JP2002029999A - 消化性潰瘍の予防剤および治療剤 - Google Patents
消化性潰瘍の予防剤および治療剤Info
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Abstract
化性潰瘍に対する有効で安全な予防剤、治療剤を提供す
る。 【構成】 (1) ヘリコバクター・ピロリのウレアーゼを
抗原として鶏に免疫して得られた特異的鶏卵抗体およ
び、(2) 胃酸分泌抑制剤からなるHp定着阻害剤。この
阻害剤は胃からヘリコバクター・ピロリを完全に除菌す
ることができ、消化性潰瘍に対する予防剤および治療剤
として有用である。
Description
ピロリ定着阻害剤、およびヘリコバクター・ピロリの感
染によって引き起こされる消化性潰瘍を効果的に予防ま
たは治療しうる経口予防剤、治療剤に関する。
コバクター・ピロリの除菌が不可欠であると考えられて
おり、その除菌療法としては以下に説明するように抗生
物質と胃酸分泌抑制剤との併用療法が広く提唱されてい
る。
ylori) (以下、Hpと略称することがある) は、一端に
数本の鞭毛 (flagella) を持つ、ら旋型をしたグラム陰
性桿菌で、ヒトの胃粘膜に生息する菌である。この菌
は、1983年オーストラリアのMarshall, B. J. とWarre
n, J. R. によって胃炎、胃潰瘍患者の胃生検材料から
高率に検出されることが報告された。
潰瘍、十二指腸潰瘍の起因菌であり、さらには胃癌など
の疾患と関連があるとの報告が相次いで発表されてい
る。Hpが一旦胃粘膜に定着すると、感染に対する免疫
応答が強い(抗体価が高い)にもかかわらず、除菌され
ず胃内に生息し続ける。そのため、抗生物質による治療
によって完全に除菌できない限り、投薬を中止すると約
1ヵ月以内に治療前の感染状態に戻ってしまう。しかも
胃内は酸度の高い塩酸によってpHが非常に低く保たれて
いるので、多くの抗生物質は不活化される。このような
理由で、Hpの除菌には、胃酸分泌を強力に抑制するプ
ロトンポンプインヒビターと除菌薬(抗生物質)が併用
の形で使用されている。しかし、このような抗生物質の
長期投与は、その副作用に加え、耐性菌の増加という非
常に重大な問題が危惧される。
作用および耐性菌の増加などの問題を解決する方法とし
て、経口ワクチンによる免疫療法のアプローチが見られ
るが、実用には至っていない。また、経口ワクチンでは
ヒトへの応用に際しアジュバントの安全性の問題があ
る。しかもワクチンはあくまで予防を主体とするもので
あり、一旦Hpが感染した患者に対しては効果は望めな
い。
て、相場等 (第30回日本無菌生物ノートバイオロジー学
会総会、日程と抄録第22頁、要望演題18 Helicobacter
pyroli制御の新しい試み、1997年1月) 、特開平4-2752
32号公報、および日本農芸化学会誌、講演要旨集、71,
52頁, 20p22 (1997)にHp全菌体を抗原として得られた
鶏卵抗体の使用が提案されているが、全菌体に対する抗
体では完全に除菌することができず、有効な消化性潰瘍
の予防剤、治療剤を提供するものではない。
物質の使用に伴う副作用や耐性菌増加という欠点を持た
ず、ヘリコバクター・ピロリ感染によって引き起こされ
る消化性潰瘍に対して効果的で安全性の高い予防剤およ
び治療剤を提供することである。
胃内でのHp増殖の鍵となる胃粘膜への定着に関して知
見を得て、先に、Hpの胃粘膜への定着を完全に阻止す
るための特異的鶏卵抗体を提供した(特開平10-2287585
号) 。すなわち、それまで定着因子とは考えられていな
かったウレアーゼについて、これがHpの胃粘膜への定
着に関与するとの知見を得てHpのウレアーゼに対する
鶏卵抗体がHpの胃粘膜への定着阻害に有効であること
を実証した。
のであり、抗ウレアーゼ抗体に胃酸分泌抑制剤を併用す
ると一層効果的であり、特異的抗体の投与量を減らして
も胃内よりHpを完全に除菌しうることを見出したこと
に基づいてなされた。
クター・ピロリのウレアーゼを抗原として免疫した鶏が
産生した卵から得た、前記抗原に特異的な抗体および、
(2)胃酸分泌抑制剤からなるヘリコバクター・ピロリ定
着阻害剤にある。
