JP2002030954A - 油圧走行車両の原動機回転数制御装置 - Google Patents

油圧走行車両の原動機回転数制御装置

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JP2002030954A
JP2002030954A JP2001126582A JP2001126582A JP2002030954A JP 2002030954 A JP2002030954 A JP 2002030954A JP 2001126582 A JP2001126582 A JP 2001126582A JP 2001126582 A JP2001126582 A JP 2001126582A JP 2002030954 A JP2002030954 A JP 2002030954A
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Kazuhiro Ichimura
和弘 一村
Junichi Hosono
純一 細野
Kazuo Asano
和雄 朝野
Akira Tatsumi
明 辰巳
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業時のアイドル状態の燃費を悪化させず
に、走行発進時に発生するステアリング操作力、応答
性、加速性能あるいは減速時に発生するステアリング操
作力、キャビテーションを改善する。 【構成】 走行状態と作業状態とを判別する判別手段2
4Bと、走行が検出されると走行に適した高めのアイド
ル回転数を設定し、作業状態が検出されると作業に適し
た低めのアイドル回転数を設定するアイドル回転数設定
手段24Cとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行油圧モータと作業
アクチュエータとを備えた油圧走行車両の原動機回転数
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の原動機回転数制御装置として、
実開昭61ー97457号公報に開示されているものが
知られている。この原動機回転数制御装置では、走行ペ
ダルを踏込むと、その踏込み量に応じて走行用流量制御
弁が開弁操作されるとともにエンジン回転数が制御され
る。走行ペダルを操作しない場合には、エンジン回転数
は所定のアイドル回転数で運転される。
【0003】一方、特開昭62−225727号公報に
開示されている原動機回転数制御装置も知られている。
この原動機制御装置では、走行や掘削といった作業中で
あるか、または作業中断中かを判定し、作業中に走行ペ
ダルが踏込まれていない時あるいは作業レバーが非操作
の時には、エンジンアイドル回転数をその許容最低回転
数(エンジンがストールしない最低回転数)よりも高い
第1のアイドル回転数に設定し、作業中断中にはエンジ
ンアイドル回転数を許容最低回転数に相当する第2のア
イドル回転数に設定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
実開昭61−97457号公報の原動機回転数制御装置
に後者の特開昭62−225727号公報の原動機回転
数制御装置を適用する場合、第1のアイドル回転数の設
定の仕方が非常に微妙であり、低すぎても、高すぎても
それぞれ問題がある。
【0005】すなわち、第1のアイドル回転数として走
行に適した値を選ぶと、作業時の燃費が悪くなり、ま
た、作業時の燃費がよい原動機回転数を第1のアイドル
回転数に選ぶと次のような問題が発生する。 発進時にステアリング操作する時、ステアリング操作
角が大きいと流量が不足してステアリング操作が重くな
る。 発進時にポンプ流量が少ないと、パイロットリリーフ
のオーバーライド特性により応答性が悪い。 減速時にポンプ流量が少なくなり、ステアリング操作
力が急に重たくなるおそれがある。 減速時にキャビテーションが発生するおそれがある。 低回転数域ではエンジン出力トルクが小さいので、加
速時にエンジンの引きづり現象が発生し、加速性が悪
い。 上記の操作時に黒煙が発生する。
【0006】本発明の目的は、作業時の燃費を悪化させ
ずに走行時に発生する上述の問題点を解決する油圧走行
