JP2002029236A - 産業車両のサスペンション制御装置 - Google Patents
産業車両のサスペンション制御装置Info
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Abstract
ション機構の作動によって駆動輪の輪重が低下し難いよ
うにする。 【解決手段】 車両の後進発進時に、走行用モータ25
の目標駆動トルクが予め設定した基準トルク値を超えた
ときにはロックシリンダ36の作動を規制してサスペン
ション機構27の作動を規制する。そして、路面から駆
動操舵輪12が受ける反力によるサスペンション機構2
7の作動を規制する。
Description
リフトトラック等の産業車両において駆動輪を支持する
サスペンション機構の作動を制御するサスペンション制
御装置に関するものである。
(以下、単にリーチフォークリフトという)には、駆動
操舵輪及びキャスタ輪で後輪を構成し、サスペンション
機構によって駆動操舵輪及びキャスタ輪を互いに逆向き
に上下変位可能に作動連結したものがある。これは、マ
スト装置のリーチ位置の変化に伴う駆動操舵輪の輪重変
化をできるだけ小さくするためである。即ち、マスト装
置を前方に移動させたときに駆動操舵輪の輪重が不足し
ないようにして駆動力又は制動力を確保し、マスト装置
を後方に移動させたときに輪重が過大にならないように
して駆動操舵輪に過大な負荷が加わらないようにする。
は、例えば特開平8−164722号広報で開示される
ものがある。このリーチフォークリフトのサスペンショ
ン機構は、図13に示すように、車両の前後方向に直交
する平面上で作動する平行リンク機構70によって構成
されている。
に回動可能に支持されたアッパリンク71及びロアリン
ク72で支持リンク73に固定されたドライブユニット
74を上下変位可能に支持する。又、固定軸75を超え
て運転席76側に延長されたロアリンク72の端部でキ
ャスタ77を支持する。ドライブユニット74に一体化
された駆動操舵輪78には、アッパリンク71を下向き
に付勢する油圧シリンダ79によって予荷重が与えられ
ている。
いマスト装置のリーチ位置、積み荷の重量によって車両
後部の重量が変化しても、駆動操舵輪の輪重変化を抑制
するようにキャスタ77及び駆動操舵輪78の輪重を配
分する。
ペンション装置では、マスト装置をリーチ動作させるリ
ーチシリンダ80の上方に平行リンク機構70が配置さ
れている。このため、運転席76の床面76aが高くな
っていた。その結果、オペレータの位置が高くなるので
走行中に不安を感じる虞があったり、運転席76へ乗り
降りし難いという問題があった。
詳述するように、図4〜図7に示すような新しいサスペ
ンション機構27を考えた。このサスペンション機構2
7は、車幅方向に延びるように支持された第1回動軸3
0で、ドライブユニット24を支持したドライブユニッ
トサポート28を回動可能に支持する。このことによ
り、駆動操舵輪12を、車幅方向に直交する平面上の軌
道で揺動させる。又、車幅方向に延びる第2回動軸31
で、キャスタ13を支持したキャスタアーム29を回動
可能に支持する。このことにより、キャスタ13を車幅
方向に直交する平面上の軌道で揺動させる。さらに、第
1回動軸30と第2回動軸31とを互いに逆方向に回転
するように作動連結することで、駆動操舵輪12及びキ
ャスタ13を互いに逆向きに上下変位可能に支持する。
ブユニット24とキャスタ13とが、運転席よりも前方
でリーチシリンダ17に交差する第1回動軸30によっ
て連結されている。このため、運転席の床面を従来より
低い位置に設けることができる。
7では、例えば車両の後進発進時や前進中の回生制動時
等に駆動力又は制動力に対して駆動操舵輪12に図7に
矢印で示す向きに加わるトルク反力が第1回動軸30に
対し同図7で半時計回りの回転モーメントとして作用す
る。このため、駆動操舵輪12が上方に変位するように
サスペンション機構27が作動する。その結果、車両の
発進時や前進中の制動時に駆動操舵輪12の輪重が低下
し、その駆動力又は制動力が損なわれる虞がある。
されたものであって、その目的は、ほぼ水平に延びる回
動軸によって駆動操舵輪をその軸線方向に直交する平面
上の軌道で往復変位させるサスペンション機構を備えた
産業車両において、路面から駆動輪が受ける反力による
サスペンション機構の作動によって駆動輪の輪重が低下
し難い産業車両のサスペンション制御装置を提供するこ
とにある。
め、請求項1に記載の発明は、ほぼ水平に延びる回動軸
によって駆動輪をその軸線方向に直交する平面上の軌道
で往復変位させるように該駆動輪を支持するサスペンシ
ョン機構の作動を許容又は速度制限若しくは規制可能な
作動制限手段と、車両の走行状態が、路面から受ける反
力によって前記駆動輪が上方に変位するように前記サス
ペンション機構を作動させる走行状態であることを検出
する走行状態検出手段と、前記走行状態検出手段が前記
走行状態を検出したことに基づき、前記作動制限手段を
制御して前記サスペンション機構の作動を速度制限又は
規制して前記走行状態に起因する前記駆動輪の輪重の低
下を抑制する作動制御手段とを備えたことを特徴とする
産業車両のサスペンション制御装置である。
受ける反力によって駆動輪を上方に変位させるサスペン
ション機構の作動が速度制限又は規制され、サスペンシ
ョン機構の作動による駆動輪の輪重低下が抑制され、路