ロリのウレアーゼを抗原として免疫た鶏が産生した卵か
ら得た、前記抗原に特異的な抗体および、(2) 胃酸分泌
抑制剤を有効成分として含有する消化性潰瘍の予防剤お
よび治療剤にも関する。
本発明の抗体含有組成物を得るには、まず、産卵鶏に免
疫するための抗原としてHpのウレアーゼを調製する。
抗原の調製に用いるHpの菌株としては例えば#130(Cag
A+)(Vac A+)、NSP#305(Cag A+)(Vac A+) 、NSP#335(Ca
g A+)(Vac A+)、NSP#355(Cag A-)(Vac A-) 等のヒト臨
床分離株が挙げられる。これらの菌株を培養後、硫酸化
セルロファインゲルを用いたアフィニティカラムクロマ
トグラフィー(J.Biol.Chem.,273:18130-18138,1998)な
どの手段によりウレアーゼ抗原を調製する。
は、組換え型ウレアーゼを利用することもできる。組換
え型ウレアーゼの調製は常法により行えばよく、例えば
以下のようにして行うことができる。HpのゲノムDNA
を抽出し、ウレアーゼ分子をコードする遺伝子を PCR法
により増幅し、これを大腸菌用の発現ベクター (pKK233
-2等) に既知の方法で組み込む。このベクターを適応す
る宿主、大腸菌(XLI-Blue 等) に導入し、組換え体を得
る。この組換え体を培養し、発現したウレアーゼを回収
して組換え型ウレアーゼを調製できる。また、酵母、哺
乳動物細胞または昆虫細胞等を用いた発現系を利用して
組換え型ウレアーゼを調製してもよい。組換え型ウレア
ーゼの調製方法は、例えば、Molecular Cloning. A Lab
oratoryMannual (2nd ed.) (Cold Spring Harbor Pres
s)、DNA Cloning 2 (2 nd ed.) (IRL Press)等に詳しく
記載されている。
疫増強剤 (アジュバント) と共に鶏に接種することによ
り行う。この接種は皮下注射、筋肉注射などの方法が可
能である。抗原の接種量は、使用抗原の種類および免疫
増強剤の種類に応じて、目的とする特異的抗体が体内に
適当量形成され、しかも鶏に対して過度の毒性が発揮さ
れないように決定する。通常は、抗原の投与から数週間
以内に鶏の体内に投与した抗原に特異的な抗体が形成さ
れ、その鶏が産生する卵、特に卵黄にこの抗体が含まれ
るようになる。なお、抗原の接種は数回に分けて行うこ
とができ、また高力価が持続するように追加接種するこ
ともできる。
ばELISA を用いる方法により測定できる。これらの方法
によって鶏卵中に抗体が適当量生成したことが確認でき
た後、鶏卵を採取し、目的とする特異的抗体を回収す
る。本発明の抗体含有組成物としては、全卵もしくは卵
黄をそのまま用いてもよいし、また全卵もしくは卵黄か
らスプレードライ法や凍結乾燥法などにより粉末化した
ものでもよい。あるいは、卵黄からヒドロキシプロピル
メチルセルロースフタレート、ポリエチレングリコール
などを用いる方法により卵黄脂質成分を除去した後粉末
化したもの、さらに硫酸アンモニウム塩析、硫酸ナトリ
ウム塩析、低温エタノール沈殿法等の既知の蛋白質精製
法により精製したものなど、種々の形態のものを目的に
応じて使用することができる。
としては、ファモチジン、ニザチジン、ロキサチジン、
ラニチジン、シメチジン等のH2ブロッカーや、オメプラ
ゾール、ランソプラゾール、ラベプラゾールナトリウム
などのプロトンポンプインヒビターがあげられる。
Hp定着阻害剤は、Hp感染モデル動物において、胃粘
膜に付着しているHpを完全に除菌することができる。
この効果は、特異的鶏卵抗体の投与量が少ない場合にお
いても発揮される。例えば、実験例2に示すように、特
異的鶏卵抗体単独では除菌率90%である投与量 (餌中の
抗ウレアーゼ鶏卵抗体含有率0.0025%) においても胃酸
分泌抑制剤との併用により除菌率100 %とすることがで
きる。除菌率90%では、薬剤の投与を中止するとHpの
再定着により投与前の感染状態に戻るため、潰瘍の治療
剤としては除菌率100 %のものが望ましい。抗体単独の
投与で除菌率100 %とするには抗体含有率を0.25%程度
にすることが必要であるので、胃酸分泌抑制剤と併用し