車両の原動機回転数制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1および実施例を示す図3〜5を用いて本発明を説明す
ると、本発明は原動機21により駆動される油圧ポンプ
1と、この油圧ポンプ1からの吐出油により駆動される
走行用油圧モータ4と、油圧ポンプ1からの吐出油によ
り駆動される作業用アクチュエータ52と、油圧モータ
4およびアクチュエータ52に供給される圧油を制御す
る操作手段6と、操作手段6の操作量に応じて原動機2
1の回転数を制御する回転数制御手段24Aを備えた油
圧走行車両の原動機回転数制御装置に適用される。そし
て、車両状態に応じて走行状態と作業状態とを判別する
判別手段24Bと、走行状態が判別されると走行に適し
た高めのアイドル回転数(図5のNti)を設定し、作
業状態が判別されると作業に適した低めのアイドル回転
数(図5のNdi)を設定するアイドル回転数設定手段
24Cとを具備し、回転数制御手段24Aが、操作手段
以外(26a,26b)の操作により増減される第1の
目標回転数(図4のNa)を設定する第1の設定手段
と、操作手段6により増減される第2の目標回転数(図
5のNb)を設定する第2の設定手段とを備え、操作手
段6が非操作のときに、アイドル回転数設定手段24C
により設定されたアイドル回転数および第1の目標回転
数のうちの大きい方の回転数に原動機回転数を制御し、
操作手段6の操作時に、第1の目標回転数および第2の
目標回転数のうちの大きい方の回転数に原動機回転数を
制御するようにして、上述の目的を達成する。請求項2
の発明は、アイドルスイッチ26cが操作されると原動
機回転数を作業状態に応じたアイドル回転数に制御する
アイドルシフト手段(図4のステップS12)を備え
る。
【0008】
【作用】操作手段6によりエンジン回転数を制御すると
き、作業時はアイドル回転数を低めに設定し、走行時は
それよりも高めに設定する。操作手段6の非操作時のエ
ンジン回転数は、このアイドル回転数と操作手段以外
(26a,26b)の操作により増減される第1の目標
回転数のうちの大きい方の回転数に制御される。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項および作用の項では、本発明を
分かり易くするために実施例の図を用いたが、これによ
り本発明が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】図2〜図5により本発明をホイ−ル式油圧シ
ョベルに適用した場合の一実施例について説明する。図
2および図3は、ホイール式油圧ショベルの走行油圧回
路とエンジン回転数制御装置を示しており、本実施例で
は、作業時のエンジン回転数を走行ペダルの踏込み操作
でも可能とし、しかも、走行ペダルが操作されていない
時に設定されるエンジンアイドル回転数を作業時に低
く、走行時に高くしたものである。
【0011】図2,3において、エンジン(原動機)2
1により駆動される油圧ポンプ1からの吐出油は、油圧
パイロット式制御弁2を介してカウンタバランス弁3を
経て走行用の油圧モータ4に導かれるようになってい
る。この制御弁2は、油圧ポンプ5,パイロット弁6,
スロ−リタ−ン弁7および前後進切換弁8から成るパイ
ロット油圧回路により切換制御される。
【0012】エンジン21のガバナ21aは、リンク機
構22を介してパルスモータ23に接続され、パルスモ
ータ23の回転によりエンジン21の回転数が制御され
る。すなわち、パルスモータ23の正転で回転数が上昇
し、逆転で低下する。このパルスモータ23の回転は、
コントローラ24からの制御信号により制御される。ま
たガバナ21aにはポテンショメ−タ25が接続され、
このポテンショメ−タ25によりエンジン21の回転数
に応じたガバナレバー位置を検出し、ガバナ位置検出値
Nrpとしてコントローラ24に入力する。
【0013】コントローラ24にはまた、運転室のコン
ソールに設けられたエンジン回転数アップスイッチ26
aと、エンジン回転数ダウンスイッチ26bと、エンジ
ン回転数をアイドル回転数に一気にシフトするアイドル
スイッチ26cとが接続されている。さらに、前後進切