面に対する駆動力又は制動力が確保される。
の産業車両のサスペンション制御装置において、前記駆
動輪は駆動操舵輪であって、前記サスペンション機構
は、リーチフォークリフトの後輪を前記駆動操舵輪と共
に構成するキャスタと前記駆動操舵輪とを互いに逆向き
に上下変位可能に支持するとともに、車体後部の重量変
化に伴う該駆動操舵輪の輪重変化を抑制するように構成
されていることを特徴とする。
に記載の発明の作用に加えて、リーチフォークリフトに
おいて、車両後部の重量が変化しても駆動操舵輪の輪重
が確保され、しかも、路面から受ける反力による輪重低
下が抑制されて路面に対する駆動力又は制動力が確保さ
れる。
の産業車両のサスペンション制御装置において、前記回
動軸は、前記駆動操舵輪の前方に設けられたものであっ
て、前記走行状態検出手段は、前記走行状態として車両
が後進加速状態であることを検出することを特徴とす
る。
に記載の発明の作用に加えて、車両が後進加速するとき
に駆動操舵輪が路面から受ける反力によるサスペンショ
ン機構の作動が速度制限又は規制される。その結果、車
両の後進加速時に、駆動操舵輪の輪重低下が抑制されて
路面に対する駆動力が確保される。
の産業車両のサスペンション制御装置において、前記走
行状態検出手段は、車両の後進加速時における前記走行
状態を駆動操舵輪の駆動トルクが予め設定された基準ト
ルク値を超えていることで検出し、前記作動制御手段
は、前記駆動トルクが前記基準トルク値を超えていると
きに前記サスペンション機構の作動を速度制限又は規制
することを特徴とする。
に記載の発明の作用に加えて、駆動操舵輪の駆動トルク
が所定の基準トルク値を超えることで駆動操舵輪がある
程度を超えて上方に変位する状態であるときにのみサス
ペンション機構の作動が速度制限又は規制される。その
結果、車両の後進加速時に、駆動操舵輪の輪重低下が抑
制されて路面に対する駆動力が確保されるとともに、大
きな駆動力が必要でない範囲では車両の乗り心地が確保
される。
の産業車両のサスペンション制御装置において、前記回
動軸は、前記駆動操舵輪の前方に設けられたものであっ
て、前記走行状態検出手段は、前記走行状態として車両
が前進中に前記駆動操舵輪が制動されている状態である
ことを検出することを特徴とする。
に記載の発明の作用に加えて、車両が前進状態で駆動操
舵輪が制動されるときに駆動操舵輪が路面から受ける反
力によるサスペンション機構の作動が速度制限又は規制
される。その結果、車両が前進中に駆動操舵輪を制動し
たときに、駆動操舵輪の輪重低下が抑制されて路面に対
する制動力が確保される。
の産業車両のサスペンション制御装置において、前記駆
動操舵輪の制動は、該駆動操舵綸を駆動する走行用モー
タの回生制動によるものであることを特徴とする。
に記載の発明の作用に加えて、車両の前進中での走行用
モータの回生制動によって駆動操舵輪が制動されるとき
にサスペンション機構の作動が速度制限又は規制され
る。その結果、車両が前進中に走行用モータの回生制動
によって駆動操舵輪を制動したときに、駆動操舵輪の輪
重低下が抑制されて路面に対する制動力が確保される。
の産業車両のサスペンション制御装置において、前記走
行状態検出手段は、前進中での制動時における前記走行
状態を前記駆動操舵輪の制動トルクが予め設定された基
準トルク値を超えていることで検出し、前記作動制御手
段は、前記制動トルクが前記基準トルク値を超えている
ときに前記サスペンション機構の作動を速度制限又は規
制することを特徴とする。
に記載の発明の作用に加えて、駆動操舵輪の制動トルク
が所定の基準トルク値を超えることで駆動操舵輪がある
程度を超えて上方に変位するときにのみサスペンション
機構の作動が速度制限又は規制される。その結果、車両
の前進中での回生制動時に、駆動操舵輪の輪重低下が抑
制されて路面に対する制動力が確保されるとともに、大
きな制動力が必要でない範囲では車両の乗り心地が確保
される。
の産業車両のサスペンション制御装置において、前記駆
動操舵輪の制動は、運転席に設けられたブレーキ操作手
段によって操作される駆動輪ブレーキ手段の作動による
ものであることを特徴とする。
に記載の発明の作用に加えて、車両の前進中に運転席に
設けられたブレーキ操作手段によって操作された駆動輪
ブレーキ手段によって駆動操舵輪が制動されるときにサ
スペンション機構の作動が速度制限又は規制される。そ
の結果、車両が前進中にオペレータがブレーキ操作手段
を操作して制動したときに、駆動操舵輪の輪重低下が抑
制されて路面に対する制動力が確保される。
項8のいずれか一項に記載の産業車両のサスペンション
制御装置において、前記駆動操舵輪の操舵角を検出する
操舵角検出手段を備え、前記作動制御手段は、路面から
受ける反力によって前記駆動操舵輪が上方に変位するよ
うに前記サスペンション機構が作動し易い予め設定され
た操舵角範囲内に前記操舵操舵輪の操舵角があるときに
のみ前記サスペンション機構の作動を速度制限又は規制
することを特徴とする。
〜請求項8のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、駆動操舵輪の操舵角が、路面から受ける反力によっ
て駆動操舵輪が上方に変位するようにサスペンション機
構が作動し易い所定の操舵角範囲内にあるときに、駆動
操舵輪を上方に変位させるサスペンション機構の作動が
速度制限又は規制される。その結果、駆動操舵輪の輪重
