JP2002029339A - 自動車のバンパー - Google Patents
自動車のバンパーInfo
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Abstract
い自動車のバンパーを提供する。 【解決手段】 バンパーフェイシア2の内側と車体との
間にバンパーコア3を介在する。バンパーコア3を、熱
可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部6
を有し、かつバンパーフェイシア2の前後方向に対して
起立した側壁7を有する成形体である。
Description
対する衝撃吸収性にすぐれた自動車のバンパーに関する
ものである。
吸収部材と前後のチャンネル部材から成る角筒状の強度
部材を介在させた自動車のバンパーとしては、特開平3
−125649号公報に記載されているものが知られて
いる。
649号公報に記載されているような自動車のバンパー
にあっては、バンパーフェイシアの内側で衝撃吸収部材
と強度部材とを前後に並べた構造となっているが、バン
パーフェイシアと車体との間隔は狭いので、衝撃吸収部
材と強度部材とを合わせた前後方向の厚みを、外部から
の衝撃吸収のうえで十分にとることは、殊にリヤーバン
パーのようにバンパー自体が浅い彎曲形状のものにおい
て困難である。
内側と車体との間に介在して外部からの衝撃を吸収する
バンパーコアを、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二
重壁構造で中空部を有しかつバンパーフェイシアの前後
方向に対して起立した側壁を有する成形体としたことに
より、バンパーコアを前後方向の厚みが小さくても衝撃
に対する剛性と変形時の復元性にすぐれたものとして、
殊にリヤーバンパーのように、バンパーフェイシアの内
側と車体との間に前後方向の厚みが小さいバンパーコア
しか介在できない構造であっても、外部からの衝撃吸収
性と安全性の向上を図ることを目的とするものである。
め、本発明の請求項1に係る自動車のバンパーは、バン
パーフェイシアの内側左右部位に、車体との間に介在し
て外部からの衝撃を吸収するバンパーコアをそれぞれ装
着して成る自動車のバンパーであって、バンパーコア
は、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中
空部を有しかつバンパーフェイシアの前後方向に対して
起立した側壁を有する成形体であることを特徴とするも
のである。
は、請求項1記載の構成において、バンパーコアは、曲
げ弾性率が10000Kg/cm2〜40000Kg/
cm2の熱可塑性樹脂で構成され、その全体の平均肉厚
が0.5mm〜4.0mmであり、曲げ弾性率と平均肉
厚の積が1000Kg/cm〜10000Kg/cmで
あることを特徴とするものである。
は、請求項1または2記載の構成において、バンパーコ
アは、そのバンパーフェイシアの内側に対応する表面壁
と車体に対応する裏面壁とをつなぐリブを有する構造で
あることを特徴とするものである。
係る自動車のバンパーとして、リヤーバンパーを例示し
ている。図1はリヤーバンパーを内側からみた全体の斜
視図、図2は図1のX−X線矢視方向の断面図、図3な
いし図6はそれぞれバンパーコアの他例を示す断面図で
ある。
る。リヤーバンパー1は、バンパーフェイシア2と、そ
の内側左右部位に、車体との間に介在して外部からの衝
撃を吸収するバンパーコア3,3をそれぞれ装着して成
るものである。バンパーフェイシア2の両側部は、車体
の側面に沿うように彎曲状に形成されており、その彎曲
部4,4の内側にはそれぞれ車体に対する固着部5を備
えている。バンパーフェイシア2は樹脂製である。
の内側からみて右側のバンパーコア3は、熱可塑性樹脂
をブロー成形した中空二重壁構造で中空部6を有し、か
つバンパーフェイシア2の前後方向に対して起立した側
壁7を有する閉じた中空状の成形体である。このバンパ
ーコア3は、バンパーフェイシア2の内側に対応する表
面壁8と車体(図示せず)に対応する裏面壁9とをつな
ぐリブ10を有している。このリブ10は表面壁8と裏
面壁9からそれぞれ形成した凹リブ10a,10bを中
空部6内で互いに溶着して一体状としたものであり、1
0cはその溶着板状部である。凹リブ10a,10bは
円形であるが、これは長円形であってもよい。バンパー
フェイシア2の内側からみて左側のバンパーコア3も、
右側のバンパーコア3と形状が対称となるだけで同構造
である。バンパーコア3,3は、バンパーフェイシア2
の内側に接着または粘着による仮付けなどの手段で装着
される。
000Kg/cm2〜40000Kg/cm2の熱可塑性
樹脂で構成され、その全体の平均肉厚が0.5mm〜
4.0mmであり、曲げ弾性率と平均肉厚の積が100
0Kg/cm〜10000Kg/cmである。曲げ弾性
率は、JISK7113に準拠し、2号試験片を用い、
引張速度2mm/分で測定される数値である。