換スイッチ27のn端子,ブレーキスイッチ28のW端
子が接続されるとともに、パイロット弁6と前後進切換
弁8との間の管路に設けられた圧力センサ29が接続さ
れている。この圧力センサ29は、走行ペダル6aの操
作量に比例して発生するパイロット圧Piを検出してコ
ントローラ24に入力する。このパイロット圧力Piは
ペダル操作量θpを表し、後述するようにエンジン回転
数制御に用いられる。
【0014】前後進切換スイッチ27の共通端子はバッ
テリ30に接続され、f,r端子は、リレーRの常閉接
点RS1、RS2介して前後進切換弁8のソレノイド部
にも接続され、n,f,r位置への切換えに伴って前後
進切換弁8をそれぞれN,F,R位置に切換える。前後
進切換スイッチ27がf位置に操作されると前後進切換
弁8はF位置に切換わり、r位置に操作されるとR位置
に切換わり、n位置に操作されるとN位置に切換わる。
前後進切換スイッチ27がn位置のときコントローラ2
4に中立状態を示すハイレベル信号が入力される。
【0015】前後進切換弁8をF位置(前進位置)また
はR位置(後進位置)に切換えて走行ペダル6aを操作
すると、油圧ポンプ5の吐出圧がパイロット弁6で制御
され、ペダル6aの操作に応じた圧力がスロ−リタ−ン
弁7および前後進切換弁8を介して制御弁2のパイロッ
トポート2aまたは2bに導かれる。このとき制御弁2
は所定方向に所定量だけ切換わり、走行ペダル6aの操
作量に応じて回転する油圧ポンプ1の吐出油のうち、制
御弁2の切換量に応じた量だけが油圧モータ4に導かれ
る。これにより油圧モータ4が駆動され、走行ペダル6
aの操作量に応じた速度で車両が前進または後進する。
このとき、後述するように走行ペダル6aの操作量に応
じてエンジン回転数も増減される。
【0016】ブレーキスイッチ28は、オペレ−タが走
行時、駐車時および作業時に応じて選択操作するもので
あり、その共通端子はバッテリ30に、W端子はコント
ローラ24に接続される。またこのブレーキスイッチ2
8のW端子は、リレーコイルRCにも接続されており、
スイッチ28がW位置に切換わるのに伴ってリレーコイ
ルRCが励磁される。コイルRCが励磁されると上述の
常閉接点RS1,RS2は開き、この状態では前後進切
換スイッチ27と前後進切換弁8とが遮断され、スイッ
チ27がf位置またはr位置に操作されても前後進切換
弁8は中立位置Nを保持する。なお、W(作業)端子,
T(走行)端子,P(駐車)端子はそれぞれ不図示の電
磁弁のソレノイド部に接続されていて、W端子に操作さ
れると駐車ブレーキとサービスブレーキとが作動し、T
端子に操作されるとサービスブレーキのみ作動可能状態
となり、P端子に操作されると駐車ブレーキが作動す
る。
【0017】また、上述の油圧ポンプ1からの吐出油
は、制御弁51を介して作業用油圧シリンダ52にも導
かれるようになっている。そして、作業用レバー51a
により制御弁51を操作してシリンダ52を伸縮させ、
これにより作業用アタッチメントを駆動して作業を行
う。この作業時には、後述するようにして走行ペダル6
aによりエンジン回転数制御を行うことができ、アップ
ダウンスイッチ26a,bで回転数制御を行う場合より
も細かい制御(微調整)が可能となり、不所望にエンジ
ン回転数を上げることなく騒音防止や燃費の向上に寄与
する。
【0018】次に、図4,5の処理手順を参照してコン
トローラ24によるエンジン回転数制御について説明す
る。まずステップS1において、ガバナレバ−位置目標
値Nro、アップスイッチ26a,ダウンスイッチ26b
からのUP信号,DOWN信号、アイドルスイッチ26cから
のアイドル信号、ポテンショメータ25から入力される
ガバナレバ−位置検出値Nrp、および圧力センサ29の
検出値である走行ペダル6aの操作量θpを読み込む。
【0019】ステップS2でアイドルスイッチ26cが
オンしているかを判定し、オンしていれば、ステップS
12において、アップダウンスイッチによる目標回転数
NaにNdiを代入してステップS13に進む。
【0020】ステップS2でアイドルスイッチ26cが
オフと判定されるとステップS3に進む。ステップS3
に進むと、DOWN信号の有無を判定し、肯定されるとステ