た場合には1/100 の抗体含有量 (0.0025%) で有効とな
る。このように、本発明によればHpを胃粘膜から完全
に除菌するのに抗体の投与量を大幅に減らすことができ
る。また、胃酸分泌抑制剤のみの投与では胃内pHは5.0
〜7.0 になるが、胃内におけるHpの定着菌数を減少さ
せる効果はない。
泌抑制剤との併用では、胃酸分泌抑制剤は、抗生物質の
塩酸による劣化を防止し、抗生物質は直接Hpに作用す
ると説明されている。本発明で用いる抗体は抗生物質と
は作用メカニズムが異なり、抗体がHpの接着因子であ
るウレアーゼと結合し、抗原 (ウレアーゼ) 抗体結合物
からなる巨大な凝集塊が架橋状に作られ、結果的にHp
は定着力を失い、感染は成立しなくなるというものであ
る。この過程が胃酸分泌抑制剤との併用により促進され
ると考えられる。
鶏卵抗体と胃酸分泌抑制剤からなるHp定着阻害剤は、
安全で有効であり、しかも安価な消化性潰瘍の予防剤ま
たは治療剤として用いることができる。
防剤や治療剤として用いる場合、通常の製剤化方法によ
り、本発明の定着阻害剤をそのままあるいは慣用の添加
剤と共に、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、液剤など
の経口用製剤とすることができる。添加剤には、例えば
賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、抗酸化剤、着色剤、
矯味剤などがあり、必要に応じて使用する。
ルセルロースナトリウム、寒天、軽質無水ケイ酸、ゼラ
チン、結晶セルロース、ソルビトール、タルク、デキス
トリン、デンプン、乳糖、白糖、ブドウ糖、マンニトー
ル、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム、リン酸水素カル
シウム等が使用できる。
アルギン酸ナトリウム、エタノール、エチルセルロー
ス、カゼインナトリウム、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、寒天、精製水、ゼラチン、デンプン、トラ
ガント、乳糖、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビ
ニルピロリドン等が挙げられる。
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、結晶セル
ロース、デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ等が挙
げられる。
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、
タルク、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル、ロウ類等が挙
げられる。
子酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン (BHT)、ブ
チルヒドロキシアニソール (BHA)、アスコルビン酸等が
挙げられる。
剤、例えば制酸剤(炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシ
ウム、沈降炭酸カルシウム、合成ヒドロタルサイト
等)、胃粘膜保護剤(合成ケイ酸アルミニウム、スクラ
ルファート、銅クロロフィリンナトリウム等)や消化酵
素(ビオジアスターゼ、リパーゼ等)を加えてもよい。
経口により行い、特異的抗体の投与量は成人1日当たり
精製した鶏卵抗体として、通常0.5 〜20mg、好ましくは
2〜15mgであり、胃酸分泌抑制剤の投与量は成人1日当
たり20〜30mgが好ましい。
に説明するが、本発明はそれらによって制限されるもの
ではない
製 HpのTU130 株のゲノムDNA を抽出し、ウレアーゼ分子
をコードするDNA を PCR法により増幅した。増幅したウ
レアーゼ遺伝子を発現ベクターpKK233-2 (アマシャム・
ファルマシア・バイオテク社製) に組み込み、ウレアー
ゼ発現用ベクターを得た。このベクターを大腸菌XL1-Bl
ueに取り込み、ウレアーゼ発現用大腸菌を得た。この大
腸菌をアンピシリンを100 μg/ mlの濃度で添加した1.