脂としては、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタート樹
脂、ポリブチレンテレフタート樹脂、ポリカーボネート
樹脂、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂
(ABS樹脂)、アクリルニトリル・スチレン樹脂(A
S樹脂)、アクリルニトリル・アクリルゴム・スチレン
共重合体(AAS樹脂)、ポリフェニレンエーテル樹脂
(PPO樹脂)またはこれらのブレンド体などである。
バンパーコア3,3の他例を示している。なお、図3な
いし図6には右側のバンパーコア3を示しているが、左
側のパンパーコア3も形状が対称となるだけで同構造で
ある。図3に示すバンパーコア3は、表面壁8から凹リ
ブ10aを形成して裏面壁9に溶着して表面壁8と裏面
壁9とをつなぐリブ10を形成した構造のものである。
図4に示すバンパーコア3は、表面壁8と裏面壁9とを
つなぐリブ10を中空部6内で板状を成す、いわゆるイ
ンナーリブを形成したものであり、図5に示すバンパー
コア3は、インナーリブに補強のための板体11を埋め
込んで表面壁8と裏面壁9とをつなぐリブ10としたも
のである。また、図6に示すバンパーコア3は、表面壁
8と裏面壁9とをつなぐリブ10のない中空二重壁構造
としたものである。側壁7の傾斜角度θは、十分な衝撃
吸収効果を得るうえで40〜90°であることが好まし
い。
ーフェイシア2の内側左右部位に、車体との間に介在し
て外部からの衝撃を吸収するバンパーコア3,3をそれ
ぞれ装着して成り、バンパーコア3,3は、熱可塑性樹
脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部6を有し、
かつバンパーフェイシア2の前後方向に対して起立した
側壁7を有する閉じた成形体であるから、その前後方向
の厚みが小さくても衝撃に対する剛性と変形時の復元性
にすぐれていている。このため、リヤーバンパーのよう
に、バンパーフェイシア2の内側と車体との間に前後方
向の厚みが小さいバンパーコアしか介在できない構造で
あっても、外部からの衝撃吸収性と安全性の向上を図る
ことができる。
率が10000Kg/cm2〜40000Kg/cm2の
熱可塑性樹脂で構成し、その全体の平均肉厚を0.5m
m〜4.0mm、曲げ弾性率と平均肉厚の積を1000
Kg/cm〜10000Kg/cmとしたものとするこ
とにより、衝撃に対する剛性と変形時の復元性にすぐれ
たものとなり、バンパーコア3,3の表面壁8と裏面壁
9とをつなぐリブ10を有する構造とすることにより、
衝撃に対する剛性と変形時の復元性が一段と向上する。
内側と車体との間に介在して外部からの衝撃を吸収する
バンパーコアを、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二
重壁構造で中空部を有しかつバンパーフェイシアの前後
方向に対して起立した側壁を有する成形体としたことに
より、バンパーコアを前後方向の厚みが小さくても衝撃
に対する剛性と変形時の復元性にすぐれたものとして、
殊にリヤーバンパーのように、バンパーフェイシアの内
側と車体との間に前後方向の厚みが小さいバンパーコア
しか介在できない構造であっても、外部からの衝撃吸収
性と安全性の向上を図ることができる。
ンパーを例示し、リヤーバンパーを内側からみた全体の
斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 バンパーフェイシアの内側左右部位に、
車体との間に介在して外部からの衝撃を吸収するバンパ
ーコアをそれぞれ装着して成る自動車のバンパーであっ
て、バンパーコアは、熱可塑性樹脂をブロー成形した中
空二重壁構造で中空部を有しかつバンパーフェイシアの
前後方向に対して起立した側壁を有する成形体であるこ
とを特徴とする自動車のバンパー。 - 【請求項2】 バンパーコアは、曲げ弾性率が1000
0Kg/cm2〜40000Kg/cm2の熱可塑性樹脂
で構成され、その全体の平均肉厚が0.5mm〜4.0
mmであり、曲げ弾性率と平均肉厚の積が1000Kg
/cm〜10000Kg/cmであることを特徴とする
請求項1記載の自動車のバンパー。 - 【請求項3】 バンパーコアは、そのバンパーフェイシ
アの内側に対応する表面壁と車体に対応する裏面壁とを
つなぐリブを有する構造であることを特徴とする請求項
1または2記載の自動車のバンパー。
Priority Applications (8)
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---|---|---|---|
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- 2000-07-14 JP JP2000215083A patent/JP2002029339A/ja active Pending
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