低下が抑制されて路面に対する駆動力又は制動力が確保
されるとともに、車両の旋回時に操舵角が相対的に大き
く輪重が低下しない範囲では車両の乗り心地が確保され
る。
リフトトラックのサスペンション制御装置に具体化した
一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
リーチ型フォークリフトトラック10(以下、リーチフ
ォークリフトという)は、左右一対の従動輪である前輪
11L,11Rと、駆動輪としての駆動操舵輪(以下、
単に駆動輪という)12及びキャスタ13からなる後輪
とを車体14に備えている。
グ15が設けられている。各リーチレグ15は、その先
端に前記前輪11L,11Rをそれぞれ支持している。
両リーチレグ15の間には、マスト装置16が前後にリ
ーチ動作可能に支持されている。マスト装置16は、車
体14の後部下側に設けられたリーチシリンダ17によ
ってリーチ動作する。
られている。前記運転席18の前側には操作盤19が設
けられ、運転席18の左側にはハンドル20が設けられ
ている。ハンドル20は、前記駆動輪12を操舵するた
めに設けられている。操作盤19にはアクセルレバー2
1及び複数の荷役レバー22が設けられている。又、運
転席18の床面には、駆動操舵輪12にブレーキをかけ
るためのブレーキ操作手段としてのブレーキペダル23
が設けられている。
を駆動するためのドライブユニット24が設けられてい
る。ドライブユニット24は走行用モータ25及び車輪
支持部26を備え、車輪支持部26に支持した前記駆動
輪12を走行用モータ25で駆動する。尚、走行用モー
タ25は交流誘導モータである。又、前記キャスタ13
は、前記運転席18の下側に支持されている。
は、図1に示すサスペンション機構27によって上下に
互いに逆向きに変位可能に支持されている。サスペンシ
ョン機構27は、図4〜7に示すように、駆動輪12を
上下変位可能に支持するドライブユニットサポート28
と、キャスタ13を上下変位可能に支持するキャスタア
ーム29とを備えている。ドライブユニットサポート2
8は、駆動輪12が操舵可能な状態で前記ドライブユニ
ット24を車体14に支持する。キャスタアーム29
は、前記キャスタ13を車体14に支持する。
4に対し回動可能に支持された回動軸としての第1回動
軸30によって車幅方向に直交する平面内で揺動可能に
支持されている。第1回動軸30は、両リーチレグ15
間で車幅方向に延びるように設けられている。キャスタ
アーム29は、車体14に対し回動可能に支持された第
2回動軸31によって車幅方向に直交する平面内で揺動
可能に支持されている。第2回動軸31は、第1回動軸
30に対し平行な状態でその後方に支持されている。第
1回動軸30と第2回動軸31とは、第1回動軸30に
固定されたレバー32と、キャスタアーム29に一体的
に設けられた係合部33とにより、緩衝用圧縮コイルば
ね34(図6に図示)を介して互いに逆回転するように
作動連結されている。
との間には、駆動輪12に予荷重を与えるための懸架用
圧縮コイルばね35が設けられている。又、ドライブユ
ニットサポート28と車体14との間には、サスペンシ
ョン機構27の作動を許容又は規制可能なロックシリン
ダ36が設けられている。ロックシリンダ36は、その
シリンダボディ37に一体に設けられたロック用電磁弁
38(図6に図示)の作動によって外力に基づく作動が
許容又は規制される。尚、本実施形態では、ロックシリ
ンダ36及びロック用電磁弁38が作動制限手段を構成
する。
量がより大きくなるときには駆動輪12の輪重が過大に
ならないようにし、車体後部の重量がより小さくなると
きには駆動輪12の輪重が不足しないように、駆動輪1
2及びキャスタ13の輪重を配分する。
は、走行用モータ25の上側に駆動輪ブレーキ手段とし
ての後輪ブレーキ装置39を備えている。後輪ブレーキ
装置39は、走行用モータ25の回転軸に固定されたデ
ィスクプレート40、走行用モータ25のハウジング側
に固定されディスクプレート40を挟持可能なブレーキ
キャリパ41等からなる。ブレーキキャリパ41は、リ
ンク機構42を介して作動連結された前記ブレーキペダ
ル23の踏込み操作によって作動する。そして、後輪ブ
レーキ装置39は、ブレーキペダル23が踏込み操作さ
れていない状態でブレーキキャリパ41がディスクプレ
ート40を挟持してブレーキをかけ、ブレーキペダル2
3が踏込み操作された状態ではブレーキを解除する。
弁38を制御するための電気装置について説明する。図
1に示すように、電気装置は、アクセル開度センサ5
0、進行方向検出スイッチ51a,51b、モータ回転
数センサ52a,52b、操舵角センサ53、ブレーキ
作動検出スイッチ54及びコントローラ55等で構成さ
れている。本実施形態では、アクセル開度センサ50、
進行方向検出スイッチ51a,51b、モータ回転数セ
ンサ52a,52b、ブレーキ作動検出スイッチ54及
びコントローラ55が走行状態検出手段を構成する。
又、操舵角センサ53が操舵角検出手段、コントローラ
55が作動制御手段である。そして、サスペンション制
御装置は、サスペンション機構27、ロックシリンダ3
6、ロック用電磁弁38、アクセル開度センサ50、進
行方向検出スイッチ51a,51b、モータ回転数セン
サ52a,52b、操舵角センサ53、ブレーキ作動検
出スイッチ54及びコントローラ55によって構成され