0LのLB培地で37℃、100rpmで振盪培養し、菌が対数増殖
期に入ったところで、発現を誘発するためにイソプロピ
ル−β−D−チオガラクトピラノシド(IPTG)を0.5mM の
濃度で添加し、さらに同一条件で一晩振盪培養した。得
られた培養液を 4,000×gで20分 (+4℃)遠心し、大腸
菌の菌体を得た。
mM Tris-HCl(pH8.0), 100mM NaCl,1mM EDTA) に懸濁し
た後、リゾチームを0.1mg/mlの濃度で添加し、氷中にて
30分間放置した。次いで、懸濁液を−80℃で1時間以上
凍結した後、室温で融解させた。次いで、超音波で処理
した後、TritonX-100 を1%の濃度で添加し、30,000×
g で30分 (+4℃)遠心し、組換え型ウレアーゼの封入体
を得た。
(0.1% SDS,1.0% TritonX-100, 1.0%デオキシコール酸
ナトリウムを含むトリス緩衝液 (50mM Tris-HCl(pH8.
0), 150mM NaCl, 1mM EDTA))に懸濁した後、30,000×g
で20分 (+4℃)遠心し、沈殿した封入体についてこの洗
浄をさらに2回繰り返した。得られた封入体をPBS に希
釈し、免疫用抗原とした。
ン・ブロッティングにより、天然型ウレアーゼと同様の
抗原性を示すものであることを確認した。(2) 産卵鶏への免疫 免疫には12週齢前後の白色レグホン種、ハイラインアリ
ア系群を用いた。上記(1) で得られた免疫用抗原 (蛋白
量を5mg/mlに調整) を油性アジュバントと混和した後、
左右の胸筋内に0.5 mlずつ注射した (初回免疫) 。その
6週後にブスターとして同量の抗原を免疫し、卵黄中の
抗体価が有意に上昇して安定した。ブスター注射2週後
から集卵を開始し、4週間卵を集めた。なお、卵黄中の
抗体価は4〜6ヶ月間安定していた。その後、抗体価が
低下したので、同様の方法で再注射したところ、元の抗
体価のレベルまで回復した。
れに等量のPBS を加えて卵黄成分をよく溶解し、この混
合物に対して等量のクロロホルムを加え、激しく振とう
攪拌し、37℃で15分静置した後遠心して上清を得た。こ
の上清を抗体価測定用試料とした。抗体価の測定はELIS
A によって行った。方法は以下に示した通りであるが、
固相化抗原並びにホースラディッシュペルオキシダーゼ
−抗ニワトリIgGコンジュゲートはチェッカーボード
タイトレーションを行うことにより、至適濃度を設定し
た。プレートは96ウエルプレートを用い、固相化にはHp
天然型ウレアーゼおよび全菌体可溶化抗原を用いた。抗
原は蛋白量が5μg/mlになるように炭酸緩衝液(pH9.6)
で希釈し、1ウエル当たり100 μl ずつ加え、+4℃で
一晩静置した。使用時にはPBS-Tween20 で各ウエルを3
回洗浄した後、ブロッキングのため3%BSA 溶液を150
μl ずつ加え、37℃で60分静置した。次に、各ウエルを
PBS-Tween20 で3回洗浄した後、各試料をウエル当たり
100 μl ずつ加え、37℃で60分反応させた。反応後、再
びPBS-Tween20 で洗浄し、12,000倍に希釈したコンジュ
ゲートを100 μl/ウエルで加え、再び37℃で60分反応さ
せた。ウエルを5回洗浄した後、基質 (過酸化水素水を
含むO-フェニレンジアミン2塩酸) を加えて室温で発色
させ、20分後に50μl/ウエルの3N硫酸を添加して反応を
停止させた。その後、各ウエルの吸光度(490nm) をELIS
A オートリーダーで測定した。なお、ランニングプレー
トには2倍段階希釈した抗体価が既知の抗ウレアーゼ鶏
卵卵黄抗体を置いて、その検定曲線からサンプルの抗体
価を測定した。
ずつ小分けして使用時まで−20℃以下に保存した。精製
は以下に示した方法により実施した。すなわち、卵黄7.
