 25 掛り止めリング 27 外ねじ 28 六角部 30 内ねじ 31 六角部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雁木 和良 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 Fターム(参考) 3H104 JA02 JB02 JC08 KA04 KB20 LF01 MA10 3J040 AA02 AA11 AA17 BA02 CA01 EA16 FA11 HA03 HA06 HA15
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状の第1の部材の一端部が筒状の第2
の部材の一端部に周方向に回転自在かつ軸心方向に離脱
不能にはまり込んでおり、この回転自在なはまり込み部
における第1の部材の外周面と第2の部材の内周面との
間に、第1のパッキンと耐火膨張性を有する第2のパッ
キンとが設けられており、第1の部材の他端部と第2の
部材の他端部とに他部材との接合用のねじ部がそれぞれ
形成されており、第1の部材の外周と第2の部材の外周
とに工具掛り部がそれぞれ形成されていることを特徴と
する自在継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000215266A JP2002031284A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 自在継手 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000215266A JP2002031284A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 自在継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=18710710
Family Applications (1)
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