る。
方に配置され、中立位置から前進側又は後進側に操作さ
れるアクセルレバー21のアクセル開度ACCを検出して
出力する。
アクセルレバー21が中立位置にあるときに共にオフと
なる。そして、スイッチ51aはアクセルレバー21が
中立位置から前進側に操作されたときにのみオフからオ
ンとなって前進信号SF を出力し、スイッチ51bは、
アクセルレバー21が中立位置から後進側に操作された
ときにのみオフからオンとなって後進信号SR を出力す
る。
行用モータ25の出力軸に固定された図示しないギヤを
被検出体としてその回転数を検出する。各回転数センサ
52a,52bは、モータ回転数NM 及び後輪回転数N
D に対応するパルス信号を生成してコントローラ55に
出力する。又、各回転数センサ52a,52bは、走行
用モータ25の回転方向に応じて位相が逆に90°ずれ
たパルス信号を出力する。
ート28に設けられ、車輪支持部26に設けられたギヤ
を被検出体として直進状態から右操舵又は左操舵される
駆動操舵輪12の操舵角θを検出する。
ユニット24に設けられ、後輪ブレーキ装置39による
制動がかかっていないとき、即ち、ブレーキペダル23
が踏込まれているときにブレーキ信号SB を出力する。
ンピュータ、三相インバータ回路、電磁弁駆動回路等を
備えている。コントローラ55は、予め記憶されている
制御プログラムを前記マイクロコンピュータが実行する
ことによって走行用モータ25及びロック用電磁弁38
の制御を行う。
ら供給される三相交流の電流値及び周波数に応じた駆動
トルクで正転又は逆転する。ロック用電磁弁38は、非
通電時には外力に基づくロックシリンダ36の作動を規
制し、通電時には外力に基づくロックシリンダ36の作
動を許容する。
サ52a,52bから入力するパルス信号の位相のずれ
から走行用モータ25の回転方向が正転であるか逆転で
あるかを判断する。また、コントローラ55は、図示し
ないキースイッチがオンのときにロック用電磁弁38に
通電し、同じくオフのときに通電を停止する。
ル開度ACC、前進及び後進信号SF ,SR 、モータ回転
数NM に基づいて走行用モータ25を制御する走行制御
を行う。
進及び後進信号SF ,SR に基づいてアクセルレバー2
1が前進側及び後進側のいずれの側に操作されているか
を判断する。そして、アクセルレバー21が操作されて
いる側に応じてそのときのアクセル開度ACC及びモータ
回転数NM から回転方向及び目標駆動トルクTDTを設定
し、走行用モータ25をその目標駆動トルクTDTで運転
する。尚、コントローラ55は、前進及び後進信号SF
,SR 、アクセル開度ACC及びモータ回転数NM に対
応して目標駆動トルクTDTが設定されているマップを用
いて目標駆動トルクTDTを設定する。
は、アクセルレバー21の操作方向、アクセル開度ACC
及び車速に応じた走行用モータ25の回転方向及び駆動
トルクで駆動操舵輪12を駆動し、車両を走行させる。
ラ55は、アクセル開度ACC、前進及び後進信号SF ,
SR 及びモータ回転数NM に基づいて走行用モータ25
を制御するアクセルオフ回生制動制御を行う。
ローラ55は、前進信号SF を入力している状態で、ア
クセル開度ACCがモータ回転数NM に対応して設定され
ている値より小さくなったときに、そのアクセル開度A
CC及びモータ回転数NM に対応する目標制動トルクTBT
を設定する。即ち、この制動トルクは、走行用モータ2
5の回生制動によるトルクである。そして、走行用モー
タ25をその目標制動トルクTBTで運転する。尚、コン
トローラ55は、前進及び後進信号SF ,SR、アクセ
ル開度ACC及びモータ回転数NM に対応して目標制動ト
ルクTBTが設定されているマップを用いて目標制動トル
クTBTを設定する。
コントローラ55は、車両が前進中にアクセルレバー2
1が中立位置側に戻されたときに、そのときのアクセル
開度ACC及びモータ回転数NM に応じた走行用モータ2
5の制動トルクで駆動操舵輪12を制動し、車両を制動
する。
ントローラ55は、アクセル開度ACC、前進及び後進信
号SF ,SR及びモータ回転数NM に基づいて走行用モ
ータ25を制御するスイッチバック回生制動制御を行
う。
トローラ55は、モータ回転数NMから車両の進行方向
を判断する。そして、その進行方向に対応して入力して
いた前進信号SF 又は後進信号SR が他の信号に切り換
わったとき、そのときのアクセル開度ACC及びモータ回
転数NM に対応する目標制動トルクTBTを前記マップを
用いて設定し、走行用モータ25をその目標制動トルク
TBTで運転する。
て、コントローラ55は、車両が前進中にアクセルレバ
ー21が後進側にスイッチバック操作されたときに、そ
の後進側へのアクセル開度ACCに応じた走行用モータ2
5の制動トルクで駆動操舵輪12を制動し、車両を制動
する。
5は、アクセル開度ACC、後進信号SR 、モータ回転数
NM 及び操舵角θに基づいてロック用電磁弁38を制御
する後進加速時ロック制御を行う。
ラ55は、図10のフローチャートで示すように、ステ
ップ(以下単にSと表記する。)10〜S12で、操舵
角θが予め設定されている規制角範囲内の値であって、
かつ、後進信号SR を入力するとともにモータ回転数N
M が逆転である否かを判断する。この各条件が全て成立
するときには、S13で、アクセル開度ACC及びモータ
回転数NM に対応して設定する目標駆動トルクTDTが予