5 kgを出発材料とし、卵黄重量に対し10倍量の精製水を
加えて脱脂した。上清に40%飽和になるように硫酸アン
モニウムを加えて攪拌し、遠心によりペレットを得た。
ペレットを生理的食塩水で溶かし、再び30%飽和塩析を
行いペレットを得た。このペレットを少量の生理的食塩
水で溶解し、これに最終濃度が50%になるように攪拌し
ながら、−20℃に冷却したエタノールを徐々に加えた。
遠心後、ペレットを生理的食塩水で溶かし凍結乾燥し
た。その結果、淡黄白色の粉末が約11g得られた。抗体
の回収率は47%前後、IgG 純度は95%以上、水分含量は
2%以下であった。
体を用いて、Hpが産生するウレアーゼの胃粘膜への定
着阻害効果をインビトロ実験系において検討した。
に、Hpの接着因子がHpが産生するウレアーゼである
ことを見出しており、このウレアーゼは胃粘膜のムチン
に結合するので、ウレアーゼ接着抑制試験に用いる豚胃
ムチンを以下のようにして調製した。
0.1Mリン酸緩衝液(pH7.4)(0.15M NaCl、5mM N-エチルマ
レイミド(NEM) 、1mM フェニルメチルスルホニルフルオ
ライド(PMSF)、1mM EDTA含有) を加えて洗浄した。胃を
切開し、粘膜を削り取り、上記の緩衝液に浮遊させた。
この粘膜浮遊液を氷冷しながらポリトロンホモゲナイザ
ーを用いて均一にした。これを15,000×gで遠心し上清
を得た。この上清を25,000×gで再び遠心し、上清を回
収し、蒸留水で透析した後、凍結乾燥して粗精製胃ムチ
ンを得た。次いで、この乾燥粗精製胃ムチンをPBS(pH6.
8)(6M塩酸グアニジンおよびプロテアーゼインヒビター
(5mM NEM, 1mM PMSF, 1mMEDTAを含む) に溶解し、これ
を塩化セシウム密度勾配(1.5g/ml) に重層し、200,000
×gで48時間遠心した。シアル酸含有分画の検出はニト
ロセルローズ膜ブロッティングと過ヨウ素酸シフ試薬に
よる染色によって行った。発色した分画をプールし、再
び塩化セシウム密度勾配に重層して遠心した。染色陽性
分画をプールし、凍結乾燥した。次いで、0.1Mリン酸緩
衝液(0.1M NaCl含有、pH6.8)で平衡化したセファロース
CL-4B カラムを通してゲル濾過を行い、分画した。PAS
染色陽性で、蛋白濃度の高い分画をプールし、PBS(pH6.
8)で透析し、精製豚胃ムチンを得た。これを使用時まで
−80℃で保存した (精製豚胃ムチン) 。なお、精製豚胃
ムチンはSDS-PAGEの結果、66kDの糖タンパク質であるこ
とを認めた。
て作製した。96ウエルマイクロプレートの各々のウエル
に天然型ウレアーゼ(5.0μg/ml)をウエル当たり50μl
ずつ加え、4℃で一晩静置することによって固相化し
た。使用時には各々のウエルに3%BSA を加えて37℃で
60分間反応させることによってブロッキングした後、接
着培地 (20mMリン酸緩衝液に0.05%ツイン20および0.15
M NaClを含む) で3回洗浄したプレートをウレアーゼ接
着抑制試験に供した。
ウレアーゼ接着抑制試験を次のように行った。まず、種
々の濃度に調整した試料とビオチン化豚胃ムチンとを混
合し、ウレアーゼを固相化した96ウエルプレートのウエ
ルに移し、37℃で60分間感作した。その後マイクロプレ
ートのウエルを接着培地(pH4.0) で5回洗浄し、各々の
ウエルを65℃10分間加熱することによって固定した。固
定した各々のウエルを接着培地 (pH7.0)で1回洗浄し、
ウレアーゼに接着したビオチン化豚胃ムチンを検出する
ため、各々のウエルにストレプトアビジンHRP を加え、
室温で30分間反応させた。次いで、基質 (過酸化水素水
を含むオルト−フェニレンジアミン2塩酸)を加え反応
させた。反応停止液には3N硫酸を用いた。その後、各
ウエルの吸光度 (490nm)をELISA オートリーダーで測定
した。なお、ランニングプレートには2倍段階希釈した