ップS4に進み、UP信号の有無を判定し、否定される
と、すなわちダウンスイッチ26bがオンされている場
合にはステップS5に進む。このステップS5において
は、予め演算されメモリに格納されているアップダウン
スイッチによるガバナレバ−位置目標値Naと、エンジ
ン回転数の増減分として予め定められている回転数増減
量△Nrと、予め定められている最小エンジン回転数Nr
minとを用いて、 Na−△Nr>Nrmin か否かを判定する。肯定されるとステップS7におい
て、Na−△Nrを新たなガバナレバ−位置目標値Naと
してメモリに格納する。Na−△Nr≦Nrminの場合、ス
テップS6に進んで Nrminを新たなガバナレバ−位置
目標値Naとしてメモリに格納する。
【0021】一方、ステップS3が否定されるとステッ
プS8においてUP信号の有無を判定する。肯定されると
ステップS9において、ガバナレバー位置目標値Na
と、回転数増減量△Nrと、予め定められた最大エンジ
ン回転数Nrmaxとを用いて、 Na+△Nr<Nrmax か否かを判定する。肯定されるとステップS11におい
て、Na+△Nrを新たなガバナレバ−位置目標値Naと
してメモリに格納する。Na+△Nr≧Nrmaxの場合、ス
テップS10においてNrmaxを新たなガバナレバ−位置
目標値Naとしてメモリに格納する。
【0022】ステップS13では、走行か作業かを判定
する。この判定は次のようにして行うことができる。す
なわち、前後進切換えスイッチ27がn位置以外でブレ
ーキスイッチ28がW位置以外の時に走行状態と判定
し、それ以外の時は作業状態と判定する。
【0023】走行状態ならばステップS14に進み、作
業状態ならばステップS15に進む。ステップS14で
は、走行ペダル踏み込み量θpに基づいて走行に適した
回転数特性からペダルによる目標回転数Ntを読み出
し、ステップS16でこの目標回転数Ntを目標回転数
Nbに代入する。ステップS15では、走行ペダル踏み
込み量θpに基づいて作業に適したペダルによる目標回
転数Ndを読み出す。そしてステップS17でこの目標
回転数Ndを目標回転数Nbに代入する。ここで、走行
時のアイドル回転数Nti>作業時のアイドル回転数Ndi
に設定される。
【0024】さらに、ステップS18でペダルによる目
標回転数Nbとアップダウンスイッチによる目標回転数
Naの大小関係を判定し、ステップS19,ステップS
20において、大きい値を目標回転数Nroとして代入す
る。その後ステップS21に進む。
【0025】ステップS21では、Nrp−Nroの結果を
回転数差Aとしてメモリに格納し、ステップS22にお
いて、予め定めた基準回転数差Kを用いて、|A|≧K
か否かを判定する。肯定されるとステップS23に進
み、回転数差A>0か否かを判定し、A>0ならばガバ
ナレバ−位置検出値Nrpがガバナレバ−位置目標値Nro
よりも大きいから、つまり制御回転数が目標回転数より
も高いから、エンジン回転数を下げるためステップS2
4でモータ逆転を指令する信号を出力する。A≦0なら
ばガバナレバ−位置検出値Nrpがガバナレバ−位置目標
値Nroよりも小さいから、つまり制御回転数が目標回転
数よりも低いから、エンジン回転数を上げるためステッ
プS25でモータ正転を指令する信号を出力する。ステ
ップS22が否定されるとステップS26に進んでモー
タ停止信号を出力する。ステップS24〜S26を実行
すると始めに戻る。
【0026】このような処理手順によれば、エンジン回
転数は次のように制御される。 走行ペダルでエンジン回転数を制御する場合、走行判
定時に走行ペダル6aが操作されないときには高めのア
イドル回転数Ntiが設定され、作業判定時に走行ペダル
6aが操作されないときには低めのアイドル回転数Ndi
が設定される。 アイドルスイッチ26cがオンされると、作業用のア
イドル回転数Ndiに制御される。 アップスイッチ26aまたはダウンスイッチ26bを
1回だけ瞬時にオン・オフ操作する場合;アップスイッ
チ26aを1回だけ瞬時にオン・オフ操作すると、アッ
プスイッチ26aからパルス状のUP信号が出力される。
これにより、ステップS11を1回だけ実行するから、
Na+△Nrが最大回転数Nrmax未満ならば、前回演算さ