め設定されている基準トルク値TDSを超えているか否か
を判断する。そして、コントローラ55は、この各条件
が全て成立したときには、S14でロック用電磁弁38
への通電を停止し、各条件のいずれか1つでも成立しな
かったときには、S15でロック用電磁弁38への通電
を許容する。
よって駆動操舵輪12が上方に変位するようにサスペン
ション機構27が作動し易い操舵角θ=0の直進状態か
らの右操舵角範囲及び左側操舵角範囲に設定されてい
る。規制角範囲は、例えば操舵角θ=0から左操舵角θ
=−60°までと同じく右操舵角θ=80°までの操舵
角範囲に設定されている。
ータ25の駆動トルクによって駆動される駆動操舵輪1
2が、駆動力に対して路面から受ける反力によって上方
に変位するようにサスペンション機構27が作動して、
その輪重がある程度を超えて低下するときのトルク値で
ある。図9は、後進加速時における走行用モータ25の
駆動トルクに対する駆動操舵輪12の輪重の変化の一例
を示すグラフである。図9に示すように、駆動トルクの
増大にほぼ比例して駆動操舵輪12の輪重が減少する。
そこで、本実施形態では、駆動トルクが「0」のときの
輪重WD に対する輪重の低下分ΔWD の割合ΔWD /W
D が約5%となるときの駆動トルクのトルク値を基準ト
ルク値TDSとしている。即ち、基準トルク値TDSを5N
mとし、目標駆動トルクTDTがこの基準トルク値TDSを
超えるときに、ロック用電磁弁38への通電を停止す
る。尚、この基準トルク値TDSは、適宜変更可能であ
る。
トローラ55は、車両の後進力行時に、目標駆動トルク
TDTが基準トルク値TDSを超えるときには、駆動力に対
する路面からの反力によって駆動操舵輪12が上方に変
位するようにサスペンション機構27が作動する走行状
態であると判断する。そして、ロックシリンダ36の作
動を規制してサスペンション機構27の作動を規制し、
路面に対する駆動力による駆動操舵輪12の輪重の低下
を抑制する。
ーラ55は、アクセル開度ACC、前進信号SF 、モータ
回転数NM 及び操舵角θに基づいてロック用電磁弁38
を制御する前進中回生制動時ロック制御を行う。
トローラ55は、図11のフローチャートで示すよう
に、S20〜S22で、操舵角θが前記規制角範囲内の
値であって、かつ、前進信号SF を入力するとともに走
行用モータ25の回転方向が正転であるか否かを判断す
る。この各条件が全て成立するときには、S23で、ア
クセル開度ACC及びモータ回転数NM に対応して設定す
る目標制動トルクTBTが予め設定されている基準トルク
値TBSを超えるか否かを判断する。そして、コントロー
ラ55は、この各条件が全て成立したときにはS24で
ロック用電磁弁38への通電を停止し、各条件のいずれ
か1つでも成立しなかったときにはS25でロック用電
磁弁38への通電を許容する。
て、コントローラ55は、車両の前進中でのスイッチバ
ック制動時及びアクセルオフ制動時に、走行用モータ2
5の目標制動トルクTBTが基準トルク値TBSを超えると
きには、路面からの反力によって駆動操舵輪12が上方
に変位するようにサスペンション機構27が作動する走
行状態であると判断する。そして、ロックシリンダ36
の作動を規制してサスペンション機構27の作動を規制
し、路面に対する制動力による駆動操舵輪12の輪重の
低下を抑制する。
ラ55は、後輪回転数ND 、操舵角θ及びブレーキ信号
SB に基づいてロック用電磁弁38を制御するブレーキ
制動時ロック制御を行う。
ローラ55は、図12のフローチャートで示すように、
S30及びS31で、操舵角θが前記規制角範囲内の値
であり、かつ、後輪回転数ND が予め設定されている基
準回転数N0 を超えているか否かを判断する。この両条
件が共に成立したときには、S32で、ブレーキ信号S
B が消失したか否かを判断する。そして、コントローラ
55は、この各条件が全て成立したときにはS33でロ
ック用電磁弁38への通電を停止し、各条件のいずれか
1つが成立しなかったときにはS34でロック用電磁弁
38への通電を許容する。基準回転数N0 は、後輪ブレ
ーキ装置39によって駆動操舵輪12を制動しても、路
面から受ける反力によって駆動操舵輪12が上方に変位
するようにサスペンション機構27が作動し難く、駆動
操舵輪12の輪重が殆ど低下しない車速範囲の上限値を
基準にして設定されている。
コントローラ55は、車両が前進中にオペレータがブレ
ーキペダル23を踏むのを止めて後輪ブレーキ装置39
によってブレーキをかけたときに、ロックシリンダ36
の作動を規制してサスペンション機構27の作動を規制
し、路面に対する制動力による駆動操舵輪12の輪重の
低下を抑制する。
駆動操舵輪12が一旦ロックすると、車両が前進したま
まであってもコントローラ55は車両が前進中であるこ
とを判断できなくなる。そこで、本来は駆動輪12の輪
重が低下する前進中での制動時のみにサスペンション機
構27の作動を規制すればよいが、コントローラ55が
後輪回転数ND に基づいて車両が前進中であることを確
実に判断できないことから車両が後進中であってもサス
ペンション機構27の作動を規制する。
ークリフトの作用について説明する。キースイッチをオ
フからオンとすると、コントローラ55はロック用電磁
弁38に通電してサスペンション機構の作動を許容す
る。
に操作すると、コントローラ55はそのときのアクセル