既知量のビオチン化豚胃ムチンを置いて、その検定曲線
から未知量のサンプルを測定した。
は抗ウレアーゼ鶏卵卵黄抗体によって用量依存的に抑制
された。ウレアーゼはHp菌体表面に局在しているの
で、胃内において、この抗ウレアーゼ鶏卵卵黄抗体が菌
体のウレアーゼに結合することによって接着因子である
ウレアーゼがマスクされ感染阻止 (除菌)が起こると考
えられる。抗ウレアーゼ鶏卵卵黄抗体のウレアーゼ接着
抑制率は抗体濃度2.5 μg/ml まではほぼ100 %である
が、0.25μg/ml で半減した。
泌抑制剤とを併用した場合のHp除菌効果を動物実験に
より実証した。
も高感受性を示すヘアレスマウス(NS: Hr/ICR 系、財団
法人動物繁殖研究所、受託番号 IAR-NHI-9701)(ATCC#7
2024)(Clin.Diagn.Lab.Immunol. 5: 578-582,1998)を用
いた。NSP335株(1×109 CFU/マウス) をマウスに経口接
種して1週間飼育した後、抗ウレアーゼ鶏卵卵黄抗体を
各種濃度で、さらにH2ブロッカー (ファモチジン) また
はプロトンポンプインヒビター (オメプラゾール) を1
mg/マウス/日の濃度で混餌した餌を4週間投与した。
試料を含まない対照群も設定し、供試マウス数は各群と
も10匹とした。投与終了後2週間目に各群のマウスを屠
殺し、胃を摘出し、内容物を除去した後、粘膜部分全体
をホモゲナイザーで乳剤とし、Hp 検出用材料とした。
Hp の検出は乳剤をHp 検出用培地 (ポアメディアHp
分離培地、栄研化学) に接種し、ガスパック法で37℃、
5日間培養し、コロニー数を計測することによって行っ
た。
よる除菌効果 図2に示したように、Hp定着マウスにおいて抗ウレア
ーゼ鶏卵卵黄抗体は濃度依存的に胃内のHp を除菌し、
除菌率が100 %となるのは餌中の抗体含有率が0.25%の
場合であり、抗体含有率0.0025%では90%である。90%
の除去率では消化性潰瘍の治療剤としては不完全である
が、胃酸分泌抑制剤を併用すると除去率は100 %とな
る。すなわち、抗体のみの投与の場合に対し1/100 の投
与量で、Hp定着マウスにおいてHpを胃内から完全に
除去することができる。なお、対照群はHp に100 %(1
0/10) 感染していた。
す。使用する抗ウレアーゼ鶏卵抗体は実施例1において
製造したものである。 〔製造例〕 処方例1 (細粒剤) 1.5kg 中 抗ウレアーゼ鶏卵抗体 10g ファモチジン 20g 乳糖 1,100g トウモロコシデンプン 320g PVP(K-30) 50g 上記成分をとり湿式造粒法で造粒し、乾燥後、通常の方
法により細粒を得た。
その後ステアリン酸マグネシウムを混ぜ、打錠末を得
た。この粉末を用い、1錠270 mg重量の錠剤を製造し
た。
法により顆粒剤を得た。
ば、抗ウレアーゼ鶏卵抗体と胃酸分泌抑制剤とを用いる
ことにより、胃内のヘリコバクター・ピロリを完全に除
菌することができ、しかも用いる抗体が少量でも効果的
に除菌しうる。従って、ヘリコバクター・ピロリ感染に
よって引き起こされる消化性潰瘍に対して、安全で効果
的、かつ安価な予防剤および治療剤を提供することがで
きる。
付着抑制率を示す図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 (1) ヘリコバクター・ピロリのウレアー
ゼを抗原として免疫した鶏が産生した卵から得た、前記
抗原に特異的な抗体および、(2) 胃酸分泌抑制剤からな
るヘリコバクター・ピロリ定着阻害剤。 - 【請求項2】 (1) ヘリコバクター・ピロリのウレアー
ゼを抗原として免疫した鶏が産生した卵から得た、前記
抗原に特異的な抗体および、(2) 胃酸分泌抑制剤を有効
成分として含有する消化性潰瘍の予防剤および治療剤。
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