JP2002030753A - カーテンウォールの押縁固定方法 - Google Patents

カーテンウォールの押縁固定方法

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JP2002030753A
JP2002030753A JP2000218628A JP2000218628A JP2002030753A JP 2002030753 A JP2002030753 A JP 2002030753A JP 2000218628 A JP2000218628 A JP 2000218628A JP 2000218628 A JP2000218628 A JP 2000218628A JP 2002030753 A JP2002030753 A JP 2002030753A
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JP
Japan
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flange
ridge
set screw
cubic
batten
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JP2000218628A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Yamada
治彦 山田
Junpei Akiba
淳平 秋場
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Nihon Kentetsu Co Ltd
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーテンウォールの押縁を簡単に、かつ確実
に方立に押しつける押縁固定方法を実現する。 【解決手段】 方立1のウエブ12に、縦方向複数箇所に
ねじ孔を設け、すり割り付きの止めねじ14をねじ込むと
ともに、押縁2の屋外側フランジに切り欠き21を設け、
この切り欠き21で止めねじ14をかわして押縁2を方立1
の室内側フランジに押しつけた後、押縁2を上下方向に
ずらして切り欠きのない部分で押縁2が止めねじ14によ
り固定されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高層ビルの外壁と
して使用するカーテンウォールにおける押縁の固定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨造(S造)の高層ビルのペリメータ
(外周部)については、外壁工事を足場によらずに鉄骨
側から行えるという施工上の理由、ビル全体の軽量化、
ガラス面の大きい近代的な外観が得やすい等のさまざま
の理由から、カーテンウォールを採用するのが一般的で
ある。カーテンウォールは枠体に予め窓や壁材を組み付
けてパネル状としたもので、仕切るだけの目的で原則と
して荷重を負担しないから、枠体にはアルミ押し出し材
等が使用される。
【0003】近年、カーテンウォールの高性能化に伴
い、高い気密性能が要求される傾向にある。隣接する窓
ガラス間の気密構造としては、ガラスとガラスの中間に
配置される方立(マリオン)と呼ばれる縦方向の枠体と
ガラスとの気密を図ることが重要であり、室内側で方立
とガラスの中間に挿入される押縁と呼ばれる部材を方立
に押しつける構造にさまざまな形態がある。一例を図5
により説明する。
【0004】この図は隣接する窓ガラス間の方立付近を
示す水平方向の部分断面図で、1はおよそH形断面のア
ルミ押し出し材である方立、11はその室内側フランジ、
12はウエブ、13は屋外側フランジ、2は門形断面のアル
ミ押し出し材である押縁、3は押縁2の室内側側面と方
立の室内側フランジ11間に挿入されるシリコンスポンジ
製のゴムパッキン、15はウエブ12の中間に形成された突
条、4は押縁2の屋外側側面と突条15との間に挿入され
る押縁押さえゴム、5はガラス、6はガラス5と押縁2
の屋外側側面およびガラス5と方立1の屋外側フランジ
13との間に挿入される硬質のバッキング材、7はこのバ
ッキング材6に重ねて充填されるシール材である。
【0005】ここで、押縁押さえゴム4は縦方向全長に
わたるものではなく、くさびとして上下2、3箇所に打
ち込まれる短いものである。方立1の屋外側フランジ13
の内側は屋外に通じているので、押縁2の内部も外圧が
作用している。したがって室内側とは押縁2の室内側側
面と方立の室内側フランジ11との間でゴムパッキン3に
よって遮断されている。このため、気密性能を保持する
には押縁2が常に室内側に押しつけられ、ゴムパッキン
3が押しつぶされた状態であることが必要である。図5
の構造の場合、押縁2を室内側に押しつけているのは前
記の押縁押さえゴム4である。この押縁押さえゴム4の
打ち込みは、押縁2を挿入し、まだガラス5を固定しな
い段階で行わなければならないが、せまい場所の奥にあ
るゴムを打ち込むのできわめて困難な作業であった。ま
た、押縁押さえゴム4の打ち込みが完全でなかったりゴ
ムが劣化したりすると、押縁2を押す力が弱まり、気密
性が損なわれるおそれもあった。
【0006】実用新案登録公報第2577708号に
は、この押縁押さえゴム4の打ち込みに代えて、方立の
ウエブに取り付けたL形金具にボルトを取り付け、この
ボルトを締めつけることにより押縁を方立に押しつける
ようにする気密保持機構が記載されている。ボルトの場
合、経年変化によるゆるみのおそれは少ないけれども、
このボルトの締めつけ作業がやりにくいことには変わり
がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解消し、押縁を簡単に、かつ確実に方立
に押しつけることのできるカーテンウォールの押縁固定
方法を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フランジを窓
面と平行にした略H型断面の方立のウエブおよび室内側
フランジに対して、室内側に前記方立の室内側フランジ