れてメモリに格納されているアップダウンスイッチによ
るガバナレバー位置目標値Naに対して△Nrだけ増加し
たガバナレバ−位置目標値Naが算出される。このアッ
プダウンスイッチによるガバナレバ−位置目標値Naが
Nroとして使用されるから、この値Nroとガバナレバ−
位置検出値Nrpとの差|A|が基準回転数差K以上でか
つAが負ならば、モータ正転指令信号が出力され、モー
タ正転指令信号によりパルスモ−タ22が正転される。
これにより、パルスモ−タ22が正転しリンク機構22
を介してガバナ21aを駆動すると、エンジン回転数が
増加する。パルスモ−タ22の回転量はガバナレバ−位
置検出値Nrpとして検出されており、モータ駆動後のガ
バナレバ−位置検出値Nrpとガバナレバ−位置目標値N
roとの差|A|が基準回転数差K未満になると、モータ
停止信号が出力されパルスモータ22が停止する。
【0027】ダウンスイッチ26bを1回だけ瞬時にオ
ン・ オフ操作した場合も同様にしてエンジン回転数が
減少する。
【0028】アップスイッチ26aまたはダウンスイ
ッチ26bを所定時間連続して操作する場合;アップス
イッチ26aを所定時間連続操作すると、アップスイッ
チ26aから所定時間ハイレベルなUP信号が出力され
る。このUP信号がハイレベルの時間内に図4,5の処理
を複数回(例えばQ回)実行するから、ガバナレバ−位
置目標値NaがNa+Q△Nrとなる。この値がNrmaxよ
り小さければ、このNa+Q△Nrが新しいガバナレバ−
位置目標値Naとしてメモリに格納され、上述と同様
に、|A|≧Kが否定されるまでパルスモータ22が正
転される。
【0029】以上の実施例の構成において、コントロー
ラ24が回転数制御手段24Aと判別手段24Bとアイ
ドル回転数設定手段24Cを、走行パイロット弁6が操
作手段をそれぞれ構成する。なお、制御弁2を電磁比例
弁とし、走行ペダルの踏込み量に応じた電気信号を出力
する電気式操作部材を設け、この電気信号で制御弁とエ
ンジン回転数を制御するものにも、本発明を適用でき
る。また、走行状態と作業状態の判別は上述した方式以
外でもよく、たとえば、走行ペダルに足が接触していれ
ば走行状態、作業レバーに手が触れていれば作業状態と
判別してもよい。さらに、本発明はホイール式油圧ショ
ベル以外の各種の作業車両に適用される。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、車両状態に応じて自動
的にアイドル回転数を切換えるので作業者によるアイド
ル回転数切換え操作が不要となる。また、走行時のアイ
ドル回転数が作業時に比べて大きく設定されているか
ら、作業時の燃費を悪化することなく、走行時に次のよ
うな効果が得られる。 発進時にステアリング操作する時、ステアリング操作
角が大きくても流量が不足せず軽快なステアリング操作
が可能となる。 発進時にポンプ流量が多くなり、パイロットリリーフ
のオーバーライド特性による応答性の悪化が防止でき
る。 減速時のポンプ流量が多いので、ステアリング操作力
が急に重たくなることがない。 減速時のキャビテーションを防止できる。 加速時にエンジンの引きづり現象が発生せず、加速性
が向上する。また、操作手段以外の操作によりアイドル
回転数を高めに設定することができるので、作業時には
操作手段を非操作のまま所望の回転数で作業することが
できる。さらに、走行時には操作手段を非操作のまま所
望の回転数で走行することができる。さらにまた、この
ように高めのアイドル回転数を設定している場合には、
アイドルスイッチの操作により容易にアイドル回転数を
予め定めた低い値に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図
【図2】本発明に係わる原動機回転数制御装置および油
圧回路の一部分を示す図
【図3】本発明に係わる原動機回転数制御装置および油
圧回路の残余の部分を示す図
【図4】図3のコントローラ内で実行されるエンジン回
転数制御処理手順の一部を示すフローチャート
【図5】図3のコントローラ内で実行されるエンジン回
転数制御処理手順の残余の部分を示すフローチャート