開度ACC及びモータ回転数NM に対応する目標駆動トル
クTDTで走行用モータ25を運転する。その結果、車両
は、そのときのアクセル開度ACC及びモータ回転数NM
に応じた加速度で加速して前進走行する。同様に、アク
セルレバー21を後進側に操作するときには、アクセル
開度ACCに応じた車速で後進走行する。
アクセル開度ACC及びモータ回転数NM に対応する目標
駆動トルクTDTが基準トルク値TDSを超えると、コント
ローラ55がロック用電磁弁38への通電を停止する。
すると、ロックシリンダ36の作動が規制されてサスペ
ンション機構27の作動が規制され、駆動力に対して路
面から受ける反力によって駆動輪12が上方に変位しな
い。このため、車両を例えば後進発進させるときに駆動
輪12の輪重低下が抑制されて路面に対する駆動力が確
保される。
ているときにアクセルレバー21を前進側のままで中立
位置側に戻したとき、アクセル開度ACCがそのときのモ
ータ回転数NM に対応して設定されている値よりも小さ
くなると、コントローラ55は、そのときのアクセル開
度ACC及びモータ回転数NM に対応する目標制動トルク
TBTで走行用モータ25を運転する。その結果、車両
は、そのときのアクセル開度ACC及びモータ回転数NM
に応じた減速度で減速しながら前進走行する。
側のままで中立位置側に戻したとき、アクセル開度ACC
及びモータ回転数NM に対応して設定する目標制動トル
クTBTが基準トルク値TBSを超えると、コントローラ5
5はロック用電磁弁38への通電を停止する。すると、
ロックシリンダ36の作動が規制されてサスペンション
機構27の作動が規制され、制動力に対して路面から受
ける反力によって駆動操舵輪12が上方に変位しない。
このため、車両が前進中にアクセルレバー21を中立位
置側に戻すことによる回生制動時に、駆動輪12の輪重
の低下が抑制されて路面に対する制動力が確保される。
せているときにアクセルレバー21を前進側から後進側
にスイッチバック操作すると、コントローラ55は、そ
のときのアクセル開度ACC及びモータ回転数NM で設定
される目標制動トルクTBTで走行用モータ25を運転す
る。その結果、車両は、そのときのアクセル開度ACC及
びモータ回転数NM に応じた減速度で減速した後、アク
セル開度ACC及びモータ回転数NM に応じた加速度で加
速して後進走行する。
側から後進側にスイッチバック操作したとき、アクセル
開度ACC及びモータ回転数NM に対応して設定する目標
制動トルクTBTが基準トルク値TBSを超えると、コント
ローラ55はロック用電磁弁38への通電を停止する。
すると、ロックシリンダ36の作動が規制されてサスペ
ンション機構27の作動が規制され、制動力に対して路
面から受ける反力によって駆動操舵輪12が上方に変位
しない。このため、車両が前進中にアクセルレバー21
を後進側に操作することによるスイッチバック時に、駆
動輪12の輪重低下が抑制されて路面に対する制動力が
確保される。同様に、車両が後進中にアクセルレバー2
1を前進側に操作することによるスイッチバック時に、
駆動輪12の輪重低下が抑制されて路面に対する制動力
が確保される。
るときにブレーキペダル23を離すと、後輪ブレーキ装
置39が作動して駆動操舵輪12に制動がかかる。この
とき、後輪回転数ND が基準回転数NS を超える車速で
は、コントローラ55はロック用電磁弁38への通電を
停止する。すると、ロックシリンダ36の作動が規制さ
れてサスペンション機構27の作動が規制され、制動力
に対して路面から受ける反力によって駆動操舵輪12が
上方に変位しない。このため、車両が前進中にブレーキ
ペダル23を操作することによる制動時に、駆動輪12
の輪重低下が抑制されて路面に対する制動力が確保され
る。
クリフトのサスペンション制御装置によれば、以下の各
効果を得ることができる。 (1) 車両の後進加速時に、アクセル開度ACC及びモ
ータ回転数NM に対応して設定される走行用モータ25
の目標駆動トルクTDTが所定の基準トルク値TDSを超え
たときにロックシリンダ36によってサスペンション機
構27の作動を規制する。従って、車両の後進加速時
に、発進時のように駆動操舵輪12の駆動力が大きいと
きにはその輪重が低下しないようにして路面に対する駆
動力を確保し、駆動力が小さいときにはサスペンション
機構27の作動による乗り心地を確保することができ
る。
の回生制動(アクセルオフ回生制動、スイッチバック回
生制動)によって駆動操舵輪12を制動するとき、アク
セル開度ACC及びモータ回転数NM に対応して設定され
る走行用モータ25の目標制動トルクTBTが所定の基準
トルク値TBSを超えたときにサスペンション機構27の
作動を規制する。従って、車両の前進中での制動時に、
駆動輪12の制動力が大きいときにはその輪重が低下し
ないようにして路面に対する制動力を確保し、制動力が
小さいときには乗り心地を確保することができる。
39によって駆動輪12を制動するとき、後輪回転数N
M が基準回転数NS を超えているときにはサスペンショ
ン機構27の作動を規制する。従って、車両の前進中で
の後輪ブレーキ装置39による制動時に、駆動輪12の
制動力が大きいときにはその輪重が低下しないようにし
て路面に対する制動力を確保し、制動力が小さいときに
は乗り心地を確保することができる。
操舵角θが、駆動操舵輪12が路面から受ける反力によ