に係合する係合部を有し、屋外側に窓面と平行なフラン
ジを有する押縁を押しつけて固定するカーテンウォール
の押縁固定方法であって、前記方立のウエブに、縦方向
複数箇所にねじ孔を設け、すり割り付きの止めねじを前
記ウエブの両側に突出するようにねじ込むとともに、前
記押縁の屋外側フランジの前記止めねじに対応する複数
箇所に切り欠きを設け、前記切り欠きにより止めねじに
干渉せずにこの押縁を前記方立の室内側フランジに押し
つけた後、前記押縁を上下方向にずらすことにより切り
欠きのない部分で屋外側フランジが前記止めねじにより
固定されるようにしたことを特徴とするカーテンウォー
ルの押縁固定方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面により説明
する。図1はさきに説明した図5に相当する本発明のカ
ーテンウォールの押縁固定構造を示す部分断面図で、図
5と共通するものについては同じ符号を使用する他、14
は方立1のウエブにねじ込まれた止めねじ、21は押縁の
一部に設けた切り欠きである。
【0010】図2は図1のAA矢視による縦方向の部分
断面図(ただしバッキング材6およびシール材7は省
略)である。すなわち本発明では方立1のウエブ12に、
縦方向複数箇所にねじ孔を設け、これにすり割り付きの
止めねじ14をねじこんである。ガラス寸法にもよるが、
例えば方立2の縦方向の長さが1850mm、幅115 mmの
場合、幅方向のほぼ中央位置に上下3か所、呼び径 6m
mのねじ孔を設ける。止めねじ14は図3に示すように先
端にドライバに係合するすり割りを設けた頭なしのねじ
である。この止めねじを、押縁2が方立1の室内側フラ
ンジ11に押しつけられる位置に合わせて、ねじがウエブ
12の両側にほぼ同じ長さに突出するようにねじ込んであ
る。呼び径 6mm、長さ15mmのものであればウエブ厚
みを差し引いて両側におよそ 3mm突出する。
【0011】一方、押縁2は方立1に対して数十mm短
い。押縁2の屋外側フランジの先端には、前記の止めね
じ14に対応する複数位置に切り欠き21を設けてある。切
り欠き21は止めねじ14をかわす寸法であるから、例えば
幅15mm、奥行き(止めねじ14の長手方向)10mmであ
る。図2において、左側は押縁2を取り付ける状態を示
しており、切り欠き21のために止めねじ14が干渉せず、
押縁2を所定の位置まで押しつけることができる。押し
つけた後、押縁2を上下方向にずらして、止めねじ14が
押縁2の切り欠き21のない部分に来るようにすれば、こ
の押縁2は止めねじ14によって方立1の室内側フランジ
11に押しつけられる所定の位置に固定される。
【0012】図4はこの手順を部分斜視図によって示し
たもので、(a)は押縁2を方立1の室内側フランジ11
に向けて、すなわち矢印aで示す水平方向に押し込んで
いる状態、(b)はこれを矢印bで示す上下方向、この
図では下向きに押し下げている状態を示す。この作業
は、せまい隙間の奥であっても簡単に行うことができ、
かつその効果は確実で劣化するおそれもないから、カー
テンウォールの気密状態を良好に保持することができ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、押縁を簡単に、かつ確
実に方立に押しつけて固定することができ、カーテンウ
ォール構造における気密性が向上するという、すぐれた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーテンウォールの押縁固定構造を示
す部分断面図である。
【図2】図1のAA矢視による部分断面図である。
【図3】本発明において使用する止めねじを示す斜視図
である。
【図4】本発明のカーテンウォールの押縁固定構造の施
工手順を示す部分斜視図である。
【図5】従来のカーテンウォールの押縁固定構造を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
1 方立 2 押縁 3 ゴムパッキン 4 押縁押さえゴム 5 ガラス 6 バッキング材 7 シール材 11 室内側フランジ 12 ウエブ 13 屋外側フランジ 14 止めねじ 15 突条 21 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E002 NA01 NB02 PA01 QA02 QB01 QC01 SA02 XA05 XA08 2E016 AA05 BA02 BA03 CA01 CB01 DA01 DA04 DB02 DC01 DC03 DD03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジを窓面と平行にした略H型断面
    の方立のウエブおよび室内側フランジに対して、室内側
    に前記方立の室内側フランジに係合する係合部を有し、
    屋外側に窓面と平行なフランジを有する押縁を押しつけ
    て固定するカーテンウォールの押縁固定方法であって、
    前記方立のウエブに、縦方向複数箇所にねじ孔を設け、
    すり割り付きの止めねじを前記ウエブの両側に突出する
    ようにねじ込むとともに、前記押縁の屋外側フランジの
    前記止めねじに対応する複数箇所に切り欠きを設け、前
    記切り欠きにより止めねじに干渉せずにこの押縁を前記
    方立の室内側フランジに押しつけた後、前記押縁を上下
    方向にずらすことにより切り欠きのない部分で屋外側フ
    ランジが前記止めねじにより固定されるようにしたこと
    を特徴とするカーテンウォールの押縁固定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103046676A (zh) * 2013-01-25 2013-04-17 苏州大学 转动式植物双层玻璃幕墙

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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