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 制御弁 4 油圧モータ 6 走行用パイロット弁 6a 走行ペダル 7 スローリターン弁 8 前後進切換弁 21 エンジン 21a ガバナ 24 コントローラ 24A 回転数制御手段 24B 判別手段 24C アイドル回転数設定手段 25 ポテンショメータ 26a アップスイッチ 26b ダウンスイッチ 26c アイドルスイッチ 27 前後進切換えスイッチ 28 ブレーキスイッチ 29 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F15B 11/00 F15B 11/00 E (72)発明者 朝野 和雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 辰巳 明 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB06 AC06 BA01 BA03 CA02 DA04 DB02 FA02 3G093 AA10 AA15 AB05 CA04 DA00 DA06 DA10 DB11 DB15 EA03 EC02 FA07 3G301 HA28 JA02 JA03 KA07 LB14 LC03 NA06 NC01 NC07 ND02 NE01 NE06 PB04 PF00 PF03 PF05 PF08 PF11 3H089 BB01 BB11 BB14 CC01 CC08 DA13 DB09 DB32 EE36 EE39 FF12 GG02 JJ02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により駆動される油圧ポンプと、 この油圧ポンプからの吐出油により駆動される走行用油
    圧モータと、 前記油圧ポンプからの吐出油により駆動される作業用ア
    クチュエータと、 前記油圧モータおよびアクチュエータに供給される圧油
    を制御する操作手段と、 原動機の回転数を制御する回転数制御手段とを備えた油
    圧走行車両の原動機回転数制御装置において、 車両状態に応じて走行状態と作業状態とを判別する判別
    手段と、 前記走行状態が判別されると走行に適した高めのアイド
    ル回転数を設定し、作業状態が判別されると作業に適し
    た低めのアイドル回転数を設定するアイドル回転数設定
    手段とを具備し、 前記回転数制御手段は、前記操作手段以外の操作により
    増減される第1の目標回転数を設定する第1の設定手段
    と、 前記操作手段により増減される第2の目標回転数を設定
    する第2の設定手段とを備え、 前記操作手段が非操作の時に、前記アイドル回転数設定
    手段により設定されたアイドル回転数および前記第1の
    目標回転数のうちの大きい方の回転数に前記原動機回転
    数を制御し、前記操作手段の操作時に、前記第1の目標
    回転数および前記第2の目標回転数のうちの大きい方の
    回転数に前記原動機回転数を制御することを特徴とする
    原動機回転数制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の油圧走行車両の原動機
    回転数制御装置において、 前記回転数制御手段は、アイドルスイッチが操作される
    と前記原動機回転数を前記作業状態に応じたアイドル回
    転数に制御するアイドルシフト手段を備えることを特徴
    とする原動機回転数制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035589A1 (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 作業車両の原動機制御装置
CN102410093A (zh) * 2011-12-05 2012-04-11 中联重科股份有限公司 自动提高工程车发动机带载怠速的实现方法及控制系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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