って上方に変位するようにサスペンション機構27が作
動し易い規制角範囲内にあるときにのみ行うようにし
た。従って、車両の旋回時に操舵角θが相対的に小さく
上記各条件が成立すると輪重が低下し易い状態では、サ
スペンション機構27の作動が禁止されて路面に対する
駆動力又は制動力が確保される。一方、車両の旋回時に
操舵角が相対的に大きく上記各条件が成立しても輪重が
低下し難い状態では、サスペンション機構27の作動が
許容されて車両の乗り心地が確保される。
舵輪12の前方に設けられた第1回動軸30によって駆
動輪12を支持するサスペンション機構27によって、
運転席18の床面を従来より低くすることができる。し
かも、車両の後進加速時や前進中での制動時に駆動力又
は制動力が損なわれないようにすることができる。
を列挙する。 ○ 上記実施形態で、車両の後進加速時にサスペンショ
ン機構27の作動を常時規制してもよい。また、前進中
の回生制動時にサスペンション機構27の作動を常時規
制してもよい。また、前進中のブレーキペダル23の操
作による制動時に、車速が「0」でないときに常時サス
ペンション機構27の作動を規制してもよい。この各場
合にも、駆動輪12の輪重低下を防止して駆動力及び制
動力を確保することができる。
に代えて緩衝用シリンダを設けることにより、駆動操舵
輪12が上方に変位するときのサスペンション機構27
の動作速度を速度制限してもよい。この場合には、車両
の後進加速時又は前進中の制動時に、駆動輪12の輪重
低下を抑制して駆動力及び制動力を確保することができ
る。
トの後輪が駆動操舵輪のみであって、サスペンション機
構が駆動操舵輪のみを支持するものであってもよい。 ○ 上記実施形態で、サスペンション機構は、車両前後
方向に延びる回動軸で、ドライブユニットサポート28
を車両前後方向に直交する平面上の軌道で揺動させるも
のであってもよい。この場合には、大きな操舵角での旋
回時に、駆動輪12の輪重低下を防止して駆動力及び制
動力を確保することができる。
支持するサスペンション機構に限らず、その他の産業車
両においてほぼ水平に延びる回動軸によって駆動操舵輪
又は駆動輪をその軸線方向に直交する平面上の軌道で揺
動させるように支持するサスペンション機構の制御装置
に実施してもよい。この場合にも、駆動操舵輪又は駆動
輪の輪重低下を抑制して駆動力又は制動力を確保するこ
とができる。
後方に設けた構造のサスペンション機構の制御装置に実
施する。この場合には、車両の前進力行時と、後進中で
の制動時にサスペンション機構の作動を規制すること
で、駆動輪の輪重低下を抑制して駆動力又は制動力を確
保することができる。
技術的思想をその効果とともに記載する。 (1) 請求項4に記載の産業車両のサスペンション制
御装置において、前記駆動操舵輪を駆動する走行用モー
タは、アクセル操作手段の操作量(アクセル開度ACC)
とモータ回転数(NM )とによって目標駆動トルクが設
定される交流誘導モータであって、前記走行状態検出手
段は、前記目標駆動トルクが前記基準トルク値に対応す
る前記モータの駆動トルク値(基準トルク値TDS)を超
えていることで前記走行状態であると判断することを特
徴とする産業車両のサスペンション制御装置。
ペンション制御装置において、前記駆動操舵輪を駆動す
る走行用モータは、アクセル操作手段の操作量(アクセ
ル開度ACC)とモータ回転数(NM )とによって目標制
動トルクが設定される交流誘導モータであって、前記走
行状態検出手段は、前記目標制動トルクが前記基準トル
ク値に対応する前記モータの制動トルク値(基準トルク
値TBS)を超えていることで前記走行状態であると判断
することを特徴とする産業車両のサスペンション制御装
置。
(1),(2)のいずれか一項に記載の産業車両のサス
ペンション制御装置を備えた産業車両。 (4) 請求項2〜請求項9及び上記(1),(2)の
いずれか一項に記載の産業車両のサスペンション制御装
置によって、後輪を構成する駆動操舵輪及びキャスタを
互いに逆向きに上下変位可能に支持するサスペンション
機構の作動を制御するリーチ型フォークリフトトラッ
ク。
ば、ほぼ水平に延びる回動軸によって駆動操舵輪をその
軸線方向に直交する平面上の軌道で往復変位させるサス
ペンション機構を備えた産業車両において、路面から駆
動輪が受ける反力によるサスペンション機構の作動によ
って駆動輪の輪重が低下し難いようにすることができ
る。
装置を示すブロック図。
面図。
ート。
ト
図。
ク、12…駆動輪としての駆動操舵輪、13…キャス
タ、18…運転席、23…ブレーキ操作手段としてのブ
レーキペダル、25…走行用モータ、27…サスペンシ
ョン機構、30…回動軸としての第1回動軸、36…作
動制限手段を構成するロックシリンダ、38…同じくロ
ック用電磁弁、39…駆動輪ブレーキ手段としての後輪
ブレーキ装置、50…走行状態検出手段を構成するアク
セル開度センサ、51a,51b…同じく方向検出スイ
ッチ、52a,52b…同じくモータ回転数センサ、5
3…操舵角検出手段としての操舵角センサ、54…走行
状態検出手段を構成するブレーキ作動検出スイッチ、5
5…走行状態検出手段を構成する作動制御手段としての
コントローラ、TBT…制動トルクとしての目標制動トル
ク、TBS…基準トルク値、TDT…駆動トルクとしての目
標駆動トルク、TDS…基準トルク値、θ…操舵角。
Claims (9)
- 【請求項1】 ほぼ水平に延びる回動軸によって駆動輪
をその軸線方向に直交する平面上の軌道で往復変位させ
るように該駆動輪を支持するサスペンション機構の作動
を許容又は速度制限若しくは規制可能な作動制限手段
と、 車両の走行状態が、路面から受ける反力によって前記駆
動輪が上方に変位するように前記サスペンション機構を
作動させる走行状態であることを検出する走行状態検出
手段と、 前記走行状態検出手段が前記走行状態を検出したことに
基づき、前記作動制限手段を制御して前記サスペンショ
ン機構の作動を速度制限又は規制して前記走行状態に起
因する前記駆動輪の輪重の低下を抑制する作動制御手段
とを備えたことを特徴とする産業車両のサスペンション
制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の産業車両のサスペンシ
ョン制御装置において、 前記駆動輪は駆動操舵輪であって、 前記サスペンション機構は、リーチフォークリフトの後
輪を前記駆動操舵輪と共に構成するキャスタと前記駆動
操舵輪とを互いに逆向きに上下変位可能に支持するとと
もに、車体後部の重量変化に伴う該駆動操舵輪の輪重変
化を抑制するように構成されていることを特徴とする産
業車両のサスペンション制御装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の産業車両のサスペンシ
ョン制御装置において、 前記回動軸は、前記駆動操舵輪の前方に設けられたもの
であって、 前記走行状態検出手段は、前記走行状態として車両が後
進加速状態であることを検出することを特徴とする産業
車両のサスペンション制御装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の産業車両のサスペンシ
ョン制御装置において、 前記走行状態検出手段は、車両の後進加速時における前
記走行状態を駆動操舵輪の駆動トルクが予め設定された
基準トルク値を超えていることで検出し、 前記作動制御手段は、前記駆動トルクが前記基準トルク
値を超えているときに前記サスペンション機構の作動を
速度制限又は規制することを特徴とする産業車両のサス
ペンション制御装置。 - 【請求項5】 請求項2に記載の産業車両のサスペンシ
ョン制御装置において、 前記回動軸は、前記駆動操舵輪の前方に設けられたもの
であって、 前記走行状態検出手段は、前記走行状態として車両が前
進中に前記駆動操舵輪が制動されている状態であること
を検出することを特徴とする産業車両のサスペンション
制御装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の産業車両のサスペンシ
ョン制御装置において、 前記駆動操舵輪の制動は、該駆動操舵綸を駆動する走行
用モータの回生制動によるものであることを特徴とする
産業車両のサスペンション制御装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の産業車両のサスペンシ
ョン制御装置において、 前記走行状態検出手段は、前進中での制動時における前
記走行状態を前記駆動操舵輪の制動トルクが予め設定さ
れた基準トルク値を超えていることで検出し、前記作動
制御手段は、前記制動トルクが前記基準トルク値を超え
ているときに前記サスペンション機構の作動を速度制限
又は規制することを特徴とする産業車両のサスペンショ
ン制御装置。 - 【請求項8】 請求項5に記載の産業車両のサスペンシ
ョン制御装置において、 前記駆動操舵輪の制動は、運転席に設けられたブレーキ
操作手段によって操作される駆動輪ブレーキ手段の作動
によるものであることを特徴とする産業車両のサスペン
ション制御装置。 - 【請求項9】 請求項2〜請求項8のいずれか一項に記
載の産業車両のサスペンション制御装置において、 前記駆動操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段を備
え、 前記作動制御手段は、路面から受ける反力によって前記
駆動操舵輪が上方に変位するように前記サスペンション
機構が作動し易い予め設定された操舵角範囲内に前記駆
動操舵輪の操舵角があるときにのみ前記サスペンション
機構の作動を速度制限又は規制することを特徴とする産
業車両のサスペンション制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000219529A JP3678123B2 (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | 産業車両のサスペンション制御装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP (1) | JP3678123B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017065282A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | ヤマハ発動機株式会社 | 鞍乗型電動車両 |
KR20200046277A (ko) * | 2018-10-24 | 2020-05-07 | 현대자동차주식회사 | 차량의 휠 속도 추정 장치 및 방법